JP6168982B2 - セラミックヒータ素子の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、グロープラグや、ガスセンサの検出素子の加熱用ヒータ等に使用するセラミックヒータ素子の製造方法に関する。
従来、ディーゼルエンジンの始動補助用のグロープラグや、ガスセンサの検出素子の加熱用ヒータ等に、セラミックヒータ素子が使用されている。セラミックヒータ素子としては、主として窒化珪素(Si34)からなる棒状の絶縁基体中に、窒化珪素と導電性セラミック材料、例えば炭化タングステン(WC)とからなる発熱抵抗体が埋設したものが知られている。このようなセラミックヒータ素子の製造方法としては、ホットプレス法による焼成がある。
ホットプレス法による焼成には、例えば、誘導加熱方式の焼成炉が用いられる。その一例として、特許文献1には、誘導加熱方式のホットプレス用焼成炉を用いたセラミックヒータ素子の製造方法が、ホットプレス用焼成炉の図面と共に開示されている(特許文献1の図4,図5参照)。また、特許文献2,3には、ホットプレス法によるセラミックヒータ素子の焼成に用いるホットプレス用成形型の形状が、より具体的に開示されている(特許文献2の図3〜図5、特許文献3の第4図D参照)。
図9及び図10に、特許文献1に記載の誘導加熱方式のホットプレス用焼成炉40(以下、単に焼成炉40という)を用いた従来のセラミックヒータ素子の製造方法を示す。図9は、焼成炉40及びその内部の様子を示す縦断面図であり、焼成炉40をグロープラグ用のセラミックヒータ素子(以下、単にヒータ素子ともいう)の焼成に用いた場合を例示したものである。但し、この図9では、特許文献1の図4と異なり、特許文献2,3のように、焼成炉40で用いるホットプレス用成形型48の形状を、より具体的に示した。また、図10は、焼成炉40の焼成室BCの横断面図である。焼成炉40は、円筒状で内部に焼成室BCを形成するモールド41、このモールド41内に挿入し加圧に用いる上下一対のプレス棒42、及びモールド41の外側に配置され、モールド41に高周波を印加して、焼成室BC内を加熱するための加熱コイル43を有する。
モールド41内には、4枚の仕切板46及び4片の割型47が配置されており、これらモールド41、仕切板46及び割型47により、内部が四角筒状の焼成室BCをなす外形円筒状の容器45が構成されている。具体的には、仕切板46は、プレス棒42の加圧軸に沿うプレス方向HP(上下方向)に延びる板状をなし、図10に示すように平面視で4枚が四角形状に配置されて、これらの内側に四角筒状の焼成室BCを形成している。また、割型47は、その外側表面がモールド41の内周形状に合わせた円弧面とされる一方、内側表面は仕切板46に合わせた平面とされた円弧の柱状で、各仕切板46とモールド41との間に1片ずつ配置されている。なお、容器45(モールド41、仕切板46及び割型47)並びにプレス棒42は、焼成時の高温下での強度を確保するために、いずれも黒鉛製とされている。
焼成によりヒータ素子となる棒状の素子成形体は、ホットプレス法による焼成、すなわち、焼結による本焼成前に、一旦、仮焼して仮焼体18bとされる。その後、仮焼体18bを、ホットプレス用成形型48(以下、単にプレス型48ともいう)で挟持して、このプレス型48と複数の仮焼体18bとをプレス方向HP(上下方向)に交互に積層した積層体48aを構成する。そして、この積層体48aを、モールド41、仕切板46及び割型47で構成される容器45(焼成室BC)内に配置する。
なお、各プレス型48には、複数の仮焼体18bが載置される凹部48bが列状に形成され、この凹部48bに多数の仮焼体18bを敷き詰めるように配置する。
また、積層体48aの上下には、2枚の板材49が、プレス棒42との間に、それぞれ1枚ずつ配置されている。なお、積層体48aを構成するプレス型48、及び板材49も、いずれも黒鉛製とされている。
そして、加熱コイル43により、モールド41に高周波を印加して、容器45(焼成室BC)内を加熱するとともに、板材49を介して一対のプレス棒42により、容器45(焼成室BC)内の積層体48aをプレス方向HP(上下方向)に加圧して、仮焼体18bを焼結し、本焼成を行う。
特開2012−104385号公報 特開2004−319127号公報 特開平4−174991号公報
このように、焼成炉40を構成する各部材はいずれも黒鉛からなるので、本焼成時の高温下でヒータ素子(仮焼体18b)は、強い還元雰囲気に晒される。特にプレス型48(積層体48a)の外周部付近に配置されたヒータ素子(仮焼体18b)は、その影響を受け易い傾向にある。
即ち、耐熱性の高いセラミックヒータ素子を作製するためには、絶縁基体の窒化珪素粒子間の粒界相の耐熱性を上げる必要がある。そこで、焼結助剤として、粒界相の融点が高い組成系が選択されるが、逆に焼結性は低下する。一般に、希土類酸化物−シリカ系の粒界相を形成するにあたっては、その融点+およそ50℃以上(例えば、Er23-SiO2系では、その融点1680℃+50℃=1730℃以上)の高い焼成温度が必要となる。すると、揮発するSiOガスが増加して、プレス型48同士の間の空間のうちでも、焼成室BC内の各空所と雰囲気の流通容易な端縁位置では酸素分が不足した状況になりやすいと考えられる。
セラミックヒータ素子の発熱抵抗体中に炭化タングステン(WC)などの炭化物を用いる場合、本焼成前に素子成形体を仮焼するにあたり、高温下での酸化仮焼を行うことはできない。このため、素子成形体の仮焼は、600〜800℃程度で行われ、仮焼体18bのセラミック中に若干(例えば0.6wt%程度)のバインダー由来の残炭が生じることがある。すると、この炭素成分によって、ヒータ素子(仮焼体18b)の本焼成時に、さらに酸素欠乏となりやすい。
酸素が欠乏していると、窒化珪素粒子に酸素欠乏相(メリライト相(Er2Si343)やJ相(Er4Si227))が生じ易く、耐酸化性が低下する上、粒界相が安定化せず、耐熱性が低下する傾向にある。
さらに容器45、特に仕切板46及び割型47は、使用によってすり減り、消耗する為、使用回数の増加と共に各部材間のクリアランスが広くなり、例えば、図9及び図10に示す積層体48aと仕切板46の間の間隙のように、焼成室BC内の空所の体積も増加する傾向にある。すると、仮焼体18bの窒化珪素中の不純物酸素、及び、焼結助剤であるSiO2から揮発したSiOガスが、仮焼体18bの周囲から、焼成室BC内の空所、さらには焼成室BC外の空間に拡散し易くなり、仮焼体18bの周囲において、雰囲気の還元性がさらに増大し、酸素が欠乏しやすい。その結果、焼成後のセラミックヒータ素子の絶縁基体に酸素欠乏相であるメリライト相やJ相などがさらに生成され易くなり、セラミックヒータ素子の基体の耐酸化性、耐熱性が低下する。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであって、耐熱性、耐酸化性の低下を抑制した、セラミックヒータ素子の製造方法を提供する。
その一態様は、セラミック粉末を成形した基体成形部と、上記基体成形部内に埋設された抵抗体成形部とを有する棒状の未焼成成形体を仮焼した仮焼成体を、ホットプレス法によりプレス方向に圧縮しつつ焼結する、絶縁性の基体に抵抗体を埋設したセラミックヒータ素子の製造方法であって、黒鉛製のプレス型と複数の上記仮焼体とを上記プレス方向に交互に積層して、上記プレス型同士の間に上記仮焼体を挟んだ積層体を構成する積層工程と、上記積層体が黒鉛からなる筒状の容器で、上記プレス方向に直交する直交方向から包囲された形態とする包囲工程と、上記積層体を上記プレス方向に圧縮しつつ、上記容器とともに加熱して、上記仮焼体を焼結する焼結工程と、を備え、上記積層体は、上記プレス型同士の間に挟まれた複数の上記仮焼体の一部が、上記焼結工程における圧縮によって、上記プレス型よりも上記直交方向外側に突出するように、上記プレス型間に上記仮焼体が配置されてなり、上記包囲工程では、黒鉛製で可撓性を有するシート状の耐熱シート材を、上記積層体のうち上記直交方向周囲と上記容器との間に位置させ、上記焼結工程では、上記積層体の圧縮で、上記プレス型よりも上記直交方向外側に突出した上記仮焼体を上記耐熱シート材に当接させるセラミックヒータ素子の製造方法である。
このセラミックヒータ素子の製造方法では、包囲工程において、黒鉛製で可撓性を有する耐熱シート材を、積層体のうち直交方向周囲と容器との間に位置させている。そして、焼結工程では、積層体の圧縮で、プレス型よりも直交方向外側に突出した仮焼体を耐熱シート材に当接させている。これにより、耐熱シート材が積層体と容器との間に生じる間隙を埋めるので、耐熱シート材が無い場合に比して、積層体と容器との間の雰囲気(気体)がプレス方向に流通するのが制限される。しかも、突出した仮焼体が耐熱シート材に当接するので、この突出した仮焼体により、積層体のプレス型と耐熱シート材の間の雰囲気(気体)がプレス方向に流通するのがさらに制限される。かくして、焼結工程での雰囲気(気体)の流通による基体における耐熱性、耐酸化性の低下を抑制したセラミックヒータ素子を製造できる。仮焼体が積層体と容器との間を流通する還元雰囲気に長時間晒されながら焼結されることが抑制され、セラミックヒータ素子の基体の一部において、焼結された基体中に酸素欠乏相(例えば窒化珪素において、メリライト相,J相)が多く生成されるのを防止できるからであると考えられる。
黒鉛製で可撓性を有する耐熱シート材としては、黒鉛粒子からなる可撓性の黒鉛シート、黒鉛繊維の布材などが挙げられる。黒鉛シートとしては、例えば、パナソニック社製グラファイトシートのPGSグラファイトシート(商標名)、カネカ社製グラファイトシートのグラフィニティ(商標名)、東洋炭素社製可撓性黒鉛シートのPARMA−FOIL(商標名)などが挙げられる。
なお、耐熱シート材の配置にあたっては、焼結工程における積層体の圧縮によって、プレス型よりも直交方向外側に突出した仮焼体が耐熱シート材に確実に当接するように、積層体と容器との間に生じる間隙の大きさに応じて、耐熱シート材の厚みを変更したり重ねる枚数を変更して、適正な厚みの耐熱シート材を配置すると良い。また、プレス型と耐熱シート材との間に隙間が生じないように、すなわち、仮焼体が耐熱シート材に当接した状態で、プレス型も耐熱シート材に当接するように、シートの厚みや枚数を選択するのが、さらに好ましい。
さらに、上述のセラミックヒータ素子の製造方法であって、前記積層体は、平面視矩形板状の前記プレス型と、このプレス型上に縦横に並べて配置した複数の略四角柱状の前記仮焼体とを前記プレス方向に交互に積層した直方体状をなし、前記焼結工程における圧縮によって、上記プレス型同士の間に挟まれた上記仮焼体の側面部または長手方向の端部が、上記プレス型の周囲の四辺よりも前記直交方向外側にそれぞれ突出するように、上記プレス型間に上記仮焼体が配置されてなるセラミックヒータ素子の製造方法とすると良い。
このセラミックヒータ素子の製造方法では、直方体状をなす積層体により、多くの素子を同時に焼成することができ、加えて、耐熱シート材を配置して、雰囲気の流通を制限しているので、耐久性、耐酸化性の高い、均一な特性のセラミックヒータ素子を多数同時に製造できる。
さらに、上述のセラミックヒータ素子の製造方法であって、前記積層体は、前記焼結工程における圧縮によって、前記プレス型間に挟まれた隣り合う前記仮焼体の側面同士が互いに密着するように、上記プレス型間に上記仮焼体が配置されてなるセラミックヒータ素子の製造方法とすると良い。
このセラミックヒータ素子の製造方法では、焼結工程における圧縮によって、隣り合う仮焼体の側面同士が互いに密着するように、プレス型内に仮焼体を配置するので、積層体(プレス型)内において、仮焼体の周囲の雰囲気が、より安定になり、仮焼体をさらに適切に焼結することができる。
セラミックヒータを備えるグロープラグの一例を示す縦断面図である。 未焼成成形体の構造を示す説明図である。 未焼成成形体の一体化の方法を示す説明図である。 実施形態に係るホットプレス用焼成炉及びその内部の様子を示す縦断面図である。 実施形態に係るホットプレス用焼成炉の焼成室の横断面図である。 実施形態に係るホットプレス用成形型及びこれに配置された仮焼体を示す平面図である。 焼結工程におけるホットプレス用成形型及び仮焼体と容器との関係を示す説明図である。 黒鉛シートの厚みとメリライト相ピーク強度比の関係を示すグラフである。 従来のホットプレス用焼成炉及びその内部の様子を示す縦断面図である。 従来のホットプレス用焼成炉の焼成室の横断面図である。
以下、グロープラグ用のセラミックヒータ素子の製造を、図面を参照しつつ具体的に説明する。まず、グロープラグの構造について説明する。
図1は、グロープラグの一例を示す縦断面図である。グロープラグ10は、セラミックヒータ11と、このセラミックヒータ11の後端部を内部に保持する筒状の主体金具12とを備える。主体金具12の外周面には、図示しないエンジンブロックにグロープラグ10を固定するための、取付部としてのねじ部121が形成され、後端部にはエンジンブロックへの固定の際に締め付けに用いる工具が係合する、断面六角形の工具係合部122が形成されている。
主体金具12の内部には、後端側からセラミックヒータ11に電力を供給するための棒状で金属製の中軸13が、自身の後端部を主体金具12から突出させた状態で主体金具12と絶縁状態で配置されている。主体金具の後端部において、この中軸13の周囲には絶縁性素材であるフッ素ゴム等からなるOリング14とナイロン等の樹脂製の絶縁ブッシュ15が配置されている。絶縁ブッシュ15は、自身の後端側に径方向外側へ鍔状に張り出したフランジ部151と、その先端側に当該フランジ部151よりも細く筒状をなす小径部152とを有している。この絶縁ブッシュ15は、フランジ部151の先端向き面が主体金具12の後端へ当接するよう、小径部152が主体金具12の筒孔の後端部へ隙間嵌めされる形で中軸13の周囲に配置される。この小径部152の先端面に押圧されるとともに主体金具12の筒孔及び中軸13に当接するようにOリング14は配設され、グロープラグ10の後端部における、内部と外部との気密が保たれている。
主体金具12の後方に延出した中軸13の後端部には、端子金具17が嵌め込まれている。端子金具17は、径方向の加締め部17aにより、中軸13の外周面に導通状態で固定されている。
セラミックヒータ11は、ヒータ素子18と、このヒータ素子18を先端部が突出するように内部に保持する金属外筒19とを有する。金属外筒19は全体として筒状をなし、先端側に比較的薄肉に形成された小径部191、その小径部の後端側に拡径するテーパ部192を介して比較的肉厚に形成された大径部193、さらに大径部の後端側に、主体金具12の筒孔と略同一の外径を有し大径部193よりも小径の係合部194を備えている。この係合部194を主体金具12の筒孔先端へ挿入し、大径部193の後端向き面と主体金具12の先端面とを当接させ、その当接部を全周レーザー溶接する形で金属外筒19と主体金具12とを固定している。
ヒータ素子18は、主として窒化珪素からなる絶縁基体21中に、窒化珪素と炭化タングステンとからなる発熱抵抗体22が埋設された棒状の形態を有する。発熱抵抗体22は、ヒータ素子18の先端側GSに配置されるU字状を有する発熱部23と、この発熱部23の両端部に接続され、ヒータ素子18の軸線方向HJに沿って後端側GKに向けて延伸する一対の直線状のリード部24,25とを有する。リード部24,25のうち、一方のリード部24には、直線状部分の後端寄りの部位から径方向へ分岐し、ヒータ素子18の側面へ露出する接地用通電端子部26が形成され、ヒータ素子18を圧入保持する金属外筒19を介して主体金具12に電気的に接続されている。また、他方のリード部25には、直線状部分のうち、接地用通電端子部26よりもさらに後端寄りの部位から径方向へ分岐し、ヒータ素子18の側面へ露出する電源側通電端子部27が形成されている。中軸13の先端に接合され円筒状をなすリング部材16が、ヒータ素子18の後端部に外嵌めされ、これにより電源側通電端子部27は中軸13に電気的に接続されている。これにより、発熱抵抗体22のU字状に折り返された発熱部23が抵抗発熱する。
このようなヒータ素子18は、以下のようにして製造することができる。
図2に、焼成によりヒータ素子18となる未焼成成形体18aの構造を示す。なお、未焼成成形体18aは、長手方向HNに延びる角棒状(四角柱状)であり、焼成後に研磨加工されて、図1に示す丸棒状(円柱状)のヒータ素子18となる。
この未焼成成形体18aを得るには、まず、成形材料を射出成形して、焼成後に発熱抵抗体22となる抵抗体成形部22aを作製する。成形材料は、窒化珪素粉末及び炭化タングステン粉末に焼結助剤粉末等を配合した抵抗体用原料粉末と、有機バインダとを混練したコンパウンドを加熱により溶融流動化させたものである。
また、別途、窒化珪素粉末に焼結助剤粉末等を配合した基体用原料粉末をプレス成形することにより、上下別体に形成された一対の基体成形部21aを作製する。基体成形部21aの合わせ面には、それぞれ抵抗体成形部22aに対応した形状の凹部28が形成されている。
次いで、凹部28に抵抗体成形部22aを収容するようにして、基体成形部21aを合わせ面において嵌め合わせる。そして、図3に示すように、金型31に収容し、一対のパンチ32によりプレス成形することにより一体化して未焼成成形体18aとする。次に、この未焼成成形体18aについて、バインダ成分を除去するために、図示しない仮焼炉を用いて、600〜800℃で仮焼を行う。これにより、未焼成成形体18aを仮焼した仮焼体18bが得られる。さらに、この仮焼体18bに対して、図4のホットプレス用焼成炉1を用いて、後述する焼結工程でホットプレス法による焼結(本焼成)を行う。そして、焼成後に、側面部を円柱状にし、先端部を半球状にするなどの研磨加工を行ってヒータ素子18とする。
図4及び図5に、誘導加熱方式のホットプレス用焼成炉1(以下、単に焼成炉1という)を用いて仮焼体18bを焼成する様子を示す。図4は、焼成炉1及びその内部の様子を示す縦断面図であり、図5は、焼成炉1の焼成室BCの横断面図である。焼成炉1は、図9及び図10に示した従来の焼成炉40と同様の構成を有する。すなわち、焼成炉1は、円筒状で内部に焼成室BCを形成するモールド2、このモールド2に挿入し加圧に用いる上下一対のプレス棒3、及びモールド2の外側に配置され、モールド2に高周波を印加して、焼成室BC内を加熱するための加熱コイル4を有する。
さらにモールド2内には、4枚の仕切板6及び4片の割型7が配置されており、これらモールド2、仕切板6及び割型7により、内部が四角筒状の焼成室BCをなす外形円筒状の容器5が構成されている。具体的には、仕切板6は、プレス棒3の加圧軸に沿うプレス方向HP(上下方向)に延びる板状をなし、図5に示すように平面視で4枚が四角形状に配置されて、これらの内側に四角筒状の焼成室BCを形成している。また、割型7は、その外側表面がモールド2の内周形状に合わせた円弧面とされる一方、内側表面は仕切板6に合わせた平面とされた円弧の柱状で、各仕切板6とモールド2との間に1片ずつ配置されている。なお、容器5(モールド2、仕切板6及び割型7)並びにプレス棒3は、いずれも黒鉛製とされている。
また、未焼成成形体18aを仮焼した複数の仮焼体18bを、黒鉛製のホットプレス用成形型8(以下、単にプレス型8ともいう)で挟持する。そして、このプレス型8と複数の仮焼体18bとをプレス方向HP(上下方向)に交互に積層して積層体8aとする(積層工程)。なお、各プレス型8には、複数の仮焼体18bが積載される凹部8bが列状に形成され、この凹部8bに多数の仮焼体18bを敷き詰めるように配置する。具体的には、プレス型8は、図6に示すように、平面視矩形板状であり、図4に示した凹部8bは、棒状の仮焼体18bをその長手方向HNに複数個(図6では4個)並べて配置可能なように、プレス型8の一辺に沿う方向(図6において縦方向HV)に延びている。さらに、凹部8bは、プレス型8の他辺に沿う方向(図6において横方向HH)に、複数列設けられている。そして、各プレス型8の凹部8bに複数の仮焼体18bを、図6において縦方向HV及び横方向HHに並べて配置し、プレス型8同士で挟持したものを、複数積層して積層体8aとする。
なお、積層体8aは、その外周部(プレス型8の周囲の四辺8ss)において、プレス型8同士の間に挟まれた仮焼体18bの側面部及び長手方向HNの端部が、上下のプレス型8の間から露出している(図4,図6参照)。
次いで、このように積層した積層体8aが、モールド2、仕切板6及び割型7で構成される焼成炉1の容器5でプレス方向HP(上下方向)に直交する直交方向HC(プレス棒3及び容器5の径方向:図4参照)から包囲された形態とする(包囲工程)。
ところで、前述した従来の焼成炉40を用いた焼成と同様、積層体8aと仕切板6との間に隙間が生じやすく、仮焼体18bの周囲において、雰囲気の還元性が増大し、酸素が欠乏しやすい。このため、焼成後のヒータ素子18の絶縁基体21に酸素欠乏相であるメリライト相やJ相などが生成されて、ヒータ素子18の絶縁基体21の耐酸化性、耐熱性が低下する虞がある。
そこで、本実施形態のヒータ素子18の製造方法では、包囲工程において、積層体8aが容器5に包囲された形態とするにあたり、黒鉛製で可撓性を有する黒鉛シート50(耐熱シート材)を、積層体8aのうち直交方向周囲と容器の仕切板6との間に位置させておく。なお、黒鉛シート50としては、具体的には、東洋炭素社製可撓性黒鉛シートのPARMA−FOIL(商標名)を用いており、この黒鉛シート50を、図4〜図6に示すように、積層体8aの直交方向HCの周囲全体に配置する。
具体的には、包囲工程では、まず、積層体8aの直交方向HCの周囲全体を黒鉛シート50で包囲し、次いで、その周囲に仕切板6及び割型7をこの順に配置する。そして、これら積層体8a、黒鉛シート50、仕切板6及び割型7を一体としたものを、円筒状のモールド2内に収容する。かくして、黒鉛シート50が、積層体8aのうち直交方向HC周囲と容器5の仕切板6との間に位置し、積層体8aが容器5(モールド2、仕切板6及び割型7)で直交方向HCから包囲された形態となる。
そして、包囲工程の後、焼結工程において、加熱コイル4により、モールド2に高周波を印加して、焼成室BC内を加熱するとともに、一対のプレス棒3により、黒鉛製の板材9を介して、焼成室BC内の積層体8aをプレス方向HP(上下方向)に加圧して、仮焼体18bを焼結する。
なお、この焼結工程では、積層体8aの圧縮で、仮焼体18bの側面部及び長手方向HNの端部が、プレス型8の周囲の四辺8ssよりも直交方向HC外側に突出する(図7(a)及び図7(b)参照)。これにより、このプレス型8よりも直交方向HC外側に突出した仮焼体18bが黒鉛シート50に当接する。
すなわち、この製造方法では、包囲工程で黒鉛シート50を配置して、焼結工程において、プレス型8よりも直交方向HC外側に突出した仮焼体18bを黒鉛シート50に当接させている。これにより、黒鉛シート50が積層体8aと容器5(仕切板6)との間に生じる間隙を埋めるので、黒鉛シート50が無い場合に比して、積層体8aと容器5との間の雰囲気(気体)がプレス方向HPに流通するのが制限される。しかも、突出した仮焼体18bが黒鉛シート50に当接するので、この突出した仮焼体18bにより、積層体8aのプレス型8と黒鉛シート50との間の雰囲気(気体)がプレス方向HPに流通するのがさらに制限される。これにより、焼結された基体21中に酸素欠乏相(メリライト相、J相)が多く生成されるのが防止でき、基体21における耐熱性、耐酸化性の低下を抑制したヒータ素子18を製造できる。
Figure 0006168982
なお、黒鉛シート50を配置するにあたっては、容器5の仕切板6と積層体8aとの間に生じる間隙に合わせて、適切な厚みの黒鉛シート50を選択する必要がある。次に、黒鉛シート50の厚みの決定手法について説明する。
表1は、焼成後のセラミックヒータ素子の耐酸化性とメリライト相ピーク強度比の関係を示す。なお、メリライト相ピーク強度比Xは、X線回折試験において、回折角2θが32°付近に現れるメリライト相の回折ピーク強度をAとし、回折角2θが27°付近に現れるβ−Si34結晶相の回折ピーク強度をBとし、回折角2θが34°付近及び36°付近に現れるβ−Si34結晶層の回折ピーク強度のうち高い方をCとしたとき、X=A/((B+C)/2)×100(%)で与えられる。セラミックヒータ素子の連続通電試験では、メリライト相ピーク強度比が高い素子では耐酸化性の性能が低下する傾向にあり、品質に問題ない閾値は5%以下である。
また、本実施形態における黒鉛シート50の厚みと、焼成後のヒータ素子18のメリライト相ピーク強度比の関係を図8のグラフに示す。この図8に示すように、黒鉛シート50の厚みが厚いほど、焼成後のヒータ素子18のメリライト相ピーク強度比が低下しており、黒鉛シート50を配置したことにより、メリライト相ピーク強度比を低下させる効果があることが確認できた。そして、本実施形態では、メリライト相ピーク強度比を5%以下にするには、黒鉛シート50の厚みは0.1mm以上が必要であった。一方、黒鉛シート50の厚みを1.0mm以上にすると、黒鉛シート50が変形しにくくなって、積層体8aと容器5との間に生じる間隙を埋めるのに適さなくなる。このため、本実施形態では、黒鉛シート50の厚みを0.1mm以上1.0mm以下にすることとした。
以上で説明したように、本実施形態のヒータ素子18の製造方法では、包囲工程において、可撓性を有する黒鉛シート50を、積層体8aのうち直交方向HC周囲と容器5との間に位置させ、焼結工程では、積層体8aの圧縮で、プレス型8よりも直交方向HC外側に突出した仮焼体18bを黒鉛シート50に当接させている。これにより、黒鉛シート50が積層体8aと容器5との間に生じる間隙を埋めるので、積層体8aと容器5との間の雰囲気(気体)がプレス方向HPに流通するのが制限される。しかも、突出した仮焼体18bが黒鉛シート50に当接するので、積層体8aのプレス型8と黒鉛シート50との間の雰囲気(気体)の流通がさらに制限される。なお、本実施形態では、黒鉛シート50の厚みは、0.1mm以上1.0mm以下とした。これにより、焼結工程での雰囲気(気体)の流通による基体21における耐熱性、耐酸化性の低下を抑制したヒータ素子18を製造できる。
さらに、本実施形態のヒータ素子18の製造方法では、直方体状をなす積層体8aにより、多くの素子を同時に焼成することができ、加えて、黒鉛シート50を配置して、雰囲気の流通を制限しているので、耐久性、耐酸化性の高い、均一な特性のヒータ素子18を多数同時に製造できる。
さらに、本実施形態のヒータ素子18の製造方法では、焼結工程における圧縮によって、隣り合う仮焼体18bの側面同士が互いに密着するように、プレス型8内に仮焼体18bを配置するので、積層体8a(プレス型8)内において、仮焼体18bの周囲の雰囲気が、より安定になり、仮焼体18bをさらに適切に焼結することができる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、実施形態では、グロープラグ10のセラミックヒータ素子18の製造方法への適用例を示したが、ガスセンサの検出素子の加熱用ヒータ等、その他のセラミックヒータ素子の製造方法に、本発明を適用しても良い。
また、実施形態では、黒鉛製の耐熱板材として、東洋炭素社製可撓性黒鉛シートのPARMA−FOIL(商標名)を用いた黒鉛シート50を、容器5と積層体8aとの間の間隙に配置した。しかし、耐熱板材としては、この他に、パナソニック社製グラファイトシートのPGSグラファイトシート(商標名)や、カネカ社製グラファイトシートのグラフィニティ(商標名)などを用いても良い。
BC 焼成室
1,40 焼成炉
2,41 モールド(容器)
3,42 プレス棒
4,43 加熱コイル
5,45 容器
6,46 仕切板(容器)
7,47 割型(容器)
8,48 ホットプレス用成形型(プレス型)
8a,48a 積層体
8b,48b 凹部
8ss (プレス型の)四辺
9,49 板材
50 黒鉛シート(耐熱シート材)
HP プレス方向
HC 直交方向
10 グロープラグ
11 セラミックヒータ
12 主体金具
18 セラミックヒータ素子(ヒータ素子)
18a 未焼成成形体
18b 仮焼体
19 金属外筒
21 絶縁基体
21a 基体成形部
22 発熱抵抗体
22a 抵抗体成形部
23 発熱部
24,25 リード部

Claims (3)

  1. セラミック粉末を成形した基体成形部と上記基体成形部内に埋設された抵抗体成形部とを有する棒状の未焼成成形体を仮焼した仮焼体を、ホットプレス法によりプレス方向に圧縮しつつ焼結する、絶縁性の基体に抵抗体を埋設したセラミックヒータ素子の製造方法であって、
    黒鉛製のプレス型と複数の上記仮焼体とを上記プレス方向に交互に積層して、上記プレス型同士の間に上記仮焼体を挟んだ積層体を構成する積層工程と、
    上記積層体が黒鉛からなる筒状の容器で、上記プレス方向に直交する直交方向から包囲された形態とする包囲工程と、
    上記積層体を上記プレス方向に圧縮しつつ、上記容器とともに加熱して、上記仮焼体を焼結する焼結工程と、を備え、
    上記積層体は、
    上記プレス型同士の間に挟まれた複数の上記仮焼体の一部が、上記焼結工程における圧縮によって、上記プレス型よりも上記直交方向外側に突出するように、上記プレス型間に上記仮焼体が配置されてなり、
    上記包囲工程では、
    黒鉛製で可撓性を有するシート状の耐熱シート材を、上記積層体のうち上記直交方向周囲と上記容器との間に位置させ、
    上記焼結工程では、
    上記積層体の圧縮で、上記プレス型 よりも上記直交方向外側に突出した上記仮焼体を上記耐熱シート材に当接させる
    セラミックヒータ素子の製造方法。
  2. 請求項1に記載のセラミックヒータ素子の製造方法であって、
    前記積層体は、
    平面視矩形板状の前記プレス型と、このプレス型上に縦横に並べて配置した複数の四角柱状の前記仮焼体とを前記プレス方向に交互に積層した直方体状をなし、
    前記焼結工程における圧縮によって、上記プレス型同士の間に挟まれた上記仮焼体の側面部または長手方向の端部が、上記プレス型の周囲の四辺よりも前記直交方向外側にそれぞれ突出するように、上記プレス型間に上記仮焼体が配置されてなる
    セラミックヒータ素子の製造方法。
  3. 請求項2に記載のセラミックヒータ素子の製造方法であって、
    前記積層体は、
    前記焼結工程における圧縮によって、前記プレス型間に挟まれた隣り合う前記仮焼体の側面同士が互いに密着するように、上記プレス型間に上記仮焼体が配置されてなる
    セラミックヒータ素子の製造方法。
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