JP6191596B2 - 便検査用キット - Google Patents

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Description

この発明は、臨床検査用試料、特に潜血、酵素、ウイルス等を検出するための試料として用いられる便を採取し、かつその便を容器内の便溶解用緩衝液に入れて懸濁液にした状態で保持する採便用容器(検体容器)、および、その懸濁液を用いて便の検査を行なう検査器具を備える便検査用キットに関する。
便潜血検査は、大腸癌、直腸癌のスクリーニングのために広く利用されているが、一般に、家庭で採取された便を基に、病院で検体を作って検査している。ラテックスを用いた定性的な分析では、検体作成に際して便の量の規制があるため、指定された採便棒を利用しているが、採便棒を用いても正確な量の便を採取することが難しく、従来は便を採取した後、採便棒を紙などで拭いたりして余分の便を取り去っていた。
しかしながら、便は汚く、また臭いが強いものであり、紙などで拭き取る際に間違って便が手などに付着することがある。検体容器のキャップを開けて採便棒に採るため検体の作成者は悪臭に悩まされることが多く問題であった。便溶解用緩衝液の収容された従来の検体容器では、特に高齢者などの一部の被験者の場合、便採取後に蓋体を閉めたつもりでも、完全に閉め切れず、搬送の途中で液漏れが発生することがあった。
上記の様な問題を解決するものとして、特開平10−185912号公報(特許文献1)、特開2007−47042号公報(特許文献2)、および国際公開第2007/069731号(特許文献3)に開示される採便用容器が用いられている。
特開平10−185912号公報 特開2007−47042号公報 国際公開第2007/069731号
上記各特許文献に開示される採便用容器は、便溶解用緩衝液に溶解しきれない便が検査器具に放出されることを防止するため、内部にフィルタが設けられている。これにより、便の懸濁液を採便用容器の下端部から検査器具に滴下(クロマトグラフィー用濾紙の上に滴下)する際には、便が溶解した懸濁液のみが、検査器具に滴下される。
上記構成からなる採便用容器を用いた場合には、フィルタの内部は当初便が溶解していない便溶解用緩衝液によって満たされている。そのため、検査前の段階では、フィルタの内部への便の懸濁液の浸透は期待すべきでない。便の懸濁液を採便用容器から検査器具に滴下する際には、最初の数滴を用いずに検査を行なう必要があり、作業手順として手間を要する。
便の懸濁液を採便用容器から検査器具に滴下する際には、懸濁液が誤って飛沫する可能性がある。検査作業者にとって、飛沫した懸濁液は不快であるとともに、不衛生である。
したがって、この発明は上記課題に鑑みてなされたもので、検査作業者に手間を取らせることなく、便が溶解した懸濁液が飛沫することのない構造を備える、便検査用キットを提供することにある。
この発明に基づいた便検査用キットにおいては、便を採取し、容器内の便溶解用緩衝液に便を入れて、便が溶解した懸濁液を保持する採便用容器、および上記溶懸濁液を用いて上記便の検査を行なう検査器具を備える便検査用キットであって、以下の構成を備える。
上記採便用容器は、端に便を採取する便採取部を有する棒状の採便棒と、一端側に採便棒挿入口および他端側に薄膜部を有し、上記採便棒を収容するとともに、内部に上記便溶解用緩衝液を蓄える容器本体とを備える。
上記検査器具は、上記容器本体がその軸方向に沿って挿入可能な筒状の挿入空間を規定する収容部と、上記収容部に対して一体に設けられ、内部に検査部材収容空間を有する本体部と、上記検査部材収容空間に収容される懸濁液検査部材と、上記収容部の内部に設けられ、一端側が開放し他端側が上記検査部材収容空間に連通する中空路を有する針と、上記検査部材収容空間と上記中空路との間に設けられるフィルタ収容部と、上記フィルタ収容部に収容されるフィルタとを備える。
便が溶解した上記懸濁液を収容する上記採便用容器をその先端側から上記検査器具の上記挿入空間に差し込み、上記採便用容器を上記検査器具に装着することにより、上記針が上記薄膜部を突き破り、上記懸濁液が上記中空路から上記フィルタを通過して、上記懸濁液検査部材に浸透する。
他の形態において、上記本体部は、上記針が延びる方向に対して並行に設けられ、上記懸濁液検査部材は帯状の形態を有し、上記懸濁液検査部材の一端は、上記フィルタに当接するように設けられ、上記懸濁液検査部材の他端は、上記針の先端側に向かって延びるように、上記検査部材収容空間に収容されている。
他の形態において、上記懸濁液検査部材の上記一端は、上記フィルタを挟んで上記針の他端側とは反対側に位置し、上記懸濁液検査部材が略L字形状に折り曲げられることにより、上記懸濁液検査部材の上記他端は、上記針の先端側に向かって延びるように、上記検査部材収容空間に収容されている。
他の形態において、上記本体部には、上記検査部材収容空間に収容された上記懸濁液検査部材の一部を視認することが可能な窓部を有する。
他の形態において、上記検査器具は、上記挿入空間への上記採便用容器の装着状態および非装着状態のいずれの状態においても、上記窓部を上面にした状態を維持させておくための、上記収容部の上記本体部とは反対側に位置する載置側面を有する。
他の形態において、上記検査器具は、上記挿入空間への上記採便用容器の装着状態および非装着状態のいずれの状態においても、上記針の他端側を下側として起立させるための載置底面を有する。
この発明に基づいたに便検査用キットによれば、検査作業者に手間を取らせることなく、便が溶解した懸濁液が飛沫することのない構造を備える、便検査用キットを提供することを可能とする。
実施の形態の便検査用キットに用いられる採便用容器を示す正面図である。 実施の形態の採便用容器の採便棒の構造を示す斜視図である。 実施の形態の採便用容器の容器本体の構造を示す縦断面図である。 実施の形態の検査器具の正面側からの全体斜視図である。 実施の形態の検査器具の背面側からの全体斜視図である。 図4中のVI−VI線矢視断面図である。 実施の形態の検査器具への採便用容器の装着状態を示す模式図である。 実施の形態の検査器具へ採便用容器が装着された状態を示す縦断面図である。 他の実施の形態の検査器具の正面側からの全体斜視図である。 他の実施の形態の検査器具の背面側からの全体斜視図である。 他の実施の形態の検査器具へ採便用容器が装着された状態を示す全体斜視図である。 さらに他の実施の形態の検査器具の正面側からの全体斜視図である。
本発明に基づいた実施の形態における便潜血判定用キットについて、以下、図を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。実施の形態に表れる構成を適宜組み合わせて用いることは当初から予定されていることである。
(実施の形態:便検査用キット)
以下、図1から図6を参照して、本実施の形態における便検査用キットの構造について説明する。本実施の形態における便検査用キットは、便を採取し、容器内の便溶解用緩衝液に便を入れて、便が溶解した懸濁液を保持する採便用容器500、および、便溶懸濁液を用いて便の検査を行なう検査器具100を備える便検査用キットである。
(採便用容器500)
図1から図3を参照して、採便用容器500の構造について説明する。図1は、便検査用キットに用いられる採便用容器500を示す正面図、図2は、採便用容器500の採便棒510の構造を示す斜視図、図3は、採便用容器500の容器本体520の構造を示す縦断面図である。
この採便用容器500は、図1および図2に示すように、先端に便を採取する便採取部514を有する棒状の採便棒510と、図1および図3に示すように、一端側に採便棒510の採便棒挿入口521a、および他端側に薄膜部524を有し、採便棒510を収容するとともに、内部に便溶解用緩衝液Wを蓄える容器本体520とを備えている。
図2を参照して、採便棒510は、全体として細長の棒形状を有し、使用者および検査作業者が採便棒510を取り扱う際に用いる把持部511、把持部511から延びる本体軸部512、本体軸部512から延び、本体軸部512よりも細い外径を有する液収容軸部513、および、液収容軸部513の先端に設けられ、便を採取する際に便を係止させる便採取部514を有している。
採便棒510は、樹脂材料等からなる一体成形品であり、適度に弾性および硬度があればよい。採便棒510の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ABS樹脂等の可撓性樹脂が好適に用いられる。
採便棒510の全体の長さは約85mm程度、把持部511の長さは約15mm程度、本体軸部512の長さは約40mm程度、液収容軸部513の長さは約30mm程度である。把持部511の外径は約9mm程度、本体軸部512の外径は約5mm程度、液収容軸部513の外径は約3mm程度である。
図3を参照して、容器本体520は、一端側に採便棒510の採便棒挿入口521aが設けられた中空の円筒形形状を有し、本体軸部512を液密的に保持する第1容器部521、および便溶解用緩衝液Wを蓄えるとともに、液収容軸部513が収容される第2容器部522を有している。
第2容器部522において、この第2容器部522の第1容器部521とは反対側の端部の内部には薄膜部524が設けられ、外部にはキャップ530(図1参照)を螺合させるおねじ523が設けられている。
容器本体520は、樹脂材料成形品であり、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリブタジエン、ポリスチレン、ポリエステル等の透明または半透明の軟質の可撓性樹脂が好適に用いられる。第1容器部521と第2容器部522とは別製品により形成され、第2容器部522は第1容器部521よりも軟質に設けられている。
容器本体520の全体の長さは約105mm程度、第1容器部521の長さは約35mm程度、第2容器部522の長さは約70mm程度である。容器本体520の外径(D1)は約10mm程度である。
(検査器具100)
次に、図4から図6を参照して、検査器具100の構造について説明する。図4は、検査器具100の正面側からの全体斜視図、図5は、検査器具100の背面側からの全体斜視図、図6は、図4中のVI−VI線矢視断面図である。
図4から図6を参照して、この検査器具100は、採便用容器500の容器本体520の外周面に対して隙間を生じさせることなく、容器本体520がその軸方向に沿って挿入可能な筒状の挿入空間104を規定する収容部103と、この収容部103に対して一体に設けられ、内部に検査部材収容空間111を有する本体部101とを備えている。検査部材収容空間111には、懸濁液検査部材としてのテストストリップ201が収容されている。
挿入空間104は、その内部空間が円筒形状を有しており、その内径(D2)は、容器本体520の外径(D1)と略同じ寸法に設けられ、採便用容器500の容器本体520を挿入空間104の装着した状態では、採便用容器500の外面と挿入空間104の内面との間に隙間は生じない。
本体部101の背面側の図示において上方部寄りには、検査部材収容空間111に収容されたテストストリップ201を視認することができるように、長方形形状の窓部110wが設けられている。
図6を参照して、収容部103の内部には、一端側が開放し他端側が検査部材収容空間111に連通する中空路106を有する針105が設けられている。図視において、針105の下端部には、中空路106に連通するフィルタ収容部107が設けられ、このフィルタ収容部107にフィルタ108が配置されている。
フィルタ収容部107は、検査部材収容空間111に開放している。その結果、針105の中空路106と検査部材収容空間111とは連通している。
本実施の形態における検査器具100は、本体部101は、針105が延びる方向に対して並行に設けられている。テストストリップ201は帯状の形態を有し、テストストリップ201の一端201aは、針105の下方において、フィルタ108に当接するように設けられている。さらに、テストストリップ201の他端201bは、針105の先端側に向かって延びるように、検査部材収容空間111に収容されている。
具体的には、テストストリップ201の一端201aは、フィルタ108を挟んで針105の他端側とは反対側に位置し、テストストリップ201が側面視において、略L字形状に折り曲げられることにより、テストストリップ201の他端201bは、針105の先端側に向かって延びるように、検査部材収容空間111に収容されている。
検査器具100の下端部には、キャップ120が設けられている。キャップ120の図示において下面には、載置底面120aが設けられている。この検査器具100は、載置面に対して載置底面120aを下向きにして検査器具100を起立させることができる。検査器具100に採便用容器500を装着した状態でも、検査器具100および採便用容器500を起立させておくことができる。キャップ120は、必ずしも設けなければならないものではない。
検査器具100は、樹脂材料成形品であり、適度に弾性および硬度があればよい。検査器具100の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ABS樹脂等の透明の可撓性樹脂が好適に用いられる。
検査器具100は、本体部101の載置底面120aからの長さ(高さ)は約75mm程度、幅は12mm程度、奥行きは約5mm程度である。収容部103の載置底面120aからの長さ(高さ)は約52mm程度、幅は12mm程度、奥行きは本体部101を含め約15mm程度である。
(装着状態)
次に、図7および図8を参照して、検査器具100への採便用容器500の装着について説明する。図7は、検査器具100への採便用容器500の装着状態を示す模式図、図8は、検査器具100へ採便用容器500が装着された状態を示す縦断面図である。
まず、採便用容器500の採便棒510を用いて便を採取し、便採取部514の便が付着した採便棒510を採便用容器500に収容する。これにより、採便用容器500の内部において、便が溶解した懸濁液が生成される。
次に、図7に示すように、採便用容器500の先端部からキャップ530を取り外す。次に、採便用容器500をその先端側から検査器具100の挿入空間104に、図中の矢印A方向に沿って差し込み、採便用容器500を検査器具100に装着する。
図8を参照して、採便用容器500を検査器具100に装着することにより、検査器具100に設けられた針105が、採便用容器500の薄膜部524を突き破り、懸濁液が中空路106からフィルタ108を通過して、テストストリップ201に浸透する。フィルタ108では、便溶解用緩衝液に溶解しきれない便が捕獲される。
より具体的には、針105が採便用容器500の内部に侵入することで採便用容器500の内部の圧力が上昇する。その結果、懸濁液が中空路106からフィルタ収容部に流れ出て、さらに、検査部材収容空間111に流れ出ることになる。
テストストリップ201には、たとえば、クロマト紙が用いられ、便潜血を検出する場合には、便潜血に反応する試薬が塗布されており、便潜血を検出した場合にはテストストリップ201の試薬塗布箇所が変色し、窓部110wにおいて、テストストリップ201の変色を確認することができる。
以上、本実施の形態における便検査用キットによれば、採便用容器500を検査器具100に装着することにより、検査器具100に設けられた針105が採便用容器500の薄膜部524を突き破り、懸濁液が中空路106からフィルタ108を通過して、テストストリップ201に浸透する。これにより、採便用容器500の内部の便が溶解した懸濁液を飛沫させることはない。検査器具100側にフィルタ108を設けておおくことにより、採便用容器500内の最初の懸濁液を廃棄する必要がなくなる。
その結果、検査作業者に手間を取らせることなく、便が溶解した懸濁液が飛沫することのない構造を備える、便検査用キットを提供することが可能となる。
本実施の形態における便検査用キットによれば、検査器具100において、本体部101は、針105が延びる方向に対して並行に設けられている。これにより、検査器具100を小型にすることが可能となる。小型にする必要がない場合には、本体部101を、針105が延びる方向に対して交差する方向に設ける構成の採用も可能である。
さらに、本実施の形態における便検査用キットによれば、検査器具100において、挿入空間104への採便用容器500の装着状態および非装着状態のいずれの状態においても、検査器具100を起立させた状態(縦置き状態)にすることができる。これにより、検査時における便検査用キットの載置スペースを小さくすることが可能となる。
載置スペースを小さくする必要がない場合には、検査器具100に起立可能な構造を採用する必要はない。
(他の実施の形態)
図9から図12を参照して、他の実施の形態について説明する。図9は、他の実施の形態の検査器具100Aの正面側からの全体斜視図、図10は、他の実施の形態の検査器具100Aの背面側からの全体斜視図、図11は、他の実施の形態の検査器具100Aへ採便用容器500が装着された状態を示す全体斜視図、図12は、さらに他の実施の形態の検査器具の正面側からの全体斜視図である。
検査器具の窓部110wにおいて、テストストリップ201の変色を確認する場合には、窓部110wの視認性を向上させることが好ましい。図9および図10に示す検査器具100Aに示すように、収容部103の本体部101とは反対側に延びる載置面としての一対の脚部壁109を設けるとよい。
このように一対の脚部壁109を設けると、図11に示すように、採便用容器500を挿入空間104の挿入し、さらに窓部110wを上面にした状態(横置き状態)を維持させておくことが可能となる。採便用容器500は、採便用容器500が挿入空間104に挿入されていない状態でも、窓部110wを上面にした状態を維持させておくことは可能である。
したがって、採便用容器500を検査器具100に装着した状態において、検査時には縦置き状態にして放置し(約20分程度)、その後、横置き状態にして、判定確認をおこなうことができる。検査時および判定確認ともに、横置き状態で行なうことも可能である。
載置面の形態としては一対の脚部壁109に限定されず、たとえば、図12に示すように、収容部103の本体部101とは反対側の外面形状が平坦の載置面103a(たとえば、収容部103の横断面形状が四角形)でもよい。
採便用容器500の外面形状および挿入空間104の内面形状として、円形の筒形状を採用した場合について説明したが、この円形の筒形状に限定されない。採便用容器500の外面と挿入空間104の内面との間に隙間が生じない形状であれば、多角形の筒状形状であってもよい。
本発明の本質は、採便用容器500を検査器具100に装着することにより、針105が薄膜部524を突き破り、懸濁液が外部に漏れることなく中空路106からフィルタ108を通過して、テストストリップ201に浸透する構造であればよい。したがって、採便用容器500の外面形状には円形の筒形状を採用し、挿入空間104の内面形状として、採便用容器500の外面が接する多角形の筒形状を採用した場合であってもかまわない。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
100,100A 検査器具、101 本体部、103 収容部、103a 載置面、104 挿入空間、105 針、106 中空路、107 フィルタ収容部、108 フィルタ、109 脚部壁、110w 窓部、111 検査部材収容空間、120,530 キャップ、120a 置底面、201 テストストリップ、500 採便用容器、510 採便棒、511 把持部、512 本体軸部、513 液収容軸部、514 便採取部、520 容器本体、521 第1容器部、521a 採便棒挿入口、522 第2容器部、523 おねじ、524 薄膜部、W 便溶解用緩衝液。

Claims (4)

  1. 便を採取し、容器内の便溶解用緩衝液に便を入れて、便が溶解した懸濁液を保持する採便用容器、および前記溶懸濁液を用いて前記便の検査を行なう検査器具を備える便検査用キットであって、
    前記採便用容器は、
    先端に便を採取する便採取部を有する棒状の採便棒と、
    一端側に採便棒挿入口および他端側に薄膜部を有し、前記採便棒を収容するとともに、内部に前記便溶解用緩衝液を蓄える容器本体と、を備え、
    前記検査器具は、
    前記容器本体がその軸方向に沿って挿入可能な筒状の挿入空間を規定する収容部と、
    前記収容部に対して一体に設けられ、内部に検査部材収容空間を有する本体部と、
    前記検査部材収容空間に収容される懸濁液検査部材と、
    前記収容部の内部に設けられ、一端側が開放し他端側が前記検査部材収容空間に連通する中空路を有する針と、
    前記検査部材収容空間と前記中空路との間に設けられるフィルタ収容部と、
    前記フィルタ収容部に収容されるフィルタと、を備え、
    前記本体部は、前記針が延びる方向に対して並行に設けられ、
    前記懸濁液検査部材は帯状の形態を有し、
    前記懸濁液検査部材の一端は、前記フィルタに当接するように設けられ、
    前記懸濁液検査部材の他端は、前記針の先端側に向かって延びるように、前記検査部材収容空間に収容されており、
    前記懸濁液検査部材の前記一端は、前記フィルタを挟んで前記針の他端側とは反対側に位置し、
    前記懸濁液検査部材が略L字形状に折り曲げられることにより、前記懸濁液検査部材の前記他端は、前記針の先端側に向かって延びるように、前記検査部材収容空間に収容されており、
    便が溶解した前記懸濁液を収容する前記採便用容器をその先端側から前記検査器具の前記挿入空間に差し込み、前記採便用容器を前記検査器具に装着することにより、前記針が前記薄膜部を突き破り、前記懸濁液が前記中空路から前記フィルタを通過して、前記懸濁液検査部材に浸透する、便検査用キット。
  2. 前記本体部には、前記検査部材収容空間に収容された前記懸濁液検査部材の一部を視認することが可能な窓部を有する、請求項1に記載の便検査用キット。
  3. 前記検査器具は、前記挿入空間への前記採便用容器の装着状態および非装着状態のいずれの状態においても、前記窓部を上面にした状態を維持させておくため、前記収容部の前記本体部とは反対側に位置する載置面を有する、請求項に記載の便検査用キット。
  4. 前記検査器具は、前記挿入空間への前記採便用容器の装着状態および非装着状態のいずれの状態においても、前記針の他端側を下側として起立させるための載置底面を有する、請求項1からのいずれかに記載の便検査用キット。
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