JP6183593B2 - ルーフレール - Google Patents

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Description

本発明は、車両のルーフの上面に組み付けられるルーフレールに関する。
従来から、例えば下記特許文献1及び2に記載されているように、車両のルーフの上面に組み付けられるルーフレールは知られている。特許文献1のルーフレールは、車両前後方向に延設された本体部と、本体部の前端及び後端に組み付けられたカバー部材(端末ピース)を有する。本体部の上面には、車両前後方向に延びる溝部が形成されている。また、本体部には、溝部の底面から本体部の下面へ貫通する貫通孔が形成されている。ルーフの上面にはブラケットが組み付けられている。ブラケットの上面には上方へ突出するようにネジ部が形成されており、このネジ部が本体部に形成された貫通孔に下方から挿入されるようにして、本体部がブラケットの上に載置される。そして、ブラケットのネジ部にナットが螺合される。これにより、本体部がルーフの上面に組み付けられる。次に、溝部の前端部及び後端部にカバー部材がネジで締結される。そして、溝部にモールが嵌め込まれ、ナットやネジがモールで覆われる。
また、下記特許文献2のルーフレールは筒状に形成されている。このルーフレールの上側の壁部には、ルーフレールをルーフの上面に組み付けるためのネジをルーフレール内に取り込むとともに、前記ネジを螺合する際に用いる工具をルーフレール内に挿入するための開口部が形成されている。また、ルーフレールの下側の壁部には、貫通孔が形成されている。この貫通孔は開口部の下方に形成されている。開口部からルーフレールの内部へ取り込まれたネジの先端が前記貫通孔に挿入されるとともに、ルーフに予め組み付けられたナットに螺合される。これにより、ルーフレールがルーフの上面に締結される。そして、開口部にキャップが嵌め込まれ、開口部がキャップで塞がれる。
特開2004−203123号公報 特開2006−282119号公報
特許文献1のルーフレールでは、本体部と端末ピースとの境界部に沿って見切り線(境界線)が形成されるのみならず、本体部とモールとの境界部に沿って見切り線が形成される。そのため、ルーフレールの外観が損なわれる。また、特許文献2のルーフレールでは、上側の壁部に開口部を形成するための切削工程が必要であり、多大な工数がかかる。また、キャップと本体部との境界部に沿って見切り線が形成される。そのため、ルーフレールの外観が損なわれる。また、一般に、本体部は金属材料で構成される。これに対し、モールやキャップは合成ゴムや合成樹脂などで形成される。したがって、本体部の質感と、モールやキャップの質感とは異なる。このように、質感の異なる部品が組み合わされてルーフレールが形成されるため、ルーフレールの外観性能に関し、全体としての統一感が損なわれる。
本発明は上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、製造工数を削減でき、外観性能を向上させることができるルーフレールを提供することにある。なお、下記本発明の各構成要件の記載においては、本発明の理解を容易にするために、実施形態の対応箇所の符号を括弧内に記載しているが、本発明の各構成要件は、実施形態の符号によって示された対応箇所の構成に限定解釈されるべきものではない。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、車両のルーフ(R)の上面に沿うように車両前後方向に延設された下壁部(C2)と、下壁部の上方にて車両前後方向に延設された上壁部(C1)とを有し、車両前後方向両端部のうちの少なくとも車両前後方向一端部が開放された筒状の本体部(11)であって、下壁部における前記一端部側の端部に貫通孔(H1F(H1R))が形成され、上壁部における前記一端部側の端部が前記貫通孔よりも下壁部の車両前後方向他端部側に位置しており、前記貫通孔に挿入された締結部材(SC1)によって車両のルーフの上面に組み付けられる本体部と、本体部の一端部を塞ぐように本体部に組み付けられるカバー部材(12F(12R))と、カバー部材の下面に組み付けられるクリップと、前記ルーフの上面に組み付けられるブラケットであって、前記クリップが嵌合する嵌合部を有するブラケットと、を備えたルーフレールとしたことにある。
この場合、カバー部材は本体部の一端部に挿入される連結部材(14)を介して本体部の一端部に組み付けられるとよい。
上記のルーフレールでは、本体部の上壁部の一端部(例えば前端部)が下壁部の一端部よりも他端部側に位置するように形成されている。つまり、本体部がルーフ上面に組み付けられた状態では、本体部の一端部は上方に開放されている。したがって、下壁部における一端部側の端部に形成された貫通孔に締結部材を挿入し、本体部をルーフ上面に締結する締結作業をルーフ上面側から実施できる。これによれば、上記特許文献2のルーフレールのような開口部を本体部に形成する必要が無いので製造工数を削減できる。
また、本体部の一端部にカバー部材が組み付けられることにより、本体部の一端部が塞がれる。したがって、上記従来のルーフレールのようなモールやキャップが不要である。また、本発明に係るルーフレールに形成される見切り線は、本体部とカバー部材との境界部に形成される見切り線のみであるので、外観品質を向上させることができる。また、本体部とカバー部材を同一の材料で構成すれば、ルーフレールの外観性能に関し、全体としての統一感を向上させることができる。
また、本発明の他の特徴は、本体部の一端部の端面が平面状に形成されていることにある。本発明によれば、本体部の一端部の端面形状が単純なので、本体部を簡単に製造できる。例えば、押し出し成形法で筒状部材を形成しておき、前記筒状部材の軸線方向に対して傾斜するように、前記筒状部材の端部を切断装置(例えば丸鋸盤)で切断すればよい。
また、本発明の他の特徴は、本体部の一端部の端面は、本体部の軸線方向に対して傾斜するように形成され、本体部の一端部と対向するカバー部材の端部の端面は、本体部の一端部の端面に沿うように形成され、カバー部材が本体部に組み付けられた状態で、本体部の一端部の端面とカバー部材の端部の端面とが当接するように構成されていることにある。これによれば、本体部とカバー部材の母材としての筒状部材を形成しておき、前記筒状部材の端部をその軸線方向に対して傾斜するように切断装置で切断することにより、本体部とカバー部材とを製造するという工法を採用できる。この場合、筒状部材の切断面が本体部の一端部の端面及びカバー部材の端部の端面に相当する。したがって、カバー部材を本体部に組み付けたとき、本体部の一端部の端面とカバー部材の端部の端面が当接する。上記のように、本発明によれば1つの母材から2種類の部品を簡単に形成できる。
また、本発明の他の特徴は、連結部材とカバー部材とが一体的に形成されていることにある。これによれば、連結部材とカバー部材とが別体として形成されている場合に比べて、部品点数を削減できる。
本発明の一実施形態に係るルーフレールが組み付けられる車両のルーフの概略を示す概略図である。 図1のルーフレールの前端部を分解して斜め前方から見た分解斜視図である。 図1のルーフレールの前端部を分解して斜め後方から見た分解斜視図である。 筒状部材の概略を示す斜視図である。 筒状部材の中間部、前端部及び後端部を曲げ加工した状態を示す側面図である。 筒状部材の前端部及び後端部の切除部分、及び切断位置を示す側面図である。 本体部の下壁部に形成される貫通孔の位置を示す平面図である。 本体部の側壁部に形成される貫通孔の位置を示す側面図である。 本体部をルーフの上面に組み付ける手順を示す図であって、本体部の車幅方向中央部を長手方向に沿って切断して側方から見た断面図である。 ルーフの上面に組み付けられた本体部を前方から見た正面図である。 本体部にカバー部材が組み付けられた状態を示す図であって、ルーフレールの車幅方向中央部を長手方向に沿って切断して側方から見た断面図である。 本体部の一端部の端面が曲面状に形成されている例を示す斜視図である。 本体部の一端部が階段状に形成されている例を示す斜視図である。 本体部の上壁部の車幅方向中央部が切り欠かれている例を示す斜視図である。
本発明の一実施形態に係るルーフレール10について説明する。まず、ルーフレール10が組み付けられる車両のルーフRの構成について説明する。ルーフRは、板状にそれぞれ形成されたメインパネルR1及びサイドパネルR2を接合して形成されている(図1及び図4B参照)。ルーフRは、車両幅方向中央部を中心として左右対称に形成されているので、以下の説明では、ルーフRの右側部分のみを説明し、左側部分の説明は省略する。メインパネルR1は、車室の車両幅方向中央部を覆うように形成されている。サイドパネルR2は、車室の右端部を覆うように形成されている。メインパネルR1の車両幅方向右端部には、階段状の段差部R11が形成されている。段差部R11の下端にはフランジ部R12が形成されている。段差部R11及びフランジ部R12は車両前後方向に延設されている。段差部R11及びフランジ部R12は、メインパネルR1の右端部を下方へ折り曲げることにより形成されている。サイドパネルR2の左端部には段差部R11及びフランジ部R12と同様の段差部R21及びフランジ部R22が形成されている。フランジ部R12と、フランジ部R22とが重ね合わされた状態で溶接されることにより、ルーフRの上面には、車両前後方向に延びるとともに上方に開放された溝部Dが形成されている。溝部Dにはルーフレール10が被せられる。
ルーフレール10は、車両前後方向に延設された本体部11と、本体部11の前端及び後端に組み付けられるカバー部材12F,12Rを有する(図1、図2A及び図2B参照)。本体部11及びカバー部材12F,12Rは、次のようにして形成される。まず、金属材料(例えばアルミニウム材)を押し出し加工することにより、図3Aに示すような、長尺状の筒状部材Cが形成される。この筒状部材Cは、平行に形成された上壁部C1及び下壁部C2を有する。上壁部C1の車両幅方向右端部は、車両幅方向中央部及び車両幅方向左端部よりも少し低くなるように湾曲形成されている。上壁部C1及び下壁部C2の右端部及び左端部は、側壁部C3及び側壁部C4によってそれぞれ接続されている。側壁部C3の下端部は、内側(側壁部C4側)に入り込むように湾曲形成されている。これにより、側壁部C3の下端部には、車両前後方向に延びる溝部C31が形成されている(図4B参照)。また、下壁部C2の右端部及び左端部の下面には、車両前後方向に延びるレール部C5及びレール部C6がそれぞれ形成されている。レール部C5及びレール部C6には、車両前後方向に延びる溝部C51及び溝部C61がそれぞれ形成されている。なお、筒状部材Cの断面形状は上記実施形態に限られず、例えば、三角形、円形など、どのような形状であってもよい。
次に、図3Bに示すように、ルーフRの上面における車両前後方向中間部のカーブ(ルーフRを側方から見たときのルーフRの上面における車両前後方向中間部の曲率)に、下壁部C2の下面のカーブが合致するように筒状部材Cの長手方向中間部を曲げ加工するとともに、筒状部材Cの前端部及び後端部の曲率が中間部よりもさらに大きくなるように曲げ加工する。次に、図3Cに示すように、筒状部材Cの前端部及び後端部の下面が筒状部材CのルーフRの上面のカーブに合致するように前端部及び後端部の下部(図3Cにおいて斜線を付した部分)を切除するとともに、筒状部材Cの前端部と中間部との境界部、及び筒状部材Cの後端部と中間部との境界部(図3Cにおいて一点鎖線で示す部分)に沿って筒状部材Cを切断する。なお、筒状部材Cの前端部と中間部との境界部に沿って筒状部材Cを切断する際、中間部の上壁部C1の前端が下壁部C2の前端よりも後方に位置するように、筒状部材Cの軸線方向に対して斜めに切断する。一方、筒状部材Cの後端部と中間部との境界部に沿って筒状部材Cを切断する際も前端側と同様に、中間部の上壁部C1の後端が下壁部C2の後端よりも前方に位置するように、筒状部材Cの軸線方向に対して斜めに切断する。これにより、筒状部材Cの中間部(11)の前端面及び後端面、並びに筒状部材Cの前端部(12F)の後端面及び筒状部材Cの後端部(12R)の前端面は、筒状部材Cの軸線方向に対して傾斜した平面状に形成される。
また、筒状部材Cの中間部(11)の下壁部C2における前端部及び後端部には、図3Dに示すように、下壁部C2の上面(筒状部材Cの内壁面)から下面(筒状部材Cの外壁面)へ貫通する貫通孔H1F,H1Rが形成される。貫通孔H1Fは、中間部の上壁部C1の前端よりも前方に位置している。言い換えれば、上壁部C1の前端は、貫通孔H1Fよりも後方に位置している。一方、貫通孔H1Rは、中間部の上壁部C1の後端よりも後方に位置している。言い換えれば、上壁部C1の後端は、貫通孔H1Rよりも前方に位置している。また、図3Eに示すように、中間部の側壁部C4の前端部及び後端部には、側壁部C4の右面(筒状部材Cの内壁面)から左面(筒状部材Cの外壁面)へ貫通する貫通孔H2F,H2Rがそれぞれ形成される。
また、筒状部材Cの前端部(12F)の下壁部C2における後端部、及び筒状部材Cの後端部(12R)の下壁部C2における前端部には、上面から下面へ貫通する貫通孔H3がそれぞれ形成される。上記のようにして、本体部11及びカバー部材12F,12Rが形成される。すなわち、筒状部材Cの前端部及び後端部がカバー部材12F,12Rに相当し、筒状部材Cの中間部が本体部11に相当する。また、詳しくは後述するように、カバー部材12F,12Rを本体部11に組み付ける際には、カバー部材12Fの後端面が本体部11の前端面に対向し、カバー部材12Rの前端面がカバー部材11の後端面に対向するように、本体部11及びカバー部材12F,12Rが配置される。
本体部11の溝部C51及び溝部C61には、合成ゴム、軟質樹脂材などで構成され、車両前後方向に延びるように形成されたリップ部材13が嵌め込まれる。次に、本体部11は、図4A及び図4Bに示すように、円筒状のスペーサSPを介して溝部Dの上部に載置される。そして、貫通孔H1F(H1R)及びスペーサSPにネジSC1が挿入され、溝部Dの下面に予め溶接されたナットNTに、ネジSC1の先端が螺合される。上記のようにして、本体部11がルーフRの上面(溝部Dの上部)に組み付けられる。本体部11がルーフRの上面に組み付けられた状態では、リップ部材13が溝部Dの上部に当接しており、溝部Dへ異物が侵入することが抑制される。
カバー部材12F,12Rは、ルーフRの上面に組み付けられた本体部11に組み付けられる(図2A、図2B及び図5参照)。本体部11の後端部へのカバー部材12Rの組み付け手順は、本体部11の前端部へのカバー部材12Fの組み付け手順と同様である。そこで、以下、本体部11の前端部へのカバー部材12Fの組み付け手順を説明し、本体部11の後端部へのカバー部材12Rの組み付け手順の説明は省略する。
カバー部材12Fは、連結部材14を介して本体部11に組み付けられる。つまり、カバー部材12Fと本体部11とは、カバー部材12Fの後端部及び本体部11の前端部に挿入される連結部材14によって連結される。連結部材14は、金属材料(例えばアルミニウム材)又は合成樹脂材料で構成され、車両前後方向に延びる柱状に形成されている。連結部材14の前端部の下面部には、連結部材14とカバー部材12Fとを締結するためのネジSC2が螺合されるネジ孔SH1が形成されている(図5参照)。また、連結部材14の左側面部には、連結部材14と本体部11とを締結するためのネジが螺合されるネジ孔SH2(図2A及び図2B参照)が形成されている。また、連結部材14の下面には、車両前後方向に延びる溝部141が形成されている。溝部141は、連結部材14の後端から車両前後方向中央部付近に亘って形成されている。
まず、連結部材14の前端部がカバー部材12Fの後端部に挿入される。貫通孔H3にネジSC2が下方から挿入され、ネジ孔SH1にネジSC2の先端が螺合される。これにより、カバー部材12の後端部に連結部材14が組み付けられる。カバー部材12に連結部材14が組み付けられた状態では、連結部材14の後端部はカバー部材12の後端から後方へ突出している。
次に、連結部材14が組み付けられたカバー部材12Fが本体部11の前端部に前方から近づけられ、連結部材14の後端部が本体部11の前端部に挿入される。連結部材14の後端部が本体部11の前端部に挿入された状態では、ネジSC1のヘッド部は、溝部141内に収容されている。そして、本体部11の貫通孔H2Fに図示しないネジが左方から挿入され、このネジの先端がネジ孔SH2に螺合される。上記のようにして、カバー部材12Fが本体部11の前端部に組み付けられる。カバー部材12Fが本体部11の前端部に組み付けられた状態では、カバー部材12Fの後端面は、本体部11の前端面に当接している。また、カバー部材12Rが本体部11の後端部に組み付けられた状態では、カバー部材12Rの前端面は、本体部11の後端面に当接している。
上記のように構成されたルーフレール10によれば、押し出し成形法を用いて形成された筒状部材Cの中間部、前端部及び後端部をそれぞれ曲げ加工しておき、前端部及び後端部の下側部分を切除するとともに、前端部と中間部との境界部、及び後端部と中間部との境界部に沿って筒状部材Cを切断することにより、本体部11とカバー部材12F,12Rが形成される。つまり、1つの母材(筒状部材C)から2種類の部品(本体部とカバー部材)が形成される。また切断工程においては、本体部11の上壁部C1の前端が下壁部C2の前端よりも後方に位置するように筒状部材Cが切断され、本体部11の上壁部C1の後端が下壁部C2の後端よりも前方に位置するように筒状部材Cが切断される。つまり、本体部11の前端部及び後端部は、上方に開放されている。したがって、下壁部C2の前端部及び後端部に形成された貫通孔H1F,H1Rに、上方からネジSC1を挿入してナットNTに螺合できる。すなわち、上記特許文献2のルーフレールのような開口部を形成する必要が無いのでルーフレール10の製造工数を削減できる。また、本体部11の前端部及び後端部の端面及びカバー部材12の端面が平面状に形成されている。本体部11の前端部及び後端部の端面形状及びカバー部材12の端面形状が単純なので、図3Cにおいて一点鎖線で示したように直線的に筒状部材Cを切断するだけで、簡単に本体部11及びカバー部材12F,12Rを製造できる。また、本体部11とカバー部材12F,12Rとの境界部において上壁部C1及び側壁部C3,C4に形成される見切り線が直線状であるため、ルーフレール10の外観品質を向上させることができる。
また、本体部11の前端部及び後端部にカバー部材12F,12Rが組み付けられることにより、本体部11の前端及び後端が塞がれるとともに、本体部11を固定しているネジSC1がカバー部材12F,12Rによって覆われる。したがって、上記従来のルーフレールのようなモールやキャップが不要である。また、ルーフレール10に形成される見切り線は、本体部11とカバー部材12F,12Rとの境界部に形成される見切り線のみであるので、外観品質を向上させることができる。また、本体部11とカバー部材12F,12Rは、同一の金属材料で構成されている。したがって、ルーフレール10の外観性能に関し、全体としての統一感を向上させることができる。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、連結部材14は、本体部11及びカバー部材12F,12RにネジSC1及びネジSC2でそれぞれ締結されている。しかし、連結部材14が本体部11及びカバー部材12F,12Rに凹凸嵌合するように構成されていてもよい。
また、カバー部材12F,12Rの下壁部C2の下面にクリップを組み付けるとともに、溝部Dの前端部及び後端部にブラケットを組み付けておき、カバー部材12F,12Rを本体部11に組み付ける際に、クリップがブラケットに嵌合するように構成してもよい。これによれば、カバー部材12F,12Rが、本体部11に固定されるのみならず、ルーフRの上面に直接的に固定される。したがって、カバー部材12F,12Rがより強固に固定される。
また、ルーフレール10の外観性能に関し、全体としての統一感が若干低下しても問題ない場合には、カバー部材12F,12Rを、ダイキャスト工法を用いて形成してもよい。また、カバー部材12F,12Rを、合成樹脂材で形成してもよい。カバー部材12F,12Rをダイキャスト工法を用いて形成する場合や合成樹脂材で形成する場合、カバー部材12F(12R)と連結部材14とを一体的に形成するとよい。これによれば、部品点数を削減できる。
また、図6に示すように、本体部11の端面(前端面及び後端面のうちのいずれか一方又は両方)が曲面状に形成されていてもよい。また、図7に示すように、本体部11の端部(前端部及び後端部のうちのいずれか一方又は両方)が階段状に形成されていてもよい。また、図8に示すように、本体部11の端部(前端部及び後端部のうちのいずれか一方又は両方)における上壁部C1の車幅方向中央部分が切り欠かれていてもよい。これらの場合、カバー部材12F,12Rを本体部11に組み付けた状態でカバー部材12F,12Rの端面が本体部11の端面に当接するように、カバー部材12F,12Rの端部を形成すればよい。
また、上記実施形態では、本体部11の前端及び後端にカバー部材12F及びカバー部材12Rがそれぞれ組み付けられているが、カバー部材が本体部11の前端及び後端のうちのいずれか一方に組み付けられるルーフレールとしてもよい。また、上記実施形態では、本体部11にカバー部材12F(12R)が組み付けられた状態で、本体部11の前端面(後端面)とカバー部材12Fの後端面(カバー部材12Rの前端面)とが当接するように構成されている。しかし、これに代えて、本体部11の前端部(後端部)がカバー部材12F(12R)の内側に挿入されるように構成されていても良い。つまり、本体部11の前端部(後端部)とカバー部材12F(12R)の端部とが重畳する状態で本体部11とカバー部材12F(12R)とが組み付けられても良い。逆に、カバー部材12F(12R)が本体部11の前端部(後端部)の内側に挿入されるように構成されていても良い。
10・・・ルーフレール、11・・・本体部、12F,12R・・・カバー部材、14・・・連結部材、C・・・筒状部材、C1・・・上壁部、C2・・・下壁部、C3,C4・・・側壁部、D・・・溝部、H1F,H1R・・・貫通孔、NT・・・ナット、R・・・ルーフ、SC1・・・ネジ、SP・・・スペーサ

Claims (5)

  1. 車両のルーフの上面に沿うように車両前後方向に延設された下壁部と、前記下壁部の上方にて車両前後方向に延設された上壁部とを有し、車両前後方向両端部のうちの少なくとも車両前後方向一端部が開放された筒状の本体部であって、前記下壁部における前記一端部側の端部に貫通孔が形成され、前記上壁部における前記一端部側の端部が前記貫通孔よりも前記下壁部の車両前後方向他端部側に位置しており、前記貫通孔に挿入された締結部材によって車両のルーフの上面に組み付けられる本体部と、
    前記本体部の前記一端部を塞ぐように前記本体部に組み付けられるカバー部材と
    前記カバー部材の下面に組み付けられるクリップと、
    前記ルーフの上面に組み付けられるブラケットであって、前記クリップが嵌合する嵌合部を有するブラケットと、を備えたルーフレール。
  2. 請求項1に記載のルーフレールにおいて、
    前記本体部の前記一端部の端面が平面状に形成されている、ルーフレール。
  3. 請求項1又は2に記載のルーフレールにおいて、
    前記本体部の前記一端部の端面は、前記本体部の軸線方向に対して傾斜するように形成され、
    前記本体部の前記一端部と対向する前記カバー部材の端部の端面は、前記本体部の前記一端部の端面に沿うように形成され、
    前記カバー部材が前記本体部に組み付けられた状態で、前記本体部の前記一端部の端面と前記カバー部材の端部の端面とが当接する、ルーフレール。
  4. 請求項1乃至3のうちのいずれか1つに記載のルーフレールにおいて、
    前記カバー部材は前記本体部の前記一端部に挿入される連結部材を介して前記本体部の前記一端部に組み付けられる、ルーフレール。
  5. 請求項4に記載のルーフレールにおいて、
    前記連結部材と前記カバー部材とが一体的に形成されている、ルーフレール。
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