JP6177174B2 - ブラケット、それを備える収納部付き便器装置及びその施工方法 - Google Patents

ブラケット、それを備える収納部付き便器装置及びその施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、ブラケット、それを備える収納部付き便器装置及びその施工方法に関する。
従来、タンクや排水管等を収納する収納部を備える収納部付き便器装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この収納部付き便器装置では、収納部は、便器の後方に配置され、便器の後方の壁面に沿って間口の全幅に亘って設けられる。収納部は、タンクの前面側に配置される前板と、タンクの上面側に配置される天板と、を少なくとも含んで構成される。
特開2011−252279号公報
ところで、従来の収納部付き便器装置の天板は、トイレルームの両側壁面に取り付け固定された一対のブラケットにより支持される。そのため、ブラケットを側壁面に取り付け固定するための施工スペースを確保する観点から、ブラケットは収納部を構成する他部材よりも先に取り付けられる。従って、ブラケットを取り付ける際には、ブラケットの施工位置の目印となる他部材が取り付けられていない状態であるため、計測して位置出しを行う必要があり、施工性が悪かった。
また、ブラケットは前後方向に延びて設けられるため、ブラケットを側壁面に取り付け固定するためには少なくとも前後方向に離間した2箇所をビス止めする必要がある。そのため、そのうち1箇所は隅柱まわりの受け木にビス止めできるものの、残りの1箇所は隅柱まわりの受け木にビス止めできなかった。従って、側壁面に補強対策がなされておらず補強木等が取り付けられていないリフォーム現場にあっては、ブラケットの取り付け固定にプラグ施工が必要であった。しかしながら、プラグ施工は、部材点数が増え、壁面にプラグを埋め込む必要がある等、施工性が悪化する。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来よりも施工性が良好なブラケット、収納部付き便器装置及びその施工方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、壁面に取り付けられる収納部(例えば、後述の収納部50)の水平板(例えば、後述の天板513)を支持するブラケット(例えば、後述のブラケット700)であって、前記水平板を支持する支持部(例えば、後述の支持部710)と、前記収納部の後面を構成する壁面に取り付け固定される取り付け部(例えば、後述の取り付け部720)と、前記収納部の扉を閉めたときに該扉と当接する戸当り部(例えば、後述の戸当り部730)と、を備えるブラケットを提供する。
前記戸当り部は、前記収納部の前面側における前記支持部の端部が下方に垂下して形成されることが好ましい。
前記ブラケット(例えば、後述のブラケット800)は、前記収納部の前後方向に伸縮可能であることが好ましい。
前記取り付け部の取り付け面(例えば、後述の取り付け面721)と、前記戸当り部の戸当り面(例えば、後述の戸当り面731)は、互いに平行であることが好ましい。
また本発明は、便器(例えば、後述の便器10)と、前記便器の後方に設けられた収納部(例えば、後述の収納部50)と、前記収納部に収納され、前記便器の洗浄水を貯留するタンク(例えば、後述のタンク20)と、を備える収納部付き便器装置(例えば、後述の収納部付き便器装置100)であって、前記便器の後方の壁面に取り付けられる前記収納部の水平板(例えば、後述の天板513)を支持する上述の各ブラケットを備える収納部付き便器装置を提供する。
さらに本発明は、上述の収納部付き便器装置の施工方法であって、便器(例えば、後述の便器10)を取り付ける第1工程と、前記収納部の一対の仕切り板(例えば、後述の仕切り板52L,52R)を取り付け固定する第2工程と、前記収納部の天板を前記一対の仕切り板上に取り付ける第3工程と、前記ブラケットを、前記天板の下面に当接させた状態で前記便器の後方の壁面に取り付け固定する第4工程と、を備える収納部付き便器装置の施工方法を提供する。
前記第4工程は、前記ブラケットを前記収納部の前面側から取り付けることが好ましい。
本発明によれば、従来よりも施工性が良好なブラケット、それを備える収納部付き便器装置及びその施工方法を提供できる。
本発明の一実施形態に係る収納部付き便器装置を示す斜視図である。 上記実施形態に係る収納部付き便器装置の部分分解斜視図である。 上記実施形態に係る収納部付き便器装置の部分拡大斜視図である。 上記実施形態に係る収納部付き便器装置が備えるブラケットの斜視図である。 上記実施形態に係る収納部付き便器装置が備える扉の戸先の構造を説明するための図であり、(a)が上記実施形態に係る収納部付き便器の正面図であり、(b)が(a)中に示す2点鎖線で囲まれた領域の拡大図である。 本実施形態に係る収納部付き便器装置の施工方法を説明するための図である。 上記実施形態の変形例に係るブラケットの斜視図であり、(a)が伸長前の状態を示し、(b)が伸長後の状態を示す図である。
以下、本発明の収納部付き便器装置の好ましい一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
先ず、本発明の一実施形態に係る収納部付き便器装置100の全体構成について、図1及び図2を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の収納部付き便器装置100は、便器10と、タンク20と、手洗い器30と、排水管40と、収納部50と、を備える。収納部付き便器装置100は、後述するブラケット700,700により天板513が支持された収納部50を有する。
便器10は、便器本体11と、この便器本体11の上部に便器本体11に対して開閉可能に取り付けられる便座(図示せず)及び便蓋12と、を含んで構成される。
タンク20は、便器10の後方かつ上方に配置され、便器本体11を洗浄する洗浄水を貯留する。このタンク20は、タンク本体21と、蓋部22と、を備える。タンク本体21は、上面が開口した箱状に形成され、洗浄水を貯留する。蓋部22は、タンク本体21の上面に配置され、タンク本体21の上面を覆う。
手洗い器30は、図1及び図2に示すように、タンク20の側方かつ上方に配置される。この手洗い器30は、手洗い鉢31と、手洗い吐水管32と、を備える。
手洗い鉢31は、手洗い吐水管32から吐出される手洗い水を受ける。この手洗い鉢31の底部には、排水口311が形成されている。
手洗い吐水管32は、手洗い鉢31から起立するように配置される。この手洗い吐水管32の先端部は、下方に開口している。
手洗い吐水管32の基端部は、手洗い側給水配管(図示せず)を介してタンク20に洗浄水を供給する給水部(図示せず)に接続される。
手洗い器30には、タンク20に供給される洗浄水の一部が、手洗い側給水配管を介して手洗い吐水管32に供給される。これにより、給水部の動作によりタンク20に洗浄水が貯留される場合に、この貯留される洗浄水の一部が手洗い吐水管32から吐出される。
排水管40は、タンク20と手洗い器30とを接続する。排水管40は、手洗い器30から排出される排水をタンク20に導く。
収納部50は、便器10の後方に配置され、便器の後方の壁面に沿って間口の全幅に亘って設けられている。即ち、図1に示すように収納部50は、便器10の後方の両入隅部S,Sに接するように配置される。収納部50は、タンク20及び排水管40を収納し、収納部50の上部には手洗い器30が配置される。
収納部50は、収納部本体51と、この収納部本体51の内部空間を幅方向に区画する一対の仕切り板52L,52Rと、これら一対の仕切り板52L,52Rをつなぐ背板53と、備える。ここで、本明細書において幅方向とは、便器10の前後方向及び上下方向に直交する方向を意味する。
収納部本体51は、前板511と、一対の扉板512L,512Rと、天板513と、を含んで構成される。
前板511は、収納部本体51(収納部50)における前側に配置される。前板511は、タンク20の前面側に配置される。前板511は、タンク20の前面を覆う。前板511の幅は、便器本体11の幅よりも若干広く形成される。
また、前板511における幅方向の両端部は、床面F近傍まで延びて配置される。具体的には、前板511は、幅方向の両端部に配置され、下端部が床面F近傍に配置される延出部511R,511Lを有する。延出部511R,511Lは、固定部材600,600により床面Fに固定される。より詳しくは、延出部511R,511Lの底面はそれぞれ、固定部材600,600により床面Fに固定される。
上述の通り、延出部511R,511Lは、床面Fから離間して配置される。具体的には、延出部511R,511Lは、床面Fから離間して、固定部材600,600により床面Fに固定される。延出部511R,511Lは、例えば、床面から5mm程度離間して、固定部材600,600により床面Fに固定される。
一対の扉板512L,512Rそれぞれは、前板511の両側部にそれぞれ配置される。扉板512L,512Rそれぞれは、その表面が前板511の表面と面一になるように配置される。一対の扉板512L,512Rは、前板511に対してヒンジ(図示せず)を介して連結される。これにより、一対の扉板512L,512Rは、前板511に対して開閉可能に連結される。
扉板512L,512Rは、収納部本体51の内部において一対の仕切り板52L,52Rの幅方向の外側に形成される物品収納空間の前側に開閉可能に配置される。扉板512L,512Rを開閉させることで、使用者は、物品収納空間に物品を出し入れできる。
なお、扉板512L,512Rの戸先側には、扉板512L,512Rに沿って延びる把手部514L,514Rが取り付けられる。把手部514L,514Rは、扉板512L,512Rの上端から下端に亘って取り付けられる。また、把手部514L,514Rの側壁側の端部には、把手部514L,514Rに沿って延びる軟質ゴムからなる緩衝部515L,515Rが設けられる。使用者は、把手部514L,514Rに指を掛けることで、扉板512L,512Rを容易に開閉させることができる。また、扉板512L,512Rを閉める際には、緩衝部515L,515Rの緩衝作用により衝撃が緩和される。
なお、これら把手部514L,514R及び緩衝部515L,515Rについては、後段で詳述する。
天板513は、収納部50の上面を構成する水平板である。天板513は、収納部本体51の上面のうち、手洗い器30が配置されていない位置に配置される。本実施形態では、手洗い器30は、図1に示すように、収納部50を便器10側から視た場合における左側の上部に配置されており、天板513は、収納部50の上面の中央部及び右側を覆うように配置される。この天板513は、後述する背板53の上面に、図示しない面ファスナーにより取り付け固定される。
一対の仕切り板52L,52Rは、前板511の幅方向のそれぞれの端部に、前板511に直交して配置される。一対の仕切り板52R,52Lは、前板511及び背板53の幅方向のそれぞれの端部同士をつないで配置される。
一対の仕切り板52L,52Rは、タンク20を幅方向に挟むように配置される。
また、一対の仕切り板52L,52Rは、収納部本体51の内部を幅方向に区画する。一対の仕切り板52L,52Rは、収納部本体51の内部を区画することで、一対の仕切り板52L,52Rの幅方向の外側に、物品を収納可能な物品収納空間を形成する。
仕切り板52L,52Rの上端部は、タンク20の上端部よりも高い位置に位置する。また、一対の仕切り板52L,Rの上面には、天板513が取り付けられる。
仕切り板52L,52Rの下端部は、床面から離間して配置される。ここで、従来では、仕切り板の便器側の端部が床面まで延出されて床面に固定されていたのに対して、本実施形態では、上述の通り前板511の延出部511R,511Lが床面に固定されるため、仕切り板を床面まで延出する必要がない。そのため、本実施形態では、仕切り板52L,52Rにおける下端部の全ては、床面Fから所定距離だけ離間している。従って、仕切り板52R,52Lと床面Fとの間には従来よりも大きな開口Kが形成され、給水ホースの取り回し(取り付け・取り外し)作業が容易となっている。
背板53は、収納部50における後面側に配置される。背板53は、タンク20の後面側における上方に配置され、便器10の後方の壁面に固定される。背板53は、一対の仕切り板52L,52Rの上部をつなぐ。言い換えると、背板53は、一対の仕切り板52L,52Rにより、前板511とつながれている。
なお、収納部50の後面は、便器10の後方の壁面により構成される。
収納部50の側面は、トイレルームの両側壁面が利用される。即ち、本実施形態では、収納部50の側面を構成する側板を含むことなく収納部本体51が構成される。
次に、本実施形態の収納部付き便器装置100が備えるブラケット700について、図3及び図4を参照して説明する。
図3は、本実施形態に係る収納部付き便器装置100の部分拡大斜視図である。具体的には、便器10側から視て収納部50の右側上部の部分拡大斜視図である。ただし図3では、説明の便宜上、天板513の記載を省略して示している。
図3に示すように、便器10側から視て収納部50の右側上部には、天板513を支持するブラケット700が配置されている。ブラケット700は、支持部710と、取り付け部720と、戸当り部730と、を備える。なお、収納部50の左側上部にも、同様のブラケット700が配置されている。
支持部710は、長尺の板状に形成される。具体的には、支持部710は、収納部50の前後方向に延び、収納部50の後面を構成する壁面から収納部50の前面にまで至る。
支持部710は、平面で形成された支持面711を上面に有する。支持部710は、この支持面711を天板513の下面に当接させて、天板513を支持する。
また、支持部710の幅方向の両端が下方に屈曲することで、フランジ712,712が形成されている。これにより、ブラケット700の強度が向上している。
取り付け部720は、収納部50の後面側における支持部710の端部から、下方に延びて形成される。取り付け部720は、平面で形成された取り付け面721を壁面側に有する。また、取り付け部720は、その延びる方向に離間して2つの締結孔722a,722bを有する。取り付け部720は、収納部50の後面を構成する壁面に、2つの締結孔722a,722bを介して取り付け面721をビス723,723で固定することにより、取り付けられる。
なお、この取り付け面721は、後述の戸当り部730の戸当り面731と互いに平行となるように形成されている。
また、取り付け部720の幅方向の両端が収納部50の前面側に屈曲することで、フランジ724,724が形成されている。これにより、ブラケット700の強度が向上している。
ここで、図4は、本実施形態に係る収納部付き便器装置100が備えるブラケット700の斜視図である。より詳しくは、収納部50の後面を構成する壁面に、ブラケット700をビス723,723で固定するときの状態を示す図である。
図4に示すように、取り付け部720が有する2つの締結孔722a,722bのうち、上方に位置する締結孔722aのみ、取り付け部720の延びる方向、即ち上下方向に長い長孔で構成される。従って、ブラケット700の取り付け時には、上方の長孔で構成された締結孔722aを上下に位置調整しながら仮止めし、位置を確定させてから下方の締結孔722bとともに両締結孔を本止めする。これにより、ブラケット700の施工位置を上下に調整できるとともに天板513からの加重を支えることができるため、天板513のガタツキ等を防止できる。
戸当り部730は、収納部50の前面側における支持部710の端部から、下方に垂下して延びて形成される。戸当り部730は、平面で形成された戸当り面731を収納部50の前面側に有する。戸当り部730は、収納部50の扉を閉めたときにこの戸当り面731が扉に当接することで、扉が必要以上に閉まることを防止できる。
なお、この戸当り面731は、上述の取り付け部720の取り付け面721と互いに平行となるように形成されている。
上述の支持部710、取り付け部720及び戸当り部730を備える本実施形態のブラケット700は、長尺状の板材を折り曲げ成形することで形成される。即ち、取り付け部720は、収納部50の後面側における支持部710の端部を下方に湾曲させることで形成される。また、戸当り部730は、収納部50の前面側における支持部710の端部を下方に屈曲させることで形成される。
次に、把手部514L,514R及び緩衝部515L,515Rについて、図3及び図5を参照して説明する。
先ず、図3に示すように、把手部514L,514Rは、本体部516L,516Rと、垂直部517L,517Rと、先端部518L,518Rと、を備える。
本体部516L,516Rは、扉板512L,512Rに沿って上下に延びる板状の部材であり、扉板512L,512Rの内側に取り付けられる。
垂直部517L,517Rは、本体部516L,516Rの側壁側の端部から収納部50の前面側に延出し、本体部516L,516Rに対して垂直に設けられる。
先端部518L,518Rは、垂直部517L,517Rの先端から収納部59の中央側に延出し、垂直部517L,517Rに対して垂直に設けられる。
また図3に示すように、緩衝部515L,515Rは、把手部514L,514Rを構成する本体部516L,516Rの側壁側の端部から側壁側に延出して形成される。そのため、緩衝部515L,515Rの上端は、ブラケット700の戸当り部730に当接する。
図5は、本実施形態に係る収納部付き便器装置100が備える扉の戸先の構造を説明するための図であり、(a)が本実施形態に係る収納部付き便器装置100の正面図であり、(b)が(a)中に示す2点鎖線で囲まれた領域の拡大図である。ただし、図5では、説明の便宜上、手洗い器30の記載を省略している。
図5(a)に示すように、緩衝部515L,515Rは、側壁に近接している。また、図5(b)に示すように、トイレルームの側壁の下部には、通常、幅木Hが設けられている。そのため本実施形態では、幅木Hと干渉する部分には緩衝部515L,515Rが設けられていない。
軟質ゴムで形成される緩衝部515L,515Rは、把手部514L,514Rと射出成形により一体成形される。そして、幅木Hとの干渉を回避するために、軟質ゴム製の緩衝部515L,515Rの下端部を現場で切除する。これにより、従来よりも格段に容易に緩衝部515L,515Rを取り付けることができる。
以上の構成を備える収納部付き便器装置100の施工方法について、図6を参照して説明する。
図6は、本実施形態に係る収納部付き便器装置100の施工方法を説明するための図である。本実施形態の収納部付き便器装置100の施工方法は、第1〜第4工程を備える。
第1工程では、便器10を取り付ける。具体的には、トイレルーム内の床面Fの所定位置に、便器10を取り付ける。
第2工程では、収納部50を構成する一対の仕切り板52L,52Rを取り付け固定する。具体的には、図6に示すように、前板511、一対の仕切り板52L,52R及び背板53を予め組み立てた後、前板511の延出部511R,511Lを固定部材600,600により床面Fに固定し、背板53を便器10の後方の壁面に固定することで、一対の仕切り板52L,52Rを取り付け固定する。
ただしこれに限定されず、予め組み立てることなく、例えば背板53、一対の仕切り板52L,52R、前板511の順に個別に取り付けてもよい。
第3工程では、収納部50を構成する天板513を、一対の仕切り板52L,52R上に取り付ける。このとき、天板513を、便器10の後方の壁面や入隅部S,Sに接するようにして取り付ける。また、天板513を、背板53の上面に図示しない面ファスナーにより取り付け固定する。
第4工程では、ブラケット700,700を、天板513の下面に当接させた状態で、便器10の後方の壁面に取り付け固定する。より詳しくは図6に示すように、ブラケット700,700の支持部710,710を天板513の下面に当接させるとともに、ブラケット700,700の側面を両側壁に当接させた状態で、収納部50の前面側から、ブラケット700,700を便器10の後方の壁面にビス止めする。
最後に、収納部50の扉板512L,512R及び把手部514L,514Rを取り付ける。以上により、収納部付き便器装置100が施工される。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、天板513を支持する支持部710と、収納部50の後面を構成する壁面に取り付け固定される取り付け部720と、収納部50の扉を閉めたときに該扉に当接する戸当り部730と、を含んでブラケット700を構成した。
これにより、収納部50の前面側、即ち正面からブラケット700を取り付け固定できるため、間口が狭い空間であっても容易に施工できる。また、正面からの取り付けが可能となったことで、天板513を取り付けた後にブラケット700の施工ができるため、天板513合わせでブラケット700の位置出しができる。従って、ブラケット700の施工位置出しが不要となり、施工性が向上する。さらには、施工順序の自由度が広がる。
また、取り付け部720が収納部50の後面を構成する壁面に取り付けられるため、ブラケット700を左右の壁面に接するように取り付けることで、例えば取り付け部720の上下方向に離間した2箇所を隅柱まわりの受け木にビス止めできる。従って、側壁に補強木等が取り付けられていないリフォーム現場においても、プラグ施工が不要であり、施工性が向上する。
また本実施形態では、戸当り部730を、収納部50の前面側における支持部710の端部を下方に垂下させることで形成した。これにより、戸当り部730によって収納スペースが狭小化することがなく、広い収納スペースを確保できる。
また本実施形態では、取り付け部720の取り付け面721と、戸当り部730の戸当り面731を、互いに平行となるように構成した。これにより、戸当り部730の戸当り面731を、収納部50の扉に確実に面当接させることができる。
また本実施形態では、便器10と、収納部50と、タンク20と、を備える収納部付き便器装置100であって、便器10の後方の壁面に取り付けられる収納部50の天板513を支持するブラケット700を備える収納部付き便器装置100を提供した。
さらに本実施形態では、収納部付き便器装置100及びその施工方法を提供した。具体的には、便器10を取り付けた後、一対の仕切り板52L,52Rを取り付け固定し、天板513を一対の仕切り板52L,52R上に取り付けた後、ブラケット700を天板513の下面に当接させた状態で便器10の後方の壁面に取り付け固定した。また、ブラケット700を収納部50の前面側から取り付けた。
本実施形態の収納部付き便器装置100及びその施工方法によれば、上述の効果と同様の効果が奏される。
以上、収納部付き便器装置100における好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、ブラケット700を、収納部50の前後方向に伸縮可能に構成してもよい。
図7は、本実施形態の変形例に係るブラケット800の斜視図であり、(a)が伸長前の状態を示し、(b)が伸長後の状態を示す図である。
図7に示すように、ブラケット800は、支持部810が伸縮可能に構成され、戸当り部830の位置調整が可能となっている以外は、上記実施形態のブラケット700と同様の構成である。
支持部810は、支持部810aと、支持部810aの内側を摺動してスライド移動可能に設けられた支持部810bと、を備える。支持部810a,810bの両側のフランジ812a,812bには、位置調整孔813a,813bが支持部810a,810bの延びる方向に複数形成されている。支持部810bをスライド移動させた後、これら位置調整孔813a,813bに位置調整ピン814を挿通することで、支持部810bが支持部810aに固定され、戸当り部830の位置が調整される。
このブラケット800によれば、例えば配管等の関係で収納部50を便器10の前方にずらして取り付ける必要がある場合に、ブラケット700を収納部50の前面側に伸ばすことで、戸当り部730の位置を調整できる。
また、例えば、上記実施形態では、収納部50を間口の全幅に亘って設けたが、これに限定されない。収納部50を間口の一部としてもよく、トイレルームの側壁を収納部50の側面として利用できない場合には、別途、側板を設ければよい。
また、上記実施形態では、ブラケット700,700を両側壁に接するように取り付けたが、これに限定されない。収納部50の幅方向の両端ではなく、より中央寄りに取り付けてもよい。
10…便器
50…収納部
52L,52R…仕切り板
100…収納部付き便器装置
511…前板
513…天板(水平板)
700…ブラケット
710…支持部
720…取り付け部
721…取り付け面
730…戸当り部
731…戸当り面
F…床面

Claims (7)

  1. 壁面に取り付けられる収納部の水平板を支持するブラケットであって、
    前記水平板を支持する支持部と、
    前記収納部の後面を構成する壁面に取り付け固定される取り付け部と、
    前記収納部の扉を閉めたときに該扉と当接する戸当り部と、を備えるブラケット。
  2. 前記戸当り部は、前記収納部の前面側における前記支持部の端部が下方に垂下して形成される請求項1に記載のブラケット。
  3. 前記ブラケットは、前記収納部の前後方向に伸縮可能である請求項1又は2に記載のブラケット。
  4. 前記取り付け部の取り付け面と、前記戸当り部の戸当り面は、互いに平行である請求項1から3いずれかに記載のブラケット。
  5. 便器と、
    前記便器の後方に設けられた収納部と、
    前記収納部に収納され、前記便器の洗浄水を貯留するタンクと、を備える収納部付き便器装置であって、
    前記便器の後方の壁面に取り付けられる前記収納部の水平板を支持する請求項1から4いずれかに記載のブラケットを備える収納部付き便器装置。
  6. 請求項5に記載の収納部付き便器装置の施工方法であって、
    便器を取り付ける第1工程と、
    前記収納部の一対の仕切り板を取り付け固定する第2工程と、
    前記収納部の天板を前記一対の仕切り板上に取り付ける第3工程と、
    前記ブラケットを、前記天板の下面に当接させた状態で前記便器の後方の壁面に取り付け固定する第4工程と、を備える収納部付き便器装置の施工方法。
  7. 前記第4工程は、前記ブラケットを前記収納部の前面側から取り付ける請求項6に記載の収納部付き便器装置の施工方法。
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