JP6172843B2 - 板材及び板材の製造方法 - Google Patents
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また、前記課題は、本発明の他の板材によれば、切断することが可能な板材であって、前記板材は、切断することによって形成された端縁の少なくとも一部に、他の部位の板厚よりも小さくするための変形部が形成され、前記変形部は、前記切断時の切断荷重により前記板材の一方の面を板厚方向に押圧変形させることによって形成され、前記板材の他方の面へ向けて窪む断面U字状の凹部を有し、前記一方の面に他の前記板材が積層された状態で、該他の板材との間で間隙を形成することによっても解決される。
さらに、前記課題は、本発明の板材の製造方法によれば、板材を所定の大きさに切断する切断工程を備え、前記切断工程は、切断することによって形成される前記板材の端縁の少なくとも一部に、他の部位の板厚よりも小さくする変形部を形成する端縁加工工程を含み、前記変形部は、前記切断時の切断荷重により前記板材の一方の面を板厚方向に押圧変形させることによって形成され、前記板材の他方の面へ向けて窪む断面U字状の凹部を有し、前記一方の面に他の前記板材が積層された状態で、該他の板材との間で間隙を形成することによっても解決される。
図1に示すように、金属板切断工程Bでは、(金属板送出工程Aを経ることによって送り込まれた)金属板1を、ブランキング装置10を用いて、当該金属板1の送り方向(以下、単に「送り方向」と称す)と直交する方向(以下、「直交方向」と称す)で切断する作業を行う。なお、このような金属板1の切断は、切断後の金属板1の送り方向の長さが略同一となるタイミングや金属板1の送り量等で行われるようになっている。
本実施形態では、送りローラ7(図1参照)の駆動によって、金属板1が、切断される所定位置まで移動すると、送りローラ7、及び、搬送コンベア19(図1参照)の駆動が、それぞれ一旦停止され、その後、第1切断部材11の下方への移動が開始されるように構成されている(図4(a)参照)。
図1に示すように、金属板積重工程Cでは、前工程である金属板切断工程Bを行うことによって切断された金属板1を、ストッカー21内に溜め置く(積重する)作業を行う。
本実施形態における金属板取出工程Dは、所定のタイミング(例えば、搬送コンベア19(図1参照)の駆動が一旦停止したタイミング)で開始されるようなっている。
このような端縁の一部への変形部の加工は、例えば、金属板変形加工用部材14に代えて(図5参照)、図7に示すような、金属板変形加工用部材114を取り付けることによって実現することが可能である。さらに、上記変形部の加工は、金属板1を押圧する押圧部材18(図4参照)に、金属板変形加工用部材114と同様な部材(図示省略)を取り付けることによっても実現することができる。この場合、上記部材は、押圧部材18の下面のうち、金属板1の上記直交方向の端縁に変形部を形成することが可能な位置に取り付ければよい。
変形部をこのような形状とした場合、積重された金属板1に吹付部材32から流体Fを吹き付けると、当該流体Fは、主として、水平部に沿って略水平に流れた後、傾斜部に沿って斜め上方へ向かって流れることとなる。すなわち、この例では、間隙Wに流体Fを吹き付けると、最上位の金属板1に対して、上方へ移動させる力(押し上げる力)が作用することとなるため、最上位の金属板1と上から2番目の金属板1との間に、空間S(図6参照)を生じさせることが可能となる。
変形部をこのような形状とした場合、積重された金属板1に吹付部材32から流体Fを吹き付けると、当該流体Fは、主として、水平部に沿って略水平に流れた後、傾斜部に沿って斜め上方へ向かうように流れ、その後、鉛直部に沿って上方へ向かって流れることとなる。すなわち、この例も、上記図9(a)の例と同様に、間隙Wに流体Fを吹き付けると、最上位の金属板1に対して、上方へ移動させる力(押し上げる力)が作用することとなるため、最上位の金属板1と上から2番目の金属板1との間に、空間S(図6参照)を生じさせることが可能となる。
変形部をこのような形状とした場合、積重された金属板1に吹付部材32から流体Fを吹き付けると、当該流体Fは、主として、水平部に沿って略水平に流れた後、傾斜部に沿って斜め下方へ向かうように流れ、その後、鉛直部に沿って上方へ向かって流れることとなる。すなわち、この例も、上記図9(a)の例と同様に、間隙Wに流体Fを吹き付けると、最上位の金属板1に対して、上方へ移動させる力(押し上げる力)が作用することとなるため、最上位の金属板1と上から2番目の金属板1との間に、空間S(図6参照)を生じさせることが可能となる。
変形部をこのような形状とした場合、積重された金属板1に吹付部材32から流体Fを吹き付けると、当該流体Fは、主として、水平部に沿って略水平に流れた後、鉛直部に衝突して上方と下方とに分岐するように流れるが、下方へ向かう流体Fの一部は、その後に吹き込まれる流体Fによって上方へ向かう流れに変更され、上記上方へ分岐する流れと合流して流れることとなる。すなわち、この例も、上記図9(a)の例と同様に、間隙Wに流体Fを吹き付けると、最上位の金属板1に対して、上方へ移動させる力(押し上げる力)が作用することとなるため、最上位の金属板1と上から2番目の金属板1との間に、空間S(図6参照)を生じさせることが可能となる。
変形部をこのような形状とした場合、積重された金属板1に、吹付部材32から流体Fを吹き付けると、当該流体Fは、主として、変形部501aの上記反送り方向側で上下方向へ延びる部分と衝突して、上方と下方とに分岐するように流れるが、下方へ向かう流体Fの一部は、変形部501aの円弧状に形成される部分に沿って流れ、その後、金属板1の先端部側に達した際に、上方へ向かうように流れる。すなわち、この例も、上記図9(a)の例と同様に、間隙Wに流体Fを吹き付けると、最上位の金属板1に対して、上方へ移動させる力(押し上げる力)が作用することとなるため、最上位の金属板1と上から2番目の金属板1との間に、空間S(図6参照)を生じさせることが可能となる。
変形部をこのような形状とした場合、積重された金属板1に、吹付部材32から流体Fを吹き付けると、当該流体Fは、主として、上下方向へ延びる部分と衝突して、上方のみならず、上記送り方向へ向けて流れるが、この送り方向へ向かう流体Fの一部は、その後に吹き込まれる流体Fと合流して、上記上方へ向かう流れに変更される。すなわち、この例も、上記図9(a)の例と同様に、間隙Wに流体Fを吹き付けると、最上位の金属板1に対して、上方へ移動させる力(押し上げる力)が作用することとなるため、最上位の金属板1と上から2番目の金属板1との間に、空間S(図6参照)を生じさせることが可能となる。
変形部をこのような形状とした場合、積重された金属板1に、吹付部材32から流体Fを吹き付けると、当該流体Fは、変形部701a(傾斜面)に沿って、下方に傾斜するように流れ、最上位の金属板1の変形部701aと上から2番目の金属板1の上面1Aとが交叉する部分に吹き付けられることとなる。すなわち、この例では、当該交叉する部分に、上記送り方向へ向かう流体Fの流れ(力)が作用することとなるため、流体Fの吹付量等によっては、最上位の金属板1と、上から2番目の金属板1との間に、流体Fを入り込ませることができ、斯かる場合、最上位の金属板1と上から2番目の金属板1との間に、空間S(図6参照)を生じさせることが可能となる。
1A 上面
1B 下面
1a 傾斜面
2 金属板券解装置
6 ガイドローラ
7 送りローラ
10 ブランキング装置
11 第1切断部材
12 切断部材本体部
12a 切欠き部
12b 切断刃取付用孔
13 切断刃
13a 切断部材本体部取付用孔
13b 金属板変形加工用部材取付用孔
14 金属板変形加工用部材
14a 傾斜面
14b 切断刃取付用孔
16 第2切断部材
17 ワーク面
19 搬送コンベア
21 ストッカー
30 金属板取出装置
31 吸着部材
32 吹付部材
51,52 ビス
101a,201a,301a,401a,501a,601a,701a 変形部
A 金属板送出工程
B 金属板切断工程
C 金属板積重工程
D 金属板取出工程
E 金属板成形工程
F 流体
S 空間
W 間隙
Claims (12)
- 切断することが可能な板材であって、
前記板材は、切断することによって形成された端縁の少なくとも一部に、他の部位の板厚よりも小さくするための変形部が形成され、
前記変形部は、
前記切断時の切断荷重により前記板材の一方の面を板厚方向に押圧変形させることによって形成され、
前記板材の他方の面と略平行な平坦面を有し、
前記一方の面に他の前記板材が積層された状態で、該他の板材との間で間隙を形成することを特徴とする板材。 - 切断することが可能な板材であって、
前記板材は、切断することによって形成された端縁の少なくとも一部に、他の部位の板厚よりも小さくするための変形部が形成され、
前記変形部は、
前記切断時の切断荷重により前記板材の一方の面を板厚方向に押圧変形させることによって形成され、
前記板材の他方の面へ向けて窪む断面U字状の凹部を有し、
前記一方の面に他の前記板材が積層された状態で、該他の板材との間で間隙を形成することを特徴とする板材。 - 前記平坦面は、階段状に複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の板材。
- 前記間隙は、切断された前記板材を積み重ねることによって形成され、
積み重ねられた上下一対の前記板材は、該上下一対の板材の間に形成される前記間隙に流体を吹き付けることによって、互いに分離されることが可能なように構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の板材。 - 前記変形部は、前記端縁の一部又は全てに形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の板材。
- 前記板材は、非磁性の金属であることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の板材。
- 板材を所定の大きさに切断する切断工程を備え、
前記切断工程は、
切断することによって形成される前記板材の端縁の少なくとも一部に、他の部位の板厚よりも小さくする変形部を形成する端縁加工工程を含み、
前記変形部は、
前記切断時の切断荷重により前記板材の一方の面を板厚方向に押圧変形させることによって形成され、
前記板材の他方の面と略平行な平坦面を有し、
前記一方の面に他の前記板材が積層された状態で、該他の板材との間で間隙を形成することを特徴とする板材の製造方法。 - 板材を所定の大きさに切断する切断工程を備え、
前記切断工程は、
切断することによって形成される前記板材の端縁の少なくとも一部に、他の部位の板厚よりも小さくする変形部を形成する端縁加工工程を含み、
前記変形部は、
前記切断時の切断荷重により前記板材の一方の面を板厚方向に押圧変形させることによって形成され、
前記板材の他方の面へ向けて窪む断面U字状の凹部を有し、
前記一方の面に他の前記板材が積層された状態で、該他の板材との間で間隙を形成することを特徴とする板材の製造方法。 - 前記平坦面は、階段状に複数設けられていることを特徴とする請求項7に記載の板材の製造方法。
- 前記切断工程を行った後、切断された前記板材を積み重ねる板材積重工程と、
前記板材積重工程を行った後、上下一対の前記板材の間に形成される前記間隙に流体を吹き付けることによって、前記上下一対の板材を互い分離させる板材分離工程と、を備えることを特徴とする請求項7〜請求項9の何れか1項に記載の板材の製造方法。 - 前記変形部は、前記端縁の一部又は全てに形成されていることを特徴とする請求項7〜請求項10の何れか1項に記載の板材の製造方法。
- 前記板材は、非磁性の金属であることを特徴とする請求項7〜請求項11の何れか1項に記載の板材の製造方法。
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