JP6192479B2 - 助手席用エアバッグ装置 - Google Patents

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本発明は、助手席用エアバッグ装置に関する。
従来、インストルメントパネルの助手席側に形成された開口に挿入されたエアバッグカバーと、このエアバッグカバーの内部に配置された金属ケースと、この金属ケースの内部底面に固定されたインフレータと、このインフレータを覆うように金属ケース内に収容されたエアバッグ本体と、を備えた助手席用エアバッグ装置が知られている。
また、エアバッグカバーは、例えば、複数のランス形状の係止爪を一体に備えており、軟質材からなるインストルメントパネルの開口に合わせて上方から押し付けることで係止爪が内側に弾性変形しながらインストルメントパネルの裏面側の開口に当接するよう押し込まれる。
また、係止爪は、エアバッグカバーから立ち上がるステム部と、ステム部の先端側に略片側矢じり状の爪部と、を一体に備えている。ここで、材料コストの削減等を目的として、爪部を中抜き状に形成したものもある(例えば、特許文献1参照)。
このような中抜き状の爪部は、成形時の型抜き等の関係から表面に開放しており、実質的に正面視において下向きにコの字形状に形成された薄肉の壁面構造となっている。
特開平09−272390号公報
上記従来技術においては、壁面構造の爪部が開口の周縁に当接してステム部の伝声により爪部が内側に変位しながら押し込まれ、爪部が開口の内側に収容されるとステム部の弾性が解除され、爪部が外側に弾性復帰してインストルメントパネルの裏面側の開口に係合することができる。
このような構成である助手席用エアバッグ装置の最適化を図るうえでは、エアバッグカバーを押し込む際に、各係止爪は弾性変形の容易性と破損しない程度の強度性とを確保する必要がある。
しかしながら、薄肉の壁面部のような構成では、爪部の極度な変形を防止するために、ピンを必要とするうえ、リブの数も増やすなどの補強構造が必要となり、結果的に材料コストや部品コストが高騰するうえ、係止爪の強度の設定が複雑化してしまうという問題が生じていた。
しかも、インストルメントパネルは表皮等によって表面を覆っていることもあり、薄肉の壁面部のような構成では、エアバッグカバーを押し付ける際に、係止爪の壁面部によってインストルメントパネルの表面に擦り傷や切り傷等が入り易く、見栄えを損なうという問題も生じていた。
本発明の目的は、材料コストを削減しつつ、係止爪の強度を容易に確保することができる助手席用エアバッグ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1発明の助手席用エアバッグ装置は、インストルメントパネルの開口内に挿入配置されたエアバッグカバーと、前記エアバッグカバーの内部に配置された金属ケースと、前記金属ケースの内部に配置され、その底面に固定されたインフレータと、前記金属ケースの内部に収容され、前記インフレータを覆うように配置されたエアバッグ本体と、前記エアバッグ本体を前記金属ケースに固定するリテーナと、を有する助手席用エアバッグ装置であって、前記エアバッグカバーは、当該エアバッグカバーを前記開口に嵌め込んで係止するための係止爪を備えており、前記係止爪は、内部に中空部を形成する外枠部と、前記外枠部の内部に前記中空部を仕切るように前記嵌め込み方向に沿って形成されたリブ部と、と備え、かつ、前記係止爪は、前記開口に接する側の横断面形状が、先端側から基部側へ向かう第1略直線部と、前記第1略直線部と所定の角度をなすように連設される第2略直線部と、を備えた段付き形状となるように、構成され、前記リブ部は、前記嵌め込み方向に沿って末広がり形状を備えていることを特徴とする。
第1発明の助手席用エアバッグ装置は、インストルメントパネルに助手席用エアバッグ装置を配置するための開口が形成されている。この開口は、助手席用エアバッグ装置の一部を構成すると同時にインストルメントパネルの一部を構成するエアバッグカバーによって閉じられている。
したがって、エアバッグカバーの裏面側は、開口からインストルメントパネルの内部に挿入されている。
助手席用エアバッグ装置配置は、エアバッグカバーの裏面側である内部に金属ケースが配置されており、この金属ケースの内部にインフレータとエアバッグ本体とが収納されている。さらに、エアバッグ本体は金属ケースにリテーナによって固定されている。
一方、エアバッグカバーの裏面側には、インストルメントパネルの開口にエアバッグカバーを嵌め込んだ際の抜け止め用の係止爪を備えている。
この係止爪は、エアバッグカバーを開口に嵌め込む過程においては弾性変形し易く、嵌め込んだ後には、その状態を維持するように強固にインストルメントパネルと係合するような強度を有しているのが望ましい。
また、係止爪は、材料コストの高騰を抑制しつつ、エアバッグカバーを開口に嵌め込む過程においては、インストルメントパネルに対してある程度の接触面を有していないと、例えば、薄肉な壁面部等では剛性を確保し難いうえ、インストルメントパネルにエアバッグカバーを押し込む際に、例えば、エッジ機能が働いてインストルメントパネルの表面に擦り傷や切り傷等のダメージを与えてしまい易く、見栄えを損なう虞れが生じる。
そこで、本願第1発明の助手席用エアバッグ装置では、前記係止爪は、内部に中空部を形成する外枠部に加えて、その外枠部よりも内側に中空部を仕切るように嵌め込み方向に沿ってリブ部を形成している。
したがって、中空部の存在により材料コストを削減しつつ、外枠部以外に嵌め込み方向に沿うリブ部を併設していることにより、インストルメントパネルに対する接触面積を確保し、擦り傷や切り傷等のダメージを与え難くすることができる。
しかも、係止爪は、開口に接する側の横断面形状が、先端側から基部側へ向かう第1略直線部と、この第1略直線部と所定の角度をなすように連設される第2略直線部と、を備えた段付き形状となるように構成されている。
これにより、係止爪は、インストルメントパネルにエアバッグカバーを押し込む際の弾性変形を少なくしつつ、インストルメントパネルへの係合を確実かつ強固にすることができる。
また、本願第1発明の助手席用エアバッグ装置では、前記リブ部は、前記嵌め込み方向に沿って末広がり形状を備えている。
換言すれば、中空部を先端側から基部側へ向かうほど幅が狭くすることにより、リブ部を嵌め込み方向に沿って末広がり形状とすることができる。
これにより、本願発明の助手席用エアバッグ装置によれば、係合爪の強度設定を容易とすることができる。
すなわち、係止爪は先端から後端に向かうほど嵌め込む際に開口からの負荷が大きくなる。
したがって、中空部を先端側から基部側へ向かうほど幅を狭くすることで開口との接触面積を増やすとともに強度を確保することができる。
これにより、係合爪の大きさや第1略直線部及び第2略直線部の角度に応じた強度設定を中空部の幅によって容易に調整することができる。
本願第発明は、第1発明助手席用エアバッグ装置において、前記エアバッグカバーを前記インストルメントパネルに嵌め込んだ状態で車体前方側に位置する前記係止爪にのみ、前記外枠部と前記リブ部とを備え、かつ、前記第1略直線部と前記第2略直線部とを備えた段付き形状となるように構成されていることを特徴とする。
発明の助手席用エアバッグ装置によれば、エアバッグカバーの組み付け性をより一層向上することができる。
すなわち、助手席用エアバッグ装置は、インストルメントパネルにおいて車体前方側よりも後方側に寄った位置に配置されることが多い。このため、車体前後方向のインストルメントパネルの端部から開口までの距離は、車体前方側から車体前方側の開口までの距離の方が車体後方側から車体後方側の開口までの距離の方が長くなる。
したがって、その構造上、インストルメントパネルの開口は、車体前方側の開口の方が距離が長い分だけエアバッグ押し込み方向に対した撓み易く、係合爪がインストルメントパネルの裏面側に嵌り難くなる。
そこで、車体前方側の係止爪を本発明の構造を有する係合爪を用いれば、組み付け時にインストルメントパネルに荷重が加わり難くすることができ、係合爪を効率よく開口に嵌め込み易くすることができる。
本発明によれば、材料コストを削減しつつ、係止爪の強度を容易に確保することができる。
本発明の助手席用エアバッグ装置の断面図である。 本発明の助手席用エアバッグ装置の正面図である。 本発明の助手席用エアバッグ装置の背面図である。 本発明の助手席用エアバッグ装置の側面図である。 本発明の助手席用エアバッグ装置に適用される係止爪の拡大側面図である。 本発明の助手席用エアバッグ装置に適用される係止爪の拡大正面図である。 本発明の助手席用エアバッグ装置に適用される係止爪の拡大斜視図である。 本発明の助手席用エアバッグ装置に適用される係止爪を示し、(A)は第2略直線部がない通常のランス形状と比較する説明図、(B)は第2略直線部がない通常のランス形状とでかかり代の差を比較する説明図である。 本発明の助手席用エアバッグ装置を示し(A)はインストルメントパネルに対する装着位置を示す断面図、(B)は要部の断面図である。 第2略直線部が無い係止爪の斜視図である。
以下、本発明の第1実施形態を図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において、前後方向とは着座した乗員から見た車両の前後方向をいう。
図1において、助手席用エアバッグ装置10は、インストルメントパネル2の助手席前方部分に配設されている。この助手席用エアバッグ装置1は、インストルメントパネル2に形成された開口4内に挿入配置されたエアバッグカバー12と、エアバッグカバー12内に配置された金属ケース14と、金属ケース14内に配置され、その底面に固定されたインフレータ16と、金属ケース14内に収容され、インフレータ16を覆うように配置されたエアバッグ本体18と、エアバッグ本体18を金属ケース14に固定するリテーナ20と、を備えている。
エアバッグカバー12は、例えば、樹脂製であり、略矩形の筒状を成す係止壁122と、係止壁122の開口を覆うとともにインストルメントパネル2と連続面を成す蓋部124と、を一体形成したものである。蓋部124には、正面視略H字形状の破断予定部126と、2種類の係止爪128A,128Bと、が形成されている。エアバッグカバー12は、インストルメントパネル2の開口4に係止爪128を係止させることにより、インストルメントパネル2の内側に配置固定されている。
金属ケース14は、平面視で略正方形又は長方形を成しており、前,後,左,右の側壁142と、底壁144とを有する。各側壁142の上端には、図2乃至図4に示すように、複数の係止爪146が一体に折り曲げ形成されている。この各係止爪146は係止壁122の略中央部に形成された各係止孔122aに挿入され、係止可能となっている。
エアバッグ本体18は、可撓性を有するポリエステルやポリアミド糸等から成る織布により袋状に形成されている。エアバッグ本体18は、インフレータ16を挿通した状態でリテーナ20を介して金属ケース14の底壁144に固定されている。
リテーナ20は、板金製であり、インフレータ16を及びエアバッグ本体18を金属ケース14に取り付けるため締結ボルト22が下方に貫通するように挿入され、圧入若しくは溶接固定されている。
本実施例の助手席用エアバッグ装置10の組み立てにあたっては、エアバッグ本体18を金属ケース14の底壁144に載置するとともに、金属ケース14にインフレータ16を下方から上方に縦置に挿入する。そしてインフレータ16,金属ケース14,エアバッグ本体18を所定の位置で一致させるとともに、リテーナ20の4個の締結ボルト22をエアバッグ本体18と金属ケース14とに挿入し、4個の締結ナット24を締結ボルト22の下方突出部に螺装することによって締結固定する。
そして、エアバッグ本体18を収納した金属ケース14を、マウントブラケットを介して図示しないリインフォースメントに取り付け、エアバッグカバー12の係止孔122aに金属ケース14の係止爪146を係止させるとともに、係止爪128A,128Bをインストルメントパネル2の開口4に係止させることにより、助手席用エアバッグ装置10がインストルメントパネル2に取り付けられる。
一方、係止爪128Aは、図5乃至図7に示すように、エアバッグカバー12と一体に形成されており、車体前方側、すなわち、フロントウインドウガラス側に3個配置されている。係止爪128Aは、基部側から順に、エアバッグカバー12の裏面側から略下方に延びるステム部12Aと、ステム部12Aの下端から略外向きのオフセット部12Bと、オフセット部12Bの先端から略下向きの爪部12Cと、を備えている。
ステム部12Aは、係止爪128Aの全体がエアバッグカバー12の内側に傾動が可能となるように基部側を薄肉形状としている。また、オフセット部12Bは、材料コストを削減することを主目的として中空の枠形状とされている。
爪部12Cは、内部に中空部30を形成する外枠部32と、外枠部32の内部に中空部30を仕切るように嵌め込み方向に沿って形成されたリブ部34と、を備える。また、爪部12Cは、開口4に接する側の横断面形状が、先端側から基部側へ向かう第1略直線部36と、第1略直線部36と所定の角度をなすように連設される第2略直線部38と、を備えた段付き形状となるように構成されている。
一方、係止爪128Bは、車体前方側を除く側方側及び後方側に配置され、これら中空部30,外枠部32,リブ部34,第2略直線部38は形成されていないものを用いている。
エアバッグカバー12を開口4に装着する際、例えば、車体後方側の係止爪128Bを先に開口4に係合し、そこを回動支点としてエアバッグカバー12で開口4を塞ぐように回動させ、側方側の係止爪128B及び前方側の係止爪128Aを開口4に嵌め込む。
この際、係止爪128Aは、エアバッグカバー12を開口4に嵌め込む過程においてはステム部12Aの基部を中心に弾性変形し易く、嵌め込んだ後には、その状態を維持するように強固にインストルメントパネル2と係合するような強度を有しているのが望ましい。
また、係止爪128Aは、材料コストの高騰を抑制しつつ、エアバッグカバー12を開口4に嵌め込む過程においては、インストルメントパネル2に対してある程度の接触面を有しているほうがインストルメントパネル2にエアバッグカバー12を押し込む際に、例えば、エッジ機能が働いてインストルメントパネル2の表面に擦り傷や切り傷等のダメージを与えることを抑制することができる。
そこで、本発明の係止爪128Aでは、内部に中空部30を形成する外枠部32に加えて、その外枠部32よりも内側に中空部30を仕切るように嵌め込み方向に沿ってリブ部34を形成している。
したがって、中空部30の存在により材料コストを削減しつつ、外枠部32に加えて嵌め込み方向に沿うリブ部34を併設していることにより、インストルメントパネル2に対する接触面積を確保し、擦り傷や切り傷等のダメージも与え難くすることができる。
しかも、係止爪128Aは、開口4に接する側の横断面形状が、先端側から基部側へ向かう第1略直線部36と、この第1略直線部36と所定の角度をなすように連設される第2略直線部38と、を備えた段付き形状となるように構成されている。
これにより、係止爪128Aは、インストルメントパネル2にエアバッグカバー12を押し込む際の弾性変形を少なくしつつ、インストルメントパネル2への係合を確実かつ強固にすることができる。
具体的には、図8(A)に示すように、第2略直線部38がない単なる山型のランス状の爪部分の場合(例えば、係止爪128B)に比べて、第2略直線部38を有する分だけ爪部分の高さを低くすることができる。この際、単に高さを低くしたのでは、爪部12Cそのものが小さくなってしまい、係合力や強度が低くなってしまう。
一方、第2略直線部38を形成することにより、係合力や強度を維持し得るだけの爪部分の大きさを確保することができる。
また、第2略直線部38を形成したことにより、図8(B)に示すように、係止爪128Aの回動範囲を係止爪128Bとした場合の回動範囲よりも小さくすることができるので、開口4に嵌め込む際のクリック感を損なうことなく、インストルメントパネル2に対するエアバッグカバー12の押し付け力は小さく済み、スムーズな組み付けを確保することができる。
また、リブ部34は、嵌め込み方向に沿って末広がり形状を呈している。換言すれば、中空部30を先端側から基部側へ向かうほど幅が狭くすることにより、リブ部34を嵌め込み方向に沿って末広がり形状とすることができる。
これにより、係止爪128Aの強度設定を容易とすることができる。すなわち、係止爪128Aは先端から後端に向かうほど嵌め込む際に開口4の縁部からの負荷が大きくなる。
したがって、中空部30を先端側から基部側へ向かうほど幅を狭くすることで開口4の縁部との接触面積を増やすとともに強度を確保することができる。
これにより、係止爪128Aの大きさや第1略直線部36及び第2略直線部38の角度に応じた強度設定を中空部30の幅によって容易に調整することができる。
さらに、係止爪128Aは、片側矢じり状の先細り形状となっており、その傾斜面を第1略直線部36と第2略直線部38としていることにより、スムーズな押し付け作業を行うことができる。
例えば、図9(A)に示すように、エアバッグカバー12をインストルメントパネル2に嵌め込んだ状態で車体前方側に位置する係止爪128Aにのみ、外枠部32とリブ部34とを備え、かつ、第1略直線部36と第2略直線部38とを備えた段付き形状となるように構成されている。
すなわち、助手席用エアバッグ装置10は、インストルメントパネル2において車体前方側よりも後方側に寄った位置に配置されることが多い。このため、車体前後方向のインストルメントパネル2の端部から開口4までの距離は、車体前方側から車体前方側の開口4縁部までの距離の方が車体後方側から車体後方側の開口4縁部までの距離よりも長くなる。
したがって、その構造上、インストルメントパネル2の開口4は、車体前方側の開口4の方が距離が長い分だけエアバッグ押し込み方向に対して撓み易く、図9(B)に示すように、係止爪128Aがインストルメントパネル2の裏面側に嵌り難くなる。
そこで、車体前方側の係止爪128Aを本発明の構造を有するものとすれば、組み付け時にインストルメントパネル2に荷重が加わり難くすることができ、係止爪128Aを効率よく開口4に嵌め込み易くすることができる。
ところで、上記実施の形態では、リブ部34を嵌め込み方向に沿って末広がり形状を呈するものを開示したが、図10に示すように、中空部30及びリブ部34を直線状に形成しても、第1略直線部36及び第2略直線部38を備えていることにより、材料コストを削減しつつ、上述した組みつけの容易性を確保することができる。また、上述した段付き状の数は、「2本」「4本」等、任意である。さらに、エアバッグカバー12の係止爪128Bを、例えば、側方の係止爪128Aとする、或いは、全てを係止爪128Aとしても良い。
2 インストルメントパネル
4 開口
10 助手席用エアバッグ装置
12 エアバッグカバー
14 金属ケース
16 インフレータ
18 エアバッグ本体
20 リテーナ
128A 係止爪
30 中空部
32 外枠部
34 リブ部
36 第1略直線部
38 第2略直線部

Claims (2)

  1. インストルメントパネルの開口内に挿入配置されたエアバッグカバーと、
    前記エアバッグカバーの内部に配置された金属ケースと、
    前記金属ケース内部に配置され、その底面に固定されたインフレータと、
    前記金属ケースの内部に収容され、前記インフレータを覆うように配置されたエアバッグ本体と、
    前記エアバッグ本体を前記金属ケースに固定するリテーナと、
    を有する助手席用エアバッグ装置であって、
    前記エアバッグカバーは、
    当該エアバッグカバーを前記開口に嵌め込んで係止するための係止爪を備えており、
    前記係止爪は、
    内部に中空部を形成する外枠部と、
    前記外枠部の内部に前記中空部を仕切るように前記嵌め込み方向に沿って形成されたリブ部と、
    を備え、かつ、
    前記係止爪は、
    前記開口に接する側の横断面形状が、先端側から基部側へ向かう第1略直線部と、前記第1略直線部と所定の角度をなすように連設される第2略直線部と、を備えた段付き形状となるように、構成され
    前記リブ部は、
    前記嵌め込み方向に沿って末広がり形状を備えている
    ことを特徴とする助手席用エアバッグ装置。
  2. 請求項1記載の助手席用エアバッグ装置において、
    前記エアバッグカバーを前記インストルメントパネルに嵌め込んだ状態で車体前方側に位置する前記係止爪にのみ、前記外枠部と前記リブ部とを備え、かつ、前記第1略直線部と前記第2略直線部とを備えた段付き形状となるように構成されている
    ことを特徴とする助手席用エアバッグ装置。
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