JP6184560B1 - スタータ、及びスタータの制御方法 - Google Patents

スタータ、及びスタータの制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6184560B1
JP6184560B1 JP2016140154A JP2016140154A JP6184560B1 JP 6184560 B1 JP6184560 B1 JP 6184560B1 JP 2016140154 A JP2016140154 A JP 2016140154A JP 2016140154 A JP2016140154 A JP 2016140154A JP 6184560 B1 JP6184560 B1 JP 6184560B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
clutch
fitting member
starter
pinion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016140154A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018009542A (ja
Inventor
潤嗣 木田
潤嗣 木田
亀井 光一郎
光一郎 亀井
健介 加藤
健介 加藤
小田原 一浩
一浩 小田原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2016140154A priority Critical patent/JP6184560B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6184560B1 publication Critical patent/JP6184560B1/ja
Publication of JP2018009542A publication Critical patent/JP2018009542A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

【課題】スタータの部品の破損の防止を図ることができるとともに、部品点数の増加の抑制及び大型化の抑制を図ることができるスタータ、及びスタータの制御方法を得る。【解決手段】スタータにおいて、伝達部材であるローラ83は、ピニオンギヤ9と一体に回転するクラッチインナ82と、シャフト7に設けられているクラッチアウタ81との間で、回転力を伝達可能になっている。クラッチアウタ81は、スプライン結合によってシャフト7に嵌っている内側嵌合部材87と、締り嵌めによって内側嵌合部材87に嵌っている外側嵌合部材88とを有している。外側嵌合部材88は、クラッチインナ82の周囲を囲む筒状のアウタ周壁部882を有している。ローラ83は、アウタ周壁部882とクラッチインナ82との間に配置されている。【選択図】図4

Description

この発明は、エンジンを始動させるスタータ、及びスタータの制御方法に関するものである。
従来、モータの出力軸にオーバーランニングクラッチを介してピニオンギヤを移動可能に取り付け、ピニオンギヤ及びオーバーランニングクラッチを移動させてエンジンのリングギヤにピニオンギヤを噛み合わせることにより、モータの回転力をリングギヤに伝えてエンジンを始動させるようにしたスタータが知られている。
近年、エンジンの低燃費化を図るために、アイドリングストップを自動で行うシステムが用いられることがある。アイドリングストップを自動で行うシステムでは、アイドリングストップ直後のリングギヤの回転中にピニオンギヤをリングギヤに噛み合わせることがある。
例えば、アイドリングストップの直後でエンジンの回転がまだ停止していないときに、エンジン制御装置(以下、「ECU」という)からスタータへ再始動要求が出たり、エンジンの再始動の時間を短縮するためにピニオンギヤ9をリングギヤ11に予め噛み合わせておいたりする場合には、アイドリングストップ直後のリングギヤの回転中にピニオンギヤをリングギヤに噛み合わせることがある。この場合、ピニオンギヤがリングギヤに噛み合うときの衝撃トルクが大きくなってしまい、例えばオーバーランニングクラッチ、出力軸等が破損するおそれがある。
従来、ピニオンギヤがリングギヤに噛み合うときの衝撃トルクを緩和するために、出力軸にスプライン結合されている第1の伝達部材と、オーバーランニングクラッチのクラッチアウタと一体になっている第2の伝達部材とのそれぞれに爪部を設け、第1及び第2の伝達部材のそれぞれの爪部同士を周方向について互いに係合させた状態で、出力軸の軸線方向について第1及び第2の伝達部材同士をばねで押し付けるようにしたスタータが提案されている。このような従来のスタータでは、第1の伝達部材と第2の伝達部材との間に過大なトルクが加わると、互いに係合する爪部同士が滑ることで爪部の係合が外れ、ピニオンギヤがリングギヤに噛み合うときの衝撃トルクが緩和される(例えば特許文献1参照)。
特開2015−172348号公報
しかし、特許文献1に示されている従来のスタータでは、第1及び第2の伝達部材のそれぞれに爪部を設ける必要があるとともに、第1及び第2の伝達部材同士を押し付けるばねも必要になるので、部品点数が多くなってしまい、コストが増大してしまう。また、出力軸の軸線方向について第1の伝達部材及び第2の伝達部材をばねで押すようになっているので、スタータの軸線方向の寸法が拡大してしまい、スタータのレイアウト性が低下してしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、スタータの部品の破損の防止を図ることができるとともに、部品点数の増加の抑制及び大型化の抑制を図ることができるスタータ、及びスタータの制御方法を得ることを目的とする。
この発明によるスタータは、モータ、モータの駆動力によって回転されるシャフト、シャフトに設けられ、シャフトの軸線方向へシャフトに対して変位可能なピニオン移動体、及びピニオン移動体をシャフトに対して変位させるシフト装置を備え、ピニオン移動体は、ピニオンギヤと、ピニオンギヤに連結されているオーバーランニングクラッチとを有し、オーバーランニングクラッチは、ピニオンギヤと一体に回転するクラッチインナと、シャフトに設けられているクラッチアウタと、クラッチインナとクラッチアウタとの間で回転力を伝達可能な伝達部材とを有し、クラッチアウタは、スプライン結合によってシャフトに嵌っている内側嵌合部材と、締り嵌めによって内側嵌合部材に嵌っている外側嵌合部材とを有し、外側嵌合部材は、クラッチインナの周囲を囲む筒状のアウタ周壁部を有し、伝達部材は、アウタ周壁部とクラッチインナとの間に配置されている。
この発明によるスタータ、及びスタータの制御方法によれば、ピニオンギヤがリングギヤに噛み合うことによって過大な衝撃トルクが生じた場合でも、外側嵌合部材が内側嵌合部材に対して滑ることにより、衝撃トルクを緩和することができる。これにより、スタータの部品の破損の防止を図ることができる。また、クラッチアウタの構成が外側嵌合部材88を内側嵌合部材87に嵌めた簡単な構成になっているので、部品点数の増加の抑制及びスタータの大型化の抑制を図ることができる。
この発明の実施の形態1によるスタータを示す分解斜視図である。 図1のスタータを示す一部破断断面図である。 図2のIII−III線に沿った断面図である。 図2のオーバーランニングクラッチを示す拡大断面図である。 図4の内側嵌合部材と外側嵌合部材とが互いに外れている状態を示す断面図である。 この発明の実施の形態2によるスタータのオーバーランニングクラッチを示す断面図である。 この発明の実施の形態3によるスタータのオーバーランニングクラッチを示す断面図である。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるスタータを示す分解斜視図である。また、図2は、図1のスタータを示す一部破断断面図である。図において、自動車等の車両に搭載されているスタータは、ブラケット1と、ブラケット1に支持されているスタータ本体2と、スタータ本体2に変位可能に取り付けられているピニオン移動体3と、ブラケット1に支持されピニオン移動体3をスタータ本体2に対して変位させるシフト装置4とを有している。
スタータ本体2は、回転力を発生するモータ5と、モータ5に取り付けられモータ5の回転を減速する減速機構部6と、減速機構部6からブラケット1内に突出し減速機構部6で減速されたモータ5の回転力によって回転するシャフト7とを有している。
ピニオン移動体3は、シャフト7に軸線方向へ変位可能に取り付けられている。これにより、ピニオン移動体3は、前進位置と、前進位置よりもモータ5に近い後退位置との間で変位可能になっている。シャフト7は、ピニオン移動体3を貫通している。シャフト7の先端部には、リング状のストッパ10が設けられている。ストッパ10は、ピニオン移動体3がシャフト7の先端部から外れることを防止している。ピニオン移動体3は、オーバーランニングクラッチ8と、オーバーランニングクラッチ8の端部に連結されているピニオンギヤ9とを有している。
ここで、図3は、図2のIII−III線に沿った断面図である。また、図4は、図2のオーバーランニングクラッチ8を示す拡大断面図である。オーバーランニングクラッチ8は、シャフト7に設けられている筒状のクラッチアウタ81と、ピニオンギヤ9に連結されピニオンギヤ9と一体に回転する筒状のクラッチインナ82と、クラッチアウタ81及びクラッチインナ82との間で回転力を伝達可能な伝達部材である複数の円柱状のローラ83と、クラッチアウタ81に各ローラ83を個別に接続する弾性体である複数のばね84と、クラッチアウタ81とクラッチインナ82との間から各ローラ83が外れることを防止する平板環状のクラッチプレート85と、クラッチプレート85をクラッチアウタ81に保持するクラッチカバー86とを有している。
クラッチアウタ81は、シャフト7にスプライン結合している筒状の内側嵌合部材87と、内側嵌合部材87に締り嵌めによって嵌っている筒状の外側嵌合部材88を有している。
内側嵌合部材87は、筒状の取付部871と、取付部871の外周面から径方向へ突出しているフランジ部872とを有している。
内側嵌合部材87は、シャフト7に対して軸線方向へ変位可能で、かつシャフト7と一体に回転可能になるようにシャフト7に取り付けられている。この例では、内側嵌合部材87がヘリカルスプライン結合によってシャフト7に取り付けられている。即ち、シャフト7の外周部には、シャフト7の軸線に対して傾斜するらせん状のシャフト側スプライン部7aが設けられている。取付部871の内周部には、シャフト7の軸線に対して傾斜するらせん状のクラッチ側スプライン部871aが設けられている。内側嵌合部材87は、クラッチ側スプライン部871aをシャフト側スプライン部7aに嵌めた状態で、シャフト7に取り付けられている。これにより、この例では、内側嵌合部材87がシャフト側スプライン部7a及びクラッチ側スプライン部871aの傾斜に沿ってシャフト7に対して回転されながら、内側嵌合部材87がシャフト7に対してシャフト7の軸線方向へ変位される。
フランジ部872の外周面は、内側嵌合部材87の軸線を中心とする円環状面である。この例では、内側嵌合部材87の軸線を含む平面で内側嵌合部材87を切断したとき、フランジ部872の外周面と内側嵌合部材87の軸線とが平行になっている。
外側嵌合部材88は、環状のアウタ支持壁部881と、アウタ支持壁部881に設けられクラッチインナ82の周囲を囲む筒状のアウタ周壁部882とを有している。
アウタ支持壁部881の内周面は、外側嵌合部材88の軸線を中心とする円環状面である。この例では、外側嵌合部材88の軸線を含む平面で外側嵌合部材88を切断したとき、アウタ支持壁部881の内周面と外側嵌合部材88の軸線とが平行になっている。また、アウタ支持壁部881の内周面は、内側嵌合部材87のフランジ部872の外周面に締り嵌めによって嵌っている。
これにより、内側嵌合部材87のフランジ部872と外側嵌合部材88のアウタ支持壁部881との間に設定基準値以下のトルクが加わっている状態では、内側嵌合部材87及び外側嵌合部材88が一体になって回転する。一方、フランジ部872とアウタ支持壁部881との間に設定基準値を超える回転トルクが加わると、外側嵌合部材88が内側嵌合部材87に対して周方向へ滑り始めるようになっている。
図5は、図4の内側嵌合部材87と外側嵌合部材88とが互いに外れている状態を示す断面図である。内側嵌合部材87と外側嵌合部材88とが互いに外れている状態では、内側嵌合部材87のフランジ部872の外周面の径d1が、外側嵌合部材88のアウタ支持壁部881の内周面の径d2よりも大きくなっている。アウタ支持壁部881に対するフランジ部872の締め代、即ち径d1と径d2との差は、外側嵌合部材88が内側嵌合部材87に対して滑り始めるトルクの設定基準値に基づいて設定されている。
内側嵌合部材87及び外側嵌合部材88は、アウタ支持壁部881の内側にフランジ部872を軸線方向に沿って入れることにより互いに嵌っている。アウタ支持壁部881の内側にフランジ部872を嵌める方法には、例えば焼嵌め方法、冷やし嵌め方法等があるが、これ以外の方法でアウタ支持壁部881の内側にフランジ部872を嵌めてもよい。
焼嵌め方法は、アウタ支持壁部881を加熱して熱膨張させることによりアウタ支持壁部881の径d2をフランジ部872の径d1よりも一時的に大きくし、アウタ支持壁部881の内側にフランジ部872を嵌めた後、アウタ支持壁部881を冷却して熱収縮させる方法である。冷やし嵌め方法は、フランジ部872を冷却して熱収縮させることによりフランジ部872の径d1をアウタ支持壁部881の径d2よりも一時的に小さくし、アウタ支持壁部881の内側にフランジ部872を嵌めた後、フランジ部872の冷却を停止してフランジ部872を熱膨張させる方法である。
アウタ周壁部882の内周部には、図3に示すように、軸線方向に沿った複数の突起が設けられている。これにより、アウタ周壁部882の内周部とクラッチインナ82の外周部との間には、複数のくさび状の空間が形成されている。
複数のローラ83は、アウタ周壁部882の内周部とクラッチインナ82の外周部との間に形成された複数のくさび状の空間内にそれぞれ収容されている。また、各くさび状の空間には、ローラ83がオーバーランニングクラッチ8の周方向へ移動可能に収容されている。各ばね84は、アウタ周壁部882の内周部とローラ83とに接続されている。
アウタ周壁部882がクラッチインナ82に対して第1の方向(図3では時計回りの方向)へ回転されると、クラッチインナ82の外周部と各ローラ83との摩擦力により、各ローラ83がばね84を伸ばしながらアウタ周壁部882に対して第1の方向とは反対の方向である第2の方向(図3では反時計回りの方向)へ移動し、各ローラ83がアウタ周壁部882とクラッチインナ82との間に噛み込む。クラッチインナ82は、各ローラ83がアウタ周壁部882とクラッチインナ82との間に噛み込むことにより、外側嵌合部材88と一体に回転する。
一方、アウタ周壁部882がクラッチインナ82に対して第2の方向(図3では反時計回りの方向)へ回転されると、クラッチインナ82の外周部と各ローラ83との摩擦力により、各ローラ83がばね84を縮ませながらアウタ周壁部882に対して第1の方向(図3では時計回りの方向)へ移動し、アウタ周壁部882とクラッチインナ82との間への各ローラ83の噛み込みが解除される。これにより、アウタ周壁部882とクラッチインナ82との間での回転力の伝達が遮断される。
即ち、各ローラ83は、クラッチインナ82に対するアウタ周壁部882の回転方向が第2の方向であるときにアウタ周壁部882とクラッチインナ82との間で回転力を伝達せず、クラッチインナ82に対するアウタ周壁部882の回転方向が第1の方向であるときにのみアウタ周壁部882とクラッチインナ82との間で回転力を伝達する。
クラッチインナ82は、図2に示すように、ピニオンギヤ9と一体になっている。クラッチインナ82及びピニオンギヤ9は、シャフト7に対して軸線方向へ変位可能で、かつシャフト7に対して回転自在になるようにシャフト7に支持されている。
ピニオンギヤ9は、ピニオン移動体3が前進位置に変位されることにより、エンジンに連動するリングギヤ11と噛み合い、ピニオン移動体3が後退位置に変位されることによりリングギヤ11から外れる。
シフト装置4は、図2に示すように、ブラケット1に固定されている電磁スイッチ41と、電磁スイッチ41から突出し、電磁スイッチ41に対する前進及び後退が可能なプランジャ42と、プランジャ42に連結され、電磁スイッチ41の駆動力をピニオン移動体3に伝達するシフトレバー43とを有している。
電磁スイッチ41は、電磁マグネット部44と、電磁マグネット部44に取り付けられているスイッチ部45とを有している。
電磁スイッチ41の軸線は、シャフト7の軸線と平行になっている。プランジャ42の前進及び後退は、電磁スイッチ41の軸線方向に沿って行われる。電磁マグネット部44は、プランジャ42を前進させる方向へ付勢する付勢ばね441と、付勢ばね441の付勢力に逆らう電磁吸引力を発生するコイル442とを有している。電磁マグネット部44は、コイル442への給電により付勢ばね441の付勢力に逆らってプランジャ42を後退させ、コイル442への給電が停止すると付勢ばね441の付勢力でプランジャ42を前進させる。
スイッチ部45は、図示しないバッテリに電気的に接続されている第1の端子451と、モータ5に電気的に接続されている第2の端子452と、第1の端子451及び第2の端子452のそれぞれに対して接触したり離れたりする可動接点部材453と、第1の端子451及び第2の端子452のそれぞれから離れる方向へ可動接点部材453を付勢するスイッチばね454と、可動接点部材453からプランジャ42に向けて突出している接点軸455とを有している。
第1の端子451及び第2の端子452は、電磁スイッチ41の軸線と直交する方向について互いに離して配置され、かつ電磁スイッチ41の軸線方向の同位置にそれぞれ配置されている。可動接点部材453は、導電性の板状部材である。これにより、可動接点部材453は、第1及び第2の端子451,452間に跨って接触する。可動接点部材453及び接点軸455は、電磁スイッチ41の軸線方向に沿って一体に変位する。
スイッチ部45では、プランジャ42が後退することにより、接点軸455がプランジャ42に押されて第1及び第2の端子451,452のそれぞれに可動接点部材453が接触する。これにより、バッテリからモータ5への給電が開始される。また、スイッチ部45では、プランジャ42が前進すると、可動接点部材453がスイッチばね454の付勢力によって変位され、可動接点部材453が第1及び第2の端子451,452のそれぞれから離れる。これにより、バッテリからモータ5への給電が停止される。
シフトレバー43は、ブラケット1内のレバー軸を中心として回動可能になっている。レバー軸には、シフトレバー43の中間部が取り付けられている。シフトレバー43の一端部はプランジャ42に係合され、シフトレバー43の他端部はオーバーランニングクラッチ8に係合されている。これにより、電磁スイッチ41に対するプランジャ42の変位と、シャフト7に対するピニオン移動体3の変位とは、レバー軸を中心とするシフトレバー43の回動によって連動する。即ち、電磁スイッチ41に対してプランジャ42が前進するとピニオン移動体3が後退位置へ変位され、電磁スイッチ41に対してプランジャ42が後退するとピニオン移動体3が前進位置へ変位される。
次に、動作について説明する。まず、エンジンの始動のために図示しない車両のキースイッチがON操作されると、ECUからスタータに始動要求が出される。これにより、コイル442に電流が流れ、プランジャ42が後退する。
プランジャ42が後退すると、シフトレバー43がレバー軸を中心として図2の反時計回りの方向へ回動し、ピニオン移動体3がリングギヤ11側の前進位置に向けてシャフト7に対して変位される。このとき、モータ5には電磁スイッチ41のコイル442を経由した弱い電流が流れ、モータ5に弱い回転力が発生している。これにより、モータ5の回転力が減速機構部6及びシャフト7を介してオーバーランニングクラッチ8に伝達される。モータ5の回転力がオーバーランニングクラッチ8に伝達されると、クラッチアウタ81がクラッチインナ82に対して第1の方向(図3では時計回りの方向)へ回転し、クラッチインナ82とアウタ周壁部882との間に各ローラ83が噛み込む。これにより、モータ5の弱い回転力は、オーバーランニングクラッチ8を介してピニオンギヤ9に伝達され、ピニオン移動体3は、前進位置に向けてシフトレバー43で押されながら一体になって低速で回転する。
ピニオンギヤ9がリングギヤ11の端面に当たると、ピニオンギヤ9がリングギヤ11との周方向の噛み合わせ位置まで回転することにより、ピニオン移動体3がリングギヤ11側へ押し込まれ、ピニオンギヤ9がリングギヤ11と噛み合う。これにより、ピニオン移動体3が前進位置に達する。
ピニオン移動体3が前進位置に達すると、スイッチ部45の可動接点部材453が第1及び第2の端子451,452のそれぞれに接触し、図示しないバッテリからモータ5への給電が開始される。これにより、シャフト7及びピニオン移動体3が高速回転され、ピニオンギヤ9の回転力がリングギヤ11を介してエンジンに伝達される。これにより、エンジンが始動する。このとき、クラッチアウタ81では、外側嵌合部材88が内側嵌合部材87と一体に回転し、外側嵌合部材88が内側嵌合部材87に対して滑ることはない。
エンジンが始動すると、ピニオンギヤ9がリングギヤ11を介してエンジンにより駆動される。エンジンの駆動力によりピニオンギヤ9の回転がシャフト7の回転よりも高速になると、クラッチインナ82からみるとクラッチアウタ81が第2の方向(図3では反時計回りの方向)へ回転することになり、クラッチインナ82とアウタ周壁部882との間での各ローラ83の噛み込みが外れる。これにより、ピニオンギヤ9及びクラッチインナ82がクラッチアウタ81に対して空転し、クラッチインナ82からクラッチアウタ81への回転力の伝達が遮断される。
この後、キースイッチがOFF操作されると、コイル442への給電が停止され、プランジャ42が付勢ばね441の付勢力により電磁スイッチ41に対して前進する。これにより、シフトレバー43が回動してピニオン移動体3がモータ5側の後退位置へ変位され、スタータの復帰が完了する。
次に、アイドリングストップが自動で行われるときのスタータの制御について説明する。アイドリングストップの直後でエンジンの回転がまだ停止していないときに、ECUからスタータへ再始動要求が出ることがある。また、アイドリングストップ後のエンジンの再始動の時間を短縮するために、アイドリングストップの直後でエンジンの回転がまだ停止していないときに、ピニオンギヤ9をリングギヤ11に予め噛み合わせておくこともある。このような場合、スタータでは、エンジンが停止する過程におけるリングギヤ11の回転中に、ピニオン移動体3をシフト装置4によって前進位置へ変位させ、ピニオンギヤ9をリングギヤ11に噛み合わせる。
ここで、エンジンが停止する過程でリングギヤ11が減速しながら回転するときには、エンジンの回転が逆回転になることがある。エンジンの回転が逆回転であるときには、リングギヤ11の回転方向がピニオンギヤ9の回転方向と逆になっている。
リングギヤ11の回転方向がピニオンギヤ9の回転方向と逆になっているときに、ピニオンギヤ9がリングギヤ11に噛み合うと、過大な衝撃トルクがピニオンギヤ9からクラッチインナ82へ伝達される。
このとき、クラッチインナ82からみるとクラッチアウタ81が第1の方向(図3では時計回りの方向)へ回転することになる。これにより、クラッチインナ82とアウタ周壁部882との間に各ローラ83が噛み込み、衝撃トルクがクラッチインナ82から各ローラ83を介してアウタ周壁部882に伝達される。
アウタ周壁部882が受ける衝撃トルクが設定基準値よりも大きい場合、外側嵌合部材88が内側嵌合部材87に対して周方向へ滑り、内側嵌合部材87への衝撃トルクの伝達が緩和される。これにより、ピニオンギヤ9及びオーバーランニングクラッチ8の破損が防止される。
一般的に、ピニオンギヤ9がリングギヤ11に噛み合うときに生じる衝撃トルクの大きさは、スタータのロックトルク、即ちスタータの最大トルクの3倍〜5倍程度の大きさである。この例では、スタータの部品を保護するために、外側嵌合部材88が内側嵌合部材87に対して滑り始めるトルクの設定基準値として、スタータの最大トルクの1倍〜1.5倍のトルクの値が用いられている。
このようなスタータでは、内側嵌合部材87がスプライン結合によってシャフト7に嵌っており、外側嵌合部材88が締り嵌めによって内側嵌合部材87に嵌っているので、ピニオンギヤ9がリングギヤ11に噛み合うことによって過大な衝撃トルクが生じた場合でも、外側嵌合部材88が内側嵌合部材87に対して滑ることにより、衝撃トルクを緩和することができる。これにより、例えばオーバーランニングクラッチ8、シャフト7等のスタータの部品の破損の防止を図ることができ、スタータの耐久性の向上を図ることができる。また、外側嵌合部材88を内側嵌合部材87に嵌めてクラッチアウタ81が構成されているだけで、ばね等の部品を用いないことから、部品点数の増加の抑制、スタータの大型化の抑制、スタータの重量増加の抑制を図ることができる。
また、このようなスタータの制御方法では、エンジンが停止する過程におけるリングギヤ11の回転中にピニオン移動体3をシフト装置4によって変位させて、ピニオンギヤ9をリングギヤ11に噛み合わせるので、リングギヤ11の回転中にエンジンの再始動要求がスタータに入った場合でも、スタータの部品を破損させることなく、エンジンの再始動をより確実に行うことができる。また、アイドリングストップの直後にスタータの部品を破損させることなくピニオンギヤ9をリングギヤ11に噛み合わせておくことができ、アイドリングストップ後のエンジンの再始動の時間の短縮化をより確実に図ることができる。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2によるスタータのオーバーランニングクラッチを示す断面図である。内側嵌合部材87は、フランジ部872を第1の係合部として有している。内側嵌合部材87の取付部871の外周部には、止め部材用溝810が周方向に沿って設けられている。止め部材用溝810は、シャフト7の軸線方向についてフランジ部872から離れた位置に設けられている。
外側嵌合部材88は、アウタ支持壁部881の内周面から径方向内側へ突出する環状のつば部883を第2の係合部として有している。第2の係合部としてのつば部は、シャフト7の軸線方向について、第1の係合部としてのフランジ部872と止め部材用溝810との間に配置されている。
止め部材用溝810には、止め部材である止めリング89が嵌っている。止めリング89は、弾性変形可能なC字状のリングである。止めリング89は、止めリング89の径方向内側への弾性復元力により止め部材用溝810に嵌った状態を維持している。
つば部883は、フランジ部872と止めリング89との間に挿入されている。従って、つば部883は、シャフト7の軸線方向についてフランジ部872と止めリング89との間に配置された状態でフランジ部872及び止めリング89のそれぞれに係合している。これにより、内側嵌合部材87に対する外側嵌合部材88の変位がシャフト7の軸線方向について阻止されている。他の構成は実施の形態1と同様である。
このようなスタータでは、第1の係合部としてのフランジ部872を有する内側嵌合部材87に止め部材用溝810が周方向に沿って設けられ、止め部材用溝810に嵌った止めリング89とフランジ部872との間に、第2の係合部としてのつば部883が配置され、つば部883がシャフト7の軸線方向について止めリング89及びフランジ部872のそれぞれに係合しているので、内側嵌合部材87に対する外側嵌合部材88の変位をシャフト7の軸線方向について防止することができる。これにより、外側嵌合部材88が内側嵌合部材87からシャフト7の軸線方向へ外れることを防止することができ、スタータの耐久性の向上をさらに図ることができる。
実施の形態3.
図7は、この発明の実施の形態3によるスタータのオーバーランニングクラッチを示す断面図である。外側嵌合部材88は、アウタ支持壁部881の内周面から径方向内側へ突出するつば部883を第1の係合部として有している。また、外側嵌合部材88のアウタ支持壁部881の内周面には、止め部材用溝810が周方向に沿って設けられている。止め部材用溝810は、シャフト7の軸線方向についてつば部883から離れた位置に設けられている。
内側嵌合部材87は、フランジ部872を第2の係合部として有している。第2の係合部としてのフランジ部872は、シャフト7の軸線方向について、第1の係合部としてのつば部883と止め部材用溝810との間に配置されている。
止め部材用溝810には、止め部材である止めリング89が嵌っている。止めリング89は、弾性変形可能なC字状のリングである。止めリング89は、止めリング89の係合孔外側への弾性復元力により、止め部材用溝810に嵌った状態を維持している。
フランジ部872の一部は、つば部883と止めリング89との間に挿入されている。従って、フランジ部872の一部は、シャフト7の軸線方向についてつば部883と止めリング89との間に配置された状態でつば部883及び止めリング89のそれぞれに係合している。これにより、内側嵌合部材87に対する外側嵌合部材88の変位がシャフト7の軸線方向について阻止されている。他の構成は実施の形態1と同様である。
このようなスタータでは、第1の係合部としてのつば部883を有する外側嵌合部材88に止め部材用溝810が周方向に沿って設けられ、止め部材用溝810に嵌った止めリング89とつば部883との間に、第2の係合部としてのフランジ部872が配置され、フランジ部872がシャフト7の軸線方向について止めリング89及びつば部883のそれぞれに係合しているので、実施の形態2と同様に、外側嵌合部材88が内側嵌合部材87からシャフト7の軸線方向へ外れることを防止することができ、スタータの耐久性の向上をさらに図ることができる。
なお、上記実施の形態2及び3では、外側嵌合部材88がつば部883を有しているが、内側嵌合部材87がつば部883を有していてもよい。この場合、つば部883は、フランジ部872から径方向外側へ突出して設けられる。また、この場合、つば部883及びアウタ支持壁部881のうち、一方が第1の係合部とされ、他方が第2の係合部とされるとともに、内側嵌合部材87及び外側嵌合部材88のうち、第1の係合部を有する部材に止め部材用溝810が設けられる。さらに、第2の係合部は、シャフト7の軸線方向について、止め部材用溝810に嵌った止めリング89と第1の係合部との間に配置される。
また、各上記実施の形態では、アイドリングストップ時のリングギヤ11の逆回転中にピニオンギヤ9をリングギヤ11に噛み合わせているが、アイドリングストップによってリングギヤ11が完全に停止した後にピニオンギヤ9をリングギヤ11に噛み合わせてもよい。さらに、アイドリングストップを自動で行うシステムを採用していない車両にこの発明を適用したスタータを搭載してもよい。このようにしても、過大な衝撃トルクが生じた場合に、スタータの部品を破損しにくくすることができる。
また、各上記実施の形態では、内側嵌合部材87がスプライン結合によってシャフト7に取り付けられているが、シャフト7の軸線と平行なスプライン部同士の嵌め合わせによるスプライン結合によって内側嵌合部材87をシャフト7に取り付けてもよい。即ち、シャフト7の外周部に設けられたシャフト側スプライン部7aをシャフト7の軸線方向に沿って形成するとともに、内側嵌合部材87の取付部871の内周部に設けられたクラッチ側スプライン部871aをシャフト7の軸線方向に沿って形成し、クラッチ側スプライン部871aをシャフト側スプライン部7aに嵌めた状態で、内側嵌合部材87をシャフト7に取り付けてもよい。
また、各上記実施の形態では、クラッチインナ82とピニオンギヤ9とが単一部材になっているが、クラッチインナ82とピニオンギヤ9とを別部材とし、クラッチインナ82とピニオンギヤ9とを周方向に係合させて連結してもよい。
また、各上記実施の形態では、外側嵌合部材88が内側嵌合部材87に対して滑り始めるトルクの設定基準値が、スタータの最大トルクの1倍〜1.5倍のトルクの値になっているが、これに限定されず、スタータの部品を保護可能であれば、外側嵌合部材88が内側嵌合部材87に対して滑り始めるトルクの設定基準値を、スタータの最大トルクの1.5倍以上の値としてもよい。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、これらの構成を適宜組み合わせたり、その構成に一部変形を加えたり、構成を一部省略したりすることが可能である。
3 ピニオン移動体、4 シフト装置、5 モータ、7 シャフト、8 オーバーランニングクラッチ、9 ピニオンギヤ、11 リングギヤ、82 クラッチインナ、81 クラッチアウタ、83 ローラ(伝達部材)、87 内側嵌合部材、88 外側嵌合部材、89 止めリング(止め部材)、810 止め部材用溝、872 フランジ部、881 アウタ支持壁部、882 アウタ周壁部、883 つば部。

Claims (4)

  1. モータ、
    前記モータの駆動力によって回転されるシャフト、
    前記シャフトに設けられ、前記シャフトの軸線方向へ前記シャフトに対して変位可能なピニオン移動体、及び
    前記ピニオン移動体を前記シャフトに対して変位させるシフト装置
    を備え、
    前記ピニオン移動体は、ピニオンギヤと、前記ピニオンギヤに連結されているオーバーランニングクラッチとを有し、
    前記オーバーランニングクラッチは、前記ピニオンギヤと一体に回転するクラッチインナと、前記シャフトに設けられているクラッチアウタと、前記クラッチインナと前記クラッチアウタとの間で回転力を伝達可能な伝達部材とを有し、
    前記クラッチアウタは、スプライン結合によって前記シャフトに嵌っている内側嵌合部材と、締り嵌めによって前記内側嵌合部材に嵌っている外側嵌合部材とを有し、
    前記外側嵌合部材は、前記クラッチインナの周囲を囲む筒状のアウタ周壁部を有し、
    前記伝達部材は、前記アウタ周壁部と前記クラッチインナとの間に配置されており、
    前記外側嵌合部材は、設定基準値を超えるトルクを受けると、前記内側嵌合部材に対して滑り始めるようになっているスタータ。
  2. 記設定基準値は、スタータの最大トルクの1倍〜1.5倍のトルクの値である請求項1に記載のスタータ。
  3. 前記内側嵌合部材及び前記外側嵌合部材のうち、一方は第1の係合部を有し、他方は第2の係合部を有しており、
    前記第1の係合部を有する部材には、止め部材用溝が周方向に沿って設けられ、
    前記止め部材用溝には、止め部材が嵌っており、
    前記第2の係合部は、前記シャフトの軸線方向について、前記第1の係合部と前記止め部材との間に配置された状態で前記第1の係合部及び前記止め部材のそれぞれに係合している請求項1又は請求項2に記載のスタータ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のスタータを制御する方法であって、
    エンジンが停止する過程におけるリングギヤの回転中に前記ピニオン移動体を前記シフト装置によって変位させて、前記ピニオンギヤを前記リングギヤに噛み合わせるスタータの制御方法。
JP2016140154A 2016-07-15 2016-07-15 スタータ、及びスタータの制御方法 Expired - Fee Related JP6184560B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016140154A JP6184560B1 (ja) 2016-07-15 2016-07-15 スタータ、及びスタータの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016140154A JP6184560B1 (ja) 2016-07-15 2016-07-15 スタータ、及びスタータの制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6184560B1 true JP6184560B1 (ja) 2017-08-23
JP2018009542A JP2018009542A (ja) 2018-01-18

Family

ID=59678321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016140154A Expired - Fee Related JP6184560B1 (ja) 2016-07-15 2016-07-15 スタータ、及びスタータの制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6184560B1 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0988781A (ja) * 1995-09-22 1997-03-31 Sawafuji Electric Co Ltd エンジンスタータ用オーバランニングクラッチのクラッチケース
WO2006043579A1 (ja) * 2004-10-20 2006-04-27 Mitsuba Corporation アイドルギヤ付始動電動機
JP2012531562A (ja) * 2009-06-29 2012-12-10 タオ ホン 空間楔合摩擦オーバーランニング・クラッチ
JP2013083178A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Denso Corp スタータ
JP2013532794A (ja) * 2010-07-27 2013-08-19 ヴァレオ エキプマン エレクトリク モトゥール ロータシャフトに緩く取り付けられたピニオンを結合させるための結合システムを備えるブースタ付きスタータモータ、およびそれに関連する方法
JP2015172348A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 三菱電機株式会社 エンジン始動装置
JP2016108975A (ja) * 2014-12-03 2016-06-20 三菱電機株式会社 エンジン始動装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0988781A (ja) * 1995-09-22 1997-03-31 Sawafuji Electric Co Ltd エンジンスタータ用オーバランニングクラッチのクラッチケース
WO2006043579A1 (ja) * 2004-10-20 2006-04-27 Mitsuba Corporation アイドルギヤ付始動電動機
JP2012531562A (ja) * 2009-06-29 2012-12-10 タオ ホン 空間楔合摩擦オーバーランニング・クラッチ
JP2013532794A (ja) * 2010-07-27 2013-08-19 ヴァレオ エキプマン エレクトリク モトゥール ロータシャフトに緩く取り付けられたピニオンを結合させるための結合システムを備えるブースタ付きスタータモータ、およびそれに関連する方法
JP2013083178A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Denso Corp スタータ
JP2015172348A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 三菱電機株式会社 エンジン始動装置
JP2016108975A (ja) * 2014-12-03 2016-06-20 三菱電機株式会社 エンジン始動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018009542A (ja) 2018-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8733190B2 (en) Starter machine system and method
JP3603508B2 (ja) スタータ
JP5373166B2 (ja) スタータ
US20140060247A1 (en) Engine starting device
US7814807B2 (en) Engine starter having intermediate gear
JP2013083176A (ja) スタータ
JP2006329125A (ja) 小型エンジンの始動装置
US5115689A (en) Starter unit
JP6184560B1 (ja) スタータ、及びスタータの制御方法
US8919511B2 (en) Starter motor and one way clutch
JP3555245B2 (ja) スタータ
JP5957071B2 (ja) スタータ
US3090242A (en) Starter drive
US7040184B2 (en) Starter
US4487174A (en) Engine starter
US20120167713A1 (en) Engine startup device
JP6302719B2 (ja) スタータ
JP2013139764A (ja) スタータ
JP5874288B2 (ja) スタータ
US2353904A (en) Engine starter gearing for internal-combustion engines
JP2008089118A (ja) 回転伝達装置
CN111946756B (zh) 用于车辆变速器的解耦系统、车辆变速器和车辆
US20170260956A1 (en) Starter assembly with reversible starter
WO2017030815A1 (en) Starter with disconnecting clutch
US2880619A (en) Engine starter drive

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170725

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6184560

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees