JP6170381B2 - ポンプの押下ヘッド - Google Patents

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Description

本発明はポンプの押下ヘッドに関し、詳しくは、吐出口を閉塞するように弾性体で付勢された弁部材を備え、押し下げ時に吐出口が開放状態となる如く構成した、所謂シャットオフノズル機構を備えたポンプの押下ヘッドに関する。
ポンプの押下ヘッドとして、上方付勢状態で押し込み可能に突設したステムの上端に嵌着して使用するものが知られている。これらは押し込みにより装着した容器体内の液をステムを介して吐出口より吐出する如く構成したものであり、一般的な押下ヘッドでは、ステムに嵌着させる縦筒と、該縦筒上部に基端を開口して先端の吐出口に連通する横筒とを備えている。また、この様な単純構成のものを改良し、吐出口を閉塞するように弾性体で付勢された弁部材を備え、押し下げ時に吐出口が開放状態となる如く構成したものも提案されている。(例えば、特許文献1参照)
この押下ヘッドは、ポンプのステムに嵌着して使用されるもので、ステム内と連通する摺動筒を立設した装着筒部材と、装着筒部材に嵌合させたシリンダ筒上方に横筒を備えた本体と、前方付勢状態で吐出口を閉塞し、シリンダ筒内と連通する連絡口より吐出口に至る流路を画成した弁部材と、横筒後壁の窓孔を介してその後方へ突出した弁部材後端部に上端を連係させるとともに、下端部を頂板上面に当接係止させ、且つ、装着筒部材に対する本体の押し下げ時に弁部材を後方へ引き出す如く揺動可能に本体に枢着した梃部材とを備え、ステムに対する本体の押し下げ抗力がステム自体の押し下げ抗力より小に構成している。
特開2004−000834号公報
上記従来の押下ヘッドは、常時安定した液の吐出を行えるとともに、液切れが良く、吐出口の密閉性にも優れ、しかも、ヘッドの押し下げを容易に行え、また、どの様なポンプに対しても使用可能で、且つ長期の使用にも充分安定した液の吐出を行える優れたものである。
反面、上記従来の押下ヘッドは、ノズルの一部分を下方へ湾曲下降する「くの字」状に曲げるという、シャットオフノズル機構を備えていない押下ヘッドで使用されているノズルの形態を採用し難いという問題がある。シャットオフノズル機構ではノズルを「くの字」に曲げると、シール部分がくの字部分で追従できず、ノズル先端のシールが不完全になりやすくなる。
本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、従来のこの種シャットオフノズル機構を備えた押下ヘッドにおいて、ノズル部分を特殊構成とすることで、ノズルを前方へ湾曲下降させて形成してもノズル先端の良好なシール性を得られ、吐出液を手のひらに容易に取り出すことができるポンプの押下ヘッドを提案する。
第1の手段として以下の通り構成した。即ち、
ステム2上端部に嵌着させ、ステム2内と連通する摺動筒12を備えた装着筒部材Aと、
摺動筒12外周に摺動下降可能に嵌合させたシリンダ筒23を備えるとともに、前部よりノズル筒31を突設し、且つ、装着筒部材Aに対して押し下げ可能に設けた本体部Bと、
本体部B内及びノズル筒31内に収納されて前方付勢状態でノズル筒31先端の吐出口32を閉塞し、且つ、シリンダ筒23内より吐出口32に至る流路を画成してなる弁部材Dと、
弁部材Dの後端部に一端を連係させるとともに、装着筒部材Aに対する本体部Bの押し下げ時に弁部材Dを後方へ引き出す如く揺動可能に本体部Bに枢着した梃部材Eとを備え、
ノズル筒31を前方へ湾曲下降させて形成し、
弁部材Dは、本体部B内を水平移動する水平可動部D1と、先端の弁部52で吐出口32を閉塞してノズル筒31内に収納させた湾曲可動部D2とを備え、水平可動部D1に対する湾曲可動部D2の上下方向の屈曲変位が可能に両者を連結し、開弁時に、周囲に液の流通が可能な状態で、弁部52のノズル筒31内の移動が可能に構成し、
水平可動部D1の先端部又は湾曲可動部D2の後端部のいずれか一方に、軸44を形成し、いずれか他方に、該軸44に回動可能に嵌合させる回動筒部51を形成して、弁部材Dの移動時に、水平可動部D1に対する湾曲可動部D2の上下方向の屈曲変位が可能に、両者を連結した。
の手段として以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段於いて、
水平可動部D1は、横棒状の基部40を備え、基部40外周より突設したスカート状部41の周縁部を本体部B内に設けた水平なシール筒26内に摺動可能に嵌合させて水平移動が可能に構成し、
湾曲可動部D2は、周囲に隙間をあけてノズル筒31内に収納された湾曲棒状の基部50を備えるとともに、基部50の先端に弁部52を設け、基部50の後端部を、水平可動部D1の基部40先端部に、水平可動部D1に対する湾曲可動部D2の上下方向の屈曲変位が可能に連結した。
の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段又は第2の手段に於いて、
ノズル筒31の内面に、長手方向に沿って複数のリブ34を突設するとともに、湾曲可動部D2の弁部52外周が各リブ34内面を摺動移行する如く構成することで、
開弁時に、周囲に液の流通が可能な状態で、弁部52のノズル筒31内の湾曲移動が可能に構成した。
の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段乃至第の手段のいずれかの手段に於いて、本体部B内及びノズル筒31に於ける弁部材Dの適正位置を図る位置決め機構を設けた。
の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段乃至第の手段のいずれかの手段に於いて、
ステム2に対する本体部Bの押下抗力がステム自体の押下抗力より小である。
本発明の押下ヘッドは、吐出液を手のひらにとり易く、例えば、容器体を大きく傾ける必要がなく簡単に液の吐出が可能となる。その際弁部材D等の特殊構成の内部機構により良好なシール性を維持することができる。また、従来のこの種の押下ヘッドと同様に、以下の効果を発揮するものである。液吐出後の液切れが良く、吐出時の不都合な液の飛び出しを防止でき、ヘッド内での液詰まり、固化等の虞がなく、また、ポンプの形態等に左右されずに使用できるため汎用性に優れ、多くの種類のポンプに適用できるものである。更に、梃部材により弁部材を開閉させるため、耐久性に優れ長期に亘って常時安定した操作を行えるものである。
水平可動部D1は、横棒状の基部40を備え、基部40外周より突設したスカート状部41の周縁部を本体部B内に設けた水平なシール筒26内に摺動可能に嵌合させて水平移動が可能に構成し、湾曲可動部D2は、周囲に隙間をあけてノズル筒31内に収納された湾曲棒状の基部50を備えるとともに、基部50の先端に弁部52を設け、基部50の後端部を、水平可動部D1の基部40先端部に、水平可動部D1に対する湾曲可動部D2の上下方向の屈曲変位が可能に連結した場合には、水平可動部D1の安定した水平移動が可能であり、それに伴う湾曲可動部D2の円滑な湾曲移動が可能であり、全体的な弁部材Dのより円滑な作動を行なえる。
ノズル筒31の内面に、長手方向に沿って複数のリブ34を突設するとともに、湾曲可動部D2の弁部52外周が各リブ34内面を摺動移行する如く構成することで、開弁時に、周囲に液の流通が可能な状態で、弁部52のノズル筒31内の湾曲移動が可能に構成した場合には、弁部52のより円滑な移動が可能であり、いては弁部材Dのより円滑な作動を行なえる。
本体部B内及びノズル筒31に於ける弁部材Dの適正位置を図る位置決め機構を設けた場合は、弁部材Dをノズル筒31内の湾曲部分に沿って適正に装着移動させることを容易とする。
ステム2に対する本体部Bの押下抗力がステム自体の押下抗力より小である場合には、吐出口が閉塞されているにも拘わらず押し下げが固くなることもなく容易に押し下げ吐出することができるという特徴がある。
本発明の押下ヘッドを装着したポンプの縦断面図である。(第1実施例) 押下ヘッドの拡大断面図である。(第1実施例) 弁部材の一部切欠き拡大平面図である。(第1実施例) 図1の押下ヘッドを押し下げた状態の縦断面図である。(第1実施例) 本発明の押下ヘッドを装着したポンプの側面図である。(第1実施例) 本発明の押下ヘッドを装着したポンプの平面図である。(参考例 図6のX−X線に沿う縦断面図である。(参考例 図7のY−Y線に沿う縦断面図である。(参考例
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。尚、説明の便宜上、図1に於いて、左方を前部、右方を後部、奥方を左側部、手前を右側部として説明する。
図1乃至図5は本発明のポンプの押下ヘッドの第1実施例を示し、押下ヘッド1はポンプPのステム2上端に嵌着して使用する。装着するポンプPの形態は、ステム2を押し下げることによりポンプP内の液がステム2より吐出する如く構成したものであれば採用でき、例えば、シリンダとピストンとを備えた一般的なポンプ構造を備えたもの、或いはエアゾールタイプのもの等を採用できる。
図1に於いて、ポンプPは、口頸部101に嵌着した装着キャップ3により、容器体100内にシリンダ4を垂下させた状態で装着し、シリンダ4内を摺動するピストン(図示しない)を下部に連係したステム2の上端部を、シリンダ4の上端より装着キャップ3を介して上方へ突出している。ステム2は上方付勢状態で上下動可能に装着されている。
本発明に於ける押下ヘッド1は、装着筒部材Aと、本体部Bと、ノズル筒部材Cと、弁部材Dと、梃部材Eとを備えている。
装着筒部材Aは、ステム2の外周上端部に嵌合させた装着筒10を頂板11裏面より垂設するとともに、頂板11中央にはステム2内と連通する摺動筒12を立設している。更に、頂板11周縁部からは下方へ案内筒13を垂設している。
本体部Bは、ステム2に装着筒部材Aを介して押し下げ可能に連結したもので、第1実施例では、周壁20上端縁より頂壁21を延設した下端開口の有頂筒状をなし、また、周壁20前部に前端を開口した横筒22を後方へ突設し、更に、横筒22下面よりシリンダ筒23を垂設している。そして、摺動筒12外周に摺動下降可能にシリンダ筒23を嵌合させ、案内筒13外周に周壁20を上下動可能に垂設して装着している。また、周壁20の内周下端部に突設した係合突条24を案内筒13下端に係合させて上方への抜け出し防止を図っている。
上記横筒22は後方に梃部材Eの上部が収納できるスペースを設けており、また、後壁22a中央に窓孔を穿設し、その周囲の後壁22a前面より前方へシール筒26を突設し、更に、下部にはシリンダ筒23内と連通する連絡口27を設けている。
ノズル筒部材Cは、横筒22の先端部に基端部を嵌着して本体部Bに装着している。具体的には、横筒22内前部に嵌着筒部30を液密に嵌着させるとともに、嵌着筒部30の先端より本体部B前方へ、全体を前方へ湾曲下降させた筒状のノズル筒31を突設し、ノズル筒31の先端に吐出口32を開口している。また、外面より突設した環状突起33を本体部B前面に当接係止させ、内部には周方向複数のリブ34を長手方向に沿って突設している。
弁部材Dは、本体部B及びノズル筒31内に収納されて前方付勢状態で吐出口32を閉塞し、且つ、シリンダ筒23内より吐出口32に至る流路を画成するもので、第1実施例に於いて弁部材Dは、水平可動部D1と、湾曲可動部D2とを備えている。
水平可動部D1は、本体部B内を水平に移動するもので、第1実施例では、横棒状をなす基部40の外周前後方向中間部より後方へスカート状部41を延設するとともに、スカート状部41後端縁より折り返した逆スカート状部42の外周縁をシール筒26内周に摺動可能に嵌合させている。また、横筒22の後壁22a前面とスカート状部41の分岐部分とに介在させたコイルスプリングsにより前方へ付勢している。また、後端を後壁22aの窓孔より突出させ、突出部分に梃部材係合用の環状凹部43を凹設している。更に、先端部には、湾曲可動部D2と回動可能に連結させるための軸44を形成している。軸44は図2に示す如く側面視円形で、図3に示す如く、前部両側角部分をテーパ状に形成し、後述する回動筒部51の切欠き窓53内への強制嵌合を容易に形成している。
湾曲可動部D2は、水平可動部D1の先端部に後端部を、水平可動部D1に対する湾曲可動部D2の上下方向の屈曲変位が可能に連結し、また、外周に隙間をあけた状態でノズル筒31内中央部に収納させている。
第1実施例では、円弧棒状の基部50の後端に回動筒部51を、前端に弁部52を設けて構成している。回動筒部51は、水平可動部D1の軸44外周に回動可能に嵌合させたもので、回動筒部51の後部に縦長帯状の切欠き窓53が穿設されており、この切欠き窓53は、水平可動部の基部40の径と略同幅の横幅をなし、水平可動部D1の基部40の径より大きい縦幅をなしており、例えば、この切欠き窓53より強制的に軸44を回動筒部51内に回動可能に嵌合させて連結している。
湾曲可動部D2の基部50は、ノズル筒31内中央部に収納された円弧棒状をなし、長手方向に沿う突条54を、外周に複数突設している。また、弁部52は、基部50の先端に突設したもので、吐出口32を閉塞する。そして、湾曲可動部D2は、先端の弁部52が吐出口32を閉塞する状態から、周囲に液の流通が可能な状態でノズル筒31内の湾曲移動が可能に構成している。従って、弁部材Dにより、シリンダ筒23内から連絡口27を介して横筒22内を通り吐出口32に至る液流路を画成していることとなる。尚、第1実施例では、水平可動部D1に軸44を、湾曲可動部D2に回動筒部51を設けているが、その逆であっても良い。
梃部材Eは、後壁22aの窓孔を介してその後方へ突出した弁部材D後端部に上端を連係させるとともに、下端部を頂板11上面に当接係止させており、また、装着筒部材Aに対する本体部Bの押し下げ時に弁部材Dを後方へ引き出す如く揺動可能に枢着している。梃部材Eは、上端部を弁部材Dの後端部に連係した垂直板部60下端部より前方へ下る二股の傾斜板部61を延設するとともに、各傾斜板部61の下端部を摺動筒12両側の頂板11上面に当接係止させている。本実施例に於ける梃部材Eと弁部材Dとの連係は、垂直板部60の上端部中央に設けた切欠部62に弁部材Dの環状凹部43を嵌合させている。また、屈折部分両側に突設した枢着軸63を、横筒22直下に嵌着させた取付板Fの下面後部より所定間隔をあけて一対垂設した軸受70に回動可能に嵌合させている。
そして、コイルスプリングsにより前方付勢された弁部材Dにより垂直板部60上部の連係部分を常時前方へ付勢させており、本体部Bの押し下げにより、装着筒部材Aの頂板11が傾斜板部61を押し上げて梃部材Eを回動させ、コイルスプリングsの前方付勢力に抗して弁部材Dを後方へ引き出す如く構成している。
本発明では、この様な押下ヘッドに於いて、ステム2に対する本体部Bの押下抗力がステム自体の押下抗力より小になる様に構成している。この様に構成するために、基本的には装着するポンプのステムを上方付勢させるための弾性材よりも、弁部材Dを前方付勢させるための弾性材の弾発力を小さく選択すれば良く、その他摺動筒とシリンダ筒との摩擦力,梃部材の揺動時の摩擦力等を考慮してこれらを選択すれば良い。
上記の如く構成した押下ヘッド1は、図1の状態から押下ヘッド1を押し下げると、ステム2自体の押下抗力の方が本体部Bのステム2に対する押下抗力より大きいため、最初ステム2は下がらず、装着筒部材Aに対して本体部Bが下降する。この際、梃部材Eの下端部が装着筒部材Aの頂板11上面に押し上げられて枢着軸63を中心に回動し、その上端部が後方へ回動して、図4に示す如く、弁部材Dをコイルスプリングsの弾発力に抗して後方へ移行させる。
弁部材Dを後方へ移行させる際に、当初その水平可動部D1が後方へ移行し、その際回動筒部51が軸44周囲を回動しつつ湾曲可動部D2が後方へ移行し、湾曲可動部D2の角度を変えつつ後方へ移行するため、円滑な弁部材Dの移動が可能となる。湾曲可動部D2の後方移行に伴って弁部52が吐出口32から外れて吐出口32が開口する。吐出口32から外れた弁部52はその周囲がノズル筒31内周のリブ34に案内されて後方へ移行する。
次いでステム2が下降し、該ステムの下降によりポンプ内の液がステム2よりシリンダ筒23を通り、連絡口27から流路を介して吐出口32より外部へ吐出する。
次に押下ヘッド1の押圧を解除すると、最初ステムの上方付勢力によりヘッドが上昇する。この際、例えば押下ヘッド1上面を押圧した手が離れないうちにステムの上昇が行われ、吐出口32は開いたままの状態で行われる。従って、この時点で横筒22内は負圧状態となる。
次いで、手を離す余地ができ、コイルスプリングsの弾発力により弁部材Dが前方へ移行して吐出口32を閉塞する。弁部材Dを前方へ移行させる際に、当初その水平可動部D1が前方へ移行し、その際回動筒部51が軸44周囲を回動しつつ湾曲可動部D2が前方へ移行し、湾曲可動部D2の角度を変えつつ前方へ移行するため、また、弁部52の周囲がノズル筒31内周のリブ34に案内されて前方へ移行するため、円滑な弁部材Dの移動が可能となる。また、湾曲可動部D2の前方移行に伴って弁部52が吐出口32に嵌着して吐出口32が閉塞するが、弁部52は適正方向を向いて移動するため吐出口32の充分良好なシール性を得られる。また、吐出口32の閉塞に伴い梃部材Eにより本体部Bを装着筒部材Aに対して上方へ押し上げ、元の状態に戻る。
図6乃至図8は本発明のポンプの押下ヘッドの参考例を示し、第1実施例において、弁部材Dの形態が相違する例を示す。
弁部材Dは第1実施例と同様に、本体部B及びノズル筒31内に収納されて前方付勢状態で吐出口32を閉塞し、且つ、シリンダ筒23内より吐出口32に至る流路を画成するもので、水平可動部D1と、湾曲可動部D2とを備えている。
参考例に於ける水平可動部D1は、基部40の先端部に、湾曲可動部D2と連結させるための嵌着穴45形成している。その他の構成は基本的に第1実施例のものと同様で、横棒状をなす基部40の外周前後方向中間部より後方へスカート状部41を延設するとともに、スカート状部41後端縁より折り返した逆スカート状部42の外周縁をシール筒26内周に摺動可能に嵌合させている。また、横筒22の後壁22a前面とスカート状部41の分岐部分とに介在させたコイルスプリングsにより前方へ付勢している。また、後端を後壁22aの窓孔より突出させ、突出部分に梃部材係合用の環状凹部43を凹設している。
湾曲可動部D2は、第1実施例と同様に、水平可動部D1に対する湾曲可動部D2の上下方向の屈曲変位が可能に連結したもので、また、外周に隙間をあけた状態でノズル筒31内中央部に収納させている。
参考例では、湾曲可動部D2を柔軟で弾力性に富む材質で弾性変形が可能に形成しており、円弧棒状の基部50の後端に嵌着部55を、前端に弁部52を設けて構成している。嵌着部55は、水平可動部D1の嵌着穴45に嵌着させている。
湾曲可動部D2の基部50は、ノズル筒31内中央部に収納された円弧棒状をなし、長手方向に沿う突条54を、外周に複数突設している。また、弁部52は、基部50の先端に突設したもので、吐出口32を閉塞する。そして、湾曲可動部D2は、先端の弁部52が吐出口32を閉塞する状態から、周囲に液の流通が可能な状態でノズル筒31内の湾曲移動が可能に構成している。従って、弁部材Dにより、シリンダ筒23内から連絡口27を介して横筒22内を通り吐出口32に至る液流路を画成していることとなる。
尚、参考例では、弁部52直後の基部50先端部分には突条54を形成していない窪み57を設けており、この窪み57の存在でより変形が容易となり、より確実に弁部52での吐出口32の閉塞を行える。また、本体部B内及びノズル筒31に於ける弁部材Dの適正位置を図るための位置決め機構を設けている。位置決め機構として、上部の突条54の後端部より位置決め用の突部56突設し、該位置決め用の突部56を嵌着筒部30上部に凹設した位置決め用の凹部35に摺動可能に嵌合させている。
弁部材Dを後方へ移行させる際に、当初その水平可動部D1が後方へ移行し、その際湾曲可動部D2が、水平可動部D1に対して上方へ屈曲変位する如く弾性変形しつつ後方へ移行し、湾曲可動部D2が水平可動部D1との角度を変えつつ後方へ移行するため、円滑な弁部材Dの移動が可能となる。湾曲可動部D2の後方移行に伴って弁部52が吐出口32から外れて吐出口32が開口する。吐出口32から外れた弁部52はその周囲がノズル筒31内周のリブ34に案内されて後方へ移行する。
また、弁部材Dを前方へ移行させる際に、当初その水平可動部D1が前方へ移行し、その際湾曲可動部D2が、水平可動部D1に対して下方へ屈曲変位する如く弾性変形しつつ前方へ移行し、湾曲可動部D2が水平可動部D1との角度を変えつつ前方へ移行するため、円滑な弁部材Dの移動が可能となる。また、湾曲可動部D2の前方移行に伴って弁部52が吐出口32に嵌着して吐出口32が閉塞するが、弁部52は適正方向を向いて移動するため吐出口32の充分良好なシール性を得られる。
その他の構成及び作用は第1実施例と同様であるため、同符号を付して説明を省略する。
尚、上記各部材は特に断りが無い限り主として合成樹脂により形成され、必要に応じて、金属,エラストマー等を併用して形成することができる。
P:ポンプ
1:押下ヘッド
A…装着筒部材
10…装着筒、11…頂板、12…摺動筒、13…案内筒
B…本体部
20…周壁、21…頂壁、22…横筒、22a…後壁、23…シリンダ筒、
24…係合突条、26…シール筒、27…連絡口
C…ノズル筒部材
30…嵌着筒部、31…ノズル筒、32…吐出口、33…環状突起、34…リブ、
35…位置決め用の凹部
D…弁部材
D1:水平可動部
40…基部、41…スカート状部、42…逆スカート状部、43…環状凹部、44…軸、45…嵌着穴
D2:湾曲可動部
50…基部、51…回動筒部、52…弁部、53…切欠き窓、54…突条、
55…嵌着部、56…位置決め用の突部、57…窪み
E…梃部材
60…垂直板部、61…傾斜板部、62…切欠部、63…枢着軸
F…取付板
70…軸受

2:ステム
3:装着キャップ
4:シリンダ
s…コイルスプリング
100:容器体
101…口頸部

Claims (5)

  1. ステム(2)上端部に嵌着させ、ステム(2)内と連通する摺動筒(12)を備えた装着筒部材(A)と、
    摺動筒(12)外周に摺動下降可能に嵌合させたシリンダ筒(23)を備えるとともに、前部よりノズル筒(31)を突設し、且つ、装着筒部材(A)に対して押し下げ可能に設けた本体部(B)と、
    本体部(B)内及びノズル筒(31)内に収納されて前方付勢状態でノズル筒(31)先端の吐出口(32)を閉塞し、且つ、シリンダ筒(23)内より吐出口(32)に至る流路を画成してなる弁部材(D)と、
    弁部材(D)の後端部に一端を連係させるとともに、装着筒部材(A)に対する本体部(B)の押し下げ時に弁部材(D)を後方へ引き出す如く揺動可能に本体部(B)に枢着した梃部材(E)とを備え、
    ノズル筒(31)を前方へ湾曲下降させて形成し、
    弁部材(D)は、本体部(B)内を水平移動する水平可動部(D1)と、先端の弁部(52)で吐出口(32)を閉塞してノズル筒(31)内に収納させた湾曲可動部(D2)とを備え、水平可動部(D1)に対する湾曲可動部(D2)の上下方向の屈曲変位が可能に両者を連結し、開弁時に、周囲に液の流通が可能な状態で、弁部(52)のノズル筒(31)内の移動が可能に構成し、
    水平可動部(D1)の先端部又は湾曲可動部(D2)の後端部のいずれか一方に、軸(44)を形成し、いずれか他方に、該軸(44)に回動可能に嵌合させる回動筒部(51)を形成して、弁部材(D)の移動時に、水平可動部(D1)に対する湾曲可動部(D2)の上下方向の屈曲変位が可能に、両者を連結した
    ことを特徴とするポンプの押下ヘッド。
  2. 水平可動部(D1)は、横棒状の基部(40)を備え、基部(40)外周より突設したスカート状部(41)の周縁部を本体部(B)内に設けた水平なシール筒(26)内に摺動可能に嵌合させて水平移動が可能に構成し、
    湾曲可動部(D2)は、周囲に隙間をあけてノズル筒(31)内に収納された湾曲棒状の基部(50)を備えるとともに、基部(50)の先端に弁部(52)を設け、基部(50)の後端部を、水平可動部(D1)の基部(40)先端部に、水平可動部(D1)に対する湾曲可動部(D2)の上下方向の屈曲変位が可能に連結した
    請求項1に記載のポンプの押下ヘッド。
  3. ノズル筒(31)の内面に、長手方向に沿って複数のリブ(34)を突設するとともに、湾曲可動部(D2)の弁部(52)外周が各リブ(34)内面を摺動移行する如く構成することで、
    開弁時に、周囲に液の流通が可能な状態で、弁部(52)のノズル筒(31)内の湾曲移動が可能に構成した
    請求項1又は請求項2に記載のポンプの押下ヘッド。
  4. 本体部(B)内及びノズル筒(31)に於ける弁部材(D)の適正位置を図る位置決め機構を設けた
    請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のポンプの押下ヘッド。
  5. ステム(2)に対する本体部(B)の押下抗力がステム自体の押下抗力より小である
    請求項1乃至請求項のいずれか1に記載のポンプの押下ヘッド。
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