JP6175805B2 - 受信装置 - Google Patents

受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6175805B2
JP6175805B2 JP2013040621A JP2013040621A JP6175805B2 JP 6175805 B2 JP6175805 B2 JP 6175805B2 JP 2013040621 A JP2013040621 A JP 2013040621A JP 2013040621 A JP2013040621 A JP 2013040621A JP 6175805 B2 JP6175805 B2 JP 6175805B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detector
signal
distribution
receiving apparatus
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013040621A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014171006A (ja
Inventor
佐藤 優
優 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2013040621A priority Critical patent/JP6175805B2/ja
Priority to EP14152448.8A priority patent/EP2773038B1/en
Priority to US14/164,390 priority patent/US9490748B2/en
Publication of JP2014171006A publication Critical patent/JP2014171006A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6175805B2 publication Critical patent/JP6175805B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D1/00Demodulation of amplitude-modulated oscillations
    • H03D1/08Demodulation of amplitude-modulated oscillations by means of non-linear two-pole elements
    • H03D1/10Demodulation of amplitude-modulated oscillations by means of non-linear two-pole elements of diodes
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D7/00Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
    • H03D7/02Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing by means of diodes
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D7/00Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
    • H03D7/16Multiple-frequency-changing
    • H03D7/165Multiple-frequency-changing at least two frequency changers being located in different paths, e.g. in two paths with carriers in quadrature
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3052Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in bandpass amplifiers (H.F. or I.F.) or in frequency-changers used in a (super)heterodyne receiver

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Description

本明細書で言及する実施例は、受信装置に関する。
近年、様々な分野において、無線通信技術が適用されている。例えば、携帯電話を始めとする通信機の復調器、無線LAN(Local Area Network)、レーダ或いはスペクトラムアナライザー(スペアナ)等において、入力信号を検出する受信装置が利用されている。
例えば、信号強度変調(AM:Amplitude Modulation 変調)された信号を復調する回路(受信装置)では、アンテナで受信した信号を内部回路(検波器)で復調し、その復調された信号を電圧計,AD(Analog-to-Digital)変換器またはデジタル回路等により処理する。受信装置において、例えば、検波器を動作させる適切な入力信号強度(入力電力)の範囲を、検波器のダイナミックレンジと呼ぶ。
例えば、入力電力が検波器の使用可能な下限よりも小さい場合、検波器の出力電圧(検波電圧)は出力されるものの、その電圧が低すぎるため、例えば、後段の電圧計で検出することが難しくなる。そこで、入力電力が小さい場合には、例えば、検波器の前段に増幅器(アンプ)を設け、入力電力が検波器の使用可能な下限よりも大きくなるようにする。
一方、入力電力が検波器の使用可能な上限よりも大きい場合、検波器の出力が飽和してしまい、例えば、後段の電圧計で入力電力に応じた検波電圧を検出することが困難になる。そこで、入力電力が大きい場合には、例えば、検波器の前段にアッテネータ(抵抗)を設け、入力電力が検波器の使用可能な上限よりも小さくなるようにする。
ところで、従来、検波器の入力信号を処理して特性を向上させた受信装置としては、様々なものが提案されている。
特開昭59−133749号公報 実開昭62−164410号公報 特開平02−078306号公報
前述したように、検波器の入力電力には、使用可能な上限および下限(ダイナミックレンジ)が存在している。そして、検波器の入力電力がダイナミックレンジの範囲外にあるときは、例えば、検波器の前段にアンプや抵抗を設けて、入力電力がダイナミックレンジに含まれるような処理を行っている。なお、検波器の後段にアンプや抵抗を設けることもある。
しかしながら、検波器の前段(後段)にアンプや抵抗を設けたとしても、ダイナミックレンジ自体を拡大することにはならない。これは、検波器だけの問題ではなく、例えば、混合器等の他の内部回路(受信装置)でも同様である。
一実施形態によれば、Nを2以上の整数として、入力信号をN個の分配信号に分配する分配回路と、前記N個の分配信号を受け取ってそれぞれ処理するN個の内部回路と、平均化回路と、を有する、受信装置が提供される。前記分配回路は、前記入力信号を、前記各内部回路のダイナミックレンジと等しい分配率で前記N個の分配信号に分配する。
開示の受信装置は、内部回路のダイナミックレンジを拡大することができるという効果を奏する。
図1は、受信装置の一例を示すブロック図である。 図2は、図1に示す受信装置における検波器のダイナミックレンジを説明するための図である。 図3は、受信装置の一変形例を説明するための図である。 図4は、受信装置の他の変形例を説明するための図である。 図5は、第1実施例の受信装置を示すブロック図である。 図6は、第2実施例の受信装置を示すブロック図である。 図7は、図5に示す第1実施例の受信装置の動作を説明するための図である。 図8は、平均化回路の一例を示すブロック図である。 図9は、図6に示す第2実施例の受信装置に対して、図8に示す平均化回路を適用したものの動作を説明するための図である。 図10は、平均化回路の他の例を示すブロック図である。 図11は、第3実施例の受信装置を示すブロック図である。 図12は、図11に示す第3実施例の受信装置の動作を説明するための図である。 図13は、第4実施例の受信装置を示すブロック図である。 図14は、第5実施例の受信装置の動作を説明するための図である。 図15は、分配器の一例を模式的に示す図である。
まず、受信装置の実施例を詳述する前に、図1〜図4を参照して、受信装置の例およびその問題点を説明する。図1は、受信装置の一例を示すブロック図であり、例えば、通信機,レーダおよびスペクトルアナライザ(スペアナ)等に適用される受信装置を、ダイオード検波器を使用したAM復調器を例として示すものである。
図1において、参照符号100はアンテナ、101はダイオード検波器(包絡線検波器:検波器)、そして、102は電圧計(または、AD(Analog-to-Digital)変換器,デジタル回路等)を示す。
図1に示されるように、受信装置(AM復調器)は、アンテナ100からの受信信号(入力信号)Sinを受け取って包絡線検波(検波)する検波器101、および、電圧計102を有する。電圧計102は、検波器101からの復調波信号(出力信号)Soを受け取って、その電圧Voを検出して出力する。
なお、図1において、参照符号Tinは、入力信号Sinの搬送波(キャリア)の1周期を示し、To/2は、検波器101の出力信号Soの半周期を示す。従って、出力信号Soの1周期は、図1中のTo/2を約2倍したものに相当する。
図2は、図1に示す受信装置における検波器のダイナミックレンジを説明するための図である。図2において、縦軸は、検波器101の出力信号Soの電圧(電圧計102の出力:検波出力電圧)Voを示し、横軸は、検波器101の入力信号Sinの電力(入力信号強度:入力電力)Pinを示す。
図2に示されるように、検波器101の入力電力PinがIP0〜IP1の範囲において、検波器101の検波出力電圧Voは、入力電力Pinが大きくなるに従って上昇する。
しかしながら、例えば、検波器101の入力電力PinがIP0よりも小さいと、検波器101は入力信号Sinを検出することができない。或いは、例えば、入力電力PinがIP0よりも小さいと、検波器101が出力信号を出力しても、後段の電圧計102がその出力信号の電圧を検出することができず、検波出力電圧Voは、検波器101の検出限界の電圧DV0よりも低くなってしまう。
また、例えば、検波器101の入力電力PinがIP1よりも大きいと、検波器101が入力信号Sinを検波することができずに検波器101の出力信号Soが飽和する。或いは、検波器101の入力電力PinがIP1よりも大きいと、検波器101が出力信号を出力しても、その出力電圧により後段の電圧計102が飽和してしまう。
このように、検波器101には、その入力電力(入力信号)Pinにおける使用可能な上限および下限で規定される所定の範囲DYRがあり、この入力電力Pinの所定の範囲DYRをダイナミックレンジと呼ぶ。
図3は、受信装置の一変形例を説明するための図であり、図3(a)は、受信装置の一変形例のブロック図であり、図3(b)は、図3(a)の受信装置の特性を説明するための図である。
図3(a)に示されるように、受信装置の一変形例は、検波器101の前段に増幅器(アンプ)101aを設け、入力信号Sinの入力電力Pinが微小な場合でも、検波器101が検出することができる電力まで増幅して検波器101に入力する。
また、図3(a)は、例えば、検波器101の出力信号を後段のAD変換器(102)が処理できない場合も示し、その場合には、検波器101の後段(AD変換器102の前段)にアンプ101bを設けることも示している。
すなわち、アンプ101bを検波器101の後段に設けることによって、例えば、入力電力Pinが微小で検波器101の出力信号が小さくても、後段のAD変換器102が正しくAD変換できるレベルまで増幅する。なお、検波器101の後段にアンプ101bを設ける場合、検波出力電圧Voは、アンプ101bの出力になる。
しかしながら、図3(b)に示されるように、検波器101の前段または後段にアンプを設けても、ダイナミックレンジDYRは、単に、入力信号の低レベル側(図中、左側)のDYRLへシフトするだけで、ダイナミックレンジ自体を拡大することはできない。
図4は、受信装置の他の変形例を説明するための図であり、図4(a)は、受信装置の他の変形例を示すブロック図であり、図4(b)は、図4(a)の受信装置の特性を説明するための図である。
図4(a)に示されるように、受信装置の他の変形例は、検波器101の前段にアッテネータ(抵抗)101cを設け、例えば、入力信号Sinの入力電力Pinが大きい場合でも、検波器101が検出することができる電力まで低減して検波器101に入力する。
或いは、検波器101からの出力信号Soを、後段のAD変換器102が飽和しないで正しくAD変換できるレベルまで低減する。なお、検波器101の後段に抵抗を設けることもあり得る。
しかしながら、図4(b)に示されるように、検波器101の前段(後段)に抵抗を設けても、ダイナミックレンジDYRは、単に、入力信号の高レベル側(図中、右側)のDYRRへシフトするだけで、ダイナミックレンジ自体を拡大することはできない。
以下、本実施例の受信装置を、添付図面を参照して詳述する。図5は、第1実施例の受信装置を示すブロック図であり、例えば、通信機,レーダおよびスペアナ等に適用される受信装置を、ダイオード検波器を使用したAM復調器を例として示すものである。
図5において、参照符号11,12はダイオード検波器(包絡線検波器:検波器)、2は電圧計(または、AD変換器,デジタル回路等)、3は分配回路(電力分配器,カップラ)、そして、4は平均化回路を示す。
図5に示されるように、受信装置(AM復調器)は、入力信号Sinを受け取って2つの分配信号Sin1およびSin2に分配するカップラ3、2つの検波器11,12、平均化回路4および電圧計2を含む。
カップラ3は、入力信号Sinを受け取り、所定の分配率に従って電力が異なる2つの分配信号Sin1およびSin2に分配する。
すなわち、カップラ3は、入力信号Sinを等分配(1:1)するのではなく、例えば、最大値/最小値、すなわち、Pin1/Pin2が10,100或いは1000等となるように、入力信号Sinを2つの分配信号Sin1およびSin2に分配する。
具体的に、例えば、分配率が10dBのカップラ3を使用すれば、入力電力Pinの入力信号Sinは、2つの分配信号Sin1およびSin2に分配され、分配信号Sin1の電力Pin1と分配信号Sin2の電力Pin2の比率は、10:1になる。
また、例えば、分配率が20dBのカップラ3を使用すれば、入力電力Pinの入力信号Sinは、2つの分配信号Sin1およびSin2に分配され、分配信号Sin1の電力Pin1と分配信号Sin2の電力Pin2の比率は、100:1になる。
さらに、例えば、分配率が30dBのカップラ3を使用すれば、入力電力Pinの入力信号Sinは、2つの分配信号Sin1およびSin2に分配され、分配信号Sin1の電力Pin1と分配信号Sin2の電力Pin2の比率は、1000:1になる。
このように、カップラ3で分配された2つの分配信号Sin1およびSin2は、それぞれ対応する検波器11および12に入力される。ここで、検波器11および12は、同等の回路構成で同等の特性、すなわち、同じダイナミックレンジを有する。
ここで、検波器11,12のダイナミックレンジが10dBのとき、カップラ3は、その分配率が10dBのものが適用される。また、検波器11,12のダイナミックレンジが20dBのとき、カップラ3は、その分配率が20dBのものが適用される。さらに、検波器11,12のダイナミックレンジが30dBのとき、カップラ3は、その分配率が30dBのものが適用される。
すなわち、カップラ3は、検波器11,12のダイナミックレンジとほぼ等しい分配率を有するものを適用するのが好ましい。これは、後に詳述するように、検波器11のダイナミックレンジと検波器12のダイナミックレンジを、オーバーラップする領域を低減させて拡大することができるからである。
検波器11の出力信号So1および検波器12の出力信号So2は、平均化回路4に入力され、平均化回路4において平均化処理が行われる。平均化回路4の出力信号は、電圧計2に入力され、電圧の検出が行われる。なお、電圧計2は、AD変換器やデジタル回路等であってもよい。
図6は、第2実施例の受信装置を示すブロック図である。図6と上述した図5の比較から明らかなように、第2実施例の受信装置は、カップラ3と検波器11の間に増幅器(アンプ)11aを設け、カップラ3と検波器12の間にアンプ12aを設けたものである。ここで、アンプ11aおよび12aの増幅率(利得)は、等しくなっている。
すなわち、例えば、第1実施例の受信装置では、入力信号Sinをカップラ3により2つの分配信号Sin1,Sin2に分配するため、たとえ分配信号Sin1とSin2の電力比が10:1であっても、分配信号Sin1の電力Pin1は、入力電力Pinよりは低減されている。
さらに、分配信号Sin2の電力Pin2は、入力電力Pinよりも大幅に低減されることになるため、全体としてのダイナミックレンジを適切なものとするには、アンプ11a,12aを設けるようになっている。
そこで、第2実施例の受信装置では、検波器11および12の前段にアンプ11aおよび12aを設けるようになっている。
図7は、図5に示す第1実施例の受信装置の動作を説明するための図である。ここで、図7(a)は、前述した図5に対応するものであり、図7(b)は、図7(a)に示す受信装置における検波器のダイナミックレンジ、すなわち、第1実施例の受信装置における入力電力Pinのダイナミックレンジを説明するための図である。
ここで、検波器11および12は、同等の回路構成とされ、例えば、同じ10dBのダイナミックレンジ、すなわち、入力電力Pin1およびPin1における使用可能な上限および下限の比が10:1を有するものとする。
従って、カップラ3の分配率も10dBのものが適用され、カップラ3により分配された検波器11および12の入力信号(分配信号Sin1およびSin2)の電力比、すなわち、Pin1:Pin2は、10:1になる。
このとき、図7(b)に示されるように、平均化回路4の出力SoavのダイナミックレンジDYRavは、例えば、検波器11による10dBのダイナミックレンジDYR1と検波器12による10dBのダイナミックレンジDYR2が加算されたものになる。なお、検波器12のダイナミックレンジDYR2は、例えば、前に説明した図4(b)におけるDYRRに相当する。
すなわち、受信装置のダイナミックレンジDYRavの曲線CLavは、検波器11によるDYR1の曲線CL1と検波器12によるDYR2の曲線CL2を平均化回路4で平均したものとなり、ダイナミックレンジDYRavは20dBに拡大されたことになる。
詳述すると、カップラ3の分配率が10dBのとき、入力電力Pinのほとんど(Pin1:90%)は、検波器11に入力されて検波処理され、出力信号So1が出力される。この出力信号So1による曲線CL1(DYR1)は、図2を参照して説明したのと同様のものであり、検波器11は、例えば、入力電力PinがIP0よりも小さいと検波処理を行うことができず、PinがIP1よりも大きいと飽和する。
また、入力電力Pinの一部(Pin2:10%)は、検波器12に入力されて検波処理され、出力信号So2が出力される。この出力信号So2による曲線CL2(DYR2)は、例えば、図4(b)を参照して説明したのと同様に、検波器12は、例えば、入力電力PinがIP1よりも大きくても検波処理を行うことができる。
従って、受信装置のダイナミックレンジDYRavは、検波器11および12のダイナミックレンジDYR1およびDYR2が切れ目なく繋がったものとなり、検波器11,12のダイナミックレンジ(10dB)の2倍に拡大することが可能になる。
また、例えば、検波器11および12のダイナミックレンジが20dBならば、分配率が20dBのカップラ3を適用することで、受信装置のダイナミックレンジDYRavを40dBに拡大することが可能になる。
なお、検波器11および12のダイナミックレンジが20dBで、分配率が10dBのカップラ3を適用すると、検波器11および12のダイナミックレンジが10dB分だけ重複することになるため、受信装置のダイナミックレンジDYRavは30dBになる。
ただし、検波器11および12のダイナミックレンジが20dBで、分配率が30dBのカップラ3を適用すると、検波器11および12のダイナミックレンジが連続しないことになるため、好ましくない。
このように、本実施例の受信装置によれば、内部回路のダイナミックレンジを拡大することが可能になる。ただし、本実施例の受信装置では、内部回路(検波器)のダイナミックレンジを拡大することはできるものの、例えば、検波器の感度は、平均化により多少低下する。
そのため、本実施例は、多少の感度低下があっても、入力電力のダイナミックレンジの拡大が求められる受信装置への適用が好ましい。具体的に、例えば、GHz帯を超えた周波数を利用する受信装置、特に、10GHzよりも高い周波数(キャリア周波数)を利用する受信装置への適用が好ましい。
図8は、平均化回路の一例を示すブロック図であり、図9は、図6に示す第2実施例の受信装置に対して、図8に示す平均化回路を適用したものの動作を説明するための図である。
ここで、図9(a)は、図8に示す平均化回路4を第2実施例の受信装置に適用したブロック図であり、図9(b)は、微弱信号入力時(入力電力Pinが微弱な場合)の検波器11,12の出力信号So1,So2、並びに、平均化回路4の出力信号Soavを示す図である。
また、図9(c)は、入力電力Pinが中程度の場合の出力信号So1,So2,Soavを示す図であり、図9(d)は、入力電力Pinが大きい場合の出力信号So1,So2,Soavを示す図である。なお、図9(b)〜図9(d)に示す動作は、図5に示す第1実施例の受信装置においても同様なのはいうまでもない。
図8および図9(a)に示されるように、平均化回路4は、検波器11,12の出力信号So1,So2を所定のタイミングで切り替えるスイッチ41、および、スイッチ41により切り替えた信号を受け取って処理する低域通過フィルタ42を含む。
低域通過フィルタ(ローパスフィルタ)42は、スイッチ41により所定のタイミングで切り替えた検波器11,12の出力信号So1,So2を受け取り、高域を濾波して低域を通過させる処理を行う。
ここで、スイッチ41を切り替える所定のタイミングは、例えば、入力信号Sinのキャリア信号の1周期(tin)よりも長く、しかも、検波器11,12の出力信号So1,So2の1周期(To)の半分よりも短い周期で切り替えられるようになっている。
すなわち、スイッチ41の切り替えクロックの周波数は、入力される信号に対して十分大きな(例えば、10倍程度)の周波数で切り替えるようになっている。また、ローパスフィルタ42の通過周波数は、例えば、スイッチ41の切り替えクロックの周波数を遮断できるものとする。
次に、図9(b)〜図9(d)を参照して、入力電力Pinの大きさと検波器11,12の出力信号So1,So2および平均化回路4の出力信号Soavの関係を説明する。図9(b)〜図9(d)において、参照符号SLdは、検出限界レベルを示し、SLsは、飽和レベルを示す。
また、参照符号SLo1は、検波器11の出力信号So1の検波出力レベルを示し、平均化回路4におけるスイッチ41が検波器11の出力信号So1を選択したときの検波出力レベルに対応する。
さらに、参照符号SLo2は、検波器12の出力信号So2の検波出力レベルを示し、平均化回路4におけるスイッチ41が検波器12の出力信号So2を選択したときの検波出力レベルに対応する。なお、参照符号SLoavは、平均化回路4の出力信号Soavの検波出力レベル、すなわち、検波器11および12の検波出力レベルSLo1およびSLo2を平均化したものを示す。
まず、図9(b)に示されるように、入力信号Sinが微弱な場合、検波器12には、例えば、そのダイナミックレンジよりも小さな信号が入力されることになるため、検波器12の検波出力レベルSLo2は、ほぼ検出限界レベルSLdの非常に小さなものになる。
一方、検波器11には、例えば、動作可能なレベルの信号が入力されることになるため、検波器11の検波出力レベルSLo1は、入力電力Pinに応じたものになる。従って、検波器11および12の出力信号の平均値、すなわち、平均化回路4の検波出力レベルSLoavは、入力電力Pinに応じた電圧値になる。
次に、図9(c)に示されるように、入力信号Sinが中程度の場合、検波器11および12の両方に動作可能なレベルの信号が入力されることになり、検波器11および12の検波出力レベルSLo1およびSLo2は、入力電力Pinに応じたものになる。従って、平均化回路4の検波出力レベルSLoavも、入力電力Pinに応じた電圧値になる。
さらに、図9(d)に示されるように、入力信号Sinが大きい場合、検波器11には、例えば、そのダイナミックレンジよりも大きな信号が入力されることになるため、検波器11の検波出力レベルSLo1は、ほぼ飽和レベルSLsになる。
しかしながら、検波器12はまだ飽和していないため、検波器12の検波出力レベルSLo2は、入力電力Pinに応じた電圧値になる。従って、平均化回路4の検波出力レベルSLoavも、入力電力Pinに応じた電圧値になる。
このように、本実施例の受信装置によれば、検波器11,12(内部回路)のダイナミックレンジを拡大することが可能なのが分かる。
図10は、平均化回路の他の例を示すブロック図である。図10に示されるように、平均化回路4は、差動増幅器43およびインバータ44を含む。差動増幅器43は、検波器11(第1内部回路)から出力される出力信号So1をインバータ44により反転した信号と、検波器12(第2内部回路)から出力される出力信号So2とを、差動入力端子(+,−)で受け取って差動増幅する。
すなわち、差動増幅器43は、検波器11の出力信号So1と検波器12の出力信号So2の差を取って平均化する。なお、インバータ44は、検波器12の後段に設け、検波器12の出力信号So2を反転して差動増幅器43に入力してもよいのはいうまでもない。
図11は、第3実施例の受信装置を示すブロック図であり、上述した2つの検波器11,12をN(Nは、2以上の整数)まで拡張したものである。
図11に示されるように、第3実施例の受信装置は、分配回路3、N個の検波器11〜1N、平均化回路4および電圧計(または、AD変換器,デジタル回路等)を含む。ここで、N個の検波器11〜1Nは、同等の回路構成とされ、例えば、全て同じ10dBのダイナミックレンジを有している。
分配回路3は、N−1個の分配器(電力分配器:カップラ)31〜3(N-1)を含み、各カップラ31〜3(N-1)は、例えば、それぞれ検波器11〜1Nのダイナミックレンジと同等の分配率を有している。
従って、例えば、検波器11には、入力電力Pinの90%の電力Pin1が入力され、検波器12には、残りの入力電力Pinの10%の電力Pin2が入力される。そして、検波器1Nには、入力電力Pinの(1/10)N-1の電力PinNが入力される。
このようにして、検波器11〜1Nは、それぞれ分配回路3(カップラ31〜3(N-1))により分配された対応する分配信号Sin1〜SinNを受け取って検波処理する。検波器11〜1Nの出力信号So1〜SoNは、平均化回路4に入力されて平均化処理されて出力信号Soavとして電圧計2に入力される。
ここで、平均化回路4としては、前述した図8の回路を変形して適用することができる。すなわち、スイッチ41は、N個の検波器11〜1Nの出力信号So1〜SoNを所定のタイミングで切り替え、ローパスフィルタ42は、スイッチ41により切り替えた信号を受け取り、高域を濾波して低域を通過させる処理を行う。
ここで、スイッチ41を切り替える所定のタイミングは、例えば、入力信号Sinのキャリア信号の1周期(tin)よりも長く、しかも、検波器11〜1Nの出力信号So1〜SoNの1周期(To)の1/Nよりも短い周期で切り替えられるようになっている。
なお、スイッチ41を切り替え動作は、検波器11,12,…,1Nというように、入力信号の電力の大きさに従って切り替えなくてもよい。すなわち、検波器11〜1Nの出力信号So1〜SoNの1周期(To)において、全ての検波器11〜1Nの出力信号が選択されればよく、その順番は、限定されるものではない。
なお、図10を参照して説明した差動増幅器43およびインバータ44を含む平均化回路4は、2個の検波器11,12の出力信号を平均化するのに適したものであり、N個の検波器11〜1N(Nは、3以上の整数)を使用する場合には、図8のものが好ましい。
図12は、図11に示す第3実施例の受信装置の動作を説明するための図である。図12と前述した図8(b)の比較から明らかなように、N個(例えば、Nは、3以上の整数)の検波器を用いることにより、さらにダイナミックレンジを広げることが可能になる。
ただし、入力信号Sinに含まれるノイズやカップラの特性、或いは、検波器や平均化回路の特性といった様々な要因により、適用できる検波器の数(N)は制限を受けることになるのはいうまでもない。
図13は、第4実施例の受信装置を示すブロック図である。上述した実施例では、内部回路として検波器を適用したが、第4実施例の受信装置では、内部回路として混合器(周波数混合器:ミキサ)が適用されている。図13において、参照符号51,52は、ミキサを示し、6は、局部発振器(LO:Local Oscillator:ローカルオシレータ)を示す。
図13に示されるように、例えば、入力電力Pinを有する高周波(RF)の入力信号Sinは、カップラ3により、そのカップラ3の所定の分配率に従って電力が異なる2つの分配信号Sin1およびSin2に分配され、それぞれミキサ51および52に入力される。
ミキサ51は、入力された高周波信号Sin1とローカルオシレータ6からの局発信号を混合して中間周波数(IF)の信号So1を出力する。同様に、ミキサ52は、入力された高周波信号Sin2とローカルオシレータ6からの局発信号を混合して中間周波数の信号So2を出力する。
ミキサ51および52の出力信号So1およびSo2は、平均化回路4により平均化され、平均化された出力信号Soavが出力される。ここで、ミキサ51,52にも、例えば、前述した各実施例の検波器11,12と同様に、入力信号Sin(入力電力Pin)に対するダイナミックレンジが存在するが、第4実施例のようにすることで、ダイナミックレンジを拡大させることが可能になる。
図14は、第5実施例の受信装置の動作を説明するための図であり、第5実施例の受信装置は、上述した図13に示す第4実施例の受信装置において、ミキサ51および52の前段に利得の等しいアンプ51aおよび52aを設けたものに相当する。
図14(a)は、第5実施例の受信装置のブロック図であり、図14(b)は、図14(a)に示す第5実施例の受信装置における入力電力Pinのダイナミックレンジを説明するための図である。ここで、ミキサ51および52は、同等の回路構成とされ、例えば、同じ10dBの変換損(−10dB)を有する。
図14(a)および図14(b)に示されるように、ミキサ51,52の前段には、それぞれ利得10dBのアンプ51a,52aが設けられている。なお、カップラ3の分配率は10dBとされ、分配信号Sin1の電力Pin1と分配信号Sin2の電力Pin2の比率は、10:1になる。
すなわち、アンプ51aには、入力電力Pinに対して90%の電力(Pin1)が導かれ、また、アンプ52aには、入力電力Pinに対して10%の電力(Pin2)が導かれる。ここで、アンプ51a,52aの利得は、共に10dB(10倍)で、ミキサ51,52の変換損は、共に10dBなので、入力電力Pinとミキサ出力の関係は、図14(b)のようになる。
具体的に、図14(b)の曲線CLm1に示されるように、ミキサ51によるダイナミックレンジDYRm1は、例えば、入力電力Pinが−30dBmから−5dBmまでの領域で、入力電力に応じたミキサ出力電力を出力している。すなわち、ミキサ51のダイナミックレンジDYRm1は、25dBとなっている。
また、図14(b)の曲線CLm2に示されるように、カップラ3により入力電力Pinの10%がアンプ52aを介して入力されるミキサ52は、例えば、入力電力Pinが−20dBmから5dBmまでの領域で、入力電力に応じたミキサ出力電力を出力している。すなわち、ミキサ52のダイナミックレンジDYRm2も、同じく25dBとなっている。
そして、図14(b)の曲線CLmavに示されるように、ミキサ51および52の出力信号So1およびSo2を平均化回路4で平均化した出力SoavによるダイナミックレンジDYRmavは、例えば、入力電力Pinが−27dBmから5dBmまでの領域となる。すなわち、第5実施例の受信装置により、使用可能な入力電力PinのダイナミックレンジDYRmavを32dBまで拡大することが可能なのが分かる。
図15は、分配器の一例を模式的に示す図であり、マイクロストリップ線路カプラの例を示すものである。図15において、参照符号301は誘電体基板、302は地導体、303および304はストリップ導体、そして、305はソルダレジストを示す。
図15に示されるように、誘電体基板301の表面には、一部が平行して配置されたストリップ導体303および304が形成され、誘電体基板301の裏面には、全体的に接地導体302が形成されている。
誘電体基板301の表面上に形成されたストリップ導体303および304は、例えば、それらが平行に配置される個所に対して、所定の分配率が得られるように、誘電体よりなるソルダレジスト305が形成されている。
ここで、カプラ3に対しては、例えば、ストリップ導体303の左側から入力信号Sinを入力し、そのストリップ導体303の右側から分配信号Sin1を取り出し、さらに、ストリップ導体304の右側から分配信号Sin2を取り出すようになっている。
なお、図15に示すマイクロストリップ線路カプラは、例えば、適用する周波数(入力信号Sinのキャリア周波数)がGHz帯以上の場合に好ましいものである。また、図15に示すマイクロストリップ線路カプラは、単なる一例であり、様々なものを適用することができるのはいうまでもない。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものであり、特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではない。また、明細書のそのような記載は、発明の利点および欠点を示すものでもない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに、以下の付記を開示する。
(付記1)
Nを2以上の整数として、入力信号をN個の分配信号に分配する分配回路と、
前記N個の分配信号を受け取ってそれぞれ処理するN個の内部回路と、
前記N個の内部回路からのN個の出力信号を受け取って平均化し、平均化信号を出力する平均化回路と、を有する、
ことを特徴とする受信装置。
(付記2)
前記分配回路は、それぞれが異なる電力となるように、前記入力信号を前記N個の分配信号に分配する、
ことを特徴とする付記1に記載の受信装置。
(付記3)
前記分配回路は、N−1個の分配器を含み、
前記各分配器は、それぞれ入力された被分配信号を、所定の分配率に従って電力が異なる2つの分配信号に分配する、
ことを特徴とする付記2に記載の受信装置。
(付記4)
Nが3以上の整数のとき、N−1段目の分配器は、N−2段目の分配器により分配された2つの分配信号の一方を前記被分配信号として受け取る、
ことを特徴とする付記3に記載の受信装置。
(付記5)
前記N個の内部回路は、同等の回路であり、
前記所定の分配率は、前記各内部回路のダイナミックレンジに等しい、
ことを特徴とする付記3または付記4に記載の受信装置。
(付記6)
前記各分配器は、マイクロストリップ線路分配器である、
ことを特徴とする付記3乃至付記5のいずれか1項に記載の受信装置。
(付記7)
前記平均化回路は、
前記N個の出力信号を切り替えるスイッチと、
前記スイッチにより切り替えた信号を受け取って高域を濾波して低域を通過させる低域通過フィルタと、を含む、
ことを特徴とする付記1乃至付記6のいずれか1項に記載の受信装置。
(付記8)
前記スイッチは、前記N個の出力信号における1周期の1/Nよりも短く、前記入力信号のキャリア信号の1周期よりも長いタイミングで切り替えられる、
ことを特徴とする付記7に記載の受信装置。
(付記9)
前記低域通過フィルタは、前記スイッチを切り替え制御する切り替えクロックの周波数を遮断可能である、
ことを特徴とする付記8に記載の受信装置。
(付記10)
前記N個の内部回路は、第1内部回路および第2内部回路の2つである、
ことを特徴とする付記1乃至付記9のいずれか1項に記載の受信装置。
(付記11)
前記平均化回路は、差動増幅器およびインバータを含み、
前記差動増幅器は、前記第1内部回路から出力される第1出力信号を前記インバータにより反転した信号と、前記第2内部回路から出力される第2出力信号とを、差動入力端子で受け取る、
ことを特徴とする付記10に記載の受信装置。
(付記12)
さらに、
前記N個の内部回路の前段にそれぞれ設けられたN個の増幅器を、有する、
ことを特徴とする付記1乃至付記11のいずれか1項に記載の受信装置。
(付記13)
前記各内部回路は、検波器である、
ことを特徴とする付記1乃至付記12のいずれか1項に記載の受信装置。
(付記14)
前記各内部回路は、混合器である、
ことを特徴とする付記1乃至付記12のいずれか1項に記載の受信装置。
(付記15)
前記入力信号は、10GHz以上の信号である、
ことを特徴とする付記1乃至付記14のいずれか1項に記載の受信装置。
2 電圧計(AD変換器,デジタル回路等)
3 分配回路(電力分配器,カップラ)
31〜3(N-1) 分配器(電力分配器,カップラ)
4 平均化回路
11,12,11〜1N,101 検波器(ダイオード検波器:包絡線検波器)
11a,12a,101a,101b 増幅器(アンプ)
41 スイッチ
42 低域通過フィルタ(ローパスフィルタ)
43 差動増幅器
44 インバータ
51,52 混合器(ミキサ)
100 アンテナ
101c アッテネータ(抵抗)

Claims (8)

  1. Nを2以上の整数として、入力信号をN個の分配信号に分配する分配回路と、
    前記N個の分配信号を受け取ってそれぞれ処理するN個の内部回路と、
    前記N個の内部回路からのN個の出力信号を受け取って平均化し、平均化信号を出力する平均化回路と、を有し、
    前記分配回路は、前記入力信号を、前記各内部回路のダイナミックレンジと等しい分配率で前記N個の分配信号に分配する、
    ことを特徴とする受信装置。
  2. 前記分配回路は、それぞれが異なる電力となるように、前記入力信号を前記N個の分配信号に分配する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記分配回路は、N−1個の分配器を含み、
    前記各分配器は、それぞれ入力された被分配信号を、前記分配率に従って電力が異なる2つの分配信号に分配する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記N個の内部回路は、同等の回路である、
    ことを特徴とする請求項3に記載の受信装置。
  5. 前記平均化回路は、
    前記N個の出力信号を切り替えるスイッチと、
    前記スイッチにより切り替えた信号を受け取って高域を濾波して低域を通過させる低域通過フィルタと、を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の受信装置。
  6. 前記スイッチは、前記N個の出力信号における1周期の1/Nよりも短く、前記入力信号のキャリア信号の1周期よりも長いタイミングで切り替えられる、
    ことを特徴とする請求項5に記載の受信装置。
  7. 前記N個の内部回路は、第1内部回路および第2内部回路の2つである、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の受信装置。
  8. 前記平均化回路は、差動増幅器およびインバータを含み、
    前記差動増幅器は、前記第1内部回路から出力される第1出力信号を前記インバータにより反転した信号と、前記第2内部回路から出力される第2出力信号とを、差動入力端子で受け取る、
    ことを特徴とする請求項7に記載の受信装置。
JP2013040621A 2013-03-01 2013-03-01 受信装置 Active JP6175805B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013040621A JP6175805B2 (ja) 2013-03-01 2013-03-01 受信装置
EP14152448.8A EP2773038B1 (en) 2013-03-01 2014-01-24 Receiving device
US14/164,390 US9490748B2 (en) 2013-03-01 2014-01-27 Receiving device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013040621A JP6175805B2 (ja) 2013-03-01 2013-03-01 受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014171006A JP2014171006A (ja) 2014-09-18
JP6175805B2 true JP6175805B2 (ja) 2017-08-09

Family

ID=50002551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013040621A Active JP6175805B2 (ja) 2013-03-01 2013-03-01 受信装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9490748B2 (ja)
EP (1) EP2773038B1 (ja)
JP (1) JP6175805B2 (ja)

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59133749A (ja) * 1983-01-21 1984-08-01 Fujitsu Ltd 無線通信システム
JPS61207128A (ja) * 1985-03-07 1986-09-13 三菱電機株式会社 反限時継電器
JPS62164410U (ja) 1986-04-08 1987-10-19
JPH0278306A (ja) 1988-09-14 1990-03-19 Nec Corp 位相検波回路
JPH03125506A (ja) * 1989-10-11 1991-05-28 Furuno Electric Co Ltd 検波回路のダイナミックレンジ拡大装置
JPH05114294A (ja) * 1991-10-22 1993-05-07 Mitsubishi Electric Corp シナプス表現回路および半導体神経回路網装置
JP3828879B2 (ja) * 2003-05-23 2006-10-04 松下電器産業株式会社 検波回路
KR100605587B1 (ko) * 2005-03-31 2006-07-28 주식회사 하이닉스반도체 내부적으로 출력 드라이버의 구동력을 조절할 수 있는반도체메모리소자
KR20070024342A (ko) * 2005-08-25 2007-03-02 엘지.필립스 엘시디 주식회사 데이터전압 생성회로 및 생성방법
JP2007235804A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 受信電界強度検出回路及び受信電界強度検出方法
JP4821639B2 (ja) 2007-02-09 2011-11-24 富士通株式会社 振幅検出装置
US7760013B2 (en) * 2008-02-06 2010-07-20 Analog Devices, Inc. Transadmittance and filter having a gain function
US7619468B1 (en) * 2008-09-30 2009-11-17 Nortel Networks Limited Doherty amplifier with drain bias supply modulation
WO2011161858A1 (ja) * 2010-06-22 2011-12-29 日本電気株式会社 電力検出回路
JP2012227809A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Nec Corp 検波回路および検波方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20140247083A1 (en) 2014-09-04
EP2773038A1 (en) 2014-09-03
US9490748B2 (en) 2016-11-08
EP2773038B1 (en) 2017-09-13
JP2014171006A (ja) 2014-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104092471B (zh) 一种高动态高增益宽带接收机
US10425071B2 (en) Fast settling peak detector
US11662424B2 (en) Radar apparatus and leakage correction method
US6356746B1 (en) Direct converting receiver
US11711106B2 (en) Multi-channel receiver and multi-channel reception method
US9184718B2 (en) Gain control circuit, communication device, electronic appliance, and gain control method
CN101083481B (zh) 双重本地振荡混合器及无线系统
CN100594665C (zh) 混频器电路
JP6175805B2 (ja) 受信装置
CN102684609B (zh) 具有宽动态范围和低功耗的接收器
US9673769B2 (en) Variable gain circuit and tuner system provided with same
Hannachi et al. V-band six-port quadrature demodulator: Error Vector Magnitude analysis
US20120139609A1 (en) Integrator
CN110011680B (zh) 一种射频通信模组及其模拟消噪电路
WO2017022122A1 (ja) 受信機
JP2005072735A (ja) 受信装置
Ferschischi et al. 20-Gb/s 60-GHz OOK receiver for high-data-rate short-range wireless communications
US6642783B2 (en) Amplification device with optimized linearity
JP3911150B2 (ja) Fm受信機
Schweiger et al. Passive mixer with OPA filter for DVB-H front-end in 65 nm digital CMOS technology
Moon et al. CMOS four-port direct conversion receiver for BPSK demodulation
JP2007158759A (ja) 無線通信装置
JP2010004286A (ja) 高周波受信装置、放送受信機、および高周波受信装置の利得制御方法
CN104065428B (zh) 信号幅度检测器及包括该信号幅度检测器的无线接收机
JP2020014167A (ja) 受信装置および受信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160722

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170329

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170626

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6175805

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150