JP6169883B2 - 蓄冷用シート - Google Patents

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Description

本発明は、蓄冷材を保持するための蓄冷用シートに関する。
近年、物流システムにおいては、物品を低温で輸送するサービスが、陸送、空輸を問わず提供されている。物品を低温で輸送する場合は、例えば、物品を収納するコンテナ内に蓄冷材を設置し、この蓄冷材の冷気によって物品を低温に保持することが考えられる。その場合、コンテナの大きさによっては多くの蓄冷材を設置することになり、手間と時間がかかってしまう。
ここで、複数の蓄冷材を収納可能な蓄冷板が特許文献1に開示されている。この蓄冷板は、重ね合わされた2枚の合成樹脂の一部がシールされることで、蓄冷材を収納するポケットが複数設けられている。この蓄冷板を用いることにより、コンテナ等の収納領域に手間をかけずに一度に多くの蓄冷材を設置することができるようになる。
実開昭57−24985号
上述したような蓄冷材は、周囲の温度によってその蓄冷効果を維持できる時間が変化する。そのため、上述したように2枚の合成樹脂の一部がシールされることで構成される蓄冷板を用いた場合でも、物品を収納するコンテナの材質によっては、コンテナの外部の温度の影響を受けて蓄冷効果が低下し、物品を低温で輸送できる時間が短くなってしまったり、物品の輸送中にコンテナ内の温度が決められた温度以上に上昇してしまったりする虞れがある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、物品が収納される収納領域に複数の蓄冷材を一度に設置できながらも、蓄冷材による蓄冷効果を向上させることができる蓄冷用シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
蓄冷材を保持するための蓄冷用シートであって、
断熱材からなるベースシートの一方の面に、前記蓄冷材を収納するための複数の収納ポケットが設けられている。
上記目的を達成するために本発明は、
コンテナの内壁に取り付け可能に構成され、蓄冷材を保持するための蓄冷用シートであって、
断熱材からなるベースシートと、
前記ベースシートの一方の面に設けられ、前記蓄冷材を収納するための複数の収納ポケットとを有し、
前記ベースシートは、前記収納ポケットに前記蓄冷材を収納するための収納口を有するとともに、前記収納ポケットとは反対側の面に、前記蓄冷用シートを前記コンテナの内壁に取り付けるための面ファスナーを有する
また、収納ポケットを構成するポケット用シートの断熱性をベースシートよりも低いものとすることにより、蓄冷材の冷気が収納領域の内部に伝達されやすくなる。
また、ベースシートに、収納ポケットに蓄冷材を収納するための収納口を設けることにより、ベースシートの収納ポケットとは反対側を取り付け面として収納領域の内壁面や床面、天井に取り付けた場合、収納口が表出せず、見栄えが悪くなってしまうことがないとともに、蓄冷材が脱落しにくくなる。
本発明によれば、断熱材からなるベースシートの一方の面に、蓄冷材を収納するための複数の収納ポケットが設けられているため、物品が収納される収納領域に複数の蓄冷材を一度に設置できながらも、ベースシートの収納ポケットとは反対側を取り付け面として収納領域の内壁面や床面、天井に取り付けることにより、収納ポケットに収納された蓄冷材が収納領域の外部の温度の影響を受けにくくなり、蓄冷材による蓄冷効果を向上させることができる。
また、収納ポケットが、ベースシートの一方の面側に配置されたポケット用シートがその一部にてベースシートと縫合または接合されることによって形成され、ポケット用シートの断熱性がベースシートよりも低いものにおいては、蓄冷材の冷気を収納領域の内部に伝達しやすくすることができる。
また、ベースシートが、収納ポケットに蓄冷材を収納するための収納口を有することにより、ベースシートの収納ポケットとは反対側を取り付け面として収納領域の内壁面や床面、天井に取り付けた場合、収納口が表出せず、見栄えが悪くなってしまうことがないとともに、蓄冷材を脱落しにくくすることができる。
本発明の蓄冷用シートの実施の一形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示した矢印C方向から見た側面図、(c)は(a)に示した矢印D方向から見た側面図、(d)は(a)に示した矢印E方向から見た側面図、(e)は(a)に示した矢印F方向から見た側面図、(f)は(a)に示したA−A’断面図、(g)は裏面図、(h)は(g)に示したB−B’断面図である。 図1に示した蓄冷用シートでの蓄冷材の保持方法を説明するための図である。 図1に示した蓄冷用シートに保持された蓄冷材の冷却方法を説明するための図である。 図1に示した蓄冷用シートのコンテナへの設置方法を説明するための図であり、(a)はコンテナへの取り付け方法を示す図、(b)はコンテナ内に蓄冷用シートが取り付けられた状態を示す図である。 図1に示した蓄冷用シートによる作用を説明するための図である。 図1に示した蓄冷用シートの収納ポケットからの蓄冷材の取り出し方法を説明するための図である。 本発明の蓄冷用シートの他の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示した矢印C方向から見た側面図、(c)は(a)に示した矢印D方向から見た側面図、(d)は(a)に示した矢印E方向から見た側面図、(e)は(a)に示した矢印F方向から見た側面図、(f)は(a)に示したA−A’断面図、(g)は裏面図、(h)はスリットの形成位置について説明するための図である。 図7に示した蓄冷用シートにおけるスリットの形成位置による作用を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の蓄冷用シートの実施の一形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示した矢印C方向から見た側面図、(c)は(a)に示した矢印D方向から見た側面図、(d)は(a)に示した矢印E方向から見た側面図、(e)は(a)に示した矢印F方向から見た側面図、(f)は(a)に示したA−A’断面図、(g)は裏面図、(h)は(g)に示したB−B’断面図である。
本形態は図1に示すように、長方形のベースシート10の一方の面に、4つの収納ポケット21a〜21dが、ベースシート10の長手方向に並んで設けられて構成された蓄冷用シート1である。
ベースシート10は、断熱材からなるものであり、例えば、発泡ポリエチレンとアルミ蒸着PETフィルムからなるものや、発泡ポリエチレンとポリエチレン不織布とアルミ蒸着フィルムからなるものや、ポリエステルのキルティング生地とアルミ蒸着フィルムからなるものや、断熱グラスウールを付着させたものや、多孔質シリカを付着させたシリカファイバーシートや、エアロジェルからなるもの等を用いることができる。ベースシート10は、収納ポケット21a〜21dのそれぞれに対応して、収納ポケット21a〜21dに蓄冷材を収納するための収納口となる開口部24a〜24d(24aのみ図示)と、収納ポケット21a〜21dとは反対側に開くように構成され、開口部24a〜24dを覆う蓋部23a〜23dとが設けられている。また、ベースシート10の収納ポケット21a〜21dとは反対側には、収納ポケット21a〜21dの全てに渡って帯状の面ファスナー11が取り付けられている。この開口部24a〜24d及び蓋部23a〜23dと面ファスナー11とは、ベースシート10の短手方向の一端側に開口部24a〜24d及び蓋部23a〜23dが設けられ、他端側に面ファスナー11が取り付けられている。
収納ポケット21a〜21dは、ベースシート10の一方の面側に配置されたポケット用シート20が、その周縁部及び収納ポケット21a〜21dの境界にてベースシート10と縫合されていることによって形成されており、それぞれ、蓄冷材に応じた大きさ及び蓄冷材の厚さ分だけのマチを有している。そのため、収納ポケット21a〜21dの境界には、ポケット用シート20とベースシート10とが縫合された縫合部22a〜22cが存在しており、収納ポケット21a〜21dは、ベースシート10の長手方向において縫合部22a〜22cを介して隙間なく並べられた状態となっている。ポケット用シート20は、例えばメッシュ状のシートからなり、収納ポケット21a〜21dに収納された蓄冷材による冷気をポケット用シート20側から収納ポケット21a〜21dの外部に伝達しやすくしている。なお、ポケット用シート20は、メッシュ状のシートである必要はないが、ベースシート10よりも断熱性が低いことが好ましい。
ベースシート10及びポケット用シート20の周縁部は、縁カバー30によって覆われている。この縁カバー30によって覆われた領域のうち、ベースシート10の開口部24a〜24d及び蓋部23a〜23dが設けられた側の端辺には、ベースシート10、ポケット用シート20及び縁カバー30を表裏貫通した孔部31が所定の間隔を有して形成されている。
以下に、上記のように構成された蓄冷用シートの使用方法について説明する。
まず、図1に示した蓄冷用シート1での蓄冷材の保持方法について説明する。
図2は、図1に示した蓄冷用シート1での蓄冷材の保持方法を説明するための図である。
図1に示した蓄冷用シート1においては、収納ポケット21a〜21dに蓄冷材を収納することによって蓄冷材を保持することになる。図2(a)〜(c)においては、収納ポケット21aへの蓄冷材の収納方法を示すが、収納ポケット21b〜21dへの蓄冷材の収納方法も同様である。
収納ポケット21aに蓄冷材を収納する場合は、まず、図2(a)に示すように、ベースシート10に設けられた蓋部23aを捲り上げる。
次に、図2(b)に示すように、開口部24aから蓄冷材2を収納ポケット21a収納していく。この際、開口部24aの両端部には、蓋部23aとは反対側に延びた2本のスリット26aが形成されているため、ベースシート10の2本のスリット26aに挟まれた領域を収納ポケット21aとは反対側に捲ることによって開口部24aを大きく開口させて蓄冷材2を収納ポケット21aに収納することができる。
そして、蓄冷材2が完全に収納ポケット21aに収納されると、図2(c)に示すように、蓋部23aが元の状態に戻り、蓋部23aによって開口部24aが塞がれる。
このようにして、収納ポケット21a〜21dのそれぞれに蓄冷材2が収納された状態となり、図2(d)に示すように、蓄冷用シート1にて4つの蓄冷材2が保持された状態となる。この際、収納ポケット21a〜21dが、ベースシート10の長手方向において縫合部22a〜22cを介して隙間なく並べられた状態となっているとともに、蓄冷材に応じた大きさを有しているため、収納ポケット21a〜21dに収納された蓄冷材2が互いに近接した状態となる。
次に、上記のようにして蓄冷用シート1に保持された蓄冷材2の冷却方法について説明する。
図3は、図1に示した蓄冷用シート1に保持された蓄冷材2の冷却方法を説明するための図である。
一般的に、蓄冷材2は使用される前に冷凍庫等で冷却されることになるが、図1に示した蓄冷用シート1は、4つの収納ポケット21a〜21dが並んだ構成であるため、このままの状態では、冷凍庫等の大きさによっては冷却することができない場合がある。
本形態における蓄冷用シート1は、収納ポケット21a〜21dの境界に、ベースシート10とポケット用シート20とが縫合された縫合部22a〜22cが存在しているため、この縫合部22a〜22cを折り線として利用して折り畳むことができる。
例えば、図3(a)に示すように、収納ポケット21aと収納ポケット21bとの境界に存在する縫合部22aと、収納ポケット21cと収納ポケット21dとの境界に存在する縫合部22cとをそれぞれ折り線としてベースシート10が内側となるように折り畳んでいくと、図3(b)に示すように、収納ポケット21aと収納ポケット21bとが対向するとともに、収納ポケット21cと収納ポケット21dとが対向するように蓄冷用シート1を折り畳むことができる。なお、蓄冷用シート1の長手方向両端部には、縁カバー30によって覆われた領域が存在するが、この2つの領域を重ね合わせることや、この領域を図3(b)に示すように折り畳むことによって、蓄冷用シート1の折り畳みに影響を及ばなくすることができる。また、実際には、縁カバー30によって覆われた領域の幅を狭くすることにより、蓄冷用シート1の折り畳みに影響を及ばなくすることが考えられる。
また、図3(c)に示すように、収納ポケット21bと収納ポケット21cとの境界に存在する縫合部22bを折り線としてベースシート10が内側となるように折り畳んでいくと、図3(d)に示すように、収納ポケット21aと収納ポケット21dとが対向するとともに、収納ポケット21bと収納ポケット21cとが対向するように蓄冷用シート1を折り畳むことができる。
なお、ベースシート10とポケット用シート20とは、縫合ではなく融着等の手段によって接合されていてもよいが、その場合でも、上述したように収納ポケット21a〜21dの境界部分を折り線として利用できるように、接合部分は幅が狭いライン状となっていることが好ましい。
このようにして、蓄冷用シート1を折り畳んでコンパクトにした状態で、冷凍庫等にて蓄冷材2を冷却することができる。
次に、物品が収納される収納領域となるコンテナへの蓄冷用シート1の設置方法について説明する。
図4は、図1に示した蓄冷用シート1のコンテナへの設置方法を説明するための図であり、(a)はコンテナへの取り付け方法を示す図、(b)はコンテナ内に蓄冷用シート1が取り付けられた状態を示す図である。
図4(a)に示すように、本形態において物品が収納されるコンテナの内壁101には、所定間隔で突起103が設けられているとともに、その下方に面ファスナー102が取り付けられている。この突起103と面ファスナー102の内壁101における相対位置は、図1に示した蓄冷用シート1の孔部31と面ファスナー11との相対位置に応じたものとなっている。
そこで、図4(a)に示すように、ベースシート10の収納ポケット21a〜21dとは反対側が内壁101に対向するように、内壁101に設けられた突起103を蓄冷用シート1の孔部31に通して掛けるとともに、蓄冷用シート1の面ファスナー11と内壁101の面ファスナー102とを接合させることによって、蓄冷用シート1をコンテナの内壁に取り付けて設置することができる。この際、孔部31は、蓄冷用シート1の縁カバー30によって覆われた領域のうち、開口部24a〜24d及び蓋部23a〜23dが設けられた側の端辺に設けられているため、図4(a)に示すように、開口部24a〜24d及び蓋部23a〜23dが設けられた側が上方に位置することになり、それにより、収納ポケット21a〜21dに収納された蓄冷材2が開口部24a〜24dから脱落しにくい状態となっている。また、このようにベースシート10の収納ポケット21a〜21dとは反対側を取り付け面としてコンテナの内壁101に取り付けた場合、収納ポケット21a〜21dに蓄冷材2を収納するための開口部24a〜24d及び蓋部23a〜23dが表出せず、見栄えが悪くなってしまうことがない。また、これによっても、蓄冷材2を脱落しにくくすることができる。
このようにして、図4(b)に示すように、蓄冷用シート1をコンテナ100の内壁101の全面に取り付けることができる。この際、収納ポケット21a〜21dが、ベースシート10の長手方向において縫合部22a〜22cを介して隙間なく並べられた状態となっているとともに、蓄冷材に応じた大きさを有していることにより、収納ポケット21a〜21dに収納された蓄冷材2が互いに近接した状態となっているため、限られた空間に、より多くの蓄冷材2を取り付けることができる。また、コンテナ100の内壁101に蓄冷用シート1を隙間なく取り付けることにより、コンテナ100の内壁101を、蓄冷材2でほぼ覆われた状態とすることができる。
次に、蓄冷用シート1による作用について説明する。
図5は、図1に示した蓄冷用シート1による作用を説明するための図である。
上記のようにコンテナ100の内壁101に取り付けられた蓄冷用シート1においては、収納ポケット21a〜21dに収納された蓄冷材2とコンテナ100の内壁101との間に、断熱材からなるベースシート10が存在する。そのため、図5に示すように、コンテナ100の外気の熱がベースシート10にて遮断され、蓄冷材2がコンテナ100の外部の温度の影響を受けにくくなり、蓄冷材2によるコンテナ100内部の蓄冷効果を向上させることができる。一方、ポケット用シート20が、メッシュ状のシートのようなベースシート10よりも断熱性が低いものからなるため、蓄冷材2による冷気がコンテナ100の内部に伝達しやすくなる。
また、コンテナ100内部の冷気もベースシート10にて遮断されることになるため、蓄冷用シート1を、コンテナ100の内壁101以外に、床面や天井の全面に取り付ければ、コンテナ100内部の冷気がコンテナ100の外部に伝達されてしまうことを抑制することができる。
次に、収納ポケット21a〜21dからの蓄冷材2の取り出し方法について説明する。
図6は、図1に示した蓄冷用シート1の収納ポケット21a〜21dからの蓄冷材2の取り出し方法を説明するための図である。なお、図6においては、収納ポケット21aからの蓄冷材2の取り出し方法を示すが、収納ポケット21b〜21dからの蓄冷材2の取り出し方法も同様である。
収納ポケット21aから蓄冷材2を取り出す場合は、まず、図6(a)に示すように、ベースシート10に設けられた蓋部23aを捲り上げる。
そして、図6(b)に示すように、この開口部24aから蓄冷材2を取り出していく。この際、ベースシート10の2本のスリット26aに挟まれた領域を収納ポケット21aとは反対側に捲ることによって開口部24aを大きく開口させて蓄冷材2を収納ポケット21aから取り出すことになる。
このように、蓋部23a〜23dを捲り上げて開口部24a〜24dを大きく開口させ、この開口部24a〜24dから蓄冷材2を取り出す構成とすることにより、収納ポケット21a〜21dに収納された蓄冷材2を開口部24a〜24dから脱落しにくくすることができる。
(他の実施の形態)
図7は、本発明の蓄冷用シートの他の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示した矢印C方向から見た側面図、(c)は(a)に示した矢印D方向から見た側面図、(d)は(a)に示した矢印E方向から見た側面図、(e)は(a)に示した矢印F方向から見た側面図、(f)は(a)に示したA−A’断面図、(g)は裏面図、(h)はスリット25a〜25dの形成位置について説明するための図である。
本形態は図7に示すように、図1に示したものに対して、ベースシート10に、収納ポケット21a〜21dに蓄冷材を収納するための収納口として、開口部24a〜24d及びそれを開閉可能に覆う蓋部23a〜23dの代わりに、スリット25a〜25dが収納ポケット21a〜21dのそれぞれに対応して形成されている点のみが異なるものである。スリット25a〜25dは、図7(d)に示すように、収納ポケット21a〜21dの孔部31が形成された側の端部から幅Wだけ反対側の端部側に形成されており、かつ、その幅Wが、収納ポケット21a〜21dに収納される蓄冷材の厚さ以下となっている。
上記のように構成された蓄冷用シート201においても、図1に示したものと同様にして利用される。
以下に、上述したような位置にスリット25a〜25dを形成したことによる作用について説明する。
図8は、図7に示した蓄冷用シート201におけるスリット25a〜25dの形成位置による作用を説明するための図である。
上述したように、スリット25a〜25dを、収納ポケット21a〜21dの孔部31が形成された側の端部から幅Wだけ反対側の端部側に形成し、かつ、その幅Wを、収納ポケット21a〜21dに収納される蓄冷材の厚さ以下とすることにより、収納ポケット21a〜21dに収納された蓄冷材をスリット25a〜25dから取り出す際、図8に示すように、ベースシート10のスリット25a〜25dよりも孔部31が形成された側を剥くようにして取り出すこととなり、それにより、収納ポケット21a〜21dに収納された蓄冷材2をスリット25a〜25dから脱落しにくくすることができる。
なお、上述した実施の形態においては、ポケット用シート20がその周縁部及び収納ポケット21a〜21dの境界にてベースシート10と縫合されているが、ポケット用シート20の周縁部においては、その一部にてベースシート10と縫合されている構成としてもよい。そして、ポケット用シート20がベースシート10と縫合されていない部分を、収納ポケット21a〜21dに蓄冷材を収納するための収納口として用いてもよい。その場合、図1に示した蓋部23a〜23dや図8に示したような作用によって蓄冷材を収納ポケット21a〜21dから脱落しにくくする効果を得ることはできないものの、ベースシート10の収納ポケット21a〜21dとは反対側を取り付け面としてコンテナの内壁101に取り付けた場合に、収納口が表出しないことにより、蓄冷材を脱落しにくくする効果は得ることができる。
また、収納ポケットの数は、4つに限らず複数であればよいことは言うまでもない。
1,201 蓄冷用シート
2 蓄冷材
10 ベースシート
11,102 面ファスナー
20 ポケット用シート
21a〜21d 収納ポケット
22a〜22c 縫合部
23a〜23d 蓋部
24a 開口部
25a〜25d,26a〜26d スリット
30 縁カバー
31 孔部
100 コンテナ
101 内壁
103 突起

Claims (2)

  1. コンテナの内壁に取り付け可能に構成され、蓄冷材を保持するための蓄冷用シートであって、
    断熱材からなるベースシートと、
    前記ベースシートの一方の面に設けられ、前記蓄冷材を収納するための複数の収納ポケットとを有し、
    前記ベースシートは、前記収納ポケットに前記蓄冷材を収納するための収納口を有するとともに、前記収納ポケットとは反対側の面に、前記蓄冷用シートを前記コンテナの内壁に取り付けるための面ファスナーを有する、蓄冷用シート。
  2. 請求項1に記載の蓄冷用シートにおいて、
    前記収納ポケットは、前記ベースシートの前記一方の面側に配置されたポケット用シートがその一部にて前記ベースシートと縫合または接合されることによって形成され、
    前記ポケット用シートは、前記ベースシートよりも断熱性が低い蓄冷用シート。
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