JP6196545B2 - 電気集塵装置及びフライヤー一体型電気集塵ユニット - Google Patents

電気集塵装置及びフライヤー一体型電気集塵ユニット Download PDF

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Description

本発明は、フライヤーから発生する油煙や油塵等の粒子を高電圧の印加によって発生するコロナ放電により帯電させて捕集する電気集塵装置及びフライヤー一体型電気集塵ユニットに関するものである。
通常、食材を油で加熱調理するためにフライヤーを使用するが、フライヤーを使用する際、油煙や油塵等の粒子が発生する。そのため、従来、フライヤーの上方にはこの種の粒子を捕集する装置が設けられている。
この種の従来の装置としては、例えば、特許文献1に開示されているように、電源部から供給される高電圧によりコロナ放電を発生する集油塵部を備え、この集油塵部によって加熱調理器から発生する微粒子状油塵を捕集し回収する油塵回収装置が知られている。
また、特許文献2に開示されているように、発塵源から発生するダストの濃度を検出し、その濃度に応じて荷電量を制御する制御装置を備えた電気集塵装置が知られている。
さらに、特許文献3に開示されているように、調理装置で食材を加熱調理する際に発生する臭気を除去する脱臭フィルターを備えた空気処理装置が知られている。
実開平2−91643号公報 特開昭60−54747号公報 特開2012−229871号公報
しかしながら、上記した特許文献1に開示された油塵回収装置では、加熱調理器から発生する微粒子状油塵に応じた集油塵部の連動制御に関する記載がない。したがって、効率の良い運転を行なうことが難しく、省エネルギー化を図り難いという問題がある。
また、上記した特許文献2に開示された電気集塵装置では、発塵源から発生するダストの濃度を検出する検出器が必要となり、定期的に検知器の清掃やメンテナンスも必要となるため、その手間及び費用が掛かり、経済性が悪いという問題がある。
さらに、上記した特許文献3に開示された空気処理装置では、調理装置から発生する臭気を除去するために脱臭フィルターが必要となるため、そのメンテナンスに手間が掛かると共に費用が嵩み、経済性が悪いという問題がある。また、調理装置と空気処理装置の連動制御に関する記載がなく、効率の良い運転を行なうことが難しく、省エネルギー化を図り難いという問題がある。
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、省エネルギー化を図ることができると共に経済性の向上を図ることのできる電気集塵装置及びフライヤー一体型電気集塵ユニットを提供することを目的とするものである。
上記した課題を解決するため、本発明の第1の電気集塵装置は、食材を揚げる油を貯留する油槽と、食材を収容するバスケットを昇降させて該油槽に出し入れするように動作する昇降設備と、を有するフライヤーから発生する油煙や油塵等の粒子を捕集するための電気集塵装置であって、高電圧電源部により高電圧を印加されることで油煙や油塵等の粒子を帯電させて捕集する荷電集塵部を備え、前記バスケットを前記油槽内の調理位置まで降下させる前記昇降設備の動作に応じて該高電圧電源部から該荷電集塵部に所定値の高電圧を印加し、該バスケットを該油槽外の待機位置まで上昇させる該昇降設備の動作に応じて該高電圧電源部から該荷電集塵部に該高電圧を印加しないように制御するか或いは該所定値より低い電圧を印加することを特徴とする。
本発明の第1の電気集塵装置によれば、昇降設備によるバスケットの昇降位置(前記待機位置又は前記調理位置)に連動させて荷電集塵部に印加する高電圧を制御することで、油煙等の粒子発生量に応じた最適な高圧制御を行なうことができるため、油煙等の粒子を確実に捕集することができると共に、荷電集塵部から発生するオゾンを必要最小限に抑制することができる。すなわち、フライヤーから発生する油煙量等を検出するセンサを必要としないため、経済的であると共に、荷電集塵部の最適な高圧制御を行なうことができるため、効率の良い運転を行なうことができ、省エネルギー化を図ることができる。また、バスケットが待機位置にある場合、荷電集塵部に高電圧を印加しないように制御するか或いは所定値より低い電圧を印加することで、荷電集塵部のメンテナンスサイクルを延ばすことができると共に、耐久性の向上を図ることができる。
本発明の第2の電気集塵装置では、前記バスケットが前記油槽外の待機位置まで上昇した後、所定の残存処理時間が経過するまで、前記高電圧電源部から前記荷電集塵部に印加される高電圧を前記所定値に維持することを特徴とする。
本発明の第2の電気集塵装置によれば、調理後であっても前記残存処理時間が経過するまで、油槽上部周辺に残存している油煙等の粒子や油槽から発生する油煙等の粒子を確実に捕集することができる。
本発明の第3の電気集塵装置では、前記油槽に新しい油を貯留した後に、前記昇降設備が前記バスケットを該油槽内の調理位置まで降下させた回数を計測し、該計測した回数が増加するに従って前記残存処理時間を延長させるよう制御することを特徴とする。
本発明の第3の電気集塵装置によれば、調理回数が増える度に油が劣化していくのに伴い油煙等の粒子発生量も増加していくが、調理回数に連動させて前記残存処理時間を延長させることで、油槽上部周辺に残存している油煙等の粒子や油槽から発生する油煙等の粒子を確実に捕集することができる。
本発明の第4の電気集塵装置では、前記フライヤーで調理される食材の種類や数量に関する調理情報を入力可能な設定操作部と、前記調理情報に対応させて予め設定された調理情報別残存処理時間を格納する記憶部と、を備え、前記設定操作部から入力された前記調理情報に対応する前記調理情報別残存処理時間を前記記憶部から検索し、該調理情報別残存処理時間に基づき前記残存処理時間を変更することを特徴とする。
本発明の第4の電気集塵装置によれば、食材の種類や数量によって調理時の油煙等の粒子発生量が異なるため、調理後に油槽上部周辺に残存している油煙等の粒子量や油槽から発生する油煙等の粒子量も異なるが、調理情報に応じて前記残存処理時間を変更することで、油煙等の粒子を確実に捕集することができる。
本発明の第1のフライヤー一体型電気集塵ユニットでは、前記フライヤーと、該フライヤーの上方において該フライヤーから発生する油煙の流通方向下流側から順に配置される、吸込口、プレフィルター、ファン、前記荷電集塵部、及び排気口と、を備える前記電気集塵装置と、が共通の筐体内に設けられていることを特徴とする。
本発明の第1のフライヤー一体型電気集塵ユニットによれば、フライヤーから発生する油煙等の粒子を効率良く、確実に捕集するのに適した構成とすることができると共に、ユニット全体をコンパクトに構成することができる。また、清浄空気は排気口から排出され、ダクト等の風導設備を介して室外に排出する必要がないため、経済性を高めることができる。
本発明の第2のフライヤー一体型電気集塵ユニットでは、前記フライヤーの油槽内の油の温度を検知する油温検知部と、前記油槽から発生する油煙や油塵等の粒子発生量を検知する油煙検知部と、を備え、前記バスケットが前記待機位置に上昇した状態で前記油温検知部により検知した前記油槽内の油の温度が所定温度まで低下した時に前記油煙検知部により検知した油煙や油塵等の粒子発生量が所定量を超えている場合には、油劣化信号を出力することを特徴とする。
本発明の第2のフライヤー一体型電気集塵ユニットによれば、油の劣化状態を確実に把握することができ、油をタイミング良く交換することができるため、調理物の品質低下を防止することができる。
本発明の第3のフライヤー一体型電気集塵ユニットでは、前記油槽に新しい油を貯留した後に、前記昇降設備が前記バスケットを該油槽内の調理位置まで降下させた回数を計測し、該計測した回数が予め設定された所定回数に達した場合に、油劣化信号を出力することを特徴とする。
本発明の第3のフライヤー一体型電気集塵ユニットによれば、油煙や油塵等の粒子の発生を検出する検出器を設置することなく、油の劣化状態を確実に把握することができ、油をタイミング良く交換することができるため、経済性を高めることができると共に、調理物の品質低下を防止することができる。
本発明の第4のフライヤー一体型電気集塵ユニットでは、前記フライヤー及び前記電気集塵装置が通信ネットワークを介して管理コンピュータと接続されていることを特徴とする。
本発明の第4のフライヤー一体型電気集塵ユニットによれば、油の交換時期の管理や電気集塵装置の状態の管理を遠隔から行うことができるため、適切な運用を管理指導することができると共に、フライヤーや電気集塵装置の運転管理及びメンテナンスを迅速且つ効率良く行うことができる。
本発明によれば、省エネルギー化を図ることができ、経済性の向上を図ることができる等、種々の優れた効果を得ることができる。
本発明の実施の形態に係るフライヤー一体型電気集塵ユニットを示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るフライヤー一体型電気集塵ユニットの内部を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係るフライヤー一体型電気集塵ユニットを示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る電気集塵装置の荷電集塵部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る電気集塵装置の荷電集塵部の内部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る電気集塵装置の荷電集塵部の主要部分を示す平断面図である。 本発明の実施の形態に係るフライヤー一体型電気集塵ユニットの作用を示すタイムチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
先ず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施の形態に係るフライヤー一体型電気集塵ユニットの全体構成について説明する。ここで、図1は本発明の実施の形態に係るフライヤー一体型電気集塵ユニットを示す斜視図、図2は本発明の実施の形態に係るフライヤー一体型電気集塵ユニットの内部を示す側面図、図3は本発明の実施の形態に係るフライヤー一体型電気集塵ユニットを示すブロック図である。
本発明の実施の形態に係るフライヤー一体型電気集塵ユニット10は、縦長箱形状の筐体11内にフライヤー12と電気集塵装置13とが設けられ、一体に構成されている。筐体11の前面には、ほぼ中央に矩形状の開口部14が形成されており、上部に横長矩形状の排気口15が前方に開口するように形成されている。
フライヤー12は、筺体11の下部に取り付けられている。フライヤー12は、食材を揚げる油を貯留する油槽16と、食材を収容するバスケット17を昇降させて油槽16に出し入れするように動作する昇降設備18と、開口部14の直ぐ下方において筺体11の前面に取り付けられるフライヤー用制御装置19と、を主体に構成されている。
なお、フライヤーとは、フライ(揚げ物)を調理する調理器のことを言う。また、フライとは、フライ、唐揚げ、天ぷら、衣揚げ等の比較的多量の油脂を熱媒として使用する加熱調理方法のことを言い、食材の種類、形態、材料等は特に限定されるものではない。例えば、フライ調理されるものとしては、コロッケ、とんかつ、メンチカツ、唐揚げ、魚介類のフライ、肉類のフライ、野菜類のフライ、かき揚げ、天ぷら、ハムカツ、フライドポテト、揚げ肉団子、プリフライタイプの天ぷら、油揚げ米菓(揚げ煎餅等)、油揚げスナック、油揚げ、さつま揚げ、アメリカンドッグ、カレーパン、ピロシキ、春巻きなどが含まれる。また、調理時間及び油槽16の温度は、食材の種類や個数に応じて適宜調整することが可能であり、フライ油を適切に管理することで、フライ調理品は、香ばしい、油っぽくない、カラッとしている等の風味を維持することができる。また、フライ油中の劣化物の量を抑制することが、フライ調理品の風味に対して好影響を与える一因となることが知られている。
油槽16は、フライヤー用制御装置19の後方位置に取り付けられている。油槽16内にはヒータ(図示省略)と油温検知部20(図3参照)とが取り付けられている。
バスケット17は、例えばステンレス等の金属製であり、全周側面及び底面がメッシュ状に形成されており、上方は開口されている。バスケット17の前部には把手部21が前方に延出して形成されており、バスケット17の後部にはフック部(図示省略)が形成されている。
昇降設備18は、油槽16の後方において立設される支柱部22と、支柱部22に沿って昇降可能に設けられる腕部23と、腕部23を昇降させる駆動源であるモータ(図示省略)と、昇降設備18によるバスケット17の昇降動作を検知する昇降検知部25(図3参照)と、を備えて構成されている。腕部23は支柱部22から前方に延出して形成され、腕部23の前端部はバスケット17の前記フック部が係脱可能なように形成されている。これにより、腕部23の前端部にバスケット17の該フック部を係止すると、バスケット17が水平姿勢に保持され、把持部21が開口部14を介して筺体11の前面から前方に突出するようになっている。
フライヤー用制御装置19は、例えば油温の設定温度や油劣化信号等、フライヤー12に関する情報を表示するための表示部26と、例えば前記ヒータを手動でオン・オフさせたり又は油温や食材の種類や数量に関する調理情報等を入力したりするための設定操作部27と、油温検知部20の検知結果に基づき前記ヒータを制御して油温を設定温度に維持する油温制御部28と、を備えている。
電気集塵装置13は、筺体11の上部であってフライヤー12の上方に取り付けられている。電気集塵装置13は、フライヤー12から発生する油煙の流れ方向(図1及び図2中の矢印参照)に沿って下流側から順に配置される、前処理部29、ファン30、及び荷電集塵部31と、排気口15の直ぐ下方において筺体11の前面に取り付けられる電気集塵装置用制御装置32と、を備えている。
前処理部29は、筺体11の後部に設けられ、例えばステンレス等の金属板を後方に下傾して形成した傾斜面33と、傾斜面33の下端から後方水平に形成した底面34と、筺体11と、により後部チャンバー室35を形成するように設けられている。傾斜面33には、吸込口36が形成され、この吸込口36に対応する位置にプレフィルター37が着脱可能に設けられている。プレフィルター37としては、例えば、メッシュ状のフィルターやステンレス製のグリスフィルター等を使用することができる。
前処理部29の上方には金属製の仕切板38が水平姿勢で取り付けられており、仕切板38の上方後部にファン30が取り付けられている。ファン30は、例えばシロッコファンであり、ファンモータ39が上部に配置され、空気を下方から吸い込んで前方に吐き出し可能なように設置されている。
仕切板38の上方前部であってファン30の前方には前部チャンバー室40が形成されており、前部チャンバー室40の上方であって電気集塵装置用制御装置32の後方に荷電集塵部31が取り付けられている。荷電集塵部31は、高電圧の印加によって発生するコロナ放電により油煙等の粒子を帯電させて捕集するものであり、高電圧を印加される給電部材42が前部に配置され、空気を下方から吸い込んで上方に吐き出し可能なように設置されている。なお、荷電集塵部31の詳細については後述する。
電気集塵装置用制御装置32は、例えば荷電集塵部31に印加する高電圧の出力値等、電気集塵装置13に関する情報を表示するための表示部43と、例えば電気集塵装置13を手動でオン・オフさせたり又は荷電集塵部31に印加する高電圧の出力値等を設定したりするための設定操作部44と、給電部材42に高電圧を印加する高電圧電源部45と、荷電集塵部31に吸い込まれる油煙の温度を検知する油煙温度検知部46と、を備えている。
さらに、図3に示されているように、フライヤー一体型電気集塵ユニット10は、フライヤー12及び電気集塵装置13を総合的に制御するCPU(Central Processing Unit)50と、各種情報を格納する記憶部51と、外部のインターネット等の情報通信ネットワーク52に接続される外部通信部53と、を備えている。
情報通信ネットワーク52には、フライヤー一体型電気集塵ユニット10を管理する本部の管理装置54や各種情報を格納する外部のサーバ装置55やフライヤー一体型電気集塵ユニット10のメンテナンスを行う会社の管理装置56等の管理コンピュータが接続されており、さらに、メンテナンス会社の管理装置56には携帯端末57を介してアクセスできるようになっている。
次に、主に図4〜図6を参照しつつ、荷電集塵部31について詳細に説明する。ここで、図4は荷電集塵部31を示す斜視図、図5は荷電集塵部31の内部を示す斜視図、図6は荷電集塵部31の主要部分を示す平断面図である。なお、図4及び図5に示されている荷電集塵部31の向きは実際に筺体11内に設置される荷電集塵部31の向きとは異なっており、実際には、図4及び図5における荷電集塵部31の左斜め下側が荷電集塵部31の下側を向き、図4及び図5における荷電集塵部31の右斜め下側が荷電集塵部31の前側を向いた姿勢で筺体11に取り付けられる。以下の説明における上下前後左右の向きは、実際に荷電集塵部31が筺体11内に設置される向きを基準とする。
荷電集塵部31は、内部が中空な枠体61と、枠体61の下面に取り付けられてアース接続される接地電極板62と、接地電極板62より上方の枠体61内において接地電極板62に直交する向きに並設される複数の支持基板63と、枠体61内において下方に向かって支持基板63に片持ち支持される放電用針電極64と、放電用針電極64の先端部64aより上方の枠体61内において接地電極板62に直交する向きに並設される複数の集塵板65と、枠体61内において集塵板65に対向するように配置される複数の高電圧極板66と、を備えている。
枠体61は、互いに対向するように設けられる前後端部67と、前後端板67間に水平姿勢で貫設される複数の連結シャフト68と、を備えて構成されている。連結シャフト68の前端部には、上下一対で給電部材42が取り付けられており、各給電部材42と前端板67との間には絶縁碍子69が介装されている。
各給電部材42には高電圧電源部45が電気的に接続されている。図4に示されているように、高電圧電源部45は、交流の元電源70を高圧トランス71で昇圧した後、倍圧部72で交流電流を直流に変換すると共にさらに昇圧して高電圧を生成するように構成されており、荷電集塵部31に印加する高電圧の出力を制御するための出力制御部としても機能する。
接地電極板62は、丸孔形状の開口部73が多数形成された1枚の矩形状の導電性を有する金属(例えば鉄)により平板状に形成されており、空気の流れを遮る向き(空気の流れ方向に対して直交する向き)に着脱自在に取り付けられている。
支持基板63は、細長短冊状で導電性を有する金属(例えばアルミ)製の板材により形成されており、支持基板63の前後端部を連結シャフト68がそれぞれ貫通し、各支持基板63間は等間隔で平行に保持されている。支持基板63には、カシメ部74が形成されており、カシメ部74にはそれぞれ放電用針電極64の基端部64bが片持ち支持されている。
放電用針電極64は、その先端部64aをカシメ部74から下方に向けた姿勢に保持され、放電用針電極64の先端部64aが接地電極板62の開口部73の中心線CL(図6参照)上に位置するように配設されている。
集塵板65は、アース接続されており、支持基板63の中間位置に配置される第1の集塵板75と、支持基板63の後方延長線上に配置される第2の集塵板76と、を備え、第1の集塵板75と第2の集塵板76とは交互に配置されている。第1の集塵板75及び第2の集塵板76には、連結シャフト68がそれぞれ貫通し、第1の集塵板75と第2の集塵板76との間は等間隔で平行に保持されている。
図6に良く示されているように、第1の集塵板75は、その前端部75aが支持基板63の前端部63aと一致する位置まで下方に延出して形成されている。この時、放電用針電極64の先端部64aから該放電用針電極64に対応する開口部73の周縁部までの距離L1が該放電用針電極64から最も近い第1の集塵板75の前端部75aまでの距離L2より短くなるように設定されている。
第2の集塵板76は、その前端部76aが放電用針電極64の後端部64bから後方に所定距離、離間して配置されている。
高電圧極板66は、第1の集塵板75と第2の集塵板76との中間位置に配置され、第1の集塵板75又は第2の集塵板76を両側から挟むように設けられている。高電圧極板66には、連結シャフト68がそれぞれ貫通し、高電圧極板66間は等間隔で平行に保持されている。
次に、図1〜図6に加えて図7を参照しつつ、上記した本発明の実施の形態に係るフライヤー一体型電気集塵ユニット10の作用について説明する。ここで、図7は本発明の実施の形態に係るフライヤー一体型電気集塵ユニット10の作用を示すタイムチャートである。
まず、油槽16内に新しい油が貯留されている状態において、フライヤー12を使用していない非調理時には、昇降設備18によってバスケット17は油槽16の上方の待機位置に上昇されている。この時、油槽16内に新しい油が貯留されたかどうかについての判断は、例えばフライヤー用制御装置19の設定操作部27からリセット釦の押圧等によりリセット操作が行われたことをCPU50が検出することで行うことができる。
前記待機位置において、フライヤー12では、油温検知部20による油温の検知結果に基づき油温制御部28により前記ヒータが制御され、油槽16内の油温は所定の低温度(例えば140℃)に維持される。また、電気集塵装置13では、電源電圧部45から荷電集塵部31への高電圧の印加は行われず、ファン30はオフ状態に維持される。
バスケット17内に調理する食材が投入され、フライヤー用制御装置19の設定操作部27からフライヤー12のオン操作が行われると、昇降設備18によってバスケット17は油槽17内の調理位置に降下される。この調理位置において、フライヤー12では、油温検知部20による油温の検知結果に基づき油温制御部28によって前記ヒータが制御され、油槽16内の油温は所定の高温度(例えば180℃)に維持される。これにより、食材は高温度の油で加熱調理され、フライヤー12から油煙や油塵等の粒子が発生する。
一方、この時、電気集塵装置13では、電源電圧部45から荷電集塵部31へ高電圧HV(例えば−8KV)が印加され、ファン30は高回転モードで運転される。これにより、前記粒子を含む空気はファン30の吸引力により上昇し、吸込口36からプレフィルター37を通り、粗い粒子が除去された後、後部チャンバー室35からファン30を通過し、前部チャンバー室40から荷電集塵部31に流入する。
荷電集塵部31では、放電用針電極64に高電圧電源部45から給電部材42を介して高電圧HVが印加され、これにより発生するコロナ放電によって、放電用針電極64の先端部64aと接地電極板62の開口部73の全周端部との間に、綺麗な放物線状の円錐形状の帯電エリアEAが形成される。一方、高電圧極板66には、高電圧電源部45から給電部材42を介して高電圧LV(例えば−6KV)が印加される。
図6に示されているように、このように形成された帯電エリアEAを空気が通過すると、空気中の油煙や油塵等の粒子は帯電され、帯電された粒子は高電圧極板66に印加された高電圧LVに反発することで第1の集塵板75及び第2集塵板76に捕集され、清浄空気となる。そして、この清浄空気は、排気口15から筐体11の外部へ排出される。
このように油槽16に新しい油を貯留した後の最初の加熱調理が終了し、フライヤー用制御装置19の設定操作部27からフライヤー12のオフ操作が行われると、昇降設備18によってバスケット17は油槽16の上方の待機位置に上昇される。この待機位置において、フライヤー12では、油温検知部20による油温の検知結果に基づき油温制御部28によって前記ヒータが制御され、油槽16内の油温は次第に低下して所定の低温度(例えば140℃)に維持される。これにより、油槽16の上方周辺に残存している油煙や油塵等の粒子量やフライヤー12から発生する油煙や油塵等の粒子の発生量は次第に減少するが、その量がゼロになるか或いは所定レベル以下に低下する迄には所定の時間(以下「残存処理時間」と言う。)T1が掛かる。
そのため、電気集塵装置13では、バスケット17が前記待機位置に上昇した後も残存処理時間T1が経過する迄、電源電圧部45から荷電集塵部31への高電圧の印加が継続して行わると共にファン30による高回転モードでの運転が継続して行われる。そして、残存処理時間T1が経過後、電源電圧部45から荷電集塵部31への高電圧の印加が停止されると共にファン30が停止される。
以降、2回目以降の加熱調理においても、フライヤー12及び電気集塵装置13では、上記したのと同様の動作が行われる。しかし、加熱調理の回数が増加する度に油槽16内の油は劣化し、それに伴って、油槽16の上方周辺に残存している油煙や油塵等の粒子量や油槽16から発生する油煙や油塵等の粒子発生量も増加する。したがって、2回目以降の加熱調理では、加熱調理の回数の増加に連動させて、残存処理時間T2,T3,T4,・・・を最初の加熱調理時の残存処理時間T1より延長させ、その延長させた残存処理時間T2,T3,T4,・・・に基づき、電気集塵装置13を制御するのが好ましい。なお、加熱調理の回数は、油槽16内に新しい油が貯留された後に昇降設備18によるバスケット17の昇降回数を昇降検知部25が計測し、この計測結果に基づきCPU50が判断する。
また、加熱調理の回数が所定の複数回数(例えば3回目)以降であるとCPU50が判断した場合には、油槽16内の油が古くなったものとみなし、図7の破線で示されているように、非調理時にも電源電圧部45から荷電集塵部31に対して調理時の高電圧(例えば−8KV)より低い電圧(例えば−6KV)を印加すると共に、ファン30を低回転モードで運転するように制御しても良い。
なお、食材の種類や数量に関する調理情報に対応させて予め設定された調理情報別残存処理時間を記憶部51に格納しておいてもよい。この場合、フライヤー用制御装置19の設定操作部27から入力された前記調理情報に基づき、該調理情報に対応する調理情報別残存処理時間を記憶部51から検索し、該調理情報別残存処理時間によって前記残存処理時間を変更することができる。
また、例えば前処理部29の傾斜面33の下部等に油煙検知部24を取り付け、バスケット17が前記待機位置に上昇した状態において油温検知部20によって検知した油槽16内の油の温度が所定温度(例えば140℃)まで低下した時に、油煙検知部24により検知した油煙の発生量が所定量を超えている場合に、表示部26に油劣化信号を出力しても良い。
また、油槽16に新しい油を貯留した後に、昇降設備18がバスケット17を油槽16内の調理位置まで降下させた回数を昇降検知部25が計測し、該計測した回数が予め記憶部51に格納された所定回数に達した場合に、表示部26に油劣化信号を出力しても良い。そして、この油劣化信号が出力されたことを契機として、油槽16内の油が古くなったものとみなし、図7の破線で示されているように、非調理時にも電源電圧部45から荷電集塵部31に対して調理時の高電圧(例えば−8KV)より低い電圧(例えば−6KV)を印加すると共に、ファン30を低回転モードで運転するように制御しても良い。
また、加熱調理の回数の判断は、上記したように昇降設備18によるバスケット17の昇降回数を昇降検知部25が計測する方法の他、例えば、油温検知部20により油槽16内の油温が低温(例えば140℃)から高温(例えば180℃)、或いは反対に高温から低温に変化する回数を計測する方法により行うこともできる。
また、油槽16内の油が新しい油に交換されたかどうかについての判断は、上記したようにフライヤー用制御装置19の設定操作部27からリセット操作が行われたことを検出する方法の他、例えば、前記待機位置で油温の温度が低温(例えば140℃)の時に油煙検知部24により検知した今回の油煙発生量と前回の油煙発生量とを比較して、該油煙発生量が著しく減少した場合に新しい油に交換されたと判断する方法により行うこともできる。
このように上記した構成を備えたフライヤー一体型電気集塵ユニット10によれば、昇降設備18によるバスケット17の昇降位置(前記待機位置又は前記調理位置)に連動させて荷電集塵部31に印加する高電圧を制御することで、油煙等の粒子発生量に応じた最適な高圧制御を行なうことができるため、油煙等の粒子を確実に捕集することができると共に、荷電集塵部31から発生するオゾンを必要最小限に抑制することができる。すなわち、フライヤー12から発生する油煙量等を検出するセンサを必要としないため、経済的であると共に、荷電集塵部31の最適な高圧制御を行なうことができるため、効率の良い運転を行なうことができ、省エネルギー化を図ることができる。また、バスケットが待機位置にある場合、荷電集塵部に高電圧を印加しないように制御するか或いは所定値より低い電圧を印加することで、荷電集塵部のメンテナンスサイクルを延ばすことができると共に、耐久性の向上を図ることができる。さらに、荷電集塵部31から発生するオゾンを必要最小限に抑制することができるので、排気口15を筐体11の前方側(手前側)上部に設けた場合においても、フライヤーを操作する人に有害な作業環境とはならないことより、清浄空気をダクトなどにより屋外に排出する手間を省くことができる。加えて、排気口15から排出された清浄空気は、荷電集塵部31から発生するオゾンによる脱臭作用により悪臭も除去されているので、作業者が不快となるようなことはない。
また、フライヤー一体型電気集塵ユニット10のフライヤー12及び電気集塵装置13が外部通信部53及び情報通信ネットワーク52を介してそれぞれの管理コンピュータ54,55,56と接続されているため、フライヤー12や電気集塵装置13の各種データを管理コンピュータ54,55,56に送信することができ、油の交換時期の管理やフライヤー12及び電気集塵装置13の状態の管理を遠隔から行うことができる。したがって、適切な運用を管理指導することができると共に、フライヤー12や電気集塵装置13の運転管理及びメンテナンスを迅速且つ効率良く行うことができる。また、管理コンピュータ54,55,56からの指令によりフライヤー12や電気集塵装置13を遠隔操作することもできる。
例えば、フライヤー一体型電気集塵ユニット10をコンビニエンスストアに設置した場合、ほとんどの従業員がアルバイト定員であるため、フライヤー一体型電気集塵ユニット10の操作に不慣れであり、油槽16内の油の交換時期を管理したり、電気集塵装置13の放電用針電極64等のメンテナンスを行なったりすることは困難である。そこで、外部通信部53及び通信ネットワーク52を経由して、本部の管理装置54やメンテナンス会社の管理装置56に対して、油の劣化状態や荷電集塵部31の汚れ具合等、現状の状態に関する各種データを送信することで、フライヤー12や電気集塵装置13の状態を遠隔においてリアルタイムで把握することができるため、適切な対応処理を迅速に行うことができる。
また、油槽16内の油は、非調理時も高温のままに放置しておくと劣化する。そのため、油の温度制御を手動で行う場合には、調理前に油の温度を低温から高温に上昇させるスイッチをオン操作し、調理後に該スイッチをオフ操作して油の温度を高温から低温に低下させる必要があるが、操作に不慣れなアルバイト定員の場合には、調理後に該スイッチをオフ操作し忘れる虞がある。しかし、上記したフライヤー一体型電気集塵ユニット10によれば、メンテナンス会社の管理装置56等から遠隔によってオフ操作することができるため、非調理時に油の温度が高温に維持されることで油の劣化が進行してしまうのを確実に防止することができる。
さらに、上記したフライヤー一体型電気集塵ユニット10によれば、メンテナンス会社の職員が所持している携帯端末57とメンテナンス会社の管理装置56とが接続されているため、仮に、メンテナンス会社の職員がメンテナンス会社の管理装置56の設置場所から離れている時にフライヤー一体型電気集塵ユニット10が故障して至急修理が必要となった場合でも、その状態を携帯端末57に報知することで、迅速に対応措置を行うことができる。
また、上記した構成を備えた本発明の実施の形態に係る電気集塵装置13によれば、放電用針電極64の先端部64aと接地電極板62の開口部73の周縁部とが所定距離を維持するように放電用針電極64が接地電極板62の各開口部73に対応して配置されているため、開口部73を通過する空気は必ず帯電エリアEAを通過し、放電用針電極64が異常放電することなく、空気中の油煙や油塵等の粒子を荷電することができ、荷電効率を高めることができる。また、接地電極板62が空気の流通を遮る向きに配置されているため、空気の流通方向の長さを短縮することができ、小型化を実現することができる。さらに、放電用針電極64によって帯電された油煙や油塵等の粒子は、下流側に設けた高電圧極板66の反発作用によって、第1の集塵板75側及び第2の集塵板76側に移動することで確実に粒子を捕集することができる。
さらに、放電用針電極64の先端部64aから放電用針電極64に対応する開口部73の周縁部までの距離L1が放電用針電極64から最も近い第1の集塵板75の端部までの距離L2より短くなるように設けられているため、放電用針電極64と接地電極板62との間で確実に放電エリアを生成することができる。また、異常放電しない程度まで第1の集塵板75の面積を大きく形成することができ、帯電粒子をより多く捕集することができるため、帯電粒子の捕集効率をさらに向上させることができる。
さらにまた、集塵板65が、第1の集塵板75と第2の集塵板76とを備えており、集塵板65の面積を増大させることができるため、帯電粒子の捕集効率を高めることができると共に、集塵板19の清掃等のメンテナンスサイクルを延長することができる。
なお、上記した本発明の実施の形態の説明は、本発明に係る電気集塵装置及びフライヤー一体型電気集塵ユニットにおける好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
本発明の技術は、コンビニエンスストアなどにおいて、食材を油で加熱調理するフライヤーから発生する油煙や油塵等を吸引して捕集する電気集塵装置やフライヤー一体型電気集塵ユニットで利用されることが見込まれるものである。
10 フライヤー一体型電気集塵ユニット
11 筐体
12 フライヤー
13 電気集塵装置
15 排気口
16 油槽
17 バスケット
18 昇降設備
20 油温検知部
24 油煙検知部
27 設定操作部
30 ファン
31 荷電集塵部
36 吸込口
37 プレフィルター
45 高電圧電源部
51 記憶部
52 通信ネットワーク
54 本部管理装置(管理コンピュータ)
55 サーバ装置(管理コンピュータ)
56 メンテナンス会社管理装置(管理コンピュータ)

Claims (8)

  1. 食材を揚げる油を貯留する油槽と、食材を収容するバスケットを昇降させて該油槽に出し入れするように動作する昇降設備と、を有するフライヤーから発生する油煙や油塵等の粒子を捕集するための電気集塵装置であって、
    高電圧電源部により高電圧を印加されることで油煙や油塵等の粒子を帯電させて捕集する荷電集塵部を備え、前記バスケットを前記油槽内の調理位置まで降下させる前記昇降設備の動作に応じて該高電圧電源部から該荷電集塵部に所定値の高電圧を印加し、該バスケットを該油槽外の待機位置まで上昇させる該昇降設備の動作に応じて該高電圧電源部から該荷電集塵部に該高電圧を印加しないように制御するか或いは該所定値より低い電圧を印加することを特徴とする電気集塵装置。
  2. 前記バスケットが前記油槽外の待機位置まで上昇した後、所定の残存処理時間が経過するまで、前記高電圧電源部から前記荷電集塵部に印加される高電圧を前記所定値に維持することを特徴とする請求項1に記載の電気集塵装置。
  3. 前記油槽に新しい油を貯留した後に、前記昇降設備が前記バスケットを該油槽内の調理位置まで降下させた回数を計測し、該計測した回数が増加するに従って前記残存処理時間を延長させるよう制御することを特徴とする請求項2に記載の電気集塵装置。
  4. 前記フライヤーで調理される食材の種類や数量に関する調理情報を入力可能な設定操作部と、
    前記調理情報に対応させて予め設定された調理情報別残存処理時間を格納する記憶部と、
    を備え、前記設定操作部から入力された前記調理情報に対応する前記調理情報別残存処理時間を前記記憶部から検索し、該調理情報別残存処理時間に基づき前記残存処理時間を変更することを特徴とする請求項2に記載の電気集塵装置。
  5. 前記フライヤーと、
    該フライヤーの上方であって、該フライヤーから発生する油煙の流通方向において、該フライヤーの下流側、吸込口、プレフィルター、ファン、前記荷電集塵部、及び排気口がこの順に備えられる請求項1〜4のいずれか1の請求項に記載の電気集塵装置と、
    が共通の筐体内に設けられていることを特徴とするフライヤー一体型電気集塵ユニット。
  6. 前記フライヤーの油槽内の油の温度を検知する油温検知部と、
    前記油槽から発生する油煙や油塵等の粒子発生量を検知する油煙検知部と、
    を備え、前記バスケットが前記待機位置に上昇した状態で前記油温検知部により検知した前記油槽内の油の温度が所定温度まで低下した時に前記油煙検知部により検知した油煙や油塵等の粒子発生量が所定量を超えている場合には、油劣化信号を出力することを特徴とする請求項5に記載のフライヤー一体型電気集塵ユニット。
  7. 前記油槽に新しい油を貯留した後に、前記昇降設備が前記バスケットを該油槽内の調理位置まで降下させた回数を計測し、該計測した回数が予め設定された所定回数に達した場合に、油劣化信号を出力することを特徴とする請求項5に記載のフライヤー一体型電気集塵ユニット。
  8. 前記フライヤー及び前記電気集塵装置が通信ネットワークを介して管理コンピュータと接続されていることを特徴とする請求項6〜7のいずれか1の請求項に記載のフライヤー一体型電気集塵ユニット。
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