JP6194786B2 - 用紙形状測定装置および画像形成装置 - Google Patents

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本発明は,用紙の湾曲形状を正確に測定することのできる用紙形状測定装置およびその用紙形状測定装置を備える画像形成装置に関する。さらに詳細には,用紙を搬送しつつ,その搬送中の用紙の形状を測定することのできる用紙形状測定装置およびその用紙形状測定装置を備える画像形成装置に関する。
プリンター,複写機などの電子写真方式による一般的な画像形成装置では,用紙上に転写したトナー像を定着させるための処理がなされる。その定着処理において,トナー像を担持した用紙は,加熱しつつ加圧される。そして,定着処理後の用紙には,カールや波打ちが発生して湾曲していることがある。用紙にカール等が発生している場合,排紙トレイ上への用紙の集積に支障が生じる。また,複数の用紙を綴じて製本する場合においても,カール等が発生していることにより,製本品質が低下してしまうおそれがある。よって,排紙される用紙のカールや波打ちはできるだけ低減されていることが好ましい。
そこで,カール等を低減するため,定着処理部における加熱温度を適切にフィードバックすることや,カール等を除去するための矯正を行うデカール装置を設けることが行われている。定着処理部の加熱温度のフィードバック,デカール装置におけるカールの矯正量の調整はともに,定着処理後の用紙の形状測定を行い,測定されたカールの程度に基づいて行われる。このため,用紙の形状測定は正確に行う必要がある。
用紙の形状測定に係る技術として,例えば,特許文献1が挙げられる。特許文献1には,紙面上にパターンを配置した用紙を水平に搬送しつつ,紙面上のパターンを,用紙の搬送方向と直交する方向に複数配置したセンサーによって読み取っている。そして,その読み取られた紙面上のパターンより,用紙の形状測定を行う方法が記載されている。
特開2005−257456号公報
しかしながら,用紙を水平に搬送しつつその用紙形状を測定する上記の従来技術では,実際の用紙の形状を正確に測定できないという問題があった。すなわち,カール等が発生している用紙を水平に搬送した場合,重力の影響により,カール等の程度が実際のものと異なった状態となってしまうのである。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点の解決を目的としてなされたものである。すなわちその課題とするところは,用紙を搬送しつつ,用紙の形状を正確に測定できるようにした用紙形状測定装置および画像形成装置を提供することである。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の用紙形状測定装置は,用紙をその搬送経路上に設けられた測定位置に通しつつ,測定位置にて用紙の湾曲形状を測定する用紙形状測定装置であって,測定位置にて用紙の湾曲形状を測定する形状測定部と,用紙の搬送経路上における測定位置の上流から下流にわたって設けられた,用紙を搬送する複数の搬送ローラー対とを有し,複数の搬送ローラー対により,少なくとも測定位置における用紙の搬送経路が,鉛直方向の下向きに向かって設けられていることを特徴とする用紙形状測定装置である。
本発明の用紙形状測定装置では,用紙形状を測定する測定位置において,用紙を鉛直方向の下向きに向けて搬送しつつ,用紙形状を測定することができる。これにより,重力の影響によって変形していない状態の用紙形状を測定することができる。すなわち,用紙を搬送しつつ,用紙の形状を正確に測定することができる。
また,上記に記載の用紙形状測定装置において,複数の搬送ローラー対のうち,少なくとも測定位置の上流側に隣接する位置のものおよび下流側に隣接する位置のものは,用紙を挟み込むためのニップを形成する外周面の軸方向の長さが1mm以上,50mm以下の範囲内であるとともに,外周面が軸方向における用紙の通紙領域の一方の端と他方の端との間の中間の領域に設けられている幅狭搬送ローラー対であることが好ましい。このような幅狭搬送ローラー対により,カール等の発生している用紙の形状を変形させずに,用紙を挟み込むことができる。そして,用紙を変形させずに測定位置へ通すことができるからである。
また,上記に記載の用紙形状測定装置において,幅狭搬送ローラー対は,用紙の搬送経路上における測定位置から用紙の搬送方向の長さ以内の距離に設けられていることが好ましい。少なくとも一部が測定位置を通過している用紙を,その形状をほとんど変形させない幅狭搬送ローラー対のみによって搬送することができるからである。
また,上記に記載の用紙形状測定装置において,搬送ローラー対のうち,測定位置から用紙の搬送方向の長さ以内の距離に位置するものは,少なくとも一方を他方へ向けて圧接または離間させることができる圧離ローラー対であり,圧離ローラー対を圧接状態と離間状態とで切り替える圧離制御部を有し,圧離制御部は,用紙の少なくとも一部が測定位置を通過しているときには,用紙の先端から後端までの間に位置している圧離ローラー対のうち,用紙の先端側から先頭のもの,または,用紙の先端側から先頭のものと2番目のものとを圧接状態とし,圧接状態とした圧離ローラー対以外のものを離間状態とするものであることが好ましい。用紙の先端側の先頭のもの,あるいはさらに2番目までの搬送ローラー対のみによって搬送することにより,搬送中の用紙の変形を抑制することができるからである。
また本発明は,用紙にトナー像を転写する画像形成部と,転写されたトナー像の用紙への定着処理を行う定着部とを有する画像形成装置において,上記いずれかに記載の用紙形状測定装置を有し,用紙形状測定装置は,用紙の搬送方向について,定着部よりも下流に設けられているものであることを特徴とする画像形成装置にもおよぶ。
本発明によれば,用紙を搬送しつつ,用紙の形状を正確に測定できるようにした用紙形状測定装置および画像形成装置が提供されている。
本形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本形態に係る画像形成装置の制御構成の概略を示す図である。 形状測定部の概略構成図である。 用紙のカールについて説明するための図である。 軸方向における外周面の長さが短い幅狭の搬送ローラー対を説明するための図である。 測定位置を2箇所,設けたときの用紙の形状測定について説明するための図である。
以下,本発明を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,電子写真方式のプリンターにおいて本発明を具体化したものである。
図1に,本形態に係る画像形成装置1の概略構成を示す。画像形成装置1は,画像形成部2,定着処理部3,矯正部4を有している。画像形成部2は,トナー像を形成し,形成したトナー像を用紙Pに転写するものである。定着処理部3は,トナー像を担持している用紙Pを加熱しつつ加圧することにより,トナー像を用紙Pに定着させるものである。矯正部4は,定着処理後の用紙Pのカールや波打ちを除去するものである。
まず,画像形成部2について説明する。画像形成装置1は,画像形成部2に中間転写ベルト30を有する,いわゆるタンデム方式のカラープリンターである。中間転写ベルト30は導電性を有する無端状のベルト部材であり,その図中両端部がローラー31,32によって支持されている。画像形成時には,図1中右側のローラー31が反時計回りに回転駆動される。これにより,中間転写ベルト30および図1中左側のローラー32が従動回転する。
中間転写ベルト30のうち,図1中右側のローラー31に支持されている部分の外周面には,2次転写ローラー40が設けられている。2次転写ローラー40と中間転写ベルト30の外周面とは接触しており,その接触している転写ニップN1により,2次転写領域が形成されている。
また,中間転写ベルト30のうち,図1中左側のローラー32に支持されている部分の外周面には,ベルトクリーナー41が設けられている。ベルトクリーナー41は中間転写ベルト30の外周面に圧接されており,その接触している部分により,転写残トナーを回収する回収領域42が形成されている。
中間転写ベルト30の図1中下部には左から右に向かって順に,イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色の画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kが配置されている。画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kはいずれも,各色のトナー像を中間転写ベルト30上に転写するためのものである。また,画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kはいずれも,その構成は同じである。このため,図1では,画像形成ユニット10Yによって代表して符号をつけている。
すなわち,画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kは,円筒状の静電潜像担持体である感光体11,および,その周囲に配置された帯電器12,現像ユニット14,および感光体クリーナー16を有している。また,感光体11と中間転写ベルト30を挟んで対向する位置には,1次転写ローラー15が配置されている。さらに,各色の画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの図1中下方には,露光装置13が配置されている。
帯電器12は,感光体11の表面を均一に帯電させるためのものである。露光装置13は,画像データに基づいたレーザー光を感光体11の表面に照射させ,静電潜像を形成するためのものである。現像ユニット14は,現像ローラー17により,感光体11の表面にトナーを付与するためのものである。
中間転写ベルト30の図1中上方には,ホッパー18Y,18M,18C,18Kが配置されている。また,これらホッパー18Y,18M,18C,18Kにはそれぞれ,該当色のトナーを収容しているトナーボトル19Y,19M,19C,19Kが装着されている。各ホッパー18はそれぞれ,該当色の画像形成ユニット10の現像ユニット14に接続されている。ホッパー18は,トナーボトル19に収容されているトナーを適宜,対応する現像ユニット14へと補給するためのものである。
中間転写ベルト30の回転方向における画像形成ユニット10Kの下流側であって転写ニップN1の上流側の位置には,中間転写ベルト30上に転写されたトナー像の像濃度を検出するための濃度センサー20が設けられている。濃度センサー20は,中間転写ベルト30の外周面を検出位置としている。濃度センサー20は,例えば画像濃度の調整に用いられる,検出位置に向かって光を照射する投光部とその反射光を受光する受光部とを有するものである。
また図1では,帯電器12としてローラー形状をしたローラー帯電方式のものを示しているが,本発明はこれに限るものではない。コロナ放電方式の帯電チャージャー,ブレード状の帯電部材,またはブラシ状の帯電部材等を用いても良い。また,感光体クリーナー16として,板状でその一端部が感光体11の外周面に接触しているものを示しているが,本発明はこれに限るものではない。その他のクリーニング部材,例えば固定ブラシ,回転ブラシ,ローラーまたはそれらのうちの複数の部材を組み合わせたものを使用することができる。あるいは,感光体11上の未転写トナーを現像ユニット14により回収するクリーナーレス方式を採用すれば,感光体クリーナー16はなくてもよい。
また,画像形成装置1の下部には,着脱可能な給紙カセット51が装着されている。給紙カセット51の図1中右側より上方に向かっては,搬送経路50が設けられている。そして,給紙カセット51に積載により収容された用紙Pは,その最上部のものより1枚ずつ給紙ローラー52によって搬送経路50に送り出されるようになっている。
給紙ローラー52により送り出された画像形成部2内の用紙Pの搬送経路50には,1対のレジストローラー53,転写ニップN1がこの順で配置されている。レジストローラー53は,用紙Pを転写ニップN1へ送り出すタイミングを調整するためのものである。また,用紙Pには,転写ニップN1において,中間転写ベルト30上のトナー像の転写がなされる。搬送経路50の転写ニップN1のさらに下流には,定着処理部3が設けられている。
定着処理部3は,転写ニップN1において中間転写ベルト30から用紙Pに転写されたトナー像の,用紙Pへの定着処理を行うためのものである。定着処理部3には,加熱ローラー60と,加熱ローラー60と搬送経路50を挟んで対向する加圧ローラー61とが設けられている。加熱ローラー60は,内部にヒーター62を有している。加圧ローラー61は,加熱ローラー60へ向けて軸と垂直の方向に圧接されている。その圧接により,加熱ローラー60と加圧ローラー61との間には,用紙Pに定着処理を行う定着ニップN2が形成されている。
また,加熱ローラー60は,画像形成時には,反時計回りに回転駆動される。加熱ローラー60の回転により,加圧ローラー61は従動回転される。定着処理部3は,定着ニップN2において,通過する用紙Pを加熱しつつ加圧することにより,用紙Pが担持するトナー像の定着処理を行う。搬送経路50の定着ニップN2のさらに下流には,矯正部4が設けられている。矯正部4は,用紙Pに発生したカールや波打ちを矯正し,除去するためのものである。用紙Pのカールや波打ちは,例えば,用紙Pが定着処理時に加熱されることにより発生する。すなわち,加熱の際に用紙Pから水分が蒸発する程度が一様でないことにより,用紙Pにはカール等が発生する。
矯正部4には,搬送経路50に沿って,形状測定部100,デカール装置80,排紙ローラー54が設けられている。排紙ローラー54のさらに下流である矯正部4の下部には,排紙トレイ55が設けられている。形状測定部100は,後に詳述するように,用紙Pを搬送しつつ,その搬送中の用紙Pの形状を測定するためのものである。
デカール装置80は,用紙Pにカールや波打ちが発生している場合,その発生している用紙Pのカール等を矯正するためのものである。デカール装置80は,搬送経路50に沿って配置されているローラー対であるデカールローラー81を複数有している。そして,各デカールローラー81の矯正ニップN3に用紙Pを通過させることにより,カール等の矯正を行うものである。
本形態のデカール装置80では,各デカールローラー81の矯正ニップN3における圧接力をそれぞれ調整することができる。その圧接力の調整により,用紙Pに発生しているカールや波打ちを矯正するための矯正量や矯正の方向を調整することができる。デカール装置80における矯正量や矯正の方向は,形状測定部100において測定された用紙Pの形状に基づいて求められる。
次に,本形態の画像形成装置1による,通常の画像形成動作の一例について簡単に説明する。以下の説明は,給紙カセット51に収容されている用紙Pに,4色のトナーを用いてカラー画像を形成するプリントモードにおける画像形成動作の一例である。
通常の画像形成時には,中間転写ベルト30および各色の感光体11はそれぞれ,図1に矢印で示す向きに所定の周速度で回転される。感光体11の外周面は,まず,帯電器12によりほぼ一様に帯電される。次に,帯電された感光体11の外周面には,露光装置13によって画像データに応じた光が投射され,静電潜像が形成される。続いて,静電潜像は現像ユニット14の現像ローラー17の回転により供給されるトナーによって現像され,感光体11上にはトナー像が形成される。
感光体11上に形成された各色のトナー像は,1次転写ローラー15によって中間転写ベルト30上に転写(1次転写)される。すなわち,中間転写ベルト30上には,イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックのトナー像がこの順で重ね合わされる。中間転写ベルト30に転写されず,1次転写ローラー15を過ぎた後も感光体11上に残留している転写残トナーは,感光体クリーナー16によって掻き取られ,感光体11上から除去される。そして,重ね合わされた4色のトナー像は,中間転写ベルト30によって転写ニップN1へと搬送される。
一方,給紙カセット51に収容されている用紙Pは,給紙ローラー52によって最上部のものから1枚ずつ搬送経路50に引き出される。引き出された用紙Pは,搬送経路50に沿って搬送され,レジストローラー53により,中間転写ベルト30に載置されたトナー像とタイミングを合わせて転写ニップN1に到達する。そして,転写ニップN1において,重ね合わされた4色のトナー像が用紙Pに転写(2次転写)される。なお,転写ニップN1を通過した後も中間転写ベルト30上に残留するトナー像は,回収領域42においてベルトクリーナー41によって掻き取られる。これにより,中間転写ベルト30上から除去される。
トナー像が転写された用紙Pは,さらに搬送経路50の下流側へと搬送される。すなわち,用紙Pは,定着処理部3においてトナー像の定着処理がなされた後,矯正部4へと搬送される。そして,矯正部4では,形状測定部100において用紙Pの形状測定がなされ,その用紙Pの形状に基づいてデカール装置80による矯正がなされた後,排紙ローラー54によって排紙トレイ55に排出される。
図2に,画像形成装置1の制御構成の概略を示す。画像形成装置1は,各部の制御を行うために,コントローラー部90とエンジン制御部91とを有している。エンジン制御部91は,装置全体の制御処理を行うCPU92を中心に構成されている。
CPU92は,例えば,各種負荷94の制御を行い,画像形成を行う。すなわち,画像形成ユニット10におけるトナー像の形成や,定着処理部3におけるヒーター62の温度制御などを行う。また,画像形成時の矯正部4においては,形状測定部100における用紙Pの形状の読み取りの制御や,その読み取った用紙Pの形状に基づいてデカール装置80の矯正量および矯正の方向の算出を行う。さらに,算出した矯正量および矯正の方向となるようにデカール装置80の制御を行う。
また,エンジン制御部91は本体に付属されている不揮発性メモリ93と,各種ユニット付属の不揮発性メモリ95とを有している。CPU92は,本体に付属されている不揮発性メモリ93の書き込みや読み出しを行う。つまり,不揮発性メモリ93は,CPU92において演算したデータなどを記憶するものである。さらに,不揮発性メモリ93には,ローラー31の回転速度や各感光体11の回転速度,搬送経路50における用紙Pの搬送速度などのシステム速度なども記憶されている。
また,CPU92は,各種ユニット付属の不揮発性メモリ95の書き込みや読み出しを行う。各種ユニット付属の不揮発性メモリ95には,例えば,トナーボトル19に付属のメモリにはトナー残量など,イメージングユニットに付属のメモリには印刷枚数などが記憶されている。
また,コントローラー部90は,外部のパソコンなどに接続されて指示入力を受けるものである。さらに,エンジン制御部91とコントローラー部90とで,ドットカウンタ値などの各種の情報がやりとりされる。
図3は,本形態の形状測定部100の概略図である。形状測定部100は,図3に示すように,用紙Pを搬送するための構成として,複数の搬送ローラー対Aを有する。また,形状測定部100は,搬送経路50における測定位置Mにおいて,用紙Pの形状を読み取るための構成として,撮像部70および照射部71を有している。
複数の搬送ローラー対A1〜A7は,定着ニップN2の下流より,搬送経路50に沿って,この順で設けられている,また,搬送経路50は,定着ニップN2の下流より,鉛直方向の下向きへ向かって設けられている。さらに,本形態では,搬送経路50は,測定位置Mの上流に位置する搬送ローラー対A3から,測定位置Mの下流に位置する搬送ローラー対A5までは鉛直方向の下向きに設けられている。そして,搬送ローラー対A5の下流の搬送ローラー対A6よりも下流においては水平に設けられている。
測定位置Mは,搬送経路50における鉛直方向の下向きへ向かって設けられている区間に位置している。具体的には,搬送ローラー対A4と搬送ローラー対A5との間に位置している。撮像部70および照射部71は,測定位置Mの右側に設けられている。撮像部70および照射部71は,搬送経路50を搬送されている用紙Pの形状を,測定位置Mにおいて,光切断法によって非接触で測定するためのものである。
撮像部70は,CCDカメラであり,搬送経路50を搬送中の用紙Pの形状を,測定位置Mにおいて読み取るものである。なお,測定位置Mは,図3において奥行き方向に長さをもつものである。照射部71は,図3に示されるように,測定位置Mに向かって,用紙Pの紙面に対して斜めの方向よりレーザー光Lを照射するものである。レーザー光Lは,用紙Pの搬送方向と直交する幅方向(図3において奥行き方向)のスリット状のものである。
そして,レーザー光Lの照射により,測定位置Mにおける用紙Pの紙面上には,幅方向の線状の光の筋ができる。撮像部70は,レーザー光Lによって測定位置Mの用紙P上にできた線状の光の筋を撮像することによって用紙Pの形状を読み取ることができる。
具体的には,用紙Pは,搬送ローラー対Aにより搬送経路50に沿って搬送され,レーザー光Lが照射されている測定位置Mを通過する。よって,用紙P上には,測定位置Mにおいて,レーザー光Lによる光の筋ができる。そして撮像部70は,測定位置Mにおける用紙P上の光の筋を連続的に撮像し,その撮像したデータをCPU92へと出力する。
用紙Pにカールや波打ちが発生していない場合,撮像部70によって撮像される測定位置Mにおける用紙P上の光の筋は,真っ直ぐである。一方,用紙Pにカールや波打ちが発生している場合,撮像部70によって撮像される測定位置Mにおける用紙P上の光の筋は,そのカールや波打ちの程度によって歪んでいる。
すなわち,CPU92は,撮像部70によって撮像された光の筋の形状より,測定位置Mにおける用紙Pの形状を演算によって求めることができる。さらに,CPU92は,撮像部70が測定位置Mを通過する用紙Pの搬送方向の先端から後端まで連続的に複数回撮像したデータより,その用紙Pの全体の形状を演算によって求めることができる。これにより,用紙Pの形状を測定することができる。
ここで,本形態において,用紙Pは,複数の搬送ローラー対Aにより,測定位置Mへ鉛直方向の下向きに向かって搬送される。このことの効果について,図4により説明する。図4には,カールの発生した状態の用紙Pの一例を実線により示している。なお,二点鎖線により,カールの発生していない状態を示している。図4において,Xは用紙Pの搬送方向を示しており,Yは用紙Pの搬送方向と直交する幅方向を示している。
そして,用紙Pを水平に配置した場合,図4に示すように,重力は,カールが発生していない状態の用紙Pの紙面に対して垂直に作用することとなる。このため,用紙Pには実際には図4に実線で示すようにカールが発生している状態であっても,重力の影響により,破線で示すように変形することとなる。すなわち,図4の例では,用紙Pの幅方向の端部は実際にはカールにより持ち上がっているが,その持ち上がっている端部は,水平に配置されることにより,重力によって下がってしまっている。このため,用紙Pの形状測定を,用紙Pの紙面が重力方向と交差するように,例えば水平に搬送させ,その水平に搬送中の用紙Pに対して行った場合,実際のカールの程度を正確に検出することはできない。
これに対し,本形態の形状測定部100では,用紙Pの形状は,測定位置Mにおいて,重力の影響を受けることがない。用紙Pは,測定位置Mにおいて,搬送ローラー対Aによって鉛直方向の下向きに向かって搬送されているからである。よって,形状測定部100の撮像部70は,重力による影響を受けていない,実際の用紙Pの形状を撮像することができる。
従って,CPU92は,用紙Pが測定位置Mを通過後,デカール装置80に到達する前に,測定した用紙Pのカール等の程度に基づいて,デカール装置80におけるカール等の矯正量や矯正の方向を調整する。具体的には,各デカールローラー81の矯正ニップN3における圧接力の調整を行う。よって,用紙Pは,カール等の矯正量や矯正の方向が調整されたデカール装置80通過し,そのカール等が矯正された後,排紙ローラー54によって排紙トレイ55に排出される。
このように排出された各用紙Pはいずれも,排紙トレイ55における集積において支障がない。デカール装置80における用紙Pのカール等の矯正量や矯正の方向が,測定した用紙Pの実際の形状に基づいて定められたものだからである。すなわち,デカール装置80により,カールや波打ちが適切に除去されているからである。さらには,排出された用紙Pを複数綴じて製本する場合にも,その製本品質は高いものである。
あるいは,測定した用紙Pの形状に基づいて,定着処理部3におけるヒーター62の温度のフィードバックを行うことも可能である。これにより,次の用紙Pにおけるカール等の程度を低減させることができる。ヒーター62の温度のフィードバックを,撮像部70によって撮像した用紙Pの実際の形状に基づいて行うことができるからである。
また,形状測定部100の搬送ローラー対Aは,図5に示すような幅狭のものであることが好ましい。図5には,搬送ローラー対A3,A4,A5を示している。搬送ローラー対A3,A4,A5はいずれも,用紙Pを挟み込む外周面の軸方向の長さBが用紙Pの幅よりも狭い幅狭のものである。また,幅狭の搬送ローラー対A3,A4,A5はいずれも,用紙Pの幅方向の中央に配置されている。
通常,用紙搬送に用いられる搬送ローラー対は,用紙Pの幅よりも軸方向に長い幅広のものである。そのような幅広の搬送ローラー対では,用紙Pを挟み込んだときに,図4に示すような幅方向Yに発生しているカールを変形させてしまう。つまり,幅広の搬送ローラー対では,図4に示す用紙Pの幅方向Yにおける端部をも挟み込み,挟み込んだ位置において真っ直ぐに変形させてしまうのである。
これに対し,幅狭の搬送ローラー対A3,A4,A5は,図4に示すような用紙Pの幅方向Yにカールが発生している場合でも,用紙Pの幅方向Yの中央のみを挟み込んで搬送することができる。よって,用紙Pの幅方向Yにおける端部を挟み込んで変形させることがない。このため,測定位置Mにおいて,変形していない実際の用紙Pの形状を測定することができる。なお,測定位置Mにおける用紙Pの搬送ローラー対Aの挟み込みによる変形を低減させるため,少なくとも,測定位置Mの上流および下流に隣接する搬送ローラー対A4,A5を,幅狭のものとすることが好ましい。
また,搬送ローラー対Aを幅狭のものとする場合,その外周面の軸方向の長さBは,1mm以上,50mm以下の範囲内であることが好ましい。この程度の範囲内の搬送ローラー対Aであれば,用紙Pを変形させずに挟み込むことができるからである。なお,幅狭の搬送ローラー対Aの外周面は,ある程度の弾性を有することが好ましい。用紙Pを挟み込む幅が狭いため,外周面が固いものでは,挟み込んだ用紙Pに挟み込みによるクセをつけてしまうおそれがあるからである。
さらに,測定位置Mの上流および下流における,測定位置Mから用紙Pの搬送方向の長さである用紙長以内の距離に位置する搬送ローラー対Aをすべて,幅狭のものとすることが好ましい。例えば,用紙Pの先端を幅狭の搬送ローラー対Aにより,後端を幅広の搬送ローラー対Aによりそれぞれ挟み込んだ場合,当然,用紙Pの後端側はカールを正確に検出することができない。また,先端側においても,後端が幅方向に一様に挟まれている影響を受けて変形してしまうおそれがあるからである。
そして,測定位置Mから用紙Pの用紙長以内の距離の搬送ローラー対Aをすべて幅狭のものとすることにより,少なくとも一部が測定位置Mを通過している用紙Pを,幅狭の搬送ローラー対Aのみによって搬送することができる。これにより,測定位置Mにおける搬送ローラー対Aの挟み込みによる用紙Pの変形をより低減させ,用紙Pの形状をより正確に測定することができるからである。
また,用紙Pの少なくとも一部が測定位置Mを通過しているときには,常に,その用紙Pの搬送方向の先端側に位置する2以下の搬送ローラー対Aのみによって搬送するようにすることが好ましい。用紙Pの用紙長が長い場合,用紙Pは多数の搬送ローラー対Aに跨った状態で搬送されることとなる。しかし,多数の搬送ローラー対Aにより挟み込まれた用紙Pは,その分,挟み込みによる変形量が大きくなってしまい,実際の形状とは異なった形状となってしまう。
そこで,測定位置Mの上流および下流における,測定位置Mから用紙Pの用紙長以内の距離に位置する搬送ローラー対Aをすべて,少なくとも一方を他方へ向けて圧接または離間させることができるようにする。そして,用紙Pが測定位置Mを通過している間,例えば,用紙Pをその先端側に位置している2つの搬送ローラー対Aのみによって搬送することとする。具体的には,例えば,用紙Pの先端が搬送ローラー対A4へ到達後,測定位置Mに到達するまでに,搬送ローラー対A3よりも上流の搬送ローラー対Aについては離間状態とする。
その後,用紙Pが搬送され,その先端が搬送ローラー対A5へ到達したときに,搬送ローラー対A3を離間させる。このように,搬送ローラー対Aを,用紙Pの先端が2つ下流の搬送ローラー対Aに到達したときに順次,離間させる。これにより,測定位置Mを通過している用紙Pを,その先端側に位置する2つの搬送ローラー対Aのみによって搬送し,測定位置Mにおける変形を低減させることができる。なお,離間させた搬送ローラー対Aは,用紙Pの後端が通過するまで,離間状態とする。また,離間状態とした後,次の用紙Pの先端が到達するまでに,圧接状態へと戻せばよい。
なお,用紙Pをその先端側に位置している1つの搬送ローラー対Aのみによって搬送する場合には,用紙Pの先端が搬送ローラー対A4へ到達後,測定位置Mに到達するまでに搬送ローラー対A4よりも上流の搬送ローラー対Aについて離間状態とすればよい。そしてその後,搬送ローラー対Aを,用紙Pの先端がその下流に隣接する搬送ローラー対Aに到達したときに順次,離間させることとすればよい。
また,必ずしも用紙Pの先端が到達するまでに圧接状態へ戻す必要はない。用紙Pの先端が搬送ローラー対Aを通過後,下流に隣接する搬送ローラー対Aに到達するまでに圧接状態としてもよい。これにより,用紙Pの先端側のカールが大きい場合にも,その先端を搬送ローラー対Aのニップへ適切に通すことができるからである。
なお,用紙Pの各搬送ローラー対Aや測定位置Mへの到達や通過は,例えば,それらの位置にそれぞれ用紙Pの確認を行うためのセンサーを設け,そのセンサーによって検出することができる。あるいは,CPU92は,システム速度により,給紙カセット51から給紙され,搬送経路50を搬送されている用紙Pの位置を把握している。搬送経路50上における各機器の位置や用紙Pを搬送に係るシステム速度は,設計上,既知だからである。このため,その搬送経路50上の用紙Pに位置により,用紙Pの各搬送ローラー対Aや測定位置Mへの到達,通過を知ることも可能である。また,搬送ローラー対Aの圧接や離間の制御については,CPU92により行うことができる。
さらに,用紙Pを先端側の2つの搬送ローラー対Aのみによって搬送する構成とした場合において,搬送ローラー対Aに幅狭のものを用いる際には,測定位置Mよりも上流においては,測定位置Mに近い2つの搬送ローラー対A3,A4を幅狭のものとすればよい。用紙Pの先端が測定位置Mを通過するときには,搬送ローラー対A3よりも上流側の搬送ローラー対Aは離間状態であるからである。なお,測定位置Mよりも下流においては,測定位置Mから用紙Pの用紙長以内の距離に位置する搬送ローラー対Aをすべて,幅狭のものとすることが好ましい。また,用紙Pを先端側の1つの搬送ローラー対Aのみによって搬送する構成とした場合には,測定位置Mの上流に隣接する搬送ローラー対A3のみを幅狭のものとすればよい。
さらに,測定位置Mは複数,設けてもよい。このことについて図6により説明する。図6に示す形状測定部200において,搬送ローラー対Aのうち,ハッチングを施して示す搬送ローラー対A3,A4,A5については,幅狭のものとされている。一方,搬送ローラー対A3よりも上流および搬送ローラー対A5よりも下流の搬送ローラー対Aについては,幅狭のものではなく,用紙Pを幅方向にすべて挟み込む幅広のものである。
このため,用紙Pにカールが発生している場合,その用紙Pのうちの幅狭の搬送ローラー対A3,A4,A5によって挟み込まれている箇所の用紙Pの変形は小さい。一方,それ以外の幅広の搬送ローラー対Aにより挟み込まれている箇所の変形は大きいものである。また,図6においては,搬送ローラー対Aはいずれも,圧接状態のままであり,離間状態をとらないものとする。
また,図6では,搬送経路50における搬送ローラー対A3,A4の間には測定位置M1が,搬送ローラー対A4,A5の間には測定位置M2が設けられている。図6中右側には,測定位置M1,M2での用紙Pの形状測定を行うための撮像部70および照射部71がそれぞれ設けられている。また,図6には,幅広の搬送ローラー対A2から測定位置M1,M2までの搬送経路50上における距離をそれぞれ,Z1,Z2により示している。なお,1組の撮像部70および照射部71により,測定位置M1,M2での形状測定を行わせることも可能である。
そして,図6に示すような構成において,用紙Pの形状測定は,その先端側については測定位置M2において行い,後端側については測定位置M1において行うことが好ましい。図6に示すように,搬送ローラー対A1,A2,A3により挟み込まれている状態の用紙Pの先端が測定位置M1に到達したとき,用紙Pの先端は,測定位置M1の上流の幅広の搬送ローラー対A2による挟み込みの影響を受けて変形するおそれがある。搬送ローラー対A2から測定位置M1までの距離Z1が短いからである。
これに対し,用紙Pの先端が測定位置M2に到達したとき,用紙Pの先端のカールは,幅広の搬送ローラー対A2による挟み込みの影響をそれほど受けない。搬送ローラー対A2から測定位置M2までの距離Z2は,距離Z1よりも長いからである。よって,用紙Pの先端側については,測定位置M2により形状を測定することが好ましいことがわかる。同様に,測定位置M2の下流の幅広の搬送ローラー対A6から測定位置M1までの距離が,搬送ローラー対A6から測定位置M2までの距離よりも長いことより,用紙Pの後端側については,測定位置M1により形状を測定することが好ましいことがわかる。
以上詳細に説明したように,本形態の画像形成装置1は,矯正部4に,形状測定部100を有する。形状測定部100は,用紙Pを測定位置Mへと搬送する複数の搬送ローラー対Aを有する。複数の搬送ローラー対Aによる搬送経路50は,測定位置Mにおいては,鉛直方向の下向きに向かって設けられている。このため,用紙Pは,測定位置Mを,鉛直方向の下向きに向かって搬送される。これにより,用紙を搬送しつつ,用紙の形状を正確に測定できる用紙形状測定装置,および,その用紙形状測定装置を備える画像形成装置が実現されている。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。従って本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,上記の形態では光切断法により用紙Pの形状を測定しているが,その他の非接触の方法により用紙Pの形状を測定することとしてもよい。例えば,用紙Pの紙面上の一定の領域に格子状のレーザー光を照射し,そのレーザー光を照射中の用紙Pの照射領域を撮像部で撮影することにより,用紙Pの形状を測定することもできる。また例えば,幅狭の搬送ローラー対は,用紙を,その幅方向の中央で挟み込むものでなくてもよい。幅狭の搬送ローラー対により,用紙の幅方向の中央よりも端部よりの部分を挟み込むことによっても,用紙をほとんど変形させずに搬送することができるからである。また,形状測定部における搬送ローラー対の数などは一例であり,適宜,異なる数としてもよい。
1…画像形成装置
70…撮像部
71…照射部
100…形状測定部
A…搬送ローラー対
L…レーザー光
M…測定位置
P…用紙

Claims (5)

  1. 用紙をその搬送経路上に設けられた測定位置に通しつつ,前記測定位置にて用紙の湾曲形状を測定する用紙形状測定装置において,
    前記測定位置にて用紙の湾曲形状を測定する形状測定部と,
    用紙の搬送経路上における前記測定位置の上流から下流にわたって設けられた,用紙を搬送する複数の搬送ローラー対とを有し,
    複数の前記搬送ローラー対により,少なくとも前記測定位置における用紙の搬送経路が,鉛直方向の下向きに向かって設けられていることを特徴とする用紙形状測定装置。
  2. 請求項1に記載の用紙形状測定装置において,
    複数の前記搬送ローラー対のうち,少なくとも前記測定位置の上流側に隣接する位置のものおよび下流側に隣接する位置のものは,用紙を挟み込むためのニップを形成する外周面の軸方向の長さが1mm以上,50mm以下の範囲内であるとともに,前記外周面が軸方向における用紙の通紙領域の一方の端と他方の端との間の中間の領域に設けられている幅狭搬送ローラー対であることを特徴とする用紙形状測定装置。
  3. 請求項2に記載の用紙形状測定装置において,
    前記幅狭搬送ローラー対は,用紙の搬送経路上における前記測定位置から用紙の搬送方向の長さ以内の距離に設けられていることを特徴とする用紙形状測定装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の用紙形状測定装置において,
    前記搬送ローラー対のうち,前記測定位置から用紙の搬送方向の長さ以内の距離に位置するものは,少なくとも一方を他方へ向けて圧接または離間させることができる圧離ローラー対であり,
    前記圧離ローラー対を圧接状態と離間状態とで切り替える圧離制御部を有し,
    前記圧離制御部は,
    用紙の少なくとも一部が前記測定位置を通過しているときには,
    用紙の先端から後端までの間に位置している圧離ローラー対のうち,
    用紙の先端側から先頭のもの,または,用紙の先端側から先頭のものと2番目のものとを圧接状態とし,
    圧接状態とした圧離ローラー対以外のものを離間状態とするものであることを特徴とする用紙形状測定装置。
  5. 用紙にトナー像を転写する画像形成部と,
    転写されたトナー像の用紙への定着処理を行う定着部とを有する画像形成装置において,
    請求項1から請求項4までのいずれかに記載の用紙形状測定装置を有し,
    前記用紙形状測定装置は,用紙の搬送方向について,前記定着部よりも下流に設けられているものであることを特徴とする画像形成装置。
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