JP6195104B2 - 部品実装システム、および、部品実装システムの不具合箇所特定方法 - Google Patents

部品実装システム、および、部品実装システムの不具合箇所特定方法 Download PDF

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Description

本願発明は、上下方向に移動可能かつ周方向に回転可能にノズルを保持する保持機構を複数備えたヘッドを用い、ノズルによって部品を吸着して基板上の目標位置に目標角度で装着する部品実装機と、装着された部品の実際の位置や実際の角度を検査する検査装置などを備える部品実装システム、および、部品実装システムの不具合箇所特定方法に関するものである。
基板上にクリーム半田を塗布、または、印刷し、部品を装着し、部品ごと基板を加熱して基板に設けられた配線と部品とを半田付けして実装基板の生産を行う部品実装システムに備えられる部品実装機は、ノズルによって部品を吸着保持し、基板上の目標位置に目標角度で装着する装置である。昨今の部品実装機は、効率的に部品を基板に装着し生産効率を向上させるため、複数のノズルを一度に移動させることができるいわゆるマルチノズルヘッドと称されるヘッドを備えている。複数のノズルは、ヘッドに設けられた複数の保持機構にそれぞれ着脱可能に取り付けられている。保持機構は、上下方向に延びて設けられたシャフト部材を備え、当該シャフト部材の下端にノズルが取り付けられるものであり、ヘッドに対しシャフト部材を上下方向に移動させることによりノズルを上下方向に移動させ、シャフトを回転させることでノズルを管軸中心に回転させることができるものとなっている。
また、部品実装システムは、部品実装機によって基板上に装着された部品の実際の位置、実際の角度を検査する検査装置が備えられることがある。検査装置は、画像認識の技術などを用い実際に部品が装着された基板上の部品の位置や角度を検出する装置である。
以上のような部品実装システムにおいて、検出された実際の位置や実際の角度が目標位置や目標角度から大きくずれていた場合、部品実装システムにおける部品実装機などに不具合が発生している可能性があるため、その不具合の発生箇所を特定する必要がある。
例えば特許文献1には、ノズルに保持された状態の部品を検査し、ノズルと部品とのずれ量に基づき部品を部品実装機に供給する部品カセットに不具合が発生していると判断する技術が記載されている。また、特許文献2には、ノズルによって吸着保持して装着していた部品のずれ量をノズルごとに経時的に蓄積し、ノズルごとのずれ量の時系列的な推移に基づいて不具合の発生しているノズルを特定する技術が記載されている。
このように不具合の発生している箇所が特定できれば、不具合が発生している箇所に対してオペレータが適切な処置を迅速に施すことができ、また、部品実装機などに対しフィードバックを行って、ソフトウエア的に補正を行うことが可能となる。
特開平11−243300号公報 特開2013−33791号公報
ところが、ずれを発生させる原因となる箇所は部品実装システム内において1箇所とは限らない。例えば、ノズルに保持された状態の部品のずれを検査した場合、ノズルに不具合があるのか、部品自体に不具合があるのか、部品を供給する部品カセットに不具合があるのかは不明である。また、ずれの時系列的な変化を解析すれば、ずれの原因がノズルにあるかノズルが取り付けられる保持機構にあるかは区別可能となるが、結果が出るまでに時間を要する。
本願発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、部品のずれの原因となる箇所を特定することができる部品実装システム、および、部品実装システムの不具合箇所特定方法の提供を目的としている。
上記目的を達成するために、本願発明にかかる部品実装システムは、部品を吸着保持するノズルを上下方向に移動可能に保持し、かつ、管軸を中心軸として回転可能に保持する保持機構を一つのヘッドに複数備え、前記部品を基板に装着する部品実装機と、前記部品実装機によって前記部品が装着された前記基板を検査し、装着された前記部品の実角度情報を取得する検査装置とを備える部品実装システムであって、予め設定される目標角度情報と前記実角度情報とに基づき前記基板に装着された前記部品ごとにずれ情報を作成するずれ情報作成部と、一連の回転駆動機構によって回転が駆動される複数の前記保持機構である保持機構群のいずれかに取り付けられる前記ノズルにより前記基板に装着された複数の前記部品に対応するずれ情報を統計的に処理して回転駆動機構関連情報を導出する統計処理部と、前記回転駆動機構関連情報に基づき前記回転駆動機構に不具合が発生しているか否かを判定する判定部と、前記判定部が前記回転駆動機構に不具合が発生していると判定した場合、その旨を示す不具合情報を通知する通知部とを備えることを特徴とする。
これによれば、基板上に装着された個々の部品のずれ情報には傾向が見られないが、或る保持機構群により装着された部品のずれ情報に対応して導出される回転駆動機構関連情報に何らかの傾向が見られた場合、回転駆動機構に何らかの不具合が生じていることを機械的(ソフトウエア的)に特定することが可能となる。従って、不具合箇所を報知することで、メンテナンスを促すことができる。
前記検査装置はさらに、装着された前記部品の実位置情報を取得し、前記ずれ情報作成部はさらに、予め設定される目標位置情報と前記実位置情報とに基づき前記基板に装着された前記部品ごとにずれ情報を作成し、前記統計処理部はさらに、前記基板の所定の領域に装着された複数の前記部品に対応するずれ情報を統計的に処理して基板関連情報を導出し、前記判定部はさらに、前記基板関連情報に基づき前記基板に不具合が発生しているか否かを判定し、前記通知部はさらに、前記判定部が前記基板に不具合が発生していると判定した場合、その旨を示す不具合情報を通知してもよい。
これによれば、基板の或る領域に装着された部品に対応する基板関連情報に傾向が見られた場合、基板が反っているなどの基板の不具合を特定することが可能となる。
前記統計処理部はさらに、前記基板に装着された同一種類の複数の前記部品に対応するずれ情報を統計的に処理して部品関連情報を導出し、前記判定部はさらに、前記部品関連情報に基づきに前記種類の前記部品に不具合が発生しているか否かを判定し、前記通知部はさらに、前記判定部が前記部品に不具合が発生していると判定した場合、その旨を示す不具合情報を通知してもよい。
これによれば、部品の種類に対応する部品関連情報に傾向が見られた場合、供給される部品のサイズが規格外となっているなどの部品の不具合を特定することが可能となる。
また、前記部品実装機は、前記ヘッドを複数備え、前記統計処理部はさらに、同一の前記ヘッドにより前記基板に装着された複数の前記部品に対応するずれ情報を統計的に処理してヘッド関連情報を導出し、前記判定部はさらに、前記ヘッド関連情報に基づき前記ヘッドに不具合が発生しているか否かを判定し、前記通知部はさらに、前記判定部が前記ヘッドに不具合が発生していると判定した場合、その旨を示す不具合情報を通知してもよい。
これによれば、一枚の基板に対し複数のヘッドで部品を装着する場合において、或るヘッドに対応するヘッド関連情報に傾向が見られた場合、ヘッド全体を駆動する機構の不具合を特定することが可能となる。
さらに、一つの前記基板に基づき前記統計処理部により導出された保持機構関連情報を複数の前記基板にわたって蓄積する、または、同一の保持機構群に含まれる前記保持機構により装着された複数の前記部品に対応するずれ情報を複数の前記基板について蓄積する蓄積部を備え、前記統計処理部はさらに、蓄積された複数の保持機構関連情報、または、複数の前記基板について蓄積されたずれ情報を統計的に処理して経時的情報を導出し、前記判定部はさらに、前記経時的情報に基づき前記保持機構に不具合が発生しているか否かを判定し、前記通知部はさらに、前記判定部が前記保持機構に不具合が発生していると判定した場合、その旨を示す不具合情報を通知してもよい。
これによれば、保持機構に備えられたフィルタにクリーム半田のかすが徐々に付着することにより発生するような保持機構の不具合を特定することが可能となる。
さらに、ソフトウエア的に当該不具合を解消することができる場合に、ずれ情報に基づき補正角度と不具合の発生した前記回転駆動機構を示す情報を含む補正情報を作成し前記部品実装機にフィードバックするフィードバック部を備えてもよい。
これによれば、実装基板が不良品となるような不具合に至る前に不具合の発生箇所を特定してフィードバック制御を適切に行うことができ、部品実装システムの歩留まりの向上を図ることが可能となる。
また、上記目的を達成するために、本願発明にかかる部品実装システムの不具合箇所特定方法は、部品を吸着保持するノズルを上下方向に移動可能に保持し、かつ、管軸を中心軸として回転可能に保持する保持機構を一つのヘッドに複数備え、前記部品を基板に装着する部品実装機と、前記部品実装機によって前記部品が装着された前記基板を検査し、装着された前記部品の実角度情報を取得する検査装置とを備える部品実装システムに適用され、前記部品実装システムの不具合が発生している箇所を特定する不具合箇所特定方法であって、予め設定される目標角度情報と前記実角度情報とに基づき前記基板に装着された前記部品ごとにずれ情報作成部がずれ情報を作成し、一連の回転駆動機構によって回転が駆動される複数の前記保持機構である保持機構群のいずれかに取り付けられる前記ノズルにより前記基板に装着された複数の前記部品に対応するずれ情報を統計処理部が統計的に処理して回転駆動機構関連情報を導出し、前記回転駆動機構関連情報に基づき前記回転駆動機構に不具合が発生しているか否かを判定部が判定し、前記判定部が前記回転駆動機構に不具合が発生していると判定した場合、その旨を示す不具合情報を通知部が通知することを特徴とする。
これによれば、基板上に装着された個々の部品のずれ情報には傾向が見られないが、或る保持機構群により装着された部品のずれ情報に対応して導出される回転駆動機構関連情報に何らかの傾向が見られた場合、回転駆動機構に何らかの不具合が生じていることを機械的(ソフトウエア的)に特定することが可能となる。従って、不具合箇所を報知することで、メンテナンスを促すことができる。
さらに、ソフトウエア的に当該不具合を解消することができる場合は、ずれ情報に基づき補正角度と不具合の発生した回転駆動機構を示す情報を含む補正情報を作成し、前記部品実装機にフィードバック部がフィードバックしてもよい。
これによれば、実装基板が不良品となるような不具合に至る前に不具合の発生箇所を特定してフィードバック制御を適切に行うことができ、部品実装システムの歩留まりの向上を図ることが可能となる。
なお、前記部品実装システムの不具合箇所特定方法が含む各処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを実施することも本願発明の実施に該当する。無論、そのプログラムが記録された記録媒体を実施することも本願発明の実施に該当する。
本願発明によれば、ずれ情報の発生原因となる箇所を的確に特定することができる。従って、オペレータなどは適切な処置を迅速に施すことができ、また、適切にフィードバック処理を行うことができ、実装基板の生産効率が低下することを防止でき、歩留まりの向上を図ることができる。
図1は、部品実装システムを模式的に示した図である。 図2は、部品実装機を模式的に示す斜視図である。 図3は、ヘッドを模式的に示す斜視図である。 図4は、ヘッドに備えられる保持機構、および、回転駆動機構を模式的に上方から示す平面図である。 図5は、ホストコンピュータが備える処理部を示すブロック図である。 図6は、基板上に部品を装着する目標位置、目標角度を仮想的に示す平面図である。 図7は、基板に装着された部品の実位置、実角度を目標位置、目標角度とともに仮想的に示す平面図である。 図8は、実装条件を視覚的に例示した図である。 図9は、検査装置により取得される実角度情報、実位置情報、ずれ情報作成部が作成するずれ情報を視覚的に例示した図である。 図10は、基板の領域と当該領域に含まれる部品を模式的に示す平面図である。 図11は、ヘッドおよびヘッド移動装置を二つ備えた別態様の部品実装機を模式的に示す斜視図である。 図12は、統計処理部で処理された結果を視覚的に示すグラフである。 図13は、統計処理部で処理された結果を視覚的に示すグラフである。 図14は、部品実装システムにおける不具合箇所を特定する工程を示す図である。
次に、本願発明に係る部品実装システム、および、部品実装システムの不具合箇所特定方法の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本願発明に係る部品実装システム、および、部品実装システムの不具合箇所特定方法の一例を示したものに過ぎない。従って本願発明は、以下の実施の形態を参考に請求の範囲の文言によって範囲が画定されるものであり、以下の実施の形態のみに限定されるものではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本願発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本願発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
図1は、部品実装システムを模式的に示した図である。
同図に示すように部品実装システム100は、基板200に部品201を実装して実装基板210を生産するシステムである。本実施の形態の場合、部品実装システム100は、半田塗布機101と、2台の部品実装機102と、検査装置104と、リフロー炉105と、ホストコンピュータ106とを当該記載順でインラインで備えている。また、部品実装機102は、基板200を搬送するコンベア107を備えている。これら半田塗布機101、部品実装機102、検査装置104、および、リフロー炉105は、それぞれホストコンピュータ106と情報の授受を行うことができるものとなっており、またホストコンピュータ106を介して相互に情報の授受を行うこともできるようになっている。
半田塗布機101は、基板200と部品201とを電気的、かつ、機械的に接続するクリーム半田を基板200に塗布する(付着させる)装置である。本実施の形態の場合、半田塗布機101は、コンベア107によって搬入された基板200の上面にクリーム半田のパターンを印刷する装置である。具体的には、半田塗布機101は、所望のクリーム半田のパターンに対応した開口を有するマスク(図示せず)を基板200に接触させ、マスク上にクリーム半田(図示せず)を供給したうえで、マスク上でスキージ(図示せず)を摺動させることによって基板200にクリーム半田のパターンを転写させるいわゆるスクリーン印刷の技術が応用された装置である。
図2は、部品実装機を模式的に示す斜視図である。
同図に示すように、部品実装機102は、部品供給部137において部品201を吸着保持する保持工程と、部品201を基板200の上方に搬送する搬送工程と、基板200に部品201を装着する装着工程を含む実装工程を繰り返すことにより、部品201を基板200に実装する装置であって、ヘッド120と、ヘッド移動装置125と、部品供給部137とを備えている。
図3は、ヘッドを模式的に示す斜視図である。
図4は、ヘッドに備えられる保持機構、および、回転駆動機構を模式的に上方から示す平面図である。
これらの図に示すようにヘッド120は、ヘッド120に対し上下方向に移動可能、かつ、周方向に回転可能にノズル121を保持する保持機構122と、複数の保持機構122の回転(θ方向、図3、4参照)を一度に駆動する回転駆動機構123とを備えている。また、ヘッド120は、保持機構122を上下方向(図中Z軸方向)にそれぞれ駆動する上下駆動機構124も設けられている。
保持機構122は、例えば本実施の形態の場合、ヘッド120に取り付けられた管状のアウターシャフトと、アウターシャフトの内部に配置される管状のインナーシャフトを備えている。インナーシャフトは、アウターシャフトに対して上下動自在及び管軸(図中Z軸)回りの周方向(θ方向)に回転自在に設けられており、回転駆動機構123に接続されている。また、インナーシャフトの中空部は、部品201を吸着するための負圧(真空)を導くための吸着管路として機能している。
インナーシャフトの下端は、ノズルホルダを介してノズル121が取り付けられており、保持機構122は、ノズル121を上下方向(Z軸方向)に移動自在、かつ、回転方向(θ方向)に回転自在に保持するものとなっている。また、ノズル121は、保持機構122を介して部品201を保持する負圧(真空)が供給される。
なお、保持機構122の吸着管路内には塵埃などの吸引を抑止するフィルタが設けられている。
本実施の形態の場合、保持機構122は、ヘッド120に対しX軸方向に8個直線的に並べて取り付けられており、この保持機構122の列がY軸方向に2列取り付けられている。従って、ヘッド120は、保持機構122を2列8行で合計16個備えている。
回転駆動機構123は、複数の保持機構122を一度に回転させるための機構であり、駆動源131と、伝動部材132とを備えている。本実施の形態の場合、駆動源131は、回転角度や回転方向を任意に制御することができるサーボモータであり、伝動部材132は、タイミングベルトである。また、回転駆動機構123は、伝動部材132を案内するためのプーリー133を複数箇所に備えている。なお、回転駆動機構123は、サーボモータとタイミングベルトとプーリーに限定されるわけではなく、ラックアンドピニオン機構とモーターなど任意の機構を採用しうる。
本実施の形態の場合、回転駆動機構123は、全ての保持機構122の例えば半分に当たる2列4行で並んだ保持機構122を一つの保持機構群とし、一つの保持機構群に含まれる保持機構122を一度に回転させるものとなっている。具体的には、伝動部材132である1本のタイミングベルトが複数のプーリーを介して保持機構群に含まれる全ての保持機構122と接続され、また、駆動源131であるサーボモータにも接続されている。従って、駆動源131を回転駆動することにより伝動部材132が駆動し保持機構群に含まれる全ての保持機構122が回転する。
ヘッド120は、回転駆動機構123を複数備え、これに対応して複数の保持機構群も複数備えている。本実施の形態の場合、ヘッド120には回転駆動機構123が二つ備えられており、それぞれの回転駆動機構123は、2列8行で備えられる保持機構122の半分に当たる2列4行の保持機構122を一度に回転させることができるものとなっている。従って、ヘッド120には二つの保持機構群が設けられている。
ヘッド移動装置125は、実装工程を実施するためにヘッド120を移動させる装置である。本実施の形態の場合、ヘッド移動装置125はXYロボットであり、基板200に平行な面においてヘッド120を自在に移動させることができるものとなっている。具体的には、ヘッド120をX軸方向に往復動可能に案内するXビーム138と、Y軸方向に延びて配置され、X軸方向に延びて配置されるXビーム138をY軸方向に往復動可能に案内するYビーム139と、Xビーム138に沿ってヘッド120を移動させる駆動源(図示せず)と、Yビーム139に沿ってXビーム138を平行移動させる駆動源(図示せず)とが備えられている。
部品供給部137は、複数のテープフィーダ136などが着脱可能に備えられ、テープフィーダ136などにより種々の部品201が供給される部分である。テープフィーダ136はテープに並べて保持されている部品201を順次、部品供給部137に供給する装置である。
検査装置104は、部品実装機102によって部品201が装着された基板200を検査し、装着された部品201の実角度情報を取得する装置である。本実施の形態の場合、検査装置104は、部品の実位置情報も取得するものとなっている。検査装置104は、特に限定されるものではないが、例えば、基板200の上方を表面に沿って自在に移動することができるカメラを用い、基板200を撮影した像に基づき各部品201の実位置情報や実角度情報を取得するものを挙示することができる。なお、実位置情報や実角度情報の取得方法もカメラによる画像認識に限定されるものではない。
リフロー炉105は、部品201が装着された基板200を加熱し、半田塗布機101によって基板200の表面上に塗布されたクリーム半田を溶融するための加熱炉である。
コンベア107は、基板200を搬送する装置である。本実施の形態の場合、コンベア107は基板200の部品201が装着されない対向する二つの端縁部を挟持する二つのベルトコンベアで形成されている。
ホストコンピュータ106は、半田塗布機101、部品実装機102、検査装置104等と接続されて情報の授受を行い、部品実装システム100全体を統括するコンピュータである。
図5は、ホストコンピュータが備える処理部を示すブロック図である。
同図に示すように本実施の形態の場合、ホストコンピュータ106は、ソフトウエアを実行することにより機能する処理部として、ずれ情報作成部161と、統計処理部162と、判定部163と、通知部164とを備えている。さらに、ホストコンピュータ106は、ずれ情報やその他の情報を経時情報と共に蓄積する蓄積部165と、フィードバック部167とを備えている。
ずれ情報作成部161は、検査装置104から取得した実角度情報と予め設定される目標角度情報とに基づき基板200に装着された部品201ごとに角度ずれ量を含むずれ情報を作成する処理部である。本実施の形態の場合、ずれ情報作成部161は、検査装置104から取得した実位置情報と予め設定される目標位置情報とに基づき基板200に装着された部品201ごとに位置ずれ量も含むずれ情報を作成する。
ここで目標位置情報とは、基板200上の基準位置から部品201が装着されるべき位置を2次元の座標で表したものである。また、目標角度情報とは、目標位置に装着された部品201が装着されるべき部品201の向きを表したものである。
本実施の形態の場合、図6に示すように、基準位置は、基板200の表面上に記されるマークOであり、目標位置情報P0は、基板200の長辺に沿った軸をX軸(部品実装機102におけるX軸とは異なってもよい)短辺に沿った軸をY軸(部品実装機102におけるY軸とは異なってもよい)を用いて表している。また、目標角度情報θ0は、部品201に仮想的に定められる軸(例えば矩形の部品201の場合、部品201の短辺に沿い部品201の中心を通過する軸)がX軸に対してなす角を用いて表している。
また、ずれ情報とは、目標角度情報と実角度情報との差分を含む情報であり、さらに本実施の形態の場合は、目標位置情報と実位置情報との差分も含んでいる。具体的には、図7に示すように、ずれ情報とは角度ずれ量であるΔθや位置ずれ量である(Δx、Δy)である。
具体的には、ずれ情報作成部161は、図8に示すような実装条件から、目標角度情報や目標位置情報を取得し、図9に示すような、検査装置104から取得した実角度情報や実位置情報と照らし合わせ、それぞれの部品201の差分をずれ情報として算出する。
また本実施の形態の場合、ずれ情報作成部161は、実装条件等に基づきずれ情報と対応する保持機構122の識別情報や、部品201の種類に関係する情報や、ノズル121の識別情報などを紐付けてずれ情報を作成している。
統計処理部162は、保持機構群に含まれる保持機構122のいずれかに取り付けられるノズル121により基板200に装着された複数の部品201に対応するずれ情報を統計的に処理して回転駆動機構関連情報を導出する処理部である。
例えば統計処理部162は、同一の基板200における複数のずれ情報の中から、同じ保持機構群に含まれる保持機構122を識別する識別情報と紐付けられたずれ情報を抽出し、当該ずれ情報の標準偏差などのばらつきを表す値や、平均値などの代表値などを算出して回転駆動機構関連情報とする。
また、統計処理部162は、基板200の所定の領域に装着された複数の部品201に対応するずれ情報を抽出し、統計的に処理して基板関連情報を導出してもよい。例えば、図10に示すように、基板200のY軸方向正側半分の領域(図中二点鎖線で囲む領域)に装着された部品201に対応するずれ情報から基板関連情報を導出してもよい。
また、基板200に装着された同一種類の複数の部品201に対応するずれ情報を統計的に処理して部品関連情報を導出してもよい。例えば、同じ種類の部品と紐付けられたずれ情報を抽出し、統計的に処理して部品関連情報としてもよい。なお、部品の種類には、メーカーの違いやロットの違い等の情報を含んでいてもかまわない。
また、図11に示すように、部品実装機102が、複数のヘッド120を備えている場合、統計処理部162は、同一のヘッド120により基板200に装着された複数の部品201に対応するずれ情報を統計的に処理してヘッド関連情報を導出してもよい。例えば、一つのヘッド120に取り付けられる保持機構122を識別する識別情報と紐付けられたずれ情報を抽出し、統計的に処理してヘッド関連情報を導出しても良い。
判定部163は、統計処理部162が導出した回転駆動機構関連情報に基づきいずれの回転駆動機構123に不具合が発生しているか否かを判定する処理部である。
本実施の形態の場合、或る回転駆動機構123に対応する回転駆動機構関連情報の代表値が、図12に視覚的に示すように、閾値±L1以上にずれている場合、該当する回転駆動機構123に不具合が発生していると判定する。
また、判定部163は、基板関連情報に基づき基板200に不具合が発生しているか否かを判定してもよい。例えば、図10に示す、基板200のY軸方向正側半分の領域(図中二点鎖線で囲む領域)に装着された部品201に対応する基板関連情報ではΔyの代表値が、図13に示すように、閾値±L2以上にずれている場合、基板200がYZ平面で反っている不具合が発生していると判定してもよい。
また、判定部163は、部品関連情報に基づき部品に不具合が発生しているか否かを判定してもよく、ヘッド関連情報に基づきヘッドに不具合が発生しているか否かを判定しても良い。
通知部164は、判定部163が回転駆動機構123に不具合が発生していると判定した場合、その旨を示す不具合情報を通知する処理部である。
ここで、不具合情報とは、オペレータなどの人力により不具合を解消する場合、例えば、伝動部材132が劣化して交換が必要な場合は、表示装置166に該当する回転駆動機構123を示す情報と交換が必要な旨を示す情報とを含む情報などである。
蓄積部165は、一つの基板200に基づき統計処理部162により導出された保持機構関連情報を複数の基板200にわたって蓄積する、または、同一の保持機構群に含まれる保持機構122により装着された複数の部品201に対応するずれ情報を複数の前記基板について蓄積する装置である。
このように、蓄積部165を備えれば、統計処理部162はさらに、蓄積された複数の保持機構関連情報、または、複数の基板200について蓄積されたずれ情報を統計的に処理して経時的情報を導出することができる。また、判定部163は、経時的情報に基づき保持機構に不具合が発生しているか否かを判定することができ、通知部164はその旨を通知することができる。
具体的に例えば、経時的情報によりある特定の保持機構のずれ量が徐々に増加してきた場合、保持機構122に設けられたフィルタが目詰まりしてきたと判定し通知することができる。
フィードバック部167は、不具合が発生していると判定部163が判定している場合に、当該不具合がソフトウエア的に解消できるか否かを判定し、ソフトウエア的に当該不具合を解消することができる場合に、ずれ情報、または、ずれ情報から導出される回転駆動機構関連情報に基づき補正に必要な情報である補正角度と不具合の発生した回転駆動機構123を示す情報を含む補正情報を作成し部品実装機102にフィードバックする処理部である。
例えば、フィードバック部167は、回転駆動機構関連情報に基づきばらつきが所定の範囲内である場合に、不具合がソフトウエア的に解消できると判断し、回転駆動機構関連情報の代表値と目標角度情報との差分、および、回転駆動機構関連情報に対応する回転駆動機構123とを補正情報として作成し、部品実装機102にフィードバックする。当該補正情報を受け取った部品実装機102は、対応する回転駆動機構123に関連する実装条件などを補正する。
なお、フィードバック部167は、角度のずれを補正する補正情報を作成して部品実装機102の回転駆動機構123に対してフィードバックするばかりでなく、X方向やY方向のずれを補正する補正情報を作成して、部品実装機102のヘッド移動装置125に対してフィードバックしてもよい。さらに、フィードバック部167は、部品実装機102ばかりでなく、部品実装システム100のいずれかにフィードバックしてもかまわない。
次に、部品実装システムの不具合箇所特定方法を説明する。
図14は、部品実装システムにおける不具合箇所を特定する工程を示す図である。
まず、予め設定される目標角度情報を情報作成部161がホストコンピュータから取得する(S101)。目標角度情報は、例えば実装条件のNCデータ等から情報作成部161が取得すれば良い。次に、ずれ情報作成部161は、実角度情報を検査装置から取得する(S102)。次に、ずれ情報作成部161は、目標角度情報と実角度情報とに基づき基板200に装着された部品201ごとにずれ情報を作成する(S103)。
次に、統計処理部162が一つの(着目する)保持機構群に対応するずれ情報を抽出し(S104)、統計的に処理して回転駆動機構関連情報を導出する(S105)。
次に、判定部163が、回転駆動機構関連情報に基づき回転駆動機構123に不具合が発生しているか否かを判定する(S106)。
次に、判定部163が回転駆動機構123に不具合が発生していると判定した場合(S106Y)、本実施の形態の場合、フィードバック部167が不具合がソフトウエア的に解消できるか否か、すなわちフィードバック可能か否かを判断し(S107)、フィードバックできないと判断した場合(S107:N)、その旨を示す不具合情報を通知部164が通知する(S108)。
一方、フィードバック可能と判断した場合(S107:Y)、ずれ情報、または、ずれ情報から導出される回転駆動機構関連情報に基づき補正に必要な情報である補正角度と不具合の発生した回転駆動機構123を示す情報を含む補正情報を作成し部品実装機102にフィードバックする(S109)。
なお、これらの工程を複数の回転駆動機構123(複数の保持機構群)について繰り返せば、不具合箇所を詳細に特定することができる。
また、フィードバック部167がフィードバックを行った場合(S109)、通知(S108)を行わない態様を説明したが、フィードバックを行う(S109)とともに、通知(S108)を行ってもかまわない。
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本願発明の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本願発明の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本願発明に含まれる。
例えば、統計処理部162が導出する情報は、上記に限定されるものではなく、ずれ情報作成部161により作成されたずれ情報を何らかの情報に基づきグルーピングし当該グループに含まれるずれ情報を統計的に処理する他の情報を利用することを除外するものではない。例えば本実施の形態の部品実装システム100のように、部品実装機102を複数台備え、一枚の基板200に対し複数の部品実装機102で部品を装着する場合、部品実装機102を識別する識別情報を利用してずれ情報をグルーピングして統計処理し、いずれかの部品実装機102で発生している不具合を特定するものでもかまわない。
また、部品実装システムの不具合箇所の特定方法は、回転駆動機構関連情報ばかりでなく、基板関連情報や、部品関連情報や、ヘッド関連情報や、経時情報などを用いることができ、前述の工程に用いる情報を変更することで種々の不具合箇所を特定することが可能である。
また、ずれ情報作成部161と、統計処理部162と、判定部163と、通知部164は、ホストコンピュータ106に機能させるものに限定されるわけではなく、部品実装システム100が備えるいずれの機器において機能させてもかまわない。
本願発明は、基板に部品を実装する実装システムに利用可能である。
100 部品実装システム
101 半田塗布機
102 部品実装機
104 検査装置
105 リフロー炉
106 ホストコンピュータ
107 コンベア
120 ヘッド
121 ノズル
122 保持機構
123 回転駆動機構
124 上下駆動機構
125 ヘッド移動装置
131 駆動源
132 伝動部材
133 プーリー
136 テープフィーダ
137 部品供給部
138 Xビーム
139 Yビーム
161 ずれ情報作成部
162 統計処理部
163 判定部
164 通知部
165 蓄積部
166 表示装置
167 フィードバック部
200 基板
201 部品
210 実装基板

Claims (9)

  1. 部品を吸着保持するノズルを上下方向に移動可能に保持し、かつ、管軸を中心軸として回転可能に保持する複数の保持機構と、複数の前記保持機構の回転を一度に駆動する回転駆動機構とを一つのヘッドに備え、前記部品を基板に装着する部品実装機と、前記部品実装機によって前記部品が装着された前記基板を検査し、装着された前記部品の実角度情報を取得する検査装置とを備える部品実装システムであって、
    予め設定される目標角度情報と前記実角度情報とに基づき前記基板に装着された前記部品ごとにずれ情報を作成するずれ情報作成部と、
    前記回転駆動機構によって回転が一度に駆動される複数の前記保持機構である保持機構群のいずれかに取り付けられる前記ノズルにより前記基板に装着された複数の前記部品に対応するずれ情報を前記保持機構群に含まれる保持機構であることを識別する識別情報に基づき抽出し、抽出されたずれ情報を統計的に処理して回転駆動機構関連情報を導出する統計処理部と、
    前記回転駆動機構関連情報に基づき前記回転駆動機構に不具合が発生しているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が前記回転駆動機構に不具合が発生していると判定した場合、その旨を示す不具合情報を通知する通知部と
    を備える部品実装システム。
  2. 前記検査装置はさらに、
    装着された前記部品の実位置情報を取得し、
    前記ずれ情報作成部はさらに、
    予め設定される目標位置情報と前記実位置情報とに基づき前記基板に装着された前記部品ごとにずれ情報を作成し、
    前記統計処理部はさらに、
    前記基板の所定の領域に装着された複数の前記部品に対応するずれ情報を統計的に処理して基板関連情報を導出し、
    前記判定部はさらに、
    前記基板関連情報に基づき前記基板に不具合が発生しているか否かを判定し、
    前記通知部はさらに、
    前記判定部が前記基板に不具合が発生していると判定した場合、その旨を示す不具合情報を通知する
    請求項1に記載の部品実装システム。
  3. 前記統計処理部はさらに、
    前記基板に装着された同一種類の複数の前記部品に対応するずれ情報を統計的に処理して部品関連情報を導出し、
    前記判定部はさらに、
    前記部品関連情報に基づきに前記種類の前記部品に不具合が発生しているか否かを判定し、
    前記通知部はさらに、
    前記判定部が前記部品に不具合が発生していると判定した場合、その旨を示す不具合情報を通知する
    請求項1または2に記載の部品実装システム。
  4. 前記部品実装機は、前記ヘッドを複数備え、
    前記統計処理部はさらに、
    同一の前記ヘッドにより前記基板に装着された複数の前記部品に対応するずれ情報を統計的に処理してヘッド関連情報を導出し、
    前記判定部はさらに、
    前記ヘッド関連情報に基づき前記ヘッドに不具合が発生しているか否かを判定し、
    前記通知部はさらに、
    前記判定部が前記ヘッドに不具合が発生していると判定した場合、その旨を示す不具合情報を通知する
    請求項1または2に記載の部品実装システム。
  5. さらに、
    一つの前記基板に基づき前記統計処理部により導出された保持機構関連情報を複数の前記基板にわたって蓄積する、または、同一の保持機構群に含まれる前記保持機構により装着された複数の前記部品に対応するずれ情報を複数の前記基板について蓄積する蓄積部を備え、
    前記統計処理部はさらに、
    蓄積された複数の保持機構関連情報、または、複数の前記基板について蓄積されたずれ情報を統計的に処理して経時的情報を導出し、
    前記判定部はさらに、
    前記経時的情報に基づき前記保持機構に不具合が発生しているか否かを判定し、
    前記通知部はさらに、
    前記判定部が前記保持機構に不具合が発生していると判定した場合、その旨を示す不具合情報を通知する
    請求項1に記載の部品実装システム。
  6. さらに、
    ソフトウエア的に当該不具合を解消することができる場合に、ずれ情報に基づき補正角度と不具合の発生した前記回転駆動機構を示す情報を含む補正情報を作成し前記部品実装機にフィードバックするフィードバック部と
    を備える請求項1に記載の部品実装システム。
  7. 前記ずれ情報作成部は、
    実装条件に基づき前期ずれ情報と対応する前記保持機構の識別情報を紐つけてずれ情報を作成する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の部品実装システム。
  8. 部品を吸着保持するノズルを上下方向に移動可能に保持し、かつ、管軸を中心軸として回転可能に保持する複数の保持機構と、複数の前記保持機構の回転を一度に駆動する回転駆動機構とを一つのヘッドに備え、前記部品を基板に装着する部品実装機と、前記部品実装機によって前記部品が装着された前記基板を検査し、装着された前記部品の実角度情報を取得する検査装置とを備える部品実装システムに適用され、前記部品実装システムの不具合が発生している箇所を特定する不具合箇所特定方法であって、
    予め設定される目標角度情報と前記実角度情報とに基づき前記基板に装着された前記部品ごとにずれ情報作成部がずれ情報を作成し、
    前記回転駆動機構によって回転が一度に駆動される複数の前記保持機構である保持機構群のいずれかに取り付けられる前記ノズルにより前記基板に装着された複数の前記部品に対応するずれ情報を統計処理部が前記保持機構群に含まれる保持機構であることを識別する識別情報に基づき抽出し、抽出されたずれ情報を統計的に処理して回転駆動機構関連情報を導出し、
    前記回転駆動機構関連情報に基づき前記回転駆動機構に不具合が発生しているか否かを判定部が判定し、
    前記判定部が前記回転駆動機構に不具合が発生していると判定した場合、その旨を示す不具合情報を通知部が通知する
    部品実装システムの不具合箇所特定方法。
  9. さらに、
    ソフトウエア的に当該不具合を解消することができる場合は、ずれ情報に基づき補正角度と不具合の発生した回転駆動機構を示す情報を含む補正情報を作成し、前記部品実装機にフィードバック部がフィードバックする
    請求項に記載の部品実装システムの不具合箇所特定方法。
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