JP6181226B2 - 橋梁の補強方法 - Google Patents

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Description

本発明は、河川に架設されている既存の橋梁を補強する方法に関するものである。
現在、河川に架設されている既存の橋梁のうち、予め設定された耐用年数が経過する期限が近付いている橋梁が多く存在している(例えば、特許文献1参照)。そこで現在、これら期限が近いとされる多くの橋梁に対し、順次架け替え工事が行われている。
斯かる橋梁の架け替え工事を行う際には、一度別の箇所に仮の橋梁を建設しておき、その間に老朽化した既存の橋梁を取り壊し、さらに新しい橋梁を建設し、しかる後に前記仮の橋梁を撤収するといった手順を経るのが一般的である。そして新しく架けられる橋梁は現在、その殆どのものがコンクリート製となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−055131号公報
しかしながら上述したとおり、架け替えを要する橋梁が多い現状では、上記手順を経るために一つの橋梁毎に多大な工期及び作業量を要する。このような現状のもと、限られた作業量では、橋梁の架け替えが追いつかないために耐用年数が経過する前に架け替え工事が実施し得ず、老朽化したまま放置された橋梁を発生させてしまうといった不具合も懸念されている。
本発明は、このような不具合に着目したものであり、耐用年数を経過し老朽化した橋梁の発生を有効に回避することができる方法を提供することを目的としている。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち本発明に係る橋梁の補強方法は、両川岸間の距離が15m未満である河川に架けられた橋梁の補強方法であって、底版と、前記底版から起立させた側版と、側版間に架設された頂版とを備えたプレキャストボックスカルバートを橋梁の下方に開口部が河川の流れ方向に開口するように敷設する敷設工程と、前記プレキャストボックスカルバートの頂版と前記橋梁との間に当該橋梁に掛る荷重を前記ボックスカルバートへ伝えるための充填材を充填する充填工程とを有することを特徴とする。
すなわち本発明は、現在架け替えを必要とする橋梁の大部分は、河川の川幅が15m以下である箇所に架けられたもの、すなわち中小の河川に対して架設されるという点と、そのような中小の河川に架けるようなコンクリート構造体の大きさが、プレキャストコンクリート製品により好適に対応し得る点という二つの点に初めて着目することにより達成されたものである。
またここで、「充填」とは、必ずしも液状のコンクリート、モルタルを隙間無く栓をするように打ち込んでいく態様に限られない。すなわち「充填」とは、橋梁と頂版との間に、橋梁から頂版への荷重の伝達が行い得る状態で介在する態様を広く指し示す概念である。
また「プレキャストボックスカルバート」とは、所謂正面視ロの字形のものに限られない。例えば底版が正面視分割されているコンクリート二次製品であっても良い。その場合、一部を現場打ちのコンクリートによりプレキャスト製底版間を埋めるように施工してもよい。
「プレキャストボックスカルバート」とは、例えば、正面視U字型のコンクリート二次製品を使用したものであってもよい。例えば、コンクリート二次製品として、底版と、この底版の両端部から立設された左右の側版とを一体的に構成し、正面視U字型をなすものを適用し、当該正面視U字型をなすコンクリート二次製品における側版の上端部間に、他のコンクリート二次製品である床版たる頂版を架設することにより、全体として正面視ロ字形の部分を有したプレキャストボックスカルバートを構成するようにしてもよい。
このようなものであれば、橋梁に荷重が掛って撓みが生じようとしたときに、その荷重の一部をプレキャストボックスカルバートで受け止め、橋梁の撓みが小さくなる。換言すれば橋梁に大きな応力が作用することを抑制し得る。そしてプレキャストコンクリート製品を用いることにより、施工規模の不要な増大を回避しつつ速やかな施工を実現することで工期の短縮にも寄与し得る。
既存の橋梁が架設されている箇所は必ずしも周囲に円滑に工事を行い得るスペースが豊富に存在するとは限らない。つまり橋梁が架設されている種々の環境に拘わらず迅速且つ確実な施工を実現するための具体的な一態様として、プレキャストボックスカルバートが河川の延伸方向に沿って分割された複数のコンクリート部材を有するものであって、敷設工程が、河川の川底に打設された基礎コンクリート上における橋梁から平面視異なる載置領域にコンクリート部材を載置し、しかる後に当該コンクリート部材を橋梁に対し平面視重複する支持領域へ移動させるものである態様を挙げることができる。
プレキャストボックスカルバートの強度をより向上させた状態で橋梁を補強するために、敷設工程を、基礎コンクリート上における支持領域に河川の延伸方向に沿って並べられた複数のコンクリート部材に対し、延伸方向にプレストレスを付与する手順を含むようにしている
プレキャストボックスカルバートに橋梁に掛かる荷重が効率よく伝達されることでプレキャストボックスカルバートにより補強される強度をより向上させるためには、充填工程を、頂版の上面のうち、少なくとも側版の上方に充填材を充填するようにすることが好ましい。
容易且つ確実に補強を行い得る態様として、前記充填材が、コンクリート又はモルタルであり、充填工程が、頂版の上面の全域に亘って前記コンクリート又はモルタルを打設する工程である態様を挙げることができる。
プレキャストボックスカルバートを用いた補強により橋梁の撓み変形や曲げモーメントの値を有効に低減するために、敷設工程を、橋梁の中間位置に側版を位置付けるようにプレキャストボックスカルバートを敷設するようにしている。ここで、あくまで理論上の一例として、橋梁を三等分し得る箇所に両側版が配されるように正面視四角環状のボックスカルバートを配し頂版全域を間接的に橋梁に接しさせた場合の曲げモーメント値は、プレキャストボックスカルバートを配さないときに比べて、側版から川岸までが14分の1、側版間が45分の1となる。また同一の状況による撓み量は、同じく理論上、プレキャストボックスカルバートを配さないときに比べて154分の1となる。
また、プレキャストボックスカルバートの敷設が河川の水の流れに与える影響をより小さくするために、側版を、河川の川岸に近接した位置に敷設されるものとし、充填工程を、川岸及び側版の間に充填材であるコンクリートを隙間無く打設する手順を含むようにしている。これにより、補強後の橋梁に対するメンテナンスの手間を有効に削減し得る。
また、プレキャストボックスカルバートは正面視四角環状に限られない。すなわちプレキャストボックスカルバートが、底版が正面視複数に分断された形状をなすものである場合であっても橋梁を有効に補強し得る態様として、敷設工程を、前記河川の川底に打設された基礎コンクリート上に敷設された複数の底版間に別体のコンクリートを設ける手順を含むようにしている
また、プレキャストボックスカルバートを敷設した後の側版が河川の水の流れに干渉し、上流側から流れるゴミ等の異物を引っ掛けてしまうことを有効に回避するために、側版の河川における水の流れ方向上流側に水の流れを誘導する水流調整部材を設け、側版近傍を流れる水の流れがスムーズとなるようにしている。
底版を、地盤等の支持層に対して好適に支持させるために、複数の杭を打ち込むことにより、前記底版を支持層に対して支持させるようにしている
本発明によれば、一般に現場打ちコンクリートよりも効率の良い施工が可能なプレキャストボックスカルバートを利用することにより、耐用年数を経過し老朽化した橋梁の補強を効率よく行っていくことができる。
本発明の第一実施形態に係る外観図。 同実施形態に係る要部の正断面図。 同実施形態に係る工程説明図。 同上。 同実施形態に係る要部の説明図。 本発明の第二実施形態に係る外観図。 同実施形態に係る要部の正断面図。
<第一実施形態>
以下、本発明の第一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る橋梁Bは、例えば両川岸R2間の距離が15m未満である、いわゆる中小の河川Rに架けられたものである。この橋梁Bの下面B1には、充填材Mを介してプレキャストボックスカルバート(以下、ボックスカルバートと称する)が敷設されることによって、補強前の橋梁Bであればあと数年程度で施工時に予め設定された耐用年数を経過するところ、耐用年数を更に、例えば数十年から百年といった長期間延長せしめたものである。
ここで、本実施形態に係る橋梁Bの補強方法は、ボックスカルバート1を橋梁Bの下方に開口部が河川Rの流れ方向に開口するように敷設する敷設工程ST1と、ボックスカルバート1の頂版13と橋梁Bとの間に当該橋梁Bに掛る荷重をボックスカルバート1へ伝えるための充填材Mを充填する充填工程ST2とを有することを特徴としている。なお本実施形態において図面では橋梁Bの下面B1側の形状や構成については適宜想像線で示す等、具体的な図示を省略しているが勿論、本実施形態に係る橋梁Bの補強方法は種々存在する橋梁Bの形状並びに構造に応じて既存の加工や工程を施すことによって、適宜適応し得る。
ボックスカルバート1は、図1に示すように本実施形態では、底版11と、底版11から起立させた側版12と、側版12間に架設された頂版13とを備えた例えば正面視四角環形状をなすコンクリート二次製品である。また当該ボックスカルバート1は河川Rの延伸方向に沿って分割された複数のコンクリート部材2を有する。本実施形態では例えば図1、図3及び図4に示すように、平面視同形状をなす10個のコンクリート部材2を連設させることによってボックスカルバート1を構成しているが勿論当該個数や寸法は橋梁Bの大きさ等に応じて適宜変更可能である。底版11は、本実施形態ではその上面に等しい高さまで土砂Dが積層される故、当該上面が川底形成面15となる。側版12は、底版11の両側から上方に向けて立設されたものである。頂版13はその上面16全域が充填材Mを介して橋梁Bからの荷重を受けるが、特に側版12と平面視重複している幅方向両端の一部が、最も側版12側へ荷重を伝え得る荷重伝達面17である。本実施形態では頂版13の上面16全域に充填材Mが設けられるが勿論、少なくとも当該荷重伝達面17が覆われるように充填材Mが設けられれば良い。そして本実施形態では、底版11と側版12との間、側版12と頂版13との間における内面側の一部の領域を傾斜させるようにコンクリートを肉厚に形成することによってハンチ1hが設けられている。さらに本実施形態では、当該ハンチ1hに、図示しないPC鋼材等の緊張材を挿通させるため、換言すれば緊締部3を形成するためのダクト14が形成されている。
緊締部3は、本実施形態ではその位置のみを図示している。当該緊締部3は、例えばPC鋼材を使用し、コンクリート部材2同士を互いに引き寄せ且つ当該コンクリート部材2を圧縮するようなプレストレスを導入するためのものである。本明細書並びに図面では当該緊締部3を取り付けるためのナット等収容穴の図示を省略している。なお当該ナット等収納穴に対しては、実際には図示しない例えば無収縮モルタル充填後、表面にエポキシ樹脂が施される等といった所定の加工が施される等により、この緊締部3は外部から隠蔽される。この緊締部3は敢えて図示及び詳細な説明を省略するが、その一例としてPC鋼材と、このPC鋼材を挿通させるためのプレートと、このプレートを押圧すべくPC鋼材の端部にねじ止めされるナットとを有した既存のものである。
充填材Mは、本実施形態ではボックスカルバート1と橋梁Bの下面B1との間に正面視隙間無く充填されている現場打ちのコンクリート又はモルタル、すなわちセメント固化体である。本実施形態では当該充填材Mは、頂版13の上面16の略全域と橋梁Bの下面B1との間に充填される頂版側充填部M1を主体としたものである。
このボックスカルバート1は図2、図3及び図4に示すように、例えば砕石を主体とした支持層S上に現場打ちによって打設された基礎コンクリート4上に敷設される。この基礎コンクリート4の上面は勿論平坦となるよう調整されており、橋梁Bに対し平面視重複する領域をボックスカルバート1を支持する支持領域41とし、本実施形態では河川Rの、例えば上流側に一定寸法平面視橋梁Bから張り出した載置領域42としている。なお当該基礎コンクリート4は、ボックスカルバート1を敷設したとき、川幅方向並びに下流方向にも、例えば10cm以上ボックスカルバート1に対しはみ出すようにその打設する大きさが予め設定されている。なお本実施形態では河川Rに流れる水の水面wsを想像線にて示すとともに水流wfを矢印により模式的に示している。
しかして本実施形態では図3及び図4に示すように、ボックスカルバート1を橋梁Bの下方に開口部が河川Rの流れ方向に開口するように敷設する敷設工程ST1と、ボックスカルバート1の頂版13と橋梁Bとの間に当該橋梁Bに掛る荷重をボックスカルバート1へ伝えるための充填材Mを充填する充填工程ST2とを有している。また本実施形態では具体的な図示を省略するが、本実施形態のようなケースでは川岸コンクリートR3とボックスカルバート1との間のみに河川Rの水が流れるよう予め水流wfの調整工事を行っておけば、少なくとも河川Rの流下機能を損なわずに敷設工程ST1を行うことが可能である。
また敷設工程ST1は図1に示すように、本実施形態では、橋梁Bにおける河川Rの川岸R2から離間した中間位置に側版12を位置付けるようにボックスカルバート1を敷設するようにしている。これにより、あくまで理論上の計算値であるが、本実施形態のように川岸R2における橋梁Bを設置した箇所に設けられた川岸コンクリートR3から離間した箇所に両側版12が配されるようにボックスカルバート1を配し頂版13全域を間接的に橋梁Bに接しさせた場合の曲げモーメント値並びに撓み量は、ボックスカルバート1を配さないときに比べて、大きく低減することができる。その結果、補強された橋梁Bの耐用年数を大きく伸ばすことができる。
続いて敷設工程ST1における各手順を図3に示しながら具体的に説明する。敷設工程ST1は、所謂横引き工法と称される手順によって基礎コンクリート4における支持領域41上に河川Rの延伸方向に沿って並べられた複数のコンクリート部材2に対し、延伸方向にプレストレスを付与する手順を経る工法によってボックスカルバート1を敷設する。具体的には、まずは横引き工法とは、同図に示すように、基礎コンクリート4上における橋梁Bから平面視異なる載置領域42にコンクリート部材2を載置し、しかる後に当該コンクリート部材2を橋梁Bに対し平面視重複する支持領域41へスライド移動させることにより、最終的には図4に示すように各コンクリート部材2を支持領域41上に隙間無く並ぶよう配置するものである。なお当該横引き工法では、コンクリート部材2のスムーズな移動を促すべく基礎コンクリート4に図示しないH鋼を正面視横向きH字、換言すれば「工」の字となり金属板の一面が上面から露出するように配し、コンクリート部材2が露出したH鋼の金属板部分を摺りながら移動するようにしても良い。そして当該敷設工程ST1では、基礎コンクリート4における支持領域41上に河川Rの延伸方向に沿って並べられた複数のコンクリート部材2に対し、緊締部3によって延伸方向にプレストレスを付与する。これにより、強度が高く設定されたボックスカルバート1の敷設が完了する。
充填工程ST2では、図4に示すように、頂版13の上面16のうち、少なくとも側版12の上方に、現場打ちコンクリート又はモルタルからなる充填材Mを充填する手順を主体としている。本実施形態では、斯かる充填工程ST2において、当該充填材Mは現場打ちにより一体に形成されたものを開示しているが勿論、一部をプレキャスト製品であるコンクリート版によって構成したり、頂版13上に間欠的に構成したりしたものであっても良い。また勿論斯かる充填工程ST2は、頂版13の上面16のうち、少なくとも側版12上側に位置する荷重伝達面17上に設けられればよい。
本実施形態では上述した敷設工程ST1及び充填工程ST2を経る事により、橋梁Bの補強を短い工期並びに少ない作業量としながらも、確実に行うことができる。また本実施形態では敷設工程ST1中、或いは敷設工程ST1を終えた後に図5に示すように、側版12の河川Rにおける水の流れ方向上流側に水流調整部材Fを設け、側版12近傍の水の流れをよりスムーズとなるようにしても良い。また河川Rを流れるゴミ等のうち、特に水に浮くゴミを対象とし、当該ゴミを付着しないようにするためには、水流調整部材Fを平時の水面ws及び増水時の水面wsに亘るように設置すればよい。
以上のように、本実施形態に係る橋梁Bの補強方法によれば、橋梁Bに荷重が掛って撓みが生じようとしたときに、その荷重の一部をボックスカルバート1で受け止めるようにしている。その結果、橋梁Bの撓みが小さくなる。換言すれば橋梁Bに大きな応力が作用することを抑制せしめている。そしてプレキャストコンクリート製品を用いることにより、施工規模の不要な増大を回避しつつ速やかな施工を実現することで工期の短縮も併せて実現している。
つまり、本実施形態に係る橋梁Bの補強方法を適用することにより、新たな迂回路のための仮設橋梁等を設ける必要が無くなり、既存の橋梁Bを継続的に使い続けることができるものとなる。
換言すれば、本実施形態に係る橋梁Bの補強方法を適用することによって、既存の橋梁Bにより形成された道路をそのまま生かすことができるようになっている。このため、本実施形態に係る橋梁Bの補強方法を適用することにより、時間的な懸案事項(工期)や経済的な懸案事項(工事費用)が発生し難いものとなっている。
まず、時間的な懸案事項(工期)に関して詳述すれば、次の通りである。すなわち、従来の一般的な橋梁の架け直しの方法(これを以下、説明の便宜上「架替え方法」という)では、移動経路を維持するための迂回路を設ける必要上、新たな仮設橋梁の設置及び撤去、当該仮設橋梁に誘導するための連絡道路の設置及び撤去、仮設橋梁に設けられる排水路等の配管類の設置及び撤去、その他仮設橋梁や連絡道路の設置のための用地借用等の諸作業が発生してしまう。そのため、架替え方法による対応では、相当の時間的な懸案事項が発生するものとなっている。
ところが、本実施形態に係る橋梁Bの補強方法は、既存の橋梁Bをそのまま補強することにより問題を解決するものであるため、当該橋梁Bの補強方法によれば、架替え方法を適用した場合の時間的な懸案事項と同様の問題は発生し難いものとなっている。
しかも、本実施形態に係る橋梁Bの補強方法によれば、あらかじめ工場により作られたコンクリート二次製品であるコンクリート部材を主体に使用することができるため、熟練工不足という工期に影響し得る近時の社会的問題に対しても比較的柔軟に対処することができるものとなっている。
なお、橋長15m・橋幅10m・桁高1.5mの既存橋梁に対し、本実施形態に係る橋梁Bの補強方法を適用した場合には、その工期が、従来の架替え方法を適用した場合における工期の約3分の2に圧縮されるとの試算もある。
次いで、経済的な懸案事項(工事費用)に関して詳述すれば、次の通りである。すなわち、従来の架替え方法では、新たな仮設橋梁の設置及び撤去、当該仮設橋梁に誘導するための連絡道路の設置及び撤去、仮設橋梁に設けられる排水路等の配管類の設置及び撤去、その他架設橋梁や連絡道路の設置のための用地借用等の諸作業に伴う費用が発生してしまう。
ところが、本実施形態に係る橋梁Bの補強方法では、既存の橋梁Bをそのまま補強することにより問題を解決するものであるため、当該橋梁Bの補強方法によれば、架替え方法を適用した場合の経済的な懸案事項と同様の問題は発生し難いものとなっている。
しかも、本実施形態に係る橋梁Bの補強方法によれば、あらかじめ工場により作られたコンクリート二次製品であるコンクリート部材を主体に使用することができるため、熟練工不足という工事費用に影響し得る近時の社会的問題に対しても比較的柔軟に対処することができるものとなっている。
なお、橋長15m・橋幅10m・桁高1.5mの既存橋梁に対し、本実施形態に係る橋梁Bの補強方法を適用した場合には、従来の架替え方法を適用した場合と比較して81%の工事費削減効果があるとの試算もある。
ここで勿論、既存の橋梁Bが架設されている箇所は必ずしも周囲に円滑に工事を行い得るスペースが豊富に存在するとは限らない。つまり橋梁Bが架設されている種々の環境に拘わらず迅速且つ確実な施工を実現するために本実施形態では、ボックスカルバート1が河川Rの延伸方向に沿って分割された複数のコンクリート部材2を有するものとして、敷設工程ST1を、河川Rの川底R1に打設された基礎コンクリート4上における橋梁Bから平面視異なる載置領域42にコンクリート部材2を載置し、しかる後に当該コンクリート部材2を橋梁Bに対し平面視重複する支持領域41へ移動させる、所謂横引き工法によってボックスカルバート1を載置している。
ボックスカルバート1の強度をより向上させた状態で橋梁Bを補強するべく本実施形態では、敷設工程ST1を、基礎コンクリート4における支持領域41上に河川Rの延伸方向に沿って並べられた複数のコンクリート部材2に対し、延伸方向にプレストレスを付与する手順を含むようにしている。
またボックスカルバート1に橋梁Bに掛かる荷重が効率よく伝達されることでボックスカルバート1により補強される強度をより向上させるために本実施形態では、充填工程ST2を、頂版13の上面16のうち、少なくとも側版12の上方に充填材Mを充填するようにしている。
容易且つ確実に補強を行い得る充填工程ST2として本実施形態では、頂版13の上面16の全域に亘ってコンクリート又はモルタルを打設するようにしている。
特に本実施形態では、ボックスカルバート1を用いた補強により橋梁Bの撓み変形や曲げモーメントの値を有効に低減するため、敷設工程ST1を、橋梁Bの中間位置に側版12を位置付けるようにボックスカルバート1を敷設するようにしている。ここで、あくまで理論上の計算値であるが、橋梁Bを三等分し得る箇所に両側版12が配されるように正面視四角環状のボックスカルバート1を配し頂版13全域を間接的に橋梁Bに接しさせた場合の曲げモーメント値は、ボックスカルバート1を配さないときに比べて、側版12から川岸R2までが14分の1、側版12間が45分の1となる。また同一の状況による撓み量は、同じく理論上、ボックスカルバート1を配さないときに比べて154分の1となる。すなわち本実施形態に係る図示の態様では側版12はより川岸R2側に配置されているため、側版12から川岸R2までの領域の曲げモーメント値及び撓み寸法はより低減される。
加えて本実施形態ではまた、ボックスカルバート1を敷設した後の側版12が河川Rの水の流れに干渉し、上流側から流れるゴミ等の異物を引っ掛けてしまうことを有効に回避するために図5に示すように、側版12の河川Rにおける水の流れ方向上流側に水の流れを側版12から離間するように誘導する水流調整部材Fを設けるようにしている。斯かる水流調整部材Fの具体的な形状や側版12への取付態様は既存の種々の態様を適用し得る。
<第二実施形態>
以下、本発明の第二実施形態について図6及び図7に示して説明する。本実施形態において、上記実施形態の構成要素に相当するものに対しては同じ符号を付すとともに、その詳細な説明を省略する。
上記実施形態では、ボックスカルバート1の側版12を川岸コンクリートR3から離間した位置に配する事によって橋梁Bの曲げモーメント及び撓み量の計算値をより小さく構成した態様を開示したが勿論、底版11を本実施形態の如く、河川Rの川岸コンクリートR3に近接した位置に敷設し、充填工程ST2にて、川岸コンクリートR3及び側版12の間にコンクリートを隙間無く打設するようにしても良い。これにより、補強後の橋梁Bのメンテナンスの手間を大きく低減させるようにしている。
また本実施形態では上記実施形態と異なり、ボックスカルバート1が底版11が正面視複数に分断された形状をなす複数のコンクリート部材2を接合することによって構成されたコンクリート二次製品である。換言すればボックスカルバート1の開口部は一部が開放された形状をなす。こうすることにより上記実施形態とは異なり、コンクリート部材2を敷設するにあたり、予め底版11において形成された互いに対向する接続端面18間にのみ河川Rの水が流れるよう予め水流wfの調整工事を行っておけば、少なくとも河川Rの流下機能を損なわずに敷設工程ST1を行うことが可能である。
しかる後に同図に示すように、底版11において形成された互いに対向する接続端面18間を埋めるように、敷設工程ST1にて、これら接続端面18間の基礎コンクリート4上にコンクリートを打設することにより現場打ち底版C1を形成している。これにより、施工後はボックスカルバート1及び現場打ち底版C1により正面視矩形状の開口部が形成される。ここで当該現場打ち底版C1打設時には河川Rの水の流れを、底版11上のみとなるように河川Rの水の流れを切り替える工事を別途行っているが、当該工事手順等は既存の種々の手順を適用し得るために詳細な手順は省略する。
特に本実施形態では同図に示すように、基礎コンクリート4を川岸コンクリートR3間の幅方向全域に亘って打設する。しかる後、敷設工程ST1を経たボックスカルバート1の側版12と川岸コンクリートR3との間に形成された空間に対し、充填工程ST2においてコンクリートを打設して頂版13上に位置する頂版側充填部M1を一体となるように側版側充填部M2を同時に打設するようにしている。つまり本実施形態に係る充填材Mは上記実施形態同様の頂版側充填部M1に加え、側版側充填部M2をも一体に打設することで、橋梁Bをより強固に補強し得るようにしている。
このように本実施形態によれば上記第一実施形態にて記した作用効果に加え、補強後の橋梁Bに対するメンテナンスの手間を有効に削減できる。
なお、橋長15m・橋幅10m・桁高1.5mの既存橋梁に対し、第二実施形態に近似した形態(底版をプレキャスト製のものとし、現場打ち底版C1を適用しない形態)に係る橋梁Bの補強方法を適用した場合には、従来の架替え方法を適用した場合と比較して、工期が約3分の2に圧縮され、38%の工事費削減効果があるとの試算もある。
また本実施形態にて示したとおり、本発明に適用し得るボックスカルバート1は正面視四角環状のものに限らない。すなわちボックスカルバート1が本実施形態の如く底版11が正面視複数に分断された形状をなすものであっても、橋梁Bを有効に補強し得るために、敷設工程ST1を、基礎コンクリート4上に敷設された複数の底版11間に現場打ち底版C1を形成すべくコンクリートを打設することにより別体のコンクリートを設ければ、上記実施形態同様に橋梁Bを補強することができる。また勿論、本実施形態では接続端面18間を現場打ち底版C1により接続させたが、例えば版状をなすプレキャスト底版を接続端面18間に敷設することにより、別体のコンクリートを設けるという手法を適用してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、上記実施形態では頂版の上面又は上面及び側版の側面にコンクリート又はモルタルを打ち込むことにより充填材を一体のものとした態様を開示したが、勿論、一部プレキャスト製の版を挿入したり、また橋梁と頂版との間にくさび状の構成要素を設けることによって橋梁からプレキャストボックスカルバートへの荷重の伝達を行い得るようにしたりしたものであってもよい。またプレキャストボックスカルバートの具体的形状やそれを構成するコンクリート部材同士の接続態様といった詳細な態様は上記実施形態のものに限定されることはなく、既存のものを含め、種々の態様のものを適用することができる。
プレキャストボックスカルバートは、正面視U字型のコンクリート部材を有した構成のものであってもよい。例えば、底版と、この底版の両端部から立設された左右の側版とを一体的に形成し、正面視U字型をなすコンクリート部材と、この正面視U字型をなすコンクリート部材の側版間に架設された他のコンクリート部材たる頂版とによって、正面視ロ字形の構造を有したボックスカルバートを構成するようにしてもよい。
底版を、基礎コンクリート、及び、支持層に好適に支持させるために、底版の上面側から支持層側に向かって複数の杭を打ち込むようにしてもよい。杭は種々のものを用いることができるが、一例としては、平板状の鋼材をねじることにより形成されたねじり平鋼杭を挙げることができる。複数の平鋼杭は、杭打機を用いて、或いは、人力による打撃方式を用いることにより、底版を、基礎コンクリートや支持層に密に連結させ得るものとなる。このため、水流や漂流物の衝突によるボックスカルバート1の滑動を抑制しつつ上方からかかる荷重によるボックスカルバート1の沈下も抑制することができるようになっている。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は河川に架設されている既存の橋梁を補強する方法として利用することができる。
1…プレキャストボックスカルバート(ボックスカルバート)
2…コンクリート部材
4…基礎コンクリート
11…底版
12…側版
13…頂版
F…水流調整部材
M…充填材
M1…頂版側充填部
M2…川岸側充填部
R…河川
R2…川岸
ST1…敷設工程
ST2…充填工程

Claims (8)

  1. 両川岸間の距離が15m未満である河川に架けられた橋梁の補強方法であって、
    底版と、前記底版から起立させた側版と、側版間に架設された頂版とを備えたプレキャストボックスカルバートを橋梁の下方に開口部が河川の流れ方向に開口するように敷設する敷設工程と、
    前記プレキャストボックスカルバートの頂版と前記橋梁との間に当該橋梁に掛る荷重を前記プレキャストボックスカルバートへ伝えるための充填材を充填する充填工程とを有するものであり、
    前記プレキャストボックスカルバートが前記河川の延伸方向に沿って分割された複数のコンクリート部材を有するものであって、
    前記敷設工程が、前記河川の川底に打設された基礎コンクリート上における前記橋梁から平面視異なる載置領域に前記コンクリート部材を載置し、しかる後に当該コンクリート部材を前記橋梁に対し平面視重複する支持領域へ移動させるものであり、
    前記敷設工程が、前記基礎コンクリートにおける支持領域上に河川の延伸方向に沿って並べられた複数の前記コンクリート部材に対し、前記延伸方向にプレストレスを付与する手順を含む橋梁の補強方法。
  2. 両川岸間の距離が15m未満である河川に架けられた橋梁の補強方法であって、
    底版と、前記底版から起立させた側版と、側版間に架設された頂版とを備えたプレキャストボックスカルバートを橋梁の下方に開口部が河川の流れ方向に開口するように敷設する敷設工程と、
    前記プレキャストボックスカルバートの頂版と前記橋梁との間に当該橋梁に掛る荷重を前記プレキャストボックスカルバートへ伝えるための充填材を充填する充填工程とを有するものであり、
    前記敷設工程が、前記橋梁における前記河川の川岸から離間した中間位置に前記側版を位置付けるように前記プレキャストボックスカルバートを敷設する工程である橋梁の補強方法。
  3. 両川岸間の距離が15m未満である河川に架けられた橋梁の補強方法であって、
    底版と、前記底版から起立させた側版と、側版間に架設された頂版とを備えたプレキャストボックスカルバートを橋梁の下方に開口部が河川の流れ方向に開口するように敷設する敷設工程と、
    前記プレキャストボックスカルバートの頂版と前記橋梁との間に当該橋梁に掛る荷重を前記プレキャストボックスカルバートへ伝えるための充填材を充填する充填工程とを有するものであり、
    前記側版が、前記河川の川岸に近接した位置に敷設されるものであり、
    前記充填工程が、前記川岸及び前記側版の間にコンクリートを隙間無く打設する手順を含む橋梁の補強方法。
  4. 両川岸間の距離が15m未満である河川に架けられた橋梁の補強方法であって、
    底版と、前記底版から起立させた側版と、側版間に架設された頂版とを備えたプレキャストボックスカルバートを橋梁の下方に開口部が河川の流れ方向に開口するように敷設する敷設工程と、
    前記プレキャストボックスカルバートの頂版と前記橋梁との間に当該橋梁に掛る荷重を前記プレキャストボックスカルバートへ伝えるための充填材を充填する充填工程とを有するものであり、
    前記プレキャストボックスカルバートの前記底版が正面視複数に分断された形状をなすものであり、
    前記敷設工程が、前記河川の川底に打設された基礎コンクリート上に敷設された前記複数の底版間に別体のコンクリートを設ける手順を含む橋梁の補強方法。
  5. 両川岸間の距離が15m未満である河川に架けられた橋梁の補強方法であって、
    底版と、前記底版から起立させた側版と、側版間に架設された頂版とを備えたプレキャストボックスカルバートを橋梁の下方に開口部が河川の流れ方向に開口するように敷設する敷設工程と、
    前記プレキャストボックスカルバートの頂版と前記橋梁との間に当該橋梁に掛る荷重を前記プレキャストボックスカルバートへ伝えるための充填材を充填する充填工程とを有するものであり、
    前記側版の前記河川における水の流れ方向上流側に前記水の流れを誘導する水流調整部材を設けた橋梁の補強方法。
  6. 両川岸間の距離が15m未満である河川に架けられた橋梁の補強方法であって、
    底版と、前記底版から起立させた側版と、側版間に架設された頂版とを備えたプレキャストボックスカルバートを橋梁の下方に開口部が河川の流れ方向に開口するように敷設する敷設工程と、
    前記プレキャストボックスカルバートの頂版と前記橋梁との間に当該橋梁に掛る荷重を前記プレキャストボックスカルバートへ伝えるための充填材を充填する充填工程とを有するものであり、
    複数の杭を打ち込むことにより、前記底版を支持層に対して支持させている橋梁の補強方法。
  7. 前記充填工程が、前記頂版の上面のうち、少なくとも前記側版の上方に前記充填材を充填する手順を含む請求項1、2、3、4、5又は6記載の橋梁の補強方法。
  8. 前記充填材が、コンクリート又はモルタルであり、
    前記充填工程が、前記頂版の上面の全域に亘って前記コンクリート又はモルタルを打設するものである請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の橋梁の補強方法。
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