JP6186505B2 - 始動発電制御装置、始動発電制御方法および始動発電機 - Google Patents

始動発電制御装置、始動発電制御方法および始動発電機 Download PDF

Info

Publication number
JP6186505B2
JP6186505B2 JP2016526954A JP2016526954A JP6186505B2 JP 6186505 B2 JP6186505 B2 JP 6186505B2 JP 2016526954 A JP2016526954 A JP 2016526954A JP 2016526954 A JP2016526954 A JP 2016526954A JP 6186505 B2 JP6186505 B2 JP 6186505B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
battery
terminal
capacitor
starting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016526954A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016174772A1 (ja
Inventor
達也 新井
達也 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Publication of JPWO2016174772A1 publication Critical patent/JPWO2016174772A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6186505B2 publication Critical patent/JP6186505B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/04Starting of engines by means of electric motors the motors being associated with current generators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/14Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries for charging batteries from dynamo-electric generators driven at varying speed, e.g. on vehicle
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Charge By Means Of Generators (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Description

本発明は、始動発電制御装置、始動発電制御方法および始動発電機に関する。
車両用電源装置には、蓄電手段としてバッテリとキャパシタとを併用するものがある(例えば特許文献1および特許文献2)。特許文献1に記載されている車両用電源装置は、バッテリ異常時の補助電源としてキャパシタを使用する。また、特許文献2に記載されている車両用電源装置は、アイドリングストップ機能等に対応するため、バッテリとキャパシタとを併用する。
また、特許文献3には、車両用の電動発電機を用いたアイドリングストップシステムの一例が記載されている。特許文献3に記載されているシステムでは、電動発電機が界磁巻線を用いて構成されている。そのため、アイドリングストップ時に界磁電流によってバッテリが放電してしまうのを防止するため、アイドルストップ開始から所定時間経過後に界磁電流が遮断される。しかしながら、特許文献3には、バッテリとキャパシタとを併用する場合の構成は示されていない。
特開2009−225530号公報 特開2009−12728号公報 特開2004−140930号公報
しかしながら、従来においては、エンジン始動の際にバッテリとキャパシタとの併用が十分なされていない、あるいはキャパシタが用いられていないため、アイドルストップが頻繁に行われ、バッテリの容量が低下することを見込んで、容量を大きなバッテリを車両に搭載することが行われている。このため、バッテリが大型化することで車両によっては、このバッテリを搭載する場所の確保が困難となる。
本発明は、バッテリとキャパシタとを併用する場合に適した処理を行い、バッテリの大型化を抑制する始動発電制御装置、始動発電制御方法および始動発電機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明による始動発電制御装置の一態様は、永久磁石からなる界磁部と、第1多相巻線と、第2多相巻線とを有する電動発電機を制御する始動発電制御装置であって、バッテリに接続される第1直流端子と、前記第1多相巻線に接続された複数の第1交流端子とを有し、直流および交流間で双方向に電力を変換する第1回路と、第2直流端子と、前記第2多相巻線に接続された複数の第2交流端子とを有し、直流および交流間で双方向に電力を変換する第2回路と、前記第1直流端子と前記第2直流端子との間を接続または遮断する第3回路と、キャパシタに接続される第3直流端子と前記第2直流端子との間を接続または遮断する第4回路と、前記電動発電機をエンジンを始動する始動電動機として用いる際、前記第1直流端子に接続されたバッテリの蓄電状態または前記第3直流端子に接続された前記キャパシタの蓄電状態に応じて、前記バッテリまたは前記キャパシタの両方またはいずれか一方を電源として前記第1回路および前記第2回路から前記第1多相巻線および前記第2多相巻線の双方に対して交流電力を出力する制御部とを備え、前記制御部が、前記バッテリの蓄電状態が前記エンジンを始動させる十分な蓄電量であるか否かの判定を行い、前記バッテリの蓄電状態が前記エンジンを始動させる十分な蓄電量でない場合、前記電源に前記キャパシタを用い、前記電動発電機を前記バッテリ及び前記キャパシタの各々の充電を行う発電機として動作させる際、前記第3回路をオフし、前記第4回路をオンして、前記第1回路からの前記第1多相巻線の出力により前記バッテリを充電し、前記第2回路からの前記第1多相巻線の出力により前記キャパシタを充電する
また、本発明による始動発電制御装置の一態様は、前記制御部が、前記バッテリの蓄電状態が前記エンジンを始動させる十分な蓄電量であるか否かの判定を行い、前記バッテリの蓄電状態が前記エンジンを始動させる十分な蓄電量でない場合、前記キャパシタの蓄電状態が前記エンジンを始動させる十分な蓄電量のときに、前記キャパシタを前記電源とし、前記バッテリの蓄電状態が前記エンジンを始動させる十分な蓄電量でないときに、前記バッテリ及び前記キャパシタの双方を前記電源とする
また、本発明による始動発電制御装置の一態様は、前記制御部が、前記バッテリを急速充電させる場合、前記第3回路をオンし、前記第4回路をオフし、前記第1回路及び前記第2回路の出力の合算で前記バッテリを充電し、一方、前記キャパシタを急速充電させる場合、前記バッテリと前記第1回路とを非接続とし、前記第3回路及び前記第4回路の各々をオンし、前記第1回路及び前記第2回路の出力の合算で前記キャパシタを充電する。
また、本発明による始動発電制御装置の一態様は、前記キャパシタが第1キャパシタ及び第2キャパシタにより構成されており、前記第1キャパシタ及び前記第2キャパシタの各々を充電させる際、前記第1キャパシタ、前記第2キャパシタのそれぞれを並列に接続して充電させ、エンジンを始動する際に始動トルクを増大させる場合、前記第1キャパシタと前記第2キャパシタとを直列に接続し、前記バッテリの電圧より高い電圧を発生させる。
また、本発明による始動発電制御方法の一態様は、永久磁石からなる界磁部と、第1多相巻線と、第2多相巻線とを有する電動発電機を制御する始動発電制御方法であって、バッテリに接続される第1直流端子と、前記第1多相巻線に接続された複数の第1交流端子とを有し、直流および交流間で双方向に電力を変換する第1回路と、第2直流端子と、前記第2多相巻線に接続された複数の第2交流端子とを有し、直流および交流間で双方向に電力を変換する第2回路と、前記第1直流端子と前記第2直流端子との間を接続または遮断する第3回路と、キャパシタに接続される第3直流端子と前記第2直流端子との間を接続または遮断する第4回路と、前記電動発電機をエンジンを始動する始動電動機として用いる際、前記第1直流端子に接続されたバッテリの蓄電状態または前記第3直流端子に接続された前記キャパシタの蓄電状態に応じて、前記バッテリまたは前記キャパシタの両方またはいずれか一方を電源として前記第1回路および前記第2回路から前記第1多相巻線および前記第2多相巻線の双方に対して交流電力を出力する制御部とを用いて、前記第3回路および前記第4回路を接続または遮断するステップを含み、前記制御部が、前記バッテリの蓄電状態が前記エンジンを始動させる十分な蓄電量であるか否かの判定を行い、前記バッテリの蓄電状態が前記エンジンを始動させる十分な蓄電量でない場合、前記電源に前記キャパシタを用い、前記電動発電機を前記バッテリ及び前記キャパシタの各々の充電を行う発電機として動作させる際、前記第3回路をオフし、前記第4回路をオンして、前記第1回路からの前記第1多相巻線の出力により前記バッテリを充電し、前記第2回路からの前記第1多相巻線の出力により前記キャパシタを充電する
また、本発明による始動発電機の一態様は、永久磁石からなる界磁部と、第1多相巻線と、第2多相巻線とを有する電動発電機と、バッテリに接続される第1直流端子と、前記第1多相巻線に接続された複数の第1交流端子とを有し、直流および交流間で双方向に電力を変換する第1回路と、第2直流端子と、前記第2多相巻線に接続された複数の第2交流端子とを有し、直流および交流間で双方向に電力を変換する第2回路と、前記第1直流端子と前記第2直流端子との間を接続または遮断する第3回路と、キャパシタに接続される第3直流端子と前記第2直流端子との間を接続または遮断する第4回路と、前記電動発電機をエンジンを始動する始動電動機として用いる際、前記第1直流端子に接続されたバッテリの蓄電状態または前記第3直流端子に接続された前記キャパシタの蓄電状態に応じて、前記バッテリまたは前記キャパシタの両方またはいずれか一方を電源として前記第1回路および前記第2回路から前記第1多相巻線および前記第2多相巻線の双方に対して交流電力を出力する制御部とを備え、前記制御部が、前記バッテリの蓄電状態が前記エンジンを始動させる十分な蓄電量であるか否かの判定を行い、前記バッテリの蓄電状態が前記エンジンを始動させる十分な蓄電量でない場合、前記電源に前記キャパシタを用い、前記電動発電機を前記バッテリ及び前記キャパシタの各々の充電を行う発電機として動作させる際、前記第3回路をオフし、前記第4回路をオンして、前記第1回路からの前記第1多相巻線の出力により前記バッテリを充電し、前記第2回路からの前記第1多相巻線の出力により前記キャパシタを充電する始動発電制御装置とを備える。
本発明によれば、バッテリに蓄積されている容量に従い、バッテリとキャパシタとを電力の供給先として、適時切換えて使用するため、バッテリの消費を最小限に抑え、かつバッテリの容量が十分でない場合、コンデンサに蓄積された電力によりアイドルストップからのエンジン始動を確実に行う。上述したように、バッテリとキャパシタとを併用した場合に適した処理が行うことができ、容量に余裕をもたせて大きなバッテリを搭載する必要が無く、バッテリを従来に比較して小型化できる。
本発明の一実施形態の構成例を説明するための概略回路図である。 図1に示した始動発電システム1におけるエンジン始動制御フローを説明するためのフローチャートである。 図1に示した始動発電システム1におけるキックエンジン始動制御フローを説明するためのフローチャートである。 図1に示した始動発電システム1における電気二重層キャパシタ充電制御フローを説明するためのフローチャートである。 図1に示した始動発電システム1におけるバッテリ充電制御フローを説明するためのフローチャートである。 図1に示した始動発電システム1における電気二重層キャパシタ急速充電制御フローを説明するためのフローチャートである。 図1に示した始動発電システム1におけるバッテリ急速充電制御フローを説明するためのフローチャートである。 図1に示した始動発電システム1における高トルク始動制御フローを説明するためのフローチャートである。 本発明の他の実施形態の構成例を説明するための概略回路図である。 図9に示した始動発電システム1aにおける高トルク始動制御フローを説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態の構成例を説明するための概略回路図である。図1に示した始動発電システム1は、始動発電制御装置10と、バッテリBaと、ヒューズFsと、リレーRy1と、リレーRy2と、イグニッションスイッチIGNsと、スタータスイッチSTsとを備える。
バッテリBaは直流12V定格の二次電池である。バッテリBaの正極は、ヒューズFsの一方の端子に接続されるとともに、リレーRy2の端子2に接続されている。バッテリBaの負極は、接地されている。ヒューズFsの他方の端子はとリレーRy1の一方の端子に接続されている。リレーRy1の他方の端子はリレーRy2の端子1と電装負荷とに接続されている。
リレーRy1はa接点(メーク接点)のリレーであり、コイル無通電時に開路であり、コイル通電時に閉路である。リレーRy2はc接点のリレーであり、コイル無通電時に端子1と端子Cとが閉路であり、コイル通電時に端子2と端子Cとが閉路である。リレーRy2の端子Cは直流端子111に接続されている。リレーRy1のコイルとリレーRy2のコイルとは始動発電制御装置10内の制御部15によって通電制御される。
イグニッションスイッチIGNsの一方の端子は、始動発電制御装置10内のダイオードD1を介してヒューズFsとリレーRy1との接続点に接続されるとともに、始動発電制御装置10内のダイオードD3を介して電気二重層キャパシタEDLC(以下、EDLCと呼称)に接続されている。イグニッションスイッチIGNsのその一方の端子は、ダイオードD1のカソードおよびダイオードD3のカソードに接続されている。イグニッションスイッチIGNsの他方の端子は、制御部15の電源端子VccとスタータスイッチSTsの一方の端子に接続されている。スタータスイッチSTsの他方の端子は制御部15に接続されている。イグニッションスイッチIGNsは自動車の電装品をオンまたはオフするためのスイッチであり、スタータスイッチSTsはエンジンを始動するためのスイッチである。
始動発電制御装置10は、第1回路11と、第2回路12と、第3回路13と、第4回路15と、ダイオードD1〜D3と、トランジスタTr1およびTr2と、抵抗R1〜R4と、電動発電機ACG1と、電動発電機ACG2と、EDLCとを備える。なお、始動発電制御装置10は、図1に示したように、電動発電機ACG1と、電動発電機ACG2と、EDLCとを含む構成であってもよいし、図1に示したものと異なり、電動発電機ACG1と、電動発電機ACG2と、EDLCとを含まない構成であってもよい。また、電動発電機ACG1と、電動発電機ACG2とは、界磁部および電機子鉄心を共通とし、一体として構成されたものであり、1つの電動発電機としてとらえることができる。また、本願では、図1に示した始動発電制御装置10から、EDLCを除いた構成を始動発電機と呼ぶ。この場合、始動発電機は、電動発電機ACG1と、電動発電機ACG2と、電動発電機ACG1および電動発電機ACG2を制御するための第1回路11、第2回路12、第3回路13、第4回路14、制御部15等とを備えている。
電動発電機ACG1と電動発電機ACG2とは、図示していない永久磁石からなる共通の界磁部と、図示していない共通の電機子鉄心とを備える。図示していない界磁部は、複数組のN極の永久磁石およびS極の永久磁石から構成されている。また、共通の電機子鉄心には、電動発電機ACG1が備える多相巻線ACG1−Cと、電動発電機ACG2が備える多相巻線ACG2−Cとが巻かれている。すなわち、電動発電機ACG1と電動発電機ACG2とは、界磁部と、電機子鉄心とを共通に備え、多相巻線ACG1−Cまたは多相巻線ACG2−Cを独立に備えている。また、界磁部は、図示していないエンジンのクランクシャフトに直結されていて、エンジンの回転に同期して回転する。多相巻線ACG1−Cは、巻線U1と巻線V1と巻線W1とをスター結線またはデルタ結線した3相巻線である。多相巻線ACG2−Cは、巻線U2と巻線V2と巻線W2とをスター結線またはデルタ結線した3相巻線である。電動発電機ACG1と電動発電機ACG2とは、制御部15の制御によって、スタータモータ(始動電動機)として動作したり、ACG(交流発電機)として動作したりする。また、電動発電機ACG1(あるいは電動発電機ACG2)は、界磁部の角度を検知するために複数のホールセンサHsを備えている。ホールセンサHsの出力は制御部15へ入力される。
第1回路11は、6個のnチャネルMOSFET(金属酸化物電界効果トランジスタ)(以下、MOSFETと記す)(Q1)〜(Q6)を備え、3相ブリッジ直交変換回路を構成する。MOSFET(Q1)〜(Q3)の各ドレインが、正側(ハイサイド)の直流端子111に接続されている。また、MOSFET(Q4)〜(Q6)の各ソースが、負側(ローサイド)の直流端子112に接続されている。直流端子111は、リレーRy2を介してまたはリレーRy2およびリレーRy1を介してバッテリBaに接続される。直流端子112は、接地されている。また、MOSFET(Q1)のソースとMOSFET(Q4)のドレインとが交流端子113に接続されている。また、MOSFET(Q2)のソースとMOSFET(Q5)のドレインとが交流端子114に接続されている。また、MOSFET(Q3)のソースとMOSFET(Q6)のドレインとが交流端子115に接続されている。そして、第1回路11の各交流端子113、114および115には、多相巻線ACG1−Cの巻線U1、V1およびW1の各端部が接続されている。また、MOSFET(Q1)〜(Q6)の各ゲートは、制御部15に接続されている。第1回路11は、制御部15によって、ホールセンサHsの出力に応じて所定のタイミングでオンまたはオフに制御されることで、交流および直流間で双方向に電力を変換する。
第2回路12は、6個のMOSFET(Q7)〜(Q12)を備え、3相ブリッジ直交変換回路を構成する。MOSFET(Q7)〜(Q9)の各ドレインが、ハイサイドの直流端子121に接続されている。また、MOSFET(Q10)〜(Q12)の各ソースが、ローサイドの直流端子122に接続されている。直流端子122は、接地されている。また、MOSFET(Q7)のソースとMOSFET(Q10)のドレインとが交流端子123に接続されている。また、MOSFET(Q8)のソースとMOSFET(Q11)のドレインとが交流端子124に接続されている。また、MOSFET(Q9)のソースとMOSFET(Q12)のドレインとが交流端子125に接続されている。そして、第2回路12の各交流端子123、124および125には、多相巻線ACG2−Cの巻線U2、V2およびW2の各端部が接続されている。また、MOSFET(Q7)〜(Q12)の各ゲートは、制御部15に接続されている。第2回路12は、制御部15によって、ホールセンサHsの出力に応じて所定のタイミングでオンまたはオフに制御されることで、交流および直流間で双方向に電力を変換する。
第3回路13は、MOSFET(Q13)とMOSFET(Q14)とを備える。MOSFET(Q13)のソースは直流端子111に接続され、ドレインはMOSFET(Q14)のドレインに接続されている。MOSFET(Q14)のソースは直流端子121に接続されている。第3回路13は、MOSFET(Q13)の寄生ダイオードとMOSFET(Q14)の寄生ダイオードとが対向するように直列接続することで、MOSFET(Q13)とMOSFET(Q14)とをオフした場合に、電流を双方向で遮断することができる。MOSFET(Q13)および(Q14)の各ゲートは制御部15に接続されている。第3回路13は、MOSFET(Q13)および(Q14)をオンすることで直流端子111と直流端子121との間を接続し、MOSFET(Q13)および(Q14)をオフすることで直流端子111と直流端子121との間を遮断する。
第4回路14は、MOSFET(Q15)を備える。MOSFET(Q15)のドレインは直流端子121に接続され、ソースは直流端子131に接続されている。MOSFET(Q15)の寄生ダイオードのカソードを直流端子121に接続することで、MOSFET(Q15)をオフした場合に、直流端子121から直流端子131へ向かう電流を遮断することができる。この直流端子131にはEDLCの一方の端子が接続されている。MOSFET(Q15)のゲートは制御部15に接続されている。第4回路14は、MOSFET(Q15)をオンすることでEDLCに接続される直流端子131と直流端子121との間を接続し、MOSFET(Q15)をオフすることで直流端子121と直流端子131との間で直流端子121から直流端子131へ向かう電流を遮断する。なお、第4回路14は、第3回路13と同様に2個のMOSFETを備えることで、電流を双方向で接続または遮断する回路としてもよい。
制御部15は、電源回路、MOSFETの駆動回路、マイクロコンピュータ等を備えて構成されていて、マイクロコンピュータ等のCPU(中央処理装置)によって所定のプログラムを実行することで各部を制御する。
ダイオードD1は、アノードをリレーRy1とヒューズFsとの接続部に接続し、カソードをイグニッションスイッチIGNsの一方の端子とダイオードD2のカソードとダイオードD3のカソードとに接続する。ダイオードD2のアノードは、リレーRy2の端子Cと直流端子111とMOSFET(Q13)のソースとに接続する。ダイオードD3は、アノードを直流端子131とEDLCの一方の端子とMOSFET(Q15)のソースとに接続する。
ダイオードD1は、キックスタート時にバッテリBaからイグニッションスイッチIGNsへ電源を供給する配線を介して、電動発電機ACG1等が発電した電力がバッテリBaを充電するために使われないようにするため、当該配線を介して直流端子111からバッテリBaへ向かう電流を遮断する。
ダイオードD2は、直流端子111からイグニッションスイッチIGNsへ電源を供給する配線に挿入されていて、電流の向きを直流端子111からイグニッションスイッチIGNsへの向きに限定する。ダイオードD2が無い場合、後述する高トルク対応動作において、EDLCに充電された電装負荷の定格電圧より高い電圧が、電装負荷に印加してしまうことを防止する。
ダイオードD3は、バッテリBaが充電状態でEDLCが未充電状態のとき、EDLCからイグニッションスイッチIGNsへ電源を供給する配線を介して、バッテリBaからEDLCに対して充電電流が流れ込まないようにするため、当該配線を介してバッテリBaからEDLCへ向かう電流を遮断する。
トランジスタTr1はpnpトランジスタであり、エミッタをリレーRy1とヒューズFsとダイオードD1との接続部に接続し、コレクタを抵抗R1の一端に接続し、そして、ベースを制御部15に接続する。抵抗R1の他端は、抵抗R2の一端と制御部15とに接続されている。抵抗R2の他端は接地されている。制御部15は、バッテリBaの端子電圧を検知する期間にトランジスタTr1をオンし、抵抗R1と抵抗R2とによって分圧された電圧値を信号vb(以下、電圧値vbとも記す)として読み込む。電圧検出をしない期間にトランジスタTr1をオフすることで、バッテリBaからの抵抗R1および抵抗R2を介した放電電流を遮断する。
トランジスタTr2はpnpトランジスタであり、エミッタを直流端子131とMOSFET(Q15)とダイオードD3との接続部に接続し、コレクタを抵抗R3の一端に接続し、そして、ベースを制御部15に接続する。抵抗R3の他端は、抵抗R4の一端と制御部15とに接続されている。抵抗R4の他端は接地されている。制御部15は、EDLCの端子電圧を検知する期間にトランジスタTr2をオンし、抵抗R3と抵抗R4とによって分圧された電圧値を信号sc(以下、電圧値scとも記す)として読み込む。電圧検出をしない期間にトランジスタTr2をオフすることで、EDLCからの抵抗R3および抵抗R4を介した放電電流を遮断する。
イグニッションスイッチIGNsは、制御部15の電源をオンするためのスイッチである。ユーザがイグニッションスイッチIGNsをオンすると、ダイオードD1を介してバッテリBaから制御部15へ電力が供給される。また、イグニッションスイッチIGNsがオンすると、第1回路11およびダイオードD2を介して電動発電機ACG1が発電した電力が制御部15へ供給される。また、イグニッションスイッチIGNsがオンすると、第2回路12およびダイオードD3を介して電動発電機ACG2が発電した電力が制御部15へ供給される。また、イグニッションスイッチIGNsがオンすると、ダイオードD3を介してEDLCから制御部15へ電力が供給される。
EDLCは、上述したように電気二重層キャパシタであり、一端を直流端子131に接続し、他端を接地している。EDLCは、例えば、同一の電気二重層キャパシタを複数直列接続した形態で構成されている。
次に、図1と、図2〜図8に示したフローチャートを参照して、始動発電システム1の動作について、制御項目毎に(1)〜(7)の処理に場合分けして説明する。図2は、始動発電システム1におけるエンジン始動制御フローを示す。図3は、始動発電システム1におけるキックエンジン始動制御フローを示す。図4は、始動発電システム1におけるEDLCの充電制御フローを示す。図5は、始動発電システム1におけるバッテリBaの充電制御フローを示す。図6は、始動発電システム1におけるEDLCの急速充電制御フローを示す。そして、図7は、始動発電システム1におけるバッテリBaの急速充電制御フローを示す。図8は、始動発電システム1における高トルク始動制御フローを示す。
(1)リレーRy1およびリレーRy2の初期状態と制御部15および電装負荷への給電について(イグニッションスイッチIGNsをオンした場合):
リレーRy1およびリレーRy2は非動作状態(コイル無通電)における接点位置はリレーRy1は開、リレーRy2は端子1側である。イグニッションスイッチIGNsをオンすることでバッテリBaまたはEDLCからダイオードD1またはダイオードD3経由で制御部15へ給電される。よってバッテリオープン時やバッテリBaの蓄電量が不足している場合はELDCからダイオードD3を経由して制御部15へ給電される。またキックスタートの場合は第1回路11からダイオードD2を経由して電動発電機ACG1の発電電力により制御部15へ給電され動作を開始する。スタータスイッチSTsは電動発電機ACG1および電動発電機ACG2をセルモータとして始動するためのスイッチである。電装負荷(点火、燃料噴射等)へは、リレーRy1とリレーRy2の端子1との間に接続することで、バッテリBaから給電する(リレーRy1をオンする)ことやEDLCから給電する(第3回路13および第4回路14をオンする)ことが可能で、両者の選択は各々の蓄電量により決定される。電装負荷は制御部15からの制御信号によって作動しエンジンを始動するよう動作する。
制御部15は、電源Vccの立ち上がり後、所定の初期処理を行った後、図2のステップS101で、バッテリ蓄電量検出用のトランジスタTr1をオン(ON)するとともに、EDLC蓄電量検出用のトランジスタTr2をオンする。そして、ステップS101で、制御部15は、信号vbと信号scとを読み込む。次に、制御部15は、読み込んだ信号vbの値に基づきバッテリBaの蓄電量を算出するとともに、読み込んだ信号scの値に基づきEDLCの蓄電量を算出する(ステップS101)。
次に、制御部15は、スタータスイッチSTsがオンされるまで、図2に示した処理を待機状態とする(ステップS102で「N」の繰り返し)。スタータスイッチSTsがオンされた場合(ステップS102で「Y」の場合)、制御部15は、ホールセンサHsの出力信号に基づき界磁部すなわちロータの位置がどのステージ(段階)にあるのかを判別する(ステップS103)。次に、制御部15は、ステップS104〜S111においてステップS101で算出されたバッテリBaの蓄電量とEDLCの蓄電量とに基づいて次の(2)〜(4)のいずれかの処理を実行する。
(2)バッテリからのエンジン始動(バッテリ蓄電量が十分な場合):
制御部15は、ステップS104でバッテリBaの蓄電量が十分か否かを判定し、十分であると判定した場合(ステップS104で「Y」の場合)、次の処理を実行する。すなわち、制御部15は、ステップS105で、リレーRy2の接点を端子2側に切り換える。また、制御部15は、ステップS105で、第3回路13をオン、第4回路14はオフ(OFF)する。次に、制御部15は、電動発電機ACG1のホールセンサHsの出力信号に基づいて算出したロータ位置情報に基づいて、第1回路11および第2回路12に給電し、電動発電機ACG1および電動発電機ACG2を回転始動する(ステップS106)。
(3)EDLCからのエンジン始動(バッテリ蓄電量が不足しEDLCの蓄電量が十分な場合):
制御部15は、ステップS104でバッテリBaの蓄電量が十分か否かを判定し、十分でないと判定した場合(ステップS104で「N」の場合)、EDLCの蓄電量が十分か否かを判定する(ステップS107)。制御部15は、EDLCの蓄電量が十分であると判定した場合(ステップS107で「Y」の場合)、次の処理を実行する。すなわち、制御部15は、ステップS108で、リレーRy1をオフするとともに、リレーRy2の接点を端子1側に切り換える。また、制御部15は、ステップS108で、第3回路13をオンし、第4回路14をオンする。次に、制御部15は、電動発電機ACG1のホールセンサHsの出力信号に基づいて算出したロータ位置情報に基づいて、第1回路11および第2回路12に給電し、電動発電機ACG1および電動発電機ACG2を回転始動する(ステップS109)。
(4)バッテリ、EDLC各々からのエンジン始動(バッテリ、EDLC単独でのエンジン始動が出来ない場合):
制御部15は、ステップS104でバッテリBaの蓄電量が十分か否かを判定し、十分でないと判定した場合(ステップS104で「N」の場合)、EDLCの蓄電量が十分か否かを判定する(ステップS107)。制御部15は、EDLCの蓄電量が十分でないと判定した場合(ステップS107で「N」の場合)、次の処理を実行する。すなわち、制御部15は、ステップS110で、リレーRy2の接点を端子2側に切り換える。また、制御部15は、ステップS110で、第3回路13をオフし、第4回路14をオンする。次に、制御部15は、電動発電機ACG1のホールセンサHsの出力信号に基づいて算出したロータ位置情報に基づいて、第1回路11および第2回路12に給電し、電動発電機ACG1および電動発電機ACG2を回転始動する(ステップS109)。
次に、図3を参照して、キックスタート時の動作について説明する。
(5)キックからのエンジン始動:
イグニッションスイッチIGNsがオンされた後(ステップS201で「Y」の後)、キックされるとホールセンサHsの信号により制御部15はキックされたことを認識する(ステップS202で「Y」)。制御部15は、第3回路13をオンするとともに、第4回路14をオフし、電動発電機ACG1および電動発電機ACG2が発電した電力を、第1回路11および第2回路12を介して、電装負荷へ供給する(ステップS203)。この場合、リレーRy1は開、リレーRy2の接点は端子1側であり、第1回路11の出力および第2回路12の出力はバッテリBaを充電しない。
(6)発電:
エンジン始動後、電動発電機ACG1および電動発電機ACG2が発電機として動作する際の制御は次の通りである。バッテリBaおよびEDLCの充電の仕方には、通常の充電と急速充電とがある。通常の充電では、制御部15は、第3回路13をオフして第1回路11の出力によりバッテリBaを充電し、第2回路12の出力によりEDLCを充電する。一方、例えば、バッテリ充電が第1回路11の出力のみでは必要量が満たされない場合(つまりバッテリBaへの急速充電の場合)、第4回路14をオフして第3回路13をオンすることで第1回路11の出力と第2回路12の出力の合算でバッテリBaを充電する。またEDLCへの急速充電が必要な場合はリレーRy1をオフし、第3回路13および第4回路14をオンして、第1回路11の出力と第2回路12の出力の合算でEDLCを充電する。
EDLCの通常の充電制御は、図4に示したように、まず、制御部15は、エンジンが作動中か否かを判定する(ステップS301)。作動中でない場合(ステップS301で「N」の場合)、制御部15は、EDLCの充電を行わず図4のフローを終了する。一方、作動中の場合(ステップS301で「Y」の場合)、制御部15は、EDLC電圧値scより、電圧値scが一定電圧となるように第2回路12のオン・オフ制御における遅角量を計算する(ステップS302)。次に、制御部15は、第3回路13をオフし、第4回路14をオンする(ステップS303)。次に、制御部15は、第2回路12をステップS302で求めた遅角パターンでオン・オフ制御することで、電動発電機ACG2の出力を制御する(ステップS304)。次に、制御部15は、電圧値scに基づき、EDLCの充電が完了したか否かを判定する(ステップS305)。EDLCの充電が完了したと判定した場合(ステップS305で「Y」の場合)、制御部15は、第3回路13および第4回路14をオフし(ステップS306)、処理を終了する。EDLCの充電が完了したと判定しなかった場合(ステップS305で「N」の場合)、制御部15は、ステップS301の処理を再度実行する。
EDLC充電制御では、EDLCが規定電圧に充電完了後は第3回路13および第4回路14をオフして電動発電機ACG2を開放状態にすることで、フリクションの低減を図る。制御部15は、充電完了後は、第2回路12の位相制御による一定電圧制御は行わない。
バッテリBaの通常の充電制御は、図5に示したように、まず、制御部15は、エンジンが作動中か否かを判定する(ステップS401)。作動中でない場合(ステップS401で「N」の場合)、制御部15は、バッテリBaの充電を行わず図5のフローを終了する。一方、作動中の場合(ステップS401で「Y」の場合)、制御部15は、リレーRy1をオンし、リレーRy2を端子1側に接続し、さらに、バッテリ電圧値vbより、電圧値vbが一定電圧となるように第1回路11のオン・オフ制御における遅角量を計算する(ステップS402)。次に、制御部15は、第3回路13をオフする(ステップS403)。次に、制御部15は、ステップS402で求めた遅角パターンで第1回路11をオン・オフ制御することで、電動発電機ACG1の出力を制御する(ステップS404)。次に、制御部15は、ステップS401の処理を再度実行する。
EDLCの急速充電制御は、図6に示したように、まず、制御部15は、エンジンが作動中か否かを判定する(ステップS601)。作動中でない場合(ステップS601で「N」の場合)、制御部15は、EDLCの急速充電を行わず図6のフローを終了する。一方、作動中の場合(ステップS601で「Y」の場合)、制御部15は、EDLC電圧値scより、電圧値scが一定電圧となるよう第1回路11および第2回路12のオン・オフ制御における遅角量を計算する(ステップS602)。次に、制御部15は、リレーRy1をオフし、リレーRy2の接点を端子1側に接続し、第3回路13をオンし、そして、第4回路14をオンする(ステップS603)。次に、制御部15は、第1回路11および第2回路12をステップS602で求めた遅角パターンでオン・オフ制御することで、電動発電機ACG1および電動発電機ACG2の出力を制御する(ステップS604)。次に、制御部15は、電圧値scに基づき、EDLCの充電が完了したか否かを判定する(ステップS605)。EDLCの充電が完了したと判定した場合(ステップS605で「Y」の場合)、制御部15は、リレーRy1をオン、リレーRy2の接点を端子1側に接続し、そして、第3回路13および第4回路14をオフし(ステップS606)、処理を終了する。EDLCの充電が完了したと判定しなかった場合(ステップS605で「N」の場合)、制御部15は、ステップS601の処理を再度実行する。
バッテリBaの急速充電制御は、図7に示したように、まず、制御部15は、エンジンが作動中か否かを判定する(ステップS701)。作動中でない場合(ステップS701で「N」の場合)、制御部15は、バッテリBaの急速充電を行わず図7のフローを終了する。一方、作動中の場合(ステップS701で「Y」の場合)、制御部15は、バッテリ電圧値vbより、電圧値vbが一定電圧となるよう第1回路11および第2回路12のオン・オフ制御における遅角量を計算する(ステップS702)。次に、制御部15は、リレーRy1をオンし、リレーRy2の接点を端子1側に接続し、第3回路13をオンし、そして、第4回路14をオフする(ステップS703)。次に、制御部15は、第1回路11および第2回路12をステップS702で求めた遅角パターンでオン・オフ制御することで、電動発電機ACG1および電動発電機ACG2の出力を制御する(ステップS704)。次に、制御部15は、電圧値vbに基づき、バッテリBaの充電が完了したか否かを判定する(ステップS705)。バッテリBaの充電が完了したと判定した場合(ステップS705で「Y」の場合)、制御部15は、第3回路13をオフし(ステップS706)、処理を終了する。バッテリBaの充電が完了したと判定しなかった場合(ステップS705で「N」の場合)、制御部15は、ステップS701の処理を再度実行する。
(7)高トルク対応:
モータのトルクは巻線に流れる電流即ち巻線に印加される電圧に比例する。電動発電機ACG2に接続される第2回路12でEDLCを24Vに充電することにより、例えば第3回路13をオフし電動発電機ACG1はバッテリBaから給電し、電動発電機ACG2はEDLCから給電することにより電動発電機ACG2の始動トルクは50%増加する。これによれば、例えば、排気量の大きな二輪車に対し、電動発電機ACGを大型化することなく対応が可能となる。
図8は、始動発電システム1における高トルク始動制御フローを示す。なお、図8に示すフローを実行する場合、図4に示したEDLCの充電制御フローにおいてEDLCの電圧規定値をバッテリBaの定格電圧よりも高い値に設定してEDLCを充電しておく。
制御部15は、スタータスイッチSTsがオンされるまで、図8に示した処理を待機状態とする(ステップS501で「N」の繰り返し)。スタータスイッチSTsがオンされた場合(ステップS501で「Y」の場合)、制御部15は、ホールセンサHsの出力信号に基づきロータの位置がどのステージにあるのかを判別する(ステップS502)。次に、制御部15は、ステップS503で、第3回路13をオフし、第4回路14をオンする。制御部15は、ステップS503で、リレーRy2の接点を端子2側に切り換える。次に、制御部15は、電動発電機ACG1のホールセンサHsの出力信号に基づいて算出したロータ位置情報に基づいて、第1回路11および第2回路12に給電し、電動発電機ACG1および電動発電機ACG2を回転始動する(ステップS504)。この場合、電動発電機ACG1はバッテリBaから第1回路11を介して給電され、また、電動発電機ACG2はEDLCから第2回路121を介して給電される。
本実施形態では、エンジンスタータの機能と発電機の機能とを兼備えかつ巻線を複数もった電動発電機の制御装置である始動発電制御装置に、次の構成を設けた。すなわち、本実施形態の始動発電制御装置10は、エンジン始動とバッテリ充電を目的とした電動発電機ACG1および第1回路11と、エンジン始動とEDLCの充電を目的とした電動発電機ACG2および第2回路12と、第1回路11と第2回路12とを電気的に相互に接続、切り離しすることを目的とした第3回路13と、第2回路12からEDLCに向かう方向を電気的に切り離しすることを目的とした第4回路14とを備える。
一般に、二輪用アイドルストップシステムでは、渋滞時の頻繁なエンジン再始動はバッテリの蓄電容量の低下を招く。極端な場合、エンジン始動が困難な状況に至って、ユーザはキックでエンジン始動せねばならず利便性を損なう可能性があった。それにともなってバッテリは大型化が進み車両レイアウト上,設置場所の確保が課題もあった。また排気量125cc以上の2輪車の場合エンジン始動時のクランキングに大きなトルクを必要とし、エンジンにデコンプ(デコンプレッション)を取付け圧縮トップを乗り越しできるよう特別な装置が必要であった。
これに対し、本実施形態によれば、例えば車両の運行状況とバッテリの蓄電量とからバッテリとEDLCを適時切換えてバッテリの消費を最小限に抑えかつアイドルストップからのエンジン始動が確実に行われることで、ユーザの利便性の向上を図ることができる。またバッテリの容量はエンジン始動時に必要なエネルギーを供給する目的から決定されており、EDLCがその一部を補うことでバッテリ容量は、EDLCを用いない場合と比べて少なく済むため小型化が可能となり、バッテリを搭載する場所の確保が容易となる。また第2回路12の出力を例えば24Vに設定することで始動トルクの増大を図ることも可能でありエンジンピストンが圧縮上死点付近にあってもデコンプなしでのエンジン始動が容易に行えるメリットもある。
次に、図9および図10を参照して、本発明の他の実施形態について説明する。図9は、本発明の他の実施形態の構成例を説明するための概略回路図であり、図1に示した始動発電システム1からの変更部分のみを示している。図9に示した始動発電システム1aは、図1に示した始動発電システム1と比較して次の点が異なる。すなわち、EDLCが、独立した1対の端子を有する電気二重層キャパシタEDLC−1と電気二重層キャパシタEDLC−2とに分けて構成されている(以下、EDLC−1およびEDLC−2と呼称)。また、リレーRy3とリレーRy4とが新たに設けられている。なお、図9において、図1と同一の構成には同一の符号を用いている。
図9において、リレーRy3はc接点のリレーであり、コイル無通電時に端子1と端子Cとが閉路であり、コイル通電時に端子2と端子Cとが閉路である。リレーRy3の端子CはEDLC−1の端子142に接続されている。リレーRy3の端子2はリレーRy4の端子2に接続されている。リレーRy3の端子1は接地されている。リレーRy4はc接点のリレーであり、コイル無通電時に端子1と端子Cとが閉路であり、コイル通電時に端子2と端子Cとが閉路である。リレーRy4の端子CはEDLC−2の端子143に接続されている。リレーRy4の端子1はEDLC−1の端子141および直流端子131に接続されている。また、リレーRy3のコイルとリレーRy4のコイルとは制御部15によって通電制御される。
図9に示した構成では、リレーRy3の接点とリレーRy4の接点とをともに端子1側に接続した場合に、EDLC−1とEDLC−2とが直流端子131と接地間に並列に接続される。一方、リレーRy3の接点とリレーRy4の接点とをともに端子2側に接続した場合に、EDLC−1とEDLC−2とが直流端子131と接地間に直列に接続される。したがって、リレーRy3の接点とリレーRy4の接点とをともに端子1側に接続した状態で、EDLC−1とEDLC−2とを12Vで充電しておき、始動時にリレーRy3の接点とリレーRy4の接点とをともに端子2側に接続することで、直流端子131と接地間に24Vの電圧を発生させることができる。
図10は、図9に示した始動発電システム1aにおける高トルク始動制御フローを説明するためのフローチャートである。図8を参照して説明した高トルク始動制御フローと、ステップS503aの処理が異なる。すなわち、図10に示したステップS503aでは、リレーRy3の接点を端子2側とする処理とリレーRy4の接点を端子2側とする処理とが追加されている。
なお、本実施形態では、リレーRy3およびリレーRy4とそれに接続される配線とが新たに追加されるが、高トルク対応とする際にEDLCを前もって24Vに充電する処理が不要となる。
なお、本発明の実施の形態は上記のものに限定されない。例えば、多相巻線ACG1−Cや多相巻線ACG2−Cは中性点の無いデルタ結線としてもよい。また、高トルク対応時の電圧値は、24Vに限らず、36V、48V等の電圧としてもよい。
なお、本発明の実施形態は上記のものに限定されず、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1、1a 始動発電制御システム
10 始動発電制御装置
11 第1回路
12 第2回路
13 第3回路
14 第4回路
15 制御部
111 直流端子(第1直流端子)
121 直流端子(第2直流端子)
131 直流端子(第3直流端子)
113〜115 交流端子(第1交流端子)
123〜125 交流端子(第2交流端子)
ACG1、ACG2 電動発電機
ACG1−C 多相巻線(第1多相巻線)
ACG2−C 多相巻線(第2多相巻線)
EDLC EDLC(電気二重層キャパシタ)

Claims (6)

  1. 永久磁石からなる界磁部と、第1多相巻線と、第2多相巻線とを有する電動発電機を制御する始動発電制御装置であって、
    バッテリに接続される第1直流端子と、前記第1多相巻線に接続された複数の第1交流端子とを有し、直流および交流間で双方向に電力を変換する第1回路と、
    第2直流端子と、前記第2多相巻線に接続された複数の第2交流端子とを有し、直流および交流間で双方向に電力を変換する第2回路と、
    前記第1直流端子と前記第2直流端子との間を接続または遮断する第3回路と、
    キャパシタに接続される第3直流端子と前記第2直流端子との間を接続または遮断する第4回路と、
    前記電動発電機をエンジンを始動する始動電動機として用いる際、前記第1直流端子に接続されたバッテリの蓄電状態または前記第3直流端子に接続された前記キャパシタの蓄電状態に応じて、前記バッテリまたは前記キャパシタの両方またはいずれか一方を電源として前記第1回路および前記第2回路から前記第1多相巻線および前記第2多相巻線の双方に対して交流電力を出力する制御部と
    を備え、
    前記制御部が、
    前記バッテリの蓄電状態が前記エンジンを始動させる十分な蓄電量であるか否かの判定を行い、前記バッテリの蓄電状態が前記エンジンを始動させる十分な蓄電量でない場合、前記電源に前記キャパシタを用い、
    前記電動発電機を前記バッテリ及び前記キャパシタの各々の充電を行う発電機として動作させる際、前記第3回路をオフし、前記第4回路をオンして、前記第1回路からの前記第1多相巻線の出力により前記バッテリを充電し、前記第2回路からの前記第1多相巻線の出力により前記キャパシタを充電する
    始動発電制御装置。
  2. 前記制御部が、
    前記バッテリの蓄電状態が前記エンジンを始動させる十分な蓄電量であるか否かの判定を行い、前記バッテリの蓄電状態が前記エンジンを始動させる十分な蓄電量でない場合、前記キャパシタの蓄電状態が前記エンジンを始動させる十分な蓄電量のときに、前記キャパシタを前記電源とし、前記バッテリの蓄電状態が前記エンジンを始動させる十分な蓄電量でないときに、前記バッテリ及び前記キャパシタの双方を前記電源とする
    請求項1に記載の始動発電制御装置。
  3. 前記制御部が、
    前記バッテリを急速充電させる場合、前記第3回路をオンし、前記第4回路をオフし、前記第1回路及び前記第2回路の出力の合算で前記バッテリを充電し、一方、前記キャパシタを急速充電させる場合、前記バッテリと前記第1回路とを非接続とし、前記第3回路及び前記第4回路の各々をオンし、前記第1回路及び前記第2回路の出力の合算で前記キャパシタを充電する
    請求項1または請求項2に記載の始動発電制御装置。
  4. 前記キャパシタが第1キャパシタ及び第2キャパシタにより構成されており、前記第1キャパシタ及び前記第2キャパシタの各々を充電させる際、前記第1キャパシタ、前記第2キャパシタのそれぞれを並列に接続して充電させ、エンジンを始動する際に始動トルクを増大させる場合、前記第1キャパシタと前記第2キャパシタとを直列に接続し、前記バッテリの電圧より高い電圧を発生させる
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の始動発電制御装置。
  5. 永久磁石からなる界磁部と、第1多相巻線と、第2多相巻線とを有する電動発電機を制御する始動発電制御方法であって、
    バッテリに接続される第1直流端子と、前記第1多相巻線に接続された複数の第1交流端子とを有し、直流および交流間で双方向に電力を変換する第1回路と、
    第2直流端子と、前記第2多相巻線に接続された複数の第2交流端子とを有し、直流および交流間で双方向に電力を変換する第2回路と、
    前記第1直流端子と前記第2直流端子との間を接続または遮断する第3回路と、
    キャパシタに接続される第3直流端子と前記第2直流端子との間を接続または遮断する第4回路と、
    前記電動発電機をエンジンを始動する始動電動機として用いる際、前記第1直流端子に接続されたバッテリの蓄電状態または前記第3直流端子に接続された前記キャパシタの蓄電状態に応じて、前記バッテリまたは前記キャパシタの両方またはいずれか一方を電源として前記第1回路および前記第2回路から前記第1多相巻線および前記第2多相巻線の双方に対して交流電力を出力する制御部と
    を用いて、
    前記第3回路および前記第4回路を接続または遮断するステップを
    含み、
    前記制御部が、
    前記バッテリの蓄電状態が前記エンジンを始動させる十分な蓄電量であるか否かの判定を行い、前記バッテリの蓄電状態が前記エンジンを始動させる十分な蓄電量でない場合、前記電源に前記キャパシタを用い、
    前記電動発電機を前記バッテリ及び前記キャパシタの各々の充電を行う発電機として動作させる際、前記第3回路をオフし、前記第4回路をオンして、前記第1回路からの前記第1多相巻線の出力により前記バッテリを充電し、前記第2回路からの前記第1多相巻線の出力により前記キャパシタを充電する
    始動発電制御方法。
  6. 永久磁石からなる界磁部と、第1多相巻線と、第2多相巻線とを有する電動発電機と、
    バッテリに接続される第1直流端子と、前記第1多相巻線に接続された複数の第1交流端子とを有し、直流および交流間で双方向に電力を変換する第1回路と、
    第2直流端子と、前記第2多相巻線に接続された複数の第2交流端子とを有し、直流および交流間で双方向に電力を変換する第2回路と、
    前記第1直流端子と前記第2直流端子との間を接続または遮断する第3回路と、
    キャパシタに接続される第3直流端子と前記第2直流端子との間を接続または遮断する第4回路と、
    前記電動発電機をエンジンを始動する始動電動機として用いる際、前記第1直流端子に接続されたバッテリの蓄電状態または前記第3直流端子に接続された前記キャパシタの蓄電状態に応じて、前記バッテリまたは前記キャパシタの両方またはいずれか一方を電源として前記第1回路および前記第2回路から前記第1多相巻線および前記第2多相巻線の双方に対して交流電力を出力する制御部と
    を備え、
    前記制御部が、
    前記バッテリの蓄電状態が前記エンジンを始動させる十分な蓄電量であるか否かの判定を行い、前記バッテリの蓄電状態が前記エンジンを始動させる十分な蓄電量でない場合、前記電源に前記キャパシタを用い、
    前記電動発電機を前記バッテリ及び前記キャパシタの各々の充電を行う発電機として動作させる際、前記第3回路をオフし、前記第4回路をオンして、前記第1回路からの前記第1多相巻線の出力により前記バッテリを充電し、前記第2回路からの前記第1多相巻線の出力により前記キャパシタを充電する始動発電制御装置と
    を備える始動発電機。
JP2016526954A 2015-04-30 2015-04-30 始動発電制御装置、始動発電制御方法および始動発電機 Active JP6186505B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/062998 WO2016174772A1 (ja) 2015-04-30 2015-04-30 始動発電制御装置、始動発電制御方法および始動発電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016174772A1 JPWO2016174772A1 (ja) 2017-05-18
JP6186505B2 true JP6186505B2 (ja) 2017-08-23

Family

ID=57198235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016526954A Active JP6186505B2 (ja) 2015-04-30 2015-04-30 始動発電制御装置、始動発電制御方法および始動発電機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6186505B2 (ja)
WO (1) WO2016174772A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6560713B2 (ja) * 2017-06-26 2019-08-14 株式会社Subaru 車両用電源装置
FR3092211A1 (fr) 2019-01-24 2020-07-31 Continental Automotive Gmbh Système électrique pour véhicule et procédé de commande d’un tel système

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002266730A (ja) * 2001-03-08 2002-09-18 Nippon Avionics Co Ltd エンジン起動装置
JP2005282424A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Mazda Motor Corp 車両の電源装置
JP2014225942A (ja) * 2013-05-15 2014-12-04 三洋電機株式会社 蓄電システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2016174772A1 (ja) 2017-05-18
WO2016174772A1 (ja) 2016-11-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4926222B2 (ja) 車両用電力変換器の制御装置
JP6291899B2 (ja) 回転電機制御装置
JP2015209058A (ja) 電源装置
JP2014513518A (ja) 回転式電気機械を制御する方法、同じく制御システム、および回転式電気機械
JP6307983B2 (ja) インバータ制御装置
JP2017192184A (ja) 回転電機の制御装置
US8294412B2 (en) Method for controlling a rotary electric machine in case of load shedding and corresponding power control module
JP2007327395A (ja) エンジン始動装置
JP6186505B2 (ja) 始動発電制御装置、始動発電制御方法および始動発電機
JP7133462B2 (ja) 車両用電源装置
JP5939165B2 (ja) 回転電機制御装置
CN105281627A (zh) 具有负载突降保护的旋转电机
JP6324631B2 (ja) 鉄道車両用制御装置
JP4799641B2 (ja) エンジン始動装置
JP6396604B2 (ja) 車両用電力供給装置、車両用電力供給システム、および、車両用電力供給装置の制御方法
US8680796B2 (en) Control device and control method for power converter
JP2008283840A (ja) 動力システムおよびその制御方法並びに車両
TW201538387A (zh) 跨坐型車輛之啟動兼發電系統
JP2013053633A (ja) エンジン始動装置
JP5765108B2 (ja) 電力ライン制御装置
JP5878504B2 (ja) エンジンの始動発電装置
JP6834460B2 (ja) 回転電機の制御装置、回転電機ユニット
US20150035500A1 (en) method for operating a power supply unit for an electrical system of a motor vehicle
TWI623455B (zh) 用於機車引擎之啟動兼發電系統及其控制方法
CN216929902U (zh) 马达控制装置和电动泵装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170321

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170731

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6186505

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150