JP6186161B2 - 遠心分離装置 - Google Patents

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本発明は、遠心分離装置に関する。
血液等の検体を遠心分離する検体遠心分離装置として、ロータとしての回転ディスクの周縁に複数の遠心分離用バケットを搖動可能に取付け、これら複数の遠心分離用バケットに遠心分離処理対象の検体を入れた試験管等の検体容器を収容し、上記回転ディスクを高速回転させることにより遠心分離処理を行うものが提供されている。この種の遠心分離装置において、回転ディスクの外周を覆い、遠心分離によりホルダが破損する場合等に部品が外部に飛び出すのを防止する保護器が設けられている。保護器は高い強度が要求され、例えば鉄製の容器の外周にステンレス製の円形の枠材が重ねられた金属材料の2重構造とするのが一般的である。このため、例えば直径500mm程度、高さ150程度の保護器では重量が10kg程度と重くなる。
特開2004−151024号公報
保護器を金属製の2重構造にすると、重量が大きく、装置全体の軽量化が困難となる。
一形態にかかる遠心分離装置は、回転可能であり、検体を収容する検体容器を個々に保持する複数のホルダを、その周縁に周方向に沿って複数並列して搖動可能に支持するとともに回転可能に構成された回転ディスクと、FRP材で構成され、前記回転ディスクの外周を覆う側壁と、前記回転ディスクの下方に設けられるとともに前記回転ディスクの回転軸が挿通可能な挿通孔を有する底壁と、を一体に備える容器と、ケブラー繊維で構成され前記容器の外周面を被覆する補強部材と、を備える保護器と、を備え、前記容器の側壁の外面に帯状の前記補強部材が周方向に巻きつけられ、前記補強部材を構成するケブラー繊維の少なくとも一部は繊維の方向が前記保護器の周方向に沿う。
実施形態によれば、高い強度を確保しつつ、保護器を軽量化できる。
本発明の第1実施形態に係る遠心分離装置の構成を示す斜視図。 図1の一部を拡大して示す斜視図。 同実施形態にかかる遠心分離装置の保護器の構成示す平面図。 同実施形態にかかる遠心分離装置の保護器の構成を示す側面図。 同実施形態にかかる遠心分離装置の保護器の構成を示す斜視図。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態にかかる遠心分離装置10について図1を参照して説明する。図1は本実施形態にかかる遠心分離装置10の斜視図、図2は遠心分離装置10の一部を拡大して示す斜視図である。図3は保護器60の斜視図、図4は保護器60の平面図、図5は保護器60の側面図である。なお、各図では説明のため、適宜構成を拡大、縮小、省略して示している。図中矢印X,Y,Zは互いに直交する3方向をそれぞれ示している。
遠心分離装置10は、装置の外郭を構成する筐体20と、筐体20内に支持された回転駆動用のモータと、モータ30の主軸に接続されて回転するロータとしての回転ディスク40と、回転ディスク40の周縁に搖動可能に取り付けられるホルダ50と、回転ディスク41を覆う保護器60と、を備えている。
筐体20は、上部に開口を有しモータ30や回転盤を収容する空間を形成するケース21と、ケース21の上部開口を開閉する開閉カバー22と、を備えて構成される。開閉カバー22の内面には保護器60のシール材に密着する保護器60の上部開口を密閉する密閉蓋22aが設けられている。筐体20内には支持機構が設けられており、この支持機構にモータ30が固定される。モータ30から上方に延びる回転軸31に、回転ディスク40が接続される。
回転ディスク40は、中央に回転軸31を有する円形板状に構成されている。回転軸31にはモータ30の回転軸31が接続されている。回転ディスク40の外周部分には、径方向外側に開口する細長い切欠き42が複数放射状に設けられている。
切欠き42は、遠心力によりホルダ50が水平になった場合にホルダ50やホルダ50に保持された検体容器としての試験管70との干渉を回避するための十分な長さを有している。外周部分の各切欠き42の両側の縁には、ホルダ50の両側に突出した一対の軸ピン52を軸支するピボット支持機構43が設けられている。各ピボット支持機構43に、それぞれホルダ50が搖動可能に取り付けられる。回転ディスク40の回転による遠心力でホルダ50の底部が外側に振り上げられ、ホルダ50の軸が水平に沿うように搖動可能になっている。
ホルダ50は、上方に開口する円柱状の挿入空間51を有する有底円筒状のアルミニウム管であり、内部に形成された挿入空間51に試験管70が挿入可能になっている。ホルダ50の上部外周面には外側に突出する一対の軸ピン52が設けられている。この軸ピン52がピボット支持機構43に軸支されることにより、回転ディスク40にホルダ50が搖動可能に保持される。
挿入空間51の内部には、試験管70を把持する保持機構53が設けられている。保持機構53は例えば径方向に弾性変形可能な複数の保持ピン53aを備え、複数の保持ピン53aの弾性力で試験管70の外面を把持するように構成されている。
保護器60は、容器61と、この容器61の外周面に巻きつけられた帯状の補強部材62とを備えている。
容器61は、FRP(繊維強化プラスチック)からなり、ホルダ50の下側に配される底壁61aと、ホルダ50の外周を覆う円筒状の側壁61bと、側壁61bの上部周縁に形成されたフランジ61cと、を一体に備えている。底壁61aの中心には、回転ディスク40の回転軸31が挿通される円形の挿通孔61dが形成されている。この挿通孔61dに、回転軸31を回転可能に支持する軸受64が設けられる。なお、本実施形態ではFRP材として例えばガラスGFRPまたはGRPを用いる。容器61の側壁61bに外周面に帯状の補強部材62が巻きつけられている。
補強部材62は、ケブラー[登録商標]から帯状に構成されてなる。例えば補強部材62は複数のケブラー繊維62aが縦横に織り合されてシートに形成されており、容器61の側壁61bの外周に沿って巻きつけられ、容器61の側壁61bの外面に接着剤で接着固定されている。この補強部材62を構成するケブラ―繊維の少なくとも一部は容器61の周方向に沿って配される。このため、補強部材62によって容器61を外周から締め付けて強固な構造とし、ケブラ―繊維の強い引っ張り強度によって遠心力による外方への衝撃力を効果的に吸収できる。
保護器60の側周面には、互いに対向する2か所に、一対の取付ブラケット63が設けられている。各取付ブラケット63は例えばFRP材で加工されており、この取付ブラケット63によって保護器60が筐体20内に固定される。
以上のように構成された遠心分離装置10は例えば上下に複数段積層配置され、遠心分離ユニットを構成する。
本実施形態に係る遠心分離装置10による遠心分離処理について説明する。採血した検体を収容しキャップ71で閉塞した試験管70を、各ホルダ50の挿入空間51に挿入して設置し、遠心分離装置10の開閉カバー22を閉める。この状態で、モータ30を駆動し、回転軸31に連結された回転ディスク40を回転させる。すると、回転ディスク40の回転による遠心力で、ホルダ50の底部が外側に振り上げられ、ホルダ50及び試験管70の軸が水平に沿うようにホルダ50が搖動する。なお、回転中には2000G〜2500Gの力がかかる。例えば数分間(ここでは4分)回転を継続することにより、試験管70内の検体が分離し、遠心分離処理がなされる。
以上のように構成された遠心分離装置10によれば、FRP材で容器61を構成し、この容器61の外面にケブラー繊維からなる補強部材62を巻き付けて保護器60を構成したことで、例えば直径500mm程度、高さ150程度サイズの場合に重量を約2〜3Kgにまで軽量化できる。複数個の遠心分離装置10を上下に積層するユニット構造に適用する場合にも軽量で単純な構造を実現でき、負荷を低減できる。
FRP材製の容器の外面にケブラー繊維で構成される帯状の補強部材62を巻き付ける構造としたため、部品の飛散等による衝撃を吸収できるとともに、保護器60の構造を強固にして外部への飛び出しを防止することができる。すなわち、例えば遠心分離処理における回転ディスク40の回転中にはホルダ50や回転ディスク40の保持部位に大きな負荷がかかることになり、金属疲労などの原因でホルダ50が破損し、あるいは外れる場合があるが、ホルダ50等の部品が外側に飛び、容器61に衝突しても、保護器60を貫いて部品が外部に出るのを防止できる。
なお、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
この他、上記実施形態に例示された各構成要素を削除してもよく、各構成要素の形状、構造、材質等を変更してもよい。上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(1)
回転可能であり、検体を収容する検体容器を保持するホルダを複数搖動可能に支持するとともに回転可能に構成された回転ディスクと、
FRP材で構成され前記回転ディスクの外周を覆う容器と、ケブラー繊維で構成され前記容器の外周面を被覆する補強部材と、を備える保護器と、
を備えることを特徴とする遠心分離装置。
(2)
前記容器は、前記回転ディスクの外周を覆う側壁と、前記回転ディスクの下方に設けられるとともに前記回転ディスクの回転軸が挿通可能な挿通孔を有する底壁と、を一体に備え、
前記容器の側壁の外面に帯状の前記補強部材が周方向に巻きつけられたことを特徴とする(1)記載の遠心分離装置。
(3)
前記補強部材を構成するケブラー繊維の少なくとも一部は繊維の方向が前記保護器の周方向に沿うことを特徴とする(1)または(2)に記載の遠心分離装置。
(4)
上下に複数段積層して配されることを特徴とする(1)乃至(3)のいずれか記載の遠心分離装置。

Claims (3)

  1. 回転可能であり、検体を収容する検体容器を個々に保持する複数のホルダを、その周縁に周方向に沿って複数並列して搖動可能に支持するとともに回転可能に構成された回転ディスクと、
    FRP材で構成され、前記回転ディスクの外周を覆う側壁と、前記回転ディスクの下方に設けられるとともに前記回転ディスクの回転軸が挿通可能な挿通孔を有する底壁と、を一体に備える容器と、
    ケブラー繊維で構成され前記容器の外周面を被覆する補強部材と、を備える保護器と、を備え、
    前記容器の側壁の外面に帯状の前記補強部材が周方向に巻きつけられ、
    前記補強部材を構成するケブラー繊維の少なくとも一部は繊維の方向が前記保護器の周方向に沿う、遠心分離装置。
  2. 上下に複数段積層して配される、請求項1に記載の遠心分離装置。
  3. 前記保護器を収容する筐体と、
    前記筐体内に支持されるとともに主軸が前記回転ディスクに接続されるモータと、を備え、
    前記筐体は、上部に開口を有し前記モータ及び前記回転ディスクを収容する空間を形成するケースと、前記ケースの上部開口を開閉する開閉カバーと、を備え、
    前記ホルダは、上方に開口する円柱状の挿入空間を有する有底円筒状であり、内部に形成された挿入空間に前記検体容器が挿入可能であるとともに、前記ホルダの上部外周面には外側に突出する一対の軸ピンが設けられ、
    前記ホルダは両側に突出した一対の軸ピンを備え、
    前記回転ディスクの外周部分には、径方向外側に開口する細長い切欠きが複数放射状に設けられ、前記切欠きの両側の縁には、前記ホルダの前記軸ピンを軸支するピボット支持機構が設けられ、
    前前記軸ピンが前記ピボット支持機構に軸支されることにより、前記保護器内において前記回転ディスクに前記ホルダが搖動可能に保持され、
    前記補強部材は、複数のケブラー繊維が縦横に織り合されてシートに形成され、前記容器の前記側壁の外周に沿って巻きつけられ、前記側壁の外面に接着剤で接着固定される、請求項1または2に記載の遠心分離装置。
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