JP6183246B2 - エンジンの動弁装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シリンダヘッドに、複数の吸排気弁がシリンダの中心軸線上の点を中心に略放射状に配設され、吸気側及び排気側カム軸により該各弁を開閉駆動するようにした、エンジンの動弁装置に関する技術分野に属する。
この種のエンジンの動弁装置では、複数の吸排気弁が略放射状に配設されていることから、カム軸のカムの回転を、どのように伝達して各弁の軸部の軸心方向の移動に変換するかが問題となる。例えば特許文献1では、略放射状に配設された2つの吸気弁及び2つの排気弁の各軸部頭部に該各弁の軸部の軸心方向に摺動可能な第1タペットを設け、この第1タペットとカム軸のカムとの間に、第1タペットの上面に当接する底面を有しかつ該カムの回転により中心軸方向に上下動可能な第2タペットを設け、この第2タペットの底面が、第1タペットの上面に対応して、第2タペットの中心軸方向(移動方向)に垂直な平面に対して傾斜している。
また、特許文献2では、略放射状に配設された2つの吸気弁及び2つの排気弁の各軸部頭部に先端部の下面が当接する第1スイングアームを、シリンダヘッドに揺動可能に支持し、その第1スイングアームの先端部の上面に先端部の下面が当接する第2スイングアームを、シリンダヘッドに揺動可能に支持し、カム軸のカムの回転により第1スイングアームを揺動させ、この第1スイングアームの揺動に応じて第2スイングアームを揺動させて各弁を開閉させるようにしている。
特開昭58−204902号公報 特開昭59−37213号公報
しかし、上記特許文献1では、第2タペットの底面が、該第2タペットの中心軸方向(移動方向)に垂直な平面に対して傾斜しているので、第2タペットの底面が第1タペットの上面を押圧する際に、第1タペットの上面及び第2タペットの底面の少なくとも一方が偏摩耗する可能性が高くなる。また、第1タペットの上面と第2タペットの底面との接触の仕方によって各弁のリフト量が変化し易く、このため、各弁のリフト量を精度良く管理することが困難である。さらに、第2タペットの上下方向の移動量に対して、各弁の軸部の軸心方向の移動量が少なくなり、各弁のリフト量を大きくすることも困難である。
一方、上記特許文献2のように1つの弁の駆動のために2つのスイングアームを設ければ、上記特許文献1のような問題は解消されるものの、1つの気筒において多くのスイングアームを揺動可能に支持する必要があるために、レイアウトに困難性が生じる。特に、第2スイングアームが、シリンダヘッドの幅方向(吸気側カム軸と排気側カム軸との対向方向)に延びているため、第2スイングアームの長さの分だけ、吸気側カム軸と排気側カム軸との間の間隔が広がり、シリンダヘッドがその幅方向に大きくなってしまう。
ここで、第2スイングアームを、各弁の軸部頭部からシリンダヘッドの幅方向の内側の部分に配置するようにすれば、吸気側カム軸と排気側カム軸との間の間隔を小さくすることができる。しかしながら、シリンダヘッドの幅方向の中央部には、通常、燃料噴射弁や点火プラグ等が配設されており、そのような配置は困難である。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の吸排気弁を略放射状に配設する場合に、吸排気弁の駆動特性を安定化させながら、吸排気弁の駆動レイアウトをコンパクトにしたエンジンの動弁装置を提供しようとすることにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、シリンダヘッドに、複数の吸排気弁の全てがシリンダの中心軸線上の点を中心に略放射状に配設され、吸気側及び排気側カム軸により該各弁を開閉駆動するようにした、エンジンの動弁装置を対象として、上記シリンダヘッドに取り付けられた吸気側及び排気側支持軸に揺動可能にそれぞれ支持され、長さ方向一部の下面が、上記各弁の軸部頭部にそれぞれ当接する弁軸当接部とされたスイングアーム部材と、上記シリンダヘッドに、上記各カム軸のカムの回転により該カムと摺動して上下動可能にそれぞれ支持され、底部に上記各スイングアーム部材の長さ方向一部の上面に当接する押圧部がそれぞれ設けられたタペットとを備え、上記各スイングアーム部材は、上記各カム軸のカムの回転による上記各タペットの上下動に応じて、該各スイングアーム部材の弁軸当接部が上記各弁の軸部の軸心方向に略沿って移動するように揺動して、上記各弁を開閉させるように構成されていて、上記各カム軸及び上記シリンダの中心軸の両方に垂直な方向を所定方向として、上記吸気側カム軸は該所定方向の一側に配置される一方、上記排気側カム軸は上記吸気側カム軸と離間して上記所定方向の他側に配置されており、上記吸気側支持軸は、上記吸気側カム軸の軸方向において上記シリンダの中心寄りの位置に位置するとともに、上側から見て上記所定方向の上記一側に向かって延びかつ上記所定方向の上記一側に向かって下側に傾斜して配置されており、上記排気側支持軸は、上記排気側カム軸の軸方向において上記シリンダの中心寄りの位置に位置するとともに、上側から見て上記所定方向の上記他側に向かって延びかつ上記所定方向の上記他側に向かって下側に傾斜して配置されており、上記各スイングアーム部材の長さ方向一部の上面は、上記各タペットの上記押圧部にそれぞれ当接するタペット当接部とされており、上記各支持軸の軸方向から見て、上記各スイングアーム部材の上記タペット当接部は円弧状に上側にそれぞれ突出し、上記各スイングアーム部材の上記弁軸当接部は円弧状に下側にそれぞれ突出していて、上記各スイングアーム部材は、該各スイングアーム部材の揺動により上記各弁を開くときには、上記各スイングアーム部材の上記タペット当接部と上記各タペットの上記押圧部とのそれぞれの当接ポイントが、上記各支持軸にそれぞれ近づくとともに、上記各スイングアーム部材の弁軸当接部と上記各弁の軸部頭部とのそれぞれの当接ポイントが、上記各支持軸からそれぞれ遠ざかるように構成されている、という構成とした。
上記の構成により、タペットの上下動がスイングアーム部材の揺動に変換され、このスイングアーム部材の弁軸当接部が、各弁の軸部の軸心方向に略沿って移動するように揺動するので、タペット及びスイングアーム部材が偏摩耗することなく、安定した弁開閉を達成することができる。また、1つの弁につき1つのスイングアーム部材しか設けられていないので、従来よりよく用いられている動弁装置と同様のスペースでコンパクトにレイアウトすることができる。特に、1つの弁につき2つのスイングアーム部材を設けた場合に比べて、シリンダヘッドの幅方向の寸法が大きくなるのを抑制することができる。
また、各支持軸の軸方向から見て、各スイングアーム部材のタペット当接部は円弧状に上側にそれぞれ突出し、各スイングアーム部材の上記弁軸当接部は円弧状に下側にそれぞれ突出しているため、各タペットの押圧部を各スイングアーム部材のタペット当接部に基本的に点状にそれぞれ当接させ、各弁の軸部頭部を各スイングアーム部材の弁軸当接部に基本的に点状にそれぞれ当接させることができる。
上記エンジンの動弁装置の一実施形態では、上記各タペットは、油圧式隙間調整機構を内蔵している。
このことにより、カム、タペット、スイングアーム部材及び吸排気弁の間の隙間調整を適切に行うことができる。
上記エンジンの動弁装置の他の実施形態では、上記シリンダヘッドにおける、上記シリンダ内の燃焼室の天井面に相当する部分が、ドーム形状に形成され、上記シリンダ内のピストン頂面における該シリンダの中心軸線上に、該シリンダの中心軸線方向から見て円形の燃焼キャビティが形成され、上記シリンダヘッドにおける上記シリンダの中心軸線上に、上記燃焼キャビティ内に燃料を噴射する燃料噴射弁が配設されている。
これにより、複数の吸排気弁をシリンダの中心軸線上の点を中心に略放射状に配設することが容易にできる。また、燃焼室の天井面がドーム形状であるので、ピストンの頂面を、これに対応した形状にすることで、スキッシュ流が周方向のどの部分でも一様になり、燃料をシリンダの中心軸線上に留まらせることができる。この結果、燃焼室中央部での成層燃焼が可能になり、火炎とシリンダ壁面との間の空気層により、シリンダ壁面から熱が逃げるのを抑制することができる。
上記エンジンの動弁装置の上記他の実施形態において、上記複数の吸排気弁は、2つの吸気弁及び2つの排気弁であり、上記エンジンは、圧縮自己着火式のエンジンであり、上記吸気弁と上記排気弁との間に、上記燃料噴射弁により噴射された燃料の自己着火をアシストする点火プラグ又は活性化酸素噴射装置が配設されている、という構成であってもよい。
このことで、燃料の自己着火を確実に行わせることができるとともに、点火プラグ又は活性化酸素噴射装置をコンパクトに配置することができる。
以上説明したように、本発明のエンジンの動弁装置によると、シリンダヘッドに取り付けられた吸気側及び排気側支持軸に揺動可能にそれぞれ支持され、長さ方向一部の下面が、各弁の軸部の頭部にそれぞれ当接する弁軸当接部とされたスイングアーム部材と、底部に各スイングアーム部材の長さ方向一部の上面に当接する押圧部がそれぞれ設けられたタペットとを備え、各スイングアーム部材が、各カム軸のカムの回転による各タペットの上下動に応じて、該各スイングアーム部材の弁軸当接部が各弁の軸部の軸心方向に略沿って移動するように揺動して、上記各弁を開閉させるように構成されていて、上記各カム軸及び上記シリンダの中心軸の両方に垂直な方向を所定方向として、上記吸気側カム軸は該所定方向の一側に配置される一方、上記排気側カム軸は上記吸気側カム軸と離間して上記所定方向の他側に配置されており、上記吸気側支持軸は、上記吸気側カム軸の軸方向において上記シリンダの中心寄りの位置に位置するとともに、上側から見て上記所定方向の上記一側に向かって延びかつ上記所定方向の上記一側に向かって下側に傾斜して配置されており、上記排気側支持軸は、上記排気側カム軸の軸方向において上記シリンダの中心寄りの位置に位置するとともに、上側から見て上記所定方向の上記他側に向かって延びかつ上記所定方向の上記他側に向かって下側に傾斜して配置されており、上記各スイングアーム部材の長さ方向一部の上面は、上記各タペットの上記押圧部にそれぞれ当接するタペット当接部とされており、上記各支持軸の軸方向から見て、上記各スイングアーム部材の上記タペット当接部は円弧状に上側にそれぞれ突出し、上記各スイングアーム部材の上記弁軸当接部は円弧状に下側にそれぞれ突出していて、上記各スイングアーム部材は、該各スイングアーム部材の揺動により上記各弁を開くときには、上記各スイングアーム部材の上記タペット当接部と上記各タペットの上記押圧部とのそれぞれの当接ポイントが、上記各支持軸にそれぞれ近づくとともに、上記各スイングアーム部材の弁軸当接部と上記各弁の軸部頭部とのそれぞれの当接ポイントが、上記各支持軸からそれぞれ遠ざかるように構成されていることにより、吸排気弁の駆動特性を安定化させながら、吸排気弁の駆動レイアウトをコンパクトにすることができる。
本発明の実施形態に係る動弁装置を示す平面図である。 図1のII−II線断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 上記動弁装置における或る1つの気筒の構成を示す、排気側から見た斜視図である。 燃焼噴射弁の先端部の周辺を示す、シリンダの中心軸線を含みかつ吸気側カム軸及び排気側カム軸に平行な面で切断した拡大断面図である。 タペット及び該タペットに内蔵された油圧ラッシュアジャスタの構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図4は、本発明の実施形態に係る動弁装置を示す。この動弁装置が適用されたエンジン1は、本実施形態では、多気筒エンジン(詳しくは、直列4気筒ガソリンエンジン)であって、自動車等の車両に搭載される。また、このエンジン1は、圧縮自己着火式のエンジンであって、幾何学的圧縮比が比較的高い値に設定されている。
エンジン1は、シリンダブロック12と、その上に載置されるシリンダヘッド13とを備えており(図1及び図4では、これらの記載を省略している)、シリンダブロック12の内部に4つのシリンダ11(気筒)がエンジン1の前後方向(図1及び図3の左右方向)に並んで形成されている。尚、図1及び図3の左側(図4の右側(後述のクランク軸9から吸気側カム軸35及び排気側カム軸36に動力を伝達する伝達機構が設けられている側))を、エンジン1の前側(以下、単に前側という)とし、図1及び図3の右側(図4の左側)を、エンジン1の後側(以下、単に後側という)とする。また、エンジン1の、前側から見たときの左側を、単に左側といい、前側から見たときの右側を、単に右側という。右側は、所定方向の一側に相当し、左側は、所定方向の他側に相当する。
各シリンダ11内には、ピストン15が摺動自在にそれぞれ嵌挿されており、ピストン15は、シリンダ11及びシリンダヘッド13と共に燃焼室17を区画している。ピストン15は、コネクティングロッド10によって、前後方向に延びるクランク軸9(図1参照)と連結されている。
本実施形態では、シリンダヘッド13における、シリンダ11内の燃焼室17の天井面に相当する部分が、ドーム形状(略半球状)に形成されている。ピストン15の頂面は、この天井面に対応した凸形状(略半球状)をなしていて、該頂面におけるシリンダ11の中心軸線上には、該シリンダ11の中心軸線方向から見て円形の燃焼キャビティ15aが凹状に形成されている。
シリンダヘッド13には、気筒毎に2つの吸気ポート(図3では排気ポート19しか見えていない)が形成され、それぞれがシリンダヘッド13の下面(燃焼室17の天井面)に開口することで燃焼室17に連通している。同様に、気筒毎に2つの排気ポート19(図3参照)がシリンダヘッド13に形成され、それぞれがシリンダヘッド13の下面(燃焼室17の天井面)に開口することで燃焼室17に連通している。吸気ポートは、シリンダ11内に導入される新気が流れる吸気通路(図示省略)に接続されている。一方、排気ポート19は、各シリンダ11からの既燃ガス(排気ガス)が流れる排気通路(図示省略)に接続されている。
シリンダヘッド13には、吸気弁21及び排気弁22が、それぞれ吸気ポート及び排気ポート19を燃焼室17から遮断(閉)することができるように配設されている。各吸排気弁21,22の軸部21a,22aの周囲には、該各弁21,22を閉じる側(上側)に付勢するリターンスプリング23がそれぞれ設けられている。4つの吸排気弁21,22は、シリンダ11の中心軸線上の点を中心に略放射状に配設されている。すなわち、上側から見て、吸排気弁21,22の軸部21a,22aの軸心がシリンダ11の中心から放射状に延びている(図1参照)。上側から見たときの周方向に相隣接する2つの弁21(22)の軸部21a(22a)の軸心のなす角度は、いずれも略同じ略90°である。上側から見て、吸気弁21は、クランク軸9の軸線に対して右側に位置し、排気弁22は、クランク軸9の軸線に対して左側に位置する。
シリンダヘッド13における各シリンダ11の中心軸線上(つまり上記天井面の中心)に、上記燃焼キャビティ15a内に燃料を噴射する燃料噴射弁25が配設されている。図5に示すように、この燃料噴射弁25の先端部(下端部)は、燃焼室17に臨んでいて、その先端部から燃料が円錐コーン状(図5の二点鎖線参照)に噴射される。シリンダヘッド13における燃料噴射弁25の先端部の周囲部分は、略円錐状の凹部13aとされ、この凹部13a内の空間の分だけ燃焼室17が広がっていることになる。燃料噴射弁25の先端部は、凹部13aの底部中央部から燃焼室17(凹部13a内の空間)に臨んでおり、これにより、該先端部から円錐コーン状に噴射された燃料が、燃焼室17の天井面に付着しないようになされている。
各気筒において、シリンダヘッド13における燃料噴射弁25の前側の部分には、点火プラグ26が配設されている。この点火プラグ26は、燃料噴射弁25により噴射された燃料(混合気)の自己着火をアシストするものであり、この自己着火のトリガーを与えるものである。点火プラグ26の上端部には、コイル等の点火回路が収容された点火回路収容ボックス26aが設けられている。尚、この点火プラグ26に代えて、活性化酸素(オゾン)を噴射する活性化酸素噴射装置を設けるようにしてもよい。この活性化酸素噴射装置より噴射された活性化酸素により、上記点火プラグ26と同様に、上記自己着火をアシストすることができる。
また、各気筒において、シリンダヘッド13における燃料噴射弁25の後側の部分には、燃焼室17内の圧力を検出する筒内圧センサ27が配設されている。この筒内圧センサ27により検出された圧力は、エンジン1の制御に利用される。
シリンダヘッド13の上面における右側部分及び左側部分には、吸気側カムキャリア31と排気側カムキャリア32とが固定されている(図2参照)。シリンダヘッド13における吸気側カムキャリア31が固定される上面は、シリンダヘッド13の右側に向かって下側に傾斜し、シリンダヘッド13における排気側カムキャリア32が固定される上面は、シリンダヘッド13の左側に向かって下側に傾斜している。これにより、吸気側カムキャリア31及び排気側カムキャリア32は、シリンダ11の中心軸線に対して斜めに延びることになり、吸気側カムキャリア31は、上側の部分ほど右側に位置するように傾斜し、排気側カムキャリア32は、上側の部分ほど左側に位置するように傾斜している。
吸気側カムキャリア31の上面には、吸気側カムキャップ33が固定されて、吸気側カムキャリア31と吸気側カムキャップ33とにより、前後方向に延びる吸気側カム軸35が回転可能に支持される。また、同様に、排気側カムキャリア32の上部には、排気側カムキャップ34が固定されて、排気側カムキャリア32と排気側カムキャップ34とにより、前後方向に延びる(吸気側カム軸35と平行に延びる)排気側カム軸36が回転可能に支持される。吸気側カム軸35及び排気側カム軸36は、周知の伝達機構(図示せず)によって、クランク軸9の動力が伝達されて回転する。
吸気側カム軸35には、吸気弁21(1つの気筒につき2つで、合計8つの吸気弁21)を、開閉駆動するためのカム37(合計8つ)が該吸気側カム軸35と一体回転するように設けられている。また、排気側カム軸36には、排気弁22(1つの気筒につき2つで、合計8つの排気弁22)を、開閉駆動するためのカム38(合計8つ)が該排気側カム軸36と一体回転するように設けられている。
本実施形態に係る動弁装置は、各弁21,22毎に設けられたスイングアーム部材51と、同じく各弁21,22毎に設けられた略円筒状のタペット52とを備えていて、これらスイングアーム部材51及びタペット52により、各弁21,22を開閉するようになされている。以下、吸気弁21の開閉を行うスイングアーム部材51及びタペット52をそれぞれ、吸気側スイングアーム部材51A及び吸気側タペット52Aといい、排気弁22の開閉を行うスイングアーム部材51及びタペット52をそれぞれ、排気側スイングアーム部材51B及び排気側タペット52Bという。但し、吸気側と排気側とを区別する必要がないときには、単にスイングアーム部材51及びタペット52という。
スイングアーム部材51は、シリンダヘッド13に揺動可能に支持されている。詳しくは、吸気側及び排気側スイングアーム部材51A,51Bは、シリンダヘッド13に取り付けられた吸気側及び排気側支持軸53,54の回りにそれぞれ揺動可能に支持されている。つまり、吸気側及び排気側支持軸53,54はスイングアーム部材51の揺動中心軸に相当する。図2に破線で示すように、吸気側支持軸53は、シリンダヘッド13の上面と吸気側カムキャリア31の下面との間に位置していて、シリンダヘッド13の上面に吸気側カムキャリア31を固定することで、シリンダヘッド13に取付固定される。吸気側支持軸53は、シリンダヘッド13における吸気側カムキャリア31が固定される上面と同様に、シリンダヘッド13の右側に向かって下側に傾斜している。吸気側支持軸53は、上側から見て、吸気側カム軸35に対して垂直な方向(左右方向)に延びている。また、排気側支持軸54は、シリンダヘッド13の上面と排気側カムキャリア32の下面との間に位置していて、シリンダヘッド13の上面に排気側カムキャリア32を固定することで、シリンダヘッド13に取付固定される。排気側支持軸54は、シリンダヘッド13における排気側カムキャリア32が固定される上面と同様に、シリンダヘッド13の左側に向かって下側に傾斜している。排気側支持軸54は、上側から見て、排気側カム軸36に対して垂直な方向(左右方向)に延びている。
各気筒において、2つの吸気側支持軸53が、前後方向においてシリンダ11の中心寄りに位置し、それら吸気側支持軸53から前側及び後側に2つの吸気側スイングアーム部材51Aが互いに遠ざかるようにそれぞれ延びている。これら2つの吸気側スイングアーム部材51Aの長さ方向一部の下面(本実施形態では、先端部の下面)が、2つの吸気弁21の軸部21aの頭部にそれぞれ当接する弁軸当接部55(図6参照(図3及び図4では、排気側スイングアーム部材51Bの弁軸当接部55しか見えていないが、吸気側スイングアーム部材51Aの弁軸当接部55も、これと同等である))とされている。また、各気筒において、2つの排気側支持軸54が、前後方向においてシリンダ11の中心寄りに位置し、それら排気側支持軸54から前側及び後側に2つの排気側スイングアーム部材51Bが互いに遠ざかるようにそれぞれ延びている。これら2つの排気側スイングアーム部材51Bの長さ方向一部の下面(本実施形態では、先端部の下面)が、2つの排気弁22の軸部22aの頭部にそれぞれ当接する弁軸当接部55とされている。
吸気側支持軸53及び排気側支持軸54が、上記のように傾斜していることで、スイングアーム部材51が揺動したとき、該スイングアーム部材51の弁軸当接部55が、各弁21,22の軸部21a,22aの軸心方向に略沿って移動するようになる。
上記吸気側タペット52Aは、シリンダヘッド13に、吸気側カム軸35のカム37の回転により上下動可能に支持され、排気側タペット52Bは、シリンダヘッド13に、排気側カム軸36のカム38の回転により上下動可能に支持されている。吸気側タペット52Aの底部には、吸気側スイングアーム部材51Aの長さ方向一部の上面(本実施形態では、先端部の上面)に設けられたタペット当接部57に当接する押圧部61(図6参照)が設けられ、吸気側タペット52Aの上面は、吸気側カム軸35のカム37が摺動するカム摺動部63(図6参照)とされている。また、排気側タペット52Bの底部には、排気側スイングアーム部材51Bの長さ方向一部の上面(本実施形態では、先端部の上面)に設けられたタペット当接部57に当接する押圧部61が設けられ、排気側タペット52Bの上面は、排気側カム軸36のカム38が摺動するカム摺動部63とされている。
尚、シリンダヘッド13における各スイングアーム部材51の上側の部分には、スイングアーム部材51のタペット当接部57及び弁軸当接部55に潤滑油を供給するため給油路41が設けられている(図3参照)。
吸気側タペット52Aの中心軸は、吸気側支持軸53及び吸気側カム軸35の両方に垂直な方向に延びており、吸気側タペット52Aは、その中心軸方向に沿って上下動するようになされている。また、排気側タペット52Bの中心軸は、排気側支持軸54及び排気側カム軸36の両方に垂直な方向に延びており、排気側タペット52Bは、その中心軸方向に沿って上下動するようになされている。
吸気側カム軸35のカム37の回転により吸気側タペット52Aがその中心軸方向に上下動し、この吸気側タペット52Aの上下動に応じて、吸気側スイングアーム部材51Aが、その弁軸当接部55が吸気弁21の軸部21aの軸心方向に略沿って移動するように揺動して、吸気弁21を開閉させる。また、排気側カム軸36のカム38の回転により排気側タペット52Bがその中心軸方向に上下動し、この排気側タペット52Bの上下動に応じて、排気側スイングアーム部材51Bが、その弁軸当接部55が排気弁22の軸部22aの軸心方向に略沿って移動するように揺動して、排気弁22を開閉させる。
すなわち、吸気側タペット52Aのカム摺動部63が吸気側カム軸35のカム37のノーズ部により押圧されて吸気側タペット52Aがその中心軸方向の下側に移動すると、吸気側タペット52Aの押圧部61が、吸気側スイングアーム部材51Aのタペット当接部57を下側に押圧する。これにより、吸気側スイングアーム部材51Aの弁軸当接部55が吸気弁21をその軸部21aの軸心方向の下側に押圧しながら揺動し、この結果、吸気弁21が開く。
一方、吸気側カム軸35のカム37のノーズ部が吸気側タペット52Aのカム摺動部63から離れていくとき、吸気弁21の軸部21aの周囲に設けたリターンスプリング23により吸気弁21が上側に戻ろうとし、これにより、吸気側スイングアーム部材51Aの弁軸当接部55が吸気弁21によって上側に押圧されながら吸気側スイングアーム部材51Aが揺動し、これに伴って、吸気側タペット52Aの押圧部61が吸気側スイングアーム部材51Aのタペット当接部57によって上側に押圧されて、吸気側タペット52Aがその中心軸方向の上側に移動する。この結果、吸気弁21が閉じる。排気側タペット52B、排気側スイングアーム部材51B及び排気弁22の動作についても、吸気側タペット52A、吸気側スイングアーム部材51A及び吸気弁21の上記動作と同様である。
ここで、吸気側支持軸53の軸心方向から見て、吸気側スイングアーム部材51Aのタペット当接部57は円弧状に上側に突出し、吸気側スイングアーム部材51Aの弁軸当接部55は円弧状に下側に突出している。これにより、吸気側支持軸53の軸心方向から見て、吸気側タペット52Aの押圧部61がタペット当接部57に基本的に点状に当接し、吸気弁21の軸部21aの頭部が弁軸当接部55に基本的に点状に当接することになる。また、同様に、排気側支持軸54の軸心方向から見て、排気側スイングアーム部材51Bのタペット当接部57は円弧状に上側に突出し、排気側スイングアーム部材51Bの弁軸当接部55は円弧状に下側に突出し、これにより、排気側支持軸54の軸心方向から見て、排気側タペット52Bの押圧部61が排気側スイングアーム部材51Bのタペット当接部57に基本的に点状に当接し、排気弁22の軸部22aの頭部が排気側タペット52Bの弁軸当接部55に基本的に点状に当接することになる。
吸気側タペット52Aの下側への移動に連れて、吸気側スイングアーム部材51Aのタペット当接部57における押圧部61の当接ポイントは、吸気側支持軸53に近づく側にずれていき、吸気側スイングアーム部材51Aの弁軸当接部55における吸気弁21の軸部21aの頭部の当接ポイントは、吸気側支持軸53から遠ざかる側にずれていく。これにより、吸気弁21の高リフト側の方が低リフト側よりも、吸気側タペット52Aの一定の移動量に対する吸気弁21の移動量が大きくなる。この結果、大きなリフト量が得られるとともに、低リフト側では吸気弁21の移動の加速度が抑えられて、開き始めるときに吸気弁21がジャンプするのを抑制することができ、閉じるときにはゆっくりと閉じて、リバウンドするのを抑制することができる。また、排気弁22についても同様である。
本実施形態では、吸気側スイングアーム部材51Aの長さ方向において、該吸気側スイングアーム部材51Aのタペット当接部57と弁軸当接部55とは、略同じ位置に位置しているが、異なる位置に位置させるようにしてもよい。この場合、吸気側スイングアーム部材51Aのタペット当接部57及び弁軸当接部55の一方は、吸気側スイングアーム部材51Aの先端部に、他方は、長さ方向中間部にそれぞれ位置させればよい。大きなリフト量を得るようにする観点からは、タペット当接部57を、吸気側スイングアーム部材51Aの長さ方向中間部に、弁軸当接部55を、吸気側スイングアーム部材51Aの先端部にそれぞれ位置させるのがよい。同様に、排気側スイングアーム部材51Bの長さ方向において、該排気側スイングアーム部材51Bのタペット当接部57と弁軸当接部55とは、略同じ位置に位置しているが、異なる位置に位置させるようにしてもよい。この場合、排気側スイングアーム部材51Bのタペット当接部57及び弁軸当接部55の位置関係は、吸気側スイングアーム部材51Aと同様である。
また、本実施形態では、タペット52は、油圧式隙間調整機構である油圧ラッシュアジャスタ71(以下、HLAという)を内蔵している。このHLA71を内蔵したタペット52の詳細な構成について、図6を参照しながら説明する。
タペット52は、周縁が折曲部72aとされた略円板形状の天板72と、この天板72の折曲部72aの内周面にかしめ結合された円筒状の上部スカート73と、この上部スカート73の下端部とかしめ結合された薄板状の下部スカート74とを有している。
下部スカート74は、上部スカート73と連続する円筒形状部74aと、この円筒形状部74aの上部に設けられかつ内側に折曲された段部74bと、この段部74bから更に内側に延びた後に上側に延びる、HLA71をガイドするHLAガイド74cとを有している。そして、上部スカート73の下端部の外周に後述の油圧室81へ油を供給するための油溝部73aが形成され、この油溝部73aと下部スカート74の段部74bとがかしめ結合されている。
上記HLAガイド74cの内周側に、HLA71が配設されている。このHLA71は、それ自体周知の構成を有するものであって、タペット52の中心軸方向に延びかつ上面に凹部76aが設けられたボディ76と、このボディ76の凹部76a内に配置され、上側に開放された有底円筒状のプランジャー77と、このプランジャー77の底部中央部に形成された貫通孔77aを下方から塞ぐチェックボール78と、このチェックボール78を下方から取り囲むチェックボールゲージ79と、チェックボール78とチェックボールゲージ79との間に設けられ、チェックボール78を上方(閉方向)に付勢するスプリング79aと、チェックボールゲージ79の周囲に配設されたプランジャースプリング80とを有している。上記ボディ76、天板72、上部スカート73及びHLAガイド74cにより囲まれた空間には、上記油溝部73aから油が供給される油圧室81が画成されている。そして、バルブクリアランスに応じて、油圧室81からプランジャー77の内部に油が供給された後、貫通孔77aからその下側に油が供給されて、プランジャー77がボディ76に対して相対的に上下動し、こうしてバルブクリアランスが自動的に調整される。
上記天板72の上面が、タペット52の上面であって、上記カム摺動部63である。また、タペット52の底部まで延設されたボディ76の下端面が、スイングアーム部材51のタペット当接部57に当接する上記押圧部61である。
したがって、本実施形態では、各スイングアーム部材51が、各カム軸35,36のカム37,38の回転による各タペット52の上下動に応じて、該各スイングアーム部材51の弁軸当接部55が各弁21,22の軸部21a,22aの軸心方向に略沿って移動するように揺動して、各弁21,22を開閉させるように構成されているので、タペット52の押圧部61並びにスイングアーム部材51のタペット当接部57及び弁軸当接部55が偏摩耗することなく、安定した弁開閉を達成することができる。また、1つの弁21(22)につき1つのスイングアーム部材51しか設けられていないので、従来よりよく用いられている動弁装置と同様のスペースでコンパクトにレイアウトすることができる。特に、1つの弁21(22)につき2つのスイングアーム部材を設けた場合に比べて、シリンダヘッド13の幅方向の寸法(吸気側カム軸35と排気側カム軸36との間の間隔)が大きくなるのを抑制することができる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
例えば、上記実施形態では、本発明を、4つの気筒を有する多気筒エンジン1の動弁装置を例に説明したが、気筒数はいくつであってもよく、1つであってもよい。また、圧縮自己着火式のエンジンである必要はなく、点火プラグ26によって、燃料噴射弁25により噴射された燃料(混合気)を着火させるようにしてもよい。
上述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、シリンダヘッドに、複数の吸排気弁がシリンダの中心軸線上の点を中心に略放射状に配設され、吸気側及び排気側カム軸により該各弁を開閉駆動するようにした、エンジンの動弁装置に有用である。
1 エンジン
13 シリンダヘッド
15 ピストン
15a 燃焼キャビティ
21 吸気弁
21a 吸気弁の軸部
22 排気弁
22a 排気弁の軸部
25 燃料噴射弁
26 点火プラグ
35 吸気側カム軸
36 排気側カム軸
51 スイングアーム部材
51A 吸気側スイングアーム部材
51B 排気側スイングアーム部材
52 タペット
52A 吸気側タペット
52B 排気側タペット
55 弁軸当接部
57 タペット当接部
61 押圧部
71 油圧ラッシュアジャスタ(油圧式隙間調整機構)

Claims (5)

  1. シリンダヘッドに、複数の吸排気弁の全てがシリンダの中心軸線上の点を中心に略放射状に配設され、吸気側及び排気側カム軸により該各弁を開閉駆動するようにした、エンジンの動弁装置であって、
    上記シリンダヘッドに取り付けられた吸気側及び排気側支持軸に揺動可能にそれぞれ支持され、長さ方向一部の下面が、上記各弁の軸部頭部にそれぞれ当接する弁軸当接部とされたスイングアーム部材と、
    上記シリンダヘッドに、上記各カム軸のカムの回転により該カムと摺動して上下動可能にそれぞれ支持され、底部に上記各スイングアーム部材の長さ方向一部の上面に当接する押圧部がそれぞれ設けられたタペットとを備え、
    上記各スイングアーム部材は、上記各カム軸のカムの回転による上記各タペットの上下動に応じて、該各スイングアーム部材の弁軸当接部が上記各弁の軸部の軸心方向に略沿って移動するように揺動して、上記各弁を開閉させるように構成されていて、
    上記各カム軸及び上記シリンダの中心軸の両方に垂直な方向を所定方向として、上記吸気側カム軸は該所定方向の一側に配置される一方、上記排気側カム軸は上記吸気側カム軸と離間して上記所定方向の他側に配置されており、
    上記吸気側支持軸は、上記吸気側カム軸の軸方向において上記シリンダの中心寄りの位置に位置するとともに、上側から見て上記所定方向の上記一側に向かって延びかつ上記所定方向の上記一側に向かって下側に傾斜して配置されており、
    上記排気側支持軸は、上記排気側カム軸の軸方向において上記シリンダの中心寄りの位置に位置するとともに、上側から見て上記所定方向の上記他側に向かって延びかつ上記所定方向の上記他側に向かって下側に傾斜して配置されており、
    上記各スイングアーム部材の長さ方向一部の上面は、上記各タペットの上記押圧部にそれぞれ当接するタペット当接部とされており、
    上記各支持軸の軸方向から見て、上記各スイングアーム部材の上記タペット当接部は円弧状に上側にそれぞれ突出し、上記各スイングアーム部材の上記弁軸当接部は円弧状に下側にそれぞれ突出していて、
    上記各スイングアーム部材は、該各スイングアーム部材の揺動により上記各弁を開くときには、上記各スイングアーム部材の上記タペット当接部と上記各タペットの上記押圧部とのそれぞれの当接ポイントが、上記各支持軸にそれぞれ近づくとともに、上記各スイングアーム部材の弁軸当接部と上記各弁の軸部頭部とのそれぞれの当接ポイントが、上記各支持軸からそれぞれ遠ざかるように構成されていることを特徴とするエンジンの動弁装置。
  2. 請求項1記載のエンジンの動弁装置において、
    上記各タペットは、油圧式隙間調整機構を内蔵していることを特徴とするエンジンの動弁装置。
  3. 請求項1又は2記載のエンジンの動弁装置において、
    上記シリンダヘッドにおける、上記シリンダ内の燃焼室の天井面に相当する部分が、ドーム形状に形成され、
    上記シリンダ内のピストン頂面における該シリンダの中心軸線上に、該シリンダの中心軸線方向から見て円形の燃焼キャビティが形成され、
    上記シリンダヘッドにおける上記シリンダの中心軸線上に、上記燃焼キャビティ内に燃料を噴射する燃料噴射弁が配設されていることを特徴とするエンジンの動弁装置。
  4. 請求項3記載のエンジンの動弁装置において、
    上記複数の吸排気弁は、2つの吸気弁及び2つの排気弁であり、
    上記エンジンは、圧縮自己着火式のエンジンであり、
    上記吸気弁と上記排気弁との間に、上記燃料噴射弁により噴射された燃料の自己着火をアシストする点火プラグ又は活性化酸素噴射装置が配設されていることを特徴とするエンジンの動弁装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のエンジンの動弁装置において、
    上記各スイングアーム部材の上記タペット当接部は、該各スイングアーム部材の長さ方向先端部の上面にそれぞれ位置し、上記各スイングアーム部材の上記弁軸当接部は、該各スイングアーム部材の長さ方向先端部の下面にそれぞれ位置することを特徴とするエンジンの動弁装置。
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