JP2009040313A - フェンダライナーの構造 - Google Patents

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泰弘 山本
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【課題】フェンダライナーの形状がアンダーカットになっているときに、アンダーカット処理をすることなくフェンダライナーの一体成形を可能とし、かつ、フェンダライナーの車両組み付け時や、組み付け後の車両走行時に、フェンダライナーがフェンダパネルに傷を付けることのないフェンダライナーの構造を提供する。
【解決手段】フロントライナー12とリアライナー14がインテグラルヒンジ16により連結状態として一体成形され、フロントライナー12とリアライナー14には車両への取付け状態の形態に屈曲させた際に相互に重なり合う重合部位18が形成されており、重合部位18には車両への取付け状態の形態時に一致する締結孔20がそれぞれ形成されており、締結孔20に樹脂製リベット22を挿着させることにより前記フロントライナー12とリアライナー14を車両への取付け状態の形態に固定する。
【選択図】図4

Description

この発明はフェンダライナーの構造に関する。詳しくは、自動車等の車両に用いられるフェンダライナーの形状がアンダーカットになっている場合のフェンダライナーの構造に関する。
フェンダライナーはフロントライナーとリアライナーから構成され、全体形状は略U字状になっているため型が抜けにくい。そのため、フェンダライナーを全体形状のままで一体成形する場合にはアンダーカット処理が必要となるが、アンダーカット処理をすると型構造が複雑となり、型が高価となる。そこで、従来はアンダーカット処理が不要となるようにフロントライナーとリアライナーをそれぞれ別体で成形し、後でフロントライナーとリアライナーを結合する方法がとられていた。
図7に従来技術によりフロントライナー32とリアライナー34を別体で成形し、分割ラインで金属製リベット36により結合したフェンダライナー30の例を示す。しかし、この方法では別体で成形した部品の結合に手間がかかり、かつ金型も別々に作る必要があり作業効率が良くなかった。
そこで、従来の分割部にインテグラルヒンジを設けてフロントライナーとリアライナーを連結しフェンダライナーを一体成形する方法が提案された。図8にインテグラルヒンジ46を設けて一体成形したフェンダライナー40の成形時の形状を示す。この方法によれば、アンダーカット処理をする必要が無く、金型も一つで済ませることができる。そして、フェンダライナー40をインテグラルヒンジ46により屈曲させて車両への取付け状態の形態にした際に、相互に重なり合う重合部位48をフロントライナー42とリアライナー44のインテグラルヒンジ46の近くに設けておくことにより、重合部位48を重ね合わせて鉄製のタッカー50などで結合して、フェンダライナー40を車両への取付け状態の形態に固定することができる。図9にフロントライナー42とリアライナー44の重合部位でタッカー50で止めた状態のフェンダライナー40を示す。
従来技術として、特開2001−39343号公報(特許文献1)には、前半部と後半部が別体で成形されたフェンダライナーをボルト、クリップ、タッカー、接着、嵌めあい等により結合する方法が開示されている。なお、特許文献1では別体として成形する理由が前半部と後半部で材質を異ならせる必要があることによるものであり、背景事情は本発明とは異なる。
特開2001−39343号公報
しかしながら、従来は鉄製のタッカーなどでフロントライナーとリアライナーを結合しているため、走行中の振動によりまたは車両組付け時にタッカーとフェンダパネルがこすれて、フェンダパネルに傷が付き、フェンダパネルに錆が発生してしまうことがあるという問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、フェンダライナーの形状がアンダーカットになっているときに、アンダーカット処理をすることなくフェンダライナーの一体成形を可能とし、かつ、フェンダライナーの車両組み付け時や、組み付け後の車両走行時に、フェンダライナーがフェンダパネルに傷を付けることのないフェンダライナーの構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るフェンダライナーの構造は、車両の前後方向に配設されるフロントライナーとリアライナーがインテグラルヒンジにより連結状態として一体成形されてなるフェンダライナーの構造であって、
前記フロントライナーとリアライナーにはインテグラルヒンジにより車両への取付け状態の形態に屈曲させた際に相互に重なり合う重合部位が形成されていると共に、該両者の重合部位には前記車両への取付け状態の形態時に一致する締結孔がそれぞれ形成されており、
該締結孔に樹脂製リベットを挿着させることにより前記フロントライナーとリアライナーを車両への取付け状態の形態に固定することを特徴とする。
この発明によれば、フェンダライナーの形状がアンダーカットであっても、インテグラルヒンジでフロントライナーとリアライナーが前後に展開した形状にフェンダライナーを変形することで、アンダーカットを解消した形状とすることができ、成形時のアンダーカット処理が不要となる。また、フロントライナーとリアライナーはインテグラルヒンジで連結されているので、一体成形が可能である。
成形後は、フェンダライナーをインテグラルヒンジで屈曲させてフェンダライナーを車両への取付け状態の形態に変形し、フロントライナーとリアライナーの重合部位に形成されている締結孔に樹脂製リベットを挿着させて、フェンダライナーを取付け状態の形態に固定することができる。そして、車両の前後方向にフロントライナーとリアライナーを配設してフェンダライナーを車両に取り付けることができる。
ここで、締結には樹脂製リベットを用いており、樹脂製リベットはフェンダパネルよりも柔らかいため、フェンダライナーの車両組み付け時や、組み付け後の車両走行時に、樹脂製リベットとフェンダパネルがこすれることがあっても、フェンダパネルに傷が付くことはない。よってこすれた傷によりフェンダパネルが錆びてしまうということはない。
この発明によれば、フェンダライナーの形状がアンダーカットになっていても、アンダーカット処理をすることなくフェンダライナーの一体成形が可能である。また、樹脂製リベットでフロントライナーとリアライナーを締結するので、フェンダライナーの車両組み付け時や、組み付け後の車両走行時に、フェンダライナーがフェンダパネルに傷を付けることがなく、フェンダパネルの錆びの発生を抑えることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1に本発明の一実施例であるフェンダライナー10の成形時の形状を示す。フェンダライナー10は中央部に形成されたインテグラルヒンジ16によりフロントライナー12とリアライナー14が前後に展開された形状となっており、全体としてアンダーカットのない形状となっている。また、フロントライナー12とリアライナー14はインテグラルヒンジ16により連結されているため、一体成形が可能である。
図2は成形時におけるインテグラルヒンジ16の近傍部分の部分拡大図である。フロントライナー12とリアライナー14の隣接部分には約4分の3の範囲にインテグラルヒンジ16が形成され、インテグラルヒンジ16により両者は連結されており、残りの約4分の1の範囲には離れた状態で、それぞれに重合部位18が形成されており、重合部位18の中央部にはそれぞれ締結孔20が形成されている。そして、フロントライナー12とリアライナー14の締結孔20は、フェンダライナー10をインテグラルヒンジ16で屈曲させフェンダライナー10を車両への取付け状態の形態に変形したときに、その位置が重なるように構成されている。
フェンダライナー10を一体成形したのちは、フェンダライナー10を治具(図示せず)にセットしてインテグラルヒンジ16で屈曲させ、フェンダライナー10を車両への取付け状態の形態に変形する。すると、フロントライナー12とリアライナー14の重合部位18に形成された締結孔20の位置が一致するので、専用ガンを用いて締結孔20に樹脂製リベット22を挿着させて、フロントライナー12とリアライナー14を締結する。これにより、フロントライナー12とリアライナー14は車両への取付け状態の形態に固定されることとなる。図3にフロントライナー12とリアライナー14が取付け状態に固定されたフェンダライナー10を示す。図4に取付け状態の形態におけるフロントライナー12とリアライナー14の連結部分の部分拡大図を示す。
図5に図4のA−A矢視断面を示す。図5はフロントライナー12とリアライナー14が、樹脂製リベット22により、ガタツキ無く締結されていることを示している。
ここで実施例における樹脂製リベット22の装着方法の概略を説明する。図6(A)に樹脂製リベット22の構造を示す。樹脂製リベット22は外側の筒部材24と内側の軸部材26からなる二重構造となっており、先端部では軸部材26が筒部材24に埋め込まれた状態となっている。そして軸部材26には逆止爪28が形成されているために、軸部材26を引き上げることはできるが、軸部材26を押し下げることはできない構造となっている。
樹脂製リベット22の装着に先立って、フロントライナー12とリアライナー14の締結孔20を一致させる。続いて、専用ガンで樹脂製リベット22を締結孔20に打ち込む。次に軸部材26を引き上げる。すると、樹脂製リベット22の先端側に残されて扁平に広がった筒部材24と挿入側の筒部材24の頭部に挟まれてフロントライナー12とリアライナー14が固定される。軸部材26には逆止爪28が形成されているので軸部材26の引き上げを止めても、軸部材26が引き戻されることはない。そこで軸部材26の筒部材24から上部にはみ出した部分を切り取って、挿着を終了する。軸部材26の引き上げ、軸部材26のはみ出し部分の切り取りは専用ガンによって行われる。図6(B)に装着が終了した状態の樹脂製リベット22の構造を示す。
次に、フェンダライナー10は樹脂製リベット22で取付け状態の形態に固定された上で、車両の前後方向にフロントライナー12とリアライナー14を配設して車両に組付けられる。フェンダライナー10の車両組付け時や、組付け後の車両走行時に、樹脂製リベット22とフェンダパネルがこすれることがあっても、樹脂製リベット22はフェンダパネルよりも柔らかいためフェンダパネルに傷を付けることはなく、フェンダパネルに傷がついて錆が発生することがない。
なお、実施例では樹脂製リベットによりフロントライナーとリアライナーの締結を行ったが、締結部材は樹脂製のボルトあるいはクリップを用いても良い。また、締結孔を複数設けることもできる。その他、本発明はその技術思想の範囲で、各種の形態で実施できるものである。
一実施例におけるフェンダライナーの成形時の形状を示す図である。 成形時におけるインテグラルヒンジの近傍の部分拡大図である。 フェンダライナーの取付け形態を示す図である。 取付け状態の形態における連結部分の部分拡大図である。 図4のA−A矢視断面を示す図である。 樹脂製リベットによる締結方法の説明図である。 従来技術により分割成形し金属製リベットで止めた図である。 従来技術によりインテグラルヒンジを設け一体成形した図である。 従来技術で一体成形し重合部位でタッカー止めした図である。
符号の説明
10 フェンダライナー
12 フロントライナー
14 リアライナー
16 インテグラルヒンジ
18 重合部位
20 締結孔
22 樹脂製リベット
24 筒部材
26 軸部材
28 逆止爪

Claims (1)

  1. 車両の前後方向に配設されるフロントライナーとリアライナーがインテグラルヒンジにより連結状態として一体成形されてなるフェンダライナーの構造であって、
    前記フロントライナーとリアライナーにはインテグラルヒンジにより車両への取付け状態の形態に屈曲させた際に相互に重なり合う重合部位が形成されていると共に、該両者の重合部位には前記車両への取付け状態の形態時に一致する締結孔がそれぞれ形成されており、
    該締結孔に樹脂製リベットを挿着させることにより前記フロントライナーとリアライナーを車両への取付け状態の形態に固定することを特徴とする樹脂製フェンダライナーの構造。

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