JP2011082633A - 電子機器およびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部入力機器と外部出力機器との間の接続切替を好適に行う。
【解決手段】複数のデータ入力部と複数のデータ出力部との間に配置されるプログラマブル回路部と、プログラマブル回路部を制御する制御部とを備える電子回路において、制御部は、外部出力機器が接続されているデータ出力部の個数を計数する計数手段と、当該個数と同数の中継回路をプログラマブル回路内に生成する生成手段と、データ出力部に接続された外部出力機器とデータ入力部に接続された外部入力機器との各々から特性情報を取得する取得手段と、取得された特性情報に基づいて外部出力機器が接続されているデータ出力部と外部入力機器が接続されているデータ入力部とを中継回路を介して接続する接続手段と、を備える。
【選択図】図3
【解決手段】複数のデータ入力部と複数のデータ出力部との間に配置されるプログラマブル回路部と、プログラマブル回路部を制御する制御部とを備える電子回路において、制御部は、外部出力機器が接続されているデータ出力部の個数を計数する計数手段と、当該個数と同数の中継回路をプログラマブル回路内に生成する生成手段と、データ出力部に接続された外部出力機器とデータ入力部に接続された外部入力機器との各々から特性情報を取得する取得手段と、取得された特性情報に基づいて外部出力機器が接続されているデータ出力部と外部入力機器が接続されているデータ入力部とを中継回路を介して接続する接続手段と、を備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、デジタルデータの伝送技術に関するものであり、特に、デジタル動画像信号およびデジタル音声信号の中継技術に関するものである。
デジタル化されたAV(Audio-Visual)データを伝送するための規格としてHDMI(High-Definition Multimedia Interface)規格がある。HDMI規格においては、機器の制御を目的とした非同期シリアルライン(CEC:Consumer Electronics Control)が用いられている。CECでは、HDMIアドレス=0を割り当てられた表示装置がマスタとなり、当該マスタが、HDMIアドレスにゼロ以外を付与された機器(スレーブ)を制御する。
HDMI規格に準拠した入出力端子を具備した従来の中継機器では、複数のHDMI入力から選択された任意の1つと複数のHDMI出力から選択された任意の1つとを1対1に対応付け中継を行なっている。また、特許文献1には、HDMI表示装置のHDMIアドレスをゼロ以外の値に設定可能な手段を設け、複数のHDMI表示装置に同一又は異なるコンテンツを同時に出力する技術が開示されている。具体的には、CECを用いて、接続されている複数の表示装置に対して、特定の1台を除いて、強制的にHDMIアドレスの値をゼロ以外の値に設定し、更にHDMIアドレスをダイナミックに変更可能とすることにより実現している。
ところで、メインTVと複数のサブTVが存在する環境において、サブTVのHDMIアドレスは、規格上ゼロ以外の値に設定しなければならない。しかしHDMIアドレス=0のHDMI機器が、メインTVであり、同一HDMIネットワーク内で、HDMIアドレスの重複は許されていない。そのため、メインTVの物理特性情報であるEDIDを取得は、HDMIスレーブが、HDMIマスタに対して要求することにより、HDMIマスタから出力されるものであり、サブTVのEDIDを取得するには、サブTVをメインTV(HDMIアドレス=0)、メインTVをサブTV(HDMIアドレスがゼロ以外の値)に変更する必要がある。
しかしながら、HDMIアドレスを動的に変更した場合、マスタであるメインTVが物理的に変更されているため、HDMIネットワーク再構成の実施が必須となる。ここで、HDMIネットワークの再構成とは、データ伝送に先立って実行される、マスタとスレーブとの間で行なわれる一連の初期化動作を意味する。具体的には、マスタがスレーブの接続状態を検索し、HDMIアドレスを決定する。そして、スレーブがマスタ(表示装置)の特性情報(EDID:Extended display identification data)を取得し、マスタは、各スレーブの物理特性情報を取得する動作である。
このHDMIネットワークの再構成が実施されると、一時的に画像や音声が途切れるという現象が不可避であるという問題がある。さらに、表示装置が、HDMIアドレスを動的に変更可能に構成されている必要がある。また、メインTVとサブTVとのHDMIアドレスを同時に変更するための制御手段を設けることが必須となる。そのため、使用可能な表示装置が限定されるという問題がある。
また、特許文献1に記載の技術においては、サブTVのHDMIアドレスをゼロ以外の値に設定するため、同一ネットワーク上に接続されているHDMI機器は、一部の表示装置を表示装置として認識しない。そのため、表示装置として認識されない表示装置のEDIDを取得することができない。
本発明は上述の問題点に鑑みなされたものであり、上述の1以上の問題点を解決することを目的としている。
上述の問題点を解決するために、本発明の電子機器は以下の構成を備える。すなわち、各々が外部入力機器からデータを入力するよう構成された複数のデータ入力部と、各々が外部出力機器にデータを出力するよう構成された複数のデータ出力部と、前記複数のデータ入力部と前記複数のデータ出力部との間に配置されるプログラマブル回路部と、該プログラマブル回路部を制御する制御部と、を備える電子回路において、前記制御部は、外部出力機器が接続されている前記データ出力部の個数を計数する計数手段と、前記計数手段によって計数された前記個数と同数の中継回路を前記プログラマブル回路内に生成する生成手段と、前記データ出力部に接続された外部出力機器と前記データ入力部に接続された外部入力機器との各々から特性情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された特性情報に基づいて、外部出力機器が接続されている前記データ出力部と外部入力機器が接続されている前記データ入力部とを前記中継回路を介して接続する接続手段と、を備える。
本発明によれば、上述の1以上の問題点を解決可能とする技術を提供することができる。
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態はあくまで例示であり、本発明の範囲を限定する趣旨のものではない。
(第1実施形態)
本発明に係る電子機器の第1実施形態として、HDMI規格に準拠した外部機器を相互に接続する接続切替装置(以下、AVシステムと呼ぶ)を例に挙げて説明する。
本発明に係る電子機器の第1実施形態として、HDMI規格に準拠した外部機器を相互に接続する接続切替装置(以下、AVシステムと呼ぶ)を例に挙げて説明する。
<装置構成>
図1は、第1実施形態に係るAVシステム1011のブロック構成図である。なお、図1においては、AVシステム1011の入力側に、外部入力機器である、カムコーダ1008、コンピュータ1009、DVDプレーヤ1010が接続されている。また、AVシステム1011の出力側に、外部出力機器である、表示装置1001〜1003が接続されている。
図1は、第1実施形態に係るAVシステム1011のブロック構成図である。なお、図1においては、AVシステム1011の入力側に、外部入力機器である、カムコーダ1008、コンピュータ1009、DVDプレーヤ1010が接続されている。また、AVシステム1011の出力側に、外部出力機器である、表示装置1001〜1003が接続されている。
AVシステム1011は、外部入力装置と接続しデータを入力するための入力セレクタ1005、外部出力装置と接続しデータを出力するための出力セレクタ1004、を備えている。また、AVシステム1011は、入力セレクタ1005と出力セレクタ1004との間に配置されたプログラマブル回路1006(プログラマブル回路部)、および、入力セレクタ1005、出力セレクタ1004、プログラマブル回路1006を制御する制御装置1007(制御部)を備えている。なお、以下では、出力セレクタ1004の外部機器側のインタフェースである出力端子(データ出力部)と呼ぶ。また、入力セレクタ1005の外部機器側のインタフェースである入力端子(データ入力部)と呼ぶ。
ここで、プログラマブル回路とは、ハードウェア的な設定変更、又はソフトウェア的な設定変更により、回路および処理機能を変更可能な回路のことを示している。ハードウェア的な設定変更はディップスイッチの設定変更等を含み、ソフトウェア的な設定変更は、プログラムの変更、レジスタ設定値の変更等を含む。プログラマブル回路は、一般的には、DSP、FPGAなどにより構成される。
<装置の動作>
・接続された表示装置の検出
図9は、第1実施形態に係るAVシステム1011の動作フローチャートである。特に、接続された表示装置の検出動作に関する動作を示している。なお、以下の動作は、制御装置1007により実行される。
・接続された表示装置の検出
図9は、第1実施形態に係るAVシステム1011の動作フローチャートである。特に、接続された表示装置の検出動作に関する動作を示している。なお、以下の動作は、制御装置1007により実行される。
ステップS901では、AVシステム1011のHDMI出力端子の数Nをセットする。なお、出力端子(データ出力部)は、出力セレクタ1004の外部機器側のインタフェースである。また、ステップS902では、外部出力機器(表示装置)が接続された出力端子の数Sの初期化(S=0)を行なう。そして、以下で説明するステップS903〜ステップ907により、外部出力機器(表示装置)が接続された出力端子の数Sを計数する。
ステップS903では、N=0であるか否かを判定する。N=0でない場合はステップS904に進み、外部出力装置(表示装置)の検出を行なう。一方、N=0の場合は外部出力装置(表示装置)が接続されることは無いので、初期値であるS=0のままステップS908に進む。
ステップS904では、各HDMI出力端子のホットプラグ(HPD)ピンのレベル(HighまたはLow)を検出する。そして、HPDピンがHighレベルと判定された出力端子には、有効な表示装置が接続されていると判定し、カウンタSをインクリメントする(S905)。一方、HPDピンがLowレベルと判定された出力端子には、有効な表示装置が接続されていないと判定し、S906に進む。
ステップS906では、Nをデクリメントし、ステップS907では、全ての出力端子に対して検出動作を実行したか否かを判定する。ここでは、N≦0であるか否かにより判定する。全ての出力端子に対して検出動作を実行した場合、ステップS908に進み、まだ検出動作を実行していない出力端子がある場合、ステップS904に戻る。
ステップS908では、上述の判定の結果、有効な表示装置が接続されていると判定されたHDMI出力コネクタを特定する情報(例えば、HDMI出力コネクタに付与されたシリアル番号等)と、有効な表示装置の個数(S)を図1の1007で示す制御装置に通知する。
・HDMIリピータ回路の生成
上述の、表示装置の検出の後、1007の制御装置は、相互に独立したHDMIリピータ回路(中継回路)をプログラマブル回路内部に生成するためのコンフィグレーション・プログラムをプログラマブル回路1006に送信する。特に、第1実施形態では、コンフィグレーション・プログラムは、接続された表示装置の個数(S)と同数のHDMIリピータ回路を生成するよう構成されている。
上述の、表示装置の検出の後、1007の制御装置は、相互に独立したHDMIリピータ回路(中継回路)をプログラマブル回路内部に生成するためのコンフィグレーション・プログラムをプログラマブル回路1006に送信する。特に、第1実施形態では、コンフィグレーション・プログラムは、接続された表示装置の個数(S)と同数のHDMIリピータ回路を生成するよう構成されている。
したがって、接続された表示装置が1台(S=1)であれば、図2のように1つのHDMIリピータ回路をプログラマブル回路1006内に生成する。そして、接続されている表示装置が2台(S=2)であれば、図3のように2つのHDMIリピータ回路をプログラマブル回路1006内に生成する。
第1実施形態では、図1に示したように3台(S=3)の表示装置が接続されているため、図4のように、3つのHDMIリピータ回路をプログラマブル回路1006内に生成する。上述したように、プログラマブル回路1006内に生成された3つのHDMIリピータ4100、4200、4300は、互いに独立しており、出力セレクタ4004を介して表示装置4001、4002、4003と接続される。
・物理特性情報(EDID)に基づく接続組み合わせの決定
また、有効な表示装置が接続されていると判定された出力端子を特定する情報と、検出された有効な表示装置の数(S)と、を受信した制御装置1007は、以下に示す動作により、各表示装置からEDIDを取得する。EDIDとは、表示装置の機種名や設定値を送り側装置(ここでは、AVシステム)に伝える表示装置独自のIDのことで、具体的には、各表示装置の解像度やフレームレート等の、取り扱い可能なデータのフォーマット情報のことである。
また、有効な表示装置が接続されていると判定された出力端子を特定する情報と、検出された有効な表示装置の数(S)と、を受信した制御装置1007は、以下に示す動作により、各表示装置からEDIDを取得する。EDIDとは、表示装置の機種名や設定値を送り側装置(ここでは、AVシステム)に伝える表示装置独自のIDのことで、具体的には、各表示装置の解像度やフレームレート等の、取り扱い可能なデータのフォーマット情報のことである。
HDMI規格において、EDIDは、8bit単位でシリアルデータ化された後、第15番pinのSCL(Serial Clock)に同期させて、第16番pinのSDA(Serial Data)を使って伝送される。SDAとSCLによるシリアル通信は、フィリップス社が提唱するI2C(Inter-Integrated Circuit)バスに準拠した通信で、マスタ機器とスレーブ機器との間で実施されるもので、通信モードは、マスタ機器が特定のスレーブ機器に送信するマスタライト(Master Write)モードと、マスタ機器が特定のスレーブ機器から受信するマスタリード(Master Read)モードと、の2種類となる。
第1実施形態においては、AVシステム1011がマスタ機器となり、表示機器1001〜1003がスレーブ機器となる。そして、制御装置1007が、各表示装置を1台づつスレーブ機器に指定し、マスタリードモードでEDIDを取得する。表示装置からEDIDを取得する手順は、入力機器から物理特性情報を取得する手順と併せて、図10を参照して後で説明する。なお、ここで、物理特性情報とは、入力機器が取り扱うことが出来る映像信号の特性を示す情報であり、例えば、解像度、フレームレート、スキャンモード(プログレッシブ/インターレース)等を挙げることが出来る。
表示装置1001〜1003からEDIDを取得した1007の制御装置は、取得したEDIDに基づいて、表示装置1001〜1003の各々における、最高解像度、最高フレームレート、プログレッシブ・スキャンの可否、を判定する。
CECは制御信号であり、データ線のみを用いた非同期のシリアル通信である。そのため、図4に示すように、4001のAVシステムに3台の表示装置4001〜4003と、3台の入力装置4008〜4010が、接続された状態である場合、CEC制御線の接続構成として幾つかのパターンを考えることが出来る。ここでは、図7に示すCECの接続構成を例にとって説明する。
図7において、7001は3台の表示装置を示しており、7002は3台の入力装置を示している。また、7003は各表示装置に対する専用CEC端子群であり、7004は各入力装置に対する専用CEC端子群である。7007は出力セレクタであり、7008は入力セレクタである。
各入力機器からの物理特性情報の取得は、CECメッセージのフォーマットにしたがって実施される。具体的には、図6の6001に示すように、オペコード(Opecode)部に0x89(8bit値)をセットし、メーカの独自の命令セットや設定情報を伝送する。
上述したように、CECメッセージフォーマットにおけるオペランド部は、10bitの領域で、先頭の8bitがオペコード、続く1bitがEOM(End Of Message)、の計9bitを送信する。受信側では、送信された9bitを正常に受信したら、Ack=”0”(1bit値)を返信するというものである。データのフォーマットは、I2Cバスにおける信号に似ている。ただし、CECは非同期通信、I2Cは同期通信であるところが大きく異なる点である。
CECメッセージフォーマット(図6参照)では、まず送信側が、通信開始を示すスタートビット6008(1bit値)を送信する。続いて、図6の6009に示すヘッダ部の先頭8bit(送り側アドレス(4bit)+宛先アドレス(4bit))にメッセージの最後であるか否かを表すEOM(1bit値)6006を加えた合計9bitのメッセージを送信する。受信側(宛先アドレス)では、送信された9bitを正常に受信すると、6007で示すAck=”0”(1bit値)を送信する。
送信側では、6007で示すAck=”0”(1bit値)を受信すると、これ以降、送信側から送信されるデータが、メーカ独自(CEC規格外)の情報であることを示すオペコード=0x89(8bit値)6001にEOM(1bit値)6010を加えた計9bitを受信側へ送信する。受信側では、送信された9bitを正常に受信すると、と同様にAck=”0”(1bit値)6011を送信する。
6001で示すオペコード=0x89に対応するAck=”0”(1bit値)6011を送信側が受信すると、メーカ独自情報(命令セットや設定情報)を8bit単位で分割し、分割した先頭の8bitデータ6002にEOM(1bit値)6012を加えた計9bitを受信側へ送信する。受信側では、メーカ独自情報の先頭8bitを含む9bitを正常に受信すると、同様にAck=”0”(1bit値)6013を送信する。
そして、メーカ独自情報の先頭8bitを含む9bitに対するAck=”0”(1bit値)を送信側が受信するというサイクルをメーカ独自情報の送信完了まで繰り返す。なお、メーカ独自情報の最後の8bitの送信は、EOMの値を”1”にセットする(6014)ところが異なる。メーカ独自情報の最後の8bit+EOMの1bitの計9bitを正常に受信した受信側からAck=”0”(1bit値)(6015)を送信側が受信した時点で、メーカ独自情報の送信が完了する。
送信側が、データ(オペコード+EOMの計9bit)を送信してから予め設定された任意の時間内にAck=”0”(1bit値)を受信しなかった場合、リトライ(すなわち、同じメッセージ(8bit)とEOM(1bit)の計9bitの再送信)を実施する。
リトライには、繰り返し回数の上限値が設定され得る。リトライの回数が、繰り返し回数の上限値に達した場合、Ack=”0”(1bit値)が受信できなくても次のメッセージ送信に移行する。なお、CECの規定では、リトライ回数を5回と規定している。
入力機器1008〜1010と表示装置1001〜1003との接続の組合せは任意である。そのため、1004の出力セレクタおよび1005で示す入力セレクタをユーザーが任意に制御することにより所望の組合せに設定することが出来る。また、予めデフォルト設定を用意し、ユーザーからの設定変更が無い場合は、当該デフォルト設定の組合せを有効にしてもよい。
入力機器1008〜1010が、メーカ独自コマンド対応の機器である場合、メーカ独自コマンド伝送機能を各入力機器に対して適用するように1007制御装置をプログラムしてもよい。
この場合、図6に示すCECメッセージのアドレス部6009において、
送信先(Destination)アドレス = AVシステムのアドレス
送信元(Source)アドレス = 各入力機器(1008〜1010)のアドレス
となる。また、6004で示すオペコードは、各入力機器から出力される映像信号および音声信号の物理特性情報の出力命令となる。さらに、それ以降のオペコードは、各入力機器が出力する映像信号、音声信号の物理特性情報となる。
送信先(Destination)アドレス = AVシステムのアドレス
送信元(Source)アドレス = 各入力機器(1008〜1010)のアドレス
となる。また、6004で示すオペコードは、各入力機器から出力される映像信号および音声信号の物理特性情報の出力命令となる。さらに、それ以降のオペコードは、各入力機器が出力する映像信号、音声信号の物理特性情報となる。
上述の処理を実施するよう1007の制御装置にプログラムし、取得した物理特性情報に基づいて各入力機器と各表示装置との接続の組み合わせを決定するよう構成してもよい。たとえば、物理特性情報に示される映像信号の仕様(画像サイズ、フレームレート等)が一致するような組み合わせを決定する。そして、決定した組み合わせに基づいて、入力セレクタ4005および出力セレクタ4004を制御するように制御装置4007をプログラムしてもよい。
図10は、第1実施形態に係るAVシステム1011の動作フローチャートである。特に、入力セレクタと出力セレクタの設定動作を示している。以下では、初期状態において、4007の制御装置は、接続されている各入力機器、表示装置(図7の7001および7002)の物理特性(仕様)が不明であると仮定する。
ステップS1001では、4007の制御装置は、4007の制御装置は、各入力機器、表示装置(7001,7002)の物理特性情報を取得するために、まず7007に示す出力セレクタと、7008に示す入力セレクタを全て接点(4)側に切り替える。
ステップS1002では、4007の制御装置は、7003の専用CEC端子群(1)〜(3)を介して、各表示装置に対して物理特性情報(EDID)出力要求を送信する。7003の専用CEC端子群の各端子は、7007の出力セレクタを経由して、7001に含まれる各表示装置に接続される。
図7の接続においては、各表示装置と制御装置4007とは、それぞれ一対一の関係で接続されている。例えば、7003の専用CEC端子群の端子(3)からプロジェクタ7001aに対して送信されたCECデータは、プロジェクタ7001bおよび7001cにより受信されることはない。したがって、各表示装置に共通なCECデータは、7003の専用CEC端子群(1)〜(3)に同一データを送出すれば良い。
ステップS1003では、4007の制御装置は、7004の専用CEC端子群の各端子(4)〜(6)を介して、各入力装置に対して物理特性情報(EDID)出力要求を送信する。
ステップS1004では、各表示装置および各入力装置は、4007の制御装置から送信された物理特性情報(EDID)出力要求を受信したか否かを判定する。そして、物理特性情報(EDID)出力要求を受信したと判定した場合、ステップS1005において自身の物理特性情報(EDID)を制御装置4007に送信する。なお、物理特性情報(EDID)の取得の詳細については、既に説明したため、ここでは省略する。
ステップS1006では、制御装置4007は、接続されている全ての各表示装置および各入力装置から物理特性情報(EDID)を受信したか否かを判定する。接続されている全ての各表示装置および各入力装置から物理特性情報(EDID)を受信したと判定した場合、ステップS1007に進む。
ステップS1007では、制御装置4007は、取得した各表示装置および各入力装置から物理特性情報(EDID)に基づいて、接続の組み合わせを算出する。そして、ステップS1008では、ステップS1007で算出した組み合わせを満たすように、入力セレクタ4005および出力セレクタ4004を制御する。
図8は、入力セレクタおよび出力セレクタの制御後の状態を示す図である。具体的には、以下の組み合わせで接続するよう制御する。
1)表示装置4001と入力装置(DVDプレーヤ)4010
2)表示装置4002と入力装置(カムコーダ)4008
3)表示装置4003と入力装置(PC)4009
図7と同様、説明を分かり易くするために、HDMIリピータを省略した図となっている。ただし、実際には、図4に示すように各入力装置、表示装置のペアの間にHDMIリピータが1つ介在するように構成されている。表示装置と入力装置のペアリングは、4007の制御装置の制御により、7007の出力セレクタおよび7008の入力セレクタを制御することにより実現されるが、任意の手段により、意図的にペアリングを手動(強制)変更することも可能である。各表示装置および各入力装置のペアリングに関する情報は、4007の制御装置の管理下にある任意の記憶手段に記憶・保持される。
2)表示装置4002と入力装置(カムコーダ)4008
3)表示装置4003と入力装置(PC)4009
図7と同様、説明を分かり易くするために、HDMIリピータを省略した図となっている。ただし、実際には、図4に示すように各入力装置、表示装置のペアの間にHDMIリピータが1つ介在するように構成されている。表示装置と入力装置のペアリングは、4007の制御装置の制御により、7007の出力セレクタおよび7008の入力セレクタを制御することにより実現されるが、任意の手段により、意図的にペアリングを手動(強制)変更することも可能である。各表示装置および各入力装置のペアリングに関する情報は、4007の制御装置の管理下にある任意の記憶手段に記憶・保持される。
各表示装置および各入力装置はHDMIリピータを介して接続されると、接続された表示装置および入力装置との間でHDMIコンフィグレーションが実施される。具体的には、4001の表示装置はHDMIアドレス=”0”、4010のDVDプレーヤには、再生装置を示す”4”,”8”,”11”のいずれか1つの値が割り当てられる。同様に、表示装置4002と入力機器(カムコーダ)4008との間、表示装置4003と入力機器(PC)4009との間でもHDMIコンフィグレーションが実施される。ただし、入力機器(カムコーダ)4008には、HDMIアドレス=”1”,”2”,”9”(録音機器)又は、HDMIアドレス=”4”,”8”,”11”(再生機器)のいずれか1つの値、入力機器(PC)4009には、現状割り当てが決められていないHDMIアドレス=”12”,”13”,”15”のいずれかが割り振られる。
上述したように、各表示装置と各入力機器との組み合わせは独立している。つまり、表示装置4001は、入力機器4010(DVDプレーヤ)とは接続されている(通信可能)が、カムコーダ4008およびPC4009とは接続されておらず通信不能である。同様に表示装置4002は、PC4009およびDVDプレーヤ4010と非接続(通信不能)である。更に、表示装置4003は、カムコーダ4008およびDVDプレーヤ4010と非接続(通信不能)である。そのため、全ての表示装置についてHDMIアドレス=0と設定することが可能となる。
なお、図4においては、プログラマブル回路4006内にはHDMIリピータのみ含まれるように示されている。しかし、CPU内蔵のFPGAやDSPを採用することにより、プログラマブル回路4006内に制御装置4007を含む構成としても良い。さらに、プログラマブル回路4006内に入力セレクタ4006および出力セレクタ4004を含むよう構成してもよい。
以上説明したとおり本実施形態によれば、表示装置と入力装置との接続を独立したHDMIネットワークとして構成することが可能となる。それにより、接続された表示装置のHDMIアドレスを変更することなく、入力装置は表示装置のEDIDを取得することができる。また、複数の表示装置のHDMIアドレスを強制変更するといった特殊な機能を表示装置側に要求することもないという利点がある。
また、プログラマブル回路4006内に画像処理回路を配置あるいは生成し、外部入力機器から入力された画像データ(動画像データを含む)を処理させるよう構成してもよい。
Claims (6)
- 各々が外部入力機器からデータを入力するよう構成された複数のデータ入力部と、各々が外部出力機器にデータを出力するよう構成された複数のデータ出力部と、前記複数のデータ入力部と前記複数のデータ出力部との間に配置されるプログラマブル回路部と、該プログラマブル回路部を制御する制御部と、を備える電子機器であって、
前記制御部は、
外部出力機器が接続されている前記データ出力部の個数を計数する計数手段と、
前記計数手段によって計数された前記個数と同数の中継回路を前記プログラマブル回路内に生成する生成手段と、
前記データ出力部に接続された外部出力機器と前記データ入力部に接続された外部入力機器との各々から特性情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された特性情報に基づいて、外部出力機器が接続されている前記データ出力部と外部入力機器が接続されている前記データ入力部とを前記中継回路を介して接続する接続手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。 - 前記特性情報は、前記外部出力機器および前記外部入力機器が取り扱うデータのフォーマット情報であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 前記接続手段は、前記取得手段により取得された特性情報が一致する前記外部出力機器と前記外部入力機器とが通信可能となるように、該外部出力機器が接続されている前記データ出力部と該外部入力機器が接続されている前記データ入力部とを前記中継回路を介して接続することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 前記外部出力機器および前記外部入力機器が取り扱うデータは動画像データを含んでおり、
前記生成手段は、さらに、前記動画像データに対し画像処理を実行する画像処理回路を前記プログラマブル回路内に生成することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - 前記生成手段により生成された中継回路は、該中継回路と接続する外部出力機器および外部入力機器との間の制御信号を併せて中継することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 各々が外部入力機器からデータを入力するよう構成された複数のデータ入力部と、各々が外部出力機器にデータを出力するよう構成された複数のデータ出力部と、前記複数のデータ入力部と前記複数のデータ出力部との間に配置されるプログラマブル回路部と、該プログラマブル回路部を制御する制御部と、を備える電子機器の制御方法であって、
前記制御部が、
外部出力機器が接続されている前記データ出力部の個数を計数する計数工程と、
前記計数工程によって計数された前記個数と同数の中継回路を前記プログラマブル回路内に生成する生成工程と、
前記データ出力部に接続された外部出力機器と前記データ入力部に接続された外部入力機器との各々から特性情報を取得する取得工程と、
前記取得工程により取得された特性情報に基づいて、外部出力機器が接続されている前記データ出力部と外部入力機器が接続されている前記データ入力部とを前記中継回路を介して接続する接続工程と、
を備えることを特徴とする電子機器の制御方法。
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JP2009231010A JP2011082633A (ja) | 2009-10-02 | 2009-10-02 | 電子機器およびその制御方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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