JP2009072535A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
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Abstract
【課題】重心深さが15mm以上あるゴルフクラブヘッドを有するクラブでもコントロールショットを可能にする。
【解決手段】フェース面(1)の底端部から後方までの長さ、すなわちヘッド最大幅(D)を50〜85mmとし、重心深さを15mm以上としたゴルフクラブヘッドにおいて、地面と接触するソール面(2A)の幅、すなわちソール幅(C)を10〜25mmとし、トップエッジプログレッション(A)を7mm以下とした。
【選択図】図2
【解決手段】フェース面(1)の底端部から後方までの長さ、すなわちヘッド最大幅(D)を50〜85mmとし、重心深さを15mm以上としたゴルフクラブヘッドにおいて、地面と接触するソール面(2A)の幅、すなわちソール幅(C)を10〜25mmとし、トップエッジプログレッション(A)を7mm以下とした。
【選択図】図2
Description
本発明は、ゴルフクラブヘッド、特にフェアウェイウッドクラブやユーティリティクラブのヘッドとして好適なゴルフクラブヘッドに関する。
フェアフェイウッドは、飛距離を出すためのものであり、そのショットのほとんどがフルショットである。このような役割をもったフェアフェイウッドは、クラブ長さが長く、ソール幅が広いためにコントロールショットなどの小技に適していない。一方、グリーンやピン、またはカップを狙うアイアンクラブは、風やグリーンの状態に応じて、弾道の高低、キャリー狙いやキャリー&ラン狙いやピッチ&ランなど、多彩なコントロールがし易いように、クラブが短くソール幅が狭いなどの工夫がされている。プロや上級者は、スイング技術でこのように工夫されたアイアンクラブを使いこなしている。一方、クラブヘッドのインパクト機能から言えば、アイアンヘッドよりもウッドヘッドの方が多彩なショットに適している。ウッドヘッドの特殊性は、その重心が深いことにあり、従来技術を組み合わせること、たとえば、慣性能率の設計とフェース曲面の設計次第でさまざまな球筋を作り出すことが出来る。
従来のフェアウェイウッドとして、前壁(フェース)と、この前壁の底端部から後方に延びる底壁(ソール)と、前壁の頂端部から後方に延びる頂壁を有し、底壁は頂壁より後方に大きく伸び、前壁と底壁と頂壁とで開口キャビティを画成するボディを有し、かつオフセットホゼルを有するものが知られている(特許文献1参照)。そして、底壁のうちスイング中に地面と接触するソール面の幅、すなわち前壁の底端部から後方までのソール面の長さは、少なくとも30mm以上あるものである。特許文献1の図13における底壁の幅(ヘッド最大幅)Lsは、最小でも2.75インチ、約70mmあり、ソール面の幅は、Lsの3分の2ほどであるから45〜47mmある。また、このフェアウェイウッドのフェースプログレッションは、0.25〜0.40インチ(6.25〜10mm)であることが開示されている。
特開2004−552号(第6、7頁、図12、13)
特許文献1に記載のフェアウェイウッドのヘッドは、ソール面の幅も大きく、フェースプログレッションも大きくして、失敗に対して許容度が大きく、低重心で慣性モーメントも大きくしたものであり、フルショットすることを前提にしたものである。また、特許文献1に記載のものでは、開口キャビティが形成され、ヘッド後方に重量がないため、一般的なフェアウェイウッドよりも重心が浅いものである。そのため、このウッドクラブでコントロールショットをすることは、主としてソール面の幅が広いことと重心が深いことによりむずかしくなり、重心の深さを活かしつつさまざまな球筋を作り出すショットをするには不向きなヘッドであった。
そこで、本発明は、フェアウェイウッドのヘッドが有する重心の深さを活かしつつ、多彩なコントロールショットもし易いものとしたゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、フェース面の底端部から後方までの長さ、すなわちヘッド最大幅を50〜85mmとし、重心深さを15mm以上としたゴルフクラブヘッドにおいて、地面と接触するソール面の幅を10〜25mmとし、トップエッジプログレッション7mm以下としたものである。または、ヘッド最大幅を35〜50mm、ソール幅を10〜15mmとし、フェースプログレッション−1〜6mmとしたものである。
本発明によれば、重心深さが15mm以上あるため、高弾道と方向安定性が得られるとともに、ソール面の幅が25mm以下であることにより、コントロールショットもし易くなる。また、トップエッジプログレッションを7mm以下とすることで、フェアウェイウッドのヘッド形状であっても、アイアンヘッドを打ち込む感覚でショットすることもできる。さらに、ヘッド最大幅を35〜50mm、フェースプログレッションを−1〜6mmとしたものでは、所謂ユーティリティあるいはハイブリッドと呼ばれるアイアンヘッドとウッドヘッドの中間的な大きさのヘッドとなり、ウッドヘッドの重心深さを有し、ソール幅を10〜15mmとすることによりコントロールショットもできるものとなる。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照にして説明する。
図1及び図2に示す実施形態は、ソール幅(C)20mm、トップエッジプログレッション(A)6mm、フェースプログレッション(B)17mmで、ヘッド最大幅(D)58mmの通常ウッドヘッドのソール幅のみをアイアンヘッドの幅形状とした例である。このヘッドは、フェース面1の底端部、すなわちリーディングエッジ1Aから後方に延びた底壁2のうち地面に接触するソール面2Aの幅、すなわちソール幅(C)を従来のフェアウェイウッドのソール幅に比べて著しく狭くしたものである。前記フェース面1の頂端部、すなわちトップエッジ1Bから後方に延びたクラウン3は底壁2の後端につながっている。ホゼル4には図示しないシャフトが装着され、ホゼル4の穴の中心線からトップエッジ1Bまでの距離をトップエッジプログレッション(A)といい、ホゼル穴の中心線からリーディングエッジ1Aまでの距離をフェースプログレッション(B)という。
フェアウェイウッド形状のヘッドでは、ヘッド最大幅(D)を50から85mm、ソール幅(C)を10〜25mm、好ましくは15〜25mmの範囲内とする。また、トップエッジプログレッション(A)を0〜7mmとする。さらに重心深さは15mm以上であり、最大44〜45mmである。
図3及び図4に示す実施形態は、いわゆるユーティリティないしハイブリッドと呼ばれるタイプのゴルフクラブヘッドに本発明を適用したものである。このヘッドのソール幅(C)12mm、トップエッジプログレッション(A)−12mm、フェースプログレッション(B)−1mmで、ヘッド最大幅(D)40mmとしたものである。この場合、ヘッド最大幅(D)、すなわち底壁2の幅を35〜50mm、重心深さを15mm以上としたヘッドとし、フェースプログレッション−1〜6mmの範囲内とする。幅(D)が35mm未満となると、重心深さを15mm以上とすることがむずかしくなる。また、グースネックもフェースプログレッションが−1mmを超えると、フェアウェイウッドの機能を十分に発揮しにくくなる。最大重心深さは、ソール幅(C)を15mm、ヘッド最大幅(D)を50mmとしたとき、20〜25mm程度である。また、ソール幅(C)の下限は10mm、上限は15mmとする。なお、図3における(E)は、グース量を示す。
前記重心深さは、ヘッド重心からフェース面1に垂線を下ろした距離をいう。また、ソール幅(C)は、所定のライ角でフェースセンターでの法線が飛球線方向となるようにクラブヘッドのソールを水面上に位置させたとき、フェースラインの中点を通り、飛球線方向に伸びる鉛直面が、ヘッドの打面とソール面をつなぐ面取り面の下端と交わる点と、トレーディングエッジの最後縁と鉛直面が交わる点の間の鉛直面内の水平距離をソール幅(C)と定義した。ウッドタイプのヘッドのソール幅(C)は、10〜25mm、好ましくは20〜25mm、ユーティリティタイプのヘッドのソール幅は、10〜15mmの範囲内とする。
ソール幅を薄くすることによってクラブの操作性を維持しようとする背景には、ソールが地面の中に進入することを許す、または積極的に打ち込みを許そうとする意図があり、その場合のヘッドとシャフトの連結はグースネックである。したがって操作性の点からグースネックを基本として、グースネックの形態が終了する範囲として、トップエッジとホゼル前縁が一致する形態(図1参照)を操作性の限界としている。通常、ホゼル外径は13mm〜14mmであり、シャフト軸からのトップエッジプログレッションは、半径分の6.5〜7mmとなる。フェアフェイウッドのヘッド形状において、トップエッジプログレッションを7mm以下とした理由は、ここにある。
ユーティリティタイプのヘッド形状において、フェースプログレッションを−1mm以上とした理由は、次のとおりである。周知のように、グースとフェースプログレッションは表現方法が異なるだけで、互いに換算できる。すなわち、通常のホゼル4の外径が13〜14mm、半径が6.5〜7mmであり、フェースプログレッション−1mmをグース換算すると、1mm+(6.5〜7mm)=7.5〜8mmのグースとなり、フェースプログレッション6mmは、−6mm+(6.5〜7mm)=0.5〜1mmのグースとなり、プログレッション−1mm〜6mmが、0.5〜8mmのグースとなり、従来実用化されていたグースネックのゴルフクラブの範囲内となる。
1 フェース面
1A リーディングエッジ
1B トップエッジ
2 底壁
2A ソール面
1A リーディングエッジ
1B トップエッジ
2 底壁
2A ソール面
Claims (2)
- フェース面の底端部から後方までの長さ、すなわちヘッド最大幅(D)を50〜85mmとし、重心深さを15mm以上としたゴルフクラブヘッドにおいて、
地面と接触するソール面の幅、すなわちソール幅(C)を10〜25mmとし、
トップエッジプログレッション(A)を7mm以下としたことを特徴とするゴルフクラブヘッド。 - フェース面の底端部から後方までの長さ、すなわちヘッド最大幅(D)を35〜50mmとし、重心深さを15mm以上としたゴルフクラブヘッドにおいて、
地面と接触するソール面の幅、すなわちソール幅(C)を10〜15mmとし、フェースプログレッション(B)を−1〜6mmとしたことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007246929A JP2009072535A (ja) | 2007-09-25 | 2007-09-25 | ゴルフクラブヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007246929A Pending JP2009072535A (ja) | 2007-09-25 | 2007-09-25 | ゴルフクラブヘッド |
Country Status (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010259807A (ja) * | 2009-05-08 | 2010-11-18 | Karsten Manufacturing Corp | ゴルフクラブヘッドと製造方法 |
US20110053702A1 (en) * | 2009-08-25 | 2011-03-03 | Nike, Inc | Golf Clubs and Golf Club Heads Having A Configured Shape |
JP5852756B1 (ja) * | 2015-02-26 | 2016-02-03 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフクラブヘッド |
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2007
- 2007-09-25 JP JP2007246929A patent/JP2009072535A/ja active Pending
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