JP6184107B2 - 中性点クランプ式電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、中性点クランプ式電力変換装置に関する。
従来の中性点クランプ式電力変換装置としては、スナバー回路を組み合せてスイッチング損失の低減を図ったものがある。
しかしながら、従来の中性点クランプ式電力変換装置ではIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ:Insulated Gate Bipolar Transistor)を主素子にする為、導通損失やスイッチング損失が大きくなってしまい、効率を改善できないという不都合がある。
また、別の従来の中性点クランプ式電力変換装置として、複数の半導体スイッチを有しているものがあるが、これら半導体スイッチのうちの数個の半導体スイッチの主素子がIGBTである為、前述と同様に、スイッチング損失の低減が不十分になるという不都合がある。
この為、例えば図10に示すように、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)を主素子に用いた中性点クランプ式電力変換装置が考案されている。
特開平7−213076号公報
"回生パッシブスナバとSJ-MOSFETを併用したNPCインバータ",五十嵐 友一,近藤 正示,電気学会半導体電力変換研究会資料,SPC-82-52
しかしながら、前述した中性点クランプ式電力変換装置では、MOSFETに内蔵の寄生ダイオードの逆回復時に大きな損失が生じる為、高速スイッチングには不向きであるという不都合がある。
本発明が解決しようとする課題は、寄生ダイオードの逆回復時に生じる損失を低減し得る中性点クランプ式電力変換装置を提供することである。
実施形態の中性点クランプ式電力変換装置は、直流電源、第1乃至第4の半導体スイッチ、第1のクランプダイオード、第2のクランプダイオード及び出力端子を備えている。
前記直流電源は、3つの電位を有する。
前記第1乃至第4の半導体スイッチは、前記直流電源により生じる直流電圧の正電位と負電位との間に、正電位から負電位に向かって直列接続する。
前記第1のクランプダイオードは、前記直流電源の中性点電位と、第1の半導体スイッチと第2の半導体スイッチとの間の接続点との間に接続され、前記中性点電位をアノードとする。
前記第2のクランプダイオードは、前記中性点電位と、第3の半導体スイッチと第4の半導体スイッチとの間の接続点との間に接続され、前記中性点電位をカソードとする。
前記出力端子は、前記第2の半導体スイッチと前記第3の半導体スイッチとの間に接続される。
更に、前記第1及び第4の半導体スイッチは、主素子、補助素子及び高速還流ダイオードを備えている。
前記主素子は、逆導通性能を有し、高耐圧な電圧駆動型スイッチング素子である。
前記補助素子は、前記主素子に比べ耐圧が低い電圧駆動型スイッチング素子である。
前記高速還流ダイオードは、前記主素子の負極と前記補助素子の負極とを接続して前記主素子の正極を正極端子とし、前記補助素子の正極を負極端子とし、前記正極端子と前記負極端子間に前記負極端子から前記正極端子に向かう方向が順方向となるように接続し、前記主素子と同等の耐圧を有する。
第1の実施形態に係る中性点クランプ式電力変換装置の構成例を示す回路図である。 同実施形態に係る中性点クランプ式電力変換装置を構成する高速スイッチ回路の構成例を示す回路図である。 第2の実施形態に係る中性点クランプ式電力変換装置の構成例を示す回路図である。 同実施形態に係る中性点クランプ式電力変換装置を構成するSJ−MOSFETの出力特性の一例を示す模式図である。 第3の実施形態に係る中性点クランプ式電力変換装置の構成例を示す回路図である。 第4の実施形態に係る中性点クランプ式電力変換装置の構成例を示す回路図である。 第5の実施形態に係る中性点クランプ式電力変換装置の構成例を示す回路図である。 第6の実施形態に係る中性点クランプ式電力変換装置の構成例を示す回路図である。 第6の実施形態の変形例に係る中性点クランプ式電力変換装置の構成例を示す回路図である。 従来の中性点クランプ式電力変換装置の構成例を示す回路図である。
[第1の実施形態]
図1は第1の実施形態に係る中性点クランプ式電力変換装置の構成例を示す回路図であり、図2は同実施形態に係る中性点クランプ式電力変換装置を構成する高速スイッチ回路の構成例を示す回路図である。図1に示す中性点クランプ式電力変換装置は、正側直流主電源1、負側直流主電源2、正側直流母線3、負側直流母線4、第1乃至第4の半導体スイッチ5,6,7,8、第1及び第2のクランプダイオード9,10及び出力端子11を備えている。
ここでは、正側直流主電源1と負側直流主電源2とを直列接続して、正側直流主電源1の正極端子を正側直流母線3とし、負側直流主電源2の負極端子を負側直流母線4とすることで、3つの電位を有した直流電源を構成する。そして、正側直流母線3と負側直流母線4との間に、正側直流母線3側から順に第1乃至第4の半導体スイッチ5乃至8を直列接続する。更に、正側直流主電源1と負側直流主電源2との間の接続点(以下、中性点電位と表記)と、第1の半導体スイッチ5と第2の半導体スイッチ6との間の接続点との間に、中性点電位をアノードとする第1のクランプダイオード9が接続される。また、第3の半導体スイッチ7と第4の半導体スイッチ8との間の接続点と、中性点電位との間に、中性点電位をカソードとする第2のクランプダイオード10が接続される。そして、第2の半導体スイッチ6と第3の半導体スイッチ7との間の接続点が出力端子11として構成される。
ここで、第1の半導体スイッチ5と第4の半導体スイッチ8とは、例えば図2に示すような高速スイッチ回路を構成する。この高速スイッチ回路は、図2に示すように、主素子12、補助素子13及び高速還流ダイオード14を備えている。
主素子12には、例えば600Vの耐圧を有するMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)が適用される。このMOSFETは、内蔵の寄生ダイオードにより逆導通性能を有する。
補助素子13には、例えば50Vの耐圧を有する低耐圧MOSFETが適用される。このように、主素子12より低耐圧のものを補助素子13として適用することにより、補助素子13の導通抵抗を低くすることができ、かつ補助素子13の半導体チップを小さくすることができる。一般に、MOSFETの導通抵抗は、素子耐圧の2.5乗に比例することが知られており、補助素子13の素子耐圧を低くすることで、導通抵抗低減(導通損失低減)と、チップ面積低減(コストアップ低減)とを同時に満たすことができる。なお、補助素子13は逆流防止素子として機能するものである。
高速還流ダイオード14には、主素子12と同等の例えば600Vの耐圧を有し、主素子12に内蔵している寄生ダイオードに比べて逆回復特性に優れたものが適用される。なお、高速還流ダイオード14は、主素子12と同様あるいは主素子12の耐圧以上の耐圧を有していれば良く、同等の耐圧のものに限定されるものでない。また、ダイオードは、一般的に耐圧が高くなる程、逆回復特性が悪化する特性を有する。従って、高速還流ダイオード14は、例えば逆回復が高速な低耐圧ダイオードを複数個直列接続して構成しても良い。この場合、導通時の電圧降下は増えてしまうが、高速還流ダイオード14には、主電流が負極端子から正極端子に向かって流れている時のデッドタイム期間中にしか通流しないので、その通流時間比率は短く、増大する導通損失も僅かなものである。
また、高速還流ダイオード14に、珪素より禁制帯の広い半導体材料(例えば、炭化珪素、窒化ガリウム、批化ガリウム、ダイアモンドなど)からなるダイオードを適用して構成しても良い。珪素より禁制帯の広い半導体のダイオードを用いることで、より高耐圧で、かつ逆回復の高速な特性を得ることができる。また、禁制帯の広い半導体材料は、珪素半導体より高価であるが、高速還流ダイオード14は、デッドタイムの短時間のみ通流するため、小チップ面積で済むのでコストアップを低く抑えることができる。
主素子12の負極であるソースと補助素子13の負極であるソース端子とを接続し、主素子12の正極であるドレインを正極端子15とし、補助素子13の正極であるドレイン端子を負極端子16とし、負極端子16から正極端子15に向かって、主素子12及び補助素子13と並列な高速還流ダイオード14を接続する。
主素子12と補助素子13とのゲートは、共通のゲート駆動電圧18から、それぞれの素子に適当なゲート抵抗17を介してそれぞれのゲート端子に接続する。正側ゲート駆動電源20aは、ゲート駆動器19の正側電源端子に接続され、主素子12及び補助素子13のゲートをオンする電力を供給する。また、負側ゲート駆動電源20bは、ゲート駆動器19の負側電源端子に接続され、主素子12及び補助素子13のゲートをオフする電力を供給する。なお、ゲート駆動器19には、入力信号としてゲート信号21が入力される。
このように構成された本実施形態において、主電流が順方向、即ち、正極端子15から負極端子16に向かって流れている時には、主素子12と補助素子13とにはゲートにオン信号が印加されているので、非常に低抵抗の状態になる。
一方、主電流が逆方向、即ち、負極端子16から正極端子15に向かって流れている時においても、主素子12と補助素子13とにはゲートにオン信号が印加されているので、非常に低抵抗の状態になっており、負極端子16から流入した主電流は、補助素子13から主素子12を通じて正極端子15に流れる。この時、ゲート信号がオフになると、補助素子13は同期してゲートオフとなり、主電流は補助素子13を流れることができずに、順方向電圧降下が大きい高速還流ダイオード14に転流することになる。このため、ゲート信号がオフとなることで、主素子12に内蔵される寄生ダイオードへの通流もまた阻止されることになり、寄生ダイオードへの通流が阻止されることで、寄生ダイオード内部のキャリア蓄積が生じ得ない。この結果、例えば、出力端子11から正側直流母線3に向かって通流している時に、高速スイッチ回路である第1の半導体スイッチ5がオフすれば、第3の半導体スイッチ7がオンして、第1の半導体スイッチ5に大きな正側直流電源1の電圧が急に印加されたとしても、第1の半導体スイッチ5の中の主素子の寄生ダイオードの蓄積キャリアはなく、過大な逆回復電流が流れ込むことはなく、逆回復現象が効果的に抑制される。
以上説明した第1の実施形態によれば、主電流が逆方向に還流している時に半導体スイッチング素子をオフしたとしても、主素子に内蔵される寄生ダイオードの逆回復に伴う大きな損失やEMIノイズの発生を効果的に抑制することができる。
[第2の実施形態]
図3は第2の実施形態に係る中性点クランプ式電力変換装置の構成例を示す回路図である。図3に示す中性点クランプ式電力変換装置は、前述した図1に示す中性点クランプ式電力変換装置に、第1及び第2の低電圧印加回路を更に加えた構成となっている。ここでは、前述した第1の実施形態とは異なる機能について主に説明する。
第1の低電圧印加回路は、第1の半導体スイッチ5と第2の半導体スイッチ6との間の接続点と、第2の半導体スイッチ6と第3の半導体スイッチ7との間の接続点との間に設けられ(即ち、第2の半導体スイッチ6の正極端子であるドレインと、負極端子であるソースとの間に、第2の半導体スイッチ6と並列接続するように設けられ)、低電圧電源22a、低耐圧スイッチ23a及び逆流防止ダイオード24aを直列接続した構成となっている。
低電圧電源22aは、正側直流母線電圧の半分よりも十分に低い電圧(例えば、30Vなど)を印加する。また、低電圧電源22aは、第2の半導体スイッチ6をオフしてから低耐圧スイッチ23aをオンすることで、第2の半導体スイッチ6がオフの間、低電圧印加回路から出力される低電圧を第2の半導体スイッチ6に印加する。
低耐圧スイッチ23aには、FETなどの半導体スイッチが適用されても良い。
逆流防止ダイオード24aには、第2の半導体スイッチ6がオフしたときに第2の半導体スイッチ6に印加される電圧とほぼ同等の電圧が印加されるので、第2の半導体スイッチ6と同等の耐圧を有したものが適用される。
第2の低電圧印加回路は、第2の半導体スイッチ6と第3の半導体スイッチ7との間の接続点と、第3の半導体スイッチ7と第4の半導体スイッチ8との間の接続点との間に設けられ(即ち、第3の半導体スイッチ7の正極端子であるドレインと、負極端子であるソースとの間に、第3の半導体スイッチ7と並列接続するように設けられ)、前述した第1の低電圧印加回路と同様に、低電圧電源22b、低耐圧スイッチ23b及び逆流防止ダイオード24bを直列接続した構成となっている。
低電圧電源22bは、負側直流母線電圧の半分よりも十分に低い電圧(例えば、30Vなど)を印加する。また、低電圧電源22bは、第3の半導体スイッチ7をオフしてから低耐圧スイッチ23bをオンすることで、第3の半導体スイッチ7がオフの間、低電圧印加回路から出力される低電圧を第3の半導体スイッチ7に印加する。
低耐圧スイッチ23bには、前述した低耐圧スイッチ23aと同様に、FETなどの半導体スイッチが適用されても良い。
逆流防止ダイオード24bには、第3の半導体スイッチ7がオフしたときに第3の半導体スイッチ7に印加される電圧とほぼ同等の電圧が印加されるので、第3の半導体スイッチ7と同等の耐圧を有したものが適用される。
このように構成された本実施形態において、ここでは、中性点電位を出力する場合を想定する。この場合、第2の半導体スイッチ6と第3の半導体スイッチ7とのゲートにオン信号を与えることになるが、仮に電流の向きが外側へ向かっているとすると、電流は第1のクランプダイオード9と第2の半導体スイッチ6とを通じて流れることになり、第3の半導体スイッチ7はオンしているものの電流の通流には寄与しないことになる。
前述した状態から出力を正側直流母線3にスイッチする場合、まず、第3の半導体スイッチ7をゲートオフしてから第1の半導体スイッチ5をオンすることになる。この時、第3の半導体スイッチ7のドレインとソースとの間の出力電圧は、前述したように、ゲートオフするまではオンしていたので、ほぼ0Vになる。一方、第3の半導体スイッチ7には、導通損失が低い低抵抗MOSFETが適用されると良い。低抵抗MOSFETとしては、例えばSJ−MOSFET(Super Junction-MOSFET)などがある。
図4はSJ−MOSFETの出力容量特性の一例を示す模式図である。ここでは、図4に示す出力容量特性を有した素子が第3の半導体スイッチ7に適用された場合を想定する。この場合、ドレインとソースとの間の出力電圧が0Vに近い電圧領域では、出力容量は極端に大きくなることになる。この時に、第1の半導体スイッチ5をオンすると、第3の半導体スイッチ7の大きな出力容量を充電する為に、大きな短絡状の充電電流が、正側直流主電源1→正側直流母線3→第1の半導体スイッチ5→第2の半導体スイッチ6→第3の半導体スイッチ7→第2のクランプダイオード10の経路で流れ、大きなスイッチング損失が生じる。しかしながら、第3の半導体スイッチ7がゲートオフした直後に、低電圧印加回路によって第3の半導体スイッチ7に約30Vの低電圧が印加されると、図4に示すように、第3の半導体スイッチ7の出力容量は約100分の1に低減し、充電電流もまた大幅に低減することになる。なお、低電圧電源22bの消費電力は、スイッチング損失低減電力の20分の1以下と小さな消費で済む。
以上説明した第2の実施形態によれば、第2及び第3の半導体スイッチ6,7の主素子12に低電圧印加回路を接続して、低電圧を印加することで、第2及び第3の半導体スイッチ6,7の出力容量を低減させることができ、ひいては、接合容量充電電流に起因するターンオン損失を抑制することができる。
[第3の実施形態]
図5は第3の実施形態に係る中性点クランプ式電力変換装置の構成例を示す回路図である。図5に示す中性点クランプ式電力変換装置は、前述した図1に示す中性点クランプ式電力変換装置に、共通低電圧印加回路を更に加えた構成となっている。ここでは、前述した第1の実施形態と異なる機能について主に説明する。
共通低電圧印加回路は、第2の半導体スイッチ6の正極端子であるドレインと、第3の半導体スイッチ7の負極端子であるソースとの間に、第2及び第3の半導体スイッチ6,7と並列接続するように設けられ、低電圧電源22c、低耐圧スイッチ23c及び逆流防止ダイオード24cを直列接続した構成となっている。
低電圧電源22cは、正側直流母線電圧の半分よりも十分に低い電圧(例えば、30Vなど)を印加する。また、低電圧電源22cは、第2の半導体スイッチ6または第3の半導体スイッチ7をオフしてから低耐圧スイッチ23cをオンすることで、第2の半導体スイッチ6または第3の半導体スイッチ7がオフの間、低電圧印加回路から出力される低電圧を第2の半導体スイッチ6または第3の半導体スイッチ7に印加する。
低耐圧スイッチ23cには、FETなどの半導体スイッチが適用されても良い。
逆流防止ダイオード24cには、第2の半導体スイッチ6または第3の半導体スイッチ7がオフしたときに第2の半導体スイッチ6または第3の半導体スイッチ7に印加される電圧とほぼ同等の電圧が印加されるので、第2の半導体スイッチ6または第3の半導体スイッチ7と同等の耐圧が必要である。
このように構成された本実施形態において、第2の半導体スイッチ6と第3の半導体スイッチ7との少なくとも一方は必ずオンしている為、両方の半導体スイッチ6,7に同時に低電圧を印加する必要がない。この為、前述した第2の実施形態と同様の効果を2つの低電圧印加回路ではなく、1つ低電圧印加回路で実現することが可能である。
以上説明した第3の実施形態によれば、第2及び第3の半導体スイッチ6,7の主素子12に共通の低電圧印加回路を接続して、低電圧を印加することで、第2及び第3の半導体スイッチ6,7の出力容量を低減させることができ、ひいては、接合容量充電電流に起因するターンオン損失を抑制することができる。
[第4の実施形態]
図6は第4の実施形態に係る中性点クランプ式電力変換装置の構成例を示す回路図である。図6に示す中性点クランプ式電力変換装置は、前述した図1に示す中性点クランプ式電力変換装置に、第3及び第4の低電圧印加回路を更に加えた構成となっている。以下では、前述した第1の実施形態と異なる機能について主に説明する。
第3の低電圧印加回路は、図6に示すように、第1の半導体スイッチ5の補助素子13の正極端子であるドレインと、負極端子であるソースとの間に、第1の半導体スイッチ5と並列接続するように設けられ、低電圧電源25a及び低耐圧スイッチ26aを直列接続した構成となっている。
低電圧電源25aは、正側直流母線電圧の半分よりも十分に小さい電圧(例えば、30Vなど)を印加する。また、低電圧電源25aは、第1の半導体スイッチ5の主素子12及び補助素子13の両方をオフしてから低耐圧スイッチ26aをオンすることで、第1の半導体スイッチ5がオフの間、低電圧印加回路から出力される低電圧を第1の半導体スイッチ5の主素子12及び補助素子13に印加する。
低耐圧スイッチ26aには、FETなどの半導体スイッチが適用されても良い。
第4の低電圧印加回路は、図6に示すように、第4の半導体スイッチ8の補助素子13の正極端子であるドレインと、負極端子であるソースとの間に、第4の半導体スイッチ8と並列接続するように設けられ、低電圧電源25b及び低耐圧スイッチ26bを直列接続した構成となっている。
低電圧電源25bは、正側直流母線電圧の半分よりも十分に小さい電圧(例えば、30Vなど)を印加する。また、低電圧電源25bは、第4の半導体スイッチ8の主素子12及び補助素子13の両方をオフしてから低耐圧スイッチ26bをオンすることで、第4の半導体スイッチ8がオフの間、低電圧印加回路から出力される低電圧を第4の半導体スイッチ8の主素子12及び補助素子13に印加する。
低耐圧スイッチ26bには、前述した低耐圧スイッチ26aと同様に、FETなどの半導体スイッチが適用されても良い。
このように構成された本実施形態において、電流が出力端子11から流入し、第2の半導体スイッチ6と第1の半導体スイッチ5とを通過して、正側直流母線3に流入する場合を想定する。この場合、出力端子11からは正側直流母線3の電位が出力される。
前述した状態から出力を正側直流主電源1と負側直流主電源2との間の中性点電位にスイッチする場合、まず、第1の半導体スイッチ5をゲートオフしてから第3の半導体スイッチ7をオンすることになる。この時、第1の半導体スイッチ5の主素子12のドレインとソースとの間の出力電圧は、ゲートオン中は0Vに近い電圧になっており、ゲートオフすると補助素子13がオフして電流の流入を阻止する為、電流は高速還流ダイオード14に転流することになる。
なお、通流電流が少ない場合には、補助素子13の逆阻止電圧が非常に低くなる(例えば、0Vに近い値など)。この場合、第1の半導体スイッチ5の主素子12のドレインとソースとの間の出力電圧は、第1の半導体スイッチ5をゲートオフした後も、0Vに近い値になる。一方、第1の半導体スイッチ5の主素子12には、導通損失が低い低抵抗MOSFETが適用されると良い。例えば、前述した図4に示す出力容量特性を有した素子が第1の半導体スイッチ5の主素子12に適用された場合を想定すると、ドレインとソースとの間の出力電圧が0Vに近い電圧領域では、出力容量は極端に大きくなることになる。この時に、第3の半導体スイッチ7をオンすると、第1の半導体スイッチ5の主素子12の大きな出力容量を充電する為に、大きな短絡状の充電電流が、正側直流主電源1→正側直流母線3→第1の半導体スイッチ5→第2の半導体スイッチ6→第3の半導体スイッチ7→第2のクランプダイオード10の経路で流れ、大きなスイッチング損失が生じる。しかしながら、第1の半導体スイッチ5の主素子12がゲートオフした直後に、低電圧印加回路によって、第1の半導体スイッチ5の主素子12に約30Vの低電圧が印加されると、前述した図4に示すように、第1の半導体スイッチ5の主素子12の出力容量は約100分の1に低減し、充電電流もまた大幅に低減することになる。なお、低電圧電源25bの消費電力は、スイッチング損失低減電力の20分の1以下と小さな消費で済む。
以上説明した第4の実施形態によれば、第1及び第4の半導体スイッチ5,8の主素子12に低電圧印加回路を接続して、低電圧を印加することで、第1及び第4の半導体スイッチ5,8の主素子12の出力容量を低減させることができ、ひいては、接合容量充電電流に起因するターンオン損失を抑制することができる。
[第5の実施形態]
図7は第5の実施形態に係る中性点クランプ式電力変換装置の構成例を示す回路図である。図7に示す中性点クランプ式電力変換装置は、前述した図1に示す中性点クランプ式電力変換装置に、2つの電圧クランプ回路と2つの放電回路とを更に加えた構成となっている。以下では、前述した第1の実施形態とは異なる機能について主に説明する。
電圧クランプ回路27a,27bは、第2の半導体スイッチ6の正極端子と第3の半導体スイッチ7の負極端子との間に、第2及び第3の半導体スイッチ6,7と並列接続するように設けられ、コンデンサとダイオードとが直列接続した構成となっている。
電圧クランプ回路27a,27b中のコンデンサには、正側直流母線3または負側直流母線4とほぼ同等の電圧が印加される為、電圧クランプ回路27a,27b中のコンデンサは、正側直流母線3または負側直流母線4と同等の耐電圧が必要である。また、これらコンデンサはサージ電圧を有効に吸収しなければならない為、当該コンデンサには、高周波においてもインピーダンスが低い特性を有するものが適用されると良い。
電圧クランプ回路27a,27b中のダイオードには、第1乃至第4の半導体スイッチ5乃至8、第1のクランプダイオード9及び第2のクランプダイオード10と同等の電圧が印加される為、電圧クランプ回路27a,27b中のダイオードは、第1乃至第4の半導体スイッチ5乃至8、第1のクランプダイオード9及び第2のクランプダイオード10と同等の耐電圧が必要である。また、これらダイオードはサージ電圧をクランプする短時間だけ通流可能でなければならない為、当該ダイオードには、平均電流は低いものの瞬間的には大きな電流を通流可能なものが適用されると良い。更に、これらダイオードには逆回復時間や順回復時間が早いものが適用されると良い。
放電回路28aは、電圧クランプ回路27a中のコンデンサ及びダイオードの接続点と負側直流母線4との間に接続するように設けられ、抵抗器とダイオードとが直列接続した構成となっている。また、放電回路28bは、電圧クランプ回路27b中のコンデンサ及びダイオードの接続点と正側直流母線3との間に接続するように設けられ、抵抗器とダイオードとが直列接続した構成となっている。
放電回路28a,28b中のダイオードには、前述した電圧クランプ回路27a,27b中のダイオードと同様に、第1乃至第4の半導体スイッチ5乃至8、第1のクランプダイオード9及び第2のクランプダイオード10と同等の電圧が印加される為、放電回路28a,28b中のダイオードは、第1乃至第4の半導体スイッチ5乃至8、第1のクランプダイオード9及び第2のクランプダイオード10と同等の耐電圧が必要である。なお、放電回路28a,28b中のダイオードは、抵抗器を介して、時間的に緩やかに放電する為、電圧クランプ回路27a,27b中のダイオードに比べて電流定格が低いものを適用しても良い。
従来の中性点クランプ式電力変換装置では、第2の半導体スイッチ6または第3の半導体スイッチ7がオンして順方向に電流が流れている時に、第2の半導体スイッチ6または第3の半導体スイッチ7をゲートオフすると、回路の配線インダクタンスなどに起因したサージ電圧が生じる不具合があるのに対し、前述したように構成された本実施形態の中性点クランプ式電力変換装置では、第2の半導体スイッチ6または第3の半導体スイッチ7がゲートオフした時のサージ電圧は、電圧クランプ回路27a,27b中のコンデンサに吸収される為、当該コンデンサの電圧により電圧クランプされる。
なお、第2の半導体スイッチ6と第3の半導体スイッチ7が共にオンしている期間中は、電圧クランプ回路27a中のコンデンサの正極電位が正側直流電源1と負側直流電源2との間の電位にほぼ一致する。一方、電圧クランプ回路27a中のコンデンサの負極電位は放電回路28aを通じて負側直流母線4に接続される為、電圧クランプ回路27a中のコンデンサの電圧が負側直流主電源2の電圧を超えていると、放電回路28aを通じて放電され、最終的には負側直流主電源2の電圧と一致する。
また、第2の半導体スイッチ6と第3の半導体スイッチ7が共にオンしている期間中は、電圧クランプ回路27b中のコンデンサの負極電位が正側直流主電源1と負側直流主電源2との間の電位にほぼ一致する。一方、電圧クランプ回路27b中のコンデンサの正極電位は放電回路28bを通じて正側直流母線3に接続される為、電圧クランプ回路27b中のコンデンサの電圧が正側直流主電源1の電圧を超えていると、放電回路28bを通じて放電され、最終的には正側直流主電源1の電圧と一致する。
以上説明した第5の実施形態によれば、第2または第3の半導体スイッチ6,7がゲートオフした時に発生するサージ電圧を有効に抑制することができる。
[第6の実施形態]
図8は第6の実施形態に係る中性点クランプ式電力変換装置の構成例を示す回路図である。図8に示す中性点クランプ式電力変換装置は、正側直流主電源1、負側直流主電源2、正側直流母線3、負側直流母線4、正側主スイッチング素子29、負側主スイッチング素子30、高速スイッチ回路31a,31b及び出力端子11を備えている。なお、既に説明した機能と同一の機能を有する各部には前述した図1と同一の符号を付してその詳しい説明を省略し、以下では、前述した第1の実施形態と異なる機能について主に説明する。
ここでは、前述した図1に示す中性点クランプ式電力変換装置と同様に、正側直流主電源1と負側直流主電源2とを直列接続して、正側直流主電源1の正極端子を正側直流母線3とし、負側直流主電源2の負極端子を負側直流母線4とすることで、3つの電位を有した直流電源を構成する。そして、正側直流母線3と負側直流母線4との間に、正側直流母線3側から順に正側主スイッチング素子29及び負側主スイッチング素子30を直列接続する。更に、正側主スイッチング素子29と負側主スイッチング素子30との間の接続点を出力端子11とした上で、中性点電位(即ち、正側直流主電源1と負側直流主電源2との接続点)と出力端子11との間に双方向高速スイッチ回路31a,31bが接続される。なお、双方向高速スイッチ回路31a,31bの詳細な構成は、前述した図2に示す高速スイッチ回路と同様である為、ここでは詳細な説明を省略する。
正側主スイッチング素子29および、負側スイッチング素子30には、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ:Insulated Gate Bipolar Transistor)と高速還流ダイオードとを逆並列に接続したものが適用される。また、双方向高速スイッチ回路31a,31bは、互いに逆向きに直列接続して構成される。
このように構成された本実施形態において、出力端子11が中性点電位にスイッチされている場合を想定する。この場合、高速スイッチ回路31a,31bのゲートは共にオンされており、電流の向きがどちらであっても、高速スイッチ回路31a,31bは低抵抗の導通状態となる。
前述した状態から正側直流母線3にスイッチする為には、まず、高速スイッチ回路31bをオフしてからデッドタイムを経過した後に、正側主スイッチング素子29中のIGBTをゲートオンする必要がある。なお、電流の向きが回路に流入する方向である場合には、高速スイッチ回路31bをオフした時点で、正側主スイッチング素子29中の高速還流ダイオードに転流し、正側直流母線3へのスイッチは完了する。一方、電流の向きが回路から流出する方向である場合には、正側主スイッチング素子29中のIGBTをゲートオンした時点で、正側主スイッチング素子29中のIGBTに転流し、正側直流母線3へのスイッチは完了する。
この結果、正側直流主電源1の電圧は、正側主スイッチング素子29中のIGBTがオンすると、高速スイッチ回路31bの端子に印加されるが、高速スイッチ回路31b中の低抵抗MOSFETの寄生ダイオードのキャリア蓄積はなく、過大な逆回復電流が流れ込むことはなく、逆回復現象が効果的に抑制される。
また、前述した状態から負側直流母線4にスイッチする為には、まず、高速スイッチ回路31aをオフしてからデッドタイムを経過した後に、負側主スイッチング素子30中のIGBTをゲートオンする必要がある。なお、電流の向きが回路から流出する方向である場合には、高速スイッチ回路31aをオフした時点で、負側主スイッチング素子30中の高速還流ダイオードに転流し、負側直流母線4へのスイッチは完了する。一方、電流の向きが回路に流入する方向である場合には、負側主スイッチング素子30中のIGBTをゲートオンした時点で、負側主スイッチング素子30中のIGBTに転流し、負側直流母線4へのスイッチは完了する。
この結果、負側直流主電源2の電圧は、負側主スイッチング素子30中のIGBTがオンすると、高速スイッチ回路31aの端子に印加されるが、高速スイッチ回路31a中の低抵抗MOSFETの寄生ダイオードのキャリア蓄積はなく、過大な逆回復電流が流れ込むことはなく、逆回復現象が効果的に抑制される。
以上説明した第6の実施形態によれば、中性点電位にスイッチしている状態でのオン電圧降下を抑制し、かつスイッチング時の逆回復損失も大幅に低減させることができる。また、正側直流主電源1または負側直流主電源2にスイッチしている状態では、出力端子11までの通過直列素子数が1つになる為、導通損失も低減させることができる。
[変形例]
図9は第6の実施形態の変形例に係る中性点クランプ式電力変換装置の構成例を示す回路図である。図9に示す中性点クランプ式電力変換装置は、前述した図8に示す中性点クランプ式電力変換装置の正側主スイッチング素子29及び負側主スイッチング素子30に、高速スイッチ回路を適用した構成となっている。
この場合、正側直流母線3または負側直流母線4を出力端子11にスイッチする状態での導通損失を、前述した図8に示す中性点クランプ式電力変換装置よりも低減させることができる。
以上説明した第6の実施形態の変形例によれば、中性点クランプ式電力変換装置を構成する全てのスイッチング素子が高速スイッチ回路となることにより、MOSFETの寄生ダイオードの逆回復損失も効果的に抑制され、中性点クランプ式電力変換装置の損失を低減させることができる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、寄生ダイオードの逆回復時に生じる損失を低減し得る中性点クランプ式電力変換装置を提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…正側直流主電源、2…負側直流主電源、3…正側直流母線、4…負側直流母線、5…第1の半導体スイッチ、6…第2の半導体スイッチ、7…第3の半導体スイッチ、8…第4の半導体スイッチ、9…第1のクランプダイオード、10…第2のクランプダイオード、11…出力端子、12…主素子、13…補助素子、14…高速還流ダイオード、15…正極端子、16…負極端子、17…ゲート抵抗、18…ゲート駆動電圧、19…ゲート駆動器、20a…正側ゲート駆動電源、20b…負側ゲート駆動電源、21…ゲート信号、22a,22b,22c,25a,25b…低電圧電源、23a,23b,23c,26a,26b…低耐圧スイッチ、24a,24b,24c…逆流防止ダイオード、27a,27b…電圧クランプ回路、28a,28b…放電回路、29…正側主スイッチング素子、30…負側主スイッチング素子、31a,31b…高速スイッチ回路。

Claims (4)

  1. 3つの電位を有した直流電源と、
    前記直流電源により生じる直流電圧の正電位と負電位との間に、正電位から負電位に向かって直列接続する第1乃至第4の半導体スイッチと、
    前記直流電源の中性点電位と、第1の半導体スイッチと第2の半導体スイッチとの間の接続点との間に接続され、前記中性点電位をアノードとする第1のクランプダイオードと、
    前記中性点電位と、第3の半導体スイッチと第4の半導体スイッチとの間の接続点との間に接続され、前記中性点電位をカソードとする第2のクランプダイオードと、
    前記第2の半導体スイッチと前記第3の半導体スイッチとの間に接続される出力端子と
    前記第2の半導体スイッチの正極端子と、負極端子との間に、前記第2の半導体スイッチと並列接続するように設けられ、前記第2の半導体スイッチがオフした後に、前記第2の半導体スイッチに低電圧を印加する第1の低電圧印加回路と、
    前記第3の半導体スイッチの正極端子と、負極端子との間に、前記第3の半導体スイッチと並列接続するように設けられ、前記第3の半導体スイッチがオフした後に、前記第3の半導体スイッチに低電圧を印加する第2の低電圧印加回路と
    を具備し、
    前記第1及び第4の半導体スイッチは、
    逆導通性能を有し、高耐圧な電圧駆動型スイッチング素子である主素子と、
    前記主素子に比べ耐圧が低い電圧駆動型スイッチング素子である補助素子と、
    前記主素子の負極と前記補助素子の負極とを接続して前記主素子の正極を正極端子とし、前記補助素子の正極を負極端子とし、前記正極端子と前記負極端子間に前記負極端子から前記正極端子に向かう方向が順方向となるように接続し、前記主素子と同等の耐圧を有する高速還流ダイオードとを備え、
    前記第2及び第3の半導体スイッチは、高速還流ダイオードを備えないことを特徴とする中性点クランプ式電力変換装置。
  2. 3つの電位を有した直流電源と、
    前記直流電源により生じる直流電圧の正電位と負電位との間に、正電位から負電位に向かって直列接続する第1乃至第4の半導体スイッチと、
    前記直流電源の中性点電位と、第1の半導体スイッチと第2の半導体スイッチとの間の接続点との間に接続され、前記中性点電位をアノードとする第1のクランプダイオードと、
    前記中性点電位と、第3の半導体スイッチと第4の半導体スイッチとの間の接続点との間に接続され、前記中性点電位をカソードとする第2のクランプダイオードと、
    前記第2の半導体スイッチと前記第3の半導体スイッチとの間に接続される出力端子と
    前記第2の半導体スイッチの正極端子と、前記第3の半導体スイッチの負極端子との間に、前記第2の半導体スイッチ及び前記第3の半導体スイッチと並列接続するように設けられ、前記第2の半導体スイッチまたは前記第3の半導体スイッチがオフした後に、前記第1の半導体スイッチと前記第2の半導体スイッチとの間の接続点と、前記第3の半導体スイッチと前記第4の半導体スイッチとの間の接続点との間に低電圧を印加する共通低電圧印加回路と
    を具備し、
    前記第1及び第4の半導体スイッチは、
    逆導通性能を有し、高耐圧な電圧駆動型スイッチング素子である主素子と、
    前記主素子に比べ耐圧が低い電圧駆動型スイッチング素子である補助素子と、
    前記主素子の負極と前記補助素子の負極とを接続して前記主素子の正極を正極端子とし、前記補助素子の正極を負極端子とし、前記正極端子と前記負極端子間に前記負極端子から前記正極端子に向かう方向が順方向となるように接続し、前記主素子と同等の耐圧を有する高速還流ダイオードとを備え、
    前記第2及び第3の半導体スイッチは、高速還流ダイオードを備えないことを特徴とする中性点クランプ式電力変換装置。
  3. 前記第1の半導体スイッチの補助素子の正極端子と、負極端子との間に、前記第1の半導体スイッチと並列接続するように設けられる第3の低電圧印加回路と、
    前記第4の半導体スイッチの補助素子の正極端子と、負極端子との間に、前記第4の半導体スイッチと並列接続するように設けられる第4の低電圧印加回路と
    を更に具備し、
    前記第3の低電圧印加回路は、
    前記第1の半導体スイッチがオフした後に、前記第1の半導体スイッチに低電圧を印加し、
    前記第4の低電圧印加回路は、
    前記第4の半導体スイッチがオフした後に、前記第4の半導体スイッチに低電圧を印加することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の中性点クランプ式電力変換装置。
  4. 前記第1の半導体スイッチと前記第2の半導体スイッチとの間の接続点と、前記第3の半導体スイッチと前記第4の半導体スイッチとの間の接続点との間の電圧をクランプする電圧クランプ回路を更に具備することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の中性点クランプ式電力変換装置。
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