JP6165486B2 - 放送受信装置及びフィルタリング制御方法 - Google Patents

放送受信装置及びフィルタリング制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6165486B2
JP6165486B2 JP2013077322A JP2013077322A JP6165486B2 JP 6165486 B2 JP6165486 B2 JP 6165486B2 JP 2013077322 A JP2013077322 A JP 2013077322A JP 2013077322 A JP2013077322 A JP 2013077322A JP 6165486 B2 JP6165486 B2 JP 6165486B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
signal
change width
frequency change
convergence speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013077322A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014204212A (ja
Inventor
渡辺 薫
薫 渡辺
市川 洋平
洋平 市川
中村 茂樹
茂樹 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Corp filed Critical Pioneer Corp
Priority to JP2013077322A priority Critical patent/JP6165486B2/ja
Publication of JP2014204212A publication Critical patent/JP2014204212A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6165486B2 publication Critical patent/JP6165486B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、放送受信装置、フィルタリング制御方法、フィルタリング制御プログラム、及び、当該フィルタリング制御プログラムが記録された記録媒体に関する。
従来から、音声の放送方式としてFM(Frequency Modulation)方式が多く採用されている。こうしたFM方式の放送では、受信波のマルチパス歪みによる受信障害が重要な問題である。このマルチパス歪みは、周囲における建物による反射等による電波の多重伝搬によって、位相及び電界強度が異なる到来電波が相互に干渉しあうマルチパス現象にともなって発生する。
こうしたマルチパス現象が発生すると、本来は振幅が一定であるはずのFM放送信号の振幅が変動してしまい、再生音声の音質を劣化させる一因となる。特に、放送受信装置が車両等の移動体に搭載される場合には、移動体の移動とともに、受信状態が変化するので、激しい振幅変動を伴うマルチパス歪みが生じる場合がある。
このため、マルチパス歪みを除去するために様々な技術が提案されている。こうした技術の中で、CMA(Constant Modulus Algorithm)と呼ばれるアルゴリズムを利用しつつ、放送波の受信環境に対応した特性で、マルチパス歪みを除去する技術がある(特許文献1参照:以下、「従来例」と呼ぶ)。この従来例の技術では、選局対象のFM放送波の帯域における信号の電界レベルに対応して、CMAアルゴリズムを採用する適応デジタルフィルタによるフィルタリング処理の収束速度に関連する重み係数を決定するようになっている。
特開2009−212785号公報
上述した従来例の技術では、選局対象のFM放送波の帯域における信号の電界レベルが高ければ、放送コンテンツの再生品質のマルチパスによる劣化の程度が小さいといえる蓋然性が高いことに着目している。しかしながら、当該電界レベルが高くとも、FM放送信号における周波数変化幅が狭い場合には、放送コンテンツの再生品質のマルチパスによる劣化の程度が小さいとはいえない。また、当該電界レベルが低くとも、FM放送信号における周波数変化幅が広い場合には、放送コンテンツの再生品質のマルチパスによる劣化の程度は、一般的に小さい。
このため、マルチパス成分を迅速に除去するため、適応デジタルフィルタによるフィルタリング処理の収束速度を極力高めることが考えられる。しかしながら、当該収束速度を一律に高めてしまうと、偶発的な外乱により適応デジタルフィルタのタップ係数の更新制御が発散してしまう事態を招く可能性が高くなってしまう。
このため、適応デジタルフィルタのタップ係数の更新制御の安定性を確保しつつ、マルチパス成分の除去を行って、放送コンテンツの再生品質の維持を図ることができる技術が望まれている。かかる要請に応えることが、本発明が解決すべき課題の一つとして挙げられる。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、適応フィルタに対する適応制御の安定性の確保と、迅速なマルチパス成分の除去との調和を図ることにより、放送コンテンツの再生品質の維持を図ることができる放送受信装置及びフィルタリング制御方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、FM放送信号を周波数変換して得られた中間周波信号の周波数変化幅を検出する検出部と;前記検出部による検出結果に対応する収束速度で、前記中間周波信号に対して適応的にフィルタリング処理を施す適応フィルタ部と;を備え、前記適応フィルタ部では、前記検出された周波数変化幅が広くなるほど、前記収束速度が遅くなる制御が行われる、ことを特徴とする放送受信装置である。
請求項2に記載の発明は、FM放送信号を周波数変換して得られた中間周波信号の周波数変化幅を検出する検出部と;前記検出部による検出結果に対応する収束速度で、前記中間周波信号に対して適応的にフィルタリング処理を施す適応フィルタ部と;を備え、前記適応フィルタ部では、前記検出された周波数変化幅がマルチパス成分の影響が小さくなる蓋然性が高い予め定められた範囲内にある場合には、前記検出された周波数変化幅が広くなるに従って、前記収束速度が、増加することなく最大値から最小値まで変化する制御が行われる、ことを特徴とする放送受信装置である。
請求項3に記載の発明は、FM放送信号を周波数変換して得られた中間周波信号の周波数変化幅を検出する検出部と;前記検出部による検出結果に対応する収束速度で、前記中間周波信号に対して適応的にフィルタリング処理を施す適応フィルタ部と;を備え、前記適応フィルタ部では、前記検出された周波数変化幅がマルチパス成分の影響が小さくなる蓋然性が高い予め定められた範囲内にある場合には、前記検出された周波数変化幅が広くなるに従って、前記収束速度が、増加することなく最大値から最小値まで変化し、前記検出された周波数変化幅が増大し、第1所定幅より広くなった時点から、前記検出された周波数変化幅が広くなるほど前記収束速度は遅くなり、前記収束速度が前記最小値になった後には、前記収束速度が前記最小値に到達したときの第2所定幅未満の第3所定幅よりも狭くなった時点から、前記検出された周波数変化幅が狭くなるほど前記収束速度は速くなり、前記第1所定幅未満の第4所定幅になり前記最大値に到達するまで変化する制御が行われる、ことを特徴とする放送受信装置である。
請求項4に記載の発明は、検出部と;適応フィルタ部と;を備え、FM放送波を受信する放送受信装置において使用されるフィルタリング制御方法であって、前記適応フィルタ部が、FM放送信号を周波数変換して得られた中間周波信号の周波数変化幅の前記検出部による検出結果を取得する取得工程と;前記適応フィルタ部が、前記取得工程における取得検出結果に対応する収束速度で、前記中間周波信号に対して適応的にフィルタリング処理を施すフィルタリング工程と;を備え、前記フィルタリング工程において、前記適応フィルタ部では、前記検出された周波数変化幅が広くなるほど、前記収束速度が遅くなる制御が行われる、ことを特徴とするフィルタリング制御方法である。
請求項5に記載の発明は、FM放送波を受信する放送受信装置が有するコンピュータに、請求項4に記載のフィルタリング制御方法を実行させる、ことを特徴とするフィルタリング制御プログラムである。
請求項6に記載の発明は、FM放送波を受信する放送受信装置が有するコンピュータにより読み取り可能に、請求項5に記載のフィルタリング制御プログラムが記録されている、ことを特徴とする記録媒体である。


本発明の一実施形態に係る放送受信装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図1のフィルタ装置の構成を示すブロック図である。 図2のデジタルフィルタ部の構成を示すブロック図である。 図2のフィルタ特性制御部の構成を示すブロック図である。 図4の重み係数決定部による重み係数の決定の態様を説明するための図である。 重み係数決定部による重み係数の決定の態様の変形例を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図5を参照して説明する。なお、本実施形態においては、車両に配置されたFMモノラル音声放送の放送受信装置を例示して説明する。また、以下の説明及び図面においては、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[構成]
図1には、一実施形態に係る放送受信装置100の概略的な構成がブロック図にて示されている。この図1に示されるように、放送受信装置100は、アンテナ110と、RF処理ユニット120とを備えている。また、放送受信装置100は、フィルタ装置130と、再生処理ユニット140と、アナログ処理ユニット150とを備えている。さらに、放送受信装置100は、スピーカユニット160と、入力ユニット170と、制御ユニット190とを備えている。
上記のアンテナ110は、放送波を受信する。アンテナ110による受信結果は、受信信号RFSとして、RF処理ユニット120へ送られる。
上記のRF処理ユニット120は、制御ユニット190から送られた選局指令CSLに従って、選択すべき物理チャンネルの信号を受信信号RFSから抽出する選局処理を行い、所定の中間周波数帯の成分を有する中間周波信号IFDを生成する。こうして生成された中間周波信号IFDは、フィルタ装置130へ送られる。
本実施形態では、RF処理ユニット120は、入力フィルタと、高周波増幅器(RF−AMP:Radio Frequency-Amplifier)と、バンドパスフィルタ(以下、「RFフィルタ」とも呼ぶ)とを備えている。また、RF処理ユニット120は、ミキサ(混合器)と、中間周波フィルタ(以下、「IFフィルタ」とも呼ぶ)と、AD(Analogue to Digital)変換器(ADC)とを備えている。さらに、RF処理ユニット120は、局部発振回路(OSC)を備えている。
RF処理ユニット120では、アンテナ110から送られた受信信号RFSが、入力フィルタにより低周波成分が遮断された後、高周波増幅器により増幅される。高周波増幅器により増幅された信号は、RFフィルタにより高周波帯の信号が選択された後、ミキサにおいて、制御ユニット190から供給された選局指令CSLに従って局部発振回路が発生した局部発振信号と混合される。こうしてミキサにより混合された信号のうち、予め定められた中間周波数範囲の信号がIFフィルタにより通過されたのち、ADCにより、デジタル信号に変換される。この変換結果が、中間周波信号IFDとして、フィルタ装置130へ送られる。
上記のフィルタ装置130は、RF処理ユニット120から送られた中間周波信号IFDを受ける。そして、フィルタ装置130は、いわゆるマルチパスの発生による受信信号の歪みを除去するためのフィルタリング処理を行う。そして、フィルタ装置130によるフィルタリング処理の結果は、信号FLDとして、再生処理ユニット140へ送る。かかる機能を有するフィルタ装置130の構成については、後述する。
上記の再生処理ユニット140は、フィルタ装置130から送られた信号FLDを受ける。そして、再生処理ユニット140は、信号FLDに対して検波処理を施す。この検波処理の結果が、信号DMDとして、アナログ処理ユニット150へ送られる。
なお、本実施形態では、フィルタ装置130及び再生処理ユニット140においては、デジタル信号処理が行われるようになっている。
上記のアナログ処理ユニット150は、再生処理ユニット140から送られた信号DMDを受ける。そして、アナログ処理ユニット150は、制御ユニット190による制御のもとで、出力音声信号AOSを生成し、スピーカユニット160へ送る。本実施形態では、アナログ処理ユニット150は、DA(Digital to Analogue)変換部と、音量調整部と、パワー増幅部とを備えている。
アナログ処理ユニット150では、DA変換部が、再生処理ユニット140から送られた信号DMDをアナログ信号に変換する。当該アナログ信号は、音量調整部において、制御ユニット190から送られた音量調整指令VLCに従って、音量調整処理が施される。音量調整処理が施された信号は、パワー増幅部によりパワー増幅される。このパワー増幅の結果が、出力音声信号AOSとして、スピーカユニット160へ送られる。
上記のスピーカユニット160は、アナログ処理ユニット150から送られた出力音声信号AOSを受ける。そして、スピーカユニット160は、出力音声信号AOSに従って、音声を再生出力する。
上記の入力ユニット170は、放送受信装置100の本体部に設けられたキー部、あるいはキー部を備えるリモート入力装置等により構成される。ここで、本体部に設けられたキー部としては、不図示の表示ユニットに設けられたタッチパネルを用いることができる。また、キー部を有する構成に代えて、音声入力する構成を採用することもできる。入力ユニット170への入力結果は、入力データIPDとして制御ユニット190へ送られる。
上記の制御ユニット190は、入力ユニット170から送られた入力データIPDを解析する。そして、入力データIPDの内容が、物理チャンネルを含む選局指定であった場合には、制御ユニット190は、指定された物理チャンネルに対応する選局指令CSLを生成して、RF処理ユニット120へ送る。また、入力データIPDの内容が、音量調整指定であった場合には、制御ユニット190は、当該音量調整指定に対応する音量調整指令VLCを生成して、アナログ処理ユニット150へ送る。
<フィルタ装置130の構成>
次に、上述したフィルタ装置130の構成について説明する。
フィルタ装置130は、図2に示されるように、周波数変化幅検出部131と、自動利得制御(AGC)部132とを備えている。また、フィルタ装置130は、デジタルフィルタ部133と、フィルタ特性制御部134とを備えている。
なお、デジタルフィルタ部133とフィルタ特性制御部134とにより、適応フィルタ部が構成されている。
上記の周波数変化幅検出部131は、RF処理ユニット120から送られた中間周波信号IFDを受ける。そして、周波数変化幅検出部131は、中間周波信号IFDにおける周波数変化幅を検出する。この周波数変化幅の検出結果が、周波数変化幅FCW(以下、「信号FCW」ともいう)として、フィルタ特性制御部134へ送られる。すなわち、周波数変化幅検出部131は、検出部としての機能を果たすようになっている。
なお、本実施形態では、周波数変化幅検出部131は、中間周波数帯域におけるFMモノラル音声放送の信号がとり得る周波数の範囲を複数に分割した分割範囲ごと信号成分を通過させる複数のBPF部を備えて構成されている。この周波数変化幅検出部131では、当該BPF部ごとに、通過した信号成分の信号レベルを検出する。そして、周波数変化幅検出部131では、これらの信号レベルの検出結果を解析して、周波数変化幅を検出するようになっている。
上記のAGC部132は、RF処理ユニット120から送られた中間周波信号IFDを受ける。そして、AGC部132は、中間周波信号IFDを適宜増幅することにより、中間周波信号IFDの信号レベルにかかわらず、常に安定した振幅の中間周波数帯の信号GCDを生成する。こうして生成された信号GCDは、デジタルフィルタ部133及びフィルタ特性制御部134へ送られる。
上記のデジタルフィルタ部133は、本実施形態では、FIR(Finite Impulse Response)フィルタとして構成されている。このデジタルフィルタ部133は、AGC部132から送られた信号GCDを受ける。そして、デジタルフィルタ部133は、フィルタ特性制御部134から送られた係数指定CEFに従って、フィルタリング演算を行う。
なお、デジタルフィルタ部133の構成については、後述する。
上記のフィルタ特性制御部134は、デジタルフィルタ部133から送られた信号FLD(=Y(T))、及び、AGC部132から送られた信号GCD(=X0(T))を受ける。そして、フィルタ特性制御部134は、これらの信号FLD,GCDに基づいて、係数指定CEFを生成する。こうして生成された係数指定CEFは、デジタルフィルタ部133へ送られる。
なお、フィルタ特性制御部134の構成については、後述する。
《デジタルフィルタ部133の構成》
次いで、上述したデジタルフィルタ部133の構成について説明する。
デジタルフィルタ部133は、図3に示されるように、(M−1)個の遅延器2311〜231M-1と、M個の係数倍器2320〜232M-1とを備えている。また、デジタルフィルタ部133は、加算器233を備えている。
上記の遅延器231j(j=1〜M−1)のそれぞれは、入力した信号Xj-1(T)を単位遅延時間τだけ遅延させ、信号Xj(T)として出力する。ここで、信号X0(T)が、AGC部132から送られた信号GCDとなっている。この結果、信号Xj(T)と信号X0(T)と関係は、次の(1)式で表される。
j(T)=X0(T−j・τ) …(1)
なお、本実施形態では、遅延器231jのそれぞれは、周期が単位遅延時間τの不図示の基準クロックに同期して信号Xj-1(T)をサンプリングして、信号Xj(T+τ)として出力する。このため、単位遅延時間τの間、サンプリング結果が遅延器231jに保持されて、出力されるようになっている。ここで、単位遅延時間τは、入力信号X0(T)の信号周期の1/4となっている。
遅延器231jにより生成された信号Xj(T)は、係数倍器232jへ送られる。なお、係数倍器2320へは、信号X0(T)が送られるようになっている。
上記の係数倍器232m(m=0〜M−1)のそれぞれは、信号Xm(T)、及び、フィルタ特性制御部134から送られた係数指定CEFにおけるタップ係数Km(T)を受ける。そして、係数倍器232mは、信号Xm(T)とタップ係数Km(T)とを乗算する。この乗算の結果は、加算器233へ送られる。
上記の加算器233は、係数倍器2320〜232M-1による乗算結果[X0(T)・K0(T)]〜[XM-1(T)・KM-1(T)]を受ける。そして、加算器233は、次の(2)式により、信号Y(T)を算出する。
Y(T)=X0(T)・K0(T)+…+XM-1(T)・KM-1(T) …(2)
こうして算出された信号Y(T)が、信号FLDとして、フィルタ特性制御部134及び再生処理ユニット140へ送られる。
《フィルタ特性制御部134の構成》
次に、上述したフィルタ特性制御部134の構成について説明する。
フィルタ特性制御部134は、図4に示されるように、包絡線検波部241と、誤差算出部242とを備えている。また、フィルタ特性制御部134は、重み係数(ステップサイズ)決定部243と、係数更新部244とを備えている。
上記の包絡線検波部241は、不図示の遅延器、乗算器、加算器等を備えて構成される。ここで、遅延器は、上述した遅延器231jと同様に構成されている。
この包絡線検波部241は、デジタルフィルタ部133から送られた信号Y(T)を受ける。そして、包絡線検波部241は、次の(3)式の演算を行うことにより、信号Y(T)に関する包絡線検波を行う。
ENV(T)=[Y(T)]2+[Y(T−τ)]2 …(3)
包絡線検波部241による包絡線検波結果は、信号YENV(T)として、誤差算出部242へ送られる。
誤差算出部242は、不図示の減算器を備えるとともに、基準値YTHが記憶されている。この誤差算出部242は、包絡線検波部241から送られた信号YENV(T)を受ける。そして、誤差算出部242は、次の(4)式により、信号YENV(T)の基準値YTHからの誤差を算出する。
ERR(T)=YENV(T)−YTH …(4)
誤差算出部242による誤差算出結果は、信号ERR(T)として、係数更新部244へ送られる。なお、基準値YTHは、実験、シミュレーション、経験等に基づき、上述したAGC部132における自動利得制御特性とともに、予め定められる。
上記の重み係数決定部243は、周波数変化幅検出部131から送られた信号FCW(=Δ(T))を受ける。そして、重み係数決定部243は、信号Δ(T)の値に基づいて、重み係数(ステップサイズ)α(T)を決定する。この重み係数α(T)(一般に、α(T)>0)は、フィルタ装置130における適応制御の収束についての速度を定めるものであり、重み係数α(T)が大きくなるほど、適応制御の収束速度が速くなる。こうして決定された重み係数α(T)は、信号α(T)として、係数更新部244へ送られる。
上記の係数更新部244は、デジタルフィルタ部133から送られた信号FLD(=Y(T))と、AGC部132から送られた信号GCD(=X0(T))と、誤差算出部242から送られた信号ERR(T)と、重み係数決定部243から送られた信号α(T)とを受ける。そして、係数更新部244は、これらの信号Y(T),X0(T),ERR(T),α(T)に基づいて、係数指定CEFを生成する。
かかる係数指定CEFの生成に際して、係数更新部244は、次の(5)及び(6)式により、タップ係数Km(T+τ)を算出する。
m(T+τ)=Km(T)−α(T)・ERR(T)・Pm(T) …(5)
ここで、
m(T)=Xm(T)・Y(T)+Xm(T−τ)・Y(T―τ) …(6)
こうして算出されたタップ係数K0(T+τ)〜KM-1(T+τ)が、係数指定CEFとしてデジタルフィルタ部133へ送られる。より詳しくは、タップ係数Km(T+τ)が、上述した係数倍器232mへ送られる。この結果、係数倍器232mに供給されるタップ係数が更新される。
なお、本実施形態では、重み係数決定部243は、図5に示される態様で、周波数変化幅Δ(T)の値に基づいて、重み係数α(T)を決定するようになっている。すなわち、本実施形態では、重み係数決定部243は、信号FCWとして周波数変化幅検出部131から送られた周波数変化幅Δ(T)の値に基づいて、最大値αMAXから最小値αMINまでの範囲内のいずれかの値を、重み係数α(T)として決定する。また、重み係数決定部243は、周波数変化幅Δ(T)が値Δ1からΔ2までの範囲では、周波数変化幅Δ(T)が広がるほど、重み係数α(T)が小さくなるように、重み係数α(T)を決定している。



この結果、周波数変化幅Δ(T)が大きく、音声の再生品質へのマルチパス成分の影響が小さくなる(すなわち、ノイズが目立たない)蓋然性が高い場合には、適応デジタルフィルタのタップ係数の更新制御の発散を極力防止するために、重み係数α(T)が小さい値に決定される。一方、周波数変化幅Δ(T)が小さく、音声の再生品質へのマルチパス成分の影響が大きくなる(すなわち、ノイズが目立つ)蓋然性が高い場合には、迅速なマルチパス成分の除去が可能となるように、重み係数α(T)が大きな値に決定される。
[動作]
以上のようにして構成された放送受信装置100の動作について、フィルタ装置130における適応制御に主に着目して説明する。
前提として、入力ユニット170には既に利用者により選局指定が入力されており、指定された物理チャンネルに対応する選局指令CSLが、RF処理ユニット120へ送られているものとする。また、入力ユニット170には既に利用者により音量調整指定が入力されており、指定された音量調整態様に対応する音量調整指令VLCが、アナログ処理ユニット150へ送られているものとする(図1参照)。
こうした状態で、アンテナ110で放送波を受信すると、受信信号RFSが、アンテナ110からRF処理ユニット120へ送られる。そして、RF処理ユニット120において、選択すべき物理チャンネルの信号を受信信号RFSから抽出する選局処理が行われる。この選局処理の結果として、所定の中間周波数帯の成分を有する中間周波信号IFDが、フィルタ装置130へ送られる(図1参照)。
フィルタ装置130では、周波数変化幅検出部131及びAGC部132が、中間周波信号IFDを受ける。中間周波信号IFDを受けた周波数変化幅検出部131は、中間周波信号IFDにおける周波数変化幅を検出し、検出結果を周波数変化幅FCW(=Δ(T))として、フィルタ特性制御部134へ送る(図2参照)。
また、中間周波信号IFDを受けたAGC部132は、中間周波信号IFDを適宜増幅することにより、中間周波信号IFDの信号レベルにかかわらず、安定した振幅の中間周波数帯の信号GCDを生成する。そして、AGC部132は、生成された信号GCDを、デジタルフィルタ部133及びフィルタ特性制御部134へ送る(図2参照)。
信号GCD(=X0(T))を受けたデジタルフィルタ部133は、その時点(すなわち、時刻T)におけるX0(T)〜XM-1(T)と、タップ係数K0(T)〜KM-1(T)とにより、信号FLD(=Y(T))を生成する。そして、信号FLD(=Y(T))が、フィルタ特性制御部134及び再生処理ユニット140へ送られる(図3参照)。
フィルタ特性制御部134では、包絡線検波部241及び係数更新部244が、信号FLD(=Y(T))を受ける。信号FLD(=Y(T))を受けた包絡線検波部241は、上述した(3)式による算出により包絡線検波を行って、信号YENV(T)を生成し、誤差算出部242へ送る(図4参照)。
信号YENV(T)を受けた誤差算出部242は、上述した(4)式による算出を行うことにより、誤差算出を行う。そして、誤差算出部242は、誤差算出の結果を、信号ERR(T)として、係数更新部244へ送る(図4参照)。
また、フィルタ特性制御部134では、重み係数決定部243が、周波数変化幅検出部131から送られた信号FCW(=Δ(T))を受ける。そして、重み係数決定部243は、信号Δ(T)の値に対応した重み係数(ステップサイズ)α(T)を決定する。引き続き、重み係数決定部243は、決定された重み係数α(T)を、係数更新部244へ送る(図4参照)。
係数更新部244は、デジタルフィルタ部133から送られた信号FLD(=Y(T))と、AGC部132から送られた信号GCD(=X0(T))と、誤差算出部242から送られた信号ERR(T)と、重み係数決定部243から送られた重み係数α(T)とを受ける。そして、係数更新部244は、上述した(5)及び(6)式により、新たなタップ係数Km(T+τ)を算出する。こうして算出された新たなタップ係数K0(T+τ)〜KM-1(T+τ)が、係数指定CEFとして。デジタルフィルタ部133へ供給されることにより、デジタルフィルタ部133における係数倍器232mに供給されるタップ係数が更新される(図3参照)。
かかる更新が繰り返されるCMA方式による適応制御が行われることにより、フィルタ装置130からは、マルチパス歪みが低減された信号FLDが出力されることになる。なお、適応制御の収束速度は、重み係数α(T)の値が大きいほど速く、また、小さいほど遅くなる。
さて、フィルタ装置130から信号FLDを受けた再生処理ユニット140では、信号FLDに対して検波処理を施す。この検波処理の結果が、信号DMDとして、アナログ処理ユニット150へ送られる(図1参照)。
再生処理ユニット140から送られた信号DMDを受けたアナログ処理ユニット150では、DA変換部、音量調整部及びパワー増幅部による信号処理が順次施され、出力音声信号AOSが生成される。そして、アナログ処理ユニット150は、生成された出力音声信号AOSをスピーカユニット160へ送る(図1参照)。この結果、スピーカユニット160が、出力音声信号AOSに従って、音声を再生出力する。
以上説明したように、本実施形態では、マルチパス歪みの除去を、CMA方式を利用した適応制御を行うフィルタ装置130を用いて行う。そして、本実施形態では、この適応制御に際して、適応制御の収束速度を決める重み係数(ステップサイズ)を、選択された物理チャンネルの放送波における周波数変化幅に対応して決定する。
かかる重み係数の決定に際して、本実施形態では、周波数変化幅が大きく、音声の再生品質へのマルチパス成分の影響が小さくなる蓋然性が高い場合には、適応デジタルフィルタのタップ係数の更新制御の発散を極力防止するために、重み係数を小さい値に決定する。一方、周波数変化幅が小さく、音声の再生品質へのマルチパス成分の影響が大きくなる蓋然性が高い場合には、迅速なマルチパス成分の除去が可能なように、重み係数α(T)を大きな値に決定する。
したがって、本実施形態によれば、適応デジタルフィルタに対する適応制御の安定性の確保と、迅速なマルチパス成分の除去との調和を図ることができる。このため、本実施形態によれば、放送コンテンツの再生品質の維持を図ることができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記の実施形態では、周波数変化幅検出部131により検出された周波数変化幅Δ(T)に対応して、図5に示される態様で、重み係数決定部243が重み係数α(T)を決定した。これに対し、FM放送信号では、周波数変化幅は、一旦大きくなる又は小さくなると、その傾向が比較的長い時間にわたって継続することが一般的であることに対応して、周波数変化幅Δ(T)に対応する重み係数α(T)の決定態様が、図6に示されるように、ヒステリシス特性を有するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、周波数変化幅Δ(T)に対応して、重み係数α(T)が連続的に変化するようにしたが、段階的に変化するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、デジタルフィルタ部133をFIRフィルタとして構成したが、フィルタ出力を入力信号と加算するIIR(Infinite Impulse Response)フィルタとして構成することもできる。
また、上記の実施形態では、1アンテナ及び1RF処理ユニットの構成の場合に、本発明を適用したが、いわゆる合成ダイバシチ方式を採用する複数アンテナ及び複数RF処理ユニットの構成の場合にも、本発明を適用することができる。この場合には、複数のRF処理ユニットごとにデジタルフィルタ部を設け、各デジタルフィルタ部から送られた出力信号の和を、上記の実施形態における信号Y(T)として利用するようにすればよい。
また、上記の実施形態では、FMモノラル音声放送の放送受信装置に本発明を適用したが、FMステレオ音声放送等の他のFM放送の放送受信装置に本発明を適用してもよい。
また、上記の実施形態では、タップ係数Km(T+τ)を(5)及び(6)式により算出したが、以下の(7)〜(10)式により算出するようにしてもよい。
m(T+τ)=Km(T)−α(T)・ERR(T)・Rm(T) …(7)
ここで、
m(T)=SIGN{Pm(T)}・|Pm(T)|1/2 …(8)
m(T)=Xm(T)・Y(T)+Xm(T−τ)・Y(T―τ) …(9)
但し、
SIGN{Pm(T)}=[1(Pm(T)>0),
0(Pm(T)=0),
−1(Pm(T)<0)] …(10)
なお、「ERR(T)」は、上述した(4)式により算出される。
また、上記の実施形態では、誤差ERR(T)を(4)式により算出したが、以下の(11)及び(12)式により算出するようにしてもよい。
ERR(T)=YENV(T)−XENV(T) …(11)
ここで、
ENV(T)=[X0(T)]2+[X0(T−τ)]2 …(12)
なお、「YENV(T)」は、上述した(3)式により算出される。
なお、上記の実施形態におけるフィルタ装置130、再生処理ユニット140及び制御ユニット190を、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等を備えた演算手段としてのコンピュータとして構成し、予め用意されたプログラムを当該コンピュータで実行することにより、上記の実施形態における処理の一部又は全部を実行するようにしてもよい。このプログラムはハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該コンピュータによって記録媒体から読み出されて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。
100 … 放送受信装置
131 … 周波数変化幅検出部(検出部)
133 … デジタルフィルタ部(適応フィルタ部の一部)
134 … フィルタ特性制御部(適応フィルタ部の一部)

Claims (6)

  1. FM放送信号を周波数変換して得られた中間周波信号の周波数変化幅を検出する検出部と;
    前記検出部による検出結果に対応する収束速度で、前記中間周波信号に対して適応的にフィルタリング処理を施す適応フィルタ部と;を備え、
    前記適応フィルタ部では、前記検出された周波数変化幅が広くなるほど、前記収束速度が遅くなる制御が行われる、
    ことを特徴とする放送受信装置。
  2. FM放送信号を周波数変換して得られた中間周波信号の周波数変化幅を検出する検出部と;
    前記検出部による検出結果に対応する収束速度で、前記中間周波信号に対して適応的にフィルタリング処理を施す適応フィルタ部と;を備え、
    前記適応フィルタ部では、前記検出された周波数変化幅がマルチパス成分の影響が小さくなる蓋然性が高い予め定められた範囲内にある場合には、前記検出された周波数変化幅が広くなるに従って、前記収束速度が、増加することなく最大値から最小値まで変化する制御が行われる、
    ことを特徴とする放送受信装置。
  3. FM放送信号を周波数変換して得られた中間周波信号の周波数変化幅を検出する検出部と;
    前記検出部による検出結果に対応する収束速度で、前記中間周波信号に対して適応的にフィルタリング処理を施す適応フィルタ部と;を備え、
    前記適応フィルタ部では、前記検出された周波数変化幅がマルチパス成分の影響が小さくなる蓋然性が高い予め定められた範囲内にある場合には、
    前記検出された周波数変化幅が広くなるに従って、前記収束速度が、増加することなく最大値から最小値まで変化し、
    前記検出された周波数変化幅が増大し、第1所定幅より広くなった時点から、前記検出された周波数変化幅が広くなるほど前記収束速度は遅くなり、
    前記収束速度が前記最小値になった後には、前記収束速度が前記最小値に到達したときの第2所定幅未満の第3所定幅よりも狭くなった時点から、前記検出された周波数変化幅が狭くなるほど前記収束速度は速くなり、前記第1所定幅未満の第4所定幅になり前記最大値に到達するまで変化する制御が行われる、
    ことを特徴とする放送受信装置。
  4. 検出部と;適応フィルタ部と;を備え、FM放送波を受信する放送受信装置において使用されるフィルタリング制御方法であって、
    前記適応フィルタ部が、FM放送信号を周波数変換して得られた中間周波信号の周波数変化幅の前記検出部による検出結果を取得する取得工程と;
    前記適応フィルタ部が、前記取得工程における取得検出結果に対応する収束速度で、前記中間周波信号に対して適応的にフィルタリング処理を施すフィルタリング工程と;を備え、
    前記フィルタリング工程において、前記適応フィルタ部では、前記検出された周波数変化幅が広くなるほど、前記収束速度が遅くなる制御が行われる、
    ことを特徴とするフィルタリング制御方法。
  5. FM放送波を受信する放送受信装置が有するコンピュータに、請求項4に記載のフィルタリング制御方法を実行させる、ことを特徴とするフィルタリング制御プログラム。
  6. FM放送波を受信する放送受信装置が有するコンピュータにより読み取り可能に、請求項5に記載のフィルタリング制御プログラムが記録されている、ことを特徴とする記録媒体。
JP2013077322A 2013-04-03 2013-04-03 放送受信装置及びフィルタリング制御方法 Expired - Fee Related JP6165486B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013077322A JP6165486B2 (ja) 2013-04-03 2013-04-03 放送受信装置及びフィルタリング制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013077322A JP6165486B2 (ja) 2013-04-03 2013-04-03 放送受信装置及びフィルタリング制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014204212A JP2014204212A (ja) 2014-10-27
JP6165486B2 true JP6165486B2 (ja) 2017-07-19

Family

ID=52354311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013077322A Expired - Fee Related JP6165486B2 (ja) 2013-04-03 2013-04-03 放送受信装置及びフィルタリング制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6165486B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006270709A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Sony Corp エコー除去装置、電子会議装置、エコー除去方法、およびエコー除去プログラム
JP2007318349A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Toshiba Corp Fm受信機
JP5484153B2 (ja) * 2010-03-29 2014-05-07 パイオニア株式会社 放送受信装置及び放送信号処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014204212A (ja) 2014-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008263583A (ja) 低域増強方法、低域増強回路および音響再生システム
JP2007028291A (ja) ノイズキャンセラ
JP2009177717A (ja) 適応等化装置
KR20130018153A (ko) 음성 신호 처리 회로
JP6263410B2 (ja) 放送受信装置及びノイズ除去方法
JP4205509B2 (ja) マルチパスひずみ除去フィルタ
JP5484153B2 (ja) 放送受信装置及び放送信号処理方法
JP5232121B2 (ja) 信号処理装置
JP5095444B2 (ja) フィルタ装置、受信装置及び信号処理方法
JP6165486B2 (ja) 放送受信装置及びフィルタリング制御方法
JP4368917B2 (ja) 音響再生装置
JP4263553B2 (ja) マルチパスひずみ除去フィルタ
JP6126449B2 (ja) 放送受信装置及び信号処理方法
JP6216546B2 (ja) ノイズ低減装置、放送受信装置及びノイズ低減方法
JP6084049B2 (ja) フィルタ制御装置及びフィルタ制御方法
JP2011211263A (ja) 放送受信装置及び放送信号処理方法
JP5556673B2 (ja) 音声信号補正装置、音声信号補正方法及びプログラム
JP5412574B2 (ja) Fm受信装置及びフィルタリング処理方法
JP2016134645A (ja) 放送受信装置及び放送受信方法
JP2010171683A (ja) フィルタ装置、受信装置及び信号処理方法
JP4246562B2 (ja) マルチパスひずみ除去フィルタ
JP6263394B2 (ja) Fm受信装置及び信号補正方法
JP2012209680A (ja) 受信装置、アンテナ切替方法、アンテナ切替プログラム及びその記録媒体
WO2017104040A1 (ja) ノイズ検出装置、ノイズ低減装置及びノイズ検出方法
JP2016154295A (ja) ダイバーシティ受信装置及びダイバーシティ受信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160309

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170209

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170621

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6165486

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees