JP6171864B2 - 車両用施開錠システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両用施開錠システムに関し、特に、リモコンにより車両のドアをロックおよびアンロックする車両用施開錠システムに関する。
近年、車両のドアをリモコンによりロックおよびアンロック可能な車両用施開錠システムが車両に搭載されている。このような車両用施開錠システムでは、セキュリティ性を保つため、リモコンによるドアのアンロック後、所定時間(例えば、30秒)内にドアの開扉が検出されないことをリロック条件としてドアを再びロックするリロック機能を備えている。
このようなリロック機能を備える車両用施開錠システムでは、ドアの開閉検出スイッチの故障によりドアの閉扉が常に検出されている場合、リモコンによるドアのアンロック後にドアが開閉された場合であっても所定時間後にリロック条件が成立する。このため、使用者が乗車後にリモコンを車内に置いたまま降車したような場合に、リロック機能によるロックによりリモコンを車室内に閉じ込めてしまうおそれがある。
これに対して従来の車両用施開錠システムとしては、特許文献1に記載されるように、車室内にリモコンがある状態でドアがロックされていることをアンロック条件として、リクエストスイッチ等の所定の操作によりドアをアンロックするようにしたものが知られている(特許文献1参照)。
特開2005−343360号公報
しかしながら、このような従来の車両用施開錠システムにあっては、使用者がリモコンの保管のため意図的に1つめのリモコンを車室内に置いたまま2つめのリモコンで車室外からドアをロックした場合であっても、第三者によるドアのアンロックが可能であるため、セキュリティ性が損なわれてしまうおそれがある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、携帯機が車室内に閉じ込められることを防止することができるとともに、携帯機を車室内に保管することができる車両用施開錠システムを提供することを目的とするものである。
本発明の第1の態様は、使用者により携帯可能な携帯機から遠隔的に送信される要求信号に基づいて車載装置が車両のドアをロックまたはアンロックする車両用施開錠システムであって、前記車載装置は、イグニッションスイッチがオン位置またはオフ位置の何れであるかを検出するイグニッション位置検出部と、前記ドアが開扉状態または閉扉状態の何れであるかを検出するドア開閉検出スイッチと、前記ドアがロック状態またはアンロック状態の何れであるかを検出するドアロック検出スイッチと、前記携帯機が前記車両の車室内にあるか否かを検出する携帯機位置検出部と、前記車両の外側に操作可能に設けられ、操作時に前記ドアのアンロックを要求するリクエストスイッチと、前記ドアをロックまたはアンロックするよう制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記携帯機からの要求信号に応じて前記ドアがアンロックされてから予め設定された所定時間内に前記ドアの開扉が検出されない場合、前記ドアをロックするように制御するリロック部と、前記リクエストスイッチの操作が検出されているとき、前記イグニッションスイッチがオフ位置であること、かつ、前記ドアがロック状態であること、かつ、前記携帯機が前記車室内にあること、かつ、前記ドアがロック操作によって前回ロック状態となったとき前記携帯機が前記車室内になかったこと、をアンロック条件として前記ドアをアンロックするように制御するアンロック部とを含んで構成されている。
このように上記の第1の態様によれば、ドアがロック状態であり、かつ、携帯機が車室内にあることをアンロック条件に含めている。このため、ドア開閉検出スイッチの故障により携帯機が車室内に置かれたまま使用者の意図に反してリロック部によりドアがロックされた場合、リクエストスイッチを操作するとアンロック条件が成立してドアをアンロックすることができる。この結果、携帯機が車室内に閉じ込められることを防止することができる。また、第1の態様では、ロック操作によってドアが前回ロック状態となったときに携帯機が車室内に検出されなかったことをアンロック条件に含めている。このため、使用者が意図的に1つ目の携帯機を車室内に置いたまま2つ目の携帯機を用いたロック操作によりドアをアンロックした場合、リクエストスイッチを操作してもアンロック条件が成立しない。この結果、正規の携帯機を持たない第三者によってドアがアンロックされることがないので、携帯機を車室内に保管することができる。したがって、第1の態様によれば、携帯機が車室内に閉じ込められることを防止することができるとともに、携帯機を車室内に保管することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用施開錠システムを搭載した車両の概略構成図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る車両用施開錠システムの構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る車両用施開錠システムのドアアンロック制御を示すフローチャートである。 図4は、図3のリクエストスイッチによるアンロック制御の詳細を示すフローチャートである。 図5は、図3のドア開非検出フラグ設定の詳細を示すフローチャートである。 図6は、本発明の一実施形態に係る車両用施開錠システムのドアロック制御を示すフローチャートである。 図7は、図6のリクエストスイッチによるドアロック制御の詳細を示すフローチャートである。 図8は、図6のリモコンボタン操作によるドアロック制御の詳細を示すフローチャートである。 図9は、図6のキーシリンダスイッチ操作によるドアロック制御の詳細を示すフローチャートである。 図10は、図6の車内スイッチ操作によるドアロック制御の詳細を示すフローチャートである。 図11は、図6のリロック制御の詳細を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。図1〜図11は本発明の一実施形態に係る車両用施開錠システムを示す図である。
図1に示すように、車両用施開錠システム2は、使用者により携帯可能な携帯機としてのリモコン10と、車両1に搭載される車載装置20とから構成され、リモコン10から遠隔的に送信される要求信号に基づいて車載装置20が車両1のドア4をロックまたはアンロックするようになっている。
まず、リモコン10の構成を説明する。リモコン10は、ドア4のロックを要求するロックボタン11と、ドア4のアンロックを要求するアンロックボタン12と、各種制御を行うリモコンECU13と、車載装置20との間で電波により信号を送受信する送受信部14と、を備えている。また、リモコン10は、ドア4のキーシリンダに差し込んでドア4を機械的にアンロック可能なメカニカルキーを内蔵している。
リモコンECU13は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、入力ポート、および出力ポート等を備えたマイクロコンピュータによって構成されている。リモコンECU13において、CPUは、RAMの一部の格納領域を作業領域として利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って演算を行うようになっている。
リモコンECU13は、ロックボタン11の操作を検出するとドア4のロックを要求するロック要求信号を自機のIDコードとともに送受信部14から送信させるとともに、アンロックボタン12の操作を検出するとドア4のアンロックを要求するアンロック要求信号を自機のIDコードとともに送受信部14から送信させるようになっている。
また、リモコンECU13は、送受信部14で受信した車載装置20からの要求信号に応答して自機のIDコードを含む応答信号を生成し、その応答信号を送受信部14から送信させるようになっている。
次いで、車載装置20の構成を説明する。図1、図2に示すように、車載装置20は、キーシリンダスイッチ21、リクエストスイッチ22、ドアロック検出スイッチ26、ドア開閉検出スイッチ24、車内ドアロックスイッチ27、イグニッション位置検出部25、ドアロックモータ32、ドアアンテナ28、車室内アンテナ30、ECU40を備えている。
キーシリンダスイッチ21は、ドア4のキーシリンダに設けられており、キーシリンダがロック位置またはアンロック位置の何れの位置にあるかを検出し、検出信号をECU40に出力するようになっている。なお、キーシリンダスイッチ21は運転席のドア4に設けられている。
リクエストスイッチ22は、ドア外側ハンドル5の近傍に設けられおり、使用者に操作されることで、ドア4をロック/アンロックする要求信号をECU40に出力するようになっている。
ドアロック検出スイッチ26は、ドアロックモータ32に内蔵されており、ドア4がロック状態またはアンロック状態の何れであるかを検出し、検出信号をECU40に出力するようになっている。
ドア開閉検出スイッチ24は、ドア4が閉扉状態または開扉状態の何れであるかを検出し、検出信号をECU40に出力するようになっている。
車内ドアロックスイッチ27は、車室内に設けられており、使用者により操作されることでドア4をロック/アンロックする要求信号をECU40に出力するようになっている。
イグニッション位置検出部25は、イグニッションスイッチ6がオン位置またはオフ位置の何れであるかを検出し、検出信号をECU40に出力するようになっている。ここで、イグニッションスイッチ6は、車両1の電源のオン/オフおよびエンジン始動のために操作されるスイッチであり、イグニッションスイッチ6がオフ位置であるとき車両1の電源はオフとなる。
ドアロックモータ32は、ドア4に設けられており、ECU40による制御により、ドア4をロック状態またはアンロック状態に切り換えるよう駆動されるようになっている。
ドアアンテナ28は、ドア外側ハンドル5の近傍に設けられており、ECU40による制御により、リモコン10の応答を要求する要求信号を車室外に送信するようになっている。ドアアンテナ28から送信される要求信号は、LF(Low Frequency)の搬送波により出力され、車室外にドアアンテナ28を中心とする半円状の車室外検知エリア29を形成するようになっている。
車室内アンテナ30は、車室内に設けられており、ECU40による制御により、リモコン10の応答を要求する要求信号を車室内に送信するようになっている。車室内アンテナ30から送信される要求信号は、LF(Low Frequency)の搬送波により出力され、車室内に矩形の車室内検知エリア31を形成するようになっている。なお、本実施形態では、車室内アンテナ30を車室の前方部と後方部にそれぞれ設けているが、車室内アンテナ30の設置位置および設置個数はこれに限定されるものではない。
ECU40は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、入力ポート、および出力ポート等を備えたマイクロコンピュータによって構成されている。ECU40において、CPUは、RAMの一部の格納領域を作業領域として利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って演算を行うようになっている。ECU40は、本発明における制御装置を構成している。
本実施形態では、ECU40の入力ポートには、キーシリンダスイッチ21、リクエストスイッチ22、ドアロック検出スイッチ26、ドア開閉検出スイッチ24、車内ドアロックスイッチ27が接続されている。ECU40の入力ポートには、リクエストスイッチ22および車内ドアロックスイッチ27からのドアロック/アンロック要求信号と、キーシリンダスイッチ21、ドアロック検出スイッチ26およびドア開閉検出スイッチ24からの検出信号が入力されるようになっている。
また、ECU40の出力ポートには、ドアロックモータ32、ドアアンテナ28、車室内アンテナ30が接続され、ドアロックモータ32への駆動信号と、ドアアンテナ28、車室内アンテナ30からのリモコン10への要求信号が出力されるようになっている。
また、ECU40は受信部42を内蔵しており、この受信部42によってリモコン10から送信されるロック要求信号、アンロック要求信号、および応答信号を受信するようになっている。
ECU40は、予め設定された所定状況においてリモコン10の応答を要求する要求信号をドアアンテナ28または車室内アンテナ30から送信するようになっている。ECU40には、リモコン10が登録済みの正規のものであるか否かを認証するためのIDコードが記憶されている。ECU40は、リモコン10からロック要求信号、アンロック要求信号、または応答信号を受信部42で受信したとき、これらの信号に含まれるIDコードと、予め記憶されているIDコードと、を照合することにより、リモコン10の認証を行うようになっている。ECU40は、リモコン10の認証結果に基づいて、正規のリモコン10が車室外検知エリア29内または車室内検知エリア31内に存在するか否かを判別するようになっている。
ここで、車室外検知エリア29または車室内検知エリア31を形成してリモコン10からの応答信号の有無を確認することを、以下「リモコンサーチ」ともいう。ドアアンテナ28、車室内アンテナ30および受信部42は、本発明における携帯機位置検出部を構成している。
ECU40は、リモコン10の認証が成功した場合、ドア4のロックまたはアンロックが要求されているか否かを判別し、所定のアンロック条件の成立を条件としてドア4をアンロックすべくドアロックモータ32を駆動し、所定のロック条件が成立すると、ドア4をロックすべくドアロックモータ32を駆動するようになっている。
本実施形態では、ECU40は、リモコン10からの要求信号に応じてドア4がアンロックされてから予め設定された所定時間内にドア4の開扉が検出されない場合にドア4をロックする(以下、リロックともいう)ようになっている。このようにECU40は、本発明におけるリロック部を構成している。
また、ECU40は、リクエストスイッチ22の操作が検出されているとき、イグニッションスイッチ6がオフ位置であること、かつ、ドア4がロック状態であること、かつ、リモコン10が車室内にあること、を基本条件としてドア4をアンロックするようになっている。
本実施形態では、ECU40は、ドア4が最後にアンロック状態に変化してからのドア4の開扉履歴がないこと、を追加条件としてドア4をアンロックするようになっている。
また、本実施形態では、ECU40は、ドア4がロック操作によってロック状態となったときリモコン10が車室内になかったこと、を追加条件としてドア4をアンロックするようになっている。従って、ECU40は、上記の基本条件と2つの追加条件を全て満たすアンロック条件が成立したことを条件として、ドア4をアンロックするようになっている。このようにECU40は、アンロック部を備えている。
このようにECU40は、本発明におけるアンロック部を構成している。
また、本実施形態では、ECU40は、ドア4が最後にアンロック状態に変化してからのドア4の開扉履歴を「ドア開非検出フラグ」として記憶するようになっている。ECU40は、ドア4のアンロック状態が検出されるとドア開非検出フラグを1に設定し、その後ドア4の開扉が検出されるとドア開非検出フラグを0に設定するようになっている。
また、ECU40は、ロック操作によってドア4がロック状態となったとき、リモコンサーチを行ってリモコン10が車室内にあるか否かを判別し、その判別結果を「リモコン車内フラグ」として記憶するようになっている。ECU40は、リモコンサーチの結果、リモコン10が車室内にあると判別した場合にリモコン車内フラグを1に設定し、リモコン10が車室内にないと判別した場合にリモコン車内フラグを0に設定するようになっている。なお、上記のリロックによって発生したロックは、ロック操作によるロックではないため、リロックが発生したときにリモコンサーチおよびリモコン車内フラグの記憶は行われない。
次に、動作を説明する。以下では、ECU40によってドア4をアンロックする制御(ドアアンロック制御)、および、ECU40によってドア4をロックする制御(ドアロック制御)を説明する。
まず、図3を参照してドアアンロック制御について説明する。なお、図3のフローチャートでは、リクエストスイッチのことをリクエストSWと記し、車内ドアロックスイッチ27のことを車内スイッチと記している。
図3に示すように、ドアアンロック制御において、ECU40は、「リクエストスイッチ操作によるドアアンロック制御」を実行する(ステップS1)。ここでは、ドア外側ハンドル5に設けられたリクエストスイッチ22の操作によるドアアンロックの可否判別および実行を行う。この「リクエストスイッチの操作によるドアアンロック制御」の詳細については後述する。
次いで、ECU40は、「リモコンボタン操作によるドアアンロック制御」を実行する(ステップS2)。ここでは、ECU40は、リモコン10のアンロックボタン12の操作に応じたドアアンロックの可否判別および実行を行う。
次いで、ECU40は、「キーシリンダスイッチ操作によるドアアンロック制御」を実行する(ステップS3)。ここでは、ECU40は、運転席のドア4のキーシリンダがメカニカルキーによりアンロック位置に操作されたことをキーシリンダスイッチ21により検出した場合、運転席以外のドア4のキーシリンダもアンロックされるように各ドア4のドアロックモータ32を駆動する。
次いで、ECU40は、「車内スイッチ操作によるドアアンロック制御」を実行する(ステップS4)。ここでは、ECU40は、車内ドアロックスイッチ27の操作に応じたドアアンロックの可否判別および実行を行う。
次いで、ECU40は、「ドア開非検出フラグ設定」を実行する(ステップS5)。ここでは、ECU40は、ステップS1〜ステップS4によるドアアンロックの実行結果、およびドア4の開閉履歴に応じて、後述するドア開非検出フラグを設定する。この「ドア開非検出フラグ設定」の詳細については後述する。ECU40は、ステップS1〜ステップS5の処理を繰り返し実行する。
図4を参照して、図3のステップS1の「リクエストスイッチ操作によるドアアンロック制御」の詳細について説明する。
図4に示すように、「リクエストスイッチによるドアアンロック制御」において、ECU40は、リクエストスイッチ22が操作されたか否かを判別し(ステップS11)、リクエストスイッチ22が操作されたと判定した場合、ドア4がロック状態、かつ、ドア4が閉状態、かつ、電源ポジションがオフ位置であるか否かを判別する(ステップS12)。
ECU40は、ステップS12の判別が”YES”であった場合、リモコンサーチを実施する(ステップS13)。ここでは、ECU40は、ドアアンテナ28により車室外検知エリア29を形成するとともに、車室内アンテナ30により車室内検知エリア31を形成し、リモコン10からの応答信号に含まれるIDコードを照合する。
次いで、ECU40は、車外に正規のリモコン10があるか否かを判別する(ステップS14)。ここでは、ECU40は、ステップS13で実行したリモコンサーチの結果、車室外検知エリア29にリモコン10が存在するとともにこのリモコン10の認証が成功した場合、車外に正規のリモコン10があると判別している。
次いで、ECU40は、車内に正規のリモコン10があるか否かを判別する(ステップS15)。ここでは、ECU40は、ステップS13で実行したリモコンサーチの結果、車室内検知エリア31にリモコン10が存在するとともにこのリモコン10の認証が成功した場合、車内に正規のリモコン10が存在すると判別している。
次いで、ECU40は、ドア開非検出フラグが1であるか否かを判別する(ステップS16)。ECU40は、ドア開非検出フラグが1であると判別した場合、リモコン車内フラグが1であるか否かを判別する(ステップS17)。ECU40は、ステップS17でリモコン車内フラグが1であると判別した場合、ドア4をアンロックするようドアロックモータ32を駆動し(ステップS18)、このフローチャートを終了する。
このように、ECU40は、図4の「リクエストスイッチによるアンロック制御」において、ステップS1でリクエストスイッチ22の操作が判定されているとき、ステップS12でドア4がロック状態、かつ、ドア4が閉扉状態、かつ、電源ポジションがオフであると判定され、ステップS16でドア4の開扉履歴が無いと判定されたこと条件として、ステップS18でドア4をアンロックしている。
図5を参照して、図3のステップS5の「ドア開非検出フラグ設定」の詳細について説明する。
図5に示すように、「ドア開非検出フラグ設定」において、ECU40は、ドア状態がロック状態からアンロック状態に変化したか否かを判別する(ステップS21)。ここでは、ECU40は、ドアロック検出スイッチ26の検出信号に基づいてドア4がロック状態からアンロック状態に変化したか否かを判別している。
ECU40は、ステップS21でドアロック状態がロック状態からアンロック状態に変化したと判別した場合(ステップS21でYES)、更にアンロック状態への変化がリクエストスイッチ22の操作によるものか否かを判別する(ステップS22)。ステップS21の判別がNOであった場合、ECU40は処理をステップS26に移行する。
ECU40は、ステップS22でアンロック状態への変化がリクエストスイッチ22の操作によるものではないと判別した場合(ステップS22でNO)、更にアンロック状態への変化がリモコン10のアンロックボタン12の操作によるものか否かを判別する(ステップS23)。
ECU40は、ステップS23でアンロック状態への変化がリモコン10のアンロックボタン12の操作によるものではないと判別した場合(ステップS23でNO)、更にドア4のアンロック状態への変化がキーシリンダスイッチ21の操作によるものか否かを判別する(ステップS24)。
ECU40は、ステップS22の判別結果がYESであった場合、またはステップS23の判別結果がYESであった場合、またはステップS24の判別結果がYESであった場合、ドア開非検出フラグを1に設定する(ステップS25)。
次いで、ECU40は、何れかのドア4が開いたか否かを判別し(ステップS26)、何れかのドア4が開いたと判別した場合、ドア開非検出フラグを0に設定する(ステップS27)。何れのドア4も開いていないと判別した場合、ECU40はこのフローチャートを終了する。
次に、図6を参照してドアロック制御について説明する。ここで、図6のステップS31〜ステップS35の処理は、ECU40によって繰り返し実行する。
図6に示すように、ドアロック制御において、ECU40は、「リクエストスイッチ操作によるドアロック制御」を実行する(ステップS31)。ここでは、ドア外側ハンドル5に設けられたリクエストスイッチ22の操作によるドアロックの可否判別および実行を行う。この「リクエストスイッチ操作によるドアロック制御」の詳細については後述する。
次いで、ECU40は、「リモコンボタン操作によるドアロック制御」を実行する(ステップS32)。ここでは、ECU40は、リモコン10のロックボタン11の操作に応じたドアロックの可否判別および実行を行う。この「リモコンボタン操作によるドアロック制御」の詳細については後述する。
次いで、ECU40は、「キーシリンダスイッチ操作によるドアロック制御」を実行する(ステップS33)。ここでは、ECU40は、運転席のドア4のキーシリンダがメカニカルキーによりロック状態に切り換えられたことに連動して、運転席以外のドア4もロック状態に切り換えるように各ドア4のドアロックモータ32を駆動する。この「キーシリンダスイッチ操作によるドアロック制御」の詳細については後述する。
次いで、ECU40は、「車内スイッチ操作によるドアロック制御」を実行する(ステップS34)。ここでは、ECU40は、車内ドアロックスイッチ27の操作に応じたドアロックの可否判別および実行を行う。この「車内スイッチ操作によるドアロック制御」の詳細については後述する。
次いで、ECU40は、「リロック制御」を実行する(ステップS35)。ここでは、ECU40は、所定のリロック条件が成立した場合、ドア4を再びロックする。この「リロック制御」の詳細については後述する。
図7を参照して、図6のステップS31の「リクエストスイッチ操作によるドアロック制御」の詳細について説明する。
図7に示すように、「リクエストスイッチ操作によるドアロック制御」において、ECU40は、リクエストスイッチ22が操作されたか否かを判別し(ステップS41)、リクエストスイッチ22が操作されたと判定した場合、ドア4がアンロック状態、かつ、ドア4が閉状態、かつ、電源ポジションがオフ位置であるか否かを判別する(ステップS42)。
ECU40は、ステップS42の判別が”YES”であった場合、リモコンサーチを実施する(ステップS43)。ここでは、ECU40は、ドアアンテナ28により車室外検知エリア29を形成するとともに、車室内アンテナ30により車室内検知エリア31を形成し、リモコン10からの応答信号に含まれるIDコードを照合する。
次いで、ECU40は、正規のリモコン10が車内になく、かつ、車外にあるか否かを判別する(ステップS44)。ここでは、ECU40は、ステップS43で実行したリモコンサーチの結果、リモコン10が車室内検知エリア31に存在せず、かつ、車室外検知エリア29に存在し、そのリモコン10の認証が成功した場合にYESと判定している。
ECU40は、ステップS44の判別がYESであった場合、ドア4をロックするようドアロックモータ32を駆動し(ステップS45)、リモコン車内フラグを0に設定し(ステップS46)、このフローチャートを終了する。
図8を参照して、図6のステップS32の「リモコンボタン操作によるドアロック制御」の詳細について説明する。
図8に示すように、「リモコンボタン操作によるドアロック制御」において、ECU40は、リモコン10のロックボタン11の操作によるロック要求があったか否かを判別し(ステップS51)、ロック要求があったと判別した場合、ドア4をロックするようドアロックモータ32を駆動する(ステップS52)。
次いで、ECU40は、リモコンサーチを実施する(ステップS53)。ここでは、ECU40は、ドアアンテナ28により車室外検知エリア29を形成するとともに、車室内アンテナ30により車室内検知エリア31を形成し、リモコン10からの応答信号に含まれるIDコードを照合する。
次いで、ECU40は、正規のリモコン10が車内にあるか否かを判別する(ステップS54)。ここでは、ECU40は、ステップS53で実行したリモコンサーチの結果、リモコン10が車室内検知エリア31に存在し、そのリモコン10の認証が成功した場合に正規のリモコン10が車内にあると判定している。
ECU40は、ステップS54でリモコン10が車内にあると判別した場合、リモコン車内フラグを1に設定し(ステップS55)、ステップS54でリモコン10が車内にないと判別した場合、リモコン車内フラグを0に設定し(ステップS56)、このフローチャートを終了する。
図9を参照して、図6のステップS33の「キーシリンダ操作によるドアロック制御」の詳細について説明する。
図9に示すように、「キーシリンダ操作によるドアロック制御」において、ECU40は、運転席のドア4のキーシリンダの位置がロック以外の位置からロック位置に切り換えられたか否かを判別し(ステップS61)、キーシリンダの位置がロック位置に切り換えられたと判別した場合、運転席以外のドア4もロックするようドアロックモータ32を駆動する(ステップS62)。
次いで、ECU40は、リモコンサーチを実施する(ステップS63)。ここでは、ECU40は、ドアアンテナ28により車室外検知エリア29を形成するとともに、車室内アンテナ30により車室内検知エリア31を形成し、リモコン10からの応答信号に含まれるIDコードを照合する。
次いで、ECU40は、正規のリモコン10が車内にあるか否かを判別する(ステップS64)。ここでは、ECU40は、ステップS63で実行したリモコンサーチの結果、リモコン10が車室内検知エリア31に存在し、そのリモコン10の認証が成功した場合に正規のリモコン10が車内にあると判定している。
ECU40は、ステップS64でリモコン10が車内にあると判別した場合、リモコン車内フラグを1に設定し(ステップS65)、ステップS64でリモコン10が車内にないと判別した場合、リモコン車内フラグを0に設定し(ステップS66)、このフローチャートを終了する。
図10を参照して、図6のステップS34の「車内スイッチ操作によるドアロック制御」の詳細について説明する。
図10に示すように、「車内スイッチ操作によるドアロック制御」において、ECU40は、車内ドアロックスイッチ27がアンロック位置(オフ)からロック位置(オン)に切り換えられたか否かを判別する(ステップS71)。
ステップS71で車内スイッチがロック位置に切り換えられたと判別した場合、ECU40は、リモコン車内フラグを0に設定し(ステップS72)、ドア4をロックするようドアロックモータ32を駆動し(ステップS73)、このフローチャートを終了する。
図11を参照して、図6のステップS35の「リロック制御」の詳細について説明する。
図11に示すように、「リロック制御」において、ECU40は、リロック条件が成立したか否かを判別する(ステップS81)。ここでは、ECU40は、リモコン10のアンロックボタン12の操作によってドア4がアンロック状態に切り換えられてから所定時間(例えば30秒)内にドア4が開状態に変化しなかったことをリロック条件としている。ステップS81でリロック条件が成立したと判別した場合、ECU40は、ドア4を再びロックするようドアロックモータ32を駆動し(ステップS82)、このフローチャートを終了する。
以上説明したように、本実施形態は、ECU40は、リモコン10からの要求信号に応じてドア4がアンロックされてから予め設定された所定時間内にドア4の開扉が検出されない場合(ステップS81でYES)、ドア4をロックする(ステップS82)ように制御している。すなわち、ドア4がロック状態あり、かつ、リモコン10が車室内にあることをアンロック条件に含めている。このため、ドア開閉検出スイッチ24の故障によりリモコン10が車室内に置かれたまま使用者の意図に反してドア4がロック(リロック)された場合、リクエストスイッチ22を操作するとアンロック条件が成立してドア4をアンロックすることができる。この結果、リモコン10が車室内に閉じ込められることを防止することができる。
また、本実施形態は、ECU40は、リクエストスイッチ22の操作が検出されているとき(ステップS11でYES)、イグニッションスイッチ6がオフ位置であること(ステップS12でYES)、かつ、ドア4がロック状態であること(ステップS12でYES)、かつ、リモコン10が車室内にあること(ステップS15でYES)、かつ、ドア4がロック操作によって前回ロック状態となったときリモコン10が車室内になかったこと(ステップS17でNO)、をアンロック条件としてドア4をアンロックするように制御している。すなわち、ロック操作によってドア4が前回ロック状態となったときにリモコン10が車室内に検出されなかったことをアンロック条件に含めている。このため、使用者が意図的に1つ目のリモコン10を車室内に置いたまま2つ目のリモコン10を用いたロック操作によりドア4をアンロックした場合、リクエストスイッチ22を操作してもアンロック条件が成立しない。この結果、正規のリモコン10を持たない第三者によってドア4がアンロックされることがないので、リモコン10を車室内に保管することができる。したがって、第1の態様によれば、リモコン10が車室内に閉じ込められることを防止することができるとともに、リモコン10を車室内に保管することができる。
以上、本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
2…車両用施開錠システム、10…リモコン(携帯機)、20…車載装置、21…キーシリンダスイッチ、22…リクエストスイッチ、24…ドア開閉検出スイッチ、26…ドアロック検出スイッチ、27…車内ドアロックスイッチ、28…ドアアンテナ(携帯機位置検出部)、30…車室内アンテナ(携帯機位置検出部)、40…ECU(制御装置、リロック部、アンロック部)、42…受信部(携帯機位置検出部)

Claims (1)

  1. 使用者により携帯可能な携帯機から遠隔的に送信される要求信号に基づいて車載装置が車両のドアをロックまたはアンロックする車両用施開錠システムであって、
    前記車載装置は、
    イグニッションスイッチがオン位置またはオフ位置の何れであるかを検出するイグニッション位置検出部と、
    前記ドアが開扉状態または閉扉状態の何れであるかを検出するドア開閉検出スイッチと、
    前記ドアがロック状態またはアンロック状態の何れであるかを検出するドアロック検出スイッチと、
    前記携帯機が前記車両の車室内にあるか否かを検出する携帯機位置検出部と、
    前記車両の外側に操作可能に設けられ、操作時に前記ドアのアンロックを要求するリクエストスイッチと、
    前記ドアをロックまたはアンロックするよう制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記携帯機からの要求信号に応じて前記ドアがアンロックされてから予め設定された所定時間内に前記ドアの開扉が検出されない場合、前記ドアをロックするように制御するリロック部と、
    前記リクエストスイッチの操作が検出されているとき、前記イグニッションスイッチがオフ位置であること、かつ、前記ドアがロック状態であること、かつ、前記携帯機が前記車室内にあること、かつ、前記ドアがロック操作によって前回ロック状態となったとき前記携帯機が前記車室内になかったこと、をアンロック条件として前記ドアをアンロックするように制御するアンロック部とを備えることを特徴とする車両用施開錠システム。
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