JP6166366B2 - 建材管 - Google Patents

Description

本発明は建材設備技術分野に属し、特に一種類の建材管に関するものである。

建材管とは金属管、非金属管などが含まれている。一般的な金属管である鋼管は、広く使用されており、流体や粉体の輸送や、熱の交換、機械部品やコンテナに用いられ、経済的な鋼材である。鋼管で作る構造上のフレームや支柱、機械骨組の重量は20〜40%の金属を減らすことができ、そして、工場化の機械化工事を実現できる。また、鋼管で作る道路橋は鋼材の節約、工事の簡単化ばかりでなく、塗装の面積を減少させて投資と保守の費用を節約する。従って、完全に鋼管の代わりとなる鋼材はないが、鋼管は型材やロッドの一部分の代わりとなる。そして、鋼管は、他の鋼材よりも、国民経済の発展と人間生活品質の高まりに対する関係が密接である。人々の日常用具、家具、給排水、ガス供給、換気と暖房施設から、各種の農業機械の製造、地下資源の開発、国防と航空宇宙用の銃砲、弾丸、ミサイル、ロケットなどまで、いずれも鋼管が必要である。鋼管は人々の生活や製品に密接に関連しているが、鋼管工業の生産技術は迅速に発展しているばかりでなく、絶えず改善されている。現在、いろいろな鋼管があるが、強さや耐曲げ性能、耐変形性能がまだ十分ではなく、品質と強度比もまだ最適ではない。

本発明は、構造が簡単で、低コストであり、品質と強度比が良好な、強い機能を有する建材管を提供するものである。

本発明における上記の技術課題を解決するための技術構成は、下記のとおりである。
建材管は建材管本体を備える。この建材管本体内には横膈部材（スペーサ）が設けられており、この横膈部材の外壁は、建材管本体の内壁に密接接合される。

上記横膈部材の断面は羽根車形状である。
上記横膈部材と上記建材管本体の内壁との間には、接着層が設けられている。

上記横膈部材の両端面は、凹面である。

上記横膈部材の端面に、制御ハンドルが設けられている。

多数の前記横膈部材が一本の接続ロッドに設けられて、横膈部材つなぎが形成されている。

上記建材管本体の外壁と密接接合される補強リングが設けられている。

上記補強リングの１つは、上記建材管本体の内部に設けられた１つの上記横膈部材と一致している。

上記補強リングは、上記建材管本体の内部に設けられた上記横膈リングと磁性接続されている。

本発明は、建材管本体内に横膈部材を設置し、この横膈部材が、管壁をよりよく支持し、建材管の機械強度や耐曲り性能を高める。横膈部材の外壁と建材管本体の内壁との間の密接接合により、所定の厚さの横膈部材と建材管本体との間の接合が、あらゆる方向の作用力や建材管本体の応力性能を高める。複数の横膈部材の相互作用により、横膈部材間の建材管本体の局部の安定性を保障する。横膈部材と管壁との間の相互作用により、最終的に管の各種性能、特に耐曲り性能が高まる。横膈部材の外壁と建材管本体の内壁との間に接着層が設けられて、当該接着層は、たとえば、金属接着剤α-シアン基アクリルゴム、ジフェニルメタル型双マレイミド、二アミノ基ジフェニルメタルDDMオリゴマー、及び、エポキシ樹脂が反応して合成されたBMIDDMEPOXY改性樹脂で、温度プロセスや操作手段を通じて、横膈部材と建材管本体とを短時間に接合することができる。横膈部材の二つの端面は凹面であり、有効に横膈部材の質量の減少と、建材管の全体の強重比を高めることができる。このことは、また、竹の節の構造に近く、より生物工学の原理に合っており、良い力学効果をもたらす。つまり、同じの力学性能条件の下に建材の軽量化を実現し、鋼材とそのほかの材料の使用を低減することができる。したがって、本発明は、建材資源、金属資源、省エネ・排出の削減について顕著な実質的な意義がある。横膈部材の端面に制御ハンドルを設けることで、管内に横膈部材を容易に設置することができる。そして、簡単な専用道具を用いて制御ハンドルを操作して、容易に横膈部材を建材管本体内の適切な位置に取り付け、調整することができる。複数の横膈部材を一本の接続ロッドに設置して横膈部材つなぎを形成することで、容易に一つの横膈部材つなぎを同時に建材管本体内に配置することができる。この方法は、熱膨張原理により横膈部材つなぎと建材管本体とを密接に接合することができ、さらに、必要に応じて、締り嵌めることができる。建材管本体の外壁に密接して接合する補強リングが設けられることで、建材管本体の安定性が高まる。特に、補強リングが建材管本体内の横膈部材の位置と一致する場合には、顕著な力学効果がある。補強リングと建材管本体内の横膈部材とが磁性で接続されることで、両者の接続関係をより改善することができる。加えて、磁力線の存在は２つの密接した部材内の分子活動能力を増加させ、相互に浸透する速度を改善し、最終的に理想的な竹構造の生物工学管のための良い磁性環境を作るのである。注目すべきことは、横膈部材が建材管本体内部を密閉された空洞部に分割することで、建材管本体内壁の酸化を防止したり低減したりすることができる。加えて、内壁の耐酸化性を高め、内壁塗装が困難であることによるコストを低減することができる。したがって、本発明は積極的に経済的利益や社会的利益を有している。

次に、図面を参照して本発明を説明する。
第1図は実施例一の構造の見取り図である。

第2図は実施例二の構造の見取り図である。

第3図は実施例二の立面図である。

第4図は実施例三の構造の見取り図である。

第5図は実施例四の構造の見取り図である。

第6図は実施例五の構造の見取り図である。

第7図は実施例六の構造の見取り図である。

第8図は実施例七の構造の見取り図である。

実施例一
第1図を参照すると、この建材管は、建材管本体と、建材管本体内に設置された横膈部材と、を備えている。この建材管本体は、シームレスな丸い鋼管で、横膈部材は同質な円柱であり、これら２つは、互いに密接に接合されている。

実施例二
第2図及び第3図を参照すると、この建材管は、建材管本体を備えている。建材管本体内に設置された横膈部材は、それぞれ４つの凸状の角部を有する。建材管本体は、継目のある角管材であり、この角管材の四本の稜線はそれぞれ横膈部材の四つの突出した厚い花弁部と密接に接合される。花弁部構造は、よい応力結合を得るためで、できるだけ少なく鋼材を使う。横膈部材の外壁と建材管本体の内壁との間に接着層を有し、たとえば、接着層は、金属接着剤α-シアン基アクリルゴムである。

実施例三
第4図を参照すると、この建材管は建材管本体を有する。建材管本体内には、複数の横隔部材が設けられている。横膈部材の二つの端面は両方とも凹面であり、端面には、制御ハンドルが設置されている。制御ハンドルにより、有効に横膈部材の質量の減少と建材管の全体の強重比を高めることができる。制御ハンドルは、管内に横膈部材を設置することを容易にし、簡単な専用道具を用いて制御ハンドルを操作でき、容易に横膈部材を建材管本体内の適切な位置に設置でき、調整することができる。横膈部材の外壁と建材管本体の内壁との間に接着層を有し、例えば、ジフェニルメタル型双マレイミド、二アミノ基ジフェニルメタルDDMオリゴマーはエポキシ樹脂と反応した合成BMIDDMEPOXY改性樹脂で、温度プロセスや操作手段を通じて、横膈部材と建材管本体とを短時間で好適に接合することを実現できる。

実施例四
第5図を参照すると、この建材管は、建材管本体1を備えている。建材管本体1内には複数の横膈部材2が備えられている。複数の横膈部材は、一本の接続ロッドに設置され、横膈部材つなぎになるものが形成されている。これにより、複数の横膈部材を容易に同時に建材管本体内に配置することができる。このシームレス鋼管の組み立て方法では、熱膨張原理により横膈部材つなぎと建材管本体とを密着させることができ、さらに、必要に応じて、締り嵌めることができる。たとえば、熱い油で建材管本体を加熱し、または、ドライアイスで横膈部材つなぎを冷却してもいい。継目のある管は、冷却された横膈部材つなぎを曲げプレート内に巻き込ませて溶接し、そして、横膈部材つなぎと溶接箇所とを直接溶接することができる。

実施例五
第6図を参照すると、この建材管は建材管本体1を備えている。建材管本体1内には複数の横膈部材2が備えられている。建材管本体1の外部に、建材管本体の外壁と密接する補強リング5が設けられている。この補強リングは、建材管本体の安定性を高めることができる。補強リングが建材管本体内の横膈部材の位置と一致する場合、より顕著な機械的効果がある。横膈部材の外壁と建材管本体の内壁との間に接着層が設けられ、当該接着層は、たとえば、金属接着剤α-シアン基アクリルゴムである。

実施例六
第7図を参照すると、この建材管は建材管本体1を備えている。建材管本体1内には複数の横膈部材2が備えられている。この横膈部材2は羽根車形状である。羽根車形状の横膈部材２の外円周は、建材管本体内壁と密接しており、原材料を節約でき、さらに建材管本体の安定性を高めることができる。この横膈部材の外壁と建材管本体の内壁との間には接着層が設けられている。接着層は、例えば、ジフェニルメタル型双マレイミド、二アミノ基ジフェニルメタルDDMオリゴマー及びエポキシ樹脂を合成したBMIDDMEPOXY改性樹脂で、温度プロセスや操作手段を通じて、横膈部材と建材管本体とを短時間で接合することが実現できる。

実施例七
第8図を参照すると、この建材管は建材管本体1を備えている。建材管本体1内には複数の横膈部材2が備えられている。この横膈部材2は羽根車形状である。羽根車形状の横膈部材２の外円周は、建材本体内壁と密接しており、原材料を節約でき、さらに建材管本体の安定性を高めることができる。複数の横膈部材2は、一本の接続ロッドに設置され、横膈部材つなぎを形成している。これにより、複数の横膈部材を容易に同時に建材管本体内に配置することができる。このシームレス鋼管の組み立て方法では、熱膨張原理により横膈部材つなぎと建材管本体とを密着させることができ、さらに、必要に応じて、締り嵌めることができる。たとえば、熱い油で建材管本体を加熱し、または、ドライアイスで横膈部材つなぎを冷却してもいい。継目のある管は、冷却された横膈部材つなぎを曲げプレート内に巻き込ませて溶接し、そして、横膈部材つなぎと溶接箇所とを直接溶接することができる。

本発明は横膈部材（スペーサ）を有する建材管に関するものであり、金属管中の鋼管、ニュ-ム管、合金管あるいは非金属管でも、形といえば、丸管、楕円管、角管、多辺形管、異形管でも、管内に横膈部材を設置して建材管の性能を高めるものであり、いずれも、本発明の保護範囲に属する。ただし、本発明は、この開示の実施例に限られない。

Claims (6)

1. 建材管本体を備え、
   前記建材管本体の内壁に密接して設けられた横膈部材を有し、
   前記建材管本体の外壁に密接する補強リングを、前記建材管本体内の前記横膈部材の位置に一致させて、前記建材管本体の外壁に設け、
   前記補強リングは、前記建材管本体内の前記横膈部材と磁性接続されている、
   建材管。
2. 前記横膈部材の断面は、中心部と、当該中心部に連結された複数の羽根部と、により構成された羽根車形状である、
   請求項１記載の建材管。
3. 前記横膈部材の外壁と前記建材管本体の内壁との間に、接着層が設けられている、
   請求項１又は２に記載の建材管。
4. 前記横膈部材は、前記建材管本体と同質な円柱であり、当該横膈部材の端面は凹面形状である、
   請求項１乃至３のいずれかに記載の建材管。
5. 前記横膈部材の端面に、制御ハンドルが設けられている、
   請求項１乃至４のいずれかに記載の建材管。
6. 複数の前記横膈部材が一本の接続ロッドに設けられて横膈部材つなぎを形成している、
   請求項１乃至４のいずれかに記載の建材管。