JP6175746B2 - フレキシブル配線 - Google Patents

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この発明は、スイング時の動的挙動を計測するためにゴルフクラブのシャフトなどの棒状物に取り付けられた複数のセンサを信号処理装置に接続するフレキシブル配線に関する。
特許文献1には、ゴルフクラブのシャフトに取り付けられた複数の歪みゲージを動的歪み計に接続し、スイング時のシャフトの動的挙動(撓りの時間変化)を計測する技術が開示されている。図5(a)および図5(b)は、複数の歪みゲージと動的歪み計の接続に用いられるフレキシブル配線の一例を示す図である。フレキシブル配線とは、ポリエチレンテレフタラート(以下、PET)などの可撓性を有する素材からなる紐状の基板に、歪みゲージなどのセンサを接続するための複数のパッドとそれらパッドを動的ひずみ計などの信号処理装置へ接続するための信号線とを設けたものである。図5(a)は、8組のパッド対を有する16線のフレキシブル配線の一例を示す図である。ここで、パッド対とは、同一のセンサに接続される一対のパッド(すなわち、2個のパッド)のことを言う。パッド対に接続されたセンサの出力信号は、そのパッド対を構成する各パッドに接続された信号線を介して信号処理装置へ伝送される。図5(a)に示すフレキシブル配線では、基板の短手方向の側部から外側に向って張り出した4箇所の接続パッド部100Aの各々にパッド対が2個ずつ設けられている。図5(b)は、10組のパッド対を有する20線のフレキシブル配線の一例を示す図であり、図5(b)に示す例では、基板の短手方向の両方の側部から外側に向って張り出した5箇所の接続パッド部100Bの各々にパッド対が2個ずつ設けられている。
特開2003−102886号公報
図5(a)或いは図5(b)に示すフレキシブル配線では、長尺方向に一定の間隔を開けて接続パッド部が設けられているため、棒状物に対するセンサの取り付け位置の変更に柔軟に対応することができないといった問題がある。例えば、図6(a)に示すようにセンサの取り付け位置X1〜X6、Y5およびY6を定め(Xn(n=1〜6)はスイング方向の面におけるセンサ取り付け位置、Ym(m=5,6)はスイング法線方向の面におけるセンサ取り付け位置)、これに適合するように接続パッド部を設けたフレキシブル配線を作成したとする。なお、スイング法線方向とは、スイングの際にゴルフクラブのヘッドが描く軌道を含む面の法線の方向をいう。このようにフレキシブル配線を作成した後、図6(b)におけるX1〜X3、X5、X6およびY4〜Y6にセンサ取り付け位置が変更されると、変更後のセンサ取り付け位置に合わせてフレキシブル配線を再度作り直さなければならない。また、動的挙動の計測対象となる棒状物にテーパがつけられている(すなわち、一方の端部から他方の端部に向うに連れて径が細くなるように形成されている)場合には以下の問題が生じる。すなわち、スイングの際の応力の偏在に起因する破断を避けるために、図6(c)に示すように、螺旋状に巻きつけるようにフレキシブル配線を装着すると、一方の端部側(例えば、図6(c)のグリップ側)ではセンサ取り付け位置と接続パッド部の位置とが正しく対応していたとしても、他方の端部側(図6(c)のヘッド側)では接続パッド部とセンサ取り付け位置とに微妙なずれが生じる場合がある。
また、図5(a)或いは図5(b)に示す従来のフレキシブル配線には、以下に説明するように、生産性が低いといった問題もある。フレキシブル配線の生産方法の一例としては、薄い板状のPET基板にパッドおよび信号線を形成した後にカッターなどを用いて手作業により紐状に切り出すことが挙げられる。切り出し対象のフレキシブル配線の形状が、図5(a)や図5(b)に示すように、外側に向って張り出した接続パッド部を有するといった複雑な形状であると、切り出しに手間がかかってしまう。また、接続パッド部を誤って切断したり、切り出しの際に配線にダメージを与えるなどして使い物にならなくなることもある。これが、図5(a)或いは図5(b)に示す従来のフレキシブル配線の生産性が低い理由である。
本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、動的挙動の計測対象となる棒状物に装着される複数のセンサを信号処理装置に接続するためのフレキシブル配線として、生産性が高く、かつ、多様なセンサ取り付け位置に対応することが可能なフレキシブル配線を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、センサに接続される複数のパッドからなるパッド群であって、信号線を共有するパッド群を、可撓性を有する紐状の基板の長尺方向に複数配列したことを特徴とするフレキシブル配線、を提供する。ここで、パッド群とは、同一のセンサに接続される複数のパッドのことをいう。2個のパッドにより構成されるパッド群は、上記従来技術の説明における「パッド対」に対応する(本発明の実施形態の説明においても同様)。本発明のフレキシブル配線ではセンサを接続するためのパッド群が基板の長尺方向に並べて配列されているため、様々なセンサ取り付け位置に対応することができる。なお、パッド群の具体的な配列態様としては、パッド群を構成する各パッドが長尺方向に並ぶように各パッド群を基板の長尺方向に配列する態様や、パッド群を構成するパッドを基板の幅方向に並べて各パッド群を基板の長尺方向に配列する態様が考えられる。また、本発明のフレキシブル配線では、各パッド群が基板の長尺方向に配列されているため、基板の短手方向の側部に外側に張り出す接続パッド部を設ける必要はなく、基板の短手方向の側部を平坦にすることができる。基板の短手方向の側部が平坦になれば、パッド群および信号線を形成した板状の基板からカッターなどを用いた手作業によりフレキシブル配線を切り出す際のカッティングラインが直線になり、フレキシブル配線の生産性が向上する。
より好ましい態様としては、複数のパッド群は信号線を共有するパッド群同士でグループ分けされており、パッド群を構成するパッドの配置をグループ毎に異ならせる態様が考えられる。例えば、パッド群を構成するパッドを基板の幅方向(すなわち、基板の短手方向)に並べて配列する態様を採用する場合には、信号線を共有する各パッド群では幅方向の両端に位置するパッドの間隔(すなわち、パッド群が2個のパッドにより構成されている場合には、これら2個のパッドの幅方向の間隔)を同じにする一方、信号線を共有しないパッド群同士では当該間隔を異ならせるのである。また、あるグループに属するパッド群では、パッド群を構成するパッドを基板の長尺方向に配列し、他のグループに属するパッド群では、パッド群を構成するパッドを基板の短手方向に配列する、といった態様も考えられる。このように、フレキシブル配線に含まれている複数のパッド群を信号線を共有するもの同士でグループ分けしておき、さらに、パッド群を構成するパッドの配置をグループ毎に異ならせるようにすれば、各パッド群の属するグループをパッドの配置態様を指標として識別することが可能になり、同じグループに属する複数のパッド群が互いに異なるセンサの接続に用いられるといった誤用を防止することができる。
本発明の第1実施形態のフレキシブル配線1Aの一部を拡大した図である。 本発明の第2実施形態のフレキシブル配線1Bの一部を拡大した図である。 本発明の変形例のフレキシブル配線1Cの一部を拡大した図である。 本発明の変形例のフレキシブル配線1Dの一部を拡大した図である。 従来のフレキシブル配線の外観を示す図である。 従来のフレキシブル配線の問題点を説明するための図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
(A:第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態のフレキシブル配線1Aの一部を拡大した図である。
このフレキシブル配線1Aは、図5(a)或いは図5(b)に示す従来のフレキシブル配線と同様に、例えばゴルフクラブのシャフトのような棒状物の動的挙動を計測するために当該棒状物に装着される複数のセンサ(例えば歪ゲージ)と動的ひずみ計などの信号処理装置との接続に用いられる。このフレキシブル配線1Aは、上記従来のフレキシブル配線と同様に、PETなどの可撓性を有する素材により形成された紐状の基板20と、複数のパッド対と、各パッド対に接続された信号線とを有する。
図1に示すフレキシブル配線1Aでは、パッド10A1およびパッド10A5は信号線SA2に接続されており、パッド10A3およびパッド10A7は信号線SA3に、パッド10A2およびパッド10A6は信号線SA4に接続されている。図1に示すように、本実施形態では、信号線を共有する複数のパッドを基板20の長尺方向(図1では、X方向)に並べて配列した点に特徴がある。また、図1において符号PGはセンサに基準電位(本実施形態では、接地電位)を与えるためのパッドを示す。パッドPGは接地電位の与えられる接地線SGに接続されている。
動的挙動の計測対象となる棒状物に装着されたセンサを、フレキシブル配線1Aを用いて信号処理装置に接続する際には、パッド10A2とパッド10A3からなるパッド対、パッド10A4とパッド10A5からなるパッド対、パッドA6およびパッドA7からなるパッド対のうちの何れかのパッド対に接続するようにすれば良い。つまり、本実施形態のフレキシブル配線1Aでは、図1に示すように、動的挙動の計測対象となる棒状物に装着されるセンサを接続するためのパッド対(図1では各センサ対を点線で囲って明示)が基板20の長尺方向に並べて複数配列されており(すなわち、複数のパッド対が基板20の長尺方向に均等に分布しており)、かつ、各パッド対を構成するパッドも長尺方向に並べて配列されているのである。
このように、本実施形態のフレキシブル配線1Aによれば、基板20の長尺方向に均等に分布した複数のパッド対の何れかを選択してセンサを接続することができるため、図6(a)に示すセンサ取り付け位置が図6(b)に示すセンサ取り付け位置に変更された場合や、図6(c)に示すようにテーパの付けられた棒状物に螺旋状に巻きつけつつセンサの接続を行う場合であっても、パッド対の選択により柔軟に対処することができる。また、図1にて一点鎖線で示すカッティングラインに沿って切断することでフレキシブル配線1Aの長さを調整しつつ使用することもできる。
加えて、本実施形態のフレキシブル配線1Aでは、センサを接続するためのパッド対が基板20の長尺方向に並べて配列されており、かつ各パッド対を構成するパッドも長尺方向に並べて配列されているため、図5(a)や図5(b)に示す従来のフレキシブル配線のように基板20の短手方向の側部に外側に張り出す接続パッド部を設ける必要はない。このため、本実施形態のフレキシブル配線1Aでは、基板20の短手方向の側部は平坦になり、パッド対および信号線の形成された板状のPET基板から当該フレキシブル配線1Aを切り出す際のカッティングラインは直線になる。カッティングラインが直線になるため、本実施形態のフレキシブル配線1Aをカッターを用いて切り出す際の手間は、従来に比較して軽減される。また、カッティングラインが直線であるため、カッティングミスの発生頻度も従来に比較して低下すると考えられる。つまり、本実施形態によれば、フレキシブル配線を製造する際の生産性を向上させることができる。
このように、本実施形態によれば、棒状物に装着される複数のセンサを信号処理に接続するためのフレキシブル配線として、生産性が高く、かつ、様々なセンサ取り付け位置に対応することが可能なフレキシブル配線を提供することができる。
(B:第2実施形態)
図2は、本発明の第2実施形態のフレキシブル配線1Bの一部を拡大した図である。
このフレキシブル配線1Bも、第1実施形態のフレキシブル配線1Aと同様に、例えばゴルフクラブのシャフトのような棒状物の動的挙動を計測するために当該棒状物に装着される複数のセンサを信号処理装置に接続するためのものである。このフレキシブル配線1Bも、図5(a)または図5(b)に示す従来のフレキシブル配線或いは第1実施形態のフレキシブル配線1Aと同様に、PETなどの可撓性を有する素材により形成された紐状の基板20と、複数のパッド対と、各パッド対に接続された信号線とを有する。
図2に示すフレキシブル配線1Bにおいても、第1実施形態のフレキシブル配線1Aと同様に、信号線を共有する複数のパッドが基板20の長尺方向(図2では、X方向)に並べて配列されている。具体的には、パッド10B1とパッド10B7は信号線SA1に、パッド10B3とパッド10B9は信号線SA2に、パッド10B5とパッド10B11は信号線SA3に、パッド10B6とパッド10B12は信号線SA4に、パッド10B4とパッド10B10は信号線SA5に、パッド10B2とパッド10B8は信号線SA6に、各々接続されている。
本実施形態のフレキシブル配線1Bが、第1実施形態のフレキシブル配線1Aと異なっているのは、パッド対を構成する2つのパッドを基板20の幅方向(図2では、Y方向)に並べて配列した点である。図2に示す例では、パッド10B2k−1とパッド10B2k(k=1〜10)とがパッド対を構成する。
また、図2に示すフレキシブル配線1Bでは、信号線を共有するパッド対同士では幅方向のパッド間隔が同じになっており、信号線を共有しないパッド対の幅方向のパッド間隔は互いに異なっている。具体的には、図2に示す例では、パッド10B1とパッド10B2とからなるパッド対の幅方向のパッド間隔は、パッド10B7とパッド10B8とからなるパッド対の幅方向のパッド間隔と同じである。同様に、パッド10B3とパッド10B4とからなるパッド対の幅方向のパッド間隔は、パッド10B9とパッド10B10とからなるパッド対の幅方向のパッド間隔と同じである。そして、パッド10B5とパッド10B6とからなるパッド対の幅方向のパッド間隔は、パッド10B11とパッド10B12とからなるパッド対の幅方向のパッド間隔と同じである。つまり、本実施形態のフレキシブル配線1Bでは、基板20に設けられている各パッド対は信号線を共有するもの同士でグループ分けされており、グループ毎に幅方向のパッド間隔が異なっているのである。このように、基板20に設けられている各パッド対を信号線を共有するもの同士でグループ分けし、グループ毎に幅方向のパッド間隔を異ならせた理由は以下の通りである。
図2に示すフレキシブル配線1Bにおいて、同じグループに属する複数のパッド対は、信号線を共有しているのであるから、1つのグループに属している複数のパッド対のうちセンサの接続に使用できるのは何れか1つである。例えば、パッド10B1とパッド10B2とからなるパッド対をセンサの接続に用いた場合には、パッド10B7とパッド10B8とからなるパッド対を他のセンサの接続に用いることはできない。基板20に設けられている各パッド対を信号線を共有するもの同士でグループ分けし、グループ毎に幅方向のパッド間隔を異ならせたのは、パッド間隔に基づいて各パッド対の属するグループを識別できるようにし、1つのグループから複数のパッド対が選択されて各々センサの接続に使用されるといった誤用を防止するためである。
図2を参照すれば明らかなように、本実施形態のフレキシブル配線1Bにおいても、基板の短手方向の側部に外側に向って張り出した接続パッド部を設ける必要はなく、当該フレキシブル配線1Bを板状のPET基板から切り出す際のカッティングラインは直線になる。したがって、図5(a)や図5(b)に示す従来のフレキシブル配線に比較して生産性が向上する。また、本実施形態のフレキシブル配線1Bにおいても、複数のパッド対が基板20の長尺方向に均等に分布していることは第1実施形態のフレキシブル配線1Aと同様である。したがって、本実施形態によっても、図6(a)に示すセンサ取り付け位置が図6(b)に示すセンサ取り付け位置に変更された場合や、図6(c)に示すようにテーパの付けられた棒状物に螺旋状に巻きつけつつセンサの接続を行う場合であっても、パッド対の選択により柔軟に対処することができる。また、図2にて一点鎖線で示すカッティングラインに沿って切断することでフレキシブル配線1Bの長さを調整しつつ使用しても良いことは、前述した第1実施形態と同様である。
このように、本実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様に、棒状物に装着される複数のセンサを結線するためのフレキシブル配線として、生産性が高く、かつ、様々なセンサ取り付け位置に対応することが可能なフレキシブル配線を提供することができる。
(C:変形)
以上本発明の第1および第2実施形態について説明したが、これら実施形態に以下の変形を加えても勿論良い。
(1)本発明のフレキシブル配線の用途は、試し打ち用ゴルフクラブのシャフトに装着されるセンサの結線に限定される訳ではない。例えば、魚の引きに応じた撓りを計測するために釣竿に装着される複数のセンサと信号処理装置との接続に適用しても良い。要は、棒状物の動的挙動を計測するために当該棒状物に装着される複数のセンサと信号処理装置とを接続するフレキシブル配線であれば、その棒状物の種類やその棒状物に装着されるセンサの種類、或いはそれらセンサの出力信号を処理する信号処理装置の種類によらず、本発明を適用することができる。
(2)図1および図2に示したフレキシブル配線の基板20の幅は一定であったが、長尺方向の一端から他端に向かうに連れて幅が狭くなるようなテーパを付けても良い。基板20にテーパが付けられていると、ゴルフクラブのシャフトのようにテーパの付けられた棒状物への螺旋状の巻きつけ(図6(c)参照)がしやすくなるからである。このように、基板20にテーパをつけた場合であっても、基板20の短手方向の側部が平坦である限り、板状の基板から切り出す際のカッティングラインは直線になり、生産性を高く保つことができる。
図2に示すフレキシブル配線1Bの基板20にテーパをつけると、幅方向のパッド対の間隔を各パッド対の属するグループの識別に用いることができなくなる場合がある。同一のグループに属するパッド対であっても、上記他端側に配置されるものほどパッド間隔を狭くする必要がある場合があるからである。このため、図2に示すフレキシブル配線1Bにおいて基板20にテーパをつける場合には、グループ毎に色彩や形状の異なるマークをパッド近傍に付与して各パッド対の属するグループを明示するようにしても良い。
(3)上記第1および第2実施形態では、各々にセンサを接続するための複数のパッド対であって、信号線を共有する複数のパッド対を、可撓性を有する紐状の基板の長尺方向に配列してフレキシブル配線を構成した。しかし、1つのセンサに接続されるパッドの数を3個以上にしても良い。すなわち、1つのセンサに接続される複数のパッドを各々が含む複数のパッド群であって、信号線を共有する複数のパッド群を、可撓性を有する紐状の基板の長尺方向に配列してフレキシブル配線を構成しても良い。
図3は、3個のパッドよりなるパッド群を有するフレキシブル配線1Cの構成例を示す図である。図3では、1つのセンサに接続されるパッド群が点線で囲われている。図3に示すように、このフレキシブル配線1Cでは、信号線SAn(n=1〜9)の各々にはパッド10Cnが接続されており、パッド10C1、10C4および10C5によって第1のパッド群が、パッド10C2、10C6および10C7によって第2のパッド群が、パッド10C3、10C8および10C9によって第3のパッド群が各々構成されている。
図4は、4個のパッドよりなるパッド群を有するフレキシブル配線1Dの構成例を示す図である。図4においても、1つのセンサに接続されるパッド群が点線で囲われている。図4に示すように、このフレキシブル配線1Dでは、信号線SAn(n=1〜12)の各々にはパッド10Dnが接続されており、パッド10D1、10D2、10D11および10D12によって第1のパッド群が、パッド10D3、10D4、10D9および10D10によって第2のパッド群が、パッド10D5、10D6、10D7および10D8によって第3のパッド群が各々構成されている。
図3および図4に示すように、パッド群を3個以上のパッドにより構成するようにすれば、同一のセンサから3本以上の信号線によって信号を引き出すことができ、より高精度な測定をすることが可能になる。なお、図3に示すフレキシブル配線1Cおよび図4に示すフレキシブル配線1Dの各々において、図2に示すフレキシブル配線1Bと同様に、パッド群を形成する各パッドを基板20の幅方向に一列に並べても勿論良いが、隣接するパッド間の短絡が発生しないようにするという観点から見ると、図3或いは図4に示す配置態様のほうが好ましい。
(4)上記第2実施形態では、パッド群(パッド対)を構成する各パッドを基板20の幅方向に並べ、かつ幅方向のパッドの配置間隔をグループ毎に異ならせることで、各パッド群の属するグループを明示した。しかし、各パッド群の属するグループの明示の仕方はこれに限定される訳ではなく、図3或いは図4に示す態様であっても良い。要は、フレキシブル配線の長尺方向に配列されている各パッド群を信号線を共有するもの同士でグループ分けしておくとともに、パッド群を構成するパッドの配置をグループ毎に異らせておけば良い。例えば、あるグループに属するパッド群については、図1に示すようにパッド群を構成するパッドを基板20の長尺方向に並べ、他のグループに属するパッド群については、図2に示すようにパッド群を構成するパッドを基板20の短手方向に並べる、といった態様でも良い。このように、パッド群を構成するパッドの配置をグループ毎に異らせておけば、パッドの配置に基づいてパッド群の属するグループを識別することが可能になるからである。
また、1つのパッド群と接続されるセンサは1つに限らず、2つ以上であっても良い。例えば、シャフトの長尺方向における同一位置にX方向、Y方向の各々の動的挙動を検出する2つのセンサが配置されている場合、1つのパッド群が当該2つのセンサと接続されれば、1つのパッド群を構成するパッドから2つ(複数)のセンサから信号を伝達することができる。
1A,1B…フレキシブル配線、10Ak(k=1〜7,10Bj(j=1〜12),PG…パッド、SAn(n=1〜6)…信号線、SG…接地線、20…基板。

Claims (2)

  1. 互いに異なる信号線に接続されたパッドよりなるパッド対を複数有し、複数の前記パッド対を構成する各パッドは信号線を共有するパッド群にグループ分けされており、
    信号線を共有するパッド群は、可撓性を有する紐状の基板の長手方向に配列さており、前記パッド対を構成する各パッドも前記可撓性を有する紐状の基板の長手方向に配列されており、
    前記基板には、各パッドの近傍にパッドの属するグループを明示するマークが付与されている
    ことを特徴とするフレキシブル配線。
  2. 前記基板の短手方向の側部が平坦になっていることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル配線。
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