JP6165064B2 - 集束電子ビーム機器のスループットを向上させるための多極静電偏向器 - Google Patents

集束電子ビーム機器のスループットを向上させるための多極静電偏向器 Download PDF

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Description

本発明は、電子ビーム画像化(イメージング)のための装置および方法に関する。
集束電子ビーム(FEB)を用いて、物品の微細構造の生成および/または検査を行うことができる。一般的な対象物品として、マイクロエレクトロニクス製造に用いられるシリコンウェーハがある。電子銃のエミッターから出射された電子によって形成されたFEBは、微細構造検査のためにウェーハと相互作用した際、微細プローブとなる。この微細電子プローブを偏向システムによって駆動することにより、微細構造検査のためにウェーハ上において走査することが可能になる。
一実施形態は、集束電子ビーム画像化装置に関する。この装置は、電子ビームカラムと、電子源(エレクトロンソース)と、銃(ガン)レンズと、事前走査偏向器(プレスキャニングデフレクター)と、主要走査偏向器(メインスキャニングデフレクター)と、対物レンズ(オブジェクティブレンズ)と、検出器(ディテクター)とを含む。事前走査偏向器は、12極型静電偏向器を含む。12極型静電偏向器は、電子ビームを電子ビームカラムの光軸から離隔方向に制御可能に偏向させるように構成される。
別の実施形態は、集束電子ビーム画像化機器内の標的(ターゲット)基板上に電子ビームを走査する方法に関する。事前走査偏向器を用いることで、三次偏向収差無しに、電子ビームを電子ビームカラムの光軸から離隔方向に制御可能に偏向させることができる。その後、主要走査偏向器を用いて電子ビームを光軸に向かって制御可能に偏向させて、電子ビームを対物電子レンズ中心を通過させる。
別の実施形態は、12極型静電偏向器に関する。12極型静電偏向器は、絶縁体の円筒状内部に取り付けられた12個の電極プレートを含む。これら12個の電極プレートは、上方からみたときに円筒状内部軸に沿って下方に反時計回りに進むように(上方からみたときに軸を中心として反時計回り)、配置され得る。第1の電極プレートは、ラジアル角度(周方向の角度)2αに及び、第1の隙間は第3の電極プレートに追随する。第2の電極プレートは、第1の隙間に追随し、ラジアル角度αに及ぶ。第2の隙間は第3の電極プレートに追随する。第3の電極プレートは、ラジアル角度αで第2の隙間に追随し、第3の隙間は第3の電極プレートに追随する。第4の電極プレートは、ラジアル角度2αで第3の隙間に追随し、第4の隙間は第4の電極プレートに追随する。第5の電極プレートは、ラジアル角度αで第4の隙間に追随し、第5の隙間は第5の電極プレートに追随する。第6の電極プレートは、ラジアル角度αで第5の隙間に追随し、第6の隙間は第6の電極プレートに追随する。第7の電極プレートは、ラジアル角度2αで第6の隙間に追随し、第7の隙間は第7の電極プレートに追随する。第8の電極プレートは、ラジアル角度αで第7の隙間に追随し、第8の隙間は第8の電極プレートに追随する。第9の電極プレートは、ラジアル角度αで第8の隙間に追随し、第9の隙間は第9の電極プレートに追随する。第10の電極プレートは、ラジアル角度2αで第9の隙間に追随し、第10の隙間は第10の電極プレートに追随する。第11の電極プレートは、ラジアル角度αで第10の隙間に追随し、第11の隙間は第11の電極プレートに追随する。第12の電極プレートは、ラジアル角度αで第11の隙間に追随し、第12の隙間は第12の電極プレートに追随する。上記したそれぞれの隙間は、ラジアル角度2δを有する。
他の実施形態、局面および特徴についても記載する。
本発明の実施形態によるFEB画像形成機器の電子ビームカラムの電子光線図である。 本発明の実施形態によるFEB画像形成機器の電子ビームカラムの選択要素の断面図である。 本発明の実施形態による主要走査偏向器に用いることが可能な四極静電偏向器の上から見た図である。 出願人のコンピュータシミュレーションによって生成された図3の四極静電偏向器の等電位分布を示す。 本発明の実施形態による事前走査偏向器に用いることが可能な12極型静電偏向器の上から見た図である。 出願人のコンピュータシミュレーションによって生成された図5の12極型静電偏向器の特定の実施形態における等電位分布を示す。 図1〜図6に関連して記載した装置について、電子ビームシミュレーションに基づいた画像不均一性データを示すグラフである。 本発明の別の実施形態によるFEB画像形成機器の電子ビームカラムの選択要素を示す断面図である。 図8に示す装置について、電子ビームシミュレーションに基づいた画像不均一性データを示すグラフである。 従来の装置について、電子ビームシミュレーションに基づいた画像不均一性データを示すグラフである。
FEB機器によってウェーハを検査する際のスループットは、ウェーハ全体(またはウェーハ内のダイ)の検査を完了するために必要な合計時間によってゲートされる(決定される)。この合計時間は、合計画素定着(滞留:留まる)時間と、合計走査再トレース時間と、合計ステージターンアラウンド時間とからなる。合計画素定着時間は、ウェーハ検査に用いられるビーム電流によりゲートされる。一般的に、ビーム電流の増加と共に、合計定着時間は短くなり得る。走査再トレース時間およびステージターンアラウンド時間はそれぞれ、FEB機器内の走査システムの視野(FOV)によって部分的に決定される。一般的に、FOVが大きくなるほど、再トレース時間およびステージターンアラウンド時間は短くなる。
出願人によれば、FEB機器のスループットを増加させるために、FEB機器の偏向システムの設計を向上することにより、大型FOVの走査領域上において高レベルの画像均一性を得ることが望ましい。本特許出願は、FOV上において高レベルの画像均一性を維持しつつ、FEB機器のFOVを拡大するための装置および方法を開示する。
図1は、本発明の実施形態によるFEB画像形成機器の電子ビームカラムの電子光線(エレクトロン−オプティカル)図である。図1のFEB機器は、2レンズ画像形成システムを用いる。図1に示すように、銃レンズ(1)は、エミッター(o)からの電子を集束させて、電子ビーム(eビーム)(B)を形成する。電子ビーム(eビーム)(B)は、カラムの光軸(z)を下方に方向付けられ、作動距離(ワーキングディスタンス)が短い対物レンズ(2)により、eビーム(B)がさらに標的ウェーハ(7)上に集束される。
FEBカラムは、走査システムを含み得る。この走査システムは、高速走査のためのデュアル偏向器静電偏向システムを用いて、画素定着時間を低減する。デュアル偏向器走査システムは、事前走査偏向器(「事前走査器」)(5)と、主要走査偏向器(「主要走査器」)(3)とを含み、銃レンズ(1)と対物レンズ(2)との間に展開され得る。
電子ビーム(B)は、先ず事前走査器(5)によって偏向されて、偏向ビーム(B’)を形成する。その後、偏向ビーム(B’)は、主要走査器(3)によって再度偏向されて、対物レンズ(2)の中央を通過して、偏向収差(軸外収差)を最小化させる。デュアル偏向器走査システムにおいて、事前走査器(5)と主要走査器(3)との間において、最適化された偏向強度関係および最適化された偏向方向関係があり得、これらの関係において偏向収差が最小化される。本発明の一実施形態によれば、主要走査器(3)は、図3および図4に関連して以下に説明する四極静電偏向器を含み得る。事前走査器(5)は、図5および図6に関連して以下に説明する12極型静電偏向器を含み得る。
走査FOVは、図1に示すように、フレーム走査領域または帯状走査高さ(swath scan height:スワススキャンハイト)、H(図においては水平方向の矢印で示されている幅)であり得る。帯状走査は、例えば、ウェーハ電子ビーム検査用途において用いることが可能である。偏向収差は、コマ、像面湾曲および非点収差について測定することができる。コマは、帯状走査高さ、Hに直接比例し、像面湾曲および非点収差は、Hの2乗に直接比例する。
図2は、本発明の実施形態によるFEB画像形成機器の電子ビームカラムの選択要素を示す断面図である。図1の銃レンズ(1)の磁気部は、磁極ピース(1A)およびコイル(1B)によって形成され得、銃レンズ(1)の静電部は、電子エミッター(1C)、抽出器電極(引き出し電極)(1D)およびアノード電極(1E)によって形成され得る。
対物レンズ(2)の磁気部は、磁極ピース(2A)およびコイル(2B)を含み得る。対物レンズ(2)の静電部は、接地電極(2C)、高速集束電極(2D)、ウェーハ帯電制御プレート(2E)およびウェーハ(7)を含み得る。銃レンズおよび対物レンズはどちらとも、磁場浸漬レンズ(磁場の中に配置されたレンズ)である。
この実施形態において、xy面走査のための主要走査器(3)は、図3に示すような四極静電偏向器であり得、4つの電極プレート(31、32、33および34)が4つの走査信号供給(+Vx、−Vx、+Vyおよび-Vy)によって電気的に駆動される。これら4つの電極プレートは、円筒状絶縁体(3A)において固定され、円筒状接地シールド(3B)が絶縁体(3A)の周囲に配置される。接地シールドは、電気的に接地された金属を含み得る。これら4つのプレートの中心に対する角度は、角度αおよびαによってそれぞれ規定され、プレート間の隙間角度は2δによって規定される。
図3に示すように、第1の走査信号電圧供給は、電圧信号+Vxを第1の電極プレート31へ付加する。第2の走査信号電圧供給は、電圧信号+Vyを第2のプレート32へ付加する。第3の走査信号電圧供給は、電圧信号−Vxを第3の電極プレート33へ付加する。第3のプレート33は、第1のプレート31に対向して配置される。第4の走査信号電圧供給は、電圧信号−Vyを第4の電極プレート34へ付加する。第4のプレート34は、第2のプレート32に対向して配置される。
図4は、出願人のコンピュータシミュレーションによって生成された等電位分布の図3の四極静電偏向器を示す。x軸に沿って偏向界均質性を検査するために、シミュレーションにおいては、Vx=1ボルト(すなわち、+Vx=+1ボルトおよび-Vx=−1ボルト)およびVy=0ボルト(すなわち、+Vy=−Vy=0ボルト)と仮定する。
図4のコンピュータシミュレーションによる等電位分布は、四極型偏向器の中心領域が非均質であることを示す。これは、中心領域内の等電位線間の間隔が非均質になっていることにより、示される。このように偏向界が非均質となることに起因して、コマ、像面湾曲および非点収差の軸外収差(偏向収差)が発生する。像面湾曲および非点収差はFEB機器において修正可能である一方、コマは修正不可能であることが多い。そのため、コマは、走査FOV上における画像均一性の劣化の主因となる。さらに、不均質な偏向界に起因するコマは、ビーム電流およびFOVサイズ(例えば、帯状走査高さ、H)に直接比例する。その結果、FEB機器のスループットが有効に限定される。なぜならば、ビーム電流およびFOVサイズは、スループットに直接影響を与える重要要素であるからである。
上記した四極静電偏向器の非均質な偏向界に起因して、出願人によれば、より均一な偏向界の偏向器を用いて少なくとも事前走査器(5)を実行することが好適である。より詳細には、出願人によれば、事前走査器(5)は、三次収差を無くすように構成された多極静電走査器と共に好適に実行される。
簡潔さのため、Vyがゼロである場合、偏向Vxはオンである。その場合、四極静電偏向器における電位分布を、以下の級数として表すことができる。

上記の方程式(1)から分かるように、四極静電偏向器において、非ゼロ定数はAであり、k=1、3、5などである。
級数中の定数Aの値は、r=Rにおいて境界条件によって決定される。よって、定数Aは、以下のように表すことができる。

一次(k=1)項によって示される初期場に起因して、電子ビームの所望の偏向が発生し、三次(k=3)およびより高次の項に起因して、偏向界内の収差が発生する。
Eq.(1)中のより高次の項(k>3)に起因するより高次の偏向収差は通常は、極めて小さい。その結果、図5中の12極型偏向器のEq.(1)は、以下によって概して得られる。

あるいは、


式中、
および
Eq.(6)中のρは、12極型静電偏向器の偏向界の係数と呼ばれる。α=23、α=16およびδ=2である場合、ρは0.79に等しい。
x軸における偏向の電界は、一次定数、Aによって規定される。すなわち、以下のようになる。

出願人によれば、方程式(1)における級数の三次項は、特に本開示によって教示される多極静電偏向器設計において有効にゼロになり得る。本発明の実施形態によれば、xy面走査のための事前走査器(5)は、このような設計によって実行することができる。
ゼロに近い三次収差を有する12極型静電偏向器の設計を、図5および図6に関連して以下に説明する。図5は、12極型静電偏向器のための出願人の設計を示す。この12極型静電偏向器において、12個の電極プレート(51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61および62)は、4つの走査信号電圧供給(+Vx、−Vx、+Vyおよび-Vy)によって電気的に駆動される。これら12個の電極プレートは、円筒状絶縁体(5A)内において固定され、円筒状接地シールド(5B)は、絶縁体(5A)の周囲に配置される。この接地シールドは、電気的に接地された金属を含み得る。
反時計回り方向において、電極プレートは、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61および62である。これら12個のプレートは、x軸およびy軸上において機械的に対称である。これら12個のプレートの中心に対する角度は、非均等であり、角度αおよびαによって規定される。図5から分かるように、4つのより大型の電極プレート51、54、57および60それぞれについて、プレート角度(角度範囲)は2αであり、8個のより小型の電極プレート52、53、55、56、58、59および60それぞれについて、プレート角度(角度範囲)αである。各一対の隣接電極プレート間の隙間角度は、2δに設定される。
第1のより大型の電極プレート51は、θ=+α〜θ=−αの角度範囲を網羅するようにθ=0上にセンタリングされる。第2のより大型の電極プレート54は、θ=π/2+α〜θ=π/2−αの角度範囲を網羅するように、θ=π/2上にセンタリングされる。第3のより大型の電極プレート57は、θ=+α〜θ=π−αの角度範囲を網羅するように、θ=π上にセンタリングされる。最後に、第4のより大型の電極プレート60は、θ=3π/2+α〜θ=3π/2−αの角度範囲を網羅するように、θ=3π/2上にセンタリングされる。
図5に示すように、第1の走査信号電圧供給は、電圧信号+Vxを3つの電極プレート51、53および61に付加する。第2の走査信号電圧供給は、電圧信号-Vxを3つの電極プレート55、57および59に付加する。第3の走査信号電圧供給は、電圧信号+Vyを3つの電極プレート52、54および56に付加する。第2の走査信号電圧供給は、電圧信号-Vyを3つの電極プレート58、60および62に付加する。
本発明の特定の実施形態において、ハーフギャップ角度δ=2度である場合、第1のプレート角度α=23度であり、第2のプレート角度α=16度である。これらの特定の角度により、図5の12極型静電偏向器において、偏向界の三次項を無くすことができる(かまたはほぼ無くすことができる)。
図6は、出願人のコンピュータシミュレーションによって生成された、図5の12極型静電偏向器の特定の実施形態の等電位分布を示す。上述したように、このシミュレーションにおいて、δ=2度、α=23度、およびα=16度である。x軸に沿った偏向界均質性を検査するために、シミュレーションにおいて、Vx=1ボルト(すなわち、+Vx=+1ボルトおよび-Vx=−1ボルト)およびVy=0ボルト(すなわち、+Vy=−Vy=0ボルト)と仮定した。
図6のコンピュータシミュレーションによる等電位分布は、四極型偏向器の中心領域において均質性が大幅に向上していることを示す。これは、中心領域内の等電位線間の間隔がより均一になっていることから分かる。偏向界がより均質になっているため、コマ、像面湾曲および非点収差の軸外収差(偏向収差)が低減する。詳細には、コマに起因する収差が低減する。有利なことに、コマが低減することにより、ビーム電流およびFOVサイズの増加が可能になり、その結果、FEB機器のスループット増大が可能となる。
再度図2を参照して、主要走査器(3)および一対のヨークコイル(9)は、信号電子(8)を検出器(10)へ偏向させるためのウィーンフィルターを形成し得る。検出器(10)を用いて、半導体ウェーハ(または他の製造基板)からの検査信号(二次電子および/または後方散乱電子)を収集して、FEB走査画像を形成する。
図7は、図1〜図6に関連して上記した装置についての電子ビームシミュレーションに基づいた、画像不均一性データを示すグラフである。換言すれば、図7のシミュレーションは、12極型静電偏向器を事前走査偏向器として用いかつ四極静電偏向器を主要走査偏向器として用いた装置に基づく。
図7中の画像不均一性データは、Pixel_Size(PS)対Spot_Size(SS)の4つの比(すなわち、PS/SS=1.0;PS/SS=1.25;PS/SS=1.5;およびPS/SS=1.875)について計算されたものである。各比PS/SSについて、視野中心(FOVの中心)から帯状走査上縁部へのスポットサイズのパーセント増加を、多様な帯状走査高さの帯状走査についてプロットする。帯状走査高さ(すなわち、図1中の偏向距離H)は、H=Number_of_Pixels×Pixel_Sizeによって規定され得る。画素数は、Number_of_Pixels=k−number×1024によって規定され得る。
図7のデータに示すように、帯状走査上におけるスポットサイズ増加は、5パーセント未満である。これは極めて低く、高レベルの画像均一性を示す。
画像均一性の結果は、図1〜図6に関連して上記した装置においては極めて良好であるものの、12極型静電偏向器を2つ用いることにより、さらに向上させることができる。このような実施形態を図8に示す。
図2の装置と比較して、図8の装置は、第1の12極型静電偏向器(5)を事前走査偏向器として用い、第2の12極型静電偏向器(5’)を主要走査偏向器として用いる。これら2つの12極型静電偏向器(5および5’)はそれぞれ、図5に関連して述べたように構成することができる。
図9は、図8に示す装置の電子ビームシミュレーションに基づいた、画像不均一性データを示すグラフである。換言すれば、図9のシミュレーション結果は、第1の12極型静電偏向器を事前走査器のために用いかつ第2の12極型静電偏向器を主要走査器のために用いた装置に基づく。
図7と同様に、画像不均一性データを図9に示す。この図においても、Pixel_Size(PS)対Spot_Size(SS)の4つの比を仮定する(すなわち、PS/SS=1.0;PS/SS=1.25;PS/SS=1.5;およびPS/SS=1.875)。各比PS/SSについて、視野中心(FOVの中心)から帯状走査上縁部へのスポットサイズのパーセント増加を、多様な帯状走査高さの帯状走査についてプロットする。
図9のデータから分かるように、帯状走査におけるスポットサイズ増加は、3パーセント未満に限定される。図9を図7と比較した場合、スポットサイズ増加は図7よりも図9において若干低減していることが分かることが分かる。
図7および図9はどちらとも、従来の装置と比較して画像均一性が大幅に向上していることを示す。従来の装置は、例えば、事前走査器のための四極静電偏向器および主要走査器のための八重極静電偏向器と共に構成され得る。このような従来の装置の画像不均一性データを図10に示す。
図10のデータから分かるように、帯状走査におけるスポットサイズ増加は、一桁分を超えており、数十パーセント以上であり得る。図10を図7および図9と比較した場合、スポットサイズ増加は、図10の場合よりも図7および図9の場合の方が大幅に小さいことが分かる。
上記において、FEB機器における1つまたは2つの12極型偏向器を用いた実施形態について述べた。別の実施形態において、12極型偏向器のうちのいずれかの代わりに、20極型偏向器または28極型偏向器を用いることができる。このような20極型偏向器および28極型偏向器の設計パラメータを表1に示す。
表1中の偏向器設計それぞれについて、前提条件として、ハーフギャップ角度δ=2度とする。よって、各隙間のラジアル角度は4度である。
12極型偏向器について、プレート角度はα=23.0度およびα=16.0度である。よって、より大型の電極プレートによって網羅されるラジアル角度は46度であり、より小型の電極プレートによって網羅されるラジアル角度は16度である。図5に示すように、12極型偏向器の各90度象限を、以下に分割することができる:プレート角度α;隙間角度2δ;プレート角度α;隙間角度2δ;プレート角度α;隙間角度2δ;およびプレート角度α。よって、2α+2α+6δ=90度である。
20極型偏向器の場合、プレート角度は、α=9.7度、α=19.6度およびα=5.7度である。20極型偏向器の各90度象限を、以下に分割することができる:プレート角度α;隙間角度2δ;プレート角度α;隙間角度2δ;プレート角度α;隙間角度2δ;プレート角度α;隙間角度2δ;プレート角度α;隙間角度2δ;およびプレート角度α。よって、2α+2α+2α+10δ=90度である。
28極型偏向器の場合、プレート角度は、α=0.4度、α=19.3度、α=10.0度、およびα=1.4度である。28極型偏向器の各90度象限を、以下に分割することができる:プレート角度α;隙間角度2δ;プレート角度α;隙間角度2δ;プレート角度α;隙間角度2δ;プレート角度α;隙間角度2δ;プレート角度α;隙間角度2δ;プレート角度α;隙間角度2δ;プレート角度α;隙間角度2δ;およびプレート角度α。よって、2α+2α+2α+2α+14δ=90度である。
上記の12極型偏向器の設計により、三次(k=3)収差がゼロになる。上記の20極型偏向器の設計により、三次(k=3)収差および五次(k=5)収差がゼロになる。上記の28極型偏向器の設計により、三次(k=3)収差、五次(k=5)収差および七次収差がゼロになる。偏向界係数は、12極型偏向器の場合において0.79であり、20極型偏向器の場合において0.76であり、28極型偏向器の場合において0.74である。20極型偏向器および28極型偏向器は、上記した12極型偏向器において用いられるのと同じ駆動電力供給(±Vxおよび±Vy)を用いるように、構成され得る。
本開示に記載の解決法においては、少なくとも三次収差を無くすように上記のように構成された少なくとも1つの多極静電偏向器が主に用いられる。上述したように、特に、三次収差無しにx方向およびy方向における偏向を可能にするように、12極型偏向器、20極型偏向器または28極型偏向器を配置構成することができる。これらの解決法は、関連技術分野における従来の考え方と実質的に異なる。
偏向界の均質性を向上させるための従来の考え方は、四極型偏向器の内径増加である。これは原理的には正しいアプローチではあるものの、出願人の考えによれば、このようなアプローチは実際には、現行の集束電子ビーム(FEB)機器においては制約がある。現行のFEB機器において、電子光学カラム長さは一般的には実質的に縮小し、電子ビームエネルギーは典型的には大幅に上昇する。より短いカラム長さおよびより高いエネルギービームを用いることにより、電子間の相互作用に起因するスポットぼやけを低減することができる。
出願人の考えによれば、カラム長さを短いままに保持しつつ、従来のアプローチにおいて四極型偏向器の内径を増加した場合、偏向器の偏向感度が現行のFEB機器に必要な使用を満たすには不十分となる。一方、(偏向感度を増加させるために)より長い偏向器を得るためにカラム長さを増加させた場合、電子間相互作用が増加し、その結果、機器の分解能が低下し、(ビームスポットサイズがより大型となる)。そのため、出願人の考えによれば、従来のアプローチにおいては問題が発生し、このような問題は、本明細書中に記載の解決法によって回避される。
上記記載において、本発明の実施形態の深い理解のために、多数の特定の詳細について記載した。しかし、本発明の例示の実施形態についての上記記載は、網羅的なものではなく、本発明を開示の形態そのものに限定するものでもない。当業者であれば、上記の特定の詳細のうち1つ以上無しで本発明を実行することが可能であり、あるいは他の方法、構成要素等を用いて本発明を実行することが可能であることを認識する。他の場合において、周知の構造または動作については、本発明の局面を不明瞭にしないために、詳細な図示または記載を省略した。本明細書中、本発明の特定の実施形態および例は例示目的のために記載したものであり、当業者であれば理解するように、本発明の範囲内において多様な均等な変更が可能である。
本発明のそのような変更は、上記の詳細な記載を鑑みれば行うことが可能である。以下の特許請求の範囲において用いられる用語は、本発明を本明細書および特許請求の範囲中に開示される特定の実施形態に限定するものとして解釈されるべきではない。すなわち、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲によって規定されるべきものである。以下の特許請求の範囲は、確立された請求項の解釈の原則に従って解釈されるべきである。

Claims (4)

  1. 集束電子ビーム画像化装置であって、
    電子を出射するように構成された電子源と、
    前記電子を電子ビーム中に集束させるように構成された銃レンズであって、前記電子ビームは、前記装置の光軸を下方に移動する、銃レンズと、
    前記電子ビームを前記光軸から離隔方向に制御可能に偏向させるように構成された事前走査偏向器であって、前記事前走査偏向器は、12極型静電偏向器を含む、事前走査偏向器と、
    前記電子ビームを再度前記光軸へと制御可能に偏向させるように構成された主要走査偏向器と、
    標的基板の表面上のスポット上に前記電子ビームを集束させるように構成された対物レンズと、
    前記標的基板の表面からの散乱電子を検出するように構成された検出器と、
    を含み、
    前記12極型静電偏向器は、
    ラジアル角度2α に及ぶように構成された第1の電極プレートと、
    前記第1の電極プレートに隣接する第1の隙間であって、前記第1の隙間はラジアル角度2δに及ぶ、第1の隙間と、
    前記第1の隙間に隣接する第2の電極プレートであって、前記第2の電極プレートは、ラジアル角度α に及ぶように構成される、第2の電極プレートと、
    前記第2の電極プレートに隣接する第2の隙間であって、前記第2の隙間は、ラジアル角度2δに及ぶ、第2の隙間と、
    前記第2の隙間に隣接する第3の電極プレートであって、前記第3の電極プレートは、ラジアル角度α に及ぶように構成される第3の電極プレートと、
    前記第3の電極プレートに隣接する第3の隙間であって、前記第3の隙間は、ラジアル角度2δに及ぶ、第3の隙間と、
    を含み、
    前記第1の電極プレートと共に、前記第1の隙間、前記第2の電極プレート、前記第2の隙間、前記第3の電極プレートおよび前記第3の隙間は、ラジアル角度90度に及ぶ、
    集束電子ビーム画像化装置。
  2. α=23度、α=16度、およびδ=2度である、請求項に記載の集束電子ビーム画像化装置。
  3. 集束電子ビーム画像化装置であって、
    電子を出射するように構成された電子源と、
    前記電子を電子ビーム中に集束させるように構成された銃レンズであって、前記電子ビームは、前記装置の光軸を下方に移動する、銃レンズと、
    前記電子ビームを前記光軸から離隔方向に制御可能に偏向させるように構成された事前走査偏向器であって、前記事前走査偏向器は、12極型静電偏向器を含む、事前走査偏向器と、
    前記電子ビームを再度前記光軸へと制御可能に偏向させるように構成された主要走査偏向器と、
    標的基板の表面上のスポット上に前記電子ビームを集束させるように構成された対物レンズと、
    前記標的基板の表面からの散乱電子を検出するように構成された検出器と、
    を含み、
    前記12極型静電偏向器は、
    ラジアル角度2αに及ぶように構成された第1の電極プレートと、
    前記第1の電極プレートに隣接する第1の隙間であって、前記第1の隙間はラジアル角度2δに及ぶ、第1の隙間と、
    前記第1の隙間に隣接する第2の電極プレートであって、前記第2の電極プレートは、ラジアル角度αに及ぶように構成される、第2の電極プレートと、
    前記第2の電極プレートに隣接する第2の隙間であって、前記第2の隙間は、ラジアル角度2δに及ぶ、第2の隙間と、
    前記第2の隙間に隣接する第3の電極プレートであって、前記第3の電極プレートは、ラジアル角度αに及ぶように構成される、第3の電極プレートと、
    前記第3の電極プレートに隣接する第3の隙間であって、前記第3の隙間は、ラジアル角度2δに及ぶ、第3の隙間と、
    前記第3の隙間に隣接する第4の電極プレートであって、前記第4の電極プレートは、ラジアル角度2αに及ぶように構成される、第4の電極プレートと、
    前記第4の電極プレートに隣接する第4の隙間であって、前記第4の隙間は、ラジアル角度2δに及ぶ、第4の隙間と、
    前記第4の隙間に隣接する第5の電極プレートであって、前記第5の電極プレートは、ラジアル角度αに及ぶように構成される、第5の電極プレートと、
    前記第5の電極プレートに隣接する第5の隙間であって、前記第5の隙間は、ラジアル角度2δに及ぶ、第5の隙間と、
    前記第5の隙間に隣接する第6の電極プレートであって、前記第6の電極プレートは、ラジアル角度αに及ぶように構成される、第6の電極プレートと、
    前記第6の電極プレートに隣接する第6の隙間であって、前記第6の隙間は、ラジアル角度2δに及ぶ、第6の隙間と、
    前記第6の隙間に隣接する第7の電極プレートであって、前記第7の電極プレートは、ラジアル角度2αに及ぶように構成される、第7の電極プレートと、
    前記第7の電極プレートに隣接する第7の隙間であって、前記第7の隙間は、ラジアル角度2δに及ぶ、第7の隙間と、
    前記第7の隙間に隣接する第8の電極プレートであって、前記第8の電極プレートは、ラジアル角度αに及ぶように構成される、第8の電極プレートと、
    前記第8の電極プレートに隣接する第8の隙間であって、前記第8の隙間は、ラジアル角度2δに及ぶ、第8の隙間と、
    前記第8の隙間に隣接する第9の電極プレートであって、前記第9の電極プレートは、ラジアル角度αに及ぶように構成される、
    前記第9の電極プレートに隣接する第9の隙間であって、前記第9の隙間は、ラジアル角度2δに及ぶ、第9の隙間と、
    前記第9の隙間に隣接する第10の電極プレートであって、前記第10の電極プレートは、ラジアル角度2αに及ぶように構成される、第10の電極プレートと、
    前記第10の電極プレートに隣接する第10の隙間であって、前記第10の隙間は、ラジアル角度2δに及ぶ、第10の隙間と、
    前記第10の隙間に隣接する第11の電極プレートであって、前記第11の電極プレートは、ラジアル角度αに及ぶように構成される、第11の電極プレートと、
    前記第11の電極プレートに隣接する第11の隙間であって、前記第11の隙間は、ラジアル角度2δに及ぶ、第11の隙間と、
    前記第11の隙間に隣接する第12の電極プレートであって、前記第12の電極プレートは、ラジアル角度αに及ぶように構成される、第12の電極プレートと、
    前記第12の電極プレートに隣接する第12の隙間であって、前記第12の隙間は、ラジアル角度2δに及ぶ、第12の隙間と、
    を含み、
    α=23度、α=16度およびδ=2度である、
    請求項1に記載の集束電子ビーム画像化装置。
  4. 12極型静電偏向器であって、
    12個の電極プレートであって、前記12個の電極プレートは、第1の電極プレート、第2の電極プレート、第3の電極プレート、第4の電極プレート、第5の電極プレート、第6の電極プレート、第7の電極プレート、第8の電極プレート、第9の電極プレート、第10の電極プレート、第11の電極プレートおよび第12の電極プレートを含む、12個の電極プレートと、
    円筒状容積の周囲の絶縁体であって、前記円筒状容積の軸は光軸であり、前記12個の電極プレートは、前記円筒状容積の周囲上に取り付けられる、絶縁体と、
    前記12個の電極プレート内の開口円筒状空間であって、前記開口円筒状空間の軸は、前記光軸である、開口円筒状空間と、
    を含み、
    前記第1の電極プレートは、第1のラジアル角度に及ぶように構成され、
    第1の隙間は、前記第1の電極プレートに隣接し、前記第1の隙間は、隙間ラジアル角度に及び、
    前記第2の電極プレートは、前記第1の隙間に隣接し、前記第2の電極プレートは、第2のラジアル角度に及ぶように構成され、
    第2の隙間は、前記第2の電極プレートに隣接し、前記第2の隙間は、前記隙間ラジアル角度に及び、
    前記第3の電極プレートは前記第2の隙間に隣接し、前記第3の電極プレートは、前記第2のラジアル角度に及ぶように構成され、
    第3の隙間は前記第3の電極プレートに隣接し、前記第3の隙間は前記隙間ラジアル角度に及び、
    前記第4の電極プレートは前記第3の隙間に隣接し、前記第4の電極プレートは、前記第1のラジアル角度に及ぶように構成され、
    第4の隙間は前記第4の電極プレートに隣接し、前記第4の隙間は前記隙間ラジアル角度に及び、
    前記第5の電極プレートは前記第4の隙間に隣接し、前記第5の電極プレートは、前記第2のラジアル角度に及ぶように構成され、
    第5の隙間は前記第5の電極プレートに隣接し、前記第5の隙間は前記隙間ラジアル角度に及び、
    前記第6の電極プレートは前記第5の隙間に隣接し、前記第6の電極プレートは、前記第2のラジアル角度に及ぶように構成され、
    第6の隙間は前記第6の電極プレートに隣接し、前記第6の隙間は前記隙間ラジアル角度に及び、
    前記第7の電極プレートは前記第6の隙間に隣接し、前記第7の電極プレートは、前記第1のラジアル角度に及ぶように構成され、
    第7の隙間は前記第7の電極プレートに隣接し、前記第7の隙間は前記隙間ラジアル角度に及び、
    前記第8の電極プレートは前記第7の隙間に隣接し、前記第8の電極プレートは、前記第2のラジアル角度に及ぶように構成され、
    第8の隙間は前記第8の電極プレートに隣接し、前記第8の隙間は前記隙間ラジアル角度に及び、
    前記第9の電極プレートは前記第8の隙間に隣接し、前記第9の電極プレートは、前記第2のラジアル角度に及ぶように構成され、
    第9の隙間は前記第9の電極プレートに隣接し、前記第9の隙間は前記隙間ラジアル角度に及び、
    前記第10の電極プレートは前記第9の隙間に隣接し、前記第10の電極プレートは、前記第1のラジアル角度に及ぶように構成され、
    第10の隙間は前記第10の電極プレートに隣接し、前記第10の隙間は前記隙間ラジアル角度に及び、
    前記第11の電極プレートは前記第10の隙間に隣接し、前記第11の電極プレートは、前記第2のラジアル角度に及ぶように構成され、
    第11の隙間は前記第11の電極プレートに隣接し、前記第11の隙間は前記隙間ラジアル角度に及び、
    前記第12の電極プレートは前記第11の隙間に隣接し、前記第12の電極プレートは、第2のラジアル角度に及ぶように構成され、
    第12の隙間は前記第12の電極プレートに隣接し、前記第12の隙間は前記隙間ラジアル角度に及び
    前記第1のラジアル角度は46度であり、前記第2のラジアル角度は16度であり、前記隙間ラジアル角度は4度である、
    12極型静電偏向器。
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