JP6171431B2 - 車両制御装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、車両制御装置に関する。
従来から、モータのみで走行するモータ走行モードと、エンジンとモータとの双方で走行するハイブリッド走行モードとを切り替えて走行可能なハイブリッド車両が知られている。このようなハイブリッド車両では、ハイブリッド走行モードでの惰性走行中に、エンジン停止の要求があった場合に、モータと車両の駆動軸との間のクラッチを開放することによりモータと駆動軸とを切り離し、モータとエンジンとの間のクラッチを締結することによりモータとエンジンを接続する。そして、モータによりエンジンの回転数を低下させてエンジンを停止させ、これにより、エンジンの慣性エネルギーを回生するとともに、エンジンの停止位置を調整している。
特開2012−245913号公報
しかしながら、このような従来技術では、エンジンの停止制御の際に、モータと駆動軸とが切り離されるので、駆動軸にモータからのトルクが伝達されず、車両の減速度が保たれない。
実施形態の車両制御装置は、車両が、エンジンを用いずにモータジェネレータを動力源として走行しているか、前記エンジンと前記モータジェネレータとの双方を動力源として走行しているかを、前記エンジンの運転状態に基づいて判定する判定部と、前記エンジンの停止要求を検知する検知部と、前記モータジェネレータによる回生制御を行う回生制御部と、前記車両が、前記エンジンと前記モータジェネレータの双方を動力源として走行していると判定された場合で、かつ前記エンジンの停止要求が検知された場合に、前記モータジェネレータと駆動軸とを切り離し、前記エンジンを停止させ、減速すべき駆動力について、前記モータジェネレータによる回生制動とブレーキによる制動との協調制御を行うエンジン停止制御部と、を備え、前記エンジン停止制御部は、前記減速すべき駆動力について、前記モータジェネレータによる回生制動を、ブレーキ油圧制御によるブレーキによる制動に徐々にすり替える前記協調制御を行い、すり替えた後に前記モータジェネレータと駆動軸とを切り離す制御を行う。当該構成により、エンジン停止制御時における減速度を保つことができる。
また、実施形態の車両制御装置において、前記エンジン停止制御部は、前記モータジェネレータにより前記エンジンの回転数を低下させることにより前記エンジンを停止させる。当該構成により、一例として、エンジンの停止要求に速やかに応答してエンジンを停止することができる。
また、実施形態の車両制御装置において、前記エンジン停止制御部は、前記エンジンが停止した場合には、前記モータジェネレータと前記駆動軸とを接続し、前記ブレーキによる制動に代えて、前記モータジェネレータによる回生制動を行わせる。当該構成により、一例として、エンジン停止制御時に減速度を保つことができる。
図1は、本実施形態のハイブリッド車両の構成図である。 図2は、本実施形態の統合ECUの機能的構成を示すブロック図である。 図3は、目標駆動力マップである。 図4は、本実施形態にかかる駆動制御処理の手順を示すフローチャートである。 図5は、図4の各ステップにおける要求駆動力、エンジン停止要求、駆動力、モータトルク、エンジンの回転数、ハイブリッド車両の加速度、ギア段の状態を示すグラフである。 図6は、ブレーキ指令が送出された後のモータジェネレータによる回生トルクとブレーキの減速トルクとの関係を示すグラフである。 図7は、変速部のスケルトン図である。 図8は、ブレーキ指令解除後のモータジェネレータの回生トルクとブレーキによる減速トルクの関係を示すグラフである。 図9は、従来の要求駆動力、エンジン停止要求、駆動力、モータトルク、エンジン回転数、加速度、ギア段の状態を示すグラフである。
以下に添付図面を参照して、車両制御装置の実施の形態を詳細に説明する。以下に示す実施形態では、車両制御装置を搭載したハイブリッド車両を例にあげて説明する。
図1は、本実施形態のハイブリッド車両100の構成図である。本実施形態のハイブリッド車両100は、図1に示すように、動力源として、燃料の燃焼エネルギーにより回転トルクを出力するエンジン(ENG)101と、電気エネルギーにより回転トルクを出力するモータジェネレータ(MG)102と備えた前輪駆動の車両である。本実施形態のハイブリッド車両100は、駆動系と制御装置300とを備えている。
本実施形態のハイブリッド車両100は、駆動系として、駆動輪である右前輪FRおよび左前輪FLと、駆動軸としてのドライブシャフト121a,121bおよびディファレンシャルギア120と、エンジン101と、モータジェネレータ102と、クラッチ103と、クラッチアクチュエータ104と、変速部105,106,108(T/M−MG変速部105、T/M−ENG変速部106、共通変速部108)と、シフトアクチュエータ107と、を有している。
エンジン101は、例えば、燃料(例えば、ガソリン、軽油などの炭化水素系)の燃焼により、エンジン出力軸からトルクを出力する内燃機関である。エンジン101は、各種センサ(エンジン回転センサ等)、アクチュエータ(インジェクタ、スロットルバルブを駆動するアクチュエータ等)を有している。エンジン101は、エンジンECU(ENG−ECU)111に通信可能に接続されており、エンジンECU111によって制御される。
クラッチ103は、エンジン101および変速部105、106,108、モータジェネレータ102との間に介装され、エンジン101から変速部105、106,108へのトルクを断接可能な装置である。クラッチ103は、トランスミッションECU(T/M−ECU)113によって駆動制御されるクラッチアクチュエータ104によって、締結および開放が制御される。
モータジェネレータ102は、ロータに永久磁石を埋設しステータにステータコイルが巻回され、電動機として駆動するとともに発電機としても駆動する同期発電電動機である。モータジェネレータ102は、インバータ110を介してバッテリ(不図示)と電力のやりとりを行う。具体的には、モータジェネレータ102は、エンジン101からエンジン出力軸に出力されたトルクを用いて発電してバッテリを充電したり、T/M−MG変速部105からのトルクを用いて回生してバッテリを充電したり、バッテリからの電力を用いてトルクをT/M−MG変速部105に出力することができる。
変速部105,106,108は、モータジェネレータ102やエンジン101から出力されるトルクを駆動軸(ディファレンシャルギア120およびドライブシャフト121a,121b)を介して駆動輪FR,FLに伝達する機構である。変速部105,106,108は、T/M−MG変速部105と、T/M−ENG変速部106と、共通変速部108とから構成される。T/M−MG変速部105は、モータジェネレータ102から出力された回転トルクを前進又は後進の回転方向に切り替えて加速または減速する機構である。T/M−ENG変速部106は、エンジン101のエンジン出力軸から出力された回転トルクを前進又は後進の回転方向に切り替えて加速または減速する機構である。共通変速部108は、モータジェネレータ102およびエンジン101から伝達された回転トルクをまとめて駆動軸(ディファレンシャルギア120およびドライブシャフト121a,121b)を介して駆動輪FR,FLに伝達する機構である。これらの変速部は、それぞれ複数のギア段に切替え可能に構成されている。また、シフトアクチュエータ107は、T/M−ENG変速部106、T/M−MG変速部105および共通変速部108のギア段の切替えを制御する。
ディファレンシャルギア120は、共通変速部108から伝達された回転トルクを駆動輪FR,FLに伝達させる際に、右輪FRと左輪FLとの間で差動を生じさせるギアである。
次に、ハイブリッド車両100の制御装置300について説明する。制御装置300は、ハイブリッド車両100全体を制御する。制御装置300は、図1に示すように、インバータ110と、ブレーキ油圧制御部109と、エンジンECU(ENG−ECU)111と、電子制御ブレーキECU(ECB−ECU)112と、トランスミッションECU(T/M−ECU)113と、モータジェネレータECU(MG−ECU)114と、統合ECU200とを主に備えている。
エンジンECU(ENG−ECU)111は、エンジン101に内蔵された不図示の各種アクチュエータ(例えば、スロットルバルブ、インジェクタ等を駆動するアクチュエータ等)、各種センサ(例えば、エンジン回転センサ等)及び統合ECU200と通信可能に接続されている。エンジンECU(ENG−ECU)111は、統合ECU200からエンジントルク指令(アクセル開度指令)を受信して、エンジン101の動作を制御する。
電子制御ブレーキECU(ECB−ECU)112は、ブレーキ油圧制御部109と統合ECU200と電気的に接続されている。電子制御ブレーキECU112は、統合ECU200からブレーキ指令や回生トルクを受信して、ブレーキ指令や回生トルクに基づいてブレーキ油圧制御部109に対して指令を行うことにより、ブレーキ・バイ・ワイヤーの一種である電子制御ブレーキシステム(ECB:Electronically Control Braking System)によるブレーキ制御を行う。
ブレーキ油圧制御部109は、ECB−ECU112からの指令を受けて、ブレーキ117,118に対するブレーキ油圧制御を行って、駆動輪に対してブレーキを車両状況に応じて自動的に作動させることができる。
トランスミッションECU(T/M−ECU)113は、クラッチアクチュエータ104、シフトアクチュエータ107および統合ECU200と電気的に接続されている。トランスミッションECU113は、統合ECU200からクラッチ要求を受信してクラッチアクチュエータ104を制御し、クラッチ103の断接の制御を行う。また、トランスミッションECU113は、統合ECU200から変速要求を受信して、シフトアクチュエータ107を制御して、変速部105,106,108のギア段の切替えを制御する。
インバータ110は、モータジェネレータECU(MG−ECU)114からの制御信号に応じて、三相交流を生成してモータジェネレータ102に印加し、モータジェネレータ102の動作(駆動動作、発電動作、回生動作)を制御する。インバータ110は、昇圧コンバータ(不図示)を介してバッテリと電気的に接続されている。
モータジェネレータECU(MG−ECU)114は、インバータ110、不図示の各種センサ(例えば、回転センサ等)、および統合ECU200と通信可能に接続されている。モータジェネレータECU114は、統合ECU200からモータトルク指令を受信し、インバータ110を介してモータジェネレータ102の動作を制御する。
ここで、エンジンECU111、電子制御ブレーキECU112、トランスミッションECU113、モータジェネレータECU114のそれぞれでは、統合ECU200からの制御信号に応じて、不図示のCPU(Central Processing Unit)が所定のプログラム(データベース、マップ等を含む)を不図示のROM(Read Only Memory)等の記憶媒体から読み出して読み出したプログラムを実行することにより、上述の各種制御処理を行う。
統合ECU200は、エンジンECU111、電子制御ブレーキECU112、トランスミッションECU113、モータジェネレータECU114の動作を制御する。統合ECU200は、エンジンECU111、電子制御ブレーキECU112、トランスミッションECU113、モータジェネレータECU114、各種センサ(例えば、回転センサ等)、各種スイッチ(例えば、イグニッションスイッチ等)と通信可能に接続されている。本実施形態では、統合ECU200は、アクセル開度センサ(不図示)からアクセル開度を受信し、車速センサ(不図示)からハイブリッド車両100の車速を受信する。また、統合ECU200はエンジンECU111からエンジン101の運転状態を受信する。さらに統合ECU200は、ブレーキストロークセンサ(不図示)からブレーキストロークを、シフトレバー(不図示)からシフトポジションを、バッテリ(不図示)から充電率SOC(State Of Charge)をそれぞれ受信する。
以下、統合ECU200の詳細について説明する。図2は、本実施形態の統合ECU200の機能的構成を示すブロック図である。本実施形態の統合ECU200は、図2に示すように、走行モード判定部201と、検知部202と、駆動力算出部207と、目標電力算出部203と、動作点決定部204とを主に備えている。
統合ECU200では、ハイブリッド車両100の所定の状況に応じて、不図示のCPUが所定のプログラム(データベース、マップ等を含む)を不図示のROM等の記憶媒体から読み出して読み出したプログラムを実行することにより、上記各部として機能し、以下に示す各部の機能を実行して、エンジンECU111、電子制御ブレーキECU112、トランスミッションECU113、モータジェネレータECU114に対して各種制御信号を出力する。
走行モード判定部201は、エンジンECU111からエンジン101の運転状態を入力し、エンジン101の運転状態から、ハイブリッド車両100の走行モードを判定する。ここで、本実施形態の走行モードは、モータ走行モードとハイブリッド走行モードがある。モータ走行モード(以下、「EV走行モード」という。)は、クラッチ103の開放状態で、ハイブリッド車両100がエンジン101を用いずにモータジェネレータ102のみを動力源として走行する走行モードである。ハイブリッド走行モード(以下、「HV走行モード」という。)は、クラッチ103の締結状態で、ハイブリッド車両100が、エンジン101とモータジェネレータ102との双方を動力源として走行する走行モードである。走行モード判定部201は、判定した走行モードを、検知部202に送出する。
駆動力算出部207は、アクセル開度センサ(不図示)から入力されたアクセル開度と、車速センサから入力された車速とから、ドライバーの加速操作によりドライバーが要求する駆動力(要求駆動力)を求める。
図3は、車速およびアクセル開度と、要求駆動力との関係を示す目標駆動力マップである。横軸は、車速であり、縦軸は要求駆動力である。本実施形態では、駆動力算出部207は、図3に示す目標駆動力マップを記憶しており、ドライバーが運転操作により要求する要求駆動力を、図3の目標駆動力マップにおいて、入力されたアクセル開度と車速に対応する要求駆動力として算出する。駆動力算出部207は、算出した要求駆動力を、検知部202と動作点決定部204に送出する。
検知部202は、エンジン101の停止要求を検知する。具体的には、検知部202は、後述する駆動力算出部207により算出されたドライバーからの要求駆動力が所定の閾値以下となった場合に、エンジンの停止要求があったと判断する。
目標電力算出部203は、バッテリ(不図示)からSOCを入力し、SOCに基づいて目標電力を算出する。目標電力算出部203は、算出した目標電力を動作点決定部204に送出する。
動作点決定部204は、アクセル開度と、駆動力と、目標電力、走行モード等から、これらの動作点到達目標として、エンジン101の目標とするエンジントルクやモータジェネレータ102の目標とするモータトルク、クラッチ103の目標とする締結容量、変速部105,106,108の目標とするギア段、回生トルク等を求める。動作点決定部204は、図2に示すように、エンジン停止制御部206と回生制御部208とを備えている。
回生制御部208は、モータジェネレータ102による回生制御を行う。具体的には、回生制御部208は、モータジェネレータ102による回生制動のための回生トルク(負のトルク)を算出し、ECB−ECU112に回生トルクを送出するとともに、回生トルクのモータトルク指令をモータジェネレータECU114に送出して、回生トルクによる制動(回生制動)を行わせる。
エンジ停止制御部206は、エンジン101の停止時において、走行モード判定部201によって、ハイブリッド車両100がHV走行モードで走行していると判定され、かつ、検知部202により、エンジン101の停止要求が検知された場合に、駆動軸切り離し指令をトランスミッションECU113に送出し、モータジェネレータ102と駆動軸とを切り離す。そして、エンジン停止制御部206は、モータECU114に対して、エンジン101の回転を規制する方向のトルク(負のトルク)のモータトルク指令を送出する。これにより、モータECU114、インバータ110を介してモータジェネレータ102には負のトルクが与えられ、エンジン101の回転数を低下させて停止させる。
また、エンジン停止制御部206は、このエンジン101の停止制御の際に、減速すべき駆動力について、モータジェネレータ102による回生制動とブレーキによる制動との協調制御を行う。より具体的には、エンジン停止制御部206は、ブレーキ指令をECB−ECU112に送出して、回生トルクによる回生制動に代えて、ECB−ECU112およびブレーキ油圧制御部109によってブレーキによる減速トルクで制動を行う。
また、エンジン停止制御部206は、エンジン101が停止した場合には、駆動軸接続指令をトランスミッションECU113に送出し、モータジェネレータ102と駆動軸とを接続する。そして、エンジン停止制御部206は、ブレーキ指令のECB−ECU112への送出を解除し、ブレーキによる制動に代えて、駆動軸の回転でモータジェネレータ102を回転させて、これによる回生制動を行わせる。
次に、以上のように構成でされた本実施形態の駆動制御処理について説明する。図4は、本実施形態にかかる駆動制御処理の手順を示すフローチャートである。図4のフローチャートでは、主としてエンジン停止制御に関する処理について示している。
また、図5は、図4の各ステップにおける要求駆動力、エンジン停止要求、駆動力、モータトルク、エンジン101の回転数、ハイブリッド車両100の加速度、ギア段の状態を示すグラフである。図5において、横軸は時間を示し、縦軸は、要求駆動力、エンジン停止要求、駆動力、モータトルク、エンジン101の回転数、加速度、ギア段の状態のそれぞれを示している。また、図9は、図5に対応して、従来の要求駆動力、エンジン停止要求、駆動力、モータトルク、エンジン回転数、加速度、ギア段の状態を示すグラフである。
まず、走行モード判定部201は、エンジン101の運転状態から現在のハイブリッド車両100の走行モードを判定する(ステップS11)。
次に、検知部202は、走行モードがHV走行モードであり、かつエンジン停止要求があったか否かを判断する(ステップS12)。ここで、上述のとおり、駆動力算出部207によりアクセル開度と車速とから、図3のマップを参照して決定された要求駆動力が所定の閾値以下になったときに(図5(a)参照)、検知部202は、エンジン停止要求があったと判断する。そして、検知部202は、走行モードがHV走行モードであり、かつエンジン停止要求があった場合には(ステップS12:Yes)、これ以降、エンジン101の停止制御が開始される(図5(b)参照)。
ここで、要求駆動力が所定の閾値以下になると、モータジェネレータ102に対する回生トルクにより、回生制動がかかることになる(図5(c)参照)。
一方、ステップS12において。走行モードがHV走行モードであり、またはエンジンの停止要求がない場合には(ステップS12:No)、処理を終了する。
以下、エンジン停止制御について説明する。走行モードがHV走行モードでエンジン停止要求があった場合には、エンジン停止制御部206は、ブレーキ指令を、ECB−ECU112に送出する(ステップS13)。これにより、エンジン停止制御部206は、ECB−ECU112およびブレーキ油圧制御部109を介してブレーキの減速トルクによる制動を開始し、今まで実行されていたモータジェネレータ102の回生トルクによる回生制動を、ブレーキの減速トルクによる制動に徐々に代えていくように制御する。
図6は、ブレーキ指令が送出された後のモータジェネレータ102による回生トルクとブレーキの減速トルクとの関係を示すグラフである。横軸が時間であり、縦軸がトルクである。図6に示すように、エンジン停止制御部206は、モータジェネレータ102による回生トルクをブレーキによる減速トルクに徐々にすり替えていく。
これにより、図5(c)、(d)に示すように、モータジェネレータ102の回生トルクによる減速が次第になくなっていき、代わりに、ブレーキの油圧による減速トルクに代わっていく。この点で、本実施形態の図5(c)、(d)に示す駆動力およびモータトルクの状態は、モータジェネレータ102の回生トルクにより減速が継続していることを示す従来技術の図9(c)、(d)の駆動力およびモータトルクの状態と異なることがわかる。
そして、エンジン停止制御部206は、このような回生トルクのブレーキによる減速トルクへのすり替わりが完了するまで(ステップS14:No)、ブレーキ指令を送出する。そして、すり替わりが完了したら(ステップS14:Yes)、エンジン停止制御部206は、駆動軸切り離し指令をトランスミッションECU113に送出する(ステップS15)。これにより、駆動軸(ディファレンシャルギア120、ドライブシャフト121a,121b)がモータジェネレータ102と切り離される。エンジン停止制御部206は、切り離しが完了するまで(ステップS16:No)、ステップS15の駆動軸切り離し指令をトランスミッションECU113に送出する。
図7は、変速部105,106,108のスケルトン図であり、駆動軸が切り離された状態を示している。図7の点線部分に示すように、ディファレンシャルギア120側に接続されるカウンタシャフト703上のギア702からスリーブ701の連結を解除してニュートラルの位置とすることで、駆動軸が切り離される。
また、図5(g)に示すように、ステップS16で駆動軸切り離しが完了した場合に、エンジン停止制御部206は、トランスミッションECU113に対し変速要求を送出して、これまでHV走行用ギア段に変速されていた変速部105,106,108を、エンジン停止用ギア段に変速させる。
そして、駆動軸とモータジェネレータ102の切り離しが完了したら(ステップS16:Yes)、エンジン停止制御部206は、モータジェネレータECU114に、エンジン回転数を減少させる方向のモータトルク指令を送出して、エンジン101の回転数を低下させる(ステップS17)。これによりエンジン101が停止する(図5(e)参照)。
また、本実施形態では、モータジェネレータ102の回生トルクによる制動をブレーキの減速トルクによる制動に代えていくため、図5(f)に示すように、エンジン101の回転数が低下していくステップS17の間にハイブリッド車両100の加速度も低下した状態を維持し、車両の飛び出しの発生が防止される。この点で、モータジェネレータ102の回生トルクによる制動を継続して行っており、図9(f)に示すように、エンジン回転数を低下させている間に、車両の加速度が上昇して車両の飛び出しが発生してしまう従来技術と本実施形態は異なっている。
エンジン101が停止したら、エンジン停止制御部206は、駆動軸のモータジェネレータ102との接続指令をトランスミッションECU113に送出する(ステップS18)。これにより、駆動軸がモータジェネレータ102と接続する。すなわち、図7の点線部分において、ディファレンシャルギア120側に接続されるカウンタシャフト703上のギア702にスリーブ701を連結させることによって、駆動軸が接続される。そして、エンジン停止制御部206は、接続が完了するまで(ステップS19:No)、ステップS18の駆動軸切り離し指令をトランスミッションECU113に送出する。
そして、駆動軸とモータジェネレータ102の接続が完了したら(ステップS19:Yes)、エンジン停止制御部206は、ブレーキ指令のECB−ECU112への送出を解除する(ステップS20)。これにより、エンジン停止制御部206は、ECB−ECU112およびブレーキ油圧制御部109を介したブレーキによる制動を解除し、ブレーキの減速トルクによる制動をモータジェネレータ102の回生トルクによる回生制動に徐々に代えていく。
図8は、ブレーキ指令解除後のモータジェネレータ102の回生トルクとブレーキによる減速トルクの関係を示すグラフである。横軸が時間であり、縦軸がトルクである。図8に示すように、エンジン停止制御部206は、ブレーキによる減速トルクをモータジェネレータ102による回生トルクに徐々にすり替えるように制御する。
また、図5(g)に示すように、ステップS19で駆動軸の接続が完了した場合に、エンジン停止制御部206は、トランスミッションECU113に対し変速要求を送出して、これまでエンジン停止用ギア段であった変速部105,106,108を、EV走行用ギア段に変速させる。
そして、エンジン停止制御部206は、このようなブレーキによる減速トルクのモータ回生トルクへのすり替わりが完了するまで(ステップS21:No)、ブレーキ指令の解除を継続する。そして、すり替わりが完了したら(ステップS21:Yes)、処理を終了する。
このように本実施形態では、エンジン停止要求があった場合には、エンジン停止制御部206は、エンジン101の停止制御の際に、モータジェネレータ102による回生トルクをブレーキによる減速トルクにすり替え、その後に、駆動軸をモータジェネレータ102と切り離してエンジン101の回転数をモータジェネレータ102により低下させて停止しているので、エンジン停止制御時における減速度を保つことができる。また、本実施形態によれば、エンジンの停止要求に速やかに応答して車両に制動を生じさせることができる。このため、本実施形態では、エンジン101の回転数が低下していく間にハイブリッド車両100の加速度も低下した状態を維持し、車両の飛び出しの発生を防止することができる。
なお、本実施形態では、検知部202は、ドライバーからの要求駆動力が所定の閾値以下となった場合に、エンジンの停止要求があったと判断しているが、これに限定されるものではない。例えば、EV走行モードへの切り替え指令があった場合やアクセル開度が0になった場合に、エンジン停止の要求があったと判断するように検知部202を構成してもよい。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
101 エンジン
102 モータジェネレータ
103 クラッチ
104 クラッチアクチュエータ
105 T/M−MG変速部
106 T/M−ENG変速部
107 シフトアクチュエータ
108 共通変速部
109 ブレーキ油圧制御部
110 インバータ
111 エンジンECU(ENG−ECU)
112 電子制御ブレーキECU(ECB−ECU)
113 トランスミッションECU(T/M−ECU)
114 モータジェネレータECU(MG−ECU)
120 ディファレンシャルギア
121a,121b ドライブシャフト
200 統合ECU(判定部、検知部、駆動力算出部、目標電力算出部、動作点決定部、回生制御部、エンジン停止制御部)
201 走行モード判定部(判定部)
202 検知部
203 目標電力算出部
204 動作点決定部
206 エンジン停止制御部
207 駆動力算出部
208 回生制御部
300 制御装置

Claims (3)

  1. 車両が、エンジンを用いずにモータジェネレータを動力源として走行しているか、前記エンジンと前記モータジェネレータとの双方を動力源として走行しているかを、前記エンジンの運転状態に基づいて判定する判定部と、
    前記エンジンの停止要求を検知する検知部と、
    前記モータジェネレータによる回生制御を行う回生制御部と、
    前記車両が、前記エンジンと前記モータジェネレータの双方を動力源として走行していると判定された場合で、かつ前記エンジンの停止要求が検知された場合に、前記モータジェネレータと駆動軸とを切り離し、前記エンジンを停止させ、減速すべき駆動力について、前記モータジェネレータによる回生制動とブレーキによる制動との協調制御を行うエンジン停止制御部と、を備え
    前記エンジン停止制御部は、前記減速すべき駆動力について、前記モータジェネレータによる回生制動を、ブレーキ油圧制御によるブレーキによる制動に徐々にすり替える前記協調制御を行い、すり替えた後に前記モータジェネレータと駆動軸とを切り離す制御を行う、
    車両制御装置。
  2. 前記エンジン停止制御部は、前記モータジェネレータにより前記エンジンの回転数を低下させることにより前記エンジンを停止させる、
    請求項に記載の車両制御装置。
  3. 前記エンジン停止制御部は、前記エンジンが停止した場合には、前記モータジェネレータと前記駆動軸とを接続し、前記ブレーキによる制動に代えて、前記モータジェネレータによる回生制動を行わせる、
    請求項2に記載の車両制御装置。
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