JP6195347B2 - 撮影レンズ鏡筒及び撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置、撮像装置が備える撮影レンズ鏡筒に関する。
被写体像をCCDやCMOS等の撮像素子を利用して撮影し、撮影した画像をメモリに取り込むことができるデジタルカメラが普及している。このようなデジタルカメラでは、複数の撮影レンズ群の間隔を変化させることで、撮影画角を変化させる光学ズーム動作を行う。近年、光学ズームの高倍率化とカメラ本体の薄型化の要望が強くなっており、撮影レンズ群の移動ストロークを大きくし、且つ、カメラ本体の小型化が可能な構造の実現が求められている。
そこで、レンズ鏡筒をカメラ本体に収納する沈胴時に、撮影レンズ鏡筒の内部のレンズ群を光軸中心から横方向に退避させて、撮影レンズ鏡筒全体を薄くする手法が取られている。例えば、群内レンズの1つである3群レンズを撮影レンズ鏡筒の内部において光軸と直交する方向に退避して収納することで、撮影レンズ鏡筒全体を薄くする構造が提案されている(特許文献1参照)。また、ズームモータを駆動して回転筒を回転させる沈胴時に、回転筒の回転にしたがってレバーを回転させ、レバーがレンズホルダに当接してレンズホルダを回動させることにより、レンズホルダを回転筒の外側に退避させる構成が提案されている(特許文献2参照)。
特開2008−46504号公報 特開2012−58354号公報
上記特許文献1に記載された技術は、多くのレンズ群を有する構造では有効であるが、3つのレンズ群で構成される等のようにレンズ群の数が少ない場合には、レンズ群の退避スペースの確保が困難になる。特許文献2に記載された技術では、レンズホルダを待避させる構造が複雑になるという問題がある。また、レンズホルダに保持されたレンズ群が光軸上にあるとき、レンズホルダは片当て状態となり、動作むらによって画質が安定しないおそれがある。
本発明は、簡単な構造で退避レンズ群の退避を可能とし、また、安定した画質を得ることができる撮影レンズ鏡筒を提供することを目的とする。
本発明に係る撮影レンズ鏡筒は、撮影状態と収納状態との間で移行可能な撮影レンズ鏡筒であって、レンズ群と、前記レンズ群を保持するレンズ群保持部材と、第1のガイドバーと第2のガイドバーと、前記第1のガイドバーおよび前記第2のガイドバーに案内され、第1のアクチュエータによって前記レンズ群保持部材を保持した状態で前記撮影レンズ鏡筒の光軸の方向に移動可能な移動ベースと、前記撮影状態から前記収納状態へ移行する際に、第2のアクチュエータによって前記レンズ群保持部材および前記移動ベースを保持した状態で像面側へ後退する移動部材と、を備え、前記撮影レンズ鏡筒が前記撮影状態から前記収納状態へ移行する際に、前記第1のアクチュエータにより前記移動ベースを前記移動部材に近付けた後に、前記第2のアクチュエータによって前記移動部材を前記撮影状態から前記収納状態へ移動させる動作に連動して、前記レンズ群保持部材が前記光軸上に位置する撮影位置から前記光軸から離れた退避位置に移動することを特徴とする。
本発明によれば、退避レンズ群を保持する退避レンズ群保持部材を移動ベースに軸支された状態で撮影位置と待避位置との間で移動可能とし、移動ベースをガイドバーとサブガイドバーとにより支持した状態で光軸方向に移動可能とする。これにより、退避レンズ群を移動させる構造を簡単に構成することができ、移動ベースが安定な状態に支持されることで退避レンズ群も安定な状態に維持され、よって、画質を安定させることができる。
本発明の実施形態に係る撮影レンズ鏡筒を備える撮像装置の一例であるデジタルカメラの外観斜視図及び背面図である。 図1のデジタルカメラの概略構成を示すブロック図である。 図1のデジタルカメラが備える撮影レンズ鏡筒の収納状態における断面図である。 図3の撮影レンズ鏡筒の繰出状態における断面図である。 図3の撮影レンズ鏡筒が収納状態にあるときの退避レンズ群の配置を示す斜視図である。 図3の撮影レンズ鏡筒が撮影状態にあるときの退避レンズ群の配置を示す斜視図である。 図3の撮影レンズ鏡筒が撮影状態から収納状態へ移行するときの退避レンズ群の状態を示している。 図3の撮影レンズ鏡筒に含まれる各レンズ群保持部材の移動軌跡を示す図である。 図3の撮影レンズ鏡筒に含まれる退避レンズ群保持部材の退避時における被退避レバーの動作の様子を示す図である。
以下に本発明の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。図1(a)は、本実施形態に係る撮影レンズ鏡筒を備える撮像装置の一例であるデジタルカメラの外観斜視図である。図1(b)は、図1(a)に示すデジタルカメラの背面図である。
図1に示すデジタルカメラ100は、撮影倍率を変更できるズーム機構を有する撮影レンズ鏡筒150を備える。なお、撮影レンズ鏡筒150の構成については、後に詳細に説明する。デジタルカメラ100の本体の上面には、レリーズボタン101、ズーム切換えスイッチ102及び電源切り換えボタン103が配置されている。また、デジタルカメラ100の本体の正面上部には、測光測距を行う際の光源補助を行う補助光照射口104、ファインダ105及びストロボ106が配置されている。
デジタルカメラ100の本体の背面には、操作ボタン109,110,111,112,113,114が配置されている。ユーザは、これらの操作ボタン109〜114を操作することにより、デジタルカメラ100の様々な機能の切り換えを行うことができる。また、デジタルカメラ100の本体の背面には、被写体を視認するためのファインダ接眼部107と、液晶パネルからなるディスプレイ108が配置されている。ディスプレイ108には、撮影中の被写体やメモリ214(図2参照)に保存された画像、メモリカードドライブ216(図2参照)から読み込んだ画像、操作ボタン109〜114の操作に伴うメニュー画面等が表示可能となっている。
図2は、デジタルカメラ100の概略構成を示すブロック図である。なお、図2におけるデジタルカメラ100の構成要素のうち、図1に示した構成要素と同じものについては同じ符号を付し、説明を省略するものとする。
デジタルカメラ100は、バス202を介して通信可能に接続された駆動回路201と、制御部を構成するCPU203、ROM204及びRAM205を備える。CPU203は、デジタルカメラ100の全体的制御を司る。ROM204には、デジタルカメラ100の各種機能を実行させるために必要なプログラム等が記憶されており、RAM205には、各種の制御プログラムに必要なデータ等が記憶されている。CPU203は、ROM204に格納されたプログラムをRAM205に展開し、実行することにより、デジタルカメラ100を構成する各種の駆動要素の動作を制御する。
バス202には、レリーズボタン101、ズーム切換えスイッチ102、電源切り換えボタン103、ディスプレイ108、操作ボタン109〜114、メモリ214、圧縮伸張部215及びメモリカードドライブ216が接続されている。駆動回路201には、フォーカス駆動機構251、ズーム機構252、シャッタ駆動機構206、絞り駆動機構208、CCDやCMOS等の撮像素子210及びストロボ106が接続されている。駆動回路201は、CPU203からの指令信号に従い、駆動回路201に接続された各種の駆動機構等を動作させる。
フォーカス駆動機構251は、フォーカスレンズ250を駆動する。ズーム機構252は、撮影レンズ鏡筒150のズーム動作を制御する。シャッタ駆動機構206は、シャッタ207を駆動する。絞り駆動機構208は、絞り209を駆動する。撮像素子210から出力されるアナログ電気信号はアナログ信号処理部211へ入力され、アナログ信号処理部211は、取得したアナログ電気信号に所定の処理を施し、A/D変換部212へ出力する。
A/D変換部212は、取得したアナログ電気信号をデジタル信号に変換し、生成したデジタル信号をデジタル信号処理部213へ出力する。デジタル信号処理部213は、デジタル信号に所定の処理を施してメモリ214に記憶する。メモリ214に記憶された画像データやメモリカードドライブ216に記憶されている画像データは、圧縮伸張部215によって伸張処理され、伸張処理後の画像データがバス202を介してディスプレイ108に表示される。
図3は、撮影レンズ鏡筒150の収納状態(沈胴状態)における断面図である。図4は、撮影レンズ鏡筒150の撮影状態(使用状態(繰出状態))における断面図である。撮影レンズ鏡筒150は、撮影状態から沈胴動作により収納状態へ移行し、収納状態から繰出動作により撮影状態へ移行する。撮影レンズ鏡筒150は、退避レンズ群301、第一レンズ群314及び第二レンズ群316を備える。
第一レンズ群314は、第一レンズ群保持部材315に保持されている。第二レンズ群316は、第一レンズ群314の背後(撮像素子210側)に配置されており、第二レンズ群保持部材317に保持されている。退避レンズ群301は、図2に示したフォーカスレンズ250であり、退避レンズ群保持部材302に保持されて、第二レンズ群316の背後に配置されている。第一レンズ群保持部材315の外周には移動カム環319が配置されており、第一レンズ群保持部材315の内周には直進筒318が配置されている。移動カム環319と直進筒318はバヨネット結合しており、回転自在でありつつ、一体的に光軸方向に移動できるようになっている。
移動カム環319の外周には固定カム環320が配置され、固定カム環320の外周には駆動環321が配置され、駆動環321の外周には保持筒322が配置されている。駆動環321がズーム機構252から動力を伝達されることで回転し、その回転力が移動カム環319を回転させる。ここで、固定カム環320の内周にはカム溝が設けられており、このカム溝に移動カム環319が追従することによって移動カム環319は光軸方向に回転しながら移動する。このとき、直進筒318も一体となって光軸方向に移動するが、直進筒318は固定カム環320によって回転しないように直進規制されている。
移動カム環319の内周にはカム溝が設けられており、第一レンズ群保持部材315と第二レンズ群保持部材317がそれぞれ異なったカム軌跡で追従できるようになっている。第一レンズ群保持部材315と第二レンズ群保持部材317は、直進筒318で直進保持されているため、回転せずに光軸方向に移動する。撮影レンズ鏡筒150の最背面には撮像素子210が配置されており、撮像素子210は撮像素子保持部材313に保持されている。なお、図3及び図4に示す移動群303、移動ベース304、リードスクリュ311、ステッピングモータ310、ナット312及び退避群浮防止バネ323については、図5乃至図7を参照して以下に説明する。
図5乃至図7は、退避レンズ群301の退避構造を示す斜視図である。図5は、撮影レンズ鏡筒150が収納状態にあるときの退避レンズ群301の配置を示す斜視図である。図6は、撮影レンズ鏡筒150が撮影状態にあるときの退避レンズ群301の配置を示す斜視図である。図7は、撮影レンズ鏡筒150が撮影状態から収納状態へ移行するときの退避レンズ群301の状態を示している。
移動ベース304には、軸形状の軸部材507が取り付けられている。軸部材507には、軸部材507に対して回転可能に退避レンズ群保持部材302が軸支されている。撮影レンズ鏡筒150が撮影状態にあるとき、退避レンズ群保持部材302は、移動ベース304に対して光軸中心に保持されるように、移動ベース304に設けられた切り欠き部304aに退避レンズ群保持部材302に設けられた突起部302aが係止されると共に、トーションばね508によって付勢される。
駆動環321の内周にはカム溝が設けられており、このカム溝に移動群303に設けられたフォロワ509が追従することによって、移動群303は、光軸方向に移動可能であり、その際には固定カム環320により直進保持される。移動群303には、アクチュエータであるステッピングモータ310が設置されている(図3,4参照)。また、移動群303には、ガイドバー505とサブガイドバー506が固定されている。
ステッピングモータ310にはリードスクリュ311が取り付けられており、リードスクリュ311にはナット312が螺合している。ナット312は移動ベース304に固定されている。よって、駆動環321を回転させることにより移動群303が光軸方向に移動するときには、移動ベース304が移動群303と一体的に光軸方向に移動する。そして、ステッピングモータ310を動作させると、移動ベース304は、ガイドバー505とサブガイドバー506に支持された状態で、リードスクリュ311に対するナット312の位置の移動にしたがって光軸方向に移動する。よって、移動ベース304は、光軸方向に安定した状態で移動することができるため、移動ベース304に取り付けられた状態にある退避レンズ群保持部材302が保持する退避レンズ群301を安定させることができ、これにより安定した画質を得ることができる。
退避レンズ群301はフォーカスレンズであるので、デジタルカメラ100では、被写体の結像位置にしたがってステッピングモータ310を動作させることで合焦動作を行う。よって、ステッピングモータ310は、移動ベース304を移動させるだけの能力を有していればよい。
退避レンズ群保持部材302の背面側に配置された撮像素子保持部材313には、退避レンズ群保持部材302側に突出する退避レバー513aが設けられている。また、退避レンズ群保持部材302には被退避レバー502aが設けられている。図7に示すように、撮影レンズ鏡筒150を撮影状態から収納状態へ移行させる収納動作に伴って、退避レバー513aが被退避レバー502aに回転力を与える。これにより、図5に示すように退避レンズ群保持部材302が回転することで、退避レンズ群保持部材302に保持された退避レンズ群301は、光軸上の撮影位置から光軸から離れた退避位置へ移動する。このように、本実施形態では、退避レンズ群保持部材302の撮影位置と待避位置との間の移動を簡単な構造で実現している。
図5乃至図7に示されるように、退避レンズ群保持部材302が退避位置に移動したときに、退避レンズ群301と退避レンズ群保持部材302の大部分が撮像素子保持部材313と移動群303により形成された凹部に収容される構造となっている。このように、退避レンズ群保持部材302の退避スペースを撮影レンズ鏡筒150の構成部材の内部とすることにより、撮影レンズ鏡筒150を小型化すると共に、デジタルカメラ100全体を小型化することができる。
退避レンズ群保持部材302が退避位置に移動する際には、撮像素子保持部材313側から退避レバー513aが退避レンズ群保持部材302を押し上げるように力が作用するため、退避レンズ群保持部材302が浮き上がろうとしてしまう。この浮き上がりはサブガイドバー506によって支持されている部分で顕著となる。そこで、撮影レンズ鏡筒150の収納動作では、退避レンズ群保持部材302の前方にある第二レンズ群保持部材317に配置された退避群浮防止バネ323(図3参照)によって移動ベース304が浮かないように背後方向に向けて付勢力を与えている。
なお、退避レンズ群保持部材302の浮き上がりを防止する方法として、移動ベース304が浮かないように、被写体側に配置される第二レンズ群保持部材317との間の空間が常に狭く維持されるように移動ベース304と近接させることでも、同様の効果が得られる。その場合、第二レンズ群保持部材317自体が、退避群浮防止手段として機能する。
図8は、撮影レンズ鏡筒150に含まれる各レンズ群保持部材の移動軌跡を示す図である。撮影レンズ鏡筒150の収納動作時(沈胴動作時)には、移動ベース304と第二レンズ群保持部材317とが接近した状態で、略同一の軌跡を辿りながら光軸方向で移動する。これにより、移動ベース304と第二レンズ群保持部材317との間の空間を一定に保つことができ、移動ベース304の浮き上がりを抑制することができる。
撮影レンズ鏡筒150を撮影状態から沈胴させて収納状態へ移行させるときのシーケンスとしては、先ず、ステッピングモータ310を駆動して、移動ベース304を移動群303へ近付ける。つまり、図6の撮影状態から図7の収納途中状態へ移動させる。図7の状態では、退避レバー513aは、まだ、被退避レバー502aに対して当接していない。その後、駆動環321を回転させることによって移動群303を収納位置へ移動させる収納動作を行うと、この動きに連動して退避レバー513aが被退避レバー502aに回転力を与えることで、退避レンズ群保持部材302が撮影位置から退避位置へ移動する。更に、ステッピングモータ310を駆動して、移動ベース304を移動群303へ当接させる。これにより撮影レンズ鏡筒150全体を図5の収納状態とする。
図9は、退避レンズ群保持部材302の退避時における被退避レバー502aの動作の様子を示す図である。被退避レバー502aは、退避レバー513aのテーパー部513bに接触し、テーパー部513bに沿って滑ることにより、退避レンズ群保持部材302が回転する。その後、被退避レバー502aは、テーパー部513bに対する当接を終了して、側壁部513cの側面を収納方向へ移動する。
以上のシーケンスでは、ステッピングモータ310の駆動力で退避レンズ群保持部材302を回転させる必要がなく、前述の通り、ステッピングモータ310は、移動ベース304を移動させるだけの能力を有していればよい。よって、ステッピングモータ310は大きなトルクを発生する必要がなく、ステッピングモータ310の大型化を回避することができる。また、被退避レバー502aが退避レバー513aに当接する前に、図8に示したように移動ベース304と第二レンズ群保持部材317とが接近した状態で略同一の軌跡を辿ることで、退避レンズ群保持部材302をタイミングよく退避させることができる。
以上の説明の通り、本実施形態によれば、退避レンズ群301を保持する退避レンズ群保持部材302は、移動ベース304に設けられた軸部材507に軸支されると共に、移動ベース304に対して退避可能に保持される。また、移動ベース304をガイドバー505とサブガイドバー506により支持している。そのため、撮影時に退避レンズ群301を安定な状態に維持することができ、画質を安定させることができる。
また、撮影レンズ鏡筒150の沈胴動作時に移動ベース304と第二レンズ群保持部材317を接近させた状態で略同一の軌跡を辿るようにすることで、移動ベース304の浮き上がりを抑制しつつ、退避レンズ群保持部材302をタイミングよく収納することができる。更に、退避レンズ群保持部材302の退避スペースを撮影レンズ鏡筒150の構成部材の内部に設けることにより、撮影レンズ鏡筒150を小型化し、ひいては、デジタルカメラ100全体を小型化することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、上記実施形態では、移動ベース304を駆動するアクチュエータとしてステッピングモータ310を用いたが、これに限られず、ボイスコイルモータを用いてもよい。
100 デジタルカメラ(撮像装置)
150 撮影レンズ鏡筒
301 退避レンズ群
302 退避レンズ群保持部材
303 移動群
304 移動ベース
310 ステッピングモータ
317 第二レンズ群保持部材
502a 被退避レバー
505 ガイドバー
506 サブガイドバー
507 軸部材
508 トーションばね
513a 退避レバー

Claims (8)

  1. 撮影状態と収納状態との間で移行可能な撮影レンズ鏡筒であって、
    レンズ群と、
    前記レンズ群を保持するレンズ群保持部材と、
    第1のガイドバーと、
    第2のガイドバーと、
    前記第1のガイドバーおよび前記第2のガイドバーに案内され、第1のアクチュエータによって前記レンズ群保持部材を保持した状態で前記撮影レンズ鏡筒の光軸の方向に移動可能な移動ベースと、
    前記撮影状態から前記収納状態へ移行する際に、第2のアクチュエータによって前記レンズ群保持部材および前記移動ベースを保持した状態で像面側へ後退する移動部材と、を備え、
    前記撮影レンズ鏡筒が前記撮影状態から前記収納状態へ移行する際に、前記第1のアクチュエータにより前記移動ベースを前記移動部材に近付けた後に、前記第2のアクチュエータによって前記移動部材を前記撮影状態から前記収納状態へ移動させる動作に連動して、前記レンズ群保持部材が前記光軸上に位置する撮影位置から前記光軸から離れた退避位置に移動することを特徴とする撮影レンズ鏡筒。
  2. 前記移動ベースを前記移動部材へ向けて付勢する付勢手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の撮影レンズ鏡筒。
  3. 内周面にカム溝が設けられた駆動環と、
    前記光軸を中心として前記駆動環を回転駆動する駆動手段と、を備え、
    前記移動部材は、前記カム溝と係合するフォロワを有し、前記駆動環の回転時に前記フォロワが前記カム溝に追従することで前記光軸の方向に移動することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮影レンズ鏡筒。
  4. 前記レンズ群保持部材を軸支する軸部材が前記移動ベースに設けられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮影レンズ鏡筒。
  5. 前記移動ベースよりも前記撮影レンズ鏡筒の先端側に配置された別のレンズ群を保持する別のレンズ群保持部材を備え、
    前記別のレンズ群保持部材は、前記撮影レンズ鏡筒が前記撮影状態から前記収納状態へ移行する際に、前記移動ベースに接近し、前記移動ベースと略同一の軌跡を辿りながら前記光軸の方向で移動することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮影レンズ鏡筒。
  6. 前記第1のアクチュエータは、ステッピングモータまたはボイスコイルモータであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮影レンズ鏡筒。
  7. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮影レンズ鏡筒を備えることを特徴とする撮像装置。
  8. 前記撮影レンズ鏡筒が備える前記レンズ群保持部材の背面側に配置された撮像素子と、 前記撮像素子を保持し、前記レンズ群保持部材に向けて突出する退避レバーを有する撮像素子保持部材と、を有し、
    前記レンズ群保持部材は、前記撮影レンズ鏡筒が前記撮影状態から前記収納状態へ移行する際に前記退避レバーによって回転力が与えることで前記レンズ群保持部材を前記撮影位置から前記退避位置へ移動させる被退避レバーを有することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
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