JP3718211B2 - 測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トレーニング装置に供するための測定装置に関するものである。
トレーニング装置には、トレーニング者の運動状況を測定するための測定装置が設けられたものがある。例えば、従来、トレーニング者が持ち上げるおもりの個数及びおもりの持ち上げ回数をカウントする測定部を有するトレーニング装置知られている。このトレーニング装置に設けられた測定部では、各おもりに設けられた検出部と、検出部に対向してトレーニング装置本体に設けられた複数の被検出部とによりおもりの個数及び持ち上げ回数をカウントする。トレーニング者がおもりを持ち上げると、持ち上げられたおもりに設けられた各検出部が本体の各被検出部を通過する。測定部が、この通過した検出部の個数及び通過回数をカウントし、トレーニング者に使用しているおもりの総量及び持ち上げ回数を提示する。
しかし、上記の測定部で測定を行うためには、おもりの個数に応じた多数の検出部及び被検出部をトレーニング装置に作り込む必要がある。よって、多種類のトレーニング装置に上記の測定部を適用するには、さらに多くの検出部及び被検出部が必要となり、構造が複雑となる。また、上記従来構造のトレーニング装置においては、トレーニング装置に予め測定部が一体に組み込まれている。そのため、仮にフィットネスクラブ等で測定部を有するトレーニング装置を導入しようとすると、新規に測定部付きのトレーニング装置を購入しなければならずコスト的にも負担が大きいものとなっていた。
そこで、本発明では、既存のトレーニング装置に対しても後付けで取り付けを容易に行え、且つ、多数のおもりに対する測定を簡易な構成で行える測定装置を提供することを目的とする。
本願第1発明は、上記の課題を解決するために、おもりと、前記おもりに連結された長尺体と、前記長尺体の他端を移動させることで前記おもりを上方に移動させる荷重発生手段とを備えるトレーニング装置に供するための測定装置を提供する。この測定装置は、以下の構成要素を有している。
・前記おもりの位置を検出する位置検出手段、
・前記長尺体にかかる荷重を検出する荷重検出手段、
・前記位置検出手段及び前記荷重検出手段によって得られた検出データに基づく報知情報を表示する表示手段、
・前記荷重検出手段及び前記位置検出手段によって得られた検出データに基づき、前記表示部に前記報知情報を表示するためのデータ処理を行うデータ処理部。
この装置において、前記位置検出手段、荷重検出手段及び表示手段はそれぞれ、前記トレーニング装置に対して着脱自在となる取付部を各々有している。
また、前記データ処理部は、次の要素を有している。
・前記位置検出手段によって検出された検出データに基づいておもりの位置の変化状態を監視する位置監視手段
・前記荷重検出手段によって検出された検出データに基づいて荷重の変化状態を監視する荷重監視手段
・前記おもりの位置の変化状態及び前記荷重の変化状態に基づいて前記おもりの質量を算出する質量算出手段。
前記位置監視手段が前記おもりの移動後において前記おもりが停止していることを検出した場合、前記質量算出手段は、前記荷重監視手段によって検出された荷重に基づいて前記おもりの質量を算出し、前記表示手段に前記質量を表示する。
ここで、長尺体とは、湾曲が可能な長い形態を有するものを含み、ワイヤー、紐等の線状体の他、ベルトのように断面が平坦形状であっても湾曲及びおもりの牽引が可能な十分な長さを有するものも含む。
おもりは長尺体に連結されているため、トレーニング者が長尺体の他端を移動すると、それに連動して荷重発生手段がおもりを移動させる。長尺体にはおもりにより荷重がかかっており、この長尺体にかかる荷重を利用して運動を行う。例えば、長尺体の一端におもりが連結され、他端にペダル、ハンドル及びバーなどの可動部を有するトレーニング装置を例に挙げる。このトレーニング装置においては、トレーニング者は可動部に足や手により力を加え、可動部の位置を変化させて運動を行う。このトレーニング装置に、位置検出手段、荷重検出手段及び表示手段とを備える測定装置を、取付部により後付けすることで、トレーニング者は、運動時のおもりの位置及び長尺体にかかる荷重に基づく報知情報を把握することができる。報知情報としては、例えばおもりの位置、おもりの移動回数、初期状態からのおもりの移動距離、おもりの加速度、長尺体にかかる荷重及びおもりの質量等が挙げられる。よって、トレーニング者は、トレーニング中の運動状況を把握することができる。
上記のトレーニング装置において、おもりは長尺体に連結されているため、長尺体の他端を移動するとおもりの位置が変化する。また、長尺体にはおもりにより荷重がかかっている。測定装置の位置監視手段は、このおもりの位置の変化状態を監視する。おもりの位置の変化状態とは、おもりが移動している状態にあるのか、停止している状態にあるのかを意味する。具体的には、おもりの初期状態からの移動距離、おもりの移動速度、加速度などの変化を挙げることができる。さらに、荷重監視手段がおもりにより長尺体にかかる荷重を監視する。この長尺体にかかる荷重Fは、次式(1)により表される。
F=m×α+m×g …(1)
ここで、F:長尺体にかかる荷重
m:長尺体に連結されているおもりの質量
α:おもりの加速度
g:重力加速度
である。
よって、長尺体の他端を移動することによりおもりの位置が変化し、加速度αが変化すると長尺体にかかる荷重が変化する。おもりが停止している場合においては、おもりの加速度α≒0であるのでF≒mgとなる。
ここで、荷重Fには、動的な荷重Faと静的な荷重Fsがある。動的な荷重Faとは、おもりの位置が変化し、おもりがある加速度を有して移動しているときに長尺体にかかる荷重であり、上記式(1)よりF=m×α+m×g(α≠0)で表される。一方、静的な荷重Fsとは、おもりが停止しているとき、あるいはおもりが等速で移動している(おもりの加速度α≒0)ときに長尺体にかかる荷重であり、F≒mgで表される。そして、質量算出手段は、これらのおもりの位置の変化状態及び長尺体にかかる荷重によりおもりの質量を算出する。つまり、おもりの位置の変化状態からおもりの加速度αを監視し、おもりが停止し、おもりの加速度α≒0の時に長尺体にかかる荷重から上記式(1)に基づいておもりの質量を算出する。あるいは、おもりが移動している時に検出されたおもりの加速度αから上記式(1)に基づいておもりの質量を算出する。
上記の通り、本発明に係る測定装置は長尺体にかかる荷重の検出に加え停止時におけるおもりの質量を算出でき、これらのデータを表示手段に表示することができる。従って、おもりの移動時には、トレーニング者のおもりの引き上げに応じた荷重、例えば勢いよくおもりを移動させるほど表示手段には大きな荷重数値が表示されることから、トレーニング者へのトレーニング意欲を喚起することができる。また、おもりの停止時には、おもりの質量が表示されることから、従来のウェイトトレーニングマシンのようにおもり自体を視認するなどの手間を要さず、トレーニング姿勢を維持したまま表示部を見るだけで容易に現在使用しているおもりの質量、さらにトレーニング回数等を確認でき操作性に優れている。
ここで、停止とはおもりの移動が完全に止まった状態だけでなく、以下のような場合も含む。例えば、おもりの速度や加速度が所定値以下で停滞している場合も、おもりが停止しているとする。長尺体の他端の往復運動によりおもりの位置が上下する場合、おもりが最上部または最下部に位置する時に、おもりの位置が停止する。おもりの位置が停止している場合、おもりの加速度α≒0である。よって、前記式(1)からおもりにかかる荷重Fは、静的な荷重Fs≒mgである。よって、静的な荷重Fsを検出することによりおもりの質量を算出することができる。上記の通り、おもりの位置が停止している場合とは、おもりが完全に停止している場合のみならずほぼ停止している場合を含む。
このように、位置監視手段によっておもりが停止していることを検出した場合におもりの質量算出を行うのは、実際のおもりの質量を正確に算出するためである。仮におもりが移動している場合に質量算出すると、その移動の加速に伴う荷重分がおもりの質量に付加されるからである。
上記の通り、本願第1発明においては、位置監視手段、荷重監視手段及び質量算出手段のそれぞれの機能が前記のように有機的に結合されることによって、正確なおもりの質量測定を実現している。
本願第2発明は、本願第1発明において、前記おもりの上面に設けられて光を反射する反射手段をさらに備え、前記位置検出手段は、前記反射手段に対して光を出射する発光部と、前記反射手段において反射された反射光を受光する受光部とを有することを特徴とする測定装置を提供する。
おもりの上面に反射手段を設け、発光部から反射手段に光を出射する。そして、反射手段で反射された反射光を受光部において受光する。発光部と反射手段との間の距離に応じて、受光部において受光される反射光のスポットの位置が変化する。このスポットの位置の変化を測定することにより反射手段が設けられたおもりの位置を測定することができる。
本願第3発明は、本願第1または第2発明のいずれかにおいて、前記荷重検出手段は、前記長尺体に取付け可能とされ、前記長尺体にかかる張力を受ける歪み受け部と、前記歪み受け部の歪みを測定する歪み測定部とを有することを特徴とする測定装置を提供する。
長尺体に設けられた歪み受け部は、おもりにより長尺体にかかる張力の大きさに応じて歪みを生じる。この歪み測定部の歪みを測定することにより長尺体にかかる張力を測定することができる。そして、この張力から長尺体にかかる荷重を検出することができる。
本願第4発明は、おもりと、前記おもりに連結された長尺体と、前記長尺体の他端を移動させることで前記おもりを上方に移動させる荷重発生手段とを備えるトレーニング装置に供するための測定装置を提供する。この測定装置は、以下の手段を備える。
・前記おもりの位置を検出する位置検出手段、
・前記長尺体にかかる荷重を検出する荷重検出手段、
・前記位置検出手段及び前記荷重検出手段によって得られた検出データに基づく報知情報を表示する表示手段、
・前記荷重検出手段及び前記位置検出手段によって得られた検出データに基づき、前記表示部に前記報知情報を表示するためのデータ処理を行うデータ処理部。
この装置において、前記位置検出手段、荷重検出手段及び表示手段はそれぞれ、前記トレーニング装置に対して着脱自在となる取付部を各々有している。
また、前記データ処理部は、以下の手段を有している。
・前記位置検出手段によって検出された検出データに基づいておもりの位置の変化状態を監視する位置監視手段
・前記荷重検出手段によって検出された検出データに基づいて荷重の変化状態を監視する荷重監視手段
・前記おもりの位置の変化状態及び前記荷重の変化状態に基づいて前記おもりの質量を算出する質量算出手段
・前記トレーニング装置において使用され得るおもりの質量データを記憶する質量記憶部。
ここで、前記質量算出手段は、前記トレーニング装置において使用されているおもりの位置の変化状態と、前記長尺体にかかる荷重に基づいて算出されたおもりの質量に最も近い値とを、前記質量記憶部から抽出する。
ここで、長尺体とは、第1発明と同様、湾曲が可能な長い形態を有するものを含み、ワイヤー、紐等の線状体の他、ベルトのように断面が平坦形状であっても湾曲及びおもりの牽引が可能な十分な長さを有するものも含む。この測定装置を用いれば、第1発明と同様にして、トレーニング者は、トレーニング中の運動状況を把握することができる。
また、この測定装置を用いれば、第1発明と同様にして、本発明に係る測定装置は長尺体にかかる荷重の検出に加え停止時におけるおもりの質量を算出でき、これらのデータを表示手段に表示することができる。従って、おもりの移動時には、トレーニング者のおもりの引き上げに応じた荷重、例えば勢いよくおもりを移動させるほど表示手段には大きな荷重数値が表示されることから、トレーニング者へのトレーニング意欲を喚起することができる。また、おもりの停止時には、おもりの質量が表示されることから、従来のウェイトトレーニングマシンのようにおもり自体を視認するなどの手間を要さず、トレーニング姿勢を維持したまま表示部を見るだけで容易に現在使用しているおもりの質量、さらにトレーニング回数等を確認でき操作性に優れている。
使用されるおもりの質量に関するデータを予め質量記憶部に記憶しておく。質量算出手段が算出したおもりの質量にもっとも近い実際のおもりの質量データを質量記憶部から抽出することで、正確なおもりの質量を得ることができる。
算出されたおもりのデータは誤差等を含むものであるが、仮にこのデータをそのまま表示手段に表示すれば、同じ負荷のトレーニングを行っているにもかかわらずトレーニング毎にまちまちの表示がなされることになり、トレーニング効果の基準も不明確なものとなってしまう。よって、これを回避するため、実際のおもりの質量データに合わせ込んでいる。
本願第5発明は、本願第4発明において、前記おもりの上面に設けられて光を反射する反射手段をさらに備え、前記位置検出手段は、前記反射手段に対して光を出射する発光部と、前記反射手段において反射された反射光を受光する受光部とを有することを特徴とする測定装置を提供する。
おもりの上面に反射手段を設け、発光部から反射手段に光を出射する。そして、反射手段で反射された反射光を受光部において受光する。発光部と反射手段との間の距離に応じて、受光部において受光される反射光のスポットの位置が変化する。このスポットの位置の変化を測定することにより反射手段が設けられたおもりの位置を測定することができる。
本願第6発明は、本願第4または第5発明のいずれかにおいて、前記荷重検出手段は、前記長尺体に取付け可能とされ、前記長尺体にかかる張力を受ける歪み受け部と、前記歪み受け部の歪みを測定する歪み測定部とを有することを特徴とする測定装置を提供する。
長尺体に設けられた歪み受け部は、おもりにより長尺体にかかる張力の大きさに応じて歪みを生じる。この歪み測定部の歪みを測定することにより長尺体にかかる張力を測定することができる。そして、この張力から長尺体にかかる荷重を検出することができる。
本願第7発明は、本願第4〜6発明において、前記質量データは、前記トレーニング装置において使用され得るおもりの単体の質量のデータと、前記単体の質量のデータの整数倍の質量のデータとを含むことを特徴とする測定装置を提供する。
ウエイトトレーニングタイプのトレーニング装置におけるトレーニング負荷の変更は、同質量のおもりの個数を変えることによって行うため、上記質量データとして、おもり単体の質量と、おもりの個数に対応する整数倍の質量のデータとを含ませることによって対応が可能である。また、おもり単体の質量はトレーニング装置によって変わる可能性があるので、予め使用されることが想定される複数のおもり単体の質量及びその整数倍の質量データを含ませている。このように、質量データを必要且つ最小限のデータに限定することによって、質量記憶部の記憶容量を無駄のない低容量に抑えることができる。
本発明に係る測定装置は、トレーニング回数等に関する測定部を備えない既存のトレーニング装置に対しても後付けで容易に取り付けが可能であり、フィットネスクラブ等にとってコストメリットがある。また、おもりの質量については、おもりを牽引するワイヤ等にかかる荷重から算出するので、従来のようにおもり自体を視認して質量を確認する必要が無く、単に表示部を見るだけでおもりの質量に加えトレーニング回数等も確認できるので、トレーニング者にとって無駄な動きをする必要が無く操作性に優れている。
<発明の概要>
本発明に係る測定装置は、おもりと、おもりに連結されたワイヤ(長尺体に相当)と、ワイヤの他端を移動させることでおもりを上方に移動させる荷重発生手段とを備えるトレーニング装置に用いられる。トレーニング者がトレーニング装置のワイヤの他端に足や手により力を加えると、それに連動して荷重発生手段がおもりを移動させる。このとき、ワイヤにはおもりにより荷重がかかっており、トレーニング者は、このワイヤにかかる荷重を利用して運動を行う。ここで、ワイヤの他端には例えばペダル、ハンドル及びバーなどの可動部が接続されていても良い。このようなトレーニング装置による運動の場合、トレーニング者は、自分が今どれぐらいの力を加え、何回おもりを移動しているのか等の運動状況を把握しながら運動を行う。そこで、本発明による測定装置では、おもりの位置及びワイヤにかかる荷重等を検出し、この検出データに基づく報知情報をモニタによりトレーニング者に提示する。よって、トレーニング者は、モニタに表示された報知情報に基づいておもりの移動回数や運動時間などの運動メニューを決めることができる。また、この測定装置はトレーニング装置に作り込む必要がなく構成が簡単であり、既存のトレーニング装置に後付けする等、着脱自在である。
さらに、本発明に係る測定装置では、運動に伴っておもりによりワイヤにかかる荷重を検出する。そして、この荷重に基づいてワイヤに連結されたおもりの質量を算出する。よって、おもりの個数に応じた検出部や被検出部を設けることなく、トレーニング者にかかる負荷を検出できる。また、おもりの質量は、検出された荷重から算出するため、予め計量しておく必要もない。そのため、本発明にかかる測定装置を簡単にトレーニング装置に後付けし、おもりの質量を算出することができる。
<第1実施形態例>
以下に、第1実施形態例を挙げて本発明に係る測定装置について説明する。図1は、測定装置150及びトレーニング装置100の構成図である。測定装置150が取り付けられたトレーニング装置100は、例えば店舗に設置され、店舗内のサーバ300と接続される。サーバ300は、測定装置150と接続されており、測定装置150が取得したトレーニング者の運動状況を受信する。また、サーバ300は、サーバ300内に記憶されているトレーニング者の個人データを、測定装置150からの要求に応じて送信する。
1.トレーニング装置
まず、トレーニング装置100の構成及び機能について説明する。図2は、測定装置150が取り付けられたトレーニング装置100の構成図である。なお、ここでトレーニング装置100についてはその構造の機能を説明するに留める。このトレーニング装置100は、足でペダルを押すことによりおもりが上下し、トレーニング者の足に荷重がかかる構成である。このトレーニング装置100は、あくまでも例示であってこれに限定されない。
支持台1上に背もたれ3及びシート4が固定されている。ペダル5が、背もたれ3と対向するように支持台1上に可動に固定されている。トレーニング者の運動を補助するためにハンドル17が設けられている。フレーム7には、ワイヤ9、ロッド11及び複数のおもり13が取り付けられている。おもり13は、ワイヤ9に連結されており、ロッド11に沿って上下方向に摺動する。ワイヤ9は、複数の滑車15を介しておもり13とペダル5とを連結している。また、複数のおもり13それぞれには、おもり調整孔13aが設けられている。このおもり調整孔13aに調整棒13bを挿入すると、図3に示すように調整棒13bが挿入された位置から上のおもり13がワイヤ9と連結される。よって、トレーニング者が所望の位置に調整棒13bを挿入することで、おもり13によりペダル5にかかる荷重を調整することができる。ここで、ワイヤ9は、おもり13とペダル5とを連結し、ペダル5の移動によりおもり13を移動する構成であれば良く、ワイヤに限定されず、例えば湾曲が可能な長い形態を有するものを含み、ワイヤー、紐等の線状体の他、ベルトのように断面が平坦形状であっても湾曲及びおもりの牽引が可能な十分な長さを有するものも含む。なお、支持台1、背もたれ3、シート4、ペダル5、ロッド11、滑車15及びハンドル17等のおもり13を上方に移動させる構成は、特許請求の範囲において荷重発生手段に相当する。ただし、荷重発生手段はおもりを移動させる構成であれば良く、その構成は前記の構成に限定されない。
トレーニング者は、上記のトレーニング装置を用いて次のように運動を行う。まず、トレーニング者は、所望の位置に調整棒13bを挿入する。次に、背もたれ3にもたれるようにシート4上に腰掛け、足をペダル5に載せる。そして、足を曲げ伸ばしすることによりペダル5を前後方向に移動させて運動を行う。ペダル5とおもり13とは、複数の滑車15及びワイヤ9を介して連結されているため、このペダル5の位置の変化に応じておもり13が上下方向に往復運動する。よって、ペダル5には、持ち上げられたおもり13の質量に応じて荷重がかかる。
2.測定装置
次に、図1及び図2を用いて測定装置150の構成及び機能について説明する。測定装置150は、位置センサ20、荷重センサ30、反射板40、ストッパー50、モニタ60及び例えばコンピュータで構成されるデータ処理部200を有している。測定装置150は、前述したトレーニング装置100に適用される場合には、次のように取り付けられる。
荷重センサ30は、ワイヤ9に取り付けられており、ワイヤ9にかかる荷重を検出する。反射板40としては、例えば光を反射する反射シートが複数のおもり13の最上段のおもりの上面に貼付されている。位置センサ20は、フレーム7に固定されており、おもり13上の反射板40に対して光を出射する。そして、位置センサ20は、反射板40から反射される反射光を受光することによりおもり13の位置を検出する。ストッパー50は、おもり13が所定位置よりも移動し、例えばフレーム7を破損しないようにロッド11に設けられている。
なお、位置センサ20、荷重センサ30及びモニタ60のそれぞれは、トレーニング装置に対して着脱自在の構成を備えている。従って、本測定装置は既存のトレーニング装置に対しても取り付けることが可能で、計数機能を後付け的に付加することができ、優れた汎用性を有している。
以下に、位置センサ20、荷重センサ30及びモニタ60の構成及び機能について具体的に説明する。
(1)位置センサ
まず、位置センサ20について説明する。図4は、位置センサの説明図である。位置センサ20は、LEDなどの発光素子21、投光レンズ23、受光レンズ25、受光素子27及び遮光板29を有している。位置センサ20は、複数のおもり13の最上段のおもりの上面に設けられた反射板40に対向して設けられており、発光素子21から反射板40に光が出射される。発光素子21から出射された光は、投光レンズ23により指向性が高められる。反射板40により反射された光のうち、受光レンズ25に入射される光を受光レンズ25で受光素子27上に集光する。遮光板29は、発光素子21から受光素子27に直接入射する光を遮断する。
発光素子21から反射板40に光を出射すると、位置センサ20から反射板40までの距離に応じて受光素子27上のスポットの位置が変化する。例えば、図4に示すように位置センサ20から反射板40までの距離がA1である場合、反射板40により反射された反射光のスポット距離はB1となり、距離がA2である場合、反射光のスポット距離はB2となる。ここで、位置センサ20からおもり13に設けられた反射板40までの距離Aは、反射光のスポット距離Bを用いて、例えば三角測距の原理に基づいて下記式(2)から算出される。
A=(C×f)/B …(2)
ここで、C:投光レンズと受光レンズとの中心間距離
f:受光レンズの焦点距離
以上により、位置センサ20によりおもり13の位置を検出することができる。ここで、例えば位置センサ20から反射板40までの距離A1は、A1=(C×f)/B1で表される。また、位置センサ20から反射板40までの距離A2は、A2=(C×f)/B2で表される。
なお、位置センサ20は図3に示すように、ネジ固定部20aによってフレーム支持部71に取り付けているものであり、着脱自在の構造を有している。
(2)荷重センサ
次に、荷重センサ30について説明する。図5(a)は荷重センサの拡大斜視図、図5(b)は同図(a)と反対方向から観察した荷重センサの拡大斜視図、図6(a)はワイヤに荷重がかかる前の荷重センサの断面図、図6(b)はワイヤに荷重がかった後の荷重センサの断面図である。荷重センサ30は、歪み受け部31、ワイヤ固定部33、ネジ止め部35a、35b、ワイヤ支持部37a〜37c及び歪み測定部39を有している。歪み測定部39は、歪み受け部31の一方の主面に設けられている。なお、歪み測定部39としては、周知の歪みゲージを採用することができる。ワイヤ支持部37a及び37bは、歪み受け部31の他方の主面に設けられ、それぞれ歪み受け部31の一端及び他端に固定されている。また、ワイヤ支持部37bは、ワイヤ固定部33に固定されている。図6に示すように、歪み受け部31とワイヤ固定部33とは、ワイヤ支持部37a〜37cが互いにワイヤ9を挟むようにネジ止め部35a及び35bによりネジ止めされる。このとき、ワイヤ支持部37bが、ワイヤ支持部37a及び37cの間においてワイヤ支持部37cに近接するようにネジ止めされる。このとき、歪み測定部39は、ワイヤ支持部37bとワイヤ支持部37aとの間に位置している。ここで、歪み受け部31、ワイヤ固定部33及びワイヤ支持部37a〜37cは、所定の幅を持って構成されているとワイヤのみならず幅を有するベルト等を固定することができ好ましい。
次に、荷重センサ30における荷重の測定方法について図6を用いて説明する。トレーニング者が運動を開始する前は、ペダル5に荷重がかかっておらず、ワイヤ9及びペダル5にはおもり13による荷重がかからない。よって、ワイヤ9にはおもり13による張力Tが働かず、図6(a)に示すように歪み受け部31は歪まない。一方、トレーニング者がペダル5を移動させると、おもり13が上下に往復運動しワイヤ9におもり13による荷重がかかる。このとき、おもり13から受ける荷重によりワイヤ9には張力Tが働き、ワイヤ9は張力Tの方向に引っ張られる。そのため、歪み受け部31は、ワイヤ9を挟んでいるワイヤ支持部37a〜37cの相互作用により図6(b)に示すように応力σを受け歪む。この歪み受け部31の歪みにより歪み測定部39が伸縮し、歪み測定部39の抵抗値Rが変化する。この抵抗値Rの変化を、歪み測定部の出力電圧eを測定することにより検出し、応力σを算出する。歪み測定部39が受ける応力σは、例えば下記式(3)及び(4)から算出される。
ΔR/R=K×(σ/E) …(3)
e=(1/4)×(ΔR/R)×E …(4)
ここで、R:歪み測定部39の元の抵抗値
ΔR:歪み測定部39の伸縮により生じる抵抗値Rの変化量
K:ゲージ率
E:ヤング率
e:歪み測定部39の出力電圧
以上により歪み測定部39の受ける応力σを算出し、予め得られている応力σと荷重との関係からペダル5にかかる荷重を算出する。例えば、応力σと歪み受け部31とのなす角をθとすると、応力σ=張力T×sinθの関係が成立する。ここで、おもり13及びペダル5間には動滑車等が連結されており、張力T≠0であることを考慮すると、荷重=係数×張力Tとなる。以上によりペダル5にかかる荷重を算出する。
荷重センサ30の代わりに張力センサをワイヤ9に取付け、張力Tと荷重Fとの関係からペダル5にかかる荷重を算出しても良い。
なお、荷重センサ30は上記の通り、ワイヤ9を歪み受け部31とワイヤ固定部33によって挟持し、これをネジ止め部35a及び35bによりネジ止めするものであり、着脱自在の構造としている。
(3)モニタ
図7は、モニタの外観図である。モニタ60は、表示部61、入力部63、トランスポンダの受信部65及び認証ランプ67等を有する。モニタ60の表示部61では、例えば位置センサ20により検出されたおもりの位置、荷重センサ30により検出された荷重、ペダル5の移動回数、おもり13の質量や運動量などが表示され、トレーニング者に提示される。入力部63は、運動メニューの選択などの入力を受け付ける。トランスポンダの受信部65では、個人IDなどの入力を受け付ける。認証ランプ67は、トレーニング者を認識した場合に点灯する。さらに、トレーニング者に音声により運動状況を知らせるためにスピーカがモニタ60に内蔵されていても良い。
なお、モニタ60は図3に示すように、ネジ固定部60aによってフレーム7に取り付けているものであり、着脱自在の構造を有している。
上記の通り、本発明によればモニタ60の他、位置センサ20及び荷重センサ30とも着脱自在の構造となっているため、既存のトレーニング装置に対してもこれら各部を取り付け、且つ、おもり13の最上段の上面部に反射板40を貼付するだけで、容易に計数機能、荷重測定機能を付加することができる。従って、フィットネスクラブ等においては、計測機能を有する新規のトレーニング装置を新たに購入することなく、既存の装置を利用しつつ機能向上を図れるのでコストメリットがある。
(4)データ処理部
次に、測定装置150のデータ処理部200の構成及び機能について再び図1を用いて説明する。データ処理部200は、質量算出部210、位置監視部220、荷重監視部230、質量記憶部240、表示制御部250及び通信制御部260を有している。位置監視部220は、おもり13の位置の変化状態を監視する。また、荷重監視部230は、ペダル5にかかる荷重を監視する。質量算出部210は、位置監視部220から取得したおもり13の位置及び荷重監視部230から取得したペダル5にかかる荷重に基づいておもり13の質量を算出する。質量記憶部240は、トレーニング装置100において使用されるおもり13の質量を記憶する。表示制御部250は、位置監視部220、荷重監視部230、質量算出部210から取得した運動状況及び通信制御部260を介してサーバ300から取得した個人データなどを表示する。通信制御部260は、サーバ300とデータ処理部200との通信を制御する。以下に、各部の構成についてさらに詳細に説明する。
(4−1)位置監視部
位置監視部220は、トレーニング者がトレーニング装置100のペダル5を移動させることにより変化するおもり13の位置の変化状態を監視する。ここで、おもりの位置の変化状態とは、おもりが移動している状態にあるのか、停止している状態にあるのかを意味する。具体的には、おもりの初期状態からの移動距離、移動速度、加速度などの変化を挙げることができる。位置監視部220は、位置センサ20から出力されたおもり13の位置を取得し、おもり13の位置の変化状態を監視する。
(4−1−1)おもりの位置の変化状態
おもり13の位置の変化状態の監視方法について、ペダル5の往復運動によりおもり13が上下している場合を例に挙げて説明する。図8は、おもり13が最下部から最上部に向けて図中矢印方向へ上昇している様子を示す説明図である。表1に、図8に示すようにおもり13が移動した場合において、位置監視部220が時間間隔Δt3毎に取得するおもり13の位置の変化の一例を示す。
Figure 0003718211
時刻t1〜t7は、所定時間間隔Δt3毎に刻まれており、位置監視部220は、所定時間間隔Δt3毎におもり13に貼付された反射板40と位置センサ20との距離Lを取得している。また、表2に、取得した距離Lから位置監視部220が算出したおもり13の移動距離ΔL、移動速度V、加速度αを示す。
Figure 0003718211
以下、所定時間間隔Δt3毎に位置監視部220により監視されるおもりの位置の変化状態について説明する。
(A)おもりが停止している状態の監視(t1≦t<t2及びt6≦t≦t7)
t1≦t<t2においては、おもり13は往復運動の最下部に位置している。このとき、位置監視部220は、位置センサ20からt1≦t<t2におけるおもり13の位置として距離L=Laを取得し記憶している。一方、t6≦t≦t7においては、おもり13は往復運動の最上部に位置している。このとき、位置監視部220は、位置センサ20からt6≦t≦t7におけるおもり13の位置として距離Leを取得し記憶している。また、t1≦t<t2及びt6≦t≦t7において、ペダル5及びおもり13の位置は変化しておらず、ペダル5にはおもり13の質量m分のみの静的な荷重Fsがかかっている。そして、表2に示すように、位置監視部220は、取得した距離Lに基づいてt1≦t<t2及びt6≦t≦t7の移動距離として移動距離ΔL=0を算出する。この移動距離ΔL=0から位置監視部220は、おもり13の位置が停止していることを検出する。さらに、位置監視部220は、おもり13の移動速度V及び加速度αを算出しても良い。t1≦t<t2及びt6≦t≦t7においては、移動距離ΔL=0であるため、移動速度V=0、加速度α=0が算出される。よって、位置監視部220は、おもり13が停止していることを、移動速度V、加速度αから検出することができる。位置監視部220は、距離L、移動距離ΔL、移動速度V及び加速度αなどのおもり13の位置の変化状態を記憶する。
ここで、おもり13が停止している場合とは、おもり13が完全に停止している場合のみならずほぼ停止している場合を含む。つまり、位置監視部220は、移動距離ΔLが所定値以下であることに基づいておもり13が停止していることを検出する。同様に、おもり13の移動速度Vまたは加速度αが所定値以下で停滞していることに基づいておもり13が停止していることを検出しても良い。
(B)おもりが動いている状態の監視(t2≦t<t6)
t2≦t<t6においては、トレーニング者がペダル5に荷重をかけ動かしているため、おもり13がワイヤ9から張力を受けて図中矢印方向へ上昇している。よって、表1に示すようにt2≦t<t6の各時刻において位置監視部220が位置センサ20から取得する距離Lは異なる。そして、位置監視部220は、取得した距離Lに基づいて移動距離ΔLをそれぞれ上記表2のように算出する。この移動距離ΔL≠0から位置監視部220は、おもり13の位置が移動していることを検出する。また、上記と同様に表2に示すように移動速度V、加速度αを算出しても良い。位置監視部220は、移動速度V≠0または加速度α≠0からおもり13の位置が変化していることを検出する。そして、位置監視部220は、これらのおもり13の位置の変化状態を記憶する。
(4−1−2)おもりの移動回数
位置監視部220は、位置センサ20から取得したおもり13の位置に基づいておもり13の移動回数をカウントする。移動回数は、例えば往復運動しているおもり13が所定幅以上の振幅を有して往復運動していることに基づいてカウントする。
図9を参照して説明すると、複数回のカウントがなされるには以下のような条件を満足する必要がある。まず1カウント目については、MINから上昇したおもり13の位置が予め設定された下端ラインであるAラインを越え、さらにAラインから所定距離離した上端ラインであるBラインを越えることが必要である。そして、このBラインを越えた段階で1カウントとされる。次に、2カウント目については、一旦Bラインを越えたおもり13の位置がAラインより下まで下がる必要がある。もし、Aラインより下に下がることなく、再びおもり13の位置が上昇しBラインを越えたとしてもこれはカウントされない。これは所定の距離分おもり13を持上げなければトレーニングを行ったとは言えないためである。従って、ラインAとラインBとの間でおもり13の何回もの上下移動があっても、それはカウントされない。そして、Aラインより下まで下がればその段階で初期状態に戻り、以降、1カウント目と同じ条件で計数がなされる。
(4−2)荷重監視部
荷重監視部230は、所定時間間隔Δt3毎に荷重センサ30において測定されたペダル5にかかる荷重を取得し、荷重監視する。ここで、荷重監視部230が荷重を取得する時間と位置監視部220がおもり13の位置を取得する時間とは同期していることが好ましい。ペダル5にかかる荷重Fは、下記式(1)で表される。
F=m×α+m×g …(1)
ここで、F:ペダル5にかかる荷重
m:ペダル5に連結されているおもり13の質量
α:ペダル5の加速度、つまりおもり13の加速度
g:重力加速度
である。
荷重には、動的な荷重Faと静的な荷重Fsがある。動的な荷重Faとは、ペダル5の位置が変化し、ペダル5がある加速度αを有して移動しているときにペダル5にかかる荷重である。このとき、加速度α≠0であり、動的な荷重Faは上記式(1)よりFa=m×α+m×g(α≠0)で表される。一方、静的な荷重とFsは、ペダル5が停止しているとき、またはペダル5が等速で移動しているとき(ペダル5の加速度α≒0)にペダル5にかかる荷重であり、加速度α≒0であるため、F≒mgで表される。
おもり13が図8に示すように移動している場合に荷重センサ30において測定された荷重を表3に示す。
Figure 0003718211
荷重監視部230は、荷重センサ30において測定された荷重を経時的に取得し記憶する。荷重監視部230は、t1≦t<t2及びt6≦t≦t7においては、おもり13の位置が変化していないため、静的な荷重Fsを取得している。一方、t2≦t<t6においては、おもり13の位置が変化しており、加速度α≠0であるため、動的な荷重Fa(Fa2、Fa3、Fa4、Fa5)を取得している。このように動的な荷重Faを検出することにより、ペダル5が移動している場合にペダル5にかかっている荷重、すなわちトレーニング者が運動中に体感する負荷を検出することができる。
また、この加速度αが加わっている場合の動的な荷重Faの変化を、後述するように、図11のモニタ60の表示部61内の加速状態表示バーPによってトレーニング者に視覚的なイメージとして報知するようにしてもよい。
さらに荷重監視部230は、所定時間間隔Δt3毎に取得する荷重の値に代えて、所定時間間隔Δt2(Δt2≦Δt3)における荷重の平均値を用いることができる。これは、所定時間間隔Δt3毎に取得する荷重の値へのノイズの影響を少なくするためである。図10(a)、(b)は、所定時間間隔Δt2における荷重の平均値を、所定時間間隔Δt3毎の荷重の値とみなすことを示す説明図である。図10(c)は、所定時間間隔Δt2における荷重の平均値の算出方法を示す。所定時間間隔Δt2における荷重の平均値は、所定時間間隔Δt1(2×Δt1≦Δt2)毎に取得した荷重の値の平均値として求めることができる。所定時間間隔Δt2は、に示すように所定時間間隔Δt3ごとの時刻が所定時間間隔Δt2内に含まれるようにとることもできるし図10(a)中、時刻ta参照)、あるいは所定時間間隔Δt3ごとの時刻の前にとることもできる(図10(b)中、時刻tb参照)。前記の所定時間間隔Δt1は非常に短時間であり、例えば1/60秒である。また、所定時間間隔Δt2は例えば16×/60秒である。このように荷重を平均化することで、荷重センサ30によるノイズの影響を低減することができる。例えば、荷重センサ30が検出する電圧から荷重を算出する場合、荷重センサ30に印加される電源がリップル成分を有していたり、電源に外来ノイズが重畳されると、検出される電圧に変化が発生するおそれがある。
この荷重の平均化は例えば次の場合に有効である。ペダル5を移動することでおもり13の位置が上下する場合、おもり13の位置が最上部または最下部である時に、おもり13の位置がほぼ停止する。この停止時におもり13の位置が若干変化している場合、おもり13の加速度が変化し、ペダル5にかかる荷重が変化する。このときの荷重を平均化することで、静的な荷重に含まれる誤差を減少させることができる。
(4−3)質量算出部
質量算出部210は、位置監視部220から取得したおもり13の位置の変化状態及び荷重監視部230から取得したペダル5にかかる荷重に基づいておもり13の質量mを算出する。おもり13の質量mは、静的な荷重Fs、動的な荷重Faのいずれからでも算出することができる。具体的に、前述の図8、表1及び表2を用いて説明を行う。
(A)静的な荷重Fsからのおもりの質量の算出(t1≦t<t2及びt6≦t≦t7)
質量算出部210は、位置監視部220からおもり13のt1≦t<t2及びt6≦t≦t7における変化状態として、移動距離ΔL=0、つまりおもり13が停止にあることを取得する(図8、表1及び表2参照)。また、荷重監視部230からt1≦t<t2及びt6≦t≦t7においてペダル5にかかる静的な荷重Fsを取得する。このとき、質量算出部210は、おもり13が停止、つまり移動距離ΔL≒0であることに基づいて上記式(1)よりおもり13の質量mを算出することができる。ここで、おもり13の質量mとして表4に示すようにm≒Fa/gが算出される。
Figure 0003718211
また、質量算出部210は、位置監視部220において算出したおもり13の加速度α≒0に基づいて上記式(1)よりおもり13の質量mを算出しても良い。
(B)動的な荷重Faからのおもりの質量の算出(t2≦t<t6)
質量算出部210は、位置監視部220からt2≦t<t6おいて移動しているおもり13の加速度α(加速度α≠0)を取得する。また、荷重監視部230からペダル5にかかる動的な荷重Fa=Fa2、Fa3、Fa4及びFa5を取得する。そして、同様に上記式(1)によりおもり13の質量mが上記表4のように算出される。
このように動的な荷重Faからおもり13の質量を算出しても良いが、位置監視部に220よっておもり13が停止していることを検出した場合におもり13の質量を算出する方が実際のおもり13の質量を正確に算出することができる。仮におもり13が移動している場合に質量を算出すると、その移動の加速に伴う荷重分がおもりの質量に付加されるからである。
上記の通り、位置監視部220、荷重監視部230及び質量算出部のそれぞれの機能が有機的に結合されることによって、正確なおもりの質量測定を実現している。
(4−4)質量記憶部
質量記憶部240は、荷重センサ30による検出電圧から算出された荷重を実際のおもり13の正確な質量に整合させるためのものである。即ち、算出された荷重はノイズや算出によるデータの丸め込み等によって、実際のおもり13の質量とは若干異なったものとなっている。この算出された荷重をそのままモニタ60に出力すると、トレーニング者にとって非常に見づらく、視覚的に把握しにくいデータとなってしまう。さらにまた、同じ負荷のトレーニングを行っているにもかかわらず、トレーニング毎にまちまちの表示がなされることになり、トレーニング効果の基準も不明確なものとなってしまう。そこで、この質量記憶部240に記憶されている質量と比較して実際のおもり13の質量への合わせ込みを行う。
具体的には、質量記憶部240は、トレーニング装置100において使用される実際のおもり13の質量を記憶する。即ち、該当するトレーニング装置のおもり1個分の質量が仮に2Kgであれば、おもりが2個では4Kg、3個ならば6Kgであり、その2Kg、4Kg、6Kg・・・という質量の刻みのデータがテーブルとして記憶されている。おもり1個分の質量が5Kgであれば、5Kg、10Kg、15Kgの刻みである。そして、質量算出部210は、算出したおもりの質量と記憶された質量のデータと比較し、算出したおもりの質量に最も近い値、仮におもり1個分の質量が2Kgで算出データが4.2Kgであれば、質量記憶部240に記憶されている4Kgのデータを抽出する。よって、用いられているおもり13の正確な質量を求めることができる。
なお、おもり1個の質量の設定は、モニタ60の表示部61に表示可能とされたおもりの質量の入力画面より入力するようにしている。
(4−5)通信制御部
通信制御部260は、位置監視部220、荷重監視部230、質量算出部210から取得した運動状況をサーバ300に送信する。また、通信制御部260は、サーバ300からサーバ300に記憶されている個人データ受信する。ここで、個人データとは、トレーニング者の身長、体重、前回の運動状況などのデータである。
(4−6)表示制御部
表示制御部250は、位置監視部220から取得したおもり13の移動距離ΔLや移動回数、荷重監視部230から取得したペダル5にかかる荷重及び質量算出部210から取得したおもり13の質量などのトレーニング者の運動状況をモニタ60に出力する。また、表示制御部250は、サーバ300から受信した個人データなどをモニタ60に出力する。モニタ60の表示部61では、表示制御部250から取得した運動状況を図11〜図13に示すように表示する。図11では、おもり13の質量及びおもり13の移動回数及び目標回数が表示されている。図11中、Pはトレーニング者のおもり13の質量及び引き上げの加速の状態を示す加速状態表示バーである。おもり13が引き上げられていない場合にはこのバーPは全て黒色であり、引き上げられるおもり13の質量に対応して、図中左端より順次白抜きで表示される。また、この加速状態表示バーPはおもり13の引き上げの加速度も反映しており、引き上げがゆっくり行われる場合にはその対応位置は上記のおもり13の質量に対応する位置で停止している。一方、トレーニング者が勢いよくおもり13を引き上げた場合には、加速度が加味され本来のおもり13の質量の表示位置をオーバーして(図中右方向に)表示される。そして、そのおもりの引き上げが例えば上端に達して停止されれば、表示位置は元のおもりの質量に対応する位置に戻る。このように、加速状態表示バーPはおもりの質量だけでなく、トレーニング者のトレーニング状態によって本来のおもりの質量を越える領域まで伸張することから、トレーニング者のトレーニングに対する興味を引き出すことができる。図12では、前回の移動回数、ベストの移動回数などが表示されている。また、図13では、現在のおもり13の位置及びおもり13の移動回数がカウントされる移動幅が表示されている。つまり、おもり13が図13に示す斜線部分を越えると移動回数がカウントされる。よって、トレーニング者は、おもりの位置を把握し、移動回数がカウントされるようにペダル5を移動することができる。
3.データ処理部でのフロー
次に、データ処理部200でのおもり13の質量及び移動回数を算出する流れについて説明する。図14は、おもり13の質量及び移動回数を算出する流れを示すフロー図である。トレーニング者は、モニタ60の受信部65にICカード等の認証カードをかざし、測定装置150にトレーニング者の識別IDを認識させる。そして、トレーニング者がペダル5を足により移動することにより下記の処理が開始される。
ステップS10:位置監視部220及び荷重監視部230は、所定時間間隔Δt1が経過しているかどうかを判断する。
ステップS20:位置監視部220及び荷重監視部230は、所定時間間隔Δt1経過時点のおもり13の位置及びペダルにかかる荷重Fを、位置センサ20及び荷重センサ30から取得する。おもりの位置は、位置センサ20からおもり13までの距離Lにより表される。
ステップS30:位置監視部220及び荷重監視部230は、取得したおもり13の位置及びペダル5にかかる荷重を記憶する。
ステップS40:荷重監視部230は、所定時間間隔Δt2が経過しているかどうかを判断する。所定時間間隔Δt2が経過していなければステップS10へ戻る。
ステップS50:所定時間間隔Δt2が経過後、荷重監視部230は、所定時間間隔Δt1毎に記憶されている荷重を所定時間間隔Δt2内において平均化し、ノイズによる影響を低減する。
ステップS60:位置監視部220及び荷重監視部230は、所定時間間隔Δt3が経過しているかどうかを判断する。
ステップS70:位置監視部220は、所定時間間隔Δt3が経過していれば、移動距離ΔL、移動速度V及び加速度αを算出し、記憶する。
ステップS80:位置監視部220は、表示制御部250がモニタ60におもりの質量mを出力しているか判断する。つまり、モニタ60の表示部61において、おもりの質量mが表示済みであるかどうかを判断する。
ステップS90:質量算出部210は、位置監視部220において算出されたおもり13の加速度α及びペダル5にかかる荷重に基づいておもりの質量mを算出する。
ステップS100:表示制御部250は、質量算出部210において算出された質量mを取得し、表示部61において表示させるためにモニタ60に出力する。
ステップS110:一方、おもり13の質量mが既に表示されている場合は、荷重監視部230は、表示制御部250にペダル5にかかる荷重Fを出力する。表示制御部250は、表示部61において荷重Fを表示する。
ステップS120:さらに、おもり13の質量mが既に表示されている場合は、位置監視部220は、おもりの移動距離ΔLを算出する。
ステップS130:位置監視部220は、算出された移動距離ΔLが所定値以上であるかどうかを判定する。
ステップS140:移動距離ΔLが所定値以上である場合は、おもり13の移動回数をインクリメントする。
ステップS150:位置監視部220は、おもり13の移動回数を表示制御部250に出力する。表示制御部250は、表示部61に最新の移動回数を出力する。ここで、ステップS140において移動回数がインクリメントされた場合は更新後の移動回数を、移動距離ΔLが所定値以下でインクリメントされなかった場合は現在の移動回数をそのまま表示する。
ステップS150:位置監視部220及び荷重監視部230は、トレーニング者から終了の指示を受け付けたかどうかを判定する。終了しない場合は、おもりの位置及びペダル5にかかる荷重の取得を継続する。
上記の通り、本発明に係る測定装置はワイヤ9にかかる荷重の検出に加え、停止時におけるおもり13の質量を算出でき、これらのデータをモニタ60に表示することができる。従って、おもり13の移動時には、トレーニング者のおもり13の引き上げに応じた荷重、例えば勢いよくおもりを移動させるほどモニタ60には大きな荷重数値が表示されることから、トレーニング者へのトレーニング意欲を喚起することができる。また、おもり13の停止時には、おもり13の質量が表示されることから、従来のウェイトトレーニングマシンのようにおもり13自体を視認するなどの手間を要さず、トレーニング姿勢を維持したままモニタ60を見るだけで容易に現在使用しているおもりの質量を確認でき操作性に優れている。 また、本発明に係る測定装置は、トレーニング回数等に関する測定部を備えない既存のトレーニング装置に対しても後付けで容易に取り付けが可能であり、フィットネスクラブ等にとってコストメリットがある。
<その他の実施形態例>
上記の方法をコンピュータ上で実行するためのプログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明の範囲に含まれる。ここで、プログラムは、ダウンロード可能なものであっても良い。記録媒体としては、コンピュータが読み書き可能なフレキシブルディスク、ハードディスク、半導体メモリ、CD−ROM、DVD、光磁気ディスク(MO)、その他のものが挙げられる。
本発明にかかる測定装置を既存のトレーニング装置に後付けすると、トレーニング者は、モニタに表示された報知情報に基づいて運動メニューを決めることができる。
測定装置及びトレーニング装置の構成図。 測定装置が取り付けられたトレーニング装置の構成図。 おもりの移動する様子を示す説明図。 位置センサでのおもりの位置の測定方法。 (a)荷重センサの拡大斜視図。(b)同図(a)と反対方向から観察した荷重センサの拡大斜視図。 (a)ワイヤに荷重がかかる前の荷重センサの断面図。(b)ワイヤに荷重がかった後の荷重センサの断面図。 モニタの外観図。 おもりが最下部から最上部に向けて図中矢印方向へ上昇している様子を示す説明図。 おもりの移動回数のカウント方法を示す説明図。 (a)荷重Fと時刻tとの関係を示す関係図(1)。(b)荷重Fと時刻tとの関係を示す関係図(2)。(c)同図(a)の一部の拡大図。 モニタの表示部において表示される運動状況(1)。 モニタの表示部において表示される運動状況(2)。 モニタの表示部において表示される運動状況(3)。 おもりの質量及び移動回数を算出する流れを示すフロー図。
符号の説明
5:ペダル
9:ワイヤ
13:おもり
20:位置センサ
21:発光素子
23:投光レンズ
25:受光レンズ
27:受光素子
29:遮光板
30:荷重センサ
31:歪み受け部
33:ワイヤ固定部
35:ネジ止め部
37:ワイヤ支持部
39:歪み測定部
40:反射板
60:モニタ
100:トレーニング装置
150:測定装置

Claims (7)

  1. おもりと、前記おもりに連結された長尺体と、前記長尺体の他端を移動させることで前記おもりを上方に移動させる荷重発生手段とを備えるトレーニング装置に供するための測定装置であって、
    前記おもりの位置を検出する位置検出手段と、
    前記長尺体にかかる荷重を検出する荷重検出手段と、
    前記位置検出手段及び前記荷重検出手段によって得られた検出データに基づく報知情報を表示する表示手段と、
    前記荷重検出手段及び前記位置検出手段によって得られた検出データに基づき、前記表示部に前記報知情報を表示するためのデータ処理を行うデータ処理部と、を備え、
    前記位置検出手段、荷重検出手段及び表示手段はそれぞれ、前記トレーニング装置に対して着脱自在となる取付部を各々有し、
    前記データ処理部は、前記位置検出手段によって検出された検出データに基づいておもりの位置の変化状態を監視する位置監視手段と、前記荷重検出手段によって検出された検出データに基づいて荷重の変化状態を監視する荷重監視手段と、前記おもりの位置の変化状態及び前記荷重の変化状態に基づいて前記おもりの質量を算出する質量算出手段と、を有し、
    前記位置監視手段が前記おもりの移動後において前記おもりが停止していることを検出した場合、前記質量算出手段は、前記荷重監視手段によって検出された荷重に基づいて前記おもりの質量を算出し、前記表示手段に前記質量を表示することを特徴とする測定装置。
  2. 前記おもりの上面に設けられて光を反射する反射手段をさらに備え、
    前記位置検出手段は、前記反射手段に対して光を出射する発光部と、前記反射手段において反射された反射光を受光する受光部とを有することを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記荷重検出手段は、前記長尺体に取付け可能とされ、前記長尺体にかかる張力を受ける歪み受け部と、前記歪み受け部の歪みを測定する歪み測定部とを有することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の測定装置。
  4. おもりと、前記おもりに連結された長尺体と、前記長尺体の他端を移動させることで前記おもりを上方に移動させる荷重発生手段とを備えるトレーニング装置に供するための測定装置であって、
    前記おもりの位置を検出する位置検出手段と、
    前記長尺体にかかる荷重を検出する荷重検出手段と、
    前記位置検出手段及び前記荷重検出手段によって得られた検出データに基づく報知情報を表示する表示手段と、
    前記荷重検出手段及び前記位置検出手段によって得られた検出データに基づき、前記表示部に前記報知情報を表示するためのデータ処理を行うデータ処理部と、を備え、
    前記位置検出手段、荷重検出手段及び表示手段はそれぞれ、前記トレーニング装置に対して着脱自在となる取付部を各々有し、
    前記データ処理部は、前記位置検出手段によって検出された検出データに基づいておもりの位置の変化状態を監視する位置監視手段と、前記荷重検出手段によって検出された検出データに基づいて荷重の変化状態を監視する荷重監視手段と、前記おもりの位置の変化状態及び前記荷重の変化状態に基づいて前記おもりの質量を算出する質量算出手段と、前記トレーニング装置において使用され得るおもりの質量データを記憶する質量記憶部と、を有し、
    前記質量算出手段は、前記トレーニング装置において使用されているおもりの位置の変化状態と、前記長尺体にかかる荷重に基づいて算出されたおもりの質量に最も近い値とを、前記質量記憶部から抽出することを特徴とする測定装置。
  5. 前記おもりの上面に設けられて光を反射する反射手段をさらに備え、
    前記位置検出手段は、前記反射手段に対して光を出射する発光部と、前記反射手段において反射された反射光を受光する受光部とを有することを特徴とする、請求項4に記載の測定装置。
  6. 前記荷重検出手段は、前記長尺体に取付け可能とされ、前記長尺体にかかる張力を受ける歪み受け部と、前記歪み受け部の歪みを測定する歪み測定部とを有することを特徴とする、請求項4または5のいずれかに記載の測定装置。
  7. 前記質量データは、前記トレーニング装置において使用され得るおもりの単体の質量のデータと、前記単体の質量のデータの整数倍の質量のデータとを含むことを特徴とする、請求項4、5または6のいずれかに記載の測定装置。
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