JP6176919B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

この発明は加熱調理器に関し、特に赤外線センサによって加熱室内の温度を検出しながら調理を行なう加熱調理器に関する。
市販の加熱調理器の中には、赤外線センサによって加熱室内の食品の温度を検出する機能を有するものがある。具体的には、単眼のセンサを用いて食品の一定位置の温度を検出するもの、あるいは直線状の複数の赤外線センサをスイングさせることによって食品の温度分布を測定するものが知られている。
特開2002−317937号公報(特許文献1)は、マイクロ波加熱する調理装置において、調理室の天井面に2次元の赤外線個体撮像素子が固定される。加熱開始前に、赤外線個体撮像素子の出力に基づく室内の測温領域(縦15×横15=225画素)の温度から、食品の表面温度を測定し、測定温度に基づき加熱制御量および加熱時間を制御する。
特開2001−065871号公報(特許文献2)は、電子レンジのキャビティ内の赤外線を検出する赤外線センサを備え、赤外線センサの検出に基づきキャビティ内の食品有無を判断し、空加熱を防止する。
特開2002−317937号公報 特開2001−65871号公報
上記の特許文献2は、赤外線センサの出力を食品の有無検出に用いるが、加熱制御量を可変制御するものではない。特許文献1は、赤外線個体撮像素子の出力に基づき測定される食品の表面温度から、加熱制御量を可変にしている。しかし、加熱開始前に、赤外線個体撮像素子の出力に基づき測定される食品の表面温度から、加熱制御量および加熱時間を制御するにすぎず、加熱開始後の加熱調理中の食品温度を赤外線で検出し、その検出に基づき加熱制御量を制御するものではないから、食品により仕上がり状態にばらつきがあった。
それゆえに、この発明の目的は、赤外線を用いた温度検出によって、食品などの被加熱物の加熱を従来よりも精度良く行なうことができる加熱調理器を提供することである。
この発明のある局面による加熱調理器は、被加熱物を収容するための加熱室と、被加熱物を含む視野角内の複数箇所の温度を検出する赤外線センサと、被加熱物を加熱するための高周波を発生する高周波発生装置と、加熱シーケンスに従って高周波発生装置を制御することによって被加熱物の加熱を制御する制御部と、を備える。制御部は、赤外線センサによる複数箇所の検出温度に基づき、被加熱物の種類を検出する種類検出部を含み、制御部は、検出された種類に基づいて、当該被加熱物に対する加熱を制御する。
本発明によれば、加熱中の赤外線を用いた複数箇所の検出温度によって、食品などの被加熱物の種類を検出し、検出結果から、その後の加熱を制御することで、精度良く加熱することができる。
本発明の実施の形態に係る加熱調理器の正面図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器の内部を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器のブロック図である。 本発明の実施の形態に係る被測定物の温度分布の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理の概略処理フローチャートである。 本発明の実施の形態に係る加熱調理の詳細処理フローチャートである。 本発明の実施の形態に係る加熱調理の詳細処理フローチャートである。 本発明の実施の形態に係る加熱調理の詳細処理フローチャートである。 本発明の実施の形態に係る加熱時の食品の変形を模式的に示す図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して、その説明を繰返さない。本実施の形態では、加熱調理器として、コンビニエンスストアなどに設けられる業務用の高周波加熱調理器を例示する。
<実施の形態1>
[加熱調理器の構成]
図1は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器の正面図である。図2には、加熱調理器1の内部構造が模式的に示され、図3には、加熱調理器1のブロック構成が示される。
図1と図2を参照して、加熱調理器1のキャビネット内部には、前面が開口した庫内である加熱室3が設けられる。加熱室3の前面開口には扉2が回動可能に取り付けられる。扉2には、加熱室3の内部を目視可能なように窓ガラスが取り付けられる。窓ガラスには高周波の漏洩を防止する対策が施される。
キャビネットの前面であって扉2の上部には、タッチパネル22が設けられる。タッチパネル22は、メニューの選択または加熱モードを選択する際の入力部としてタッチ操作などされるキー入力部と、調理方法を選択するためのメニュー情報または加熱調理に関する情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示部226を含む。ユーザは、表示部226の表示情報をタッチすることにより、当該情報を加熱調理器1に対し入力することもできる。
キー入力部は、後述する加熱モードA1、A2およびA3を指定するために操作されるモードキー221、222および223、加熱調理をスタートさせるために操作されるスタートキー224、および取消/停止キー225を含む。取消/停止キー225は、操作を取消すため、または加熱調理を停止するために操作される。
高周波加熱を行なうために、キャビネット内の裏面側に高周波発生装置であるマグネトロン31(後述の図3参照)が設けられる。マグネトロン31によって生成された高周波(マイクロ波ともいう)は、図示しない導波管などにより、加熱室3内に拡散し、加熱室3内の被加熱物11に照射される。
図2を参照して、加熱室3の天井と図面向かって右側壁との交差線には、赤外線アレイセンサ21が設けられる。赤外線アレイセンサ21は、半導体基板上に行列状に配列された複数の赤外線センサ素子と、赤外線センサ素子上に赤外線を集光するためのフレネルレンズとを含む。赤外線アレイセンサ21は、視野角α内の被測定物(被加熱物11を含む)から放射された赤外線を検出することによって、被測定物表面の複数箇所の温度を測定して、測定結果を出力する。各赤外線センサ素子として、たとえばサーモパイルや焦電センサが用いられる。サーモパイルは、熱電対を直列に数十対接続して構成されたものである。
被加熱物11は、加熱調理時には、加熱室3の底面上に載置された状態で加熱調理される。
上記の視野角αは、被加熱物11が載置される可能性がある領域、より具体的には加熱室3の底面の全領域を視野とするような角度を表す。
図2を参照して、加熱調理器1は、制御回路5、および制御回路5に接続される構成要素を備える。構成要素には、タッチパネル22、赤外線センサ制御部23、高周波送信のための回転アンテナ4を回転させるためのアンテナモータ32、アンテナモータ32の回転角を検出する回転角検出器24、サーミスタなどの庫内温度検出器25、複数のマグネトロン31、センサ冷却ファン37、マグネトロン冷却ファン38および給気ファン39を含む。複数のマグネトロン31のそれぞれに対応して、導波管、回転アンテナ4、アンテナモータ32および回転角検出器24が備えられる。
制御回路5は、マイクロコンピュータをベースに構成され、CPU(Central Processing Unit)6、メモリ7、およびタイマ8などを含む。メモリ7は、揮発性または不揮発性のメモリからなり、各種プログラムおよびテーブルTB(詳細は後述する)を含む各種データを格納する。
赤外線センサ制御部23は赤外線アレイセンサ21の受光動作を制御するとともに、赤外線アレイセンサ21からの視野内の測定温度の信号を入力し、入力信号を雑音処理しAD(Analog-digital)変換し、温度データとして出力する。
マグネトロン31によって生成されたマイクロ波は、対応の導波管を介し回転アンテナ4に導かれる。回転アンテナ4は、マイクロ波を拡散して被加熱物11に照射する。回転アンテナ4が設けられた空間は、加熱室3と仕切板によって仕切られている。仕切板は、高周波を透過させるために、ガラスやセラミックなどの誘電体によって形成される。回転アンテナ4の図示しない回転軸は、対応のアンテナモータ32によって回転駆動される。回転軸の近傍には、回転軸に設けられた突起部の位置を検出する対応の回転角検出器24が設けられる。回転角検出器24によって回転アンテナ4の回転角度の原点を決めることができる。制御回路5は、この原点を基準にして各アンテナモータ32を制御することによって、各回転アンテナ4を所望の回転角で停止できる。
センサ冷却ファン37は、赤外線アレイセンサ21の検出出力に含まれる、周囲温度の変化に起因したノイズを減らすために、赤外線アレイセンサ21を冷却する。
マグネトロン冷却ファン38は、マグネトロン31による高周波発振の際に、マグネトロン31などの高周波発生に係る部品は発熱を伴うので、これら部品を冷却するためのものである。
給気ファン39は、高周波加熱時に用いられ、キャビネットの壁面に形成された給気口(図示せず)を介して加熱室3内に外部の新鮮な空気を供給するとともに、食材から発生する水蒸気を含んだ空気を加熱室3外に押し出すために設けられている。
これら構成要素は、回路、またはプログラムと回路の組合わせにより実現される。プログラムはメモリ7の予め定められた記憶領域に格納される。これらの構成要素は、制御回路5のCPU6がメモリ7から読出した当該プログラムを実行することによって制御される。
[温度分布の検出]
図4には、被測定物の温度分布の一例が示される。赤外線アレイセンサ21は、本実施の形態では、たとえば8行8列の64個のセンサ素子によって構成される。したがって、赤外線センサ制御部23は、視野内の64箇所における温度データを検出して制御回路5に出力する。検出された温度データは、検出位置(x,y)のそれぞれに対応して、当該検出位置を示す位置データと、当該位置の測定温度データとを含む。
制御回路5のCPU6は、入力した温度データをメモリ7の所定領域に格納する。CPU6は、メモリ7に記憶された温度データを読出して、読出した温度データから、視野内すなわち被測定物の温度分布状態を検出する。
検出される温度分布状態を図4を参照し説明する。図4の場合には、被測定物で温度分布を表す領域が、赤外線センサ素子の配列に対応して8行8列の64個の部分領域に区分される。部分領域ごとに温度が異なることにより、被測定物の表面温度の分布が表わされる。たとえば、図4の場合には、80℃以上が部分領域61、60〜70℃の部分領域63、40〜50℃の部分領域65、30〜40℃の部分領域66、20〜30℃の部分領域67、および20℃未満の部分領域68で示される。
CPU6は、赤外線アレイセンサ21を動作させることによって、赤外線アレイセンサ21の出力から、センサの視野角内の複数部分領域(複数箇所)での64個の検出温度を検出位置(x,y)と対応づけて、メモリ7のテーブルTBに格納する。テーブルTBには、64個の検出温度と対応の検出位置(x,y)の組(以下、温度組と言う場合がある)が、検出温度の順に並べてなる温度列として格納される。温度列では、検出温度が高い方から(昇順に)並ぶとする。
本実施の形態では、温度列をおおよそ4等分して、4個の温度群を取得する。4個の温度群について、検出温度の高い方から温度群E1、E2、E3およびE4と称する。温度群E1の複数個の温度組のうち検出温度が高い方のn個(n<8)の温度組を温度群E1aと称する。また、温度群E1の複数個の温度組のうち検出温度が低い方〜次位の温度群E2の複数個の温度組のうち検出温度が高い方にかけての計n個(n<16)の温度組を温度群E1bと称する。また、温度群E4の複数個の温度組のうち検出温度が低い方のn個(n<8)の温度組を温度群E4bと称する。
[赤外線アレイセンサ21の検出温度に基づく加熱の制御]
次に、加熱調理器1による加熱調理の手順について具体的に説明する。加熱調理器1では、赤外線アレイセンサ21によって検出された複数箇所の温度に基づき、被加熱物11の種類を検出する。検出された種類に基づいて、被加熱物11に対する加熱シーケンスを変更することで加熱を制御する。
一般に、マイクロ波を被加熱物11に照射した場合、被加熱物11は誘導損失によって発熱するので、損失係数の大きいものほど発熱量が大きくなる。損失係数の大きい物質の1つが水であるので、含水量が多い食品ほど加熱されやすい傾向にある。被加熱物11が食品と容器とから構成されている場合には、言い換えると容器に入れた状態の食品の場合には、容器よりも先に食品が加熱され、容器は主に食品からの熱伝導によって温められる。このため、通常、食品の温度に比べて容器の温度の方が低くなる。
加熱調理器1では、このようなマイクロ波加熱の性質に基づいて、被加熱物11の種類を検出する。まず、図5を参照して、実施の形態1の加熱調理器1による加熱調理の概略手順について説明した後に、図6〜図8を参照して具体的手順を説明する。図5〜図8のフローチャートに従うプログラムは、予めメモリ7に格納されて、CPU6がメモリ7からプログラムを読出し実行することにより、加熱調理が実現する。図5〜図8のフローチャートでは、加熱制御のために参照する温度のパラメータT1〜T11を用いる。パラメータT1〜T11は0℃〜120℃の範囲のいずれかの温度を示し、T1<T2<T3<T4<T5<T6<T7<T8<T9<T10<T11に従う温度関係を有する。
図5は、実施の形態1の加熱調理器1による加熱調理の手順を示すフローチャートである。図5の各ステップは、図3のCPU6がメモリ7から読み出されたプログラムに従って動作することによって実行される。
まず、ユーザは加熱室3内に被加熱物11を置き、扉2を閉めて、タッチパネル22を用いて加熱モードの入力操作をする。CPU6は、タッチパネル22の出力から加熱モードの入力操作を受付ける(ステップS1)。
モードキー221、222および223のそれぞれは、加熱モードA1、A2およびA3それぞれを指定するために操作される。本実施の形態では、ユーザが被加熱物11の種類が不明である場合などには、加熱モードA1を指定するためにモードキー221を操作し、被加熱物11が容器に入れた状態の比較的多くの水分を含んだ食品である場合には、加熱モードA2を指定するためにモードキー222を操作し、被加熱物11がおにぎりなど比較的に小さい食品である場合には、加熱モードA3を指定するためにモードキー223を操作すると、想定する。加熱モードA2が指定されるような容器に入れられた状態の食品としては、汁物であって、具体的にはスープパスタ、あんかけ麺などがある。CPU6は受付けた操作内容が示す加熱モードのデータを、メモリ7に記憶する。
ユーザは加熱モードを入力操作後、スタートキー224を操作する。CPU6は、操作内容を受付けることにより、加熱開始の指示を入力する。加熱開始指示を入力すると、CPU6は、センサ冷却ファン37、マグネトロン冷却ファン38、および給気ファン39をオン状態にする(ステップS2)。
次に、CPU6は、複数のマグネトロン31をオンすることによって高周波加熱を開始する(ステップS4)。複数のマグネトロン31の合計出力が1900Wとなるように予備加熱を開始する。また、加熱と同時または加熱開始前に、各アンテナモータ32により対応の回転アンテナ4が回転を開始する。
その後、CPU6は、指定された加熱モードに応じた加熱シーケンスを実行する(ステップS5)。ここで、メモリ7には、マグネトロン31を、被加熱物11の加熱温度および加熱時間が変化するように制御するための加熱シーケンスの情報が、各加熱モードに対応して予め記憶される。CPU6は、メモリ7から、指定された加熱モードに対応する加熱シーケンスの情報を読出す。加熱シーケンスの情報は、マグネトロン31を含む各部を制御するためのプログラムを含む。プログラムは、マグネトロン31の出力(単位:W)を可変制御するためのマグネトロン31の駆動周波数のパラメータおよび、駆動時間すなわち加熱時間のパラメータを含む。加熱モードに対応の加熱シーケンスのプログラムを実行することにより加熱が進行する。
・加熱モードA1
まず加熱モードA1が指定された場合を説明する。図6を参照して、加熱モードA1に対応の加熱シーケンスのプログラムが実行開始されると、まず、加熱時間を計測するためのパラメータ変数Tに初期値(=0)がセットされて(ステップS10)、予備加熱開始から15秒まで加熱を継続する(ステップS11でNO)。15秒の予備加熱が終了すると(ステップS15でYES)、CPU6の種類検出部は、式(1)に従い[軽負荷除外判定]を実行する(ステップS13)。
N(≧Ave(E1))≧3…式(1)
軽負荷除外判定では、被加熱物11が小さい種類であるか否か、すなわち軽負荷であるか否かが判定される。具体的には、CPU6は、赤外線アレイセンサ21を動作させることによって、被加熱物11を含むセンサの視野角内の複数箇所での、加熱開始から15秒後時点の温度を検出し、検出した64個の温度を検出位置(x,y)と対応づけて、メモリ7のテーブルTBに格納する。
CPU6の種類検出部は、式(1)に従い、テーブルTBの温度列から温度群E1の温度の平均Ave(E1)を計算し、その平均値より大きい温度組の数(すなわち、式(1)のN)が3個以上である(ステップS13でYES)、すなわち被加熱物11は軽負荷であると判定すると、後述の[軽負荷判定](ステップS21)を実行するために、ステップS19に移行する。
軽負荷でないと判定されると(ステップS13でNO)、加熱開始から25秒まで加熱継続し(ステップS14でNO)、25秒経過後(ステップS14でYES)、[特異メニュー判定]を実行する(ステップS15)。
CPU6の種類検出部は、加熱開始から35秒以内において(ステップS19でNO)、上述のように赤外線アレイセンサ21の出力からテーブルTBを用いて温度列を取得し、式(2)に従い、当該温度列の温度群E1aの平均温度から、温度群E2の平均温度を引き、その結果がT3℃を超えたと判定すると(ステップS21でYES)、マグネトロン31を停止することにより加熱を停止する(ステップS26)。
(Ave(E1a)−Ave(E2))>T3℃…式(2)
このように、軽負荷(小さい種類)の被加熱物11と判定されている場合に、温度群E1a(すなわち被加熱物11の食品部分)の平均温度と、温度群E2(すなわち被加熱物11の食品以外の部分)の平均温度との差が比較的に大きい場合には、食品は十分に加熱されたと判定し、過加熱とならないように加熱を停止する。なお、温度群E2に該当する部分領域のうち食品以外の部分領域としては、加熱室3の被加熱物11が載置されていない面、または容器に入れた状態の食品である場合には、容器内の食品との隙間部分などを含む。
一方、それ以外は(ステップS21でNO)、加熱開始から35秒まで加熱を継続するが、軽負荷と判定されずに(ステップS21でNO)加熱開始から30秒経過した時点で(ステップS20でYES)、[その他メニュー1]の判定処理(ステップS22)へ移行する。このように、軽負荷判定中であっても、[その他メニュー1]の判定が実行される。
ステップS19に戻り、[軽負荷判定]がされないまま加熱開始から35秒経過したと判定されると(ステップS19でYES)、処理は[その他メニュー2]の判定処理(ステップS25)へ移行する。
被加熱物11が軽負荷ではない場合(ステップS13でNO)に、加熱開始から25秒経過した時点で(ステップS14でYES)、[特異メニュー判定]の処理(ステップS15)が実行される。
CPU6の種類検出部は、上述のように赤外線アレイセンサ21の出力からテーブルTBを用いて温度列を取得し、式(3)に従い、当該温度列の1番目の検出温度との差がT2℃以内の検出温度を示す温度組の数が11個以上であるか否かを判定する(ステップS15)。
N(Top1との差がT2℃以下)≧11…式(3)
食品と容器の隙間がなく上記の64箇所のうち比較的に高温の部分が多いと判定した場合には(ステップS15でYES)、被加熱物11の種類は、比較的早くに高温となる食品、または容器に入れた状態の食品であれば容器との隙間が少ないもの(たとえば、容器に入れた状態の丼物など)など特異メニューの種類に該当すると判定するが、該当しないと判定した場合には(ステップS15でNO)、ステップS19の処理に移行する。
特異メニューの種類に該当すると判定した場合(ステップS15でYES)、種類検出部は、赤外線アレイセンサ21の出力による温度列から、その時点の1番目に高い検出温度がT7℃以上であるかを判定する(ステップS16)。
T7℃以上と判定すると(ステップS16でYES)、CPU6は、現在の温度列を取得し、温度列から式(4)の条件が成立するか、すなわち当該温度列の2番目〜N+1番目の検出温度の平均値がT8℃以上であるかを判定する(ステップS17)。なお、ここでのNは式(3)におけるNである。
Ave(Top2-TopN+1)≧T8℃…式(4)
式(4)の条件が成立しないと判定する間は(ステップS17でNO)、ステップS17の処理が繰返されるが、成立したと判定すると(ステップS17でYES)、加熱を停止する(ステップS26)。
一方、その時点の1番目の検出温度がT7℃未満と判定されると(ステップS16でNO)、CPU6は、現在の温度列を取得し、温度列から式(5)の条件が成立するか、すなわち当該温度列の2番目〜N+1番目の検出温度の平均値がT6℃以上であるかを判定する(ステップS18)。なお、ここでのNは式(3)におけるNである。
Ave(Top2-TopN+1)≧T6℃…式(5)
式(5)の条件が成立しないと判定する間は(ステップS18でNO)、ステップS18の処理が繰返されるが、成立したと判定すると(ステップS18でYES)が、加熱を停止する(ステップS26)。
[その他メニュー1]の判定処理(ステップS22)で、加熱開始から30秒経過した時点で、種類検出部は、赤外線アレイセンサ21の出力から温度列を取得し、温度列からT9℃以上の温度組をカウントし、6個以上であると判定すると(ステップS22でYES)、2秒後に加熱を停止する(ステップS22a、ステップS23でYES、ステップS26)。6個未満と判定した場合には(ステップS22でNO)、軽負荷判定中であればステップS21の[軽負荷判定]に戻るが、そうでない場合には(ステップS21でNO、ステップS19でYES)、[その他メニュー判定2]の処理(ステップS24、S25)へ移行する。
種類検出部は、加熱開始から70秒経過するまでは(ステップS24でNO)、赤外線アレイセンサ21の出力から現在の温度列を取得し、取得した温度列から式(6)の条件が満たされるか判定し(ステップS25)、条件を満たすと判定すると(ステップS25でYES)、被加熱物11の種類は[その他メニュー]に該当すると判定し、加熱を終了する(ステップS26)。
{(Ave(E1a)-Ave(E1b))n-(Ave(E1a)-Ave(E1b))n+1}≧T1℃…式(6)。
式(6)により、温度列の温度群E1aの検出温度の平均値から、温度群E1bの検出温度の平均値を引いた結果を更新し、それ以降の結果から、T1℃以上温度が下がるかが判定される。T1℃以上温度が下がったと判定されると(ステップS25でYES)、加熱を停止するが(ステップS26)、判定されなければ(ステップS25でNO)、ステップS24に移行し、70秒経過するまでは(ステップS24でNO)、ステップS25の判定が繰り返されるが、加熱開始から70秒経過したと判定されると(ステップS24でYES)、加熱は終了する(ステップS26)。
なお、図6の処理では、CPU6は加熱開始からMax時間(たとえば、75秒)まで加熱を継続したと検出(検出1という)したとき加熱を強制的に停止する。また、取得した現在の温度列の1番目と2番目の検出温度の平均がT11℃を超えたと検出(検出2という)したとき、加熱を強制的に停止する(容器変形の防止のため)。また、加熱開始から6秒間は、赤外線アレイセンサ21の誤検知防止のために、上記の(検出2)以外の検出は行わない。
このように、加熱モードA1の加熱シーケンスに従う被加熱物11に対する第1段階の加熱時に、種類検出部は、赤外線アレイセンサ21による64箇所の検出温度に基づき、被加熱物11の種類を、ステップS13、S15、S21、S22およびS25で検出する。より特定的には、種類検出部は、赤外線アレイセンサ21による64箇所の検出温度によって示される温度範囲(温度列)を取得する範囲取得部を有し、取得された温度範囲における1つ以上の部分温度範囲の温度群それぞれについての、当該部分温度範囲に含まれる検出温度から、被加熱物11の種類を判定する。CPU6は、各ステップで検出された種類に基づいて、当該被加熱物11を引き続き加熱するための次の第2段階で、当該加熱シーケンスを変更し被加熱物11の加熱を制御する。具体的には、変数Tの判定ステップ(ステップS14、S19、S20、S23、S24など)で加熱シーケンスの加熱時間のパラメータ値を変更している。
・加熱モードA2
次に、加熱モードA2が指定された場合を説明する。図7を参照して、加熱モードA2に対応の加熱シーケンスのプログラムが実行開始されると、まず、加熱時間を計測するためのパラメータ変数Tに初期値(=0)がセットされて(ステップS30)、予備加熱開始からの経過時間を検出する。
加熱モードA2では、加熱開始からの加熱継続のMax時間を65秒とし(赤外線アレイセンサ21の検知不良の場合に加熱調理器1を保護するため)、Max時間を超えたときは(ステップS31でNO)、強制的に加熱終了する(ステップS37)。
Max時間内であるときは(ステップS31でYES)、CPU6は、は赤外線アレイセンサ21の出力から温度列を取得し、温度列における温度群E1aの検出温度の平均がT10℃を超えるか否かを判定する(ステップS32)。T10℃を超えたと判定すると(ステップS32でNO)、容器の変形防止のために加熱を終了する(ステップS37)。
T10℃を超えないと判定すると(ステップS32でYES)、加熱開始から6秒以上が経過したかを判定し(ステップS33)、経過していないと判定すると(ステップS33でNO)、ステップS31に戻るが、6秒以上経過していると判定すると(ステップS33でYES)、赤外線アレイセンサ21の出力から温度列を取得し、温度列における温度群E1の検出温度の平均値から、温度群E4bの検出温度の平均値を引いた温度差がT5℃を超えたか否かを判定する(ステップS34)。超えていないと判定すると(ステップS34でNO)、ステップS31に戻るが、超えたと判定すると(ステップS34でYES)、7秒間待機することにより(ステップS35、S36)、7秒間の追い加熱を行い、その後、加熱を終了する(ステップS37)。
加熱モードA2では、加熱開始から6秒間はステップS32の検知のみを実行し、ステップS34の検知を行わないようにすることで、赤外線アレイセンサ21の誤検知防止を行っている。
・加熱モードA3
次に、加熱モードA3が指定された場合を説明する。図8を参照して、加熱モードA3に対応の加熱シーケンスのプログラムが実行開始されると、まず、加熱時間を計測するためのパラメータ変数Tに初期値(=0)がセットされて(ステップS40)、予備加熱開始からの時間を検出する。
加熱モードA3では、加熱開始からの加熱継続のMax時間を13秒とし(赤外線アレイセンサ21の検知不良の場合の加熱調理器1を保護するため)、Max時間を超えたときは(ステップS41でNO)、強制的に加熱終了する(ステップS45)。
Max時間内であるときは(ステップS41でYES)、CPU6は、は赤外線アレイセンサ21の出力から温度列を取得し、温度列における温度群E1aの検出温度の平均がT4℃を超えるか否かを判定する(ステップS42)。T4℃を超えたと判定すると(ステップS42でYES)、1秒間待機することにより(ステップS43、S44)、1秒間の追い加熱を行い、その後、加熱を終了する(ステップS45)。
T4℃を超えないと判定すると(ステップS42でNO)、ステップS41に戻り、以降の処理を同様に繰り返す。
加熱モードA3では、加熱開始から6秒間は赤外線アレイセンサ21による温度検出を行わないようにすることで、赤外線アレイセンサ21の誤検知防止を行っている。
<実施の形態2>
加熱調理器1は、マグネトロン31からの高周波の照射位置を変更するための照射位置変更部を、さらに備える。CPU6は、赤外線アレイセンサ21による複数箇所の検出温度に基づき、照射位置変更部を、高周波の照射位置を変更させるように制御する。
具体的には、加熱調理器1では、加熱シーケンスに従い加熱中に赤外線アレイセンサ21の出力から取得する温度列の温度組から、被加熱物11の温度の高い部分と低い部分を検出した場合には、CPU6は、回転角検出器24の出力から、照射位置変更部に相当する各アンテナモータ32を制御して対応の回転アンテナ4を回転させて、被加熱物11のマイクロ波が照射される部分を移動させる。これにより、被加熱物11の温度が均一になるようにマイクロ波が照射される位置を変更することができる。
具体的には、上記の予備加熱時に、所定の加熱時間が経過すると、CPU6は、マグネトロン31をオフすることによって高周波加熱を一時的に停止し、赤外線アレイセンサ21によって複数箇所で検出された温度と、加熱前の初期温度との変化量を算出する。そして、CPU6は、各箇所での検出温度の変化量に基づいて、各箇所の検出温度のうちで食品の温度を表わしているものを判別する。
具体的に、CPU6は、赤外線アレイセンサ21によって温度が検出される複数の箇所から上述の温度列を取得し、温度列から、検出温度の変化が閾値を超えている1以上の温度組からなる第1グループと、検出温度の変化が閾値以下の1以上の温度組からなる第2グループと、検出温度の変化がほとんどない1以上の温度組からなる第3グループとに分類する。そして、CPU6は、第1グループに分類された温度組の検出位置(x,y)では食品の温度が検出されていると判定する。第1グループに分類された温度組の検出温度のばらつきから均一に加熱されているかを検出する。均一に加熱されていない検出位置(x,y)にマイクロ波が照射されるように各アンテナモータ32を制御して、対応の回転アンテナ4を回転させて照射位置を変更する。
ここでは、メモリ7には、各検出位置(x,y)に対応して、当該位置にマイクロ波を効果的に照射するための各アンテナモータ32の回転量(回転角度および回転方向)データが記憶されており、CPU6は、メモリ7から、均一に加熱されていない検出位置(x,y)に対応する回転量データを読出し、回転角検出器24で検出されている現在のモータ回転量と比較し、その比較結果(回転量の差分)に基づき、各アンテナモータ32を回転させる。これにより、被加熱物11の均一に加熱されていない検出位置(x,y)は、マイクロ波が効果的に照射される位置に移動することになり、その後、引き続き、予備加熱を継続することで均一な加熱状態を得ることができる。
ここでは、均一加熱状態を得るために回転アンテナ4を回転させたが、回転アンテナ4に代替して、加熱室3内に被加熱物11が載置されるターンテーブルを設け、ターンテーブルを回転させることで被加熱物11の高周波(マイクロ波)を照射される位置を切り換えるとしてもよい。つまり、加熱調理器1は、照射位置変更部として、ターンテーブルとターンテーブルを駆動するモータをさらに備える。CPU6は、加熱ムラがあった検出位置(x,y)に、当該検出位置に応じた回転量でターンテーブルモータを回転し停止させた状態で、高周波を被加熱物11に放射させるとしてもよい。
(変形例)
実施の形態では、多眼の赤外線アレイセンサ21により被加熱物11についての64個所の温度を被比較的に短時間で検出することができるが、単眼の赤外線センサを、スィープさせることで、64箇所の温度を順番に検出するとしてもよい。または単眼の赤外線センサを用いて、被加熱物11が載置されている上記のターンテーブル側を回転させることで、64箇所の温度を順番に検出するとしてもよい。
また、実施の形態では、種類検出部は、温度列の部分列(たとえば、温度群E1aなど)の平均値を用いて被加熱物11の種類を検出したが、当該部分列について検出のために用いる代表値は、平均値に限定されず、最頻値、または中央値であってもよい。
実施の形態では、加熱調理器1は、被加熱物11を収容するための加熱室3と、被加熱物を含む視野角内の複数箇所の温度を検出する赤外線センサと、被加熱物を加熱するための高周波を発生する高周波発生装置と、加熱シーケンスに従って高周波発生装置を制御することによって被加熱物の加熱を制御する制御部と、を備える。制御部は、加熱シーケンスに従う被加熱物に対する第1段階の加熱時に、赤外線センサによる複数箇所の検出温度に基づき、被加熱物の種類を検出する種類検出部を含み、制御部は、検出された種類に基づいて、当該被加熱物に対する次の第2段階の加熱のために加熱シーケンスを変更する。このような加熱調理器1によれば、図9の場合でも過度の加熱を回避しつつ、適切に加熱できる。
図9を参照して、被加熱物11が容器に入れられた状態の食品である場合には、容器の底面側を加熱室3の底面上に載置し、容器の上面側に高周波が照射される(図9(A)の上面)。照射開始した後は、食品111の温度が上昇し、容器の温度は食品温度上昇の影響で上昇し、食品温度>容器温度の関係となる(図9(A)の側面)。また、加熱による食品の膨張により(図9の(B)の下段参照)、食品の一部が容器に付着すると(図9(B)上段のエリア11A)、容器のエリア11は、食品と同じ温度となる。加熱調理器1によれば、加熱中に食品が膨張(変形)して赤外線アレイセンサ21の出力が変化する場合でも、エリア11Aなどを含む複数箇所の検出温度から、被加熱物11の種類(食品、または容器に入った食品)を検出することができる。
上記の種類検出部は、複数箇所の検出温度に基づき、種類として被加熱物11の大きさを検出する。ここでは、被加熱物11の大きさは、被加熱物11の高周波を受け得る面積、または加熱室3の底面に載置された被加熱物11が占める範囲などを含む。
被加熱物11は、食品、または容器に入れられた食品を含み、種類検出部は、複数箇所の検出温度に基づき、種類として被加熱物11が容器に入れられた食品であるかを検出する。
種類検出部は、種類として被加熱物11の大きさ、容器に入れられた食品であるかを検出する。
種類検出部は、加熱シーケンスに従う被加熱物11に対する第1段階の加熱時に、赤外線センサによる複数箇所の検出温度によって示される温度範囲を取得する範囲取得部を有し、取得された温度範囲における1つ以上の部分温度範囲それぞれについての、当該部分温度範囲に含まれる検出温度から、被加熱物11の種類を判定する。
また、種類検出部は、1つ以上の部分温度範囲それぞれについての、当該部分温度範囲に含まれる検出温度を代表する温度(たとえば、平均温度)から、被加熱物の種類を判定する。
また、範囲取得部は、温度範囲として、複数箇所の検出温度を温度順に並べてなる温度列を生成し、1つ以上の部分範囲は、生成された温度列における1つ以上の部分温度列を示す。
上記のような温度列を取得することで、被加熱物11の種類を判定のための検出温度の特定が容易となる。
また、加熱シーケンスは加熱時間のパラメータを有し、制御部(CPU6)は、検出した種類に基づいて、当該被加熱物に対する次の第2段階の加熱のために加熱シーケンスの加熱時間のパラメータを変更する。変更対象のパラメータは加熱温度、すなわち高周波発生装置が出力(単位:W)であってもよい。
加熱調理器1は、高周波発生装置からの高周波の照射位置を変更するための照射位置変更部を、さらに備え、制御部は、赤外線センサによる複数箇所の検出温度に基づき、照射位置変更部を、高周波の照射位置を変更させるように制御する。これにより、均一な加熱が可能となる。
赤外線センサは、行列状に配列された複数の赤外線センサ素子によって被加熱物を含む視野角内の複数箇所の温度を検出する赤外線アレイセンサ21である。これにより、複数箇所の温度を短時間で検出できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 加熱調理器、3 加熱室、5 制御回路、6 CPU、7 メモリ、8 タイマ、11 被加熱物、21 赤外線アレイセンサ、31 マグネトロン。

Claims (4)

  1. 被加熱物を収容するための加熱室と、
    前記被加熱物を含む視野角内の複数箇所の温度を検出する赤外線センサと、
    前記被加熱物を加熱するための高周波を発生する高周波発生装置と、
    加熱シーケンスに従って前記高周波発生装置を制御することによって前記被加熱物の加熱を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記赤外線センサによる前記複数箇所の検出温度に基づき、前記被加熱物の種類を検出する種類検出部を含み、
    前記制御部は、検出された種類に基づいて、当該被加熱物に対する加熱を制御
    前記種類検出部は、
    前記赤外線センサによる前記複数箇所の検出温度によって示される温度範囲を取得する範囲取得部と、
    取得された前記温度範囲における複数の部分温度範囲に含まれる検出温度から、前記被加熱物の種類を判定する判定部と、を有し、
    前記判定部は、加熱開始から第1時間が経過したときの前記複数の部分温度範囲のうちの第1の部分温度範囲に含まれる検出温度と、前記加熱開始から第2時間が経過したときの前記複数の部分温度範囲のうちの第2の部分温度範囲に含まれる検出温度とから、前記被加熱物の種類を判定する第1判定部を含む、加熱調理器。
  2. 前記判定部は、さらに、
    前記加熱開始から前記第1時間が経過したときの前記複数の部分温度範囲のうちの前記第1の部分温度範囲に含まれる検出温度に基づき、前記種類として前記被加熱物の大きさを判定する第2判定部を含む、請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記第1判定部は、加熱開始から第1時間が経過したときの前記複数の部分温度範囲のうちの第1の部分温度範囲に含まれる検出温度を代表する温度と、前記加熱開始から第2時間が経過したときの前記複数の部分温度範囲のうちの第2の部分温度範囲に含まれる検出温度を代表する温度とから、前記被加熱物の種類を判定する、請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 前記範囲取得部は、
    前記温度範囲として、前記複数箇所の検出温度を温度順に並べてなる温度列を生成し、
    前記部分温度範囲は、生成された前記温度列における部分温度列を示す、請求項1から3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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