JP6187106B2 - パター - Google Patents
パター Download PDFInfo
- Publication number
- JP6187106B2 JP6187106B2 JP2013206126A JP2013206126A JP6187106B2 JP 6187106 B2 JP6187106 B2 JP 6187106B2 JP 2013206126 A JP2013206126 A JP 2013206126A JP 2013206126 A JP2013206126 A JP 2013206126A JP 6187106 B2 JP6187106 B2 JP 6187106B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod member
- connecting hole
- loft
- head
- putter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Golf Clubs (AREA)
Description
一方、打ち出されたボールの方向性を良くするためには、打ち出されたボールになるべく早く順回転が備わることが望ましい。これは打ち出されたボールは、ロフトにより地面から浮き上がり、ボールの進行方向と逆の方向の逆の回転を持つが、ボールが地面に接地してからは、地面との摩擦によりボールは進行方向と同じ方向の回転、すなわち順回転を得るためである。この順回転によって、ボールは回転方向への方向性が良くなり、目標とする方向へとボールを転がすことができる。
まず、天候により変化するグリーンコンディションは、例えば、雨天の際には芝生に水が付着したグリーンコンディションとなる。これにより、ボールへの抵抗が大きくなり、ボールの転がる距離が、晴天時のような芝生に水が付着していないときと比べて短くなる傾向をもたらす。ここで、ロフトの大きいパターを用いれば、微視的に見た場合に、ボールを高く打ち出すことができ、ボールが打ち出されてから地面に落ちるまでの距離、すなわちキャリーが長くなる。また、ボールが空中を飛んでいる間は、ボール打出し初期の芝生に付着した水による抵抗を受けない。そのため、雨天時には、ロフトの大きいパターを用い、キャリーを長くしてボール打出し初期の抵抗をなくし、空中での芝生に付着した水の抵抗を受けない時間を長くすることで、晴天時と同じだけの距離を稼ぐことができる。
また、グリーンセッティングには、芝生の刈高の高低が関わる。芝生の刈高が高い場合、ボールへの抵抗が大きくなるため、ロフトの大きいパターを用いてキャリーを長くし、ボール打出し初期に芝生からの抵抗を受けないようにして、飛距離を延ばすことができる。一方、芝生の刈高が低い場合、打出し初期に発生する逆回転を可能な限り少なくするためにロフトを少なくすることが望ましい。
なお、このようなロフト調整を行うことのできるパターとしては、特許文献1に記載されたものが知られている。
従って、ジョイスティックと同様に装着部材が傾斜してしまうことで、ロフト調整を行った際に、ライ角及び/又はフェース角を変更してしまう場合を生じ易くなり、パッティングに要求される方向性を却って低下させてしまう場合を招来する、という不都合がある。これは、特許文献1がロフト調整専用とするものではないために起こる不都合である。
前記ロフト調整機構は、前記ヘッドに形成された連結用穴と、一端側が前記連結用穴に挿入されるとともに他端側が前記シャフトに連なるロッド部材と、当該ロッド部材の一端側を前記連結用穴に挿入した状態で当該ロッド部材を固定する固定手段と、この固定手段の固定を解除したときにロッド部材及びシャフトを、前記ヘッドのフェース面に直交する面内で傾斜する方向に回転可能とする変位方向規制手段とを備え、
前記変位方向規制手段は、ロッド部材の周方向180度間隔を隔てた位置に設けられて当該ロッドの回転軸として作用する一対の凸部と、前記連結用穴の外周側で前記凸部を受容して軸受として作用する一対の凹部とにより構成される、という構成を採っている。
なお、本明細書におけるロフト変更はプレー中を除外して行われるものである。
更に、変位方向規制手段が、ロッド部材に設けられた一対の凸部と、これを受容する一対の凹部とにより構成されているので、既存形状に僅かな設計変更を行うだけで足りるため、普遍的に適用することが可能となる。
また、連結用穴が、規則に規定された範囲内でロフトを変更する形状に設けられているので、個人的にロフトを変更する操作を行うものとしても、違反クラブとなるような不都合は生じない。
更に、単一のボルトと、ロッド部材の一端側に形成された雌ねじと、連結用穴の底部に設けられたスロット穴とにより固定手段を構成したから、ボルトを緩めてスロット穴に沿って移動させて雌ねじに締め付けるだけでロフト変更を簡易且つ迅速に行うことができる。
また、ロッド部材がシャフトの先端の領域に一体に設けられる構成であれば、部品点数を削減することができる。
ここで、本実施形態におけるパター10は、所定のライ角を持ち、フェース角が0度で、ロフト角が4度となり、ロッド部材12が地面に対して垂直となる状態が初期状態として設定されている。
前記ヘッド11は、特に限定されるものではないが、図2に示されるように、前後幅に対して左右幅が小さい平面視略長方形状に設けられ、その前後方向後端側において、フェース面11A寄り(左側)の位置にロッド部材12を固定するための連結用穴20(図3参照)が形成されている。この連結用穴20は、図4にも示されるように、左右方向における開口幅が底部21に向かって次第に大きくなるテーパ状に形成され、これにより、ロフト角を規則に規定された範囲内で調整可能とする隙間をロッド部材12との間に形成するようになっている。底部21の下部側は、ソール面11Bに形成された凹状の操作部24とされ、また、底部21には、図4中左右方向に延びるスロット穴25が形成されている。
次いで、ソール面11B側の操作部24にボルト33をアクセスし、当該ボルト33がスロット穴25を通って雌ねじ32にねじ込まれ、これにより、ロッド部材12を介してシャフト13がヘッド11に固定される。
この一方、パターとして現行の規則に適合する範囲の最大ロフト(本実施形態では10度)とする場合には、ロッド部材12を反対側に回転してボルト33で固定すればよい(図8(C)参照)。
すなわち、本発明は、特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施例に対し、当業者が様々な変更を加えることができるものである。
また、変位方向規制手段40はヘッド11側の凹部26とロッド部材12の凸部29とにより構成したが、これに限定されるものではなく、ロッド部材12を変位可能にする構成であれば足りる。従って、凹部26、凸部29は各一対とする必要はなく、それぞれ一つであってもよい。但し、図示構成例の場合には、変位動作を相対的にスムースに行うことができる利点がある。
更に、本発明は、現行のR&Aルールズリミテッドの「クラブと球についての規則ガイド」記載の規則に抵触しないようにロフト角を0度以上10度以下としたが、連結用穴20のテーパ面の角度を変えることで、ロフト角を現行の規則の範囲よりも小さくしたり大きくしたりすることができる。これによれば、現行規則が変更されたときもテーパ面の角度を変えることで、規則に適応させたパターとすることができ、規則を順守してプレーができる。
また、ロッド部材12には凸部29、連結用穴20には凹部26をそれぞれ備えるように構成したが、ロッド部材12に凹部、連結用穴20に凹部を備えて変位方向規制手段としてもよい。更に、ロッド部材12に雄ねじを設け、ボルトを雌ねじとしても良い。
また、操作部24およびスロット穴25の鉛直方向の断面形状は、多角形、円、楕円など自由な形状で良く、また、前後方向の断面形状は図4のように概ね四角形でも良いし、連結用穴20のようにテーパ状となっていても良い。
更に、操作部24およびスロット穴25の側面は、ロフト角を最大または最小に設定する際に、ロッド部材12が連結用穴20のテーパ面における左右方向のどちらの面にも接することができる空間が設けられていることが望ましく、固定操作の際に専用のドライバーなどの固定具が無理なく操作できる空間であることがより望ましい。具体的には、操作部24およびスロット穴25の側面は、ロッド部材12が連結用穴20のテーパ面における左右方向のどちらかの面に接しているときに、ボルト33の軸方向の断面と垂直方向にボルトの射影が操作部24およびスロット穴25の側面に映らないような形状であることが望ましい。
Claims (4)
- ヘッドと、当該ヘッドに取り付けられたシャフトと、前記ヘッドとシャフトとの間に設けられたロフト調整機構とを含むパターであって、
前記ロフト調整機構は、前記ヘッドに形成された連結用穴と、一端側が前記連結用穴に挿入されるとともに他端側が前記シャフトに連なるロッド部材と、当該ロッド部材の一端側を前記連結用穴に挿入した状態で当該ロッド部材を固定する固定手段と、この固定手段の固定を解除したときにロッド部材及びシャフトを、前記ヘッドのフェース面に直交する面内で傾斜する方向に回転可能とする変位方向規制手段とを備え、
前記変位方向規制手段は、ロッド部材の周方向180度間隔を隔てた位置に設けられた一対の凸部と、前記連結用穴の外周側で前記凸部を受容する一対の凹部とにより構成されていることを特徴とするパター。 - 前記連結用穴は、ロフト角の規則に規定された範囲内で調整可能とする隙間をロッド部材との間に形成することを特徴とする請求項1記載のパター。
- 前記連結用穴は底部を有しており、前記固定手段は、前記ヘッドのソール面側から前記連結用穴に向かって挿入可能な単一のボルトと、前記ロッド部材の前記一端側に形成されて前記ボルトをねじ込み可能な雌ねじと、前記連結用穴の底部に設けられたスロット穴とにより構成され、前記ボルトを雌ねじにねじ込むことで、ロッド部材が所定のロフトで固定されることを特徴とする請求項1又は2記載のパター。
- 前記ロッド部材は、シャフトの先端の領域に一体に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のパター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013206126A JP6187106B2 (ja) | 2013-10-01 | 2013-10-01 | パター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013206126A JP6187106B2 (ja) | 2013-10-01 | 2013-10-01 | パター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015066392A JP2015066392A (ja) | 2015-04-13 |
JP6187106B2 true JP6187106B2 (ja) | 2017-08-30 |
Family
ID=52833741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013206126A Active JP6187106B2 (ja) | 2013-10-01 | 2013-10-01 | パター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6187106B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6192083B2 (ja) * | 2017-02-20 | 2017-09-06 | 有限会社ハリックス | ウッド形ゴルフクラブ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007029498A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Kee Jae Young | ゴルフクラブのアセンブリー |
JP4146884B1 (ja) * | 2007-09-20 | 2008-09-10 | 雅利 佐保田 | パタークラブ |
JP5555106B2 (ja) * | 2009-09-16 | 2014-07-23 | アクシュネット カンパニー | 交換可能なシャフトシステム |
-
2013
- 2013-10-01 JP JP2013206126A patent/JP6187106B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015066392A (ja) | 2015-04-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5359586B2 (ja) | ゴルフクラブ及びその特性調節方法 | |
JP5401951B2 (ja) | ゴルフクラブ、その特性調節方法及びシャフト交換方法 | |
US6800039B1 (en) | Golf club striking face with varied thickness distribution | |
KR101125245B1 (ko) | 헤드, 퍼터 및 퍼팅 방법 | |
JP2010252964A (ja) | ウッド型ゴルフクラブヘッドおよびウッド型ゴルフクラブ | |
KR102174579B1 (ko) | 우드형 골프 클럽 헤드 | |
US20210162276A1 (en) | Golf putter head and golf putter including same | |
US11266889B2 (en) | Golf clubs having weighting system with movable weights | |
JP6187106B2 (ja) | パター | |
US8920260B1 (en) | Golf club putter with roller putting head | |
US8651974B2 (en) | Aerodynamic golf club | |
US7494422B2 (en) | Vertically mass balanced putter | |
JP6149835B2 (ja) | ゴルフクラブ | |
JP6136285B2 (ja) | ゴルフクラブ | |
JP2009072535A (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JP7046297B2 (ja) | パターヘッド及びこれを具えたパター | |
JP2006334067A (ja) | パタークラブ及びパターヘッド | |
US20180154238A1 (en) | Golf putting training device | |
JP6137014B2 (ja) | ゴルフクラブ | |
KR200490807Y1 (ko) | 중심으로부터의 변위에 따라 다른 곡면의 페이스를 갖는 퍼터 | |
JP3185468U (ja) | パター用ゴルフクラブヘッド | |
JP6142853B2 (ja) | ゴルフクラブ | |
KR200486533Y1 (ko) | 퍼팅 방향의 조절이 용이한 골프 퍼터 | |
JP2014012068A (ja) | ゴルフクラブ | |
US20120172140A1 (en) | Concave golf club |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160217 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170105 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170302 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170704 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170717 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6187106 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |