JP6175941B2 - 携帯端末 - Google Patents

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Description

本出願は放熱構造を備えた携帯端末に関する。
近年、スマートフォンに代表される携帯端末が普及段階にある。このような携帯端末においては、電話機能、メール機能に加えて、インターネットに接続して種々のアプリケーションを取り込んだ多機能化、高性能化が進んでいる。そして、携帯端末の高性能化に伴い、1つのMPU(Micro-Processing Unit)内に複数の演算器を備える、所謂デュアルコア(Dual-Core)や、クアッドコア(Quad-Core)等の携帯端末が増えてきている。
これに加えて、これまでは別のチップであったGPU(Graphic Processing Unit)の演算器までがMPU内に十数個〜数十個も内蔵されたものが登場している。このようなMPUは高性能であるが為、発熱量も大きく、冷却ファン等の実装が難しい小型の携帯端末では、MPUで発生する熱の放熱を如何にして行うかが深刻な問題になりつつある。
電子機器において、発熱する部分を冷却する伝熱装置としては、例えば、特許文献1に開示された伝熱装置がある。特許文献1に開示された伝熱装置では、流体駆動装置(ポンプ)で作動流体を環状流路に循環させ、作動流体は冷却手段で冷却された後に被冷却物を冷却してポンプに戻るようになっている。
特開2003−232596号公報
ところが、特許文献1に開示の伝熱装置は、設備規模が大きすぎてスマートフォンのような携帯端末には搭載できないという課題がある。更に、日本国内で普及している携帯端末は、防水機能を備えていることが多く、防水機能を備えた携帯端末は気密性が高いために携帯端末内部に熱が籠りやすく、外気を導入した放熱が出来ないという課題がある。このため、こういった携帯端末では、最大の発熱源であるMPUやバッテリ付近が、使用者の体温を超える温度まで上昇する場合があり、このことが手で保持して使用される携帯端末の大きな課題であった。そこで、携帯端末の内部で高温の熱が発生していても、筺体をユーザが触っても熱く感じないような携帯端末が望まれている。
1つの側面では、本出願は、携帯端末の内部で高温の熱が発生した場合でも、その熱を携帯端末の外部に逃がすことにより、携帯端末の筺体をユーザが触っても熱く感じないようにすることができる放熱構造を備えた携帯端末を提供することを目的とする。
実施形態の一観点によれば、発熱部品を内蔵する携帯端末であって、携帯端末の筐体外周部の、ユーザの手指が接触する部分の内側に設けられ、空隙を隔てて外気と接触可能な放熱部材と、筐体外周部の手指が接触する部分が複数の領域に分割され、分割された各領域に設けられて手指の接触/非接触を検出する接触検出センサと、放熱部材の内側に伝熱状態で設けられ、発熱部品の熱を移送する環状流路と、複数の領域の隣接部の位置に対応する環状流路の内側の部分に接続され、発熱部品の熱を移送する内部流路と、環状流路及び内部流路の内部に充填されて熱を移送可能な磁性流体と、環状流路の複数の領域に対応する部分及び内部流路の複数の部分にそれぞれ隣接して独立動作可能に配置され、動作時に磁性流体を隣接部分に誘導する誘導コイルと、各接触検出センサと各誘導コイルに接続する制御回路とを備え、制御回路は、携帯端末の動作時に、接触検出センサによって検出された手指の非接触領域の環状流路に内部流路から磁性流体を流すように、誘導コイルを動作させる携帯端末が提供される。
(a)は本出願の携帯端末の一実施例のスマートフォンの正面図、(b)は(a)に示したスマートフォンの背面図、(c)は(a)、(b)に示したスマートフォンの外周部に使用されるメッシュ状のグリルの斜視図である。 (a)は図1(a)に示したスマートフォンの内部に設けられた放熱部材、環状流路、内部流路及び発熱部品の配置の第1の実施例を示す配置図、(b)は(a)に示した配置図のA−A線における断面図である。 図1(a)に示したスマートフォンの内部に設けられた接触検出センサ及び誘導コイルと制御回路との接続を示すブロック回路図である。 図2(a)に示した環状流路と内部流路の内部に封入する磁性流体の状態を説明する説明図である。 図1(a)に示したスマートフォンの内部に設けられた環状流路と内部流路の配置の第2の実施例を示すものであり、(a)はスマートフォンからリヤカバーを外した状態のスマートフォンの背面図、(b)は(a)に示したスマートフォンから取り外したリヤカバーの裏側に配置された環状流路と内部流路の一例の構成を示す配置図である。 (a)は図5(a)、(b)に示した環状流路と内部流路の第2の実施例の配置における発熱部品と内部流路の熱的な接続を示す要部断面図、(b)は(a)に示した状態からリヤカバーが外された状態を示す断面図である。 図5(a)、(b)に示した環状流路と内部流路の第2の実施例の変形実施例の構造を示す要部断面図である。 図1(a)に示したスマートフォンの内部に設けられた放熱部材、環状流路、内部流路及び発熱部品の配置の第3の実施例を示す配置図である。 (a)は本出願の携帯端末の一例であるスマートフォンが両手で横向きに持たれた時の放熱状態を説明する図、(b)は本出願の携帯端末の一例であるスマートフォンが片手で縦方向に持たれた時の放熱状態を説明する図である。 (a)はスマートフォンが図9(a)のように持たれた時の誘導コイルのスイッチングによる磁性流体の流路の一例、及びスマートフォンが充電中の時の誘導コイルのスイッチングによる磁性流体の流路の一例を示す説明図、(b)はスマートフォンが図9(b)のように持たれた時の誘導コイルのスイッチングによる磁性流体の流路の一例を示す説明図である。 スマートフォンが充電時及び動作時における制御回路による誘導コイルのスイッチング制御の手順の一実施例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を用いて本出願の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。
図1(a)は本出願の携帯端末の一実施例であるスマートフォン10を正面側から見たものであり、図1(b)は図1(a)に示したスマートフォン10を背面側から見たものである。図1(a)に示すスマートフォン10の本体側筺体20の正面側には、ディスプレイ22、送話口23、受話口24やサブカメラ25等がある。また、図1(b)に示す本体側筐体20の裏面側にはメインカメラ26や指紋センサ27等があり、リヤカバー21が取り付けられている。本体側筐体20の内部には、後述する演算装置(MPU)等の発熱部品が設けられている。
本出願のスマートフォン10では、本体側筺体20の筐体外周部11を複数の領域に分割し、分割した領域毎に、スマートフォン10を操作する人(ユーザ)の手指がその領域に接触したか否かを検出する接触検出センサを配置している。本実施例では、筐体外周部11の分割数は10であり、正面から見て右辺に3つの領域R1,R2,R3、左辺に3つの領域L1,L2,L3、上辺に2つの領域T1,T2、下辺に2つの領域B1,B2がある。そして、各領域には図1(c)に示すような、放熱のための微細孔が複数個設けたメッシュ状のグリル8を取り付けて通気性を確保している。
図2(a)は図1(a)に示したスマートフォン10の内部に設けられた放熱部材2、環状流路4、内部流路5及び発熱部品1の配置の第1の実施例を示すものであり、図2(b)は図2(a)に示した配置図のA−A線における断面図である。スマートフォン10の本体側筺体20の内部にはMPU等の演算部品1が設けられており、この演算部品1がスマートフォン10における発熱部品1となる。演算部品と発熱部品には同じ符号1を付して説明する。本出願では、スマートフォン10の動作中に、この発熱部品1が発生する熱を、環状流路4、内部流路5及び放熱部材2を用いてスマートフォン10の外部に放熱する。
放熱部材2は、スマートフォン10の右辺に設けられる右側放熱部材2R、左辺に設けられる左側放熱部材2L、上辺に設けられる上側放熱部材2T及び下辺に設けられる下側放熱部材2Bを備えており、ここでは符号2をこれらの代表番号として説明する。放熱部材2は、スマートフォン10の筺体外周部11に設けられたメッシュ状のグリル8の内側に、空隙12を隔てて設けられる。放熱部材2のメッシュ状のグリル8側には、図示は省略するが、複数枚の熱導電率の高い金属製の平行なフィン(層フィン)が設けられており、外気と広い面積で接触している。即ち、放熱部材2はヒートシンクの役割りを果たすものである。このようなヒートシンクはマイクロヒートシンクとも呼ばれる。このとき、放熱部材2の表面には、放熱効率を高めるためのコーティングをコーティング剤を用いて施すか、または塗装しておくことが可能である。
また、図2(a)に示した実施例では、右側放熱部材2R、左側放熱部材2L、上側放熱部材2T及び下側放熱部材2Bは、各辺において連続している。しかし、右側放熱部材2R、左側放熱部材2L、上側放熱部材2T及び下側放熱部材2Bは、領域R1〜R3,領域L1〜L3,領域T1,T2及び領域B1,B2の、隣接する境界部分で空間によって分断するか、或いは分断して断熱部材を挿入しても良い。右側放熱部材2R、左側放熱部材2L、上側放熱部材2T及び下側放熱部材2Bを、隣接する境界部分で空間によって放熱部材2R1〜2R3,2L1〜2L3,T1,T2,B1,B2に分断した実施例を図4に示す。
右側放熱部材2R、左側放熱部材2L、上側放熱部材2T及び下側放熱部材2Bの内側には、これら放熱部材2の内側に伝熱状態で隣接させた還流回路4が設けられている。還流回路4は放熱部材2の内側に沿わせたパイプにより形成することができる。そして、還流回路4の内側には、発熱部品1が発生する熱を移送する内部流路5が設けられている。内部流路5は環状流路4の内側に縦横に配置され、環状流路4に前述の複数の領域の隣接部の位置に対応する部分で接続している。図2(a)に示す実施例では、内部流路5は、領域R1,R2の境界部、領域R2,R3の境界部、領域L1,L2の境界部、領域L2,L3の境界部、領域T1,T2の境界部及び領域B1,B2の境界部に接続している。
図2(a)に示す実施例では、環状流路4及び内部流路5は断面が矩形状のパイプであり、熱伝導率が高く、かつ磁性を帯びない金属、例えばアルミニウムや、樹脂で形成されている。そして、環状流路4の各領域に対応する部分、及び内部流路5の環状流路4への接続部と内部流路5同士の交差部との間の部分には、誘導コイル7が設けられている。誘導コイル7は、本実施例ではメタル印刷又はエッチングによってシート状に形成されている。シート状の誘導コイル7は、環状流路4及び内部流路5の側面に張り付けられているか、或いはごく近傍に配置されている。各誘導コイル7は、例えば演算部品1に接続されており、スイッチングによって独立にオン/オフさせることができる。
環状流路4及び内部流路5の内部には、磁性流体が封入されており、誘導コイル7をオンさせると、磁性流体はオンした誘導コイル7の磁場によって、誘導コイル7に引き寄せられて移動する。従って、複数の誘導コイル7を順にスイッチングしてオンさせれば、磁性流体を環状流路4及び内部流路5の内部の任意の位置に移動させることができる。
ここで、図2(b)を用いて、スマートフォン10の内部に設けられた放熱部材2、環状流路4、内部流路5及び誘導コイル7と、他の部品との配置関係を説明する。スマートフォン10の本体側筺体20には、表面に液晶を用いたディスプレイ22が配置され、その下側に回路部分33がある。前述の発熱部品はこの回路部分33に搭載されている。そして、回路部分33の下側に内部流路5が配設されており、本実施例では内部流路5の下側に誘導コイル7が貼り付けられている。内部流路5の下側にはバッテリ34があり、バッテリ34の外側にはリヤカバー21がある。
一方、スマートフォン10の筐体外周部11には、本体側筺体20の内部に水を浸入させないための止水壁31が設けられており、内部流路5はこの止水壁31を貫通して止水壁31の外側に設けられている環状流路4に接続している。内部流路5が止水壁31を貫通する部分には、止水シーリング材32が設けられていて、水の本体側筺体20の内部への浸入を防止している。止水壁31の外側にはメッシュ状のグリル8が設けられており、メッシュ状のグリル8と止水壁31の間の空間に、放熱部材2とこれに接触する環状流路4が設けられている。放熱部材2は、この実施例では複数のフィン13を備えたヒートシンクであり、フィン13の間の空隙12によってメッシュ状のグリル8の外部と熱交換を行う。
図3は図1(a)に示したスマートフォン10の内部に設けられた接触検出センサ3及び誘導コイル7と制御回路15との接続を示すものであり、この実施例では、制御回路15は発熱部品1の内部に設けられている。この図には放熱部材2、環状流路4及び内部流路5の図示は省略してある。接触検出センサ3は前述の各領域に1つずつ設けられており、それぞれ独立に制御回路15に接続されている。複数の誘導コイル7もそれぞれ独立に制御回路15に接続されている。接触検出センサ3は、メッシュ状のグリル8自体を、静電容量式のタッチセンサとして形成することができる。また、接触検出センサ3は、静電容量式のタッチセンサ以外にも、圧力センサ、光ファイバを用いた光センサ等を使用して形成することができる。
図4は、図2(a)に示した環状流路4と内部流路5の内部に封入する磁性流体6の状態を説明する説明図である。磁性流体6は、環状流路4と内部流路5の内部の全領域に充填されておらず、複数の空気充填領域16によって分割されるように、環状流路4と内部流路5の内部に封入されている。これは、環状流路4と内部流路5の内部を磁性流体6で満たすと磁性流体6が移動しないためであり、磁性流体6を複数の空気充填領域16によって分割することによって、磁性流体6が移動し易くなる。なお、空気充填領域16の代わりに、非磁性流体を用いて磁性流体6を複数に分割しても良い。
図5(a)、(b)は、図1(a)に示したスマートフォン10の内部に設けられた環状流路4と内部流路5の配置の第2の実施例を示すものである。図5(a)はスマートフォン10からリヤカバー21を外した状態を示すものであり、図5(b)は図5(a)に示したスマートフォン10から取り外したリヤカバー21の裏側を示すものである。リヤカバー21を外した状態の本体側筺体20からは、メインカメラ26、指紋センサ27の他にバッテリ34とアンテナ36が設けられていることが分る。バッテリ34は本体側筺体20に設けられた凹部35に着脱可能に収納されている。
第2の実施例では、図5(b)に示すようにリヤカバー21の裏側に、環状流路4、内部流路5及び本体側筺体20に取り付けられたバッテリへの水の浸入を防止する防水パッキン28が設けられている。また、本体側筺体20に設けられているメインカメラ26、指紋センサ27等をリヤカバー21から露出させるための孔26H,27Hが設けられている。
図6(a)は、図5(a)、(b)に示した環状流路4と内部流路5の第2の実施例の配置における発熱部品1と内部流路5の接続を示す要部断面図であり、図6(b)は図6(a)に示した状態からリヤカバー21が外された状態を示すものである。まず、図6(b)を用いて、スマートフォン10の本体側筺体20の構造と、リヤカバー21側の構造を別々に説明する。
図6(b)に示すように、スマートフォン10の本体側筺体20には、表面にディスプレイ22が配置され、その下側に2枚の回路部分33A,33Bがある。発熱部品1は上側の回路部分33Aに搭載されている。回路部分33Bにはメインカメラ26と指紋センサ27が実装されており、本体側筺体20のメインカメラ26から遠い側にはバッテリ34が内蔵されている。スマートフォン10の筐体外周部11には、本体側筺体20の内部に水を浸入させないための止水壁31が設けられており、この止水壁31は回路部分33Bの下側まで延長されている。メインカメラ26と指紋センサ27は止水壁31を貫通して回路部分33Bに実装されており、メインカメラ26と指紋センサ27が止水壁31を貫通する部分には防水パッキン37,38がそれぞれ設けられている。
また、第2の実施例では、環状流路4と内部流路5がリアカバー21に設けられているので、発熱体1が発生する熱は伝熱手段である熱移送グラファイトシート40によって取り出され、止水壁31を貫通して止水壁31の表側に引き出されている。熱移送グラファイトシート40の自由端部は、シリコンゴムシート41によって止水壁31の表側に固着されている。熱移送グラファイトシート40が止水壁31を貫通する部分には、止水用の防水パッキン39が設けられている。スマートフォン10の筐体外周部11に放熱部材2とメッシュ状のグリル8が設けられている点は第1の実施例と同じである。更に、止水壁31の本体側筺体20の中の端部とバッテリ34の間の回路部分33Bには、リアカバー21側に設けられた誘導コイル7に電源を供給するコネクタ41が設けられている。
一方、リヤカバー21側には、リヤカバー21の内側に内部流路5が設けられており、内部流路5の要部に誘導コイル7が貼り付けられている。また、28はバッテリ34を水の浸入から守る防水パッキンであり、29はリアカバー21側に設けられた誘導コイル7に電源を供給するコネクタであり、本体側筺体20のコネクタ41に接続するものである。そして、リヤカバー21の筐体外周部11に近い側には、内部流路4に接続する環状流路4が設けられており、この環状流路4の側面に誘導コイル7が貼り付けられて設けられている。このリヤカバー21を本体側筺体20の裏面に取り付けると、図6(a)に示す状態になる。
図7は、図5(a)、(b)に示した環状流路4と内部流路5がリヤカバー21に配置された第2の実施例の変形実施例の構造を示すものである。変形実施例が第2の実施例と異なる点は、リヤカバー21に誘導コイル7をオン/オフ動作させるための制御を行うベアチップ30が搭載されている点のみである。従って、図5(a)、(b)に示した第2の実施例の構成と同じ構成部材には同じ符号を付してその説明を省略する。リヤカバー21にベアチップ30が搭載されている場合は、回路部分33Bとリヤカバー21の間に設けられたコネクタ29,42は、誘導コイル7に電源を供給すると共に、ベアチップ30と発熱部品1に内蔵された制御回路15も接続する。
以上、環状流路4と内部流路5が本体側筺体20に配置された第1の実施例と、環状流路4と内部流路5がリヤカバー21に配置された第2の実施例を説明した。しかし、これら2つの実施例では、内部流路5が、領域L1と領域T1の境界部、領域R1と領域T2の境界部、領域L3と領域B1の境界部及び領域R3と領域B2の境界部には接続されていなかった。図8は、図1(a)に示したスマートフォン10の内部に設けられた放熱部材2、環状流路4、内部流路5及び発熱部品1の配置の第3の実施例を示すものである。第3の実施例では、内部流路5が、領域L1と領域T1の境界部、領域R1と領域T2の境界部、領域L3と領域B1の境界部及び領域R3と領域B2の境界部にも接続されている。第3の実施例のその他の構成は第1、第2実施例と同じであるので、これ以上の説明を省略する。
図9(a)、(b)はスマートフォン10の代表的な使用状態を示すものである。図9(a)はスマートフォン10が左手LHと右手RHの両手で横向きに持たれた使用状態を示すものである。図9(a)が、図2(a)に示したスマートフォン10を右に90°回転させた状態であるとすると、この時は、領域L2と領域R2だけが手指の非接触領域である。図9(b)はスマートフォン10が左手LHだけで縦方向に持たれた使用状態を示すものである。図9(b)が、図2(a)に示したスマートフォン10と同じ状態であるとすると、この時は、領域T1,T2と領域B1,B2だけが手指の非接触領域である。従って、スマートフォン10が、図9(a)に示すような使用状態の時は、熱を領域L2と領域R2から逃がし、図9(b)に示すような使用状態の時は、熱を領域T1,T2と領域B1,B2から逃がせば、ユーザが手指に熱さを感じなくできる。
図10(a)はスマートフォン10が図9(a)に示すように持たれた時の、誘導コイル7のスイッチングによる磁性流体の流路の一例を示すものである。誘導コイル7を順次スイッチングしてオンさせることにより、この例の磁性流体は、図10(a)に実線で示すルートを通るように循環させることができる。この結果、発熱部品1で発生した熱は、磁性流体によって領域L2とR2のみに運ばれて放熱されるので、ユーザの手指が接触する他の領域には熱が伝わらず、ユーザが熱さを感じない。
また、図10(a)に破線で示す磁性流体のルートは、スマートフォン10が充電中の時の誘導コイル7のスイッチングによる磁性流体の流路の一例を示すものである。スマートフォン10は充電中にバッテリ等の発熱部品が発熱して筺体が高温になることがある。この場合は、充電完了後にユーザがスマートフォン10を持つとやはり熱さを感じてしまう。よって、スマートフォン10が充電中の時は、誘導コイル7のオンオフを制御して、熱を帯びた磁性流体を環状流路4に循環させて放熱させることにより、充電中のスマートフォン10の筐体の温度上昇を抑えることができる。
図10(b)はスマートフォン10が図9(b)に示すように持たれた時の、誘導コイル7のスイッチングによる磁性流体の流路の一例を示すものである。ここでは、スマートフォン10の内部に、図8で説明した内部流路5が設けられているものとする。この場合は、誘導コイル7を順次スイッチングしてオンさせることにより、磁性流体は、図10(b)に実線で示すルートを通るように循環させることができる。このルートでは、領域T1,T2で放熱を行った磁性流体は、内部流路5を通った後に再び環状流路4の領域L2と領域R2を通しているが、領域L2,R2を通る時の磁性流体の温度は下がっているので、ユーザが熱さを感じることはない。この結果、発熱部品1で発生した熱は、磁性流体によって領域T1,T2と領域B1,B2において放熱されるので、ユーザの手指が接触する他の領域には高温の熱が伝わらず、ユーザが熱さを感じない。なお、このルートは一例であり、磁性流体を領域L2,R2を通さないようにすることも可能である。
図11は、スマートフォン10が充電時及び動作時に、制御回路が行う誘導コイルのスイッチング制御の手順の一実施例を示すフローチャートである。図10(a)、(b)で説明した磁性流体が流れるルートはこの制御回路の動作により決定される。制御回路は、図11に示す動作を、スマートフォンの状態にかかわらず、所定時間毎に実行するものとする。
この実施例の制御手順では、まずステップ111においてスマートフォンが充電中か否かが判定される。そして、スマートフォンが充電中の場合はステップ112に進み、熱源を通った磁性流体が、環状流路を通って熱源に戻るように誘導コイルをスイッチングする動作が行われる。この動作はスマートフォンが充電中の場合に何度も繰り返される。一方、ステップ111でスマートフォンが充電中でないと判定された場合はステップ113に進み、スマートフォンの電源がオンかどうかが判定される。スマートフォンが充電状態でなく、電源がオフの場合はスマートフォンからは熱が発生しないのでこのままこのルーチンを終了する。
一方、ステップ113においてスマートフォンの電源がオンであると判定された場合はステップ114に進み、スマートフォンの筐体外周部にある各領域に設けられた接触検出センサの検出値の読み込みを行う。続くステップ115ではスマートフォンを持つユーザの手指の接触領域(非接触領域でも良い)を検出し、次のステップ116で、検出した領域が前回と同じかどうかを判定する。スマートフォンの電源がオンされた直後は前回値はないので判定が(NO)となり、ステップ117に進む。また、スマートフォンの電源がオンされた後に、ユーザがスマートフォンの持ち方を変えない場合はステップ116の判定は(YES)になるが、持ち方を変えた場合はステップ116の判定は(NO)になり、ステップ117に進む。
ステップ117では、熱源から内部流路と環状流路を通じてユーザの手指の非接触領域を通る磁性流体のルートが演算され、ステップ118に進む。ステップ118では、演算されたルートを磁性流体が通るように誘導コイルがスイッチングされてこのルーチンを終了する。この結果、図10(a)、(b)で説明したルートを磁性流体が通るようになり、スマートフォンを持つユーザの手指にスマートフォン内部で発生した熱が伝わらないようにすることができる。
以上説明した実施例では、携帯端末としてスマートフォンを例にとって説明したが、携帯端末はスマートフォンに限定されるものではなく、タブレットやウルトラブック等の小型の携帯型電子機器もこれに含まれる。
以上、本出願を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本出願の容易な理解のために、本出願の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1) 発熱部品を内蔵する携帯端末であって、
前記携帯端末の筐体外周部の、ユーザの手指が接触する部分の内側に設けられ、空隙を隔てて外気と接触可能な放熱部材と、
前記筐体外周部の前記手指が接触する部分が複数の領域に分割され、分割された各領域に設けられて前記手指の接触/非接触を検出する接触検出センサと、
前記放熱部材の内側に伝熱状態で設けられ、前記発熱部品の熱を移送する環状流路と、
前記複数の領域の隣接部の位置に対応する前記環状流路の内側の部分に接続され、前記発熱部品の熱を移送する内部流路と、
前記環状流路及び前記内部流路の内部に充填されて熱を移送可能な磁性流体と、
前記環状流路の前記複数の領域に対応する部分及び前記内部流路の複数の部分にそれぞれ隣接して独立動作可能に配置され、動作時に前記磁性流体を隣接部分に誘導する誘導コイルと、
前記各接触検出センサと前記各誘導コイルに接続する制御回路とを備え、
前記制御回路は、前記携帯端末の動作時に、前記接触検出センサによって検出された前記手指の非接触領域の前記環状流路に前記内部流路から前記磁性流体を流すように、前記誘導コイルを動作させることを特徴とする携帯端末。
(付記2) 前記放熱部材は、熱伝導率の高い金属製の複数枚の層フィンを備えるヒートシンクで構成されていることを特徴とする付記1に記載の携帯端末。
(付記3) 前記放熱部材は、放熱効率を高めるためのコーティング、または塗装されていることを特徴とする付記2に記載の携帯端末。
(付記4) 前記放熱部材は、前記各領域毎に独立していることを特徴とする付記1から3の何れかに記載の携帯端末。
(付記5) 前記筐体外周部には、前記空隙との通気性を確保するためのメッシュ状のグリルが設けられていることを特徴とする付記1から4の何れかに記載の携帯端末。
(付記6) 前記環状流路及び前記内部流路は、熱伝導率が高く、かつ磁性を帯びない金属又は樹脂で構成されていることを特徴とする付記1から5の何れかに記載の携帯端末。
(付記7) 前記磁性流体は、複数の空気充填領域によって分割されて前記環状流路及び前記内部流路の内部に充填されていることを特徴とする付記1から6の何れかに記載の携帯端末。
(付記8) 前記誘導コイルは、メタル印刷またはエッチングによってシート状に形成され、前記環状流路及び前記内部流路上及びその近傍の何れかに配置されていることを特徴とする付記1から7の何れかに記載の携帯端末。
(付記9) 前記発熱部品が発生する熱は、一端が前記発熱部品に接触し、他端が前記内部流路に接触する熱移送シートによって前記内部流路に伝熱されることを特徴とする付記1から8の何れかに記載の携帯端末。
(付記10) 前記接触検出センサは、静電容量式センサ、圧力センサ式及び光センサ式の何れかであることを特徴とする付記1から9の何れかに記載の携帯端末。
(付記11) 前記携帯端末の筐体が前記発熱部品を内蔵する本体側筺体と、該本体側筺体に裏面側から取り付けられるリヤカバーとを備えており、
前記環状流路及び前記内部流路及び前記誘導コイルが前記リヤカバーの内側に設けられていることを特徴とする付記1から9の何れかに記載の携帯端末。
(付記12) 前記発熱部品が演算装置であり、前記制御回路は前記発熱部品の中に含まれることを特徴とする付記1から11の何れかに記載の携帯端末。
(付記13) 前記制御回路は、前記リヤカバーの中に設けられていることを特徴とする付記11に記載の携帯端末。
(付記14) 前記制御回路は、誘導コイルを順にスイッチング動作させることによって、前記磁性流体を所定領域の前記環状流路とこれに接続する前記内部流路の間で循環させることを特徴とする付記12又は13に記載の携帯端末。
(付記15) 前記携帯端末の未使用時及び充電時に、前記制御回路は、前記内部流路から任意の前記環状流路に前記磁性流体を循環して流すように、前記誘導コイルを動作させることを特徴とする付記14に記載の携帯端末。
1 発熱部品
2 放熱部材
3 接触検出センサ
4 環状流路
5 内部流路
6 磁性流体
7 誘導コイル
8 メッシュ状のグリル
10 携帯端末(スマートフォン)
11 筺体外周部
15 制御回路
20 本体側筺体
21 リヤカバー

Claims (5)

  1. 発熱部品を内蔵する携帯端末であって、
    前記携帯端末の筐体外周部の、ユーザの手指が接触する部分の内側に設けられ、空隙を隔てて外気と接触可能な放熱部材と、
    前記筐体外周部の前記手指が接触する部分が複数の領域に分割され、分割された各領域にそれぞれ設けられて前記手指の接触を検出する接触検出センサと、
    前記放熱部材の内側に接触状態で設けられ、前記発熱部品の熱を移送する環状流路と、
    前記複数の領域の隣接部の位置に対応する前記環状流路の内側の部分に接続され、前記発熱部品の熱を移送する内部流路と、
    前記環状流路及び前記内部流路の内部に充填されて熱を移送可能な磁性流体と、
    前記環状流路の前記複数の領域に対応する部分及び前記内部流路の複数の部分にそれぞれ隣接して独立動作可能に配置され、動作時に前記磁性流体を隣接部分に誘導する誘導コイルと、
    前記各接触検出センサと前記各誘導コイルに接続する制御回路とを備え、
    前記制御回路は、前記携帯端末の動作時に、前記接触検出センサによって前記筐体外周部の前記各領域の、前記手指が接触していない領域の前記環状流路に前記内部流路から前記磁性流体を流すように、前記誘導コイルを動作させることを特徴とする携帯端末。
  2. 前記磁性流体は、複数の空気充填領域によって分割されて前記環状流路及び前記内部流路の内部に充填されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記誘導コイルは、メタル印刷またはエッチングによってシート状に形成され、前記環状流路及び前記内部流路上及びその近傍の何れかに配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末。
  4. 前記携帯端末の筐体が前記発熱部品を内蔵する本体側筺体と、該本体側筺体に裏面側から取り付けられるリヤカバーとを備えており、
    前記環状流路及び前記内部流路及び誘導コイルが前記リヤカバーの内側に設けられていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の携帯端末。
  5. 前記制御回路は、誘導コイルを順にスイッチング動作させることによって、前記磁性流体を所定領域の前記環状流路とこれに接続する前記内部流路の間で循環させることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の携帯端末。
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