JP6195686B1 - ショーケース - Google Patents

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Abstract

【課題】商品載置ユニットがショーケース本体に対してスライド自在なショーケースにおいて、スライド機構の汚染を抑制可能なショーケースを提供する。【解決手段】ショーケースは、商品が配置される内部空間を規定するケース本体と、ケース本体内に配置される商品載置ユニットと、商品載置ユニットをスライド自在に支持する載置ユニット支持部材と、商品載置ユニットが通過する開口を開閉する開閉部材とを具備する。載置ユニット支持部材は、ケース本体の側壁の外側に配置される。【選択図】図2

Description

本発明は、ショーケースに関する。
食品等の商品を陳列するショーケースが知られている。ショーケースは、例えば、コンビニエンスストア等の店舗に設置される。ショーケースの前面の少なくとも一部は、透明な部材によって構成されており、客は、ショーケースの内部を視認することが可能である。ショーケースには、客が自ら商品を取り出すように構成されたセルフサービス型のショーケースと、店員が商品を取り出すように構成された注文型のショーケースとがある。
関連する技術として、特許文献1には、ショーケース装置が開示されている。特許文献1に記載のショーケース装置では、ショーケース装置の本体に固定された第1のユニットと、第1のユニットに対してスライド自在な第2のユニットであって、トレイを載置する第2のユニットとを備える。特許文献1に記載のショーケース装置では、トレイが載置された第2のユニットを後方に引き出すことにより、店員は、トレイ上の商品を容易に取り出すことが可能である。
しかし、特許文献1に記載のショーケース装置では、第1のユニットに対して第2のユニットをスライドさせるスライド機構がショーケース装置の本体内に配置されている。このため、スライド機構が、ショーケース装置の本体内の雰囲気によって汚染されるおそれがある。例えば、本体内に、揚げ物等が配置される場合に、スライド機構に油が付着するおそれがある。そして、スライド機構に付着した油が固化した場合には、スライド機構が機能しなくなるおそれがある。また、スライド機構を高頻度に清掃する必要がある。
特開2014−210046号公報
そこで、本発明の目的は、商品載置ユニットがショーケース本体に対してスライド自在なショーケースにおいて、スライド機構の汚染を抑制可能なショーケースを提供することにある。
以下に、発明を実施するための形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態との対応関係の一例を示すために、参考として、括弧付きで付加されたものである。よって、括弧付きの記載により、特許請求の範囲は、限定的に解釈されるべきではない。
いくつかの実施形態におけるショーケースは、商品が配置される内部空間(SP)を規定するケース本体(2)と、前記ケース本体内に配置される商品載置ユニット(4)と、前記商品載置ユニット(4)をスライド自在に支持する載置ユニット支持部材(6)と、前記ケース本体(2)に取り付けられ、前記商品載置ユニット(4)が通過する開口を開閉する開閉部材(8)とを具備する。前記ケース本体(2)は、前記内部空間(SP)に面する側壁(21)を備える。前記載置ユニット支持部材(6)は、前記側壁(21)の外側に配置されている。
上記ショーケースにおいて、前記商品載置ユニット(4)は、ユニット上面が傾斜した状態で、前記ケース本体(2)内に配置されていてもよい。また、前記商品載置ユニット(4)は、前記載置ユニット支持部材(6)に対して水平方向にスライド自在であってもよい。
上記ショーケースにおいて、前記商品載置ユニット(4)は、前記載置ユニット支持部材(6)とスライド自在なスライド部材(42)と、商品載置部材(46)とを備えていてもよい。また、前記商品載置部材(46)は、スライド部材(42)によって揺動自在に支持されていてもよい。
上記ショーケースにおいて、前記商品載置ユニット(4)は、把手部(424)を備えていてもよい。また、前記商品載置ユニット(4)が前記ケース本体(2)内に配置された状態において、前記把手部(424)は、前記ケース本体外に位置していてもよい。
上記ショーケースにおいて、前記載置ユニット支持部材(6)の少なくとも一部を覆うカバー部材(90)を更に備えていてもよい。また、前記載置ユニット支持部材(6)の少なくとも一部は、前記カバー部材(90)と前記側壁(21)との間に配置されていてもよい。
上記ショーケースにおいて、前記商品載置ユニット(4)を引き出すことにより、前記開閉部材(8)が、自動的に開放位置に移動するように構成されていてもよい。
上記ショーケースにおいて、前記開閉部材(8)は、前記開閉部材(8)が閉鎖位置にある時に前記ケース本体(2)の後端部(25a)に接触する接触部(81)と、前記接触部(81)よりも外側に位置する受け部(82)とを有していてもよい。また、前記商品載置ユニット(4)を引き出すことにより、前記商品載置ユニット(4)は、前記受け部(82)と接触するように構成されていてもよい。
上記ショーケースにおいて、引き出し可能な前記商品載置ユニット(4)が、上下方向または左右方向に複数配置されていてもよい。
本発明により、スライド機構の汚染を抑制可能なショーケースを提供することができる。
図1は、第1の実施形態におけるショーケースを模式的に示す縦断面図である。 図2は、第1の実施形態におけるショーケースを模式的に示す概略斜視図である。なお、図2において、側壁を覆うカバー部材の記載は省略されている。 図3は、第1の実施形態におけるショーケースを模式的に示す概略斜視図である。なお、図3において、側壁を覆うカバー部材の記載は省略されている。 図4は、第1の実施形態におけるショーケースを模式的に示す概略斜視図である。 図5は、商品載置ユニットの一例を模式的に示す分解斜視図である。である。 図6は、図2における領域Aの拡大図である。 図7は、開閉部材の一例を模式的に示す概略3面図である。 図8は、第1の実施形態におけるショーケースを模式的に示す縦断面図である。 図9は、第1の実施形態におけるショーケースを模式的に示す概略正面図である。なお、図9において、ケース本体内の部材の記載は省略されている。 図10は、商品載置ユニットに含まれるスライド部材の一例を模式的に示す概略3面図である。 図11は、載置ユニット支持部材とスライド部材との間のスライド自在な係合の一例を示す概略断面図である。 図12は、商品載置ユニットに含まれる商品載置部材の一例を模式的に示す概略3面図 図13は、第2の実施形態におけるショーケースを模式的に示す概略斜視図である。なお、図13において、側壁を覆うカバー部材の記載は省略されている。
以下、ショーケースに関して、添付図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、同じ機能を有する部材については、同一の図番が付され、同一の図番が付されている部材について、繰り返しの説明は省略される。
(方向の定義)
本明細書において、ショーケース1の内部から開閉部材8に向かう方向を「後方」と定義し、後方と反対方向に向かう方向を「前方」と定義する。注文型のショーケースでは、一般的に、開閉部材は、店員と対面する側に配置される。この場合、開閉部材の配置される側が、本明細書では、「後側」である。セルフサービス型のショーケースでは、一般的に、開閉部材は、客と対面する側に配置される。この場合、開閉部材の配置される側が、本明細書では、「後側」である。また、第1の開閉部材が、店員と対面する側に配置され、かつ、第2の開閉部材が、客と対面する側に配置されることも想定される。この場合、第1の開閉部材の配置される側または第2の開閉部材の配置される側のうちのいずれか一方が「後側」であり、第1の開閉部材の配置される側または第2の開閉部材の配置される側のうちのいずれか他方が「前側」である。
本明細書において、後方から見て右側を「右側」と定義し、後方からみて左側を「左側」と定義する。
(第1の実施形態)
図1乃至図4を参照して、第1の実施形態におけるショーケースの概要について説明する。図1は、第1の実施形態におけるショーケース1を模式的に示す縦断面図である。図2乃至図4は、第1の実施形態におけるショーケース1を模式的に示す概略斜視図であって、ショーケース1を斜め後方から見た時の図である。なお、図2および図3において、側壁を覆うカバー部材90(図4を参照)の記載は省略されている。
第1の実施形態におけるショーケース1は、ケース本体2と、商品載置ユニット4と、載置ユニット支持部材6(図2を参照)と、開閉部材8とを備える。
ケース本体2は、商品が配置される内部空間SPを規定する部材である。図1に記載の例では、ケース本体2は、少なくとも一部が透明な前方パネル20と、側壁21と、頂部23と、底部24と、背部25とを備える。背部25には、商品載置ユニット4あるいは商品が通過可能な開口OPと、開口OPを覆う開閉部材8とが設けられている。
商品載置ユニット4は、収納状態において、ケース本体2内に配置される。商品載置ユニット4には、揚げ物、加温食品、常温食品等の商品が載置される。商品は、直接、あるいは、トレイ等を介して、商品載置ユニット4上に載置される。なお、本明細書において、「商品載置ユニットが、ケース本体内に配置される」とは、商品載置ユニットのうちの商品載置領域がケース本体内に配置され、かつ、開閉部材8が閉鎖位置にあることを意味する。よって、商品載置ユニットが、ケース本体内に配置された状態において、後述の把手部424がケース本体外に位置していても構わない。
載置ユニット支持部材6(図2を参照)は、商品載置ユニット4をスライド自在に支持する。このため、商品載置ユニット4は、ケース本体2内に収納された第1位置(図4を参照)と、後方に引き出された第2位置(図2を参照)と、更に後方に引き出された第3位置(図3を参照)との間で移動可能である。第2位置および第3位置は、ケース本体2から後方に突出した位置であるということもできる。
図2には、左側の側壁21Lの左側に配置された載置ユニット支持部材6が図示されている。第1の実施形態におけるショーケース1は、左側の載置ユニット支持部材6に加えて、右側の側壁の右側に配置された載置ユニット支持部材6を備えていてもよい。右側の載置ユニット支持部材6は、例えば、左側の載置ユニット支持部材6と対称の形状および構造を備える。
ケース本体2は、内部空間SPに面する側壁21を備える。図1および図2に記載の例では、側壁21は、板部材である。側壁21の一部または全体は透明であってもよい。代替的に、側壁21の全体が不透明であってもよい。
図2に示されるように、第1の実施形態では、載置ユニット支持部材6は、側壁21の外側、すなわち、側壁21の両サイドのうち内部空間SPに面する側とは反対側に配置されている。このため、載置ユニット支持部材6が、ケース本体の内部空間SPの雰囲気によって汚染されることが効果的に抑制される。このため、商品載置ユニット4のスライド移動が油等の付着によって阻害されることがない。また、載置ユニット支持部材6と商品載置ユニット4との間のスライド機構を清掃する頻度が少なくて済む。
第1の実施形態は、ケース本体の内部空間SPの雰囲気と、ケース本体の外部の雰囲気との違いを考慮して、汚れの付着するリスクが相対的に低いケース本体の外部にスライド機構を配置している点で画期的である。通常、ケース内に物品を収納する場合には、ケース内の方が、清浄な空間である。これに対し、食品が配置されるショーケースにおいては、ケース内の方が、汚れが付着し易い場合がある。第1の実施形態では、このようなショーケースにおける特有な課題に着目して、ケース本体の外部にスライド機構を配置している点で画期的である。
また、載置ユニット支持部材6が、側壁21の外側に配置される場合には、載置ユニット支持部材6が外部に露出することにより、ショーケース1の意匠性が低下する。第1の実施形態では、ショーケース1の意匠性の低下を敢えて受け入れて、載置ユニット支持部材6を側壁21の外側に配置している点で、当業者の技術常識を覆すものである。
また、載置ユニット支持部材と商品載置ユニットとの間のスライド機構には、ベアリング等の摺動部が存在する。そして、摺動部には、グリス等の潤滑剤が適用されることが一般的である。ショーケースにおいては、当然、食品安全の観点から、基準を満たした潤滑剤が使用される。しかし、基準を満たした潤滑剤であっても、潤滑剤である限り、ケース本体内の商品(食品)にプラスに作用するものではない。第1の実施形態では、載置ユニット支持部材と商品載置ユニットとの間のスライド機構が、ケース本体外に配置されるため、ケース本体内において使用される潤滑剤を無くすか、あるいは、削減することが可能である。よって、第1の実施形態では、スライド機構の汚れの低減と、ケース本体内における潤滑剤の使用の削減(もしくは、使用の排除)という2つの効果が、相乗的に奏される。
第1の実施形態を加温型のショーケースに適用する場合には、更なる利点が存在する。以下、更なる利点について説明する。
載置ユニット支持部材と商品載置ユニットとの間のスライド機構が、加温型のショーケースのケース本体内に配置される例では、上記の潤滑剤が熱によって劣化する。さらに、スライド機構が、加温により熱膨張し、加温停止により熱収縮する。スライド機構が、熱膨張あるいは熱収縮すると、適切なスライド特性を維持することが困難となるおそれがある。あるいは、熱膨張状態においても、熱収縮状態においても、スライド特性が適切に維持されるように、機微な設計あるいは寸法調整が要求されることとなる。これに対し、第1の実施形態では、載置ユニット支持部材と商品載置ユニットとの間のスライド機構が、ケース本体外に配置されるため、潤滑剤の劣化の問題、あるいは、スライド機構の熱膨張、熱収縮の問題が顕在化しない。以上のとおり、第1の実施形態が加温型のショーケースに適用される場合には、スライド機構の汚れの低減と、ケース本体内における潤滑剤の使用の削減(もしくは、使用の排除)と、潤滑剤の劣化の抑制と、スライド機構の熱膨張および熱収縮の回避という4つの効果が、相乗的に奏される。
(任意付加的な構成例)
図1乃至図7を参照して、第1の実施形態において採用可能な任意付加的な構成例について説明する。
(構成例1)
図1に示されるように、構成例1では、商品載置ユニット4が、前下がりに傾斜した状態で、ケース本体内に配置される。より具体的には、商品載置ユニット4は、ユニット前部上面40aがユニット後部上面40bよりも下方に位置するように傾斜した状態で、ケース本体2内に配置される。このため、構成例1では、前方から、商品載置ユニット4上の商品を視認するのが容易である。
図2に示されるように、構成例1において、商品載置ユニット4は、後方かつ水平方向に引き出されるように構成されてもよい。換言すれば、商品載置ユニット4は、載置ユニット支持部材6に対して水平方向にスライド自在であってもよい。
構成例1では、商品載置ユニット4が、前下がりに傾斜して配置される。この場合、商品載置ユニット4は、後方かつ斜め上方に向かって引き出されるのが一般的である。しかし、商品載置ユニット4を、斜め上方に向かって引き出す場合には、ショーケースの使用者が商品載置ユニット4から手を離すと、商品載置ユニット4が斜め下方に向けて滑り落ちるリスクがある。これに対し、図2に示されるように、商品載置ユニット4が、後方かつ水平方向に引き出されるように構成した場合には、商品載置ユニット4が斜め下方に向けて滑り落ちるリスクがない。
商品載置ユニット4が、後方かつ水平方向に引き出されるようにするため、載置ユニット支持部材6は、載置ユニット支持部材6の長手方向が水平方向に一致するように、前枠28、後枠29、あるいは、側壁21に取り付けられることが好ましい。
なお、本明細書において「水平方向」には、厳密な水平方向に加えて、概略水平方向が包含される。すなわち、商品載置ユニット4の後方への引き出し方向の水平面に対する角度が、ユニット前部上面40aとユニット後部上面40bとを結ぶ直線の水平面に対する角度よりも小さければよい。
(構成例2)
図1および図5を参照して、構成例2について説明する。図1は、ショーケース1を模式的に示す縦断面図であり、図5は、商品載置ユニット4の一例を模式的に示す分解斜視図である。
図5に示されるように、構成例2では、商品載置ユニット4は、スライド部材42と、商品載置部材46とを備える。
スライド部材42は、側壁21の外側に配置された載置ユニット支持部材6とスライド自在に係合する部材である。図5に記載の例では、右側の側枠42aが、右側の側壁21Rの外側に配置された載置ユニット支持部材とスライド自在に係合し、左側の側枠42aが、左側の側壁21Lの外側に配置された載置ユニット支持部材とスライド自在に係合する。なお、スライド部材42は、最も後方に移動された状態においても載置ユニット支持部材6から脱落しないように構成されていることが好ましい。
商品載置部材46は、商品を支持する部材である。商品は、直接的に、または、トレイ等を介して間接的に、商品載置部材46上に載置される。
構成例2において、商品載置部材46の後端部460は、スライド部材42(例えば、スライド部材42の後端部420)によって揺動自在に支持される。図5に記載の例では、商品載置部材46の後端部460は、上方からスライド部材42に係合可能なフック部である。この場合、後端部460のスライド部材42に対する着脱が容易である。
スライド部材42と商品載置部材46とが別体である場合、スライド部材42と商品載置部材46のうち汚れた部材のみを清掃すればよい。あるいは、スライド部材42と商品載置部材46のうち破損した部材のみを交換すればよい。代替的に、スライド部材42と商品載置部材46とは、一体的に結合されていてもよい。この場合、スライド部材42と商品載置部材46とは、ヒンジ機構を介して、互いに結合されていてもよい。
なお、構成例1(商品載置ユニット4が、前下がりに傾斜した状態で、ケース本体2内に配置される構成)と構成例2とが組み合わせられて採用されてもよい。構成例2において、商品載置部材46の後端部460が、スライド部材42によって揺動自在に支持されている場合、商品載置部材46は自重によって自動的に、前下がりに傾斜する。
この場合、商品載置部材46の前端部462は、ケース本体2に固定された支持部材91(図1を参照)等によって支持されてもよい。支持部材91は、例えば、板状部材、あるいは、複数の細長部材等によって構成される。なお、図1に記載の例では、支持部材91は、支持部材の前部上面が支持部材の後部上面よりも低くなるように、換言すれば、前下がりに傾斜するようにケース本体2に取り付けられている。
商品載置部材46の前端部462が、ケース本体内に配置された支持部材によって支持され、商品載置部材46の後端部がスライド部材42によって支持される場合、商品載置ユニット4の全体に作用する荷重(重力等)が、ケース本体内に配置された支持部材とケース本体外に配置された載置ユニット支持部材6とによって分散的に支持されることとなる。よって、載置ユニット支持部材6、および、スライド機構に集中的に荷重が作用することが回避され、載置ユニット支持部材6、および、スライド機構が故障する可能性が減る。
図1に記載の例では、商品載置ユニット4を後方に向かって引き出すと、商品載置部材46の前端部462が支持部材91上を滑るように移動しつつ、商品載置部材46が後端部460を揺動中心として、スライド部材42に対して揺動する。このため、商品載置ユニット4を後方に向かって引き出すにつれて、商品載置部材46の水平面に対する傾斜角度が小さくなる。よって、商品載置ユニット4を後方に引き出した後、商品を商品載置ユニット4から取り出す作業、あるいは、商品を商品載置ユニット4に補充する作業が容易となる。他方、商品載置ユニット4を前方に戻すと、商品載置部材46の水平面に対する傾斜角度が大きくなる。このため、客は、商品載置部材46上の商品を容易に視認することができる。
(構成例3)
図1を参照して、構成例3について説明する。構成例3は、把手部424に関する構成例である。図1に示されるように、構成例3では、商品載置ユニット4(より具体的には、商品載置ユニットのスライド部材42)は、把手部424を備える。
図1に示されるように、把手部424は、商品載置ユニット4がケース本体2内に配置された収納状態において、ケース本体2外に位置する。より具体的には、把手部424は、商品載置ユニット4がケース本体2内に配置された収納状態において、開閉部材8よりも後方に位置する。代替的に、把手部424は、商品載置ユニット4がケース本体2内に配置された収納状態において、商品載置ユニット4の基部(後述の後枠42b)から下方に向けて突出するように配置されていてもよい。把手部424がケース本体2外に位置するように構成されている場合、商品載置ユニット4がケース本体2内に配置された収納状態においても、ショーケース1の使用者は、容易に、商品載置ユニット4(より具体的には、スライド部材42)を操作することが可能である。
図1に示されるように、把手部424は、商品載置ユニット4の基部(例えば、後述の後枠42bの後端425)から後方かつ斜め上方に延在する把手部支持部材426を介して、商品載置ユニット4の基部に取り付けられていてもよい。
また、商品載置ユニット4がケース本体2内に配置された収納状態において、把手部424の上下方向の中心424cが、開閉部材8の下端よりも上方に位置していてもよい。把手部424がより上方に位置することにより、使用者は、把手部424を掴み易い。
(構成例4)
図4を参照して、構成例4について説明する。構成例4は、カバー部材90に関する構成例である。
構成例4では、ショーケース1は、載置ユニット支持部材6の少なくとも一部を覆うカバー部材90を備える。このため、載置ユニット支持部材6の少なくとも一部は、カバー部材90と側壁21(例えば、左側の側壁21L)との間に配置されることとなる。カバー部材90によって、載置ユニット支持部材6の少なくとも一部が覆われる場合、載置ユニット支持部材6の露出が減少する。その結果、ショーケース1の意匠性が向上する。また、カバー部材90によって、載置ユニット支持部材6の少なくとも一部が覆われる場合、使用者または何らかの部材が、意図せずして、載置ユニット支持部材6に接触するリスクが低くなる。このため、載置ユニット支持部材6の損傷のリスクが低減される。なお、カバー部材90は、載置ユニット支持部材6の一部を覆ってもよいし、載置ユニット支持部材6の全体を覆ってもよい。また、カバー部材90は、透明な部材であってもよいし、不透明な部材であってもよいし、一部が透明で一部が不透明な部材であってもよい。
カバー部材90は、ケース本体2に対して着脱自在に取り付けられていることが好ましい。カバー部材90がケース本体2に対して着脱自在な場合には、カバー部材90をケース本体2から取り外すことにより、載置ユニット支持部材6等の清掃を容易に行うことができる。
(構成例5)
図6および図7を参照して、構成例5について説明する。図6は、図2における領域Aの拡大図である。図7は、開閉部材8の一例を模式的に示す概略3面図である。なお、図7の右上には、概略平面図が示され、図7の右下には、概略背面図(概略後方から概略前方を見た図)が示され、図7の左側には、概略側面図が示されている。
構成例5は、開閉部材8を開閉する機構に関する構成例である。構成例5では、商品載置ユニット4を後方に向けて引き出すことにより、開閉部材8が、自動的に、閉鎖位置(図4において示される位置)から開放位置(図6において示される位置)に移動する。
より具体的には、図6に示されるように、商品載置ユニット4を後方に向けて引き出すと、商品載置ユニット4の一部(例えば、押圧部材422)が開閉部材8と接触する。このため、開閉部材8は、商品載置ユニット4によって押し開けられる。
構成例5では、開閉部材8が、商品載置ユニット4によって自動的に開けられる。換言すれば、構成例5では、開閉部材8の開放と、商品載置ユニット4の引き出しとを、一つの動作(商品載置ユニット4を引き出す動作)によって実行することが可能である。このため、商品載置ユニット4からの商品の取り出し作業、あるいは、商品載置ユニット4への商品の補充作業を効率的に行うことができる。開閉部材8の開放と、商品載置ユニット4の引き出しとを、それぞれ、別々の動作によって行う場合には、使用者はミスを生じやすい。例えば、開閉部材8の開放が不十分な状態で、商品載置ユニット4の引き出しが行われると、ショーケースが破損するリスクがある。これに対し、構成例5では、単に、商品載置ユニット4を引き出すだけで、開閉部材8が自動的に開けられるため、作業ミスが生じにくい。
図6および図7に記載の例では、開閉部材8は、開閉部材8が閉鎖位置にある時にケース本体2の後端部25aに接触する接触部81と、接触部81よりも外側(図6に記載の例では、接触部81よりも左側)に位置する受け部82とを備える。この場合、商品載置ユニット4を後方に向けて引き出すと、商品載置ユニット4(より具体的には、押圧部材422)が受け部82に接触する。
開閉部材8が、接触部81と、接触部81よりも外側に位置する受け部82とを備える場合、商品載置ユニット4の汚れが軽減される。すなわち、開閉部材8の接触部81よりも内側の領域は、ケース本体2の内部空間SPに面する領域である。このため、接触部81よりも内側の領域は、油汚れ等が付着しやすい。これに対し、開閉部材8の接触部81よりも外側の領域は、ケース本体2の内部空間SPに面しない領域である。よって、商品載置ユニット4と、接触部81よりも外側に位置する受け部82とが接触しても、商品載置ユニット4(より具体的には、押圧部材422)が汚れる可能性は低い。よって、商品載置ユニット4の清掃の頻度を減らすことが可能となる。なお、受け部82は、接触部81よりも外側に突出する突出部であるということもできる。
図7に記載の例では、接触部81には、パッキン等のシール部材86が配置される溝81aが形成されている。この場合、ケース本体2の後端部25aは、開閉部材8に取り付けられたシール部材86と接触することとなるため、ケース本体2の内部空間SPの気密性が向上する。また、ケース本体2の後端部25aが、開閉部材8に取り付けられたシール部材と接触することとなるため、開閉部材8が閉じる時に大きな音が発生しない。なお、パッキン等のシール部材86は、角が丸められた長方形形状を有することが好ましい。そして、溝81aの形状も、角が丸められた長方形形状であることが好ましい。
第1の実施形態において、上述の構成例1乃至5のうちのいずれか1個の構成例が採用されてもよい。代替的に、第1の実施形態において、上述の構成例1乃至構成例5が、組み合わせられて採用されてもよい。例えば、第1の実施形態において、(1)構成例1、2、(2)構成例1、3、(3)構成例1、4、(4)構成例1、5、(5)構成例2、3、(6)構成例2、4、(7)構成例2、5、(8)構成例3、4、(9)構成例3、5、(10)構成例4、5、(11)構成例1、2、3、(12)構成例1、2、4、(13)構成例1、3、4、(14)構成例2、3、4、または、(15)構成例1乃至4が採用されてもよい。あるいは、上述の(11)乃至(15)のうちのいずれかと、構成例5とが組み合わせられて採用されてもよい。
続いて、第1の実施形態におけるショーケース1の各構成についてより詳細に説明する。
(ショーケースの全体構成)
図8および図9を参照してショーケース1の全体的な構成について説明する。図8は、第1の実施形態におけるショーケース1を模式的に示す縦断面図である。また、図9は、第1の実施形態におけるショーケース1を模式的に示す概略正面図である。なお、図9において、ケース本体内の部材の記載は、図面の複雑化を避ける目的で、記載が省略されている。
ケース本体2は、前方パネル20と、2つの側壁21と、頂部23と底部24と、背部25とを備える。そして、ケース本体2の内部空間SPは、前方パネル20と、2つの側壁21と、頂部23と底部24と、背部25とによって囲まれている。
前方パネル20の少なくとも一部は、透明である。この場合、客は、前方パネル20を介して、内部空間SP内に配置された商品を視認することができる。側壁21の少なくとも一部は、透明であることが好ましい。この場合、客は、側壁21を介して、内部空間SP内に配置された商品を視認することができる。頂部23、底部24等には、ヒーターHを制御する回路基板、および/または、ヒーターHあるいは内部空間SPを照らす照明装置の電源スイッチが配置されていてもよい。
図8に記載の例では、内部空間SPは、複数のサブ空間(SP1〜SP4)に分割されている。図8に記載の例では、サブ空間の数は4個であるが、サブ空間の数は、2個、3個、あるいは、5個以上であってもよい。換言すれば、ケース本体2内には、上下方向に沿って、複数の棚板が配置されている。図8に記載の例では、各商品載置ユニット(4−1乃至4−4)が、棚板として機能する。図8に記載の例では、上下方向に沿って、4つの商品載置ユニット4が配置されているが、商品載置ユニット4の数は、2個、3個、あるいは、5個以上であってもよい。
第1の実施形態において、少なくとも1つのサブ空間の上方または下方には、当該サブ空間内に配置される商品を加温するヒーターHが配置されてもよい。ヒーターHは、例えば、ケース本体2に固定された支持部材91に設置される。
図8には、サブ空間SP2の上方に配置された第1ヒーターH1と、サブ空間SP2の下方に配置された第2ヒーターH2が図示されている。代替的に、あるいは、付加的に、他のサブ空間(SP1、SP3、SP4)に対応して、ヒーターが配置されてもよい。
図8に記載の例では、商品載置ユニット(4−1乃至4−4)の各々が、上述のスライド部材42および商品載置部材46を備えた引き出し可能な商品載置ユニットである。このため、図9に示されるように、ケース本体2の外側には、第1商品載置ユニット4−1をスライド自在に支持する右側の載置ユニット支持部材6R−1および左側の載置ユニット支持部材6L−1が設けられている。また、第1商品載置ユニット4−1には、第1商品載置ユニット4−1が引き出されるときに開閉部材8−1を押圧する、右側の押圧部材422R−1および左側の押圧部材422L−1が設けられている。
同様に、Nを2以上4以下の自然数とするとき、ケース本体2の外側には、第N商品載置ユニット4−Nをスライド自在に支持する右側の載置ユニット支持部材6R−Nおよび左側の載置ユニット支持部材6L−Nが設けられている。また、第N商品載置ユニット4−Nには、第N商品載置ユニット4−Nが引き出されるときに開閉部材8−Nを押圧する、右側の押圧部材422R−Nおよび左側の押圧部材422L−Nが設けられている。
図8および図9に記載の例では、全ての商品載置ユニット(4−1乃至4−4)が、引き出し可能な商品載置ユニットである。代替的に、商品載置ユニット(4−1乃至4−4)のうちの少なくとも1つが、引き出し不能な商品載置ユニットであってもよい。
(商品載置ユニットのスライド部材42)
図10および図11を参照して、スライド部材42の一例について説明する。図10は、商品載置ユニット4に含まれるスライド部材42の一例を模式的に示す概略3面図である。図11は、載置ユニット支持部材6とスライド部材42との間のスライド自在な係合の一例を示す概略断面図である。なお、図10の右上には、概略平面図が示され、図10の右下には、概略背面図(概略後方から概略前方を見た図)が示され、図10の左側には、概略側面図が示されている。
スライド部材42は、ケース本体の側壁21に沿うように配置される側部(側枠42a)と、後部(後枠42b)とを備える。図10に記載の例では、スライド部材42は、2つの側枠42aと1つの後枠42bとを有し、平面視でU字形状(コ字形状)を有する。なお、側枠42aと後枠42bとは、商品載置ユニット4の基部を構成している。
図10に記載の例において、スライド部材42の側部(側枠42a)は、載置ユニット支持部材6とスライド自在に係合するスライド係合部421を有する。載置ユニット支持部材6とスライド係合部421との間の係合は、図11に例示されるように、スライド自在な嵌合であってもよい。この場合、載置ユニット支持部材6は、レール部材として機能する。また、スライド係合部421は、レール部材に対してスライド自在なスライダーとして機能する。
代替的に、載置ユニット支持部材6とスライド係合部421との間の係合は、一方の部材に設けられた長孔と、他方の部材に設けられたピンとの間の係合であってもよい。
また、図10に記載の例において、スライド部材42の側部は、開閉部材8を押圧可能な押圧部材422を有する。この場合、スライド部材42を後方に引き出すと、押圧部材422が、開閉部材8を押圧する。その結果、開閉部材8が、押圧部材422によって開けられる。
図10に記載の例において、押圧部材422の下面と、側枠42aの上面との間には、トング等の器具が通過可能な空間Sa(換言すれば、隙間)が存在する。この場合、ショーケースの使用者は、トング等の器具の先端が空間Saを通過するように、トング等の器具を操作可能である。すなわち、商品載置ユニット4に載置された商品に対して器具をアプローチさせる方向が、上方から下方に向かう方向のみに限定されない。よって、商品載置ユニットに載置された商品に対するアプローチ特性が向上する。なお、押圧部材422の下面と、側枠42aの上面との間の距離は、器具が通過可能な距離であり、例えば、5cm以上である。
図10に記載の例では、押圧部材422は、側枠42aに接続され、上方に向けて延在する上方延在部422aと、上方延在部422aから後方に向かう方向に突出する突出部422bとを備える。そして、突出部422bの後端と、上方延在部422aとの間の距離は、器具の少なくとも一部が通過可能な距離であり、例えば、5cm以上である。
図10に記載の例では、押圧部材422と側枠42aとは別体であり、両者は互いに固着されている。代替的に、押圧部材422と側枠42aとは一体成型されてもよい。
図10に記載の例において、スライド部材42の後部は、把手部424を有する。把手部424は、例えば、後枠42bの長手方向中央部に取り付けられる。図10に記載の例では、後枠42bと把手部424とは別体であり、両者は互いに固着されている。代替的に、後枠42bと把手部424とは一体成型されてもよい。
また、図10に記載の例において、スライド部材42の後部(後枠42b)は、商品載置部材46の後端部460と係合可能な係合部(例えば、後端部420)を備える。当該係合部は、例えば、上方に向かって突出する板材を折り曲げることによって形成される。
(商品載置ユニットの商品載置部材46)
図12を参照して、商品載置部材46の一例について説明する。図12は、商品載置ユニット4に含まれる商品載置部材46の一例を模式的に示す概略3面図である。なお、図12の右上には、概略平面図が示され、図12の右下には、概略背面図(概略後方から概略前方を見た図)が示され、図12の左側には、概略側面図が示されている。
商品載置部材46は、概略板状の部材である。図12に記載の例では、商品載置部材46は、平面視で、長方形形状の部材である。
商品載置部材46は、底板463と、底板463を囲むように配置された周壁464とを備える。
図12に記載の例では、商品載置部材46の後端部460は、上方からスライド部材42に係合可能なフック部である。当該フック部は、例えば、周壁464から上方に向かって突出する板材を折り曲げることによって形成される。
商品載置ユニット4の使用状態において、商品載置部材46の側部とスライド部材42の側部(側枠42a)との間には、ケース本体の側壁21が配置される。このため、商品載置部材46とスライド部材42とは、両部材の後端部同士の間のみで接続されることが好ましい。換言すれば、商品載置部材46の側部とスライド部材42の側部(側枠42a)とは、互いに接続されていないことが好ましい。
図10および図12に記載の例では、商品載置部材46とスライド部材42とは、別体として構成されている。そして、商品載置部材46とスライド部材42とは、器具を用いることなく互いに着脱自在である。代替的に、商品載置部材46とスライド部材42とは、互いに分離不能に結合されていてもよい。
(載置ユニット支持部材6)
次に、図2を参照して、載置ユニット支持部材6について説明する。載置ユニット支持部材6は、側壁21の外側に配置される部材であって、商品載置ユニット4をスライド自在に支持する部材である。
図2に記載の例では、側壁21の前方に側壁21の前側部分を支持する前枠28が配置され、側壁21の後方に側壁21の後側部分を支持する後枠29が配置されている。そして、載置ユニット支持部材6は、前枠28および後枠29に取り付けられている。代替的に、あるいは、付加的に、載置ユニット支持部材6は、側壁21に直接取り付けられてもよい。
(開閉部材8)
次に、図2を参照して、開閉部材8について説明する。開閉部材8は、商品載置ユニット4あるいは商品が通過可能な開口OPを覆う部材である。図2に記載の例では、開閉部材8の上端部が、ケース本体2に揺動自在に結合されている。開閉部材8とケース本体2との間の結合は、例えば、ヒンジ結合である。
図2に記載の例では、後枠29に、開閉部材8を支持する支持部290が設けられている。当該支持部290は、例えば、開閉部材8に設けられたピン部材84を受け入れ可能な穴部である。
(第2の実施形態)
図13を参照して、第2の実施形態におけるショーケース1について説明する。図13は、第2の実施形態におけるショーケースを模式的に示す概略斜視図である。なお、図13において、側壁を覆うカバー部材90の記載は省略されている。
第2の実施形態におけるショーケース1は、後方に引き出し可能な商品載置ユニット4が左右方向に複数配置されている点において、第1の実施形態におけるショーケースとは異なる。その他の点では、第2の実施形態におけるショーケース1は、第1の実施形態におけるショーケースと同様である。このため、第2の実施形態では、商品載置ユニット4の配置および構造を中心に説明し、その他の構成についての繰り返しとなる説明は省略する。
図13に記載の例では、ショーケース1は、左側商品載置ユニット4L、および、右側商品載置ユニット4Rを有する。なお、図13に記載の例では、左側商品載置ユニット4Lと、右側商品載置ユニット4Rとは、互いに同一高さに配置されている。
左側商品載置ユニット4Lの左側部分は、左側の側壁21Lの外側に配置された左側載置ユニット支持部材6Lによって、スライド自在に支持される。
左側商品載置ユニット4Lは、上述のスライド部材42と、商品載置部材46(図13に記載の例では、商品載置部材46上にトレイTが載置されている)とを備えていてもよい。この場合、左側商品載置ユニット4Lのスライド部材42の形状は、図5に示されたスライド部材42の形状とは異なる。左側商品載置ユニット4Lのスライド部材42において、図5に図示された右側の押圧部材422Rは不要である。また、左側商品載置ユニット4Lのスライド部材42において、後枠42bの幅(左右方向の長さ)は、ケース本体2の幅の約半分でよい。同様に、左側の商品載置部材46の幅(左右方向の長さ)は、ケース本体2の幅の約半分でよい。なお、左側の開閉部材8Lの幅(左右方向の長さ)も、ケース本体2の幅の約半分でよい。
右側商品載置ユニット4Rの右側部分は、右側の側壁21Rの外側に配置された右側載置ユニット支持部材によって、スライド自在に支持される。
右側商品載置ユニット4Rは、上述のスライド部材42と、商品載置部材46とを備えていてもよい。この場合、右側商品載置ユニット4Rのスライド部材42の形状は、図5に示されたスライド部材42の形状とは異なる。右側商品載置ユニット4Rのスライド部材42において、図5に図示された左側の押圧部材422Lは不要である。また、右側商品載置ユニット4Rのスライド部材42において、後枠42bの幅(左右方向の長さ)は、ケース本体2の幅の約半分でよい。同様に、右側の商品載置部材46の幅(左右方向の長さ)は、ケース本体2の幅の約半分でよい。なお、右側の開閉部材8Rの幅(左右方向の長さ)も、ケース本体2の幅の約半分でよい。
第2の実施形態におけるショーケースは、第1の実施形態におけるショーケースと同様の効果を奏する。加えて、第2の実施形態では、各商品載置ユニットのサイズおよび各開閉部材のサイズを小さくすることが可能である。このため、商品載置ユニットを引き出す際に要する力が小さくて済む。
本発明は上記各実施形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施形態は適宜変形又は変更され得ることは明らかである。また、各実施形態又は構成例で用いられる種々の技術は、技術的矛盾が生じない限り、他の実施形態又は構成例にも適用可能である。さらに、各実施形態又は構成例における任意付加的な構成は、適宜省略可能である。
例えば、第1の実施形態および第2の実施形態では、店員が商品を取り出すように構成された注文型のショーケースについて説明された。代替的に、実施形態におけるショーケースは、客が自ら商品を取り出すように構成されたセルフサービス型のショーケースであってもよい。代替的に、実施形態におけるショーケースは、店員が商品を取り出すことが可能であり、客も商品を取り出すことが可能なように構成されたショーケースであってもよい。この場合、店員に面する側に第1の開閉部材が配置され、客に面する側に第2の開閉部材が配置される。そして、商品載置ユニットは、店員側にのみ引き出し可能に構成されるか、客側にのみ引き出し可能に構成されるか、あるいは、店員側および客側の両方に引き出し可能に構成される。なお、いずれのショーケースにおいても、商品載置部材の上面は、客側が店員側よりも下方に位置するように、傾斜配置されていることが好ましい。なお、商品載置部材の上面を傾斜して配置するのに代えて、商品載置部材の上面を水平に配置してもよい。
また、第1の実施形態および第2の実施形態では、ヒーターを備えた加温型のショーケースについて説明された。代替的に、実施形態におけるショーケースは、常温型のショーケース、冷温型のショーケース、あるいは、加温と常温または冷温とを併用可能なハイブリッド型のショーケースであってもよい。
また、第1の実施形態および第2の実施形態では、開閉部材が上下方向に揺動可能な揺動型の扉である例が説明された。代替的に、実施形態における開閉部材は、左右方向にスライド可能なスライド型の扉であってもよい。
1 :ショーケース
2 :ケース本体
4 :商品載置ユニット
4−N :第N商品載置ユニット
4L :左側商品載置ユニット
4R :右側商品載置ユニット
6 :載置ユニット支持部材
6L−N :載置ユニット支持部材
6R−N :載置ユニット支持部材
8 :開閉部材
8−N :開閉部材
8L :左側の開閉部材
8R :右側の開閉部材
20 :前方パネル
21、21L、21R:側壁
23 :頂部
24 :底部
25 :背部
25a :後端部
28 :前枠
29 :後枠
40a :ユニット前部上面
40b :ユニット後部上面
42 :スライド部材
42a :側枠
42b :後枠
46 :商品載置部材
81 :接触部
81a :溝
82 :受け部
84 :ピン部材
86 :シール部材
90 :カバー部材
91 :支持部材
290 :支持部
420 :後端部
421 :スライド係合部
422 :押圧部材
422L−N :押圧部材
422R−N :押圧部材
422a :上方延在部
422b :突出部
424 :把手部
424c :中心
425 :後端
426 :把手部支持部材
460 :後端部
462 :前端部
463 :底板
464 :周壁
H、H1、H2:ヒーター
OP :開口
SP :内部空間
SP1〜SP4:サブ空間
Sa :空間

Claims (8)

  1. 商品が配置される内部空間を規定するケース本体と、
    前記ケース本体内に配置される商品載置ユニットと、
    前記商品載置ユニットを載置ユニット支持部材に対してスライド自在に支持する前記載置ユニット支持部材と、
    前記ケース本体に取り付けられ、前記商品載置ユニットが通過する開口を開閉する開閉部材と
    を具備し、
    前記ケース本体は、前記内部空間に面する側壁を備え、
    前記載置ユニット支持部材は、前記側壁の外側に配置されている
    ショーケース。
  2. 商品が配置される内部空間を規定するケース本体と、
    前記ケース本体内に配置される商品載置ユニットと、
    前記商品載置ユニットをスライド自在に支持する載置ユニット支持部材と、
    前記ケース本体に取り付けられ、前記商品載置ユニットが通過する開口を開閉する開閉部材と
    を具備し、
    前記ケース本体は、前記内部空間に面する側壁を備え、
    前記載置ユニット支持部材は、前記側壁の外側に配置されており、
    前記商品載置ユニットは、ユニット上面が傾斜した状態で、前記ケース本体内に配置され、
    前記商品載置ユニットは、前記載置ユニット支持部材に対して水平方向にスライド自在である
    ョーケース。
  3. 商品が配置される内部空間を規定するケース本体と、
    前記ケース本体内に配置される商品載置ユニットと、
    前記商品載置ユニットをスライド自在に支持する載置ユニット支持部材と、
    前記ケース本体に取り付けられ、前記商品載置ユニットが通過する開口を開閉する開閉部材と
    を具備し、
    前記ケース本体は、前記内部空間に面する側壁を備え、
    前記載置ユニット支持部材は、前記側壁の外側に配置されており、
    前記商品載置ユニットは、
    前記載置ユニット支持部材とスライド自在なスライド部材と、
    商品載置部材と
    を備え、
    前記商品載置部材は、スライド部材によって揺動自在に支持されている
    ョーケース。
  4. 商品が配置される内部空間を規定するケース本体と、
    前記ケース本体内に配置される商品載置ユニットと、
    前記商品載置ユニットをスライド自在に支持する載置ユニット支持部材と、
    前記ケース本体に取り付けられ、前記商品載置ユニットが通過する開口を開閉する開閉部材と
    を具備し、
    前記ケース本体は、前記内部空間に面する側壁を備え、
    前記載置ユニット支持部材は、前記側壁の外側に配置されており、
    前記商品載置ユニットは、把手部を備え、
    前記商品載置ユニットが前記ケース本体内に配置された状態において、前記把手部は、前記ケース本体外に位置する
    ョーケース。
  5. 商品が配置される内部空間を規定するケース本体と、
    前記ケース本体内に配置される商品載置ユニットと、
    前記商品載置ユニットをスライド自在に支持する載置ユニット支持部材と、
    前記ケース本体に取り付けられ、前記商品載置ユニットが通過する開口を開閉する開閉部材と
    を具備し、
    前記ケース本体は、前記内部空間に面する側壁を備え、
    前記載置ユニット支持部材は、前記側壁の外側に配置されており、
    前記載置ユニット支持部材の少なくとも一部を覆うカバー部材を更に備え、
    前記載置ユニット支持部材の少なくとも一部は、前記カバー部材と前記側壁との間に配置されている
    ョーケース。
  6. 商品が配置される内部空間を規定するケース本体と、
    前記ケース本体内に配置される商品載置ユニットと、
    前記商品載置ユニットをスライド自在に支持する載置ユニット支持部材と、
    前記ケース本体に取り付けられ、前記商品載置ユニットが通過する開口を開閉する開閉部材と
    を具備し、
    前記ケース本体は、前記内部空間に面する側壁を備え、
    前記載置ユニット支持部材は、前記側壁の外側に配置されており、
    前記商品載置ユニットを引き出すことにより、前記開閉部材が、自動的に開放位置に移動するように構成されている
    ョーケース。
  7. 前記開閉部材は、前記開閉部材が閉鎖位置にある時に前記ケース本体の後端部に接触する接触部と、
    前記接触部よりも外側に位置する受け部と
    を有し、
    前記商品載置ユニットを引き出すことにより、前記商品載置ユニットは、前記受け部と接触するように構成されている
    請求項6に記載のショーケース。
  8. 商品が配置される内部空間を規定するケース本体と、
    前記ケース本体内に配置される商品載置ユニットと、
    前記商品載置ユニットをスライド自在に支持する載置ユニット支持部材と、
    前記ケース本体に取り付けられ、前記商品載置ユニットが通過する開口を開閉する開閉部材と
    を具備し、
    前記ケース本体は、前記内部空間に面する側壁を備え、
    前記載置ユニット支持部材は、前記側壁の外側に配置されており、
    引き出し可能な前記商品載置ユニットが、上下方向または左右方向に複数配置されている
    ョーケース。
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