JP6181838B1 - 脱落防止フットカバーおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】十分な弾性を持ちながら密着性が高く、着用が快適で、脱落しにくく、既存の脱落防止フットカバーに存在するシリコーンゲル起因のアレルギー問題を有効に避けられる脱落防止フットカバーおよびその製造方法を提供する。【解決手段】脱落防止フットカバーは、踵部、被覆部およびつま先部を有し、踵部、被覆部およびつま先部が一体成型されるように編成されたボディ部と、熱伝達方式により踵部の内側に形成され、ポリオレフィンゲル膜である滑り止め膜と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明はフットカバーに関し、特に脱落防止フットカバーおよびその製造方法に関する。
生活レベルの向上につれて、人々は衣類や装身具の組み合わせに対してより高く追求し気配りを使い、着用時の見た目が美しいだけでなく、快適さも求めているため、これに応じて、フットカバーが現れた。通常の靴下と異なって、フットカバーは長さが比較的に短く、履き口が足首よりも浅いのが一般的である。靴を履いた後は、足の前半部分だけをカバーし、往々にして靴下が見えず、視覚上は靴下を履いていないように感じるため、ほとんどのカジュアル靴との組み合わせに適し、美しくて自然である。また、フットカバーにより覆われる部分が少ないため、さらに快適で透気性がよく、暑い日に運動する際の蒸し暑さを有効に低減でき、足汗が多すぎて臭いにおいを発散してしまう気まずい状況から避けられる。
フットカバーにより覆われる踵の高さが比較的に低いため、通常の靴下に比べると、フットカバーは着用者の運動過程において脱落しやすい。そこで、フットカバーの脱落を防止するため、既存のフットカバーでは、靴下の踵部に滑り止めシリコーンゲルバーを熱接着する。シルクスクリーン印刷プロセスにより液状のシリコーンゲルを踵部の内側に貼り合せてから、高温で乾燥凝固することにより滑り止めシリコーンゲルを形成する。しかしながら、シルクスクリーン印刷プロセスでは加熱および乾燥を行わなければならないため、エネルギー消費が高く、汚染も大きい。また、機械設備が占める面積が大きく、人件費コストが高い。同時に、シルクスクリーン印刷プロセスではシリコーンゲルの印刷位置を決めることが非常に難しく、ディスペンス位置が正確でなく、シリコーンゲルに気泡が生じしやすいなどの問題がある。さらに、シリコーンゲル自体の物理的性質の要求により、シリコーンゲルの膜厚は最も薄くても1mm以上(通常は1−2mm範囲内)である必要があるため、印刷して出来上がるシリコーンゲルの厚さは比較的に厚く、滑り止め性が悪い。消費者が着用した後は皮膚に押圧痕跡が形成され、血液循環に不利である。特に、既存の多くのシリコーンゲルはすべてが安全で無毒の成分になっていないため、一部の人はシリコーンゲルに対してアレルギー反応を起こすことがある。
また、従来のフットカバーは、その全体の弾力性が比較的に悪く、着用時の快適感が足りず、底側中部両側における編み終わりの縁止め方にはループの引き出し回数が多く、伸縮性を制御しにくく、脱落しやすい。
本発明は、既存技術における少なくとも一つの問題点を解決するためになされてものであり、新しい材料からなる滑り止め膜を用いた脱落防止フットカバーおよびその製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明に係る脱落防止フットカバーは、踵部、被覆部およびつま先部を有し、踵部、被覆部およびつま先部が一体成型されるように編成されたボディ部と、熱伝達方式により踵部の内側に形成され、ポリオレフィンゲル膜である滑り止め膜と、を含む。
本発明の一実施形態によれば、被覆部の両側は拾い目編みおよび引き返し編みの組み合わせ構造を有し、拾い目編みおよび引き返し編みの組み合わせ構造は、引き返し編ではループを引き出さない構造と拾い目編みではループを引き出す構造との結合である。
本発明の一実施形態によれば、ボディ部は、表地および裏地を編成されてなり、表地はJS32S/1コーマ綿(Combed Cotton)を用い、裏地は40Dスパンデックス/70Dナイロンカバーリングを用い、ボディ部は履き口を有し、履き口は180/70/70ポリウレタン弾性繊維を用いる。
本発明の他の一つの目的を達成するための本発明に係る脱落防止フットカバーの製造方法は、踵部、被覆部およびつま先部を有するボディ部を編成するステップと、熱伝達方式によりポリオレフィンゲル膜を踵部の内側に熱接着させて滑り止め膜を形成するステップと、を含む。
本発明の一実施形態によれば、熱伝達方式は、回転盤式熱接着機を用いて実現する。
本発明の一実施形態によれば、回転盤式熱接着装置の接着用ヘッドの温度は200℃〜300℃であり、熱接着用圧力は0.3MPa〜0.8MPaである。
本発明の一実施形態によれば、熱接着用時間は3秒〜10秒である。
本発明の一実施形態によれば、ボディ部を編成するステップは、拾い目編みおよび引き返し編みの組み合わせ方法により被覆部を編成することを含み、拾い目編みおよび引き返し編みの組み合わせ方法は、引き返し編みではループを引き出さない方法と拾い目編みではループを引き出す方法との結合である。
本発明の一実施形態によれば、拾い目編みと引き返し編みの組み合わせ方法は、三段を一つのセットに繰り返して被覆部の縁止め方とし、一段目を編み終えたら、二段目は一段目の各編み目の対応する位置において最初の一目を空け、ループを引き出さずに編み、三段目は一段目の各編み目の対応する位置において最初の二目を空け、ループを引き出さずに繰り返して編む方法である。
本発明の一実施形態によれば、拾い目編みと引き返し編みの組み合わせ方法は、六段を一つのセットに繰り返して被覆部の縁止め方とし、一段目を編み終えたら、二段目は一段目の各編み目の対応する位置において最初の一目を空け、ループを引き出さずに編み、三段目は一段目の各編み目の対応する位置において最初の一目を空け、ループを引き出さずに編み、四段目は一段目の各編み目の対応する位置において最初の二目を空け、ループを引き出さずに編み、五段目は一段目の各編み目の対応する位置において最初の二目を空け、ループを引き出さずに編み、六段目は一段目の各編み目の対応する位置において最初の二目を空け、ループを引き出さずに繰り返して編む方法である。
本発明の一実施形態によれば、ボディ部を編成するステップは、表地および裏地をボディ部に編成することであり、表地はJS32S/1コーマ綿を用い、裏地は40Dスパンデックス/70Dナイロンカバーリングを用い、ボディ部は履き口を有し、履き口は180/70/70ポリウレタン弾性繊維を用いる。
以上のとおり、本発明に係る脱落防止フットカバーによれば、滑り止め膜はポリオレフィンゲル膜であり、従来のシリコーンゲルバーを代替している。ポリオレフィンゲル膜は安全無毒で、消費者の皮膚がポリオレフィンゲル膜に接触してもアレルギー反応を起こして炎症を起こさない。同時に、フットカバーが着用中に脱落しやすい問題を有効に解決できる。特に、本発明では、ポリオレフィンゲル膜を滑り止め膜として用いるため、シルクスクリーン印刷プロセスにより貼り合せる必要がなく、熱伝達方式によりポリオレフィンゲル膜を踵部の内側に熱接着(hot stamping)させ、生産中のエネルギー消費を大幅に低減でき、省エネで環境にやさしく、操作が簡単で、人件費コストを大幅に低減できる。また、熱接着させる位置が正確で、熱接着により形成されるポリオレフィンゲル膜の厚さが薄く、弾力性がよく、平坦度がよく、着用時の快適さが向上できる。
また、本発明に係る脱落防止フットカバーの製造方法によれば、特殊の編み方により被覆部の縁止めを行うため、ボディ部の伸縮性が制御され、着用時はさらに脱落しにくい。同時に、フットカバー自体に十分な弾力性を有することを保証し、密着性がさらに向上され、着用時の快適さも向上される。
さらに、特定生地の表地、裏地および履き口を用いるため、これら織物の生地を組み合わせることによりフットカバーの伸縮性に対する制御および着用時の快適さがさらに向上される。
本発明の一実施形態に係る脱落防止フットカバーの構造を示す図である。 本発明の一実施形態に係る拾い目編みと引き返し編みの組み合わせ構造を示す図である。 図2の部分拡大図である。 図2の編み方を説明するための図である。 本発明の他の一実施形態に係る拾い目編みと引き返し編みの組み合わせ構造を示す図である。 図5の編み方を説明するための図である。
図1に示すように、本発明に係る脱落防止フットカバーは、ボディ(フットカバー本体)1および滑り止め膜5を含む。ボディ1は、踵部(フットカバー踵部)4、被覆部(フットカバー中部)3およびつま先部2を有し、踵部4、被覆部3およびつま先部2は一体成型されるように編成されている。滑り止め膜5は、熱伝達方式により踵部4の内側に接着されて形成されるポリオレフィン(polyolefin)ゲル膜である。
ボディ1は、履き口6を有する。隠されて美しくみえる効果を達成するため、履き口6の位置は比較的に低い。フットカバーの脱落を防止するため、通常、業界においては踵部の内側に滑り止め膜を接着させる方法を用いる。従来のフットカバーの滑り止め膜はシリコーンゲルを原料として用い、シルクスクリーン印刷プロセスにより液状のシリコーンゲルを踵部の内側に貼り合せてから、高温で乾燥凝固することによりシリコーンゲルバーを形成する。このような方法は、シリコーンゲルバーの厚さが厚く、弾力性が悪く、滑り止め性能が弱く、脱落しやすい問題を有する。また、シリコーンゲル自体の物理的性質の要求により、ゲル膜の厚さは最も薄くても1mm以上(通常は1−2mm範囲内)であり、着用時に押圧を感じ、しかも一部の人がシリコーンゲルに対してアレルギー反応を起こすことがあるため、その着用時の快適度が大幅に低減される。この他、生産プロセスにおいては、電気エネルギー消費量が比較的に大きく、汚染が大きいなどの問題も存在する。
本発明における滑り止め膜5は、ポリオレフィン(「PO」とも称され、ポリエチレン、ポリプロピレン、またはエチレン、プロピレンとその他の高度のオレフィンとのポリマーであってよい)により作られる。実際の応用においては、微量のポリエチレンテレフタラート(polyethylene terephthalate、「PET」とも称する)が混合されてもよく、そうすると、ポリオレフィンによりゲル膜を形成した後、ポリエチレンテレフタラートが保護層を形成できる。滑り止め膜5は、熱伝達方式により踵部4の内側に熱接着され、アレルギー反応を起こしうるシリコーンゲルを代替する。従来のシルクスクリーン印刷プロセスにおいて使用されるディスペンサーは、高温で乾燥させなければシリコーンゲルを凝固することができないため、電力消費量が比較的に大きく、一足の靴下を生産するごとに必要とされる電力は20.83ワットである。これに比較して、ポリオレフィン材料を用いると、生産プロセスにおいて高温で乾燥させる必要がなくなり、圧力を加えて熱接着させるたけでフットカバーに直接成型されて固定されるため、一足の靴下を生産するごとに必要とされる電力消費量は1.11ワットになり、エネルギー消費量を約95%節約でき、エネルギー消費量の差が約19倍であり、非常に省エネで環境にやさしい。さらに、ポリオレフィン自体の機械強度が高い特性により、ポリオレフィンを用いて作られるゲル膜は最も薄くて0.2mmまで達成でき、着用時にはほぼ押圧を感じることがなく、快適度がよりよい。
本実施例において、被覆部3の両側は拾い目編みおよび引き返し編みの組み合わせ構造を有し、拾い目編みおよび引き返し編みの組み合わせ構造とは、引き返し編みではループを引き出さない構造と拾い目編みではループを引き出す構造との結合である。以下、製造方法に合わせて、本発明に係る拾い目編みおよび引き返し編みの組み合わせ構造についてより詳細に説明する。
本発明に係る脱落防止フットカバーの製造方法は、踵部4、被覆部(フットカバー中部)3およびつま先部2を有するボディ部(フットカバー本体)1を編成するステップと、熱伝達方式によりポリオレフィンゲル膜を踵部4の内側に熱接着させて滑り止め膜5を形成するステップと、を含む。
本実施例において、熱伝達方式は回転盤式熱接着機を用いて実現する。回転盤式接着機の原理は、加熱モジュールにより接着用型を加熱し、設定温度に達すると、シリンダーにより被印刷物を加圧することによりゲルバーをその製品上に融着させる。回転盤式熱接着機は気動自動化原理を利用し、回転盤作業台は高精度の位置決め可能な機器により正確な位置決めを制御し、オムロン製電子制御素子を使用して電気回路構造を正確に制御することにより、より正確な制御およびより長い使用寿命を実現する。ゲル回収装置はローラー噛み合い回収方式を使用して巻き取りの精度を最大限に保証する。
回転盤式熱接着機のパラメータは以下のとおりである。電源:220V,50Hz、電力:加熱 400W,モーター 250W、最高温度:300℃、熱接着遅延:0−25sec、総重量:280KG、本体サイズ:1378×758×830mm。回転盤式熱接着機はシルクスクリーン印刷の機械設備と比較して、占める設置面積が小さく、操作がより簡単で、必要とされる人手が少ない。また、電力が小さく、省エネで環境にやさしい。
本実施例において、回転盤式熱接着機の接着用ヘッドの温度は200℃〜300℃であり、熱接着用圧力は0.3MPa〜0.8MPaである。好ましくは、回転盤式熱接着機の接着用ヘッドの温度が200℃〜230℃で、熱接着用圧力が0.5MPaである。本実施例において、熱接着用時間は3秒〜10秒である。好ましくは、熱接着用時間が5秒である。以上のようなパラメータを設置すれば、ポリオレフィンゲル膜が踵部4の内側にしっかりと貼り合せられることを保証でき、同時に、成型されたゲル膜の厚さが均一で薄く、平坦度が高く、着用が快適さを保証でき、また必要以上のエネルギー消費をしない。本発明において、“〜”は両端の端点値を含む。
本実施例において、ボディ部1の編成するステップは、拾い目編みおよび引き返し編みの組み合わせ方法により被覆部3を編成することを含み、拾い目編みおよび引き返し編みの組み合わせ方法は、引き返し編みではループを引き出さない編み方と拾い目編みではループを引き出す編み方との結合である。具体的には、被覆部3の両側の縁部7は拾い目編みおよび引き返し編みの組み合わせ構造を有する。拾い目編みおよび引き返し編みとは、引き返し編みにより拾わない編み目に糸を通さないようにした後、また拾い目編みで上記拾わなかった編み目に糸を通すようにすることにより、ループの引き出し回数を調整し編み目を制御する。図3は、縁部7の編み構造の拡大図である。図に示すように、縁部7は拾い目編みおよび引き返し編みの組み合わせ構造によりループの引き出し回数を減らし、内側から縁部に向かってループの引き出し回数を段階的に減らすことにより、フットカバーの両側の縁部を引き締める。縁部7の拾い目編みおよび引き返し編みの組み合わせ構造から履き口6の従来のメリヤス編みとの間は編み目に糸を通すか通さないかを制御することにより過渡を実現する。このように編成された構造によれば、ボディ部1の引伸ばしを有効に制御でき、体に密着されても皺にならず、摩擦による損傷や押圧による皺を起こさない。また、履き口6が緩すぎて脱落されることも防止できる。
以下、図2〜図4を参照しながら説明する。図4において0の区域はループを引き出さないことを表し、1の区域はループを引き出すことを表す。拾い目編みおよび引き返し編みの組み合わせ方法の一例は次のとおりである。三段を一つのセットに繰り返して縁部7の止め方とする。一段目を編み終えたら(一段の編み目数は具体状況により定められ、一つのセットの全編み目数は同じである)、二段目は一段目の各編み目の対応する位置において最初一目を空け、ループを引き出さずに編み、三段目は一段目の各編み目の対応する位置において最初の二目を空け、ループを引き出さずに繰り返して編む。そして、空けた目に糸を通し四段目の全編み目を拾い、以上を繰り返して行う。
以下、図5および図6を参照しながら説明する。図6において0の区域はループを引き出さないことを表し、1の区域はループを引き出すことを表す。拾い目編みおよび引き返し編みの組み合わせ方法の他の一例は次のとおりである。六段を一つのセットに繰り返して縁部7の止め方とする。一段目を編み終えたら(一段の編み目数は具体状況により定められ、一つのセットの全編み目数は同じである)、二段目は一段目の各編み目の対応する位置において最初の一目を空け、ループを引き出さずに編み、三段目は一段目の各編み目の対応する位置において最初の一目を空け、ループを引き出さずに編み、四段目は一段目の各編み目の対応する位置において最初の二目を空け、ループを引き出さずに編み、五段目は一段目の各編み目の対応する位置において最初の二目を空け、ループを引き出さずに編み、六段目は一段目の各編み目の対応する位置において最初の二目を空け、ループを引き出さずに繰り返して編む。そして、空けた目に糸を通し七段目の全編み目を拾い、以上を繰り返して行う。
フットカバーは上記いずれか一つの拾い目編みおよび引き返し編みの組み合わせ方法により縁部の止め方とするため、フットカバー全体の引き延ばし制御と弾力は最も良いバランスに達成される。その他の拾い目編みおよび引き返し編みの組み合わせ方法だと、フットカバーが緩すぎまたはきつすぎになりやすいか、受けられる力が小さすぎて、フットカバーを引伸ばす力が大きすぎると編み構造が断裂されてしまう。
上記実施例および添付された図は本発明を理解しやすくするためのものであって、拾い目編みおよび引き返し編みの組み合わせ形式を限定するものではない。ボディ部1において、引き返し編み方によってループの引き出し回数を低減させてから拾い目編み方によってループを引き出すことを利用することにより、縁部におけるループの引き出し回数を低減して縁部を収縮させる効果を達成できる任意の編み方は、すべて本発明の保護範囲に属すると解すべきである。拾い目編みおよび引き返し編みの組み合わせ方法を利用すれば、縁部7におけるループの引き出し回数が低減され、縁部の編み構造が収縮され、着用時の密着性が向上される。
本実施例において、ボディ部1は表地および裏地を編成されてなり、表地はJS32S/1コーマ綿を用い、裏地は40Dスパンデックス/70Dナイロンカバーリングを用い、履き口6は180/70/70ポリウレタン弾性繊維を用いる。これらのいくつかの織物の生地を組みあわせることによりフットカバーの引伸ばしと着用時の密着性をさらに制御する。このように、織物の生地を組み合わせることにより、ボディ部1は十分な弾力性と快適度を有し、履き脱げしやすく、材料の質感も柔らかく、圧迫されず、刺激も少ない。生産加工が便利で、組織の強度を向上させるため、履き口6は表地とカバーリングをメリヤス編み構造により輪ゴムを内側に編成し固定する。
以上、本発明に係る脱落防止フットカバーの滑り止め膜はポリオレフィンゲル膜であり、従来のシリコーンゲルバーを代替している。ポリオレフィンゲル膜は安全無毒であるため、消費者の皮膚がポリオレフィンゲル膜と接触してもアレルギーを起こして炎症を起こす問題がなく、同時にフットカバー着用時の脱落しやすい課題も有効に解決できる。特別に、本発明ではポリオレフィンゲル膜を滑り止め膜として用いるため、シルクスクリーン印刷プロセスによって貼り合せを行う必要がなく、熱伝達方式によりポリオレフィンゲル膜を踵部の内側に熱接着する。したがって、生産時のエネルギー消費を大幅に低減でき、省エネで環境にやさしく、操作が簡単で、人件費コストを大幅に低減できる。また、熱接着の位置が正確で、熱接着により形成されるポリオレフィンゲル膜の厚さが薄く、弾性がよく、平坦度がよいため、着用時の快適さがさらに向上される。
また、本発明に係る脱落防止フットカバーおよびその製造方法では、特殊の編成方法を用いて被覆部の縁部を止める。したがって、ボディ部の引伸ばしが制御され、着用中はより脱落しにくい。また、フットカバー自体が十分な弾力性を有するように保証され、密着性が高く、着用が快適である。
さらに、特定の表地、裏地および履き口の材料を用い、これらいくつかの材料の組み合わせによりフットカバーの引伸ばしおよび着用中の密着性を制御する。
本発明は、以上のような比較的よい実施形態により開示されているが、これらは本発明を限定するものではない。いわゆる当業者であれば、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において、上記の方法および技術内容を利用して本発明の技術法案について一部の変動や改善をすることができる。このため、本発明の技術法案の内容を逸脱せず、本発明の技術的思想に基づく以上の実施例に対して行われる任意の改善、均等変化および変動は、全て本発明の保護範囲に属する。

Claims (11)

  1. 踵部、被覆部およびつま先部を有し、前記踵部、前記被覆部および前記つま先部が一体成型されるように編成されたボディ部と、
    前記踵部の内側に熱接着されたポリオレフィンゲル膜である滑り止め膜と、
    を含む脱落防止フットカバー。
  2. 前記被覆部の両側の縁部は拾い目編みおよび引き返し編みの組み合わせ構造を有し、前記拾い目編みおよび引き返し編みの組み合わせ構造は、引き返し編みではループを引き出さない構造と拾い目編みではループを引き出す構造との結合である請求項1に記載の脱落防止フットカバー。
  3. 前記ボディ部は、表地および裏地を編成されてなり、前記表地はJS32S/1コーマ綿を用い、前記裏地は40Dスパンデックス/70Dナイロンカバーリングを用い、前記ボディ部は履き口を有し、前記履き口は180/70/70ポリウレタン弾性繊維を用いる請求項1に記載の脱落防止フットカバー。
  4. 請求項1に記載の脱落防止フットカバーを製造する方法であって、
    踵部、被覆部およびつま先部を有するボディ部を編成するステップと、
    熱伝達方式によりポリオレフィンゲル膜を前記踵部の内側に熱接着させて滑り止め膜を形成するステップと、
    を含む脱落防止フットカバーの製造方法。
  5. 前記熱伝達方式は、回転盤式熱接着機を用いて実現する請求項4に記載の脱落防止フットカバーの製造方法。
  6. 回転盤式熱接着機の接着用ヘッドの温度は200℃〜300℃であり、熱接着用圧力は0.3MPa〜0.8MPaである請求項4に記載の脱落防止フットカバーの製造方法。
  7. 熱接着用時間は3秒〜10秒である請求項4に記載の脱落防止フットカバーの製造方法。
  8. 前記ボディ部を編成するステップは、
    拾い目編みおよび引き返し編みの組み合わせ方法により前記被覆部の両側の縁部を編成することを含み、前記拾い目編みおよび引き返し編みの組み合わせ方法は、引き返し編みではループを引き出さない編み方と拾い目編みではループを引き出す編み方との結合である請求項4に記載の脱落防止フットカバーの製造方法。
  9. 拾い目編みと引き返し編みの組み合わせ方法は、三段を一つのセットに繰り返して縁部7の止め方とし、一段目を編み終えたら、二段目は一段目の各編み目の対応する位置において最初の一目を空け、ループを引き出さずに編み、三段目は一段目の各編み目の対応する位置において最初の二目を空け、ループを引き出さずに繰り返して編む方法である請求項8に記載の脱落防止フットカバーの製造方法。
  10. 拾い目編みと引き返し編みの組み合わせ方法は、六段を一つのセットに繰り返して被覆部の縁止め方とし、一段目を編み終えたら、二段目は一段目の各編み目の対応する位置において最初の一目を空け、ループを引き出さずに編み、三段目は一段目の各編み目の対応する位置において最初の一目を空け、ループを引き出さずに編み、四段目は一段目の各編み目の対応する位置において最初の二目を空け、ループを引き出さずに編み、五段目は一段目の各編み目の対応する位置において最初の二目を空け、ループを引き出さずに編み、六段目は一段目の各編み目の対応する位置において最初の二目を空け、ループを引き出さずに繰り返して編む方法である請求項8に記載の脱落防止フットカバーの製造方法。
  11. 前記ボディ部を編成するステップは、表地および裏地をボディ部に編成することであり、前記表地はJS32S/1コーマ綿を用い、前記裏地は40Dスパンデックス/70Dナイロンカバーリングを用い、前記ボディ部は履き口を有し、前記履き口は180/70/70ポリウレタン弾性繊維を用いる請求項4に記載の脱落防止フットカバーの製造方法
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