JP6176004B2 - 液体吐出装置 - Google Patents
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Description
・液体吐出装置が複数の液体吐出ヘッドを含む場合において、制御部は、少なくとも1のヘッドに含まれる流路部材の温度が所定値以上であれば、全てのヘッドに対応する気流生成部を駆動させてもよい。
・制御部は、フラッシングに係る制御を行わなくてもよい。
・液体吐出装置が複数の液体吐出ヘッドを含む場合において、ヘッド毎にポンプ40を設けず、1のポンプ40を複数のヘッドに共通に設けてもよい。この場合、ヘッド毎に切換え弁を設け、切換え弁の開閉を制御することで、ポンプ40による気流生成の有無をヘッド毎に制御してよい。切換え弁は、例えばチューブ41に設けられてよい。この場合、切換え弁及びポンプが気流生成部を構成し、複数の気流生成部が複数の液体吐出ヘッドのそれぞれに対して設けられている。
・受容部は、任意の間隔(例えば等間隔)で配列されてよい。受容部は、フラッシングにおいて吐出される液体を受容する機能を有さなくてもよい。受容部を省略してもよい。
・凹部を省略してもよい。
・1のヘッドに対して複数の貫通孔を設けてもよい。
・貫通孔を介して吐出面と対向面との間の空間に生成される気流の方向は、特に限定されない。例えば、上述の実施形態において、ポンプ40が、ポンプ40からチューブ41及び貫通孔9yを介して凹部9aに向かう気流を生成し、上記空間に鉛直方向上向きの気流を生成してもよい。
・対向部材は、プラテンに限定されず、記録媒体を支持しながら搬送する搬送ベルトであってもよい。また、対向部材は、記録媒体を支持する部材に限定されない。
・放熱体(ヒートシンク28)を省略してもよい。
・流路部材と発熱体との位置関係は、両者が熱的に接続されている限り、特に限定されない。
・温度センサは、流路部材の温度を示す信号を出力することができる限りは、任意の位置に配置されてよい。例えば、吐出面2x上に温度センサを配置してもよい。
・COFをFPC(Flexible Printed Circuits)に置換してもよい。
・流路部材の流路内の液体に圧力を付与する素子は、圧電素子に限定されず、静電素子、抵抗加熱素子等であってもよい。
・上述の実施形態では、ライン式ヘッド2を構成すると共に互いに離隔して配置された6つの単位ヘッド2yの各単位ヘッド2yを、液体吐出ヘッドとして例示している。この場合、単位ヘッド2y間の熱的つながりは弱いため、1つのヘッド2としてみた場合、温度分布に滑らかさが無い。温度分布は、単位ヘッド2y間でステップ上に変化しやすい。このような構成において、制御部が、複数の温度センサから出力された信号に基づいて、所定値以上の温度を示す流路部材に対応する気流生成部を制御することは、複数のヘッドの流路部材間の温度差を低減するのに、特に効果的である。しかしながら、本発明に係る液体吐出ヘッドは、これに限定されない。
・例えば、本発明に係る液体吐出ヘッドは、主走査方向に長尺な1のライン式のヘッドであってもよい。液体吐出装置において、当該ライン式のヘッドが、副走査方向に複数配列されてもよい。また、これらの場合において、1のライン式のヘッドに対し、主走査方向に沿って4以上の受容部が配列され、互いに隣接する2つの受容部の間隔が、主走査方向に関して外側ほど広い構成であってよい。この構成においても、上記と同様に、流路部材における温度分布を均一化することができる。
・液体吐出ヘッドは、ライン式に限定されず、シリアル式であってもよい。シリアル式のヘッドの場合において、一方向に沿って4以上の受容部が配列され、互いに隣接する2つの受容部の間隔が、一方向に関して外側ほど広い構成であってよい。この構成においても、上記と同様に、流路部材における温度分布を均一化することができる。
・液体吐出ヘッドが吐出する液体は、インクに限定されず、任意の液体(例えば、前処理液)であってよい。
・本発明に係る液体吐出装置は、プリンタに限定されず、ファクシミリやコピー機等であってもよい。
・記録媒体は、用紙に限定されず、記録可能な任意の媒体であってよい。
1p コントローラ(制御部)
2y 単位ヘッド(液体吐出ヘッド)
2x 吐出面
7 温度センサ
8 吐出口
9 プラテン(対向部材,媒体支持部材)
9x 対向面(支持面)
9y 貫通孔
9a 凹部
9b 受容部
20 流路部材
21 共通流路(流路)
22 個別流路(流路)
27 ドライバIC(発熱体)
40 ポンプ(気流生成部)
P 用紙(記録媒体)
Claims (6)
- 記録媒体に向けて液体を吐出するための複数の吐出口、前記複数の吐出口に至る流路、及び、前記複数の吐出口が開口した吐出面を有する流路部材と、前記流路部材と熱的に接続された発熱体であって、前記流路内の液体に圧力を付与するときに発熱する発熱体とを含む、液体吐出ヘッドと、
前記吐出面と対向する対向面、及び、前記対向面に形成された貫通孔を有する、対向部材と、
前記貫通孔を介して前記吐出面と前記対向面との間の空間に気流を生成するように構成された、気流生成部と、
前記流路部材の温度を示す信号を出力する、温度センサと、
前記温度センサから出力された前記信号に基づいて、前記気流生成部を制御する、制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記信号が示す温度が所定値以上のとき、前記気流生成部を制御して、前記空間に気流を生成させることを特徴とする、液体吐出装置。 - 前記対向部材が、記録媒体を支持する媒体支持部材であり、
前記対向面が、記録媒体を支持する支持面であることを特徴とする、請求項1に記載の液体吐出装置。 - 前記対向部材は、前記対向面に形成された凹部と、前記凹部に配置された受容部とを有し、前記凹部の底部を画定する底壁に前記貫通孔が形成されており、前記貫通孔を介する気流が前記受容部に沿って流れるように構成されており、
前記制御部は、記録データとは異なるフラッシングデータに基づいて、前記複数の吐出口から液体を吐出させ、当該吐出された液体が前記受容部に受容されるように、前記液体吐出ヘッドを制御することを特徴とする、請求項1又は2に記載の液体吐出装置。 - 前記凹部に、一方向に沿って4以上の前記受容部が配列されており、
互いに隣接する2つの前記受容部の間隔が、前記一方向に関して外側ほど広いことを特徴とする、請求項3に記載の液体吐出装置。 - 複数の前記液体吐出ヘッドと、
前記複数の液体吐出ヘッドのそれぞれに対して設けられた、複数の前記貫通孔と、
前記複数の液体吐出ヘッドのそれぞれに対して設けられた、複数の前記気流生成部と、
前記複数の液体吐出ヘッドのそれぞれに対して設けられた、複数の前記温度センサと、
を備え、
前記制御部は、前記複数の温度センサから出力された前記信号に基づいて、前記所定値以上の温度を示す前記流路部材に対応する前記気流生成部を制御することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体吐出装置。 - 前記制御部は、記録データに基づいて前記複数の吐出口から液体が吐出される記録期間以外の期間に、前記温度センサから出力された前記信号に基づいて前記気流生成部を制御することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
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