JP2000014855A - 滑車を利用した運動具 - Google Patents

滑車を利用した運動具

Info

Publication number
JP2000014855A
JP2000014855A JP10190842A JP19084298A JP2000014855A JP 2000014855 A JP2000014855 A JP 2000014855A JP 10190842 A JP10190842 A JP 10190842A JP 19084298 A JP19084298 A JP 19084298A JP 2000014855 A JP2000014855 A JP 2000014855A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
exercise
rope
holder
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10190842A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Suzuki
肇 鈴木
Makoto Takahashi
誠 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakai Medical Co Ltd
Original Assignee
Sakai Medical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sakai Medical Co Ltd filed Critical Sakai Medical Co Ltd
Priority to JP10190842A priority Critical patent/JP2000014855A/ja
Publication of JP2000014855A publication Critical patent/JP2000014855A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rehabilitation Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運動の状況を定量化して運動に再現性を持た
せ、運動の状況や成果を明示して、運動に対する意欲を
高めることができる滑車を利用した運動具を提供する。 【解決手段】 水平に保持されたバー2に吊り下げて使
用し、滑車3と、滑車3を保持する滑車ホルダー5と、
滑車ホルダー5をバーに吊り下げるための吊り下げ具6
と、滑車3に懸架されたロープ7と、ロープ7の両端に
それぞれ配されるグリップ部8とを備え、滑車ホルダー
5には、ロードセル40と回転計41からなる運動の状
況を測定する測定器9と、測定器9が測定した運動の状
況を表示する表示器10とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は架台または水平に
保持されたバーに吊り下げられた滑車にロープを懸架
し、このロープの一端に負荷をかけた状態で使用者がこ
の負荷に抗してロープの他端を引くことにより、あるい
は滑車に懸架されたロープの両端に設けられたグリップ
部を使用者が両手でそれぞれ把持し、これらグリップ部
を交互に引くことにより運動を行う、滑車を利用した運
動具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、滑車を利用した運動具としては、
次のようなものが知られている。架台または水平に保持
されたバーに吊り下げられる滑車に、両端にグリップ部
が設けられたロープを懸架したもので、使用者がこのロ
ープの一端を片腕で保持しつつ、この腕の力及び体重に
抗してこのロープの他端を引きつける動作を左右交互に
行うことで両腕及び上半身の運動を行うものが知られて
いる。また同様にして、滑車に懸架したロープの一端に
重りやバネ等の負荷をかけたもので、使用者がこの負荷
に抗してロープの他端を引きつける動作を繰り返すこと
で片腕もしくは両腕、および上半身の運動を行うものが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の滑車を利用した
運動具は、滑車を利用することによって無理のないスム
ーズな運動を行うことができるが、運動の状況が定量的
に表されないので、運動に再現性がなく、前回と同じ運
動を行うことが難しいなど、運動の状況の管理が困難で
あった。また、運動の状況やその成果がわかりにくいの
で、使用者が目標を立てにくかったり、運動に対する意
欲を高めにくかった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、運動の状況を定量化して
表すことによって、運動に再現性を持たせ、かつ運動の
状況の管理を容易にすることと、運動の状況や成果を明
示して、使用者が目標を立てやすく、運動に対する意欲
を高めることができる、滑車を利用した運動具を提供す
るところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の滑車を利
用した運動具において、滑車と、該滑車の車軸を支えて
前記滑車を保持する断面略コ字形状の滑車ホルダーと、
該滑車ホルダーに配され、前記滑車と滑車ホルダーを架
台または水平に保持されたバーに吊り下げるための吊り
下げ具と、前記滑車に懸架されたロープと、該ロープの
一端に配されるグリップ部と、前記ロープの他端に配さ
れる負荷具とからなる滑車を利用した運動具において、
前記滑車ホルダーに設けられ、運動の状況を測定する測
定器と、前記測定器が測定した運動の状況を表示する表
示器とを備えていることを特徴とする。
【0006】これにより、測定器によって運動の状況が
測定され、また表示器によって測定された運動の状況が
表示されるので、運動の状況を定量的に知ることがで
き、前回の運動の再現や、前回の運動との比較、及び運
動の状況の管理などを容易に行うことができる。また、
運動の状況を定量的に知ることによって、使用者は運動
の状況や成果を知ることができ、運動の目標を立てやす
く、また運動に対する意欲を高めることができる。
【0007】請求項2記載の滑車を利用した運動具にお
いて、前記滑車ホルダーは、前記滑車の車軸の両端を支
持する側板部と、該側板部の上端同士を連結する天板部
とからなり、また前記吊り下げ具には前記滑車ホルダー
の天板部の下面を支持して前記滑車ホルダーを吊り下げ
る支持面が設けられ、また前記測定器は、前記天板部と
前記支持面との間に挟まれて配されるロードセルと、前
記側板部の前記滑車ホルダー内面側に配されて前記滑車
の回転した数を測定する回転計とからなり、前記表示器
では、運動の状況として運動の回数、負荷、ロープの移
動距離とが表示されることを特徴とする。
【0008】これにより、ロードセルによって滑車ホル
ダーにかかる荷重が測定されて運動の負荷や運動の回数
が算出され、また回転計によって滑車の回転した数が測
定されて運動の回数やロープの移動距離が算出されるの
で、運動の状況が運動の回数、負荷、ロープの移動距離
として定量的に測定、表示され、運動の状況を定量的に
知ることができる。
【0009】請求項3記載の滑車を利用した運動具にお
いて、前記滑車に懸架したロープの他端には、前記負荷
具に代えてグリップ部が設けられていることを特徴とす
る。これによって、重りまたはスプリング等の代わりに
使用者の腕の力や体重を負荷として利用するので、特別
な架台や負荷具等が不要になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下は本発明による滑車を利用し
た運動具の実施の形態についての説明である。なお、以
下のおのおのの実施の形態では、説明の重複を避けるた
め、既に説明した部材または機能が同じ部材については
同じ名称及び番号を用いて表し、説明の一部を省略す
る。 第1の実施の形態 図1及び図2にも示されるように、滑車を利用した運動
具1は、天井から下ろされて水平に保持されたバー2に
吊り下げて使用されるものであって、滑車3と、滑車3
の車軸4を両側から支えて滑車3を保持する断面略コ字
形状の滑車ホルダー5と、該滑車ホルダー5の上面に配
され、滑車ホルダー5をバー2に吊り下げるための吊り
下げ具6と、滑車3に懸架されたロープ7と、ロープ7
の両端にそれぞれ配されるグリップ部8とからなり、滑
車ホルダー5には、滑車を利用した運動具1の状況を測
定する測定器9と、測定器9が測定した情報から運動の
状況を算出、表示する表示器10が設けられている。
【0011】滑車3は、片側のリム20の直径が大きく
取られており、このリム20の周縁部近傍には、全周に
わたって複数のスリット21が周方向へ所定の間隔を開
けて形成されている。滑車ホルダー5は、滑車3の車軸
4を支持する車軸受け22が設けられた一対の側板部2
3と、これら側板部23の上端同士を連結する天板部2
4とからなる。吊り下げ具6は、上板30と下板31及
び一対の側板32とによって向かい合う一対の側面が開
口された箱形に形成される支持部33と、上板30に溶
接されるフック34とからなる。また、支持部33の開
口された側面には滑車ホルダー5の天板部24が挿通さ
れ、支持部33の下板31の上面は、天板部24の下面
35を支える支持面36として機能する。
【0012】測定器9は、滑車ホルダー5の天板部24
の下面35と吊り下げ具6の支持面36との間に挟まれ
て配されるロードセル40と、滑車ホルダー4の側板部
23の内面片側に配される回転計41とからなる。な
お、回転計41は、発光部と受光部を備える光センサー
からなるものであって、滑車3のリム20のスリット2
1に対向するように、滑車ホルダー5の側板部23の内
面側に設けられている。表示器10は、測定器9によっ
て測定された情報をもとに運動の回数、負荷、ロープ7
の移動した距離を求める演算部と、液晶もしくは発光ダ
イオード等によってこれら運動の状況を表示する表示部
と、表示される運動の状況の内容を切り替えるための切
替ボタン42とからなる。
【0013】このように構成される滑車を利用した運動
具1における運動方法、運動の状況の測定方法及び運動
の状況の表示方法について説明する。図1に示される滑
車を利用した運動具1における運動方法は、天井から下
ろされる水平に保持されたバー2に、滑車を利用した運
動具1を、吊り下げ具6に設けられたフック34によっ
て吊り下げ、滑車3に懸架されたロープ7の両端に設け
られたグリップ部8のうちの一方を片腕で保持して、こ
の腕の力及び体重によってロープ7の一端に負荷をか
け、この負荷に抗してこのロープ7の他端に設けられた
グリップ部8を引きつける動作を左右交互に行って運動
を行うものである。
【0014】運動の状況の測定方法として、滑車ホルダ
ー5の天板部24の下面35と吊り下げ具6の支持面3
6との間に挟まれるロードセル40によって運動の際に
滑車3にかかる荷重の測定を行う。また滑車ホルダー5
の側板部23の内面側に配された光センサーによって、
滑車3のリム20に刻まれたスリット21が光センサー
の前を通過する回数を測定し、これによって滑車3の回
転した数の測定が行われる。なお、リム20に形成され
たスリット21は、その大きさまたはスリット21間の
間隔が非対称的になるように配されており、光センサー
によってスリット21の大きさまたはスリット21間の
間隔の変化を検知することにより、滑車3の回転方向が
判別される。
【0015】運動の状況は、これら測定器9によって測
定された情報から、表示器10の演算部によって以下の
ように算出される。ロードセル40によって滑車3にか
かる荷重が測定され、この荷重からグリップ部8に加わ
る力が算出されて運動の負荷が求められる。なお、ここ
でいう運動の負荷とは、例えば所定時間内に測定された
荷重の最大値、または所定時間中に測定された荷重の平
均値等である。回転計41によって滑車3の回転方向が
切り替わりが測定され、これによって運動の方向が切替
わった回数が算出されて運動の回数が求められる。同様
にして、回転計41によって滑車3の回転した数が測定
され、この回転数と滑車3の周の長さとの関係から、表
示器10の演算部により運動を行った際のロープ7の移
動量が求められる。このように求められた運動の状況は
表示器10に数値で表示され、またその内容は表示器1
0に設けられた切替ボタン42によって各項目ごとに切
替えて表示することができる。
【0016】なお、この第1の実施例において、ロープ
7の一端に設けられるグリップ部8を重りに交換し、負
荷具43としても構わない。この場合、ロープ7の他端
に設けられたグリップ部8を、片手または両手によって
引きつける動作を繰り返すことによって運動を行う。
【0017】第2の実施の形態 図3及び図4にも示されるように、滑車を利用した運動
具1は、架台50と、滑車3と、滑車ホルダー5と、該
滑車ホルダー5の上面に溶接され、滑車ホルダー5を架
台50に吊り下げるための吊り下げ具6と、滑車3に懸
架され、その一端が架台50に固定されるロープ7と、
このロープ7の、架台50に固定される側の一端と滑車
3に懸架される部分との間に配される負荷具43と、ロ
ープ7の他端に取り付けられるグリップ部8とからな
り、滑車ホルダー5には、滑車を利用した運動具1の状
況を測定する測定器9と、測定器9が測定した情報から
運動の状況を算出、表示する表示器10が設けられてい
る。
【0018】架台50は、矩形をなす互いに平行に配さ
れる底板51及び天板52と、これらの二つのコーナー
同士を接続する一対の支柱53とからなる。吊り下げ具
6は、吊り下げ部54と支持部33とからなる。吊り下
げ部54は、一端が滑車ホルダー5の天板部24に溶接
される一対の向かい合う側板32と、これら側板32の
上端同士を接続する上板30とからなる。 支持部33
は、中央部分が上方に開口された略コ字形状に形成され
た部材で、この中央部分が、滑車ホルダー5の天板部2
4と吊り下げ部54によって形成される空間に挿通され
て、吊り下げ部54の下面を支持する支持面36を形成
する。さらに、支持部33の両端部は架台50の天板5
2の下面に、ボルト等による締結固定または溶接によ
り、滑車ホルダー5及び滑車3が架台50に吊り下げら
れた状態に固定される。
【0019】ロープ7は、その一端が架台50の天板5
2の下面の、支柱53の接合される部分の間に固定さ
れ、ロープ7の他端にはグリップ部8が設けられ、この
ロープ7の、架台50の天板52に固定される端部と滑
車3に懸架される部分との間には負荷具43が配され
る。負荷具43は、架台50の底板51と天板52との
間に接合されるガイドレール55と、複数枚が積み重ね
られ、ガイドレール55によって上下方向のみに移動が
制限される平版状の重り56とからなる。重り56は、
その中央部に、上下に開口されてロッド57が挿通され
るロッド挿通孔58が配され、またその両端部に、上下
に開口されてガイドレール55が挿通されるガイド孔5
9が配される。また重り56の中央部底面には支持溝6
0が形成されている。
【0020】ロッド57には、その側面に所定間隔を開
けて複数のピン挿通孔61が形成されており、上端には
ホルダー62を介して、ロープ7が巻き回しされる動滑
車63が配されている。ロッド57に形成されるピン挿
通孔61には、重り56の支持溝60を通じてピン64
が挿通される。また、ガイドレール55には、重り56
の下側に、重り56の着地の際の衝撃を緩衝するための
スプリング65が挿通されている。
【0021】このように構成される滑車を利用した運動
具1における運動方法、運動の状況の測定方法及び運動
の状況の表示方法について説明する。図3に示される滑
車を利用した運動具1における運動方法は、ロープ7の
一方の端部近傍に動滑車63によって吊持された重り5
6を、滑車3と動滑車63を通じて、片手または両腕に
よってロープ7の他端に設けられたグリップ部8を引き
つけて重り56を持ち上げるという動作を繰り返すこと
で運動を行うものである。なお、負荷の調節は、複数の
ピン挿通孔61のうち、ピン64を挿通するピン挿通孔
61を選択して、ロッド57とピン64によって支持さ
れる重り56の枚数を調節することで行う。
【0022】運動の状況の測定方法として、吊り下げ部
54の上板30の底面と支持部33の上面との間に挟ま
れて配されるロードセル40によって運動の際に滑車3
にかかる荷重の測定を行う。
【0023】これら測定器9によって測定された情報か
ら、表示器10の演算部によって運動の状況が以下のよ
うに求められる。ロードセル40によって測定された滑
車3にかかる荷重から、グリップ部8に加わる力が算出
され、これによって運動の負荷が求められる。回転計4
1によって測定された滑車3の回転方向から、運動の方
向の切替わった回数が算出されて運動の回数が求めら
れ、同様にして、測定された滑車3の回転した数と、滑
車3の周の長さとの関係から、表示器10の演算部によ
って運動を行った際のロープ7の移動量が求められる。
このように求められた運動の状況は、図2に示されるよ
うに、表示器10に数値で表示され、また表示される内
容は表示器10に設けられた切替ボタン42によって切
替えて表示することができる。
【0024】この第2の実施の形態において、運動の回
数の測定方法の一例として、一回の運動ごとに重り56
が着地して、重り56による荷重が滑車にかからなくな
る回数をロードセル40によって測定して運動の回数を
計数する方法を用いても構わない。
【0025】第3の実施の形態 図5に示されるように、滑車を利用した運動具1は、滑
車3と、滑車ホルダー5と、該滑車ホルダー5の上面に
配される吊り下げ具6と、滑車3に懸架され、その両端
にそれぞれグリップ部8が配されるロープ7とからな
り、滑車ホルダー5には、滑車を利用した運動具1の状
況を測定する測定器9と、測定器9が測定した情報から
運動の状況を算出、表示する表示器10が設けられてい
る。
【0026】滑車ホルダー5は、側板部23と、四隅に
ピン挿通孔70が形成され、側板部23の上端同士を接
続する天板部24とからなる。吊り下げ具6は、一対の
向かい合う側板32と、これら側板32の上端同士を接
続する上板30と、上板30の上面に溶接されるフック
34とを備え、また滑車ホルダー5の天板部24のピン
挿通孔70にそれぞれ挿通され、かつそれぞれの一端が
上板30の四隅に溶接される4本の案内ピン71と、こ
れら案内ピン71の他端に形成されて滑車ホルダー5の
脱落を防止する抜け止め72と、これら案内ピン71の
抜け止め72から、滑車ホルダー5を挟んだ向かい側に
所定距離離間して取り付けられ、滑車ホルダー5の上方
への移動を規制するストッパー73とを備える。
【0027】測定器9は、滑車ホルダー5の側板部23
の内面側に配される回転計41と、滑車ホルダー5の天
板部24と吊り下げ具6の上板30との間に、案内ピン
71よりも内方に配される負荷測定器74からなる。負
荷測定器74は、一端が上板30の底面に、他端が天板
部24の上面にそれぞれ固定される2本の測定用スプリ
ング75と、同じく測定用ロッド76の先端が上板30
の底面に固定され、本体が天板部24の上面に固定され
るリニアポテンショメータ77とからなる。
【0028】このように構成される滑車を利用した運動
具1における運動の状況の測定方法について説明する。
運動の状況の測定方法として、滑車ホルダー5に加わっ
た荷重によって、滑車ホルダー5の天板部24の上面と
吊り下げ具6の上板30の下面との間に配される2本の
測定用スプリング75の長さが変位し、その変位を同じ
く天板部24の上面と上板の下面との間に配されるリニ
アポテンショメータ77の測定用ロッド76のストロー
クによって測定する。運動の状況は、測定器9によって
測定された情報から、表示器10の演算部によって以下
のように算出される。リニアポテンショメータ77によ
って測定された測定用スプリング75の変位と、測定用
スプリング75のバネ定数とから滑車3にかかる荷重が
算出され、この荷重からグリップ部8にかかる荷重が算
出されて、運動の負荷が求められる。なお、この第3の
実施例において、ロープ7の一端に設けられるグリップ
部8を重りに交換し、負荷具43としても構わない。
【0029】以上の各実施の形態において、本発明に係
る滑車を利用した運動具1によれば、以下の効果を得る
ことができる。運動の状況が運動の負荷、回数、ロープ
の移動距離として定量的に測定、表示されるので、定量
化された運動の状況を容易に知ることができ、前回の運
動の再現や、前回の運動との比較、及び運動の状況の管
理などを容易に行うことができる。また、運動の状況を
定量的に知ることによって、使用者は運動の状況や成果
を知ることができ、運動の目標を立てやすく、また運動
に対する意欲を高めることができる。
【0030】なお、以上の各実施の形態において、回転
計41として受光部と発光部が一体化された光センサー
と滑車3のリム20を利用した例を示したが、これに限
られることなく、光センサーの受光部と発光部を滑車ホ
ルダー5の両方の側板部の内面に互いに対向するように
配してもよく、また図6に示されるように、滑車3の車
軸4に連結される伝達ベルト66と伝達ベルト66に接
続されるエンコーダー67によって回転計41を構成し
ても構わない。この場合、滑車3の回転が伝達ベルト6
6によってエンコーダー67に伝えられて回転の方向と
回転した数が測定される。また、以上の各実施の形態に
おいて、測定した運動の情報から運動の状況を算出する
演算部を表示器に設けた例を示したが、これに限られる
ことなく、演算部のみが独立して配されたり、測定器と
一体化されていても構わない。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る滑車を利用した運動具によ
れば、以下の効果を得ることができる。前記請求項1記
載の滑車を利用した運動具によれば、運動の状況が定量
的に測定、表示されるので、定量化された運動の状況を
容易に知ることができ、前回の運動の再現や、前回の運
動との比較、及び運動の状況の管理などを容易に行うこ
とができる。また、運動の状況を定量的に知ることによ
って、使用者は運動の状況や成果を知ることができ、運
動の目標を立てやすく、また運動に対する意欲を高める
ことができる。
【0032】前記請求項2記載の滑車を利用した運動具
によれば、運動の状況が運動の回数、負荷、距離として
定量的に測定、表示されるので、運動の状況を定量的に
知ることができる。
【0033】前記請求項3記載の滑車を利用した運動具
において、運動の負荷として使用者の腕力及び体重を利
用するので、特別な架台や負荷具等を用いずに済み、運
動の状況が定量的に測定、表示されるコンパクトな滑車
を利用した運動具を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の構成及び構造を
説明する滑車を利用した運動具の斜視図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態の滑車を利用した
運動具の構成及び構造を説明する正面図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態の滑車を利用した
運動具の構成及び構造を説明する正面図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態の滑車を利用した
運動具の構成及び構造を説明する側面図である。
【図5】 本発明の第3の実施の形態の滑車を利用した
運道具の構成及び構造を説明する側面図である。
【図6】 本発明の各実施の形態における滑車の形状、
及び回転計の構成及び配置の例を説明する滑車を利用し
た運動具の側面図である。
【符号の説明】 1 滑車を利用した運動具 2 バー 3 滑車 5 滑車ホルダー 6 吊り下げ具 7 ロープ 8 グリップ部 9 測定器 10 表示器 20 リム 21 スリット 23 側板部 33 支持部 34 フック 35 下面 36 支持面 40 ロードセル 41 回転計 42 切替ボタン 50 架台 54 吊り下げ部 55 ガイドレール 56 重り 63 動滑車 66 伝達ベルト 67 エンコーダー 71 案内ピン 74 負荷測定器 75 測定用スプリング 76 測定ロッド 77 リニアポテンショメータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月10日(1999.5.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の滑車を利
用した運動具において、滑車と、該滑車の車軸を支えて
前記滑車を保持する断面略コ字形状の滑車ホルダーと、
該滑車ホルダーに配され、前記滑車と滑車ホルダーを架
台または水平に保持されたバーに吊り下げるための吊り
下げ具と、前記滑車に懸架されたロープと、該ロープの
一端に配されるグリップ部と、前記ロープの他端に配さ
れる負荷具とからなる滑車を利用した運動具において、
前記滑車ホルダーに設けられ、前記滑車を利用した運動
の状況を測定する測定器と、前記滑車ホルダーに設けら
れ、前記測定器が測定した運動の状況を表示する表示器
とを備えていることを特徴とする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A63B 23/12 A63B 23/12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 滑車と、 該滑車の車軸を支えて前記滑車を保持する断面略コ字形
    状の滑車ホルダーと、 該滑車ホルダーに配され、前記滑車と滑車ホルダーを架
    台または水平に保持されたバーに吊り下げるための吊り
    下げ具と、 前記滑車に懸架されたロープと、 該ロープの一端に配されるグリップ部と、前記ロープの
    他端に配される負荷具とからなる滑車を利用した運動具
    において、 前記滑車ホルダーに設けられ、運動の状況を測定する測
    定器と、 前記測定器が測定した運動の状況を表示する表示器とを
    備えていることを特徴とする滑車を利用した運動具。
  2. 【請求項2】 前記滑車ホルダーは、前記滑車の車軸の
    両端を支持する側板部と、該側板部の上端同士を連結す
    る天板部とからなり、 また前記吊り下げ具には前記滑車ホルダーの天板部の下
    面を支持して前記滑車ホルダーを吊り下げる支持面が設
    けられ、 また前記測定器は、前記天板部と前記支持面との間に挟
    まれて配されるロードセルと、前記側板部の前記滑車ホ
    ルダー内面側に配されて前記滑車の回転した数を測定す
    る回転計とからなり、 前記表示器では、運動の状況として運動の回数、負荷、
    ロープの移動距離とが表示されることを特徴とする前記
    請求項1記載の滑車を利用した運動具。
  3. 【請求項3】 前記滑車に懸架したロープの他端には、
    前記負荷具に代えてグリップ部が設けられていることを
    特徴とする前記請求項1または2記載の滑車を利用した
    運動具。
JP10190842A 1998-07-06 1998-07-06 滑車を利用した運動具 Pending JP2000014855A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10190842A JP2000014855A (ja) 1998-07-06 1998-07-06 滑車を利用した運動具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10190842A JP2000014855A (ja) 1998-07-06 1998-07-06 滑車を利用した運動具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000014855A true JP2000014855A (ja) 2000-01-18

Family

ID=16264687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10190842A Pending JP2000014855A (ja) 1998-07-06 1998-07-06 滑車を利用した運動具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000014855A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005198867A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Konami Sports Life Corp 測定装置
CN103120835A (zh) * 2013-03-19 2013-05-29 山西惠丰机械工业有限公司 双向定滑轮健身器
CN103120837A (zh) * 2013-03-19 2013-05-29 山西惠丰机械工业有限公司 三向定滑轮健身器
CN103120838A (zh) * 2013-03-19 2013-05-29 山西惠丰机械工业有限公司 定滑轮健身器
CN106994085A (zh) * 2017-05-18 2017-08-01 广州人来康复设备制造有限公司 一种无轨迹等张力肌力康复训练装置
CN107440895A (zh) * 2017-08-29 2017-12-08 潍坊职业学院 多功能健身按摩椅
JP6479929B1 (ja) * 2017-10-27 2019-03-06 株式会社フォーカルワークス トレーニング機器
IT202100013442A1 (it) * 2021-05-24 2022-11-24 Labogym Srl Accessorio per macchina da palestra
WO2023021720A1 (ja) * 2021-08-16 2023-02-23 株式会社ワールドウィングエンタープライズ トレーニング器具用負荷伝達機構部及びこれを用いたトレーニング器具

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005198867A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Konami Sports Life Corp 測定装置
WO2005068022A1 (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Konami Sports Life Corporation 測定装置
CN103120835A (zh) * 2013-03-19 2013-05-29 山西惠丰机械工业有限公司 双向定滑轮健身器
CN103120837A (zh) * 2013-03-19 2013-05-29 山西惠丰机械工业有限公司 三向定滑轮健身器
CN103120838A (zh) * 2013-03-19 2013-05-29 山西惠丰机械工业有限公司 定滑轮健身器
CN106994085A (zh) * 2017-05-18 2017-08-01 广州人来康复设备制造有限公司 一种无轨迹等张力肌力康复训练装置
CN107440895A (zh) * 2017-08-29 2017-12-08 潍坊职业学院 多功能健身按摩椅
JP6479929B1 (ja) * 2017-10-27 2019-03-06 株式会社フォーカルワークス トレーニング機器
JP2019080630A (ja) * 2017-10-27 2019-05-30 株式会社フォーカルワークス トレーニング機器
IT202100013442A1 (it) * 2021-05-24 2022-11-24 Labogym Srl Accessorio per macchina da palestra
WO2023021720A1 (ja) * 2021-08-16 2023-02-23 株式会社ワールドウィングエンタープライズ トレーニング器具用負荷伝達機構部及びこれを用いたトレーニング器具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4907797A (en) Muscle exercise and/or rehabilitation apparatus using linear motion
US4607841A (en) Isometric exercise apparatus
CN100515527C (zh) 训练器具
JP2000014855A (ja) 滑車を利用した運動具
JP3718211B2 (ja) 測定装置
US4040620A (en) Resilient exercise device
KR20190036234A (ko) 운동량 측정 장치
CN211654053U (zh) 一种物理力学实验装置
CN107860709A (zh) 一种布料弹性测量装置
CN109893835A (zh) 一种可计算做功的牵引式加载装置
KR20080056707A (ko) 웨이트 머신 운동기의 중량설정 모니터링 시스템
CN109272831B (zh) 一种超重、失重演示仪
IT9082530A1 (it) Dispositivo per la misurazione del lavoro muscolare
CN216772638U (zh) 一种保守力势能转化的演示教具
CN217505077U (zh) 一种用于力学仪器的计量校准装置
KR101540953B1 (ko) 지레식 실험장치
CN212480734U (zh) 一种仪器仪表挂架
KR102664586B1 (ko) 올바른 체형을 위한 운동기구 시스템
CN219418317U (zh) 一种二力平衡演示器
JP3208003B2 (ja) 上肢機能回復訓練装置
CN216352956U (zh) 一种演示力臂概念的新型杠杆
JP3084853U (ja) 三力の釣合い実験器
CN205943222U (zh) 一种多功能杠杆实验仪
CN217794354U (zh) 一种多功能握拉组合训练器
CN214312300U (zh) 一种杠杆原理实验装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000125