JP6196277B2 - 同期放送システム、送信装置 - Google Patents
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これに対して、特許文献1には、状況に応じて送信所での送信タイミングを調整する技術として、二つの送信所からの到来波が共存する地点に、到来波を受信する施設を設け、両送信所から送信される互いの位相が180度異なった信号を受信し、その受信信号がゼロとなるように、一方の送信所の送信タイミングを調整するものが提案されている。
また、従来技術では、上記施設を、DU比が0dB付近となる要対策地域に設置する必要があるが、そもそも、その要対策地域を特定することができないという問題があった。
なお、この欄および特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[1.システム構成]
図1に示す同期放送システム1は、配信装置2と複数の送信装置3、4を備える。配信装置2は、IEC60958等により標準化されているAES/EBU規格のフォーマット(以下「AES/EBUフォーマット」という)の音声フレームを、各伝送網を介して各送信装置3、4に配信する。送信装置3は伝送網Aを介して受信した音声フレームから抽出した音声信号に従って、送信装置4は伝送網Bを介して受信した音声フレームから抽出した音声信号に従って、同期放送を行う。なお、図では、送信装置3、4を備えているが、送信装置を3つ以上備えていてもよい。また、伝送網A、伝送網Bは、例えば無線伝送網やIP伝送網などで構成されるが、無線伝送網やIP伝送網に限定されるものではない。
AES/EBUフォーマットは、音声信号をデジタルデータに変換された音声データを順次送信するためのフォーマットである。図2に示すように、最小単位のサブフレームは、32ビットで構成され、4ビットのプリアンブル、4ビットの補助データ、20ビットの音声データ、以下各1ビットの妥当性表示フラグ(V)、ユーザデータ(U)、チャネルステータス(C)、パリティビット(P)からなる。なお、補助データは、音声データが24ビットで表される場合に使用される。但し、音声データは、フレーム中の27ビット目側がMSBとなるように格納される。
一つのフレームを構成する二つのサブフレームは、ステレオ音声の左チャネルのデータ伝送に使用するチャネル1と、ステレオ音声の右チャネルのデータ伝送に使用するチャネル2とからなる。つまり、フレームの伝送スピードは、音声データのサンプリング周波数の64倍となる。サンプリング周波数は、例えば、48kHz、44.1kHz、32kHzの中から選択される。
図1に戻り、配信装置2は、音声フレーム生成部21と、第1の時刻情報取得部22と、同期情報付加部23と、配信部24と、伝送装置25と、伝送装置26とを備える。配信装置2は、その全部をハードウェアによって実現してもよいし、少なくとも一部を、CPU、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ(以下、非遷移的実体的記録媒体ともいう)を有する周知のマイクロコンピュータが実行する処理によって実現してもよい。この場合、マイクロコンピュータが実現する各種機能は、CPUが非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。
送信装置3は、音声データ取得部31と、第2の時刻情報取得部32と、遅延同期部33と、変調送信部34と、送信部35と、アンテナ36とを備える。送信装置3は、配信装置2と同様に、その全部をハードウェアによって実現してもよいし、少なくとも一部を、CPU、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ(以下、非遷移的実体的記録媒体ともいう)を有する周知のマイクロコンピュータが実行する処理によって実現してもよい。この場合、マイクロコンピュータが実現する各種機能は、CPUが非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。
変調送信部34は、図3に示すように、セレクタ341、パイロット信号生成部342、コンポジット信号生成部343、周波数変調部344、ミキサ345、トーン信号生成部346、測定制御部347、ローカル信号生成部348を備える。
同期放送システム1において、放送期間中は、配信装置2が各送信装置3,4に向けて音声データを配信する。音声データの配信を受けた各送信装置3,4は、伝送網A,Bでの伝送遅延を補償した音声データにより搬送波をFM変調することで放送波を生成する。この放送波を、全ての送信装置3,4が同じタイミングで送信することで同期放送を実現する。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(6a)同期放送システム1によれば、複数の送信装置からの放送波/試験波が受信される地域にて、スペクトルアナライザ等の計測器を用いて計測を行うと、試験波毎に搬送波の周波数が異なるため、図7に示すように、周波数軸上では各試験波を分離して検出し、その受信レベルを個別に測定することができる。このため、試験波の一つを希望波、それ以外のものを干渉波として、その測定結果からDU比を求めることができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
Claims (5)
- デジタル化された音声信号である音声データを配信する配信装置(2)と、
前記配信装置から配信された前記音声データを取得し、該音声データにより、予め設定された周波数の搬送波を周波数変調した電波を送信する複数の送信装置(3、4)と、
を備え、前記複数の送信装置が送信する電波により同一周波数を用いた同期放送を実施する同期放送システムにおいて、
前記複数の送信装置は、放送を休止する休止期間に、前記搬送波の周波数を予め設定されたオフセット周波数だけ変化させて試験波として送信し、
放送範囲が重なり合う前記送信装置同士では、前記オフセット周波数が互いに異なる値に設定され、
前記送信装置は、前記試験波として使用される搬送波を、音声周波数帯に属する一定周波数の正弦波が一定期間継続するトーンバースト信号で変調し、
前記トーンバースト信号の振幅は、放送範囲が重なり合う前記送信装置のそれぞれから送信される前記試験波の周波数スペクトルが、互いに重なり合うことがない大きさに設定されている
同期放送システム。 - 請求項1に記載の同期放送システムにおいて、
前記送信装置は、前記配信装置が前記複数の送信装置への前記音声データの配信を休止する期間を前記休止期間とする
同期放送システム。 - 請求項1または請求項2に記載の同期放送システムにおいて、
前記複数の送信装置は、予め定められた標準時刻を表す時刻情報を取得し、前記時刻情報により特定される一定周期のタイミング毎に、前記トーンバースト信号による前記搬送波の変調を行う
同期放送システム。 - デジタル化された音声信号である音声データを配信する配信装置(2)と共に同期放送システムを構成する送信装置(3,4)であって、
前記配信装置から前記音声データを取得する音声データ取得部(31)と、
前記音声データ取得部が取得した前記音声データにより、予め設定された周波数の搬送波を周波数変調する周波数変調部(344)と、
前記周波数変調部の出力を、同期放送用の放送波として送信する送信部(36)と、
前記周波数変調部への前記音声データの供給を休止する休止期間に、前記搬送波の周波数を、前記同期放送システムを構成し放送範囲が重なり合う他の送信装置とは、互いに異なる値となるように予め設定されたオフセット周波数だけ変化させた試験波を生成するための機能を持つローカル信号生成部(348)と、
音声周波数帯に属する一定周波数の正弦波が一定期間継続するトーンバースト信号を生成するトーン信号生成部(346)と、
前記休止期間に、前記音声データに代えてトーンバースト信号を前記周波数変調部に供給するセレクタ(341)と、
を備え、
前記トーンバースト信号の振幅は、放送範囲が重なり合う前記他の送信装置のそれぞれから送信される前記試験波の周波数スペクトルが、互いに重なり合うことがない大きさに設定されている
送信装置。 - 請求項4に記載の送信装置において、
予め定められた標準時刻を表す時刻情報を取得する時刻情報取得部(32)を備え、
前記トーン信号生成部は、前記時刻情報により特定される一定周期のタイミングを指定タイミングとして、該指定タイミング毎に前記トーンバースト信号を発生させる
送信装置。
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