JPH04373203A - 積層型遅延線 - Google Patents

積層型遅延線

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JPH04373203A
JPH04373203A JP15036191A JP15036191A JPH04373203A JP H04373203 A JPH04373203 A JP H04373203A JP 15036191 A JP15036191 A JP 15036191A JP 15036191 A JP15036191 A JP 15036191A JP H04373203 A JPH04373203 A JP H04373203A
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JP
Japan
Prior art keywords
resin
delay line
conductive wiring
laminate
wiring layers
Prior art date
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Pending
Application number
JP15036191A
Other languages
English (en)
Inventor
Harufumi Bandai
治文 萬代
Atsushi Toujiyou
東篠 淳
Giichi Kodo
義一 児堂
Noboru Kato
登 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層型遅延線に関し、
特に、複数の樹脂層を導電性配線層を介して積層して得
られた積層体を用いて構成された積層型遅延線に関する
【0002】
【従来の技術】従来、遅延線としては、アルミナ基板や
ガラスエポキシ基板等の低誘電率基板の一方面に遅延線
用信号ラインを形成し、他方面の全面にアース電極を形
成したマイクロストリップライン構造のものが多用され
ている。しかしながら、低誘電率基板の一方面に遅延線
用信号ラインを構成するものであるため、小型化が難し
かった。
【0003】そこで、複数の誘電体セラミック層を、複
数の導電性配線層を介して積層し、該複数の導電性配線
層を電気的に接続することにより遅延線用信号ラインを
形成した積層型の遅延線が提案されている。ここでは、
所定の遅延時間を得るための遅延線用信号ラインが複数
の層に渡って形成されているため、遅延線の全体形状を
小型化することが可能とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記積
層型の遅延線はセラミックスを基材とするため、製造に
際し煩雑な作業及び長時間の工程を伴う焼成作業を実施
しなければならなかった。そのため、部品コストが高く
付くという問題があった。また、セラミックスを基材と
するものであるため、得られた積層体がもろく、割れや
欠け等を生じることがあるという問題もあった。本発明
の目的は、比較的簡単な工程を得て製造することができ
、かつ割れや欠け等が生じ難い安価な積層型遅延線を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の樹脂層
を複数の導電性配線層を介して積層し、前記複数の導電
性配線層を電気的に接続することにより少なくとも1の
遅延線用信号ラインが形成されており、かつ該遅延線用
信号ラインと樹脂層を介して隔てられたアース電極が形
成された積層体と、前記積層体の外表面に形成されてお
り、かつ前記遅延線用信号ラインの両端に電気的に接続
された一対の外部電極とを備える、積層型遅延線である
【0006】本発明において、複数の樹脂層は、予め成
形された薄板状の樹脂板や樹脂フィルムを用いて形成す
ることができ、さらに予め成形されていない樹脂ペース
トを積層し、しかる後硬化させることにより構成しても
よい。使用し得る樹脂としては、所望の遅延時間を得る
ことを可能とするものである限り、特に限定はされない
。このような樹脂の例としては、ポリイミド、ガラス−
エポキシ複合材料、ベークライト等が挙げられる。また
、複数の導電性配線層は、薄板状の樹脂板や樹脂フィル
ム上に形成する場合には、導電ペーストの印刷、乾式メ
ッキ及びエッチング等の任意の方法で形成することがで
きる。同様に、アース電極及び外部電極についても、任
意の電極形成方法を採用することにより形成することが
できる。
【0007】樹脂板や樹脂フィルムにより積層体を構成
する場合には、樹脂層相互を接着剤により貼り合わせて
積層することより積層体を構成してもよく、あるいは樹
脂板または樹脂フィルム同士を熱融着することにより接
合し、積層体を構成してもよい。さらに、樹脂ペースト
を用いる方法では、複数の樹脂ペーストを印刷・積層し
、しかる後硬化させてもよく、あるいは一の樹脂ペース
トを印刷し硬化させた後、次の樹脂ペースト層を印刷し
硬化させることによって構成してもよい。なお、アース
電極は、積層体の内部だけでなく、積層体の上面または
下面にも構成されてもよい。積層体の外表面に露出する
ように一のアース電極を形成した場合には、該アース電
極を外部電極としても利用すれば、アース電極に接続さ
れる外部電極を省略することができる。
【0008】
【作用】積層体が樹脂を基材として構成されているため
、煩雑かつ長時間の工程を必要とする焼成作業を省略す
ることができ、比較的簡単な工程で積層体を得ることが
できる。また、積層体が樹脂を基材としているため、割
れや欠け等が生じ難い。さらに、導電性配線層、アース
電極及び外部電極は、樹脂を基材としている積層体を用
いているため、エッチング、乾式メッキ等の比較的簡単
な電極形成方法により形成することができる。
【0009】
【実施例の説明】以下、本発明の非限定的な実施例を説
明することにより、本発明を明らかにする。図1は、本
実施例の積層型遅延線を得るのに用いられる樹脂基板及
びその上に形成されている導電パターンを示す分解斜視
図である。本実施例では、複数枚の矩形の樹脂基板1〜
5が積層されて積層体が構成される。樹脂基板1,3,
5の上面には略矩形形状のアース電極6,7,8が形成
されている。アース電極6は、樹脂基板1の側縁1a,
1bに引き出される形状とされており、同様にアース電
極8についても、樹脂基板5の側縁5a,5bに引き出
されるように形成されている。また、アース電極7は、
樹脂基板3の一方側縁3aに引き出されるように形成さ
れている。他方、樹脂基板2,4の上面には、それぞれ
、蛇行形状の導電性配線層9,10が形成されている。 導電性配線層9,10は、後述の遅延線用信号ラインを
構成するものであるため、所望の遅延時間が得られる限
り、任意の平面形状を有するように構成することができ
る。すなわち、図示のような蛇行形状だけでなく、ルー
プ状、スパイラル状等の適宜の平面形状を有するように
構成することができる。
【0010】導電性配線層9の一端は、樹脂基板2の一
方側縁2aに至るように構成されており、他方端は樹脂
基板2に形成されたバイアホール11に電気的に接続さ
れている。同様に、導電性配線層10の一端は樹脂基板
4の一方側縁4aに引き出されており、他方端はバイア
ホール11に対応する位置の端部12に電気的に接続さ
れている。バイアホール11は、樹脂基板2に所定の大
きさの貫通孔を形成し、該貫通孔内に導電性材料を付与
した構造を有する。導電性材料は該貫通孔を充填するよ
うに形成されていてもよく、あるいは貫通孔の内壁に塗
布されていてもよい。他方、樹脂基板3にもアース電極
7と隔てられた位置にバイアホール13が形成されてい
る。このバイアホール13も、樹脂基板3に貫通孔を形
成し、該貫通孔に導電性材料を充填することにより、あ
るいは該貫通孔の内壁に導電性材料を塗布することによ
り形成される。
【0011】そして、上記バイアホール11,13は、
樹脂基板2〜4を積層したときに重なり合う位置に形成
されている。すなわち、バイアホール11,13は、導
電性配線層9の一端と導電性配線層10の一端とを電気
的に接続するために設けられている。なお、上述したア
ース電極6〜8及び導電性配線層9,10並びにバイア
ホール11,13内に充填または塗布される導電性材料
は、導電ペーストを印刷し乾燥することにより、あるい
は蒸着またはメッキ等の適宜の方法により形成すること
ができる。
【0012】図1に示した樹脂基板1〜5を図示の向き
のまま積層し、さらに必要に応じて上下に1以上の樹脂
基板を積層し一体化することにより図2に示す積層体1
4を得ることができる。この場合、樹脂基板同士を一体
化する方法としては、間に接着剤を介して各樹脂基板同
士を接合する方法、あるいは樹脂基板同士を熱融着する
ことにより接合する方法等を適宜採用することができる
。次に、積層体14の側面14a,14bに、外部電極
15〜18を形成する。外部電極15〜18の形成は、
導電ペーストの印刷・硬化、メッキまたはエッチング等
の適宜の方法により行い得る。外部電極15,16は、
それぞれ、導電性配線層9,10に電気的に接続されて
おり、従って外部電極15,16間に導電性配線層9,
10よりなる遅延線用信号ラインが構成されている。他
方、外部電極17,18は、アース電極6〜8に電気的
に接続されている。従って、チップ部品として用いられ
る積層型の遅延線が構成されている。
【0013】図2に示した積層型遅延線19では、積層
体14内において複数層に渡って遅延線用信号ラインを
構成するための導電性配線層9,10が形成されている
ため、チップサイズを大型化することなく所望の遅延時
間を得ることができる。また、積層体14は、樹脂を基
材とするものであるため、上記のような比較的簡単な工
程で形成することができ、かつ割れや欠け等も生じ難い
ことが分かる。また、図3に斜視図で示すように、上述
した図2の外部電極15〜18に電気的に接続されるよ
うにリード端子20〜23を取り付けることにより、リ
ード端子付の遅延線24を構成することも可能である。
【0014】なお、実際の遅延線の量産に際しては、図
4に示すように複数のアース電極6が上面において整列
形成されたマザーの樹脂基板31と、複数の導電性配線
層9が上面に整列形成されたマザーの樹脂基板32とを
積層し、さらに図1に示したアース電極7,8や導電性
配線層10が形成されたマザーの樹脂基板を同様にして
形成し積層し、得られた積層体を厚み方向に切断するこ
とにより多数の積層体14(図2参照)を効率よく得る
ことができる。
【0015】さらに、図5に示すように、長尺状の一の
マザーの樹脂フィルム33を用いて積層体14を量産し
てもよい。ここでは、樹脂フィルム33の一端側の第1
の領域33a上に複数のアース電極6を整列形成し、第
1の領域33aと同一面積の第2の領域33b上に複数
の導電性配線層9を整列形成し、領域33a,33bと
同面積の第3領域33cを隔てて配置された第4の領域
33dにアース電極7を複数整列形成する。このような
マザーの樹脂フィルム33を、領域33a〜33d間の
折り目線34a〜34cを介して折り曲げ、領域33a
〜33dを重ね合わせていくことにより、積層体14を
得るためのマザーの積層体を得ることができる。すなわ
ち、図5のマザーの樹脂フィルム33では、アース電極
6が形成されている面が上面となるように、折り目線3
4aを介して領域33aと領域33bとを折り曲げ、次
に領域33bと領域33cとが接触するように折り目線
34bを介して折り曲げ、さらに折り目線33cを介し
て領域33cに対して領域33dを折り曲げる、といっ
た一連の折り曲げ工程を得ることにより、マザーの積層
体を得ることができる。
【0016】さらに、上述してきた実施例では、予め成
形された樹脂基板1〜5やマザーの樹脂基板31,32
及び樹脂フィルム33を用いたが、樹脂ペーストを印刷
し積層することにより積層体を得てもよい。例えば、図
6に示すように、ベース部材41上に、必要により離型
剤を介してまず樹脂ペースト42を平面形状が矩形形状
になるように印刷し、該樹脂ペースト42が乾燥した後
あるいは乾燥に至る前にその上面にアース電極8c(図
1参照)を構成するための導電ペースト43を印刷し、
次に、樹脂ペースト43をその上に印刷し、さらに導電
性配線層10(図1参照)を形成するための導電ペース
ト44を印刷する。さらに、上記の同様にして、樹脂ペ
ースト46、導電ペースト47、樹脂ペースト48、導
電ペースト49、樹脂ペースト50、導電ペースト51
及び樹脂ペースト52を順次印刷していくことにより、
積層体53を得ることができる。この積層体53を硬化
させれば、図2に示した積層体14と同様の構造を得る
ことができる。
【0017】なお、本発明において、複数層に跨がって
形成される導電性配線層は、図示のように2層のものに
限られず、3以上の導電性配線層を積層してもよい。ま
た、遅延時間は、上記導電性配線層9,10の平面形状
を工夫することにより、あるいは使用する樹脂基材を選
択することにより、簡単に変更することも可能である。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、遅延線
用信号ラインが複数層の導電性配線層を電気的に接続す
ることにより構成されているため、すなわち積層型の遅
延線であるため、遅延時間を長くした場合であっても、
部品寸法を効果的に小型化することができる。しかも、
樹脂を基材とするものであるため、割れや欠け等が生じ
難く、さらに積層体を簡単な工程で構成することができ
る。よって、信頼性に優れた遅延線を安価に提供するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の積層型遅延線の分解斜視図
【図2】本発明の一実施例の積層型遅延線を示す斜視図
【図3】リード端子が取り付けられた積層型遅延線を示
す斜視図。
【図4】本発明の一実施例の積層型遅延線を得るのに用
いられるマザーの樹脂基板を説明するための分解斜視図
【図5】本発明の一実施例の積層型遅延線を得るのに用
いられるマザーの樹脂フィルム及びその上に形成される
電極形状を説明するための略図的部分切欠平面図。
【図6】本発明の積層型遅延線の製造方法の他の例を説
明するための断面図。
【符号の説明】
1〜5…樹脂層を構成するための樹脂基板6〜8…アー
ス電極 9,10…導電性配線層 11,13…バイアホール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の樹脂層を複数の導電性配線層を
    介して積層し、前記複数の導電性配線層同士を電気的に
    接続することにより少なくとも一の遅延線用信号ライン
    が形成されており、かつ前記導電性配線層と樹脂層を介
    して隔てられたアース電極を有する積層体と、前記積層
    体の外表面に形成されており、かつ前記遅延線用信号ラ
    インの両端に電気的に接続された一対の外部電極とを備
    える積層型遅延線。
JP15036191A 1991-06-21 1991-06-21 積層型遅延線 Pending JPH04373203A (ja)

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JP15036191A JPH04373203A (ja) 1991-06-21 1991-06-21 積層型遅延線

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2015186538A1 (ja) * 2014-06-02 2017-04-20 株式会社村田製作所 伝送線路部材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2015186538A1 (ja) * 2014-06-02 2017-04-20 株式会社村田製作所 伝送線路部材
US10476123B2 (en) 2014-06-02 2019-11-12 Murata Manufacturing Co., Ltd. Transmission line

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