JP6197089B1 - 船舶において消費された燃料油の量を示すデータの信頼性を確認するための装置およびプログラム - Google Patents

船舶において消費された燃料油の量を示すデータの信頼性を確認するための装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】船舶において消費された燃料油の量を示すデータの信頼性を確保する手段を提供する。【解決手段】燃料油評価装置1は、所定時間の経過毎に、流量計2の計測結果に基づき算出される給油パイプ93を流れる燃料油の流量と、液位計3の計測結果に基づき算出される燃料油タンク92に収容されている燃料油の減少量とを比較し、その比較の結果に応じて、流量計2の計測値と液位計3の計測値との間の不整合の有無を判定する。燃料油評価装置1は、それらの計測値の間の不整合を検知した場合、その旨をユーザに通知する。【選択図】図1

Description

本発明は、船舶において消費された燃料油の量を把握するための技術に関する。
船舶の航行における燃料油の消費効率の把握等のために、船舶において消費された燃料油の量を正しく把握したい、というニーズがある。船舶において消費された燃料油の量を把握する方法の1つとして、例えば、燃料油タンクから主機等の燃料油消費装置へ向かう燃料油の流量を流量計により計測する方法がある。
流量計により計測された燃料油の流量をユーザに提示する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、パルス発信式流量計により計測した燃料の流量に基づき主機関と補機関の瞬時燃料消費量を求め、求めた瞬時燃料消費量に基づく燃料消費量の経時変化や積算量を表示するシステムが記載されている。
特開2015−85924号公報
船舶において消費された燃料油の量を把握する方法として、燃料油タンクに収容されている燃料油の残量の減少分を消費された燃料油の量として把握する方法がある。本来、燃料油タンクに収容されている燃料油の残量の減少分は消費された燃料油の量と一致するはずである。ただし、過剰に空気が混入されている燃料油が補油された場合、時間の経過に伴い混入されていた空気が燃料油から放出され、消費によらずに燃料油の残量が減少する。そのため、燃料油の残量の減少分は消費された燃料油の量を正しく示さない、という問題がある。
また、船舶において消費された燃料油の量および質を把握する方法として、補油された燃料油の供給者により提供されるバンカーデリバリーノート(Bunker Delivery Note)に記載された情報を用いる方法がある。ただし、バンカーデリバリーノートの記載は常に正しいとは限らない。従って、バンカーデリバリーノートの記載に誤りがあれば、燃料油の量および質を正しく把握することができない、という問題がある。
本発明は上記の事情に鑑み、船舶において消費される燃料油に関する正しい情報の把握を可能とする手段を提供する。
本発明は、船舶の燃料油タンクから燃料油消費装置へ向かう燃料油の流量を計測する流量計の計測値を示す流量データを取得する流量データ取得手段と、前記燃料油タンクに収容されている燃料油の液位を計測する液位計の計測値を示す液位データを取得する液位データ取得手段と、前記燃料油タンクに対して補油された燃料油の供給者により提示された補油量を示す補油量データを取得する補油量データ取得手段と、前記流量データに基づいて、或る期間における燃料油消費量を算出する第1算出手段と、前記液位データに基づいて、前記或る期間と同じ期間における燃料油消費量を算出し、補油の前後の前記液位データに基づいて補油量を算出する第2算出手段と、前記第1算出手段により算出された燃料油消費量と前記第2算出手段により算出された燃料油消費量とを比較し、前記補油量データが示す補油量と前記第2算出手段により算出された補油量とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較の結果を報知する報知手段とを備える燃料油評価装置を第1の態様として提案する。
上記の第1の態様にかかる燃料油評価装置によれば、流量計の計測値および液位計の計測値のいずれかが不正確である場合や補油された燃料油に過剰に空気が混入されていた場合、ユーザはそのことを知ることができる。
さらに、上記の第の態様にかかる燃料油評価装置によれば、液位計の計測値およびバンカーデリバリーノートに記載の補油量のいずれかが不正確である場合、ユーザはそのことを知ることができる。
また、本発明は、第1の時点において船舶の燃料油タンクに収容されている燃料油の残量を示す第1残量データと、前記第1の時点より後の第2の時点において前記燃料油タンクに収容されている燃料油の残量を示す第2残量データとを取得する残量データ取得手段と、前記第1の時点から前記第2の時点までの期間において前記燃料油タンクに対して補油された燃料油の供給者により提示された補油量を示す補油量データを取得する補油量データ取得手段と、前記燃料油タンクから燃料油消費装置へ向かう燃料油の流量を計測する流量計の計測値を示す流量データを取得する流量データ取得手段と、前記流量データに基づいて、前記第1の時点から前記第2の時点までの期間における燃料油消費量を算出する算出手段と、前記第1残量データに基づき特定される燃料油の残量に前記補油量データが示す補油量を加算し前記算出手段により算出された燃料油消費量を減じた値と、前記第2残量データに基づき特定される燃料油の残量との比較、もしくは当該比較と等価の比較を行う比較手段と、前記比較手段による比較の結果を報知する報知手段とを備える燃料油評価装置を第の態様として提案する。
上記の第の態様にかかる燃料油評価装置によれば、流量計の計測値およびバンカーデリバリーノートに記載の補油量のいずれかが不正確である場合、ユーザはそのことを知ることができる。
また、本発明は、第1の時点において船舶の燃料油タンクに収容されている燃料油の残量を示す第1残量データと、前記第1の時点より後の第2の時点において前記燃料油タンクに収容されている燃料油の残量を示す第2残量データとを取得する残量データ取得手段と、前記第1の時点から前記第2の時点までの期間において前記燃料油タンクに対して補油された燃料油の供給者により提示された補油量を示す補油量データを取得する補油量データ取得手段と、前記燃料油タンクに収容されている燃料油の液位を計測する液位計の計測値を示す液位データを取得する液位データ取得手段と、前記液位データに基づいて、前記第1の時点から前記第2の時点までの期間における燃料油消費量を算出する算出手段と、前記第1残量データに基づき特定される燃料油の残量に前記補油量データが示す補油量を加算し前記算出手段により算出された燃料油消費量を減じた値と、前記第2残量データに基づき特定される燃料油の残量との比較、もしくは当該比較と等価の比較を行う比較手段と、前記比較手段による比較の結果を報知する報知手段とを備える燃料油評価装置を第の態様として提案する。
上記の第の態様にかかる燃料油評価装置によれば、液位計の計測値およびバンカーデリバリーノートに記載の補油量のいずれかが不正確である場合、ユーザはそのことを知ることができる。
上記の第1乃至第のいずれかの態様にかかる燃料油評価装置において、前記燃料油タンクに対して補油された燃料油の供給者により提示された補油された燃料油の特性を示す第1特性データを取得する第1特性データ取得手段と、燃料油の特性を分析する燃料油分析装置により特定された、前記燃料油タンクに対して補油された燃料油の特性を示す第2特性データを取得する第2特性データ取得手段とをさらに備え、前記比較手段は、前記第1特性データが示す特性と前記第2特性データが示す特性とを比較する、という構成が第の態様として採用されてもよい。
上記の第の態様にかかる燃料油評価装置によれば、バンカーデリバリーノートに記載の補油された燃料油の特性に関する情報が不正確である場合、ユーザはそのことを知ることができる。
また、本発明は、上記の燃料油評価装置をコンピュータにより実現させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、船舶において消費された燃料油の量を示すデータの信頼性が確保される。
一実施形態にかかる船舶および船舶に配置された装置の構成を示した図。 一実施形態にかかるコンピュータの構成を示した図。 一実施形態にかかる燃料油評価装置の構成を示した図。 一実施形態にかかる燃料油評価装置が記憶する流量テーブルのデータ構成を示した図。 一実施形態にかかる燃料油評価装置が記憶する液位テーブルのデータ構成を示した図。 一実施形態にかかる燃料油評価装置が記憶する燃料油特性テーブルのデータ構成を示した図。 一実施形態にかかる燃料油評価装置が記憶する補油テーブルのデータ構成を示した図。 一実施形態にかかる燃料油評価装置が記憶する残量換算テーブルのデータ構成を示した図。 一実施形態にかかる燃料油評価装置が記憶する容量換算係数テーブルのデータ構成を示した図。 一実施形態にかかる燃料油評価装置が行う処理のフローを示した図。 一実施形態にかかる燃料油評価装置が行う処理のフローを示した図。 一実施形態にかかる燃料油評価装置が行う処理のフローを示した図。 一実施形態にかかる燃料油評価装置が行う処理のフローを示した図。 一変形例にかかる燃料油評価装置が行う処理のフローを示した図。 一変形例にかかる燃料油評価装置が行う処理のフローを示した図。
[実施形態]
以下に本発明の一実施形態にかかる燃料油評価装置1を説明する。燃料油評価装置1は船舶において消費される燃料油の量および特性を示すデータにおける不整合の有無を判定し、操船者等のユーザにその判定結果を報知する装置である。
図1は船舶9および船舶9に配置された装置の構成(燃料油評価装置1および燃料油評価装置1と関連するもの)を模式的に示した図である。船舶9は、燃料油評価装置1に関連する構成部として、主機等の燃料油消費装置91と、燃料油消費装置91が消費する燃料油を収容する燃料油タンク92と、燃料油タンク92から燃料油消費装置91に向かう燃料油の移動経路を形成する給油パイプ93を備える。
また、船舶9には、燃料油評価装置1に加え、燃料油タンク92から燃料油消費装置91へ向かう燃料油の流量を計測し計測した流量を示す流量データを生成する流量計2と、燃料油タンク92に収容される燃料油の液位を計測し計測した液位を示す液位データを生成する液位計3が配置されている。本実施形態において、流量計2は容積流量計であり、流量計2の計測結果を示す流量データは容積を示す。
また、船舶9には、燃料油タンク92に補油された燃料油の特性を分析し分析結果を示す特性データを生成する燃料油分析装置4が配置されている。なお、以下の説明において、バンカーデリバリーノートに記載の燃料油の特性を示す特性データを第1特性データと呼び、燃料油分析装置4により生成される特性データを第2特性データと呼び、それらを区別する。
船舶9には、さらに、流量計2を通過する燃料油の温度を計測し計測した温度を示す第1温度データを生成する温度計5と、燃料油タンク92に収容されている燃料油の温度を計測し計測した温度を示す第2温度データを生成する温度計6が配置されている。
図1において図示を省略しているが、流量計2、液位計3、燃料油分析装置4、温度計5および温度計6は燃料油評価装置1と通信接続されており、燃料油評価装置1は流量計2、液位計3、燃料油分析装置4、温度計5および温度計6が生成するデータをこれらの装置から受信することができる。
本実施形態において、燃料油評価装置1はコンピュータがプログラムに従った処理を実行することにより実現されるものとする。ただし、燃料油評価装置1が専用装置として構成されてもよい。
図2は燃料油評価装置1を実現するために用いられるコンピュータ10の構成を模式的に示した図である。コンピュータ10は各種データ処理を行うプロセッサ101、各種データを記憶するメモリ102、コンピュータ10が外部の装置との間で各種データの入出力を行う入出力インタフェース103、各種情報の表示を行うとともにユーザによるタッチ操作を受け付けるタッチディスプレイ104を備える。入出力インタフェース103には、流量計2、液位計3、燃料油分析装置4、温度計5および温度計6が接続される。
なお、コンピュータ10がタッチディスプレイ104を内蔵する代わりに、タッチディスプレイが入出力インタフェース103を介してコンピュータ10に接続される構成でもよい。また、コンピュータ10がタッチディスプレイ104に代えて、ディスプレイとキーボード等の操作装置(ユーザの操作を受け付ける装置)を内蔵する構成や、ディスプレイと操作装置を内蔵せず、それらが入出力インタフェース103を介してコンピュータ10に接続される構成等が採用されてもよい。
図3は燃料油評価装置1の構成を模式的に示した図である。なお、燃料油評価装置1がコンピュータ10により実現される場合、メモリ102に記憶されているプログラムに従いプロセッサ101が処理を行うことにより、図3に示す構成を備える燃料油評価装置1が実現される。
燃料油評価装置1は、燃料油評価装置1に対するユーザの操作を受け付ける操作手段11と、流量計2、液位計3、燃料油分析装置4、温度計5、温度計6および操作手段11から各種データを取得する取得手段12と、各種データを記憶する記憶手段13と、燃料油消費量を算出する算出手段14と、燃料油消費量または燃料油の特性に関するデータ間の比較を行う比較手段15と、比較手段15による比較結果をユーザに報知する報知手段16を備える。
なお、本実施形態において報知手段16は文字や画像等の表示によりユーザに対する報知を行うものとする。ただし、報知手段16が表示に加え、もしくは代えて、音、振動等によりデータ間の比較結果をユーザに報知する構成が採用されてもよい。その場合、コンピュータ10は音を発音するスピーカ、振動を発生させるバイブレータ等の装置を内蔵するか、または入出力インタフェース103を介してそれらの装置がコンピュータ10に接続される構成が採用されることになる。
取得手段12は、流量計2から流量データを取得する流量データ取得手段121と、液位計3から液位データを取得する液位データ取得手段122と、操作手段11から燃料油タンク92に対する補油量を示す補油量データを取得する補油量データ取得手段123を備える。また、取得手段12は、操作手段11から燃料油タンク92に補油された燃料油の特性(バンカーデリバリーノートに記載の特性)を示す第1特性データを取得する第1特性データ取得手段124と、燃料油分析装置4から燃料油タンク92に補油された燃料油の特性(燃料油分析装置4の分析結果)を示す第2特性データを取得する第2特性データ取得手段125を備える。取得手段12は、さらに、温度計5から第1温度データを取得する第1温度データ取得手段126と、温度計6から第2温度データを取得する第2温度データ取得手段127を備える。
流量データ取得手段121は流量計2から、例えば所定時間の経過毎に、継続的に流量データを取得する。流量データ取得手段121により取得された流量データは記憶手段13に記憶される。また、第1温度データ取得手段126は温度計5から、例えば所定時間の経過毎に、継続的に第1温度データを取得する。第1温度データ取得手段126により取得された第1温度データは記憶手段13に記憶される。図4は記憶手段13が流量データおよび第1温度データを記憶するために用いる流量テーブルのデータ構成を模式的に示した図である。流量テーブルには、燃料油の流量が計測された期間を示すデータと、計測された燃料油の流量(容積)を示す流量データと、計測された燃料油の温度を示す第1温度データとを含むデータレコード(以下、「流量レコード」という)が、例えば時系列で格納される。
液位データ取得手段122は液位計3から、例えば所定時間の経過毎に、継続的に液位データを取得する。液位データ取得手段122により取得された液位データは記憶手段13に記憶される。また、第2温度データ取得手段127は温度計6から、例えば所定時間の経過毎に、継続的に第2温度データを取得する。第2温度データ取得手段127により取得された第2温度データは記憶手段13に記憶される。図5は記憶手段13が液位データおよび第2温度データを記憶するために用いる液位テーブルのデータ構成を模式的に示した図である。液位テーブルには、燃料油の液位が計測された日時を示すデータと、計測された燃料油の液位を示す液位データと、計測された燃料油の温度を示す第2温度データとを含むデータレコード(以下、「液位レコード」という)が、例えば時系列で格納される。
燃料油タンク92に補油が行われる際、燃料油分析装置4により補油された燃料油の特性の分析が行われる。燃料油分析装置4により燃料油の特性の分析が行われる毎に、第2特性データ取得手段125は燃料油分析装置4から分析結果を示す第2特性データを取得する。第2特性データ取得手段125により取得された第2特性データは記憶手段13に記憶される。図6は記憶手段13が第2特性データを記憶するために用いる燃料油特性テーブルのデータ構成を模式的に示した図である。燃料油特性テーブルには、燃料油の特性の分析が行われた日時を示すデータと、分析により特定された燃料油の特性を示すデータを含む第2特性データが、例えば時系列で格納される。なお、燃料油の特性は、例えば、密度、粘度、硫黄含有量等の複数の項目を含む。
燃料油タンク92に補油が行われる際、船舶9の作業員は燃料油の供給者から補油された燃料油の量および特性を記載したバンカーデリバリーノートを受け取り、バンカーデリバリーノートに記載されている情報を燃料油評価装置1に入力する。作業員により入力された補油量を示すデータは補油量データとして操作手段11により受け付けられ、補油量データ取得手段123に取得された後、記憶手段13に記憶される。また、作業員により入力された補油された燃料油の特性を示すデータは第1特性データとして操作手段11により受け付けられ、第1特性データ取得手段124に取得された後、記憶手段13に記憶される。図7は記憶手段13が補油量データおよび第1特性データを記憶するために用いる補油テーブルのデータ構成を模式的に示した図である。補油テーブルには、補油が行われた期間を示すデータ、補油された燃料油の量(補油量)を示す補油量データ、および補油された燃料油の特性を示す第1特性データを含むデータレコード(以下、「補油レコード」という)が、例えば時系列で格納される。なお、第1特性データが示す燃料油の特性は、燃料油分析装置4により生成される第2特性データが示す燃料油の特性と同様に、例えば密度、粘度、硫黄含有量等の複数の項目を含む。
算出手段14(図3参照)は、流量データに基づいて燃料油消費量を算出する第1算出手段141と、液位データに基づいて燃料油消費量を算出する第2算出手段142を備える。
第2算出手段142は、液位データが示す液位に基づき燃料油タンク92に収容されている燃料油の容量を特定する。そのために、記憶手段13には図8に示すデータ構成の容量換算テーブルが記憶されている。容量換算テーブルは、燃料油タンク92の液位に応じた燃料油の容量を示すテーブルである。
また、第1算出手段141および第2算出手段142は、燃料油の量を質量によって特定する。燃料油は温度によって容量が変化する。燃料油の量における温度の影響を排除するため、第1算出手段141および第2算出手段142は流量データまたは液位データから特定される燃料油の容量を質量に換算して用いる。そのために、記憶手段13には図9に示すデータ構成の容量換算係数テーブルが記憶されている。容量換算係数テーブルは、摂氏15度における密度を基準とした場合の様々な温度における燃料油の密度の比率(係数)を示すテーブルである。
以下に燃料油評価装置1の動作を説明する。本実施形態において、燃料油評価装置1は以下の処理を行う。
(1)補油の期間を除く全期間において所定時間(例えば1時間)の経過毎に、流量データに基づき特定される燃料油の流量と、液位データに基づき特定される燃料油の減少量とを比較して、流量データと液位データの間の不整合の有無を判定し、不整合を検知した場合、報知を行う。
(2)補油に伴い新たな第1特性データと第2特性データが取得されたタイミングで、第1特性データが示す燃料油の特性(バンカーデリバリーノートに記載の特性)と第2特性データが示す燃料油の特性(燃料油分析装置4の分析結果)とを比較して、それらの情報間の不整合の有無を判定し、不整合を検知した場合、報知を行う。
(3)補油の完了時に、補油量データが示す補油量(バンカーデリバリーノートに記載の補油量)と、補油の期間の前後における液位データに基づき特定される燃料油の増加量とを比較して、それらの情報間の不整合の有無を判定し、不整合を検知した場合、報知を行う。
(4)補油の完了後の所定時間(例えば3日間)の期間における流量データに基づき特定される燃料油の流量と液位データに基づき特定される燃料油の減少量とを比較して、補油された燃料油における空気混入の有無を判定し、空気混入を検知した場合、報知を行う。
図10は上述した(1)の処理のフローを示した図である。図10のフローに従った処理は、補油の期間を除く全期間において所定時間(例えば1時間)の経過毎に燃料油評価装置1により自動的に実行される。
第1算出手段141は、前回の(1)の処理が実行された時点から所定時間(例えば1時間)が経過したことを検知すると、前回の(1)の処理が実行された時点から現時点までの期間(以下、「未確認期間」という)に関する流量レコードを流量テーブル(図4)から抽出し、抽出した流量レコードが示す流量(質量)の累積値を算出する(ステップS101)。
より具体的には、ステップS101において、第1算出手段141は容量換算係数テーブル(図9)のデータ列のうち、燃料油特性テーブル(図6)(または補油テーブル(図7))の最新のデータレコードに示される密度(摂氏15度における密度)に応じたデータ列を読み出す。続いて、第1算出手段141は、流量テーブルから抽出した流量レコードの各々に関し、流量レコードに含まれる第1温度データが示す温度に応じた係数を特定し、特定した係数を燃料油特性テーブル(図6)(または補油テーブル(図7))の最新のデータレコードに示される密度(摂氏15度における密度)に乗じて、温度補正後の密度を算出する。続いて、第1算出手段141は流量レコードに含まれる流量データが示す容量に温度補正後の密度を乗じて、給油パイプ93を流れた燃料油の質量を算出する。以下、第1算出手段141がステップS101において行うような、容量換算係数テーブルに従い燃料油の容量と温度に応じた質量を特定する処理を「質量換算処理」という。第1算出手段141は、抽出した流量レコードの各々に関し質量換算処理により特定した燃料油の質量を合算することによって、燃料油の流量(質量)の累積値を算出する。
第2算出手段142は、ステップS101の処理と並行して、未確認期間の開始時点に関する液位レコードを液位テーブル(図5)から検索し、検索した液位レコードが示す液位に応じた燃料油の残量(質量)を算出する(ステップS102)。
より具体的には、ステップS102において、第2算出手段142は検索した液位レコードに含まれる液位データが示す液位に応じた燃料油タンク92内の燃料油の容量を容量換算テーブル(図8)に従い特定する。続いて、第2算出手段142は、特定した燃料油の容量と、検索した液位レコードに含まれる第2温度データが示す温度とに応じた質量を、上述した質量換算処理により、未確認期間の開始時点における燃料油の残量(質量)として特定する。
続いて、第2算出手段142は未確認期間の終了時点に関する液位レコードを液位テーブル(図5)から検索し、検索した液位レコードが示す液位に応じた燃料油の残量(質量)を、上述したステップS102における処理と同様の処理により特定する(ステップS103)。
続いて、第2算出手段142はステップS102において特定した未確認期間の開始時点における燃料油の残量からステップS103において特定した未確認期間の終了時点における燃料油の残量を減算し、未確認期間における燃料油の減少量を算出する(ステップS104)。
続いて、比較手段15はステップS104において算出された未確認期間における燃料油の減少量からステップS101において算出された未確認期間における燃料油の流量を減算した値を、ステップS101において算出された未確認期間における燃料油の流量で除して、流量と減少量の差の比率を算出する(ステップS105)。
続いて、比較手段15はステップS105において算出された差の比率の絶対値が所定の閾値以下であるか否かを判定する(ステップS106)。ステップS105において算出した差の比率の絶対値が所定の閾値以下である場合(ステップS106;Yes)、燃料油評価装置1は一連の処理を終了する。
一方、ステップS105において算出された差の比率の絶対値が所定の閾値を超えている場合(ステップS106;No)、報知手段16は、例えば「過去1時間における燃料油の減少量が流量を大きく上回っています。」(差の比率が正の場合)、もしくは「過去1時間における燃料油の減少量が流量を大きく下回っています。」(差の比率が負の場合)、といった報知を行う(ステップS107)。その後、燃料油評価装置1は一連の処理を終了する。
この燃料油評価装置1の処理により、流量計2および液位計3の少なくとも一方に故障等の不具合が発生した場合、ユーザはその不具合の発生を速やかに知ることができる。
図11は上述した(2)の処理のフローを示した図である。図11のフローに従った処理は、新たな第2特性データが燃料油特性テーブル(図6)に記憶され、かつ、新たな第1特性データが補油テーブル(図7)に記憶されたタイミングで、燃料油評価装置1により自動的に実行される。
比較手段15は、新たな第1特性データおよび第2特性データが記憶手段13に記憶されたことを検知すると、新たに記憶された第1特性データが示す燃料油の特性と、新たに記憶された第2特性データが示す燃料油の特性の差の比率を、複数の項目の各々に関し算出する(ステップS201)。例えば、比較手段15は、燃料油の特性の項目の一つである粘度に関し、第1特性データが示す粘度から第2特性データが示す粘度を減算した値を、第2特性データが示す粘度で除して、粘度に関する差の比率を算出する。比較手段15は燃料油の特性の他の項目に関しても、粘度と同様に差の比率を算出する。
続いて、比較手段15はステップS201において算出した差の比率の絶対値が全ての項目に関し所定の閾値以下であるか否かを判定する(ステップS202)。ステップS201において算出された差の比率の絶対値が全ての項目に関し所定の閾値以下である場合(ステップS202;Yes)、燃料油評価装置1は一連の処理を終了する。
一方、ステップS201において算出された差の比率の絶対値が1以上の項目に関し所定の閾値を超えている場合(ステップS202;No)、報知手段16は、例えば「バンカーデリバリーノートに記載の粘度が、分析された粘度を大きく上回っています。」(差の比率が正の場合)、もしくは「バンカーデリバリーノートに記載の粘度が、分析された粘度を大きく下回っています。」(差の比率が負の場合)、といった報知を行う(ステップS203)。その後、燃料油評価装置1は一連の処理を終了する。
この燃料油評価装置1の処理により、バンカーデリバリーノートに記載された燃料油の特性が実際に補油された燃料油の特性と整合していない場合、ユーザはその不整合を速やかに知ることができる。
図12は上述した(3)の処理のフローを示した図である。図12のフローに従った処理は、補油の完了時に、例えば作業員が燃料油評価装置1に対し行う指示操作に応じて、燃料油評価装置1により実行される。
第2算出手段142は、補油テーブル(図7)から期間が最新の補油レコードを検索する(ステップS301)。続いて、第2算出手段142はステップS301において検索した補油レコードが示す補油の期間(以下、「最後の補油期間」という)の開始時点に関する液位レコードを液位テーブル(図5)から検索し、検索した液位レコードが示す液位に応じた燃料油の残量(質量)を、容量換算テーブル(図8)を用いた換算処理および容量換算係数テーブル(図9)を用いた質量換算処理により特定する(ステップS302)。
続いて、第2算出手段142は最後の補油期間の終了時点に関する液位レコードを液位テーブル(図5)から検索し、検索した液位レコードが示す液位に応じた燃料油の残量(質量)を、容量換算テーブル(図8)を用いた換算処理および容量換算係数テーブル(図9)を用いた質量換算処理により特定する(ステップS303)。
続いて、第2算出手段142はステップS303において特定した最後の補油期間の終了時点における燃料油の残量からステップS302において特定した最後の補油期間の開始時点における燃料油の残量を減算し、最後の補油期間における燃料油の増加量を算出する(ステップS304)。
続いて、比較手段15はステップS301において検索された補油レコードに含まれる補油量データが示す補油量(質量)からステップS304において算出された最後の補油期間における燃料油の増加量を減算した値を、ステップS304において算出された最後の補油期間における燃料油の増加量で除して、補油量と増加量の差の比率を算出する(ステップS305)。
続いて、比較手段15はステップS305において算出した差の比率の絶対値が所定の閾値以下であるか否かを判定する(ステップS306)。ステップS305において算出された差の比率の絶対値が所定の閾値以下である場合(ステップS306;Yes)、燃料油評価装置1は一連の処理を終了する。
一方、ステップS305において算出された差の比率の絶対値が所定の閾値を超えている場合(ステップS306;No)、報知手段16は、例えば「バンカーデリバリーノートに記載の補油量が、残油の増加量を大きく上回っています。」(差の比率が正の場合)、もしくは「バンカーデリバリーノートに記載の補油量が、残油の増加量を大きく下回っています。」(差の比率が負の場合)、といった報知を行う(ステップS307)。その後、燃料油評価装置1は一連の処理を終了する。
この燃料油評価装置1の処理により、バンカーデリバリーノートに記載された補油量が実際に補油された燃料油の量と整合していない場合、ユーザはその不整合を速やかに知ることができる。
図13は上述した(4)の処理のフローを示した図である。図13のフローに従った処理は、補油テーブル(図7)に記憶されている最新の補油レコードが示す最後の補油期間の終了時点から所定時間(例えば3日間)の経過後に、燃料油評価装置1により自動的に実行される。以下、最後の補油期間の終了時点から所定時間(例えば3日間)の経過後までの期間を「補油直後期間」という。
図13のフローに従う処理(上記の(4)の処理)は、図10のフローに従う処理(上記の(1)の処理)と、対象とする期間が異なる点と不整合が検知された場合の報知内容が異なる点を除き、同じである。図13のステップS401〜S407は、図10のステップS101〜S107に各々対応する。
すなわち、図10のフローに従う処理においては、前回の処理が実行された時点から現時点までの期間である未確認期間における流量データと液位データの間の不整合が検知されるのに対し、図13のフローに従う処理においては、最後の補油期間の終了時点から現時点までの期間である補油直後期間における流量データと液位データの間の不整合が検知される。
補油直後期間において流量データと液位データの間に不整合が生じた場合、その原因は補油された燃料油に過剰な空気混入があった可能性が高い。従って、図13のステップS407において、報知手段16は、例えば「3日前に補油された燃料油に空気混入が行われていた可能性があります。」といった報知を行う。
この燃料油評価装置1の処理により、空気混入が行われた燃料油が補油された可能性がある場合、ユーザはその事実を速やかに知ることができる。
[変形例]
上述した実施形態は本発明の技術的思想の範囲内において様々に変形可能である。以下にそれらの変形の例を示す。なお、これらの変形例は適宜組み合わせられてもよい。
(1)船舶9に液位計3が配置されていない場合、もしくは、液位計3が故障等により正しい液位データが得られない場合、例えば、出発港から目的港までの航行が完了する毎に、燃料油評価装置1が図14に示すフローに従う処理を行う構成が採用されてもよい。なお、図14に示すフローに従う処理を燃料油評価装置1に行わせるために、作業員は、船舶9が出発港を出港する前と目的港に着港した後のタイミングで、燃料油タンク92に収容されている燃料油の液位(残量)を目盛付き棒状のレベルゲージ等を用いて目視で計測し、計測結果を示すデータを燃料油評価装置1に入力する。作業員により入力された燃料油の残量を示すデータは残量データとして操作手段11により受け付けられ、燃料油評価装置1が備える残量データ取得手段(図示略)に取得された後、記憶手段13に記憶される。
図14に示すフローに従う処理は、船舶9が目的港に着港した後に作業員により残量データが燃料油評価装置1に入力された後、例えば作業員の指示操作に応じて、燃料油評価装置1により実行される。
比較手段15は、まず、航行期間における補油に関する補油レコードを補油テーブル(図7)から抽出する(ステップS501)。続いて、比較手段15は出発港において入力された残量データが示す残量、すなわち航行期間の開始時点における燃料油の残量(質量)を、容量換算テーブル(図8)を用いた換算処理および容量換算係数テーブル(図9)を用いた質量換算処理により特定する。また、比較手段15は目的港において入力された残量データが示す残量、すなわち航行期間の終了時点における燃料油の残量(質量)を、容量換算テーブル(図8)を用いた換算処理および容量換算係数テーブル(図9)を用いた質量換算処理により特定する。続いて、比較手段15は、上記のように特定した航行期間の開始時点における燃料油の残量(質量)に、ステップS501において抽出した補油レコードの各々に含まれる補油量データが示す補油量(バンカーデリバリーノートに記載の補油量、質量)の全てを加算し、さらに、上記のように特定した航行期間の終了時点における燃料油の残量(質量)を減算して、航行期間中の燃料油の消費量を算出する(ステップS502)。
第1算出手段141は、ステップS501〜S502の処理と並行して、航行期間における燃料油の流量を示す流量レコードを流量テーブル(図4)から抽出する(ステップS503)。続いて、第1算出手段141はステップS503において抽出した流量レコードの各々に関し容量換算係数テーブル(図9)を用いた質量換算処理により特定した燃料油の質量を合算し、航行期間における燃料油の流量(質量)の累積値を算出する(ステップS504)。
続いて、比較手段15はステップS502において算出した燃料油の消費量から、ステップS504において算出された航行期間における燃料油の流量(累積値)を減算した値を、ステップS504において算出された航行期間における燃料油の流量で除して、流量と消費量の差の比率を算出する(ステップS505)。
続いて、比較手段15はステップS505において算出した差の比率の絶対値が所定の閾値以下であるか否かを判定する(ステップS506)。ステップS505において算出された差の比率の絶対値が所定の閾値以下である場合(ステップS506;Yes)、燃料油評価装置1は一連の処理を終了する。
一方、ステップS505において算出された差の比率の絶対値が所定の閾値を超えている場合(ステップS506;No)、報知手段16は、例えば「バンカーデリバリーノートに記載の補油量に基づく燃料油の消費量が計測された流量を大きく上回っています。」(差の比率が正の場合)、もしくは「バンカーデリバリーノートに記載の補油量に基づく燃料油の消費量が計測された流量を大きく下回っています。」(差の比率が負の場合)、といった報知を行う(ステップS507)。その後、燃料油評価装置1は一連の処理を終了する。
この燃料油評価装置1の処理により、流量計2に故障等の不具合が発生した場合、またはバンカーデリバリーノートの記載が不正確である場合、ユーザはその事実を知ることができる。
(2)船舶9に流量計2が配置されていない場合、もしくは、流量計2が故障等により正しい流量データが得られない場合、例えば、出発港から目的港までの航行が完了する毎に、燃料油評価装置1が図15に示すフローに従う処理を行う構成が採用されてもよい。なお、図15に示すフローに従う処理を燃料油評価装置1に行わせるために、作業員は、船舶9が出発港を出港する前と目的港に着港した後のタイミングで、燃料油タンク92に収容されている燃料油の液位(残量)を目盛付き棒状のレベルゲージ等を用いて目視で計測し、計測結果を示すデータを燃料油評価装置1に入力する。作業員により入力された燃料油の残量を示すデータは残量データとして操作手段11により受け付けられ、燃料油評価装置1が備える残量データ取得手段(図示略)に取得された後、記憶手段13に記憶される。
図15に示すフローに従う処理は、船舶9が目的港に着港した後に作業員により燃料油残量データが燃料油評価装置1に入力された後、例えば作業員の指示操作に応じて、燃料油評価装置1により実行される。
比較手段15は、図14のステップS501〜S502の処理を行う。
第2算出手段142は、ステップS501〜S502の処理と並行して、航行期間における燃料油の液位を示す液位レコードを液位テーブル(図5)から抽出する(ステップS603)。続いて、第2算出手段142はステップS603において抽出した液位タレコードの各々に関し容量換算テーブル(図8)を用いた換算処理および容量換算係数テーブル(図9)を用いた容量換算係数テーブルにより特定した燃料油の質量を合算し、航行期間における燃料油の残量の減少量(質量)の累積値を算出する(ステップS604)。具体的には、第2算出手段142は、液位が減少を示す期間における減少前の液位に応じた残量から減少後の液位に応じた残量を減じた減少量を累積することにより、航行期間における燃料油の残量の減少量を算出する。なお、液位が増大を示す期間は補油が行われた期間であるため、第2算出手段142はその期間における燃料油の残量の増加量はステップS604における累積値に算入しない。
続いて、比較手段15はステップS502において算出した燃料油の消費量から、ステップS604において算出された航行期間における燃料油の減少量を減算した値を、ステップS604において算出された航行期間における燃料油の減少量で除して、減少量と消費量の差の比率を算出する(ステップS605)。
続いて、比較手段15はステップS605において算出した差の比率の絶対値が所定の閾値以下であるか否かを判定する(ステップS606)。ステップS605において算出された差の比率の絶対値が所定の閾値以下である場合(ステップS606;Yes)、燃料油評価装置1は一連の処理を終了する。
一方、ステップS605において算出された差の比率の絶対値が所定の閾値を超えている場合(ステップS606;No)、報知手段16は、例えば「バンカーデリバリーノートに記載の補油量に基づく燃料油の消費量が計測された燃料油の減少量を大きく上回っています。」(差の比率が正の場合)、もしくは「バンカーデリバリーノートに記載の補油量に基づく燃料油の消費量が計測された燃料油の減少量を大きく下回っています。」(差の比率が負の場合)、といった報知を行う(ステップS607)。その後、燃料油評価装置1は一連の処理を終了する。
この燃料油評価装置1の処理により、液位計3に故障等の不具合が発生した場合、またはバンカーデリバリーノートの記載が不正確である場合、ユーザはその事実を知ることができる。
(3)上述した実施形態において、燃料油評価装置1は船舶9に配置される。これに代えて、燃料油評価装置1が船舶9の外部(例えば、陸上)に配置されてもよい。この場合、船舶9には流量計2、液位計3、燃料油分析装置4、温度計5、温度計6により生成されるデータや、作業員が目視で計測したデータ等を取得し、例えば通信衛星等を介してそれらのデータを燃料油評価装置1に送信するデータ送信装置(図示略)が配置される。燃料油評価装置1は船舶9に配置されたデータ送信装置から送信されてくるデータを用いて、上述したデータの不整合の検知およびその通知に関する処理を行う。
(4)上述した実施形態において、燃料油評価装置1によりデータの不整合が検知された場合、燃料油評価装置1が、例えば通信衛星を介して、その検知の結果を示すデータを外部の装置に送信することにより、外部の装置に対し検知の結果を報知する構成が採用されてもよい。
(5)上述した実施形態において、燃料油タンク92の数は1つであるものとしたが、燃料油タンク92の数は2以上であってもよい。燃料油タンク92の数が2以上である場合、通常、液位計3および温度計6はそれらの燃料油タンク92の各々に配置される。従って、第2算出手段142は複数の液位計3の各々により計測された液位とそれらの液位計3に対応する温度計6により計測された温度とに基づき特定される燃料油の残量(質量)の変化量を合算する。なお、油種の異なる燃料油が異なる燃料油タンク92に収容されている場合、第2算出手段142は油種毎に燃料油の残量の変化量を合算する。
また、燃料油タンク92の数が2以上である場合、給油パイプ93は複数の枝に分かれることになる。それらの複数の枝の各々に流量計2および温度計5が配置されている場合、第1算出手段141は複数の流量計2の各々により計測された流量(容量)とそれらの流量計2に対応する温度計5により計測された温度とに基づき特定される燃料油の流量(質量)を合算する。なお、給油パイプ93の枝を流れる燃料油の油種が異なる場合、第1算出手段141は油種毎に燃料油の流量を合算する。
(6)上述した実施形態において例示した記憶手段13に記憶されるデータの構成や燃料油評価装置1が行うフロー等はあくまで例示であって、他の様々な構成やフロー等が採用されてよい。例えば、比較手段15が消費された燃料油に関する2つの値の差の比率を算出する算出式は、上述したものに限られない。また、2つの値の差の比率と閾値の比較に代えて、2つの値の差の比較によりデータの不整合の有無が判定されてもよい。
(7)上述した実施形態において、流量計2は容積流量計であるものとしたが、流量計2は質量流量計であってもよい。なお、流量計2が質量流量計である場合、流量計2は給油パイプ93を流れる燃料油の質量を計測するため、算出手段14による質量換算処理は不要となる。
(8)上述した実施形態において、算出手段14は温度に応じて補正した密度を用いて燃料油の質量を特定する。温度の変化に応じた燃料油の密度の変化が無視できる程度に小さい場合、算出手段14が温度に応じた密度の補正を行わず、所定の密度を用いて燃料油の容量を質量に換算してもよい。また、算出手段14が燃料油の質量を特定せず、燃料油の容量を特定する構成が採用されてもよい。この場合、算出手段14による質量換算処理は不要となる。また、この場合、比較手段15は、図10のステップS106等の処理において、2つの燃料油の質量に代えて、それらの燃料油の容量を比較する。
(9)上述した実施形態において、燃料油の密度に代えて、比重(例えば、摂氏4度の水を基準物質とする比重)が用いられてもよい。
(10)上述した実施形態において、容量換算テーブル(図8)および容量換算係数テーブル(図9)の少なくとも一方が、換算式により代替されてもよい。
(11)本発明にかかるプログラム、すなわち、上述した実施形態において、コンピュータにより実行されて燃料油評価装置1を実現するためのプログラムとして例示されたプログラムは、例えば、光記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータに読み取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、インターネット等の通信ネットワークを介して提供されてもよい。本発明にかかるプログラムが記録媒体に記憶された状態で提供される場合、コンピュータが当該プログラムを記録媒体から読み取り用いる。また、本発明にかかるプログラムが通信ネットワークを介して提供される場合、コンピュータが当該プログラムを配信元の装置から受信して用いる。
1…燃料油評価装置、2…流量計、3…液位計、4…燃料油分析装置、5…温度計、6…温度計、9…船舶、10…コンピュータ、11…操作手段、12…取得手段、13…記憶手段、14…算出手段、15…比較手段、16…報知手段、91…燃料油消費装置、92…燃料油タンク、93…給油パイプ、101…プロセッサ、102…メモリ、103…入出力インタフェース、104…タッチディスプレイ

Claims (7)

  1. 船舶の燃料油タンクから燃料油消費装置へ向かう燃料油の流量を計測する流量計の計測値を示す流量データを取得する流量データ取得手段と、
    前記燃料油タンクに収容されている燃料油の液位を計測する液位計の計測値を示す液位データを取得する液位データ取得手段と、
    前記燃料油タンクに対して補油された燃料油の供給者により提示された補油量を示す補油量データを取得する補油量データ取得手段と、
    前記流量データに基づいて、或る期間における燃料油消費量を算出する第1算出手段と、
    前記液位データに基づいて、前記或る期間と同じ期間における燃料油消費量を算出し、補油の前後の前記液位データに基づいて補油量を算出する第2算出手段と、
    前記第1算出手段により算出された燃料油消費量と前記第2算出手段により算出された燃料油消費量とを比較し、前記補油量データが示す補油量と前記第2算出手段により算出された補油量とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果を報知する報知手段と
    を備える燃料油評価装置。
  2. 第1の時点において船舶の燃料油タンクに収容されている燃料油の残量を示す第1残量データと、前記第1の時点より後の第2の時点において前記燃料油タンクに収容されている燃料油の残量を示す第2残量データとを取得する残量データ取得手段と、
    前記第1の時点から前記第2の時点までの期間において前記燃料油タンクに対して補油された燃料油の供給者により提示された補油量を示す補油量データを取得する補油量データ取得手段と、
    前記燃料油タンクから燃料油消費装置へ向かう燃料油の流量を計測する流量計の計測値を示す流量データを取得する流量データ取得手段と、
    前記流量データに基づいて、前記第1の時点から前記第2の時点までの期間における燃料油消費量を算出する算出手段と、
    前記第1残量データに基づき特定される燃料油の残量に前記補油量データが示す補油量を加算し前記算出手段により算出された燃料油消費量を減じた値と、前記第2残量データに基づき特定される燃料油の残量との比較、もしくは当該比較と等価の比較を行う比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果を報知する報知手段と
    を備える燃料油評価装置。
  3. 第1の時点において船舶の燃料油タンクに収容されている燃料油の残量を示す第1残量データと、前記第1の時点より後の第2の時点において前記燃料油タンクに収容されている燃料油の残量を示す第2残量データとを取得する残量データ取得手段と、
    前記第1の時点から前記第2の時点までの期間において前記燃料油タンクに対して補油された燃料油の供給者により提示された補油量を示す補油量データを取得する補油量データ取得手段と、
    前記燃料油タンクに収容されている燃料油の液位を計測する液位計の計測値を示す液位データを取得する液位データ取得手段と、
    前記液位データに基づいて、前記第1の時点から前記第2の時点までの期間における燃料油消費量を算出する算出手段と、
    前記第1残量データに基づき特定される燃料油の残量に前記補油量データが示す補油量を加算し前記算出手段により算出された燃料油消費量を減じた値と、前記第2残量データに基づき特定される燃料油の残量との比較、もしくは当該比較と等価の比較を行う比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果を報知する報知手段と
    を備える燃料油評価装置。
  4. 前記燃料油タンクに対して補油された燃料油の供給者により提示された補油された燃料油の特性を示す第1特性データを取得する第1特性データ取得手段と、
    燃料油の特性を分析する燃料油分析装置により特定された、前記燃料油タンクに対して補油された燃料油の特性を示す第2特性データを取得する第2特性データ取得手段と
    をさらに備え、
    前記比較手段は、前記第1特性データが示す特性と前記第2特性データが示す特性とを比較する
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の燃料油評価装置。
  5. コンピュータに、
    船舶の燃料油タンクから燃料油消費装置へ向かう燃料油の流量を計測する流量計の計測値を示す流量データを取得する処理と、
    前記燃料油タンクに収容されている燃料油の液位を計測する液位計の計測値を示す液位データを取得する処理と、
    前記燃料油タンクに対して補油された燃料油の供給者により提示された補油量を示す補油量データを取得する処理と、
    前記流量データに基づいて、或る期間における燃料油消費量を算出する処理と、
    前記液位データに基づいて、前記或る期間と同じ期間における燃料油消費量を算出する処理と、
    補油の前後の前記液位データに基づいて補油量を算出する処理と、
    前記流量データに基づき算出した燃料油消費量と、前記液位データに基づき算出した燃料油消費量とを比較し、前記補油量データが示す補油量と補油の前後の前記液位データに基づき算出した補油量とを比較する処理と、
    前記比較の結果を報知する処理と
    を実行させるためのプログラム。
  6. コンピュータに、
    第1の時点において船舶の燃料油タンクに収容されている燃料油の残量を示す第1残量データと、前記第1の時点より後の第2の時点において前記燃料油タンクに収容されている燃料油の残量を示す第2残量データとを取得する処理と、
    前記第1の時点から前記第2の時点までの期間において前記燃料油タンクに対して補油された燃料油の供給者により提示された補油量を示す補油量データを取得する処理と、
    前記燃料油タンクから燃料油消費装置へ向かう燃料油の流量を計測する流量計の計測値を示す流量データを取得する処理と、
    前記流量データに基づいて、前記第1の時点から前記第2の時点までの期間における燃料油消費量を算出する処理と、
    前記第1残量データに基づき特定される燃料油の残量に前記補油量データが示す補油量を加算し前記算出する処理において算出した燃料油消費量を減じた値と、前記第2残量データに基づき特定される燃料油の残量との比較、もしくは当該比較と等価の比較を行う処理と、
    前記比較の結果を報知する処理と
    を実行させるためのプログラム。
  7. コンピュータに、
    第1の時点において船舶の燃料油タンクに収容されている燃料油の残量を示す第1残量データと、前記第1の時点より後の第2の時点において前記燃料油タンクに収容されている燃料油の残量を示す第2残量データとを取得する処理と、
    前記第1の時点から前記第2の時点までの期間において前記燃料油タンクに対して補油された燃料油の供給者により提示された補油量を示す補油量データを取得する処理と、
    前記燃料油タンクに収容されている燃料油の液位を計測する液位計の計測値を示す液位データを取得する処理と、
    前記液位データに基づいて、前記第1の時点から前記第2の時点までの期間における燃料油消費量を算出する処理と、
    前記第1残量データに基づき特定される燃料油の残量に前記補油量データが示す補油量を加算し前記算出する処理において算出した燃料油消費量を減じた値と、前記第2残量データに基づき特定される燃料油の残量との比較、もしくは当該比較と等価の比較を行う処理と、
    前記比較の結果を報知する処理と
    を実行させるためのプログラム。
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