JP6176400B2 - 伝送線路部材 - Google Patents

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Description

本発明は、それぞれに異なる高周波信号を伝送する信号導体が近接して配置される伝送線路部材に関する。
従来、高周波信号を伝送する各種の伝送線路部材が考案されている。例えば、特許文献1に記載の伝送線路部材は、ストリップライン構造をしている。特許文献1に記載の伝送線路部材は、高周波信号の伝送方向に延びる長尺状の誘電体素体、信号導体、および、第1、第2グランド導体を備える。信号導体は、誘電体素体の厚み方向の途中位置に配置されている。第1グランド導体と第2グランド導体とは、誘電体素体の厚み方向(積層方向)において信号導体を挟むように配置されている。また、第1グランド導体と第2グランド導体とは、信号導体に沿って配列された複数のビアホール導体(層間接続導体)により接続されている。この構成により、信号導体を第1、第2グランド導体で挟むストリップライン構造の伝送線路が実現される。
特許文献1に記載のような構成からなる伝送線路を、通信機器内等に近接させて複数個配置する場合、例えば、1つの誘電体素体に複数の信号導体を配列する態様が考えられる。この態様では、複数の信号導体は、誘電体素体の厚み方向および信号伝送方向に対して直交する方向(誘電体素体の幅方向)に間隔を空けて配置することが考えられる。
すなわち、特許文献1に示す構造の伝送線路を誘電体素体の幅方向に沿って並べて繋げ、誘電体素体を一体化する構造では、信号導体間に配設された層間接続導体によって、隣接する信号導体間の結合が抑制される。
特許第4962660号明細書
しかしながら、上述の隣接する信号導体間に層間接続導体を配置する構成では、層間接続導体の個数を少なくする態様や層間接続導体を無くす態様を用いると、信号導体同士が結合し易くなってしまう。一方、層間接続導体の個数が多くなると、信号導体と層間接続導体との不要な結合が生じやすくなり、伝送線路としての所望のインピーダンスを実現しにくくなってしまう。特に、誘電体素体の幅を狭くすると、層間接続導体と信号導体との不要な結合をさらに抑制しにくくなる。
また、信号導体間に層間接続導体を配置しなければならないため、誘電体素体の幅を狭くすることが容易ではない。
したがって、本発明の目的は、1つの誘電体素体内に複数の信号導体を備えながら、これら複数の信号導体間の結合を抑制でき、且つ小型に形成できる伝送線路部材を提供することにある。
この発明の伝送線路部材は、複数の誘電体層を積層してなる誘電体素体と、誘電体素体の内部に配置されている複数の信号導体と、誘電体素体に設けられ複数の信号導体に対する第1グランド導体と、を備える。複数の信号導体は、誘電体素体の積層方向において互いに異なる位置に配置された膜状の第1信号導体と第2信号導体を有する。第1グランド導体は、第1信号導体および第2信号導体よりも幅広の膜状であり、誘電体層の積層方向において、第1信号導体と前記第2信号導体との間に配置されている。
この構成では、積層方向において複数の信号導体間に配置された第1グランド導体によって、第1信号導体と第2信号導体との結合が抑制される。これにより、第1信号導体と第2信号導体との間隔を近接させて誘電体素体を小型化しても、第1信号導体を含む第1伝送線路と第2信号導体を含む第2伝送線路との間のアイソレーションを高く確保できる。
また、この発明の伝送線路部材では、第1信号導体および第2信号導体は、積層方向に視て少なくとも一方端が積層方向に直交する方向に曲がり、誘電体素体における積層方向に直交する面から外部に露出していることが好ましい。
この構成では、露出している導体部分を外部接続用端子または外部接続用端子に接続する接続部として用いることができる。すなわち、外部接続端子を有する伝送線路を有する伝送線路部材を容易に形成できる。
また、この発明の伝送線路部材では、次の構成であることが好ましい。グランド導体は、第1、第2、第3グランド導体を備える。第2グランド導体は、誘電体層の積層方向において、第1信号導体に対して第1グランド導体と反対側に配置されている。第3グランド導体は、誘電体層の積層方向において、第2信号導体に対して第1グランド導体と反対側に配置されている。
この構成では、第1信号導体および第2信号導体がそれぞれグランド導体に挟まれた構成となる。これにより、第1信号導体を含む第1伝送線路と、第2信号導体を含む第2伝送線路は、それぞれストリップラインの伝送線路となる。したがって、第1、第2伝送線路からの外部放射を抑制することができる。
また、この発明の伝送線路部材では、誘電体素体における積層方向に直交する面に設けられ、第1グランド導体、第2グランド導体、および、第3グランド導体を接続するグランド接続用導体を備えることが好ましい。
この構成では、各伝送線路のグランドが安定し、より安定した伝送特性を得ることができる。
また、この発明の伝送線路部材では、次の構成を備えることが好ましい。伝送線路部材は、第1信号導体と同層に設けられた第1補助グランド導体と、第2信号導体と同層に設けられた第2補助グランド導体と、を備える。グランド接続用導体は、第1補助グランド導体および第2補助グランド導体にも接続している。
この構成では、誘電体素体における積層方向に沿ってグランド接続用導体が接続する導体間の間隔が短くなる。したがって、誘電体素体における積層方向に直交する面に対して、グランド接続用導体を形成しやすくなる。
また、この発明の伝送線路部材では、第2グランド導体と第3グランド導体の少なくとも一方に、導体の非形成領域である開口部または切り欠き部が設けられていてもよい。
この構成では、第1、第2伝送線路からの外部放射を抑制しつつ、第1信号導体と第2グランド導体との距離、第2信号導体と第3グランド導体との距離を短くできる。これにより、さらに小型の伝送線路部材を実現できる。
また、この発明の伝送線路部材は、第1信号導体と第1グランド導体との間、第2信号導体と第1グランド導体との間に、部分的な空気層が備えられていることが好ましい。例えば、第1信号導体と第1グランド導体との間、第2信号導体と第1グランド導体との間に、第1信号導体および第2信号導体の延びる方向および積層方向に直交する方向に誘電体素体を貫通する貫通孔が設けられている。
この構成では、第1信号導体と第1グランド導体との間の誘電率、第2信号導体と第1グランド導体との間の誘電率が低くなる。これにより、第1信号導体と第1グランド導体との間隔、第2信号導体と第1グランド導体との間隔を狭くでき、さらに小型の伝送線路部材を実現できる。また、伝送線路部材の可撓性を向上できる。
この発明によれば、1つの誘電体素体内に複数の信号導体を備えながら、これら複数の信号導体間の結合が抑制された小型の伝送線路部材を実現できる。
本発明の第1の実施形態に係る伝送線路部材の外観斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る伝送線路部材の三面図である。 本発明の第1の実施形態に係る伝送線路部材の構造を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る伝送線路部材の構造を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係る伝送線路部材の二面図である。 本発明の第4の実施形態に係る伝送線路部材の外観斜視図および天面から視た図である。 本発明の第5の実施形態に係る伝送線路部材を第1側面側から視た図である。 本発明の第6の実施形態に係る伝送線路部材を第1側面側から視た図、および、第2端面から視た図である。 本発明の第7の実施形態に係る伝送線路部材を天面から視た図、および、第2端面から視た図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る伝送線路部材について、図を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る伝送線路部材の外観斜視図である。図1は、伝送線路部材の実装面、第1側面、および第2端面側から視た外観斜視図である。図1(A)はコネクタ端子を備えない伝送線路部材の外観斜視図である。図1(B)はコネクタ端子を備える伝送線路部材の外観斜視図である。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る伝送線路部材の三面図である。図2(A)は、第1の実施形態に係る伝送線路部材を天面から視た図である。図2(B)は、第1の実施形態に係る伝送線路部材を第1側面側から視た図であり、内部構造を分かりやすくするため、誘電体素体の側面に形成されたグランド導体の図示は省略している。図2(C)は、第1の実施形態に係る伝送線路部材を第2端面から視た図である。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る伝送線路部材の構造を説明するための図である。図3(A)は、本発明の第1の実施形態に係る伝送線路部材の第1素体の分解斜視図である。図3(B)は、本発明の第1の実施形態に係る伝送線路部材における誘電体素体を第1素体と第2素体とに分離した状態を示す斜視図である。図3(C)は、本発明の第1の実施形態に係る伝送線路部材における誘電体素体の外観斜視図である。
図1(A)に示すように、伝送線路部材10は、直方体形状の誘電体素体90を備える。誘電体素体90は、第1素体91と第2素体92とを備える。第1素体91と第2素体92の基本構成は同じである。
第1素体91は、図3(A)に示すように、膜状の誘電体層911,912,913を備える。誘電体層911,912,913は、可撓性を有し、絶縁性を有する材料からなり、例えば、液晶ポリマを主成分とする材料からなる。
誘電体層911の表面の略全面にはグランド導体31が形成されている。
誘電体層912の表面には、第1信号導体210および補助グランド導体511,512が形成されている。
第1信号導体210は、主部が高周波信号の伝送方向に延び、当該伝送方向に直交する方向に所定の幅を有する膜状の導体である。第1信号導体210の主部は、誘電体層912の長さ方向の両端にまで達しない長さからなる。
第1信号導体210の長さ方向の一方端は湾曲しており、引き出し導体211となっている。引き出し導体211は、誘電体層912の幅方向に延び、誘電体層912の実装面まで達し、外部に露出している。
第1信号導体210の長さ方向の他方端も湾曲しており、引き出し導体212となっている。引き出し導体212は、誘電体層912の幅方向に延び、誘電体層912の実装面まで達し、外部に露出している。
補助グランド導体511は、誘電体層912の表面において、第1信号導体210の長さ方向の一方端と誘電体層912の第1端面との間の領域に形成されている。補助グランド導体511は、誘電体層912の表面において、誘電体層912の実装面から天面まで繋がる形状で形成されている。
補助グランド導体512は、誘電体層912の表面において、第1信号導体210の長さ方向の他方端と誘電体層912の第2端面との間の領域に形成されている。補助グランド導体512は、誘電体層912の表面において、誘電体層912の実装面から天面まで繋がる形状で形成されている。
誘電体層913の裏面の略全面にはグランド導体32が形成されている。
誘電体層911,912,913は、それぞれの表面及び裏面が平行になるように積層される。この誘電体層911,912,913の積層体によって、第1素体91が実現される。
したがって、図3(B)に示すように、第1素体91は、積層方向に沿って、膜状の第1信号導体210を、当該第1信号導体210よりも幅広のグランド導体31,41で挟み込む構造を備える。そして、第1信号導体210の一方端である引き出し導体211は第1素体91の実装面に露出している。また、第1信号導体210の他方端である引き出し導体212も第1素体91の実装面に露出している。また、第1素体91は、積層方向に沿って、補助グランド導体511,512を、グランド導体31,41で挟み込む構造を備える。そして、補助グランド導体511、512は、第1素体91の実装面および天面に露出している。
同様に、図3(B)に示すように、第2素体92は、積層方向に沿って、膜状の第2信号導体220を、第2信号導体220よりも幅広のグランド導体32,42で挟み込む構造を備える。そして、第2信号導体220の一方端である引き出し導体221は第2素体92の実装面に露出している。また、第2信号導体220の他方端である引き出し導体222も第2素体92の実装面に露出している。また、第2素体92は、積層方向に沿って、補助グランド導体521,522を、グランド導体32,42で挟み込む構造を備える。そして、補助グランド導体521、522は、第2素体92の実装面および天面に露出している。
図3(C)に示すように、第1素体91と第2素体92は、第1素体91のグランド導体41と第2素体92のグランド導体32とが当接するように、積層されている。言い換えれば、第1素体91と第2素体92は、それぞれを構成する誘電体層の積層方向が一致するように、積層されている。第1素体91と第2素体92の外形形状は同じであり、第1素体91の実装面と第2素体92の実装面とが面一となり、第1素体91の第1端面と第2素体92の第1端面とが面一となるように、第1素体91と第2素体92が積層されている。
これにより、図3(C)に示すように、第1素体91と第2素体92が積層された誘電体素体90は、次の構成を備える。誘電体素体90は、誘電体層の積層方向に沿って、グランド導体31、第1信号導体210、グランド導体32,41、第2信号導体220、および、グランド導体32が配列された構成からなる。また、誘電体素体90は、第1信号導体210の引き出し導体211,212、第2信号導体220の引き出し導体221,222が実装面に露出する構成を備える。
このような構成により、第1信号導体210をグランド導体31とグランド導体4132)で挟み込んだスロットライン構造の第1伝送線路と、第2信号導体220をグランド導体3241)とグランド導体42で挟み込んだスロットライン構造の第2伝送線路が誘電体素体90内に実現される。なお、グランド導体32,41が、本発明の第1グランド導体に相当し、グランド導体31が本発明の第2グランド導体に相当し、グランド導体42が本発明の第3グランド導体に相当する。
そして、この構成では、図1(A)に示すように、第1伝送線路におけるグランド導体31、第1信号導体210、およびグランド導体4132)の配列方向と、第2伝送線路におけるグランド導体3241)、第2信号導体220、およびグランド導体42の配列方向は、誘電体素体90の実装面に対して平行なる。言い換えれば、第1伝送線路におけるグランド導体31、第1信号導体210、およびグランド導体4132)の平膜面と、第2伝送線路におけるグランド導体3241)、第2信号導体220、およびグランド導体42の平膜面は、誘電体素体90の実装面に対して直交する。
このような構成とすることで、所望のインピーダンスが得られるように誘電体層の厚みを薄くするだけで、第1信号導体210と第2信号導体220との間隔を狭くすることができ、誘電体素体90の幅を狭くすることができる。
そして、この構成では、第1信号導体210と第2信号導体220との間に、第1、第2信号導体210,220よりも幅広のグランド導体32,41が配置されている。これにより、第1信号導体210と第2信号導体220との間隔を狭くしても、第1信号導体210と第2信号導体220との間の結合を抑制することができる。したがって、第1伝送線路と第2伝送線路が設けられた誘電体素体90を小型に形成しても、第1伝送線路と第2伝送線路との間のアイソレーションを確保することができる。
さらに、本実施形態の構成では、第1、第2信号導体210,220の幅を、誘電体層の幅に応じて広くすることできる。これにより、第1、第2信号導体210,220の伝送損失を低減させることができる。
誘電体素体90の実装面および天面には、グランド接続用導体61,62が形成されている。グランド接続用導体61は、グランド導体31、補助グランド導体511、グランド導体32,41、補助グランド導体521、および、グランド導体42を接続している。グランド接続用導体62は、グランド導体31、補助グランド導体512、グランド導体32,41、補助グランド導体522、および、グランド導体42を接続している。なお、補助グランド導体511,512が本発明の第1補助グランド導体に相当し、補助グランド導体521,522が本発明の第2補助グランド導体に相当する。
これにより、実装面に形成されたグランド接続用導体61,62を外部グランド端子とし、実装面に露出した各引き出し導体211,212を第1伝送線路の外部接続端子とし、実装面に露出した各引き出し導体221,222を第2伝送線路の外部接続端子とする伝送線路部材10が実現される。
そして、このように、第1信号導体210を挟むグランド導体31とグランド導体32が導通されることで、第1伝送線路のグランドを安定させることができる。同様に、第2信号導体220を挟むグランド導体41とグランド導体42が導通されることで、第2伝送線路のグランドを安定させることができる。さらに、グランド導体31,32,41,42がグランド接続用導体61,62で導通されていることによって、伝送線路部材10としてのグランドを安定させることができる。
なお、補助グランド導体511,512,521,522は、省略することもできる。しかしながら、補助グランド導体511,512,521,522を設けることにより、積層方向に沿ったグランド導体の間隔を短くすることができる。これにより、グランド導体31,32,41,42を導通するグランド接続用導体61,62を、電解メッキ等によって形成しやすくなり、信頼性も向上させることができる。
また、本実施形態に係る伝送線路部材10では、グランド接続用導体61,62を、実装面と天面に形成しているが、少なくとも実装面に形成されていればよい。
このような伝送線路部材10に対して、図1(B)に示す伝送線路部材10CNは、コネクタ端子711,712,721,722を備える。コネクタ端子711,712,721,722は、誘電体素体90の実装面に設置されている。コネクタ端子711,712,721,722は同軸型コネクタである。この場合、コネクタ端子711の内導体は、第1信号導体210の引き出し導体211に接続されており、外導体はグランド接続用導体61に接続されている。コネクタ端子712の内導体は、第1信号導体210の引き出し導体212に接続されており、外導体はグランド接続用導体62に接続されている。コネクタ端子721の内導体は、第2信号導体220の引き出し導体221に接続されており、外導体はグランド接続用導体61に接続されている。コネクタ端子722の内導体は、第2信号導体220の引き出し導体222に接続されており、外導体はグランド接続用導体62に接続されている。
このようなコネクタ端子711,712,721,722を備えることで、外部回路基板への伝送線路部材10CNの実装を容易にでき、実装状態の信頼性を向上させることができる。
このような構造の伝送線路部材10,10CNは、例えば次に示すように製造される。
まず、片面の全面に銅箔が張られた片面銅貼張りの誘電体フィルム(誘電体層に相当する。)を用意する。誘電体フィルムとしては本実施形態では液晶ポリマを用いた。液晶ポリマを用いることにより、誘電率が低いため、信号導体とグランド導体とを近接させても、キャパシタンスの増加を抑制することができ、有効である。また、誘電正接が低いことによって伝送損失を低減させ、誘電正接の温度依存性が低いことによって環境による特性変化を抑制することもできる。
第1の誘電体フィルム(誘電体層91に相当する。)の表面に、グランド導体31を形成する。第2の誘電体フィルム(誘電体層92に相当する。)の表面に、パターニング処理等によって、第1信号導体211および補助グランド導体511,512を形成する。第3の誘電体フィルム(誘電体層93に相当する。)の裏面に、グランド導体32を形成する。これら複数の誘電体フィルムを積層して加熱圧着することで、第1素体91を形成する。
第1素体91と同様の工程によって、第2素体92を形成する。
第1素体91と第2素体92とを、グランド導体32とグランド導体41とが当接するようにして重ねる。この際、グランド導体32とグランド導体41との間に導電性接着剤または導電性粘着剤を配置して、グランド導体32とグランド導体41を接着もしくは粘着してもよい。これにより、誘電体素体90が形成される。
次に、誘電体素体90の実装面および天面に、電解メッキ等を用いて、グランド接続用導体61,62を形成する。これにより、伝送線路部材10が形成される。
さらに、伝送線路部材10の実装面に、コネクタ端子711,712,721,722を実装する。これにより、コネクタ端子付きの伝送線路部材10CNが形成される。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る伝送線路部材について、図を参照して説明する。図4は、本発明の第2の実施形態に係る伝送線路部材の構造を説明するための図である。図4(A)は、本発明の第2の実施形態に係る伝送線路部材の外観斜視図である。図4(B)は、本発明の第2の実施形態に係る伝送線路部材の第1素体の分解斜視図である。
図4(A)に示すように、本実施形態に係る伝送線路部材10Aは、第1の実施形態に係る伝送線路部材10に対して、第1素体91A、第2素体92A、第1信号導体210の引き出し導体211A,212A、および、第2信号導体220の引き出し導体221A,222Aの構成が異なる。他の構成は、第1の実施形態に係る伝送線路部材10と同じである。
図4(B)に示すように、第1素体91Aは、実装面から突出する突出部9121,9122を備える。突出部9121は、第1信号導体210の引き出し導体211Aが第1素体91Aの実装面から露出する箇所に設けられている。突出部9122は、第1信号導体210の引き出し導体212Aが第1素体91Aの実装面から露出する箇所に設けられている。突出部9121,9122の厚みは、第1素体91Aの第1信号導体210が形成された誘電体層912Aと同じである。
突出部9121の表面には、引き出し導体211Aが伸延して形成されている。突出部9122の表面には、引き出し導体212Aが伸延して形成されている。突出部9121,9122は、引き出し導体211A,212Aの形成面が第1素体91Aの実装面と平行になるように折り曲げられている。この際、突出部9121,9122は、引き出し導体211A,212Aが形成されていない面が第1素体91Aの実装面に当接するように折り曲げられている。
第2素体92Aは、実装面から突出する突出部9221,9222を備える。突出部9221は、第2信号導体220の引き出し導体221Aが第2素体92Aの実装面から露出する箇所に設けられている。突出部9222は、第2信号導体220の引き出し導体222Aが第2素体92Aの実装面から露出する箇所に設けられている。突出部9221,9222の厚みは、第2素体92Aの第2信号導体220が形成された誘電体層と同じである。
突出部9221の表面には、引き出し導体221Aが伸延して形成されている。突出部9222の表面には、引き出し導体222Aが伸延して形成されている。突出部9221,9222は、引き出し導体221A,222Aの形成面が第2素体92Aの実装面と平行になるように折り曲げられている。この際、突出部9221,9222は、引き出し導体221A,222Aが形成されていない面が第2素体92Aの実装面に当接するように折り曲げられている。
このような構成とすることによって、誘電体素体90Aの実装面に、引き出し導体211A,212A,221A,222Aからなる所定の面積を有する端子パターンを形成することができる。これにより、伝送線路部材10Aをそのまま外部回路に実装する態様や、誘電体素体90Aの実装面にコネクタ端子を接続する態様において、実装状態の信頼性や、引き出し導体211A,212A,221A,222Aとコネクタ端子との接続状態の信頼性を向上させることができる。これにより、より信頼性の高い伝送線路部材を実現することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係る伝送線路部材について、図を参照して説明する。図5は、本発明の第3の実施形態に係る伝送線路部材の二面図である。図5(A)は、第3の実施形態に係る伝送線路部材を天面から視た図である。図5(B)は、第3の実施形態に係る伝送線路部材を第1側面側から視た図であり、内部構造を分かりやすくするため、誘電体素体の側面に形成されたグランド導体の図示は省略している。
本実施形態に係る伝送線路部材10Bは、第1の実施形態に係る伝送線路部材10に対して、貫通孔80を追加したものである。他の構成は、第1の実施形態に係る伝送線路部材10と同じである。
図5に示すように、誘電体素体90には、複数の貫通孔80が設けられている。複数の貫通孔80は、誘電体素体90の天面から実装面に貫通する形状からなる。複数の貫通孔80は、第1信号導体210とグランド導体31との間、第1信号導体210とグラン導体32,41との間、第2信号導体220とグランド導体41,32との間、第2信号導体220とグランド導体42との間に、それぞれ第1、第2信号導体210,220の延びる方向に沿って配列して形成されている。
このような構成とすることによって、第1信号導体210と、グランド導体31,32との間に空気層を設けることができ、第1信号導体210とグランド導体31,32と間の容量性結合を低下させることができる。これにより、第1信号導体210と、グランド導体31,32と間隔を狭くでき、誘電体素体90の幅をさらに狭くすることができ、伝送線路部材10Bをさらに小型化できる。
同様に、このような構成とすることによって、第2信号導体220とグランド導体41,42との間に空気層を設けることができ、第2信号導体220とグランド導体41,42との間の容量性結合を低下させることができる。これにより、第2信号導体220と、グランド導体41,42と間隔を狭くでき、誘電体素体90の幅をさらに狭くすることができ、伝送線路部材10Bをさらに小型化できる。
また、複数の貫通孔80を設けることにより、誘電体素体90の柔軟性を向上させることができる。これにより、伝送線路部材10Bの可撓性を向上させることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る伝送線路部材について、図を参照して説明する。図6(A)は、本発明の第4の実施形態に係る伝送線路部材の外観斜視図であり、図6(B)は、本発明の第4の実施形態に係る伝送線路部材を天面から視た図である。
本実施形態に係る伝送線路部材10Cは、第1の実施形態に係る伝送線路部材10に対して、第1素体91と第2素体92の積層態様、およびグランド導体31,41の構成が異なる。他の構成は、第1の実施形態に係る伝送線路部材10と同じである。
図6(A),(B)に示すように、伝送線路部材10Cの誘電体素体90Cは、第1素体91のグランド導体32と第2素体92のグランド導体42とが当接するように、第1素体91と第2素体92が積層されている。
また、誘電体素体90Cの側面導体となるグランド導体31には開口部310が設けられている。なお、開口部310は、グランド導体31における導体が形成されていない領域であり、このような導体が形成されていない領域は切り欠き部として設けることも可能である。開口部310は、グランド導体31に対して複数個設けられており、第1信号導体210の延びる方向に沿って、複数の開口部310が配列されている。言い換えれば、誘電体素体90Cのグランド導体31は、二本の長尺導体と複数のブリッジ導体とから構成される。二本の長尺導体は、第1信号導体210に沿って延びている。二本の長尺導体は、誘電体素体90Cの側面に直交する方向から視て、第1信号導体210と重ならないように配置されている。複数のブリッジ導体は、二本の長尺導体を、長尺方向に沿って、所定の間隔で接続している。
同様に、誘電体素体90Cの側面導体となるグランド導体41には開口部410が設けられている。なお、開口部410は、グランド導体41における導体が形成されていない領域であり、このような導体が形成されていない領域は切り欠き部として設けることも可能である。開口部410は、グランド導体41に対して複数個設けられており、第2信号導体220の延びる方向に沿って、複数の開口部410が配列されている。言い換えれば、誘電体素体90Cのグランド導体41は、二本の長尺導体と複数のブリッジ導体とから構成される。二本の長尺導体は、第2信号導体220に沿って延びている。二本の長尺導体は、誘電体素体90Cの側面に直交する方向から視て、第2信号導体220と重ならないように配置されている。複数のブリッジ導体は、二本の長尺導体を、長尺方向に沿って、所定の間隔で接続している。
このような構成とすることによって、第1信号導体210とグランド導体31との容量性結合を低くでき、第1信号導体210とグランド導体31との間隔を狭くできる。これにより、誘電体素体90Cの幅を狭くすることができる。また、第2信号導体220とグランド導体41との容量性結合を低くでき、第2信号導体220とグランド導体41との間隔を狭くできる。これにより、誘電体素体90Cの幅をさらに狭くすることができる。したがって、伝送線路部材10Cをさらに小型化できる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態に係る伝送線路部材について、図を参照して説明する。図7は、本発明の第5の実施形態に係る伝送線路部材を第1側面側から視た図であり、内部構造を分かりやすくするため、誘電体素体の側面に形成されたグランド導体の図示は省略している。
本実施形態に係る伝送線路部材10Dは、第1の実施形態に係る伝送線路部材10に対して、第1信号導体210Dの構成が異なる。他の構成は、第1の実施形態に係る伝送線路部材10と同じである。
第1信号導体210Dは、延びる方向の一部が、延びる方向の他の部分よりも幅が狭い幅狭部WNを有する。これにより、当該幅狭部WNにおいて、誘電体素体90の柔軟性を向上させることができる。なお、本実施形態では、1箇所に幅狭部WNを設ける態様を示したが、複数箇所に設けてもよい。
また、第1信号導体210Dの一方端にある引き出し導体211Dは、第1信号導体210の主体に対して、一度で直角に湾曲する形状でなく、段階的に湾曲する形状からなる。例えば、図7の例であれば、45°ずつ二度に湾曲する形状である。このような構成とすることで、信号導体210Dの主体部と引き出し導体211Dとの間での伝送損失を低減させることができる。
なお、本実施形態では、第1信号導体210Dのみを図示しているが、第2信号導体220に対しても同様の構造を用いてもよい。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態に係る伝送線路部材について、図を参照して説明する。図8(A)は、本発明の第6の実施形態に係る伝送線路部材を第1側面側から視た図であり、内部構造を分かりやすくするため、誘電体素体の側面に形成されたグランド導体の図示は省略している。図8(B)は、本発明の第6の実施形態に係る伝送線路部材を第2端面から視た図である。
本実施形態に係る伝送線路部材10ECNは、第1の実施形態に係る伝送線路部材10CNに対して、第1信号導体210Eの構成と誘電体素体90に対するコネクタ端子712,722の接続位置が異なる。他の構成は、第1の実施形態に係る伝送線路部材10CNと同じである。
第1信号導体210Eの引き出し導体211と第1信号導体210Eの引き出し導体212Eは、誘電体素体90を側面視して、第1信号導体210Eの形成位置を基準に反対方向に延びる。そして、引き出し導体212Eは、誘電体素体90の天面に露出している。コネクタ端子712,722は、誘電体素体90の天面に配置されている。コネクタ端子712は、引き出し導体212Eと補助グランド導体512に接続されている。コネクタ端子722は、図示しない引き出し導体(第1の実施形態に係る伝送線路部材10CNにおける引き出し導体212の変形態様となる引き出し導体)と補助グランド導体522に接続されている。すなわち、本実施形態に係る伝送線路部材10ECNは、側面および端面に直交する二面がともに実装面として機能する。このような構成であっても、上述の各実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、二本信号導体の第1端面側の端部を底面(他の実施形態の伝送線路部材における実装面)側に第2端面側の端部を天面側に露出する例を示したが、一方の信号導体の両端を底面側に、他方の信号導体の両端を天面側にする等、他の引き出し導体の構成を用いることもできる。
(第7の実施形態)
次に、本発明の第7の実施形態に係る伝送線路部材について、図を参照して説明する。図9(A)は、本発明の第7の実施形態に係る伝送線路部材を天面から視た図である。図9(B)は、本発明の第7の実施形態に係る伝送線路部材を第2端面から視た図である。
本実施形態に係る伝送線路部材10FCNは、第1の実施形態に係る伝送線路部材10CNに対して、誘電体素体90F内に3つの伝送線路を構成する点で異なる。
誘電体素体90Fは、第1素体91、第2素体92、および第3素体93が重ね合わされた構成からなる。第1素体91、第2素体92は、第1の実施形態に係る伝送線路部材10CNと同じである。
第3素体93は、詳細を図示していないが、第1、第2素体91,92と同様の構成からなる。第3素体93は、積層方向に沿って、第3信号導体230がグランド導体33,43で挟まれた構成からなる。コネクタ端子732は、第3信号導体230の第2端面側の端部となる引き出し導体および補助グランド導体532に接続されている。図示していないが、第3信号導体230の第1端面側の端部となる引き出し導体および補助グランド導体531は、コネクタ端子に接続されている。
第1素体91と第2素体92は、グランド導体41とグランド導体32が当接するように重ねられる。第2素体92と第3素体93は、グランド導体42とグランド導体33が当接するように重ねられる。
このように、誘電体素体に含む伝送線路数は2個に限るものでなく、誘電体素体に含む伝送線路数が3個であっても、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、上述の第2実施形態以降の各実施形態は、特定の実施形態の変形例を示すものであるが、各実施形態の特徴的構成を組み合わせることもできる。
また、上述の各実施形態では、誘電体素体の各側面にグランド導体を設ける例を示したが、誘電体層の積層方向に沿って隣接する信号導体間にグランド導体が備えられ、誘電体層の積層方向と、伝送線路部材の実装面とが直交する構成であれば、本発明の作用効果を得ることができる。
また、上述の実施形態では、それぞれに伝送線路を構成する個別の素体を積み重ねることによって、誘電体素体が形成されている。しかしながら、誘電体素体に含まれる互いに当接させるグランド導体(例えば、第1の実施形態に係る伝送線路部材10のグランド導体41とグランド導体32)の一方を省略し、複数の誘電体層を一括で積層して加熱圧着することで、一度に誘電体素体を形成してもよい。
10,10CN、10A,10B,10C,10D,10ECN,10FCN:伝送線路部材
31,32,33,41,42,43:グランド導体
61,62:グランド接続用導体
80…貫通孔
90,90A,90C,90F:誘電体素体
91:第1素体
92:第2素体
93:第3素体
911,912,913,912A:誘電体層
210,210D,210E:第1信号導体
220:第2信号導体
211,212,221,221A,222,222A:引き出し導体
230:第3信号導体
310,410:開口部
511,512,521,522,531,532:補助グランド導体
711,712,721,722,732:コネクタ端子
9121,9122,9221,9222:突出部
WN:幅狭部

Claims (9)

  1. 複数の誘電体層を積層してなる誘電体素体と、
    前記誘電体素体の内部に配置されている複数の信号導体と、
    前記誘電体層に配置された、前記複数の信号導体に対向する第1グランド導体と、
    を備える伝送線路部材であって、
    前記複数の信号導体は、
    前記誘電体素体の積層方向において互いに異なる位置に配置された膜状の第1信号導体と第2信号導体を有し、
    前記第1信号導体および前記第2信号導体は互いに電気的に導通せず、
    前記第1グランド導体は、
    前記第1信号導体および前記第2信号導体よりも幅広の膜状であり、
    前記誘電体層の積層方向において、前記第1信号導体と前記第2信号導体との間に配置されており、
    前記第1信号導体および前記第2信号導体は、
    前記積層方向に視て少なくとも一方端が前記積層方向に直交する方向に曲がり、前記誘電体素体における前記積層方向に直交する方向から外部に露出している、
    伝送線路部材。
  2. 前記誘電体素体における前記積層方向に直交する面の一つが実装面であり、
    前記実装面は、前記第1信号導体および前記第2信号導体が外部に露出している面である、
    請求項1に記載の伝送線路部材。
  3. 複数の誘電体層を積層してなる誘電体素体と、
    前記誘電体素体の内部に配置されている複数の信号導体と、
    前記誘電体層に配置された、前記複数の信号導体に対向する第1グランド導体と、
    を備える伝送線路部材であって、
    前記複数の信号導体は、
    前記誘電体素体の積層方向において互いに異なる位置に配置された膜状の第1信号導体と第2信号導体を有し、
    前記第1信号導体および前記第2信号導体のうち、少なくとも一方の信号導体の端部には、前記誘電体層上に形成された引き出し導体を有し、
    前記引き出し導体と、前記引き出し導体が形成された誘電体層とは、前記誘電体素体における前記積層方向に直交する面から突出した部分である突出部を有しており、
    前記突出部は可撓性を有し、
    前記第1グランド導体は、
    前記第1信号導体および前記第2信号導体よりも幅広の膜状であり、
    前記誘電体層の積層方向において、前記第1信号導体と前記第2信号導体との間に配置されている、
    伝送線路部材。
  4. 前記突出部は、前記引き出し導体が前記積層方向に直交する方向の側に露出するように折り曲げられている、
    請求項3に記載の伝送線路部材。
  5. 前記誘電体層の積層方向において、前記第1信号導体に対して前記第1グランド導体と反対側に配置された第2グランド導体と、
    前記誘電体層の積層方向において、前記第2信号導体に対して前記第1グランド導体と反対側に配置された第3グランド導体と、
    をさらに備える、
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の伝送線路部材。
  6. 前記誘電体素体における前記積層方向に直交する面に設けられ、前記第1グランド導体、前記第2グランド導体、および、前記第3グランド導体を接続するグランド接続用導体を備える、
    請求項5に記載の伝送線路部材。
  7. 前記第1信号導体と同層に設けられた第1補助グランド導体と、
    前記第2信号導体と同層に設けられた第2補助グランド導体と、を備え、
    前記グランド接続用導体は、前記第1補助グランド導体および前記第2補助グランド導体にも接続している、
    請求項6に記載の伝送線路部材。
  8. 前記第2グランド導体と前記第3グランド導体の少なくとも一方に、導体の非形成領域である開口部または切り欠き部が設けられている、
    請求項6または請求項7に記載の伝送線路部材。
  9. 前記第1信号導体と前記第1グランド導体との間、前記第2信号導体と前記第1グランド導体との間に、部分的な空気層が備えられている、
    請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の伝送線路部材。
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