JP6191992B2 - 循環濾過機能を備えた揚げ物の製造装置 - Google Patents
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Description
揚げ物における油品質は残渣である揚げ滓、揚げ物からでる動物性脂肪、酸素溶解などで劣化する。また、揚げ物中に生じる油質の劣化物質(重合物等)により劣化し、揚げ物の油っぽさ、味、食味、色などが好ましくなく、また油脂劣化による新油の交換の増大、廃液処理なども課題である。
すなわち、エアーダクトによる冷却管を油中に設けられることにより冷却管、エアーダクトを溶接することなく揚げ物装置が可能となり、従ってステンレス鋼等調理油槽の材料の肉厚の薄さを生かした装置が可能である。
また、簡便に揚げ物装置の仕様変更など、需要に即応した装置の可変が容易に可能であり、筒状体による揚げ物槽としての利点を実現できる構成である。
さらに、筒状体を循環濾過装置に連携し、循環ポンプの制御に従い、揚げ物残渣を除去する構成である。揚げ物装置内に該装置を設け、又は該構成の一部を装置外に設けて、幅延伸帯状開口の吸引、吐出部を循環濾過装置に連携して、揚げ物槽における残渣を除去する構成である。
さらにまた、筒状体をヒーター下面とする構成は調理油のエアーダクトを筒状体壁外側に構成する例であり、また、該筒状体を油水分離層下面の深さとする例は、該筒状体外側を水槽として構成可能であり、高温域調理油槽を水槽中に可能な構成となり、揚げ物槽の袋状容器等と組立、ボックスによる装置の簡便化が構成可能である。また、該構成によって中間残渣、分離層帯に浮遊する残渣を手動ないし自動駆動機構によって掃除可能な構成である。非常時、緊急時など、簡便に良好な揚げ物を簡便に可能とする構成である。
また、循環濾過装置を揚げ物装置内に設ける構成において、幅延伸帯状の開口部を循環ポンプの吸引、吐出口に連携してあり、該開口部を表面部、中間部、底部、或いは中間部、底部に開口して残渣滞留位置に設け、また、該開口部の双方いずれも、または、いずれか一方を幅延伸帯状に開口し、他方の開口部に集じんガイド板を設けた構成である。揚げ物残渣を直接残渣滞留部で集じんするための流域を循環ポンプで構成し、循環濾過装置により残渣を除去して揚げ物槽をクリーンにする構成である。
さらに、揚げ物装置に対する給油及び給水タンク等の連結において、また、調理油や水の供給口を循環経路に連結して循環濾過装置における制御と連携して制御する構成とし、かかる制御で油水の給排水及び品質管理を共に一元的に管理制御する構成である。
さらにまた、揚げ物装置の壁面に幅延伸帯状開口部を設けて、従来のパイプ形状の循環濾過装置による集じんに対し、直接広角に滞留残渣を面状である吐出開口部の吐出にもとづいて、また、同様な構成の吸引開口部の吸引にもとづいて面、帯状に掃除可能とする構成である。
また、揚げ物装置壁面に直接開口することで、筒状体の開口機能と同様に循環濾過装置と連携することにより、実現可能に構成する。
さらに、筒状体の深さや筒状体下面の切面を水平一部斜面などによって、油水は媒体筒状体の位置関係で分離、分割されており、各分離層また分割層に区分された油水はそれぞれの抽出移動が循環濾過装置また注水ないし排水などで可能であり、従い循環濾過装置の自動制御によって、また、手動によるバルブの操作で油水の移動が可能である。この過程における油水移動により残渣除去、また、随意に油水分離、油水分割、貯留、排出が個別に、或は混合にすることなど等を可能とする構成であり、区分の領域を構成する筒状体の深さ、配置位置により構成し、かかる領域間移動を循環濾過装置の制御にもとづいて行なう構成である。
さらにまた、揚げ物槽を幾つか並べて多種少量の生産を揚げ物籠の上下移動によるサイクルタイムによる構成とするか、また、投入して所定時間のサイクルタイムを流れによる生産構成とするかに構成の特徴がある。
また、仕切り板の着脱、位置変更にもとづいた該構成により、簡便に筒状体領域を形成可能で、容易に装置を変更、揚げ物の需給に即応した揚げ物装置の構成の変更が可能である。
さらに、揚げ物品質は調理油槽の油量や揚げ物量との関係や揚げ物の油中における充填率などにおいて品質上の影響があり、かかる観点から籠の移動、移動速度を循環濾過装置にもとづいて制御する構成である。
さらにまた、各筒状体の支持具を揚げ物装置の端部で支持し、筒状体下端と筐体底部間に支持バーを設け、筒状体の宙吊り状態の安定化を図る構成である。
また、調理油槽における油の回転率や揚げ物量と調理油槽の油の充填率など、また新油供給の品質影響などまた重化合物の量のチェック等の活用など、等を循環濾過装置の制御にもとづいて揚げ物品質を一元管理する構成である。
さらに、筒状体、ヒーター、循環濾過装置、駆動残渣装置、駆動残渣掃具、搬送手段、搬送具、ボックス、容器、袋等を適宜自在に、装脱可能に組み合わせた構成である。
さらにまた、濾過装置は、ケース状の構成である。
また、前記筒状体(2)の前後方向に往復する自動駆動残渣除去装置を備え、該除去装置は集じん口より吸引して筒状体(2)内の揚げ物の残渣を除去する構成である。
さらに、前記筒状体(2)は、壁面四囲を断熱材で被覆し、または断熱層により断熱するように構成している
さらにまた、冷却管は、エアーダクトとして、筒状体(2)の一方の壁面の外側に上方から導入されるとともに、屈曲して筒状体(2)を貫通し、再び屈曲して他方の壁面の外側から上方に延出し、または、筐体及び筒状体(2)双方を貫通して設けた構成である。
また、濾過装置内に、油及び水の流量を調節するための流量調整板が、濾過装置の開口部位に設けられている構成である。
さらに、筒状体(2)内に、揚げ物の運搬具や付加備品を設置し、これらを濾過装置と連携して制御する構成である。
さらにまた、濾過装置を品質要件に従い制御する構成である。調理油槽における油の回転率や揚げ物量と調理油槽の油の充填率など、また新油供給の品質影響など、また重化合物の量のチェック等の活用など、を循環濾過装置の制御に基づいて揚げ物品質を一元管理する構成である。
調理油及び水併用形(以下、油水と呼称する。)にあっては筒状体2の下に油温低下に一般な冷却管4としてエアーダクトが適宜位置に複数本装置されおり、本案にても同様である。次に、循環ポンプ17に連携した循環濾過装置を構成するケースを装置する。このケースに連携する筒状体2、循環ポンプ17、連携する循環濾過装置5、12等各構成を連携制御することにより品質劣化物質の抑制を図る。なお、測定値による制御は手動また自動計測が可能であり、かかる指標にもとづき適宜、定時管理、自動管理する構成である。
なお、筐体1における油水の新旧供給補給排出の装置及び弁は濾過装置5、12に配設するなど適宜に設置する。なお、水位センサー、油センサーを設けることは適宜である。
また、ケースによる循環濾過装置5、12を装置内に設けることにより、残渣を的確に滞留位置(主な滞留位置は、油槽表面部、中間部、底部である。)で除却する構成である。開口の特微から掃くように掃除する流れの形成にもとづいて残渣等に起因する品質劣化要因を抑制し、上記構成とこれらの制御管理が相俟って課題を解決する。
まず、支持バーをパイプ(以下、配管バー、または、パイプバーと呼ぶ。)で構成する。該配管バーを循環ポンプ17の吸い込み口に連携配管し、ポンプ吸い込み口を循環濾過装置に連結、ポンプ吐出口を筐体1に還流(筒状体2をバッファーとして筒状体2に吐出する構成可能である。)して浮遊残渣を除去する。(以下、手動濾過ないし簡易ろ過と呼ぶ。)。筐体1内に掃具を在置、取り出し時宜である。
なお、時に該自動掃具の構成を油槽底部の残渣除去に構成可能である。
従って、筒状体2以外は耐温度を要するレベルになく、その構成材の耐温度性を緩和でき、構成材は多種多様な選択とデッサンが可能である。多様な素材からなる揚げ物装置を可能とする構成である。
該開口した開口部は残渣除去の流域・流れを構成する開口部であり、該開口は何れも真上方向であり、槽内において流れを構成する方向具を設け、該具を脱着可能に構成し、方向具等操作は間隙gにおいて掃渣バーで操作ないし駆動制御する構成である。また、かかる上下の開口部の連結および2重底における開閉はともに槽上部から同じく操作バーにより行う構成である。
1、揚げ物物装置における機構の変更で、非常に容易に、簡便に、安価に、然も風味ある揚げ物を可能とし、家庭から産業用まで提供可能である。
2、揚げ物装置において、残渣を直接排出すると共に、揚げ物に起因する品質劣化要因の低減によって、揚げ物の揚げが良好であり、また、容易・簡便・安価に可能である。
3、揚げ物装置において、濾過装置を装置内に設けたことにより、残渣除去が的確・簡便となり、品質が良好且つ安定した食味を提供できる。
4、揚げ物装置において、揚げ物時における残渣除去がリアルタイムに可能となり、良好な揚げが安心して期待できるようになった。
5、揚げ物装置において、高温域の油槽が水中にあることから、揚げ物装置の素材の幅が広がり、デザインの自由度が大きく、揚げ物料理の賞味とともに透過型を構成し、水槽として観賞できる面白さがある。
6、揚げ物装置の品質管理において、各部の取り出し・取り付けが容易なことから、清掃、清潔な装置の維持が可能である。
7、揚げ物装置は、仕様に依って小は家庭用から大は事業用として適応可能である。
以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面(概念図)に基づいて説明する。
循環濾過部経路13に連携するポンプ17をバルブの開閉と共に運転停止等制御することにより、油水の流量、取入、排出をする。14は調理油取入口、15は水取入口、16は排水、排油口である。循環流量調整に6−1−2は吐出流量調整板、6−2−2は吸引流量調整板を設けている。
図4は図1の各パーツ図である。本装置は斯様にパーツの組み合わせからなる構成である。
図5は図1の側面図、斜視図である。筒状体2の内側が調理油槽で高温域であり、筒状体2の外側は油槽であるが低温領域である。冷却管4によりヒーター下面を空気冷却する。図6は、筒状体2外側の油中に設ける冷却管4に変えて冷却位置に水平な冷却管を筐体1に貫通して設ける例の斜視図と側面図である。また、7−2−1、7−2−2、7−2−3は揚げ物棚網の3段の例である。7−3は棚網上下駆動部を表す。その他については、図2,3と同様であり、説明省略する。
図7は7−2の油槽の自動駆動網棚である。図8は水平冷却管4の筐体1の貫通例であり、第2循環濾過装置12に対し筒状体2底部の残渣集じんを導入する集じんガイド板30を設ける構成である。上部、中部位置の開口部6−1、6−2、6−3、6−4を何れも吐出口とし、底部集じん口で集じんして底部の第2濾過装置12で循環ポンプ17に連携して集じん濾過する。図3の例により、図示説明省略する。図9は、筐体1をあたかも筒状体2の如く仕切り板2−1、2−2で仕切り、なお、筒状体2の前面及び後面壁を密着させる構成も可能であり、筒状体2と同様に油槽とする構成である。図10は水平冷却管4が筐体1を貫通する場合の斜視図である。図11は平面図、正面図、側面図である。図示説明省略する。図12は、筐体1に筒状体2、2−2、2−3が3層に内装された状態の斜視図であり、1−2は天蓋、1−3は運転状況、制御に関する入力及び表示をする装置操作部である。図13は天蓋1−2を外した斜視図である。2−2、 2−3は筒状体2の内部に内設される各筒状体である。8は各筒状体2、2−2、2−3の支持具を表す。
図14は自動駆動、手動駆動残渣除去装置を具備した装置を表す。40は自動駆動残渣除去装置であり、集じんパイプ駆動連結部40−1−3にて循環ポンプ17に連結して吸引し、吐出を第1循環濾過装置5の吐出開口部6−1、6−3、6−5から吐出し、又は別に吐出部を設けてもよい(図示省略する)。自動駆動残渣除去装置40は中間又は下部残渣滞留位置に設定されており(図17の6−3、6−5)、循環濾過装置連結パイプ40−1と集じんパイプ駆動機構40−1−2とが連結し、自動駆動残渣除去装置40の移動方向に前後して掃渣する構成である。開口部6−3、6−5の開口位置において掃渣する第1循環濾過装置5と選択、利用可能な構成である。図15は自動駆動残渣除去装置40に代えて手動で掃渣する手動集じん具40−2を表し、40−2−1の手動集じん具握り部で握って掃渣位置を操作する構成である。図16は図2、3、6などの第1循環濾過装置5及び第2循環濾過装置12の斜視図である。13−1は循環流域における循環流路方向を表す。20−1、イ、及びロは、連結バルブ部の開口閉止を表し、連結バルブ部の開閉は連結バルブ操作バー20−1−1を操作する。自動構成は当然可能である。図示説明省略する。図18、図19は図12の側面図である。図20、図21は装置1の切断図である。8、8−1は各筒状体2、2−2、2−3の各支持具である。図示説明省略する。
図27は、本発明の特徴である、揚げ物残渣の除去、油水の給排水及び品質管理が可能な筒状体2の機能と第1循環濾過装置5及び第2循環濾過装置12との一元的な制御と、揚げ物の運搬具による籠の移動、移動速度、揚げ物量回転率の制御機能を総合的に制御することにより、揚げ物品質の管理・油量の低減が実現できる。本例では、総合制御を行うコントローラー60、に温度センサー3−1、油水境界面監視センサー61−2、油表面部監視センサー61−1、揚げ物槽底面部監視センサー61−3、重化合物監視センサー61−4等の各種センサーの状態を入力し、その状態に応じてコントローラー60が、循環ポンプ17、各バルブ、ヒーター3等を制御し、装置の最適な状態での運転を実現する。また、揚げ物の種別・量、油量等の条件により運搬具による籠の移動、移動速度、揚げ物量回転率等を制御し、揚げ物品質向上を実現する。
1−1.濾過部取出し口ロック部
1−2.天蓋
1−3.装置操作部
2.油槽筒状体(調理油高温領域用)
2−1.油槽
2−1−1.仕切り板
2−2.第2筒状体
2−3.第3筒状体
2−4.断面U字型筒状体
3.ヒーター(電熱器、IH方式、ガスは図示省略)
3−1.温度センサー
3−2.過熱防止センサー
3−3.発熱部
4.冷却管,エアーダクト
5.第1循環濾過装置
5−1.IHヒーター電源線
6.幅延伸帯状開口部
6−1.油上面吐出開口部(2に開口)
6−1−1.油上面吐出開口部(2−2に開口)
6−1−2.吐出流量調整板
6−2.油上面吸引開口部(2に開口)
6−2−1.油上面吸引開口部(2−2に開口)
6−2−2.吸引流量調整板
6−3.油水分離層吐出開口部
6−4.油水分離層吸引開口部
6−5.槽底面吐出開口部
6−6.槽底面吸引開口部
7.網棚、網かご
7−1−1.揚げ物
7−1−2.残渣
7−2.多段例網棚
7−2−1.網棚1段目
7−2−2.網棚2段目
7−2−3.網棚3段目
7−3.網棚上下駆動部
8.装置支持具
8−1.筒状体下部支持具
9.循環濾過装置取出し口
10.調理油
10−1.調理油表面部
11.水
11−1.油水分離層
11−2.水表面
12.第2循環濾過装置
12−1.残渣集じん部
12−2.残渣フィルター
12−3.濾過材部
12−4.配管ケース
12−4−1.吐出循環流路部
12−4−2.吸引循環流路部
13.循環濾過部流路
13−1.循環流路方向
14.調理油取入口
15.水取入口
16.排水、排油口
17.循環ポンプ
18.ストップ弁
19.揚げ物槽底板部
20.濾過部と装置内の流路連結部
20−1.連結バルブ部
(イ)連結バルブ閉
(ロ)連結バルブ開
20−1−1.連結バルブ操作バー
20−2.底部集じん口
30.集じんガイド板
40.自動駆動残渣除去装置
40−1.循環濾過装置連結パイプ
40−1−1.集じん口
40−1−2.集じんパイプ駆動機構
40−1−3.集じんパイプ駆動連結部
40−1−4.循環濾過装置連結部
40−2.手動集じん具
40−2−1.手動集じん具握り部
50.組立筐体部
50−1.筐体部側面板
50−2.筐体部支柱
50−3.支柱・板嵌合部
51.槽容器
51−1.油水排出口
60.コントローラー
61.各センサー入力
61−1.油表面部監視センサー
61−2.油水境界面監視センサー
61−3.揚げ物槽底面部監視センサー
61−4.重合物監視センサー
62.各アクチュエーター出力
Claims (28)
- 槽内上部に油、槽内下部に水を収容するようにし、油層にヒーターを設けてなる総菜の揚げ物装置において、揚げ物装置の外槽をなす筐体内部に、高温領域の油槽として内設される上方及び下方を開放した筒状体(2)を備え、筒状体(2)の壁面の油上面の位置に切り欠きされた帯状の開口部が開口されていること、前記筐体と筒状体(2)との間隙は油又は/及び水が還流する循環路を形成していること、前記循環路内の油又は/及び水の残渣を濾過する濾過装置が設けられていること、及び前記帯状開口部は油又は/及び水の吐出口又は吸入口としていて、揚げ物の残渣を含む筒状体(2)内の油又は/及び水が、前記循環路内に流入した後、前記濾過装置により濾過され、筒状体(2)に流出するようにしたこと、
を特徴とする揚げ物の製造装置。 - 槽内上部に油、槽内下部に水を収容するようにし、油層にヒーターを設けてなる総菜の揚げ物装置において、揚げ物装置の外槽をなす筐体内部に、高温領域の油槽として内設される上方及び下方を開放した筒状体(2)を備え、筒状体(2)の互いに対向する壁面に、対となる切り欠きされた帯状開口部が油上面の位置に開口されていること、前記筐体と筒状体(2)との間隙は油又は/及び水が還流する循環路を形成していること、前記循環路内の油又は/及び水の残渣を濾過する濾過装置が設けられていること、及び前記対となる帯状開口部は一方を油又は/及び水の吐出口とし、他方を吸入口としていて、揚げ物の残渣を含む筒状体(2)内の油又は/及び水が、前記各帯状開口部の吸入口から前記循環路内に流入した後、前記濾過装置により濾過され、前記各帯状開口部の吐出口から筒状体(2)に流出するようにしたこと、
を特徴とする揚げ物の製造装置。 - 槽内上部に油、槽内下部に水を収容するようにし、油層にヒーターを設けてなる総菜の揚げ物装置において、揚げ物装置の外槽をなす筐体内部に、高温領域の油槽として内設される上方及び下方を開放した筒状体(2)を備え、筒状体(2)の互いに対向する壁面に、対となる切り欠きされた帯状開口部が油上面の位置に開口されていること、前記筐体はその底部上方に底板部が設けられ、二重底を形成していること、前記筐体と筒状体(2)及び前記底板部との間隙は油又は/及び水が還流する循環路を形成していること、前記循環路内の油又は/及び水の残渣を濾過する濾過装置が設けられていること、及び前記対となる帯状開口部は一方を油又は/及び水の吐出口とし、他方を吸入口としていて、揚げ物の残渣を含む筒状体(2)内の油又は/及び水が、前記各帯状開口部の吸入口から前記循環路内に流入した後、前記濾過装置により濾過され、前記各帯状開口部の吐出口から筒状体(2)内に流出するようにしたこと、
を特徴とする揚げ物の製造装置。 - 槽内上部に油、槽内下部に水を収容するようにし、油層にヒーターを設けてなる総菜の揚げ物装置において、揚げ物装置の外槽をなす筐体内部に、高温領域の油槽として内設される上方及び下方を開放した筒状体(2)を備え、筒状体(2)の互いに対向する壁面に、対となる切り欠きされた帯状開口部が油上面の位置に開口されていること、前記筐体はその底部上方に底板部が設けられ、二重底を形成していること、前記筐体と筒状体(2)及び前記底板部との間隙は油又は/及び水が還流する循環路を形成していること、前記循環路内の油又は/及び水の残渣を濾過する濾過装置が設けられていること、及び前記底板部には、筒状体(2)内の油又は/及び水と残渣とを前記循環路へ吐出すための集じん口が設けられていて、前記集じん口から前記循環路内に流入した油又は/水は、前記濾過装置により濾過されながら還流して前記対となる帯状開口部より筒状体(2)内に流出するようにしたこと、
を特徴とする揚げ物の製造装置。 - 略U字型の冷却管が前記筐体と筒状体(2)との前後の間隙を通るとともに筒状体(2)の下を通って設けられていること、
を特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の揚げ物の製造装置。 - 冷却管が前記筐体を貫通するとともに、筒状体(2)の下を通って設けられていること、
を特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の揚げ物の製造装置。 - 槽内上部に油、槽内下部に水を収容するようにし、油層にヒーターを設けてなる総菜の揚げ物装置において、揚げ物装置の外槽をなす筐体内部に、高温領域の油槽として内設される上方及び下方を開放した筒状体(2)を備え、筒状体(2)の壁面には油上面、水上面及び筒状体(2)の下端部のいずれか、またはそれら全てに面する位置に、切り欠きされた帯状開口部が開口されていること、前記筐体と筒状体(2)との間隙は油又は/及び水が還流する循環路を形成していること、前記循環路内の油又は/及び水の残渣を濾過する濾過装置が設けられていること、及び前記対となる帯状開口部は一方を油又は/及び水の吐出口とし、他方を吸入口としていて、揚げ物の残渣を含む筒状体(2)内の油又は/及び水が、前記各帯状開口部の吸入口から前記循環路内に流入した後、前記濾過装置により濾過され、前記各帯状開口部の吐出口から筒状体(2)に流出するようにしたこと、
を特徴とする揚げ物の製造装置。 - 槽内上部に油、槽内下部に水を収容するようにし、油層にヒーターを設けてなる総菜の揚げ物装置において、揚げ物装置の外槽をなす筐体内部に、高温領域の油槽として内設される上方及び下方を開放した筒状体(2)を備え、筒状体(2)には油上面、水上面及び筒状体(2)の下端部のいずれか、またはそれら全てに面する互いに対向する壁面に、対となる切り欠きされた帯状開口部が開口されていること、前記筐体と筒状体(2)との間隙は油又は/及び水が還流する循環路を形成していること、前記循環路内の油又は/及び水の残渣を濾過する濾過装置が設けられていること、及び前記対となる帯状開口部は一方を油又は/及び水の吐出口とし、他方を吸入口としていて、揚げ物の残渣を含む筒状体(2)内の油又は/及び水が、前記各帯状開口部の吸入口から前記循環路内に流入した後、前記濾過装置により濾過され、前記各帯状開口部の吐出口から筒状体(2)に流出するようにしたこと、
を特徴とする揚げ物の製造装置。 - 槽内上部に油、槽内下部に水を収容するようにし、油層内にヒーターを設けてなる総菜の揚げ物装置において、揚げ物装置の外槽をなす筐体内部に、高温領域の油槽として内設される上方及び下方を開放した筒状体(2)を備え、筒状体(2)には油上面、水上面及び筒状体(2)の下端部のいずれか、またはそれら全てに面する互いに対向する壁面に、対となる切り欠きされた帯状開口部が開口されていること、前記筐体には該筐体底部の上方に筒状体(2)の下端部が接続して油層の底面を形成する底板部が設けられ、二重底を形成していること、前記筐体と筒状体(2)及び前記底板部との間隙は油又は/及び水が還流する循環路を形成していること、前記循環路内の油又は/及び水の残渣を濾過する濾過装置が設けられていること、及び前記帯状開口部は油又は/及び水の吐出口又は吸入口としていて、揚げ物の残渣を含む筒状体(2)内の油又は/及び水が、前記循環路内に流入した後、前記濾過装置により濾過され、筒状体(2)内に流出するようにしたこと、
を特徴とする揚げ物の製造装置。 - 槽内上部に油、槽内下部に水を収容するようにし、油層内にヒーターを設けてなる総菜の揚げ物装置において、揚げ物装置の外槽をなす筐体内部に、高温領域の油槽として内設される上方及び下方を開放した筒状体(2)を備え、筒状体(2)には油上面、水上面及び筒状体(2)の下端部のいずれか、またはそれら全てに面する互いに対向する壁面に、対となる切り欠きされた帯状開口部が開口されていること、前記筐体には該筐体底部の上方に筒状体(2)の下端部が接続して油層の底面を形成する底板部が設けられ、二重底を形成していること、前記筐体と筒状体(2)及び前記底板部との間隙は油又は/及び水が還流する循環路を形成していること、前記循環路内の油又は/及び水の残渣を濾過する濾過装置が設けられていること、及び前記底板部には、筒状体(2)内の油又は/及び水と残渣とを前記循環路へ吐出すための集じん口が設けられていて、前記集じん口から前記循環路内に流入した油又は/水は、前記濾過装置により濾過されながら還流して前記対となる帯状開口部より筒状体(2)内に流出するようにしたこと、
を特徴とする揚げ物の製造装置。 - 略U字型の冷却管が前記筐体と筒状体(2)との前後の間隙を通り、かつ筒状体(2)の前後の壁面を貫通して設けられていること、
を特徴とする請求項7から10までのいずれか1項に記載の揚げ物の製造装置。 - 冷却管が前記筐体及び前記筒状体(2)を貫通して設けられていること、
を特徴とする請求項7から10までのいずれか1項に記載の揚げ物の製造装置。 - 前記濾過装置は前記循環路内に設けられていること、
を特徴とする請求項1から12までのいずれか1項に記載の揚げ物の製造装置。 - 前記濾過装置は、前記筐体と筒状体(2)との左右の間隙のいずれか一方に設けられていること、
を特徴とする請求項1から13までのいずれか1項に記載の揚げ物の製造装置。 - 前記濾過装置は、前記筐体と筒状体(2)との左右の間隙の双方に設けられていること、
を特徴とする請求項1から13までのいずれか1項に記載の揚げ物の製造装置。 - 前記濾過装置は、前記筐体底部と前記底板部との二重底の間隙に設けられていること、
を特徴とする請求項3、4、9又は10のいずれか1項に記載の揚げ物の製造装置。 - 前記筐体と筒状体(2)との間隙には第1の濾過装置を、前記筐体底部と前記底板部との二重底の間隙には第2の濾過装置を備えていること、
を特徴とする請求項3、4、9又は10のいずれか1項に記載の揚げ物の製造装置。 - 前記第1の濾過装置と前記第2の濾過装置とは連結バルブを介して連結されていること、
を特徴とする請求項17に記載の揚げ物の製造装置。 - 前記第1の濾過装置は、前記帯状開口部とそれぞれ連結する開口部を有していること、
を特徴とする請求項17又は18に記載の揚げ物の製造装置。 - 前記筐体には、筒状体(2)を内包する第2の筒状体(2−2)が内設されていること、
を特徴とする請求項1から19までのいずれか1項に揚げ物の製造装置。 - 前記筐体には、筒状体(2)を内包する第2の筒状体(2−2)及び前記筒状体(2)及び前記第2の筒状体(2−2)の双方を内包する第3の筒状体(2−3)が内設されていること、
を特徴とする請求項1から20までのいずれか1項に揚げ物の製造装置。 - 前記筐体内部に、前記筒状体(2)が並列に複数個配設されていること、
を特徴とする請求項1から21までのいずれか1項に記載の揚げ物の製造装置。 - 前記筒状体(2)は、横断面長方形又は正方形に形成されていること、
を特徴とする請求項1から22までのいずれか1項に記載の揚げ物の製造装置。 - 前記筒状体(2)の下端は、前記ヒーターより下または、油水分離層より下としたこと、
を特徴とする請求項1から6まで及び請求項13から23までのいずれか1項に記載の揚げ物の製造装置。 - 前記筒状体(2)の高さ方向の長さは、前記第2の筒状体(2−2)の高さ方向の長さより短く、前記筒状体(2)の下端は、前記第2の筒状体(2−2)の下端より上の位置にあること、
を特徴とする請求項20又は21に記載の揚げ物の製造装置。 - 前記第2の筒状体(2−2)の高さ方向の長さは、前記第3の筒状体(2−3)の高さ方向の長さより短く、前記第2の筒状体(2−2)の下端は、前記第3の筒状体(2−3)の下端より上の位置にあること、
を特徴とする請求項21に記載の揚げ物の製造装置。 - 前記筒状体(2)は、着脱可能に、上部において支持具により前記筐体に懸架され、又は底部において支持具により前記底板部に支持されていること、
を特徴とする請求項3、4、9、10、16、17、18又は19のいずれか1項に記載の揚げ物の製造装置。 - 前記筐体はボックス、または前記筐体の枠の支柱をパイプとして該支柱に各壁面板をそれぞれ嵌合して形成し、漏水しない容器または袋を内装して2重構造とすること、
を特徴とする請求項1から27までのいずれか1項に記載の揚げ物の製造装置。
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