JP4404304B2 - 釣竿の調子の表示方法 - Google Patents

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本発明は、釣竿の調子を明確に把握したり評価することを可能にする釣竿の調子判定方法によって得られた結果を視覚的に表示させる釣竿の調子の表示方法に関する。
一般的に、釣竿の調子、いわゆる釣竿全体のたわみ状態は、釣竿を実際に購入するユーザにとっては、重要な判断要素の一つとなっている。例えば、先調子と称される釣竿は、穂先側がたわむことから、竿先の微妙な動きを検知することができ、魚の当たりが取り易く、合わせのタイミングを計り易い等の利点が得られる釣竿と考えられている。また、胴調子と称される釣竿は、手元側がたわむことから、針にかかった魚が暴れることによる振動を効果的に吸収することができ、口切れの多い魚を釣るとき等に有効な釣竿と考えられている。
従来、このような調子を判定する方法として、その釣竿に設定されている標準の負荷を穂先に垂らした際、釣竿がどの辺りから曲がるかを表すことが行なわれている。例えば、20号の負荷に設定されている釣竿において、20号の錘を垂らして所定の角度で支持した場合に、たわみ状況を見て最も頂点となっている位置が先端から2割程度であれば8:2調子の釣竿、3割程度であれば7:3調子の釣竿のように表示させている。あるいは、釣竿の基端部を所定の角度で支持し、その状態で穂先に所定の重量の錘を垂らした際の、釣竿全体のたわみ状態を曲線としてそのまま視覚的に表示させることも行なわれている。そして、このような表示は、釣竿のパッケージやカタログ等に記載されている。
しかしながら、上記したような従来の釣竿の判定方法では、例えばユーザが釣竿を購入するに際しては、概略的な基準にしかならず、感覚に頼らざるを得ない。すなわち、8:2調子の釣竿、7:3調子の釣竿…という表現、あるいは穂先に所定の重量の錘を垂らした際の釣竿全体のたわみ状態をそのまま視覚的に表示させる方法によれば、釣竿を購入するユーザにとっては、先調子か胴調子かを感覚的に把握はできるものの、その釣竿特有の厳密な調子までを把握することは困難である。例えば、同様な調子表示(例えば8:2調子)をしていても、実釣時に両釣竿を比較すると両釣竿のたわみ具合が異なっていたり、或いは、購入した釣竿が想像していたたわみ状態ではないことが生じる。
また、実際の釣竿では、魚種、魚の動き、それに伴う操作方法などによって、様々な負荷が作用することとなるが、このような状況では、当然に釣竿のたわみ状態も異なってくる。上記した従来の表示方法では、このような状況下での正確な釣竿のたわみ状態を明確に把握したり、感覚的に予測することはできない。
本発明は、上記した問題に基づいてなされたものであり、釣竿の調子を正確に視覚的に把握することを可能にする釣竿の調子の表示方法を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の釣竿の調子を表示する方法は、請求項1にあるように、複数の竿管を継合した状態の釣竿の調子を表示する方法であって、釣竿の元部を支持し、先端部に異なる負荷を掛け、それぞれの負荷毎の曲率分布を計測手段によって、又は釣竿を形成する材料及びその配置態様から計算によって求め、前記竿管同士の継合部分における曲率分布を含んだ状態で釣竿の長さ位置に対応する曲率をグラフ化してそれぞれの負荷毎の曲率分布曲線として表示すると共に、各曲率分布曲線の最大曲率位置にマーキングを付与したことを特徴とする。
このような曲率分布曲線は、釣竿の各位置における曲率を、連続した曲線(グラフ)として表示するものであることから、釣竿全体を見て、屈曲し易い位置と屈曲し難い位置を長さ方向で把握することができ、かつ、その曲線の最大位置(横軸に釣竿の長さ方向を表示するグラフとした場合では、最も高くなる位置)が、その釣竿の最も屈曲する軸方向位置として把握することが可能となる。
そして、そのような異なる負荷毎の曲率分布曲線の最大曲率位置にマーキング(視覚的に直ちに把握できる手段)を付与しておくことで、具体的な最大屈曲ポイントを容易に把握したり、視覚上、その位置を明確に表示することが可能となり、例えば、ユーザが釣竿を購入する上で、その釣竿の調子の特性を明確に表示させることができる。
また、このような構成では、請求項2にあるように、異なる負荷を掛けた際の釣竿の長さ位置に対応するたわみ状態を示すたわみ曲線を、曲率分布曲線と共に併記し、たわみ曲線の最大曲率位置にマーキングを付与しておくことが好ましい。
このように釣竿のたわみ状態を示すたわみ曲線を併記し、かつそのたわみ曲線に、最大曲率位置を示すマーキングを付与しておくことで、長さ方向でのたわみ状態と共に曲率分布の変化を視覚的に同時に把握でき、更に、その釣竿の具体的な長さに対する最大曲率位置を明確に把握することが容易となる。
本発明の釣竿の調子の表示方法によれば、今までの釣竿の調子の表示方法と比較して、より正確な調子を把握することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について具体的に説明する。
最初に、釣竿の曲率分布曲線、及び最大曲率位置を求める具体的な方法例について説明する。
[計測手段によって求める方法]
ここでの計測手段とは、釣竿を片持ち状態で支持して穂先先端に負荷を加えた際のたわみ状態の変化を測定できる装置が該当し、測定装置によって得られる測定結果から、釣竿のたわみ曲線や、曲率分布曲線を求める方法である。
図1に示すように、測定対象となる釣竿50を任意の角度θで固定部1によって固定し、穂先先端に糸3を取り付け、糸巻き取り部5で糸を巻き取ることにより、所定の荷重(張力S)を発生させる。なお、この荷重は、ロードセル7によって測定し、同一の荷重を付与して測定したり、1つの釣竿で複数の荷重を付与して測定を行なう。このように穂先先端に荷重が加わることで、釣竿50にはたわみが生じる。この場合、釣竿の元部(固定部1)の支持は、同種の釣竿(比較する釣竿)であれば同じ条件で支持することが精度向上につながる。通常は、図に示すように、握り部分の前後位置、又は、釣竿操作時の握り位置を支持することで、使用実態との一致が図れることから好ましい支持条件となる。
一方、釣竿50の外周部には、釣竿の外径を測定できるレーザスキャン装置10(例えば、ミツトヨ社製のレーザスキャンマイクロメータ(LSM−500Hシリーズ)を用いる)が、X軸方向、及びY軸方向それぞれに、図示しない駆動部によって移動可能となるように装着される。レーザスキャン装置10の測定部は、発光部及び受光部が対峙するように構成されており、その測定領域に釣竿が挟み込まれるようにして、スキャニングが行なわれる。
上記したように支持された釣竿にレーザスキャン装置10を装着し、計測を行なうことで、たわみ曲線、曲率分布曲線は、以下のようにして求められる。
図1及び図2において、点Pは、釣竿の中立軸上の点を示しており、この位置におけるXp、及びYpを測定によって求める。図において点Tは、レーザスキャン装置10の固定部の基準点(回転の中心)、ξ軸は、レーザスキャン装置上の軸、ξA、ξBは、各測定データ、点Mは、レーザスキャン装置の基準点、TM(図に示す点Tと点M間の長さ;以下の式中ではバーが付されている)は、点Tと点Mのオフセット値でレーザスキャン装置の組み付け位置によって特定される。
ここで、Xp、及びYpは、レーザスキャン装置の測定データ、すなわち点Tにおける位置座標(XT,YT)、及び出力データ(ξA,ξB)、並びにレーザスキャン装置を回転駆動した際の固定部Tにおける回転角δを測定して、以下の式(1)を用いて導出される。
式1
Figure 0004404304
この場合、点Pの測定を、X=0〜荷重負荷点Xwまで行なうことによって、釣竿の長さ方向に亘るたわみデータを得ることができる。
そして、前記レーザスキャン装置の測定データ、及び上記式において、測定した各点(の近傍)におけるたわみの近似曲線Y(X)を最小二乗法によって求めることにより、その釣竿のたわみ曲線を導出することが可能となる。また、各点の近傍における曲率分布1/ρ(X)は、最小二乗法によって得られた近似曲線Y(X)を基に、以下の式によって求められる。
式2
Figure 0004404304
そして、上記した曲率分布の計算を、X=0〜荷重付加点Xwまで行なうことによってその釣竿の長さ方向に亘る曲率分布曲線、及び最大荷重位置を得ることが可能となる。
[計算によって求める方法]
釣竿を、合成樹脂を含浸した繊維強化シート(プリプレグシート)を複数層巻回することで形成する場合、たわみ曲線、及び曲率分布曲線を計算によって求めることが可能である。
具体的には、プリプレグシートを巻層することでN層からなる管状体において、k層部分における弾性率をEk、k層部分における外半径をRk、管状体の(等価)曲げ剛性をEIとした場合、EIは、次式によって求められる。
式3
Figure 0004404304
そして、一般的に、梁のたわみ曲線Y(x)は次式の微分方程式を解くことによって求めることができ、曲率(1/ρ)は、1/ρ=M/EIの関係があるため、次式の解を基にして曲率分布曲線や最大曲率位置を求めることが可能となる。
式4
Figure 0004404304
次に、上記した測定方法によって得られる測定結果(曲率分布曲線、たわみ曲線)を、視覚的に表示させる具体的な表示方法について説明する。
図3で示す表示方法において、上段は、横軸に釣竿の長さ(単位はmm)、縦軸に曲率(曲率半径の逆数;単位1/mm)を取ったものであり、ここに比較用として測定された2つの釣竿R1,R2の曲率分布曲線を表示したものである(なお、表中、縦軸の「3.0E−03」、「5.0E−04」は、それぞれ「3.0×10-3」、「5.0×10-4」を示している;図4、図5においても同じ)。
各曲線で、最も高い位置(最大曲率位置)には、視認し易いようにマーキングM1,M2(ドット)が付されており、この釣竿がどの位置で最も屈曲するかが明示されている。なお、谷となっているP1,P2,P3は、屈曲が少ない竿管同士の継合部分を示している。
このような曲率分布曲線によれば、屈曲し易い位置と屈曲し難い位置を釣竿の長さ方向に亘って把握できると共に、釣竿の最も屈曲する位置が明確に把握できるようになる。また、その曲率分布曲線の形状から、その釣竿の特性を把握することも可能となる。例えば、釣竿R1は、2000mmの位置をピークにして、その近傍で極端に曲率分布が変化したり、0〜1000mm、及び1000mm〜2000mmの範囲では、曲率分布が一定であることから、釣竿全体に亘り曲がりがいびつ(つながっていない)釣竿であることが把握できる。
また、釣竿R2は、同様に、2000mmの位置がピークであるものの、その近傍を中心にして曲率分布が徐々に(滑らかに)変化することから、釣竿全体に亘り曲がりが滑らかにつながっている釣竿(曲がりのつながりの良い釣竿)であることが把握できる。
図3で示す表示方法において、下段は、横軸に釣竿の長さ(単位はmm)、縦軸にたわんだときの高さ位置(単位はmm)を取ったものであり、ここに上記した2つの釣竿R1,R2のたわみ曲線を表示したものである。なお、このたわみ曲線においても、上記した測定により得られた最大曲率位置(最も屈曲する位置)にマーキング(M1,M2)を付している。
このような表示方法によれば、釣竿全体のたわみのバランスを把握できると共に、釣竿の調子に最も影響を与える最大曲率位置を正確に把握することが可能となる。すなわち、たわみのバランス(たわみ曲線)を考慮した場合、両釣竿は、胴調子のように把握されるが、実際には、それよりも先側で最大曲率位置が存在する調子を有する釣竿(たわみ曲線で把握される調子位置よりも実際には先調子の釣竿)であることが理解される。
また、上記した上段の表示と併せてたわみ曲線を表示させることで、釣竿の調子の相違を明確に把握することが可能となる。例えば、下段の表示において、2つの釣竿R1,R2は、一見して同様なたわみバランスで、最大曲率位置も略同じことから、同様な調子性能を有する釣竿と把握されるが、上段の曲率分布曲線と併せて表示することにより、調子特性の相違点を見出すことが可能となる。
以上のような表示方法によれば、釣竿を購入するユーザに対して、より明確な釣竿の調子特性を示すことができると共に、釣竿を設計する上で参考にすることが可能となる。
図4は、上記した釣竿R1に関し、異なる負荷(0.1Kg〜0.7Kgの範囲で100gづつ負荷を変える)を掛けた場合の、各負荷毎の曲率分布曲線(上段)、及びたわみ曲線(下段)を示しており、図5は、上記した釣竿R2に関し、同様に、異なる負荷を掛けた場合の、各負荷毎の曲率分布曲線(上段)、及びたわみ曲線(下段)を示したものである。いずれの曲線においても、最大曲率位置を視認し易いようにマーキング(荷重毎)を付している。
上段による表示方法によれば、釣竿全体を見て、屈曲し易い位置と屈曲し難い位置を長さ方向で異なる負荷毎に明確に把握することができ、かつ、負荷の変化に応じて、釣竿の最も屈曲する軸方向位置の変化を把握することが可能となる。また、そのような負荷毎の曲率分布曲線の最大曲率位置にマーキング(視覚的に直ちに把握できる手段)を付与しておくことで、負荷毎に変化する具体的な最大曲率位置(M1−1〜M1−7)を容易に把握したり、視覚上、その位置を明確に表示することが可能となる。このため、例えば、ユーザが釣竿を購入する上で、実際に魚が掛かった際の負荷変化に伴うその釣竿の最大曲率位置の変化を明確に表示させることができ、また、負荷毎に変化するその釣竿のたわみ特性を明確に把握することが可能となる。
また、下段による表示方法によれば、負荷によって変化するたわみ曲線に、それぞれ最大曲率位置をマーキングしたことで、負荷毎に変化するたわみの状況と、その際、最も屈曲する位置の関係を明確に把握することが可能となる。
そして、上段の表示内容と下段の表示内容を併せて表示しておくことで、負荷の変化に伴うたわみ曲線の変化及び最大曲率位置の変化、並びに負荷によって変化する曲率分布の変化及び負荷毎に変化する最大曲率位置の変化を視覚的に同時に把握できるようになる。この場合、図4で示した釣竿R1は、その最大曲率位置M1−1〜M1−7の変化を、軽い負荷から順に追って行くと、0.1Kgと0.2Kg(M1−1,M1−2)の間で先側から基側に変化、0.2Kg〜0.5Kg(M1−2〜M1−5)までは比較的同じような位置で変化するものの、0.6Kg(M1−6)に変化した時に、急に最大曲率位置が基側に変化することが把握できる。すなわち、このような調子特性を有する釣竿は、実際に魚が掛かった場合、魚が強く引いたり、釣人が引き上げ力を強くしたような場合、先調子であったものが急に胴調子、つまりしなり位置が竿元側に変化することとなり、操作性が悪く、また、掛かった魚を取り込む際に、釣竿の屈曲位置の急激な変化によって、魚が暴れたりする等、安定した取り込み作業ができない釣竿であることが把握できる。
また、図5で示した釣竿R2は、その最大曲率位置の変化を、軽い負荷から順に追って行くと(M2−1〜M2−7)、滑らかに基側に変化することが把握できる。すなわち、このような調子特性を有する釣竿は、実際に魚が掛かった場合、魚が強く引いたり、釣人が引き上げ力を強くしたような場合、先調子から次第に胴調子に変化する特性を有する。従って、例えばへら竿にこのような特性があると、掛かった魚を取り込み作業する際、釣竿の屈曲位置が胴調子に滑らかに変化して行くことから、安定した取り込み作業が行なえると共に、急激に屈曲位置が変化する(魚にたわみ位置の変化による衝撃を与えな)ことも無いので、安定した取り込み作業ができる釣竿であることが把握できる。
以上のような図4、及び図5に示すような表示方法によれば、釣竿の調子特性をより正確に把握できると共に、実際に魚が掛かった場合の負荷の変化に伴う釣竿の挙動変化を視覚的に容易に予測できるようになる。また、具体的に釣竿を形成するに当たって、魚種、用途等に応じて、より最適な調子特性を有する釣竿を設計することが可能となる。
なお、上記した図3〜図5で示すような表示方法は、例えば、釣竿を販売するに当たってパッケージ部分に表示したり、カタログに表示しておくことが好ましい。このような表示がなされていることで、それを購入するユーザは、従来の調子の表示方法に対して、より正確に釣竿の調子を把握することが可能になる。また、上記したような曲線を表示させなくても、例えば、求められた最大曲率位置についての位置情報を、その負荷の情報と共に表示しておいても良い。このような表示方法であっても、その釣竿の最も屈曲する位置を明確に示すことが可能となる。
また、本発明に係る釣竿の調子の判定方法や表示方法を実行する際の、曲率分布曲線やたわみ曲線を求める具体的な方法は、上述した方法以外の方法を用いても良い。例えば、負荷の掛け方、測定方法は、図に示したように、荷重をロードセル7によって測定する以外にも、予め設定した重さの錘を掛けて計測を行なっても良いし、負荷を掛ける方向については、図に示すように、水平面に対して竿先から垂直下方に掛けることが好ましいが、そのような方向に限定されることはない。また、上述した実施形態では、先端部に負荷を掛ける例として、釣竿先端に直接負荷を加えた(集中荷重を加える)例を示したが、それ以外にも、ガイド付きの釣竿では、ガイドに糸を通した状態で竿先のガイドから出た糸に負荷を掛けて計測を行なうような方法も含まれる(このような計測では、2箇所以上で集中荷重が加わる)。
さらに、計測や計算によって得られた測定結果を表示する方法についても、最大曲率位置が把握できるような表示であれば、適宜変形することが可能である。
釣竿の曲率分布曲線、及び最大曲率位置を求める具体的な方法を模式的に示す図。 実際の測定部分を拡大して示す図。 2つの釣竿R1,R2について、所定負荷を掛けた場合の曲率分布曲線(上段)、及びたわみ曲線(下段)を示す図。 図3に示す釣竿R1に関し、異なる負荷(0.1Kg〜0.7Kgの範囲で100gづつ負荷を変える)を掛けた場合の、各負荷毎の曲率分布曲線(上段)、及びたわみ曲線(下段)を示す図。 図3に示す釣竿R2に関し、異なる負荷(0.1Kg〜0.7Kgの範囲で100gづつ負荷を変える)を掛けた場合の、各負荷毎の曲率分布曲線(上段)、及びたわみ曲線(下段)を示す図。
符号の説明
1 固定部
5 糸巻き取り部
10 レーザスキャン装置
50 釣竿

Claims (2)

  1. 複数の竿管を継合した状態の釣竿の調子を表示する方法であって、
    釣竿の元部を支持し、先端部に異なる負荷を掛け、それぞれの負荷毎の曲率分布を計測手段によって、又は釣竿を形成する材料及びその配置態様から計算によって求め、
    前記竿管同士の継合部分における曲率分布を含んだ状態で釣竿の長さ位置に対応する曲率をグラフ化してそれぞれの負荷毎の曲率分布曲線として表示すると共に、各曲率分布曲線の最大曲率位置にマーキングを付与したことを特徴とする釣竿の調子を表示する方法。
  2. 前記複数の竿管を継合した状態の釣竿に前記異なる負荷を掛けた際の釣竿の長さ位置に対応する負荷毎のたわみ状態を示すたわみ曲線を、前記負荷毎の曲率分布曲線と共に併記し、たわみ曲線の最大曲率位置にマーキングを付与することを特徴とする請求項1に記載の釣竿の調子を表示する方法。
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