JP6164032B2 - プログラム、入力画面表示方法及び情報処理装置 - Google Patents

プログラム、入力画面表示方法及び情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6164032B2
JP6164032B2 JP2013212256A JP2013212256A JP6164032B2 JP 6164032 B2 JP6164032 B2 JP 6164032B2 JP 2013212256 A JP2013212256 A JP 2013212256A JP 2013212256 A JP2013212256 A JP 2013212256A JP 6164032 B2 JP6164032 B2 JP 6164032B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
input
input screen
web server
screen information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013212256A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015075959A (ja
Inventor
由 高橋
由 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2013212256A priority Critical patent/JP6164032B2/ja
Publication of JP2015075959A publication Critical patent/JP2015075959A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6164032B2 publication Critical patent/JP6164032B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本願は、プログラム、入力画面表示方法及び情報処理装置に関する。
ユーザがブラウザの入力画面に入力した入力情報を端末装置からウェブサーバへ送信する前に、セッションの有効期限が経過することがある。セッションの有効期限が経過した後に、端末装置からウェブサーバへ入力情報が送信されても、ウェブサーバは入力情報を受け付けない。ユーザがウェブサーバに再びアクセスした場合、入力画面は初期状態でブラウザに表示されるため、ユーザは入力情報を最初から入力し直さなければならない。
そこで、セッションの有効期限経過前にユーザが入力した入力情報をウェブサーバに一時的に保存させる技術がある(例えば、特許文献1)。これにより、端末装置からウェブサーバへ送信された入力情報は、セッションの有効期限が経過した後も消滅しない。ウェブサーバは、端末装置から入力画面の要求を再び受信した場合、保存した入力情報を用いて入力画面を復元し、復元した入力画面の情報を端末装置へ送信する。
特開2008−304969号公報
しかしながら、入力情報を保持し、入力画面を復元する機能を1台のウェブサーバにウェブページ毎に追加するためには、多額の開発費用が必要となる。況して、入力情報を受け付けるウェブサーバの数はたいへん多く、当該ウェブサーバの全てに入力情報の保存機能及び入力画面の復元機能を備えさせることは、コスト的なハードルが高く、現実的でない。
本願の目的の1つは、ウェブサーバとのセッションの有効期限が経過しても、入力画面を安価に復元することができるプログラム、入力画面表示方法及び情報処理装置を提供することにある。
本願の一観点は、セッションを確立したウェブサーバへ送信する情報が入力される画面を表示する処理を、表示部及び記憶部を有するコンピュータに実行させるプログラムにおいて、前記ウェブサーバから入力画面情報及びセッションの有効期限を受信し、受信した前記入力画面情報に対応する入力画面を前記表示部に表示し、前記セッションの有効期限から定まる所定の期限を経過した場合、前記入力画面に入力された入力情報を含む入力画面情報を前記記憶部に記憶し、前記ウェブサーバから前記入力画面情報を再び受信した場合、再び受信した前記入力画面情報と、前記記憶部に記憶した入力画面情報とを比較して差分を抽出し、前記再び受信した入力画面情報に前記差分を追加し、前記再び受信した入力画面情報に対応する入力画面、前記記憶部に記憶した入力情報を復元して前記表示部に表示する。
本願の一観点によれば、ウェブサーバとのセッションの有効期限が経過しても、入力画面を安価に復元することができる。
オンラインシステムのハードウェア構成例を示すブロック図である。 端末装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 端末装置の機能例を示す機能ブロック図である。 情報登録ページの画面レイアウトの一例を示す説明図である。 入力情報退避ファイルに記憶したHTML文書と、再び受信したHTML文書とを対比して示す説明図である。 復元処理の手順の一例を示すフローチャートである。 復元処理の手順の一例を示すフローチャートである。 退避処理の手順の一例を示すフローチャートである。 選択画面の画面レイアウトの一例を示す説明図である。 復元処理の手順の一例を示すフローチャートである。 復元処理の手順の一例を示すフローチャートである。 退避処理の手順の一例を示すフローチャートである。 端末装置の機能例を示す機能ブロック図である。 復元処理の手順の一例を示すフローチャートである。 復元処理の手順の一例を示すフローチャートである。 退避処理の手順の一例を示すフローチャートである。 退避処理の手順の一例を示すフローチャートである。
本実施の形態に係るオンラインシステムを、その図面に基づいて説明する。本実施の形態に係るオンラインシステムは、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)プロトコルに基づいて、ネットワーク経由でサービスの提供や業務を処理するシステムである。オンラインシステムでは、端末装置(コンピュータ、情報処理装置)及びウェブサーバ間で情報の受け渡しを行う。オンラインシステムが扱うサービス及び業務は、例えばネット通販、株式取引、金融取引、不動産取引、書籍注文、交通機関の予約、ホテルの予約、レストランの予約等、多岐に亘る。以下、端末装置がウェブサーバへ個人情報を送信し、ウェブサーバが受信した個人情報を保存する個人情報管理システムを例に挙げて、本実施の形態に係るオンラインシステムを説明する。
実施の形態1
図1は、オンラインシステム10のハードウェア構成例を示すブロック図である。オンラインシステム10は、端末装置20及びウェブサーバ30を含む。
端末装置20は、デスクトップPC(パーソナルコンピュータ)、ノートPC、タブレットPC、スマートフォン等である。ウェブサーバ30は、PC、ワークステーション、汎用コンピュータ等である。以下では、端末装置20はデスクトップPC、ウェブサーバ3はワークステーションであるものとする。
端末装置20とウェブサーバ30とは、ネットワーク1Nで接続されている。ネットワーク1Nは、例えばインターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、電話通信回線、衛星通信回線等である。
図1では、3台の端末装置20と、1台のウェブサーバ30とが描かれているが、端末装置20は2台以下又は4台以上であってもよく、ウェブサーバ30は複数台であってもよい。
図2は、端末装置20のハードウェア構成例を示すブロック図である。端末装置20は、CPU(Central Processing Unit)(表示制御部、記憶制御部、判定部、更新記憶制御部)21、ROM(Read Only Memory)22及びRAM(Random Access Memory)23を含む。また、端末装置20は、ハードディスク(記憶部)24、ディスクドライブ25、表示部26、操作部27、タイマ(計時部)28及び通信部(受信部、送信部)29を含む。
CPU21は、ソフトウェアプログラムに記述された命令セットを実行するためのプロセッサである。CPU21は、端末装置20の各構成部を制御する。CPU21は、ハードディスク24に記憶されたプログラム2PをRAM23に読み出し、RAM23に読み出したプログラム2Pを実行する。
ROM22は、読み出し専用記憶媒体であり、例えば不揮発性の半導体メモリである。ROM22は、端末装置20の起動時にCPU21が実行するBIOS(Basic Input/Output System)、ファームウェア等を記憶している。
RAM23は、主記憶装置である。RAM23は、例えばSRAM又はDRAMであり、CPU21が実行する処理の過程で必要な作業変数、データ等を一時的に記憶する。なお、RAM23の代わりにフラッシュメモリ、メモリカード等が用いられてもよい。
ハードディスク24は、補助記憶装置である。ハードディスク24は、大容量の情報の記憶が可能なフラッシュメモリ又はCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)等の光ディスク2dで代替されてもよい。ハードディスク24は、端末装置20の内部に取り付けられるものであっても、端末装置20の外部に置かれるものであってもよい。
ハードディスク24は、CPU21が実行するプログラム2P、クッキーファイル2c及び入力情報退避ファイル2fを記憶している。
プログラム2Pは、ブラウザのプログラム及びブラウザのアドオンソフトを含む。クッキーファイル2cは、端末装置20がウェブサーバ30から受信したセッションID及びセッションの有効期限(クッキーの有効期限)を記憶するテキストファイルである。入力情報退避ファイル2fは、ユーザがブラウザの入力画面から入力した入力情報を一時的に記憶する文書のファイルであり、特定の形式に限定されない。入力情報退避ファイル2fは、例えばテキスト形式、csv形式、tsv形式、prn形式、HTML形式、XML形式、テーブル形式等のファイルである。
なお、クッキーファイル2cと、入力情報退避ファイル2fとは、ハードディスク24における保存先(パス)が異なる。
クッキーファイル2cは、ブラウザが閉じられた場合、破棄されることがある。他方、入力情報退避ファイル2fは、クッキーとは独立しているため、プログラム2Pの処理により削除されない限り、ブラウザが閉じられた場合又は端末装置20がシャットダウンされた場合であっても、ハードディスク24に残る。
仮に、端末装置20がスパイウェアに感染した場合、クッキーファイル2cの保存先はブラウザの種別毎に公知であるため、クッキーファイル2cの内容が盗まれる可能性がある。しかし、入力情報退避ファイル2fの保存先はクッキーファイル2cの保存先と異なるため、入力情報退避ファイル2fに書き込まれた入力情報が盗まれる危険性は低い。従って、クッキーファイル2cと、入力情報退避ファイル2fとの保存先が異なることは、セキュリティー強化に資する。
ディスクドライブ25は、外部の記憶媒体であるCD、DVD、BD等の光ディスク2dから情報を読み出し、光ディスク2dに情報を記録する。
表示部26は、画像を表示する表示装置である。表示部26は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の画面を有し、CPU21からの指示に従って、プログラム2Pに係る各種情報を当該画面に表示する。
操作部27は、ユーザが各種の入力を行うキーボード、マウス、タッチパネル、電源スイッチ等の入力デバイスである。操作部27は、ユーザによる操作に基づいて入力信号を生成する。生成された入力信号は、バス2bを介してCPU21に出力される。
タイマ28は、クロックを数えることで一定時間の経過を計時する装置である。タイマ28は、計時した結果をCPU21に出力する。
通信部29は、有線又は無線通信のモデム、LANカード、ルータ、USB(Universal Serial Bus)端子、接続コネクタ等である。通信部29は、ネットワーク1Nと接続されている。
なお、CPU21は、ディスクドライブ25を介して、プログラム2Pを光ディスク2dから読み込んでもよい。CPU21は、通信部29を介して、プログラム2Pを外部の情報処理装置又は記憶装置から読み込んでもよい。さらに、プログラム2Pを記憶したフラッシュメモリ等の半導体メモリ2mが、端末装置20内に実装されていてもよい。
次に、端末装置20の機能について説明する。
図3は、端末装置20の機能例を示す機能ブロック図である。端末装置20の各機能部は、ハードディスク24に記憶されたプログラム2Pと、CPU21、RAM23、ハードディスク24等のハードウェア資源とが協働して動作することにより実現される。端末装置20は、通信部201、セッション管理部202、表示制御部203、判定部204、記憶制御部205及び復元部206の各機能部を含む。
通信部201は、ハードウェアの通信部29に対応し、ネットワーク1Nを介してウェブサーバ30と情報の送受信を行う機能部である。通信部201は、ウェブサーバ30へ個人情報を登録するウェブページ(以下、情報登録ページ(入力画面)と呼ぶ)の取得要求を送信する。通信部201は、ウェブサーバ30から情報登録ページの画面情報を受信する。ここでの画面情報は、HTML文書、画像ファイル、音声ファイル、CSS(Cascading Style Sheet)ファイル、XML(Extensible Markup Language)ファイル、スクリプト等を含む。画像ファイル、音声ファイル等は、HTML文書に関連付けられている。その際、通信部201は、ウェブサーバ30からウェブページの識別情報(以下、画面IDと呼ぶ)、セッションの識別情報(以下、セッションIDと呼ぶ)及びセッションの有効期限も同時に受信する。
セッション管理部202は、ウェブサーバ30とのセッションを管理する機能部である。
HTTPプロトコルには、セッション管理の仕組みが用意されていない。そのため、ユーザが複数の関連するウェブページを遷移する場合、ウェブサーバ30は自身が発行したセッションIDを端末装置20と共有することにより、端末装置20又はユーザを特定してセッションを開始し、端末装置20から受信する情報を管理する。ウェブサーバ30は、リソース資源の浪費を回避するため、セッションの有効期限が経過した場合、セッションを終了し、セッションIDを破棄する。
セッション管理部202は、通信部201が受信したセッションID及びセッションの有効期限をハードディスク24のクッキーファイル2cに保存する。セッション管理部202は、通信部201がウェブサーバ30に情報登録ページの入力情報を送信する場合、入力情報にセッションIDと、情報登録ページの画面IDとを付加する。これにより、ウェブサーバ30は、端末装置20から入力情報を受信した場合、セッションIDから端末装置20を特定し、画面IDから入力情報に対応するウェブページを特定することができる。
なお、ログイン、ログアウトをするシステムの場合、セッションの識別情報として、セッションIDの代わりにユーザID及びパスワードが利用されてもよい。また、端末装置20が携帯電話である場合、携帯電話のブラウザはクッキーに対応していないので、セッションIDの代わりに携帯電話の識別番号(例えば、製造番号、シリアル番号)が利用されてもよい。
表示制御部203は、表示部26にウェブページ、ポップアップ画面、メッセージボックス等を表示する機能部である。表示制御部203は、通信部201がウェブサーバ30から受信した情報登録ページに対応する画面情報に基づいて、表示部26に情報登録ページを表示する。
図4は、情報登録ページ2pの画面レイアウトの一例を示す説明図である。情報登録ページ2pは、ウェブサーバ30に送信するユーザの個人情報を入力するためのウェブページである。情報登録ページ2pは、基本情報領域21ar、経歴領域22ar及び自己PR領域23arの各画面領域並びに送信ボタン2btnを含む。基本情報領域21ar、経歴領域22ar、自己PR領域23ar、送信ボタン2btnは、この順序で情報登録ページ2pの上段から下段へ向かって配置されている。
基本情報領域21arは、ユーザが自身の氏名、生年月日等を入力するためのテキストボックス及び性別を選択入力するためのラジオボタンを含む。
経歴領域22arは、ユーザが自身の履歴を入力するためのテキストボックスを含む。
自己PR領域23arは、ユーザが自己の長所を入力するためのテキストボックスを含む。
送信ボタン2btnは、情報登録ページ2pに入力した個人情報をウェブサーバ30へ送信するためのボタンである。
図3に戻り、端末装置20の機能について説明を続ける。
判定部204は、セッションの有効期限が経過したか否かを判定する機能部である。判定部204は、セッション管理部202がクッキーファイル2cに記憶したセッションの有効期限と、タイマ28が計時した結果とに基づいて、セッションの有効期限が経過したか否かを判定する。
記憶制御部205は、判定部204によりセッションの有効期限が経過したと判定された場合、情報登録ページ2pにユーザが入力した入力情報をハードディスク24の入力情報退避ファイル2fに記憶する機能部である。具体的には、記憶制御部205は、入力情報が含まれた情報登録ページ2pのHTML文書及び情報登録ページ2pの画面IDを暗号化して、入力情報退避ファイル2fに記憶する。
記憶制御部205は、受信したHTML文書に仮に画像ファイル、音声ファイル等が関連付けられていても、入力情報が含まれたHTML文書のみと画像IDとを文字列として入力情報退避ファイル2fに書き込む。画像ファイル、音声ファイル等は、一般に容量が大きいため、これによりハードディスク24の消費記憶容量の低減及びハードディスク24へのアクセス時間の短縮を図ることができる。
セッションの有効期限が経過する前に、ユーザが情報登録ページ2pに個人情報に係る入力情報を全て入力し、送信ボタン2btnを押下した場合、通信部201は入力情報、セッションID及び情報登録ページ2pの画面IDをウェブサーバ30へ送信する。これにより、ウェブサーバ30は、受信した入力情報を例えばデータベース等に登録し、入力情報の登録処理が正常に終了したことをユーザに通知するための画面情報を端末装置20へ送信する。表示制御部203は、通信部201が受信した画面情報に対応する通知画面を表示部26に表示する。これは正常ケースの場合である。
しかし、ウェブサーバ30は、セッションの有効期限が経過した場合、セッションIDを破棄するため、端末装置20から入力情報、セッションID等を受信しても、端末装置20又はユーザを特定することができず、登録処理を実行することができない。これは異常ケースの場合である。そこで、ウェブサーバ30は、セッションの有効期限が経過した後に端末装置20から入力情報等を受信した場合、セッションの有効期限エラーをユーザに通知するためのエラー画面情報を端末装置20に送信する。表示制御部203は、通信部201が受信したエラー画面情報に対応するエラー画面を表示部26に表示する。これにより、ユーザはセッションのタイムアウトを知ることになる。
情報登録ページ2pのように、多くの入力欄を有するウェブページの場合、ユーザは入力に長い時間を要するため、入力が終了する前にセッションの有効期限が経過する頻度が高い。エラー画面からセッションのタイムアウトを知ったユーザは、表示部26に情報登録ページ2pを再び表示させるため、再びウェブサーバ30にアクセスする。ウェブサーバ30は、端末装置20からの情報登録ページ2pの再要求に応答して、端末装置20へ情報登録ページ2pに対応する画面情報、画面ID及び新たなセッションIDを再び送信する。通信部201は、ウェブサーバ30から情報登録ページ2pに対応する画面情報、画面ID及び新たなセッションIDを再び受信する。
復元部206は、ウェブサーバ30から再び受信した画面情報に対応する情報登録ページ2pを、記憶制御部205が入力情報を入力情報退避ファイル2fに記憶した時点の状態に復元する機能部である。あるいは、復元部206は、ウェブサーバ30から再び受信した情報登録ページ2pのHTML文書を、記憶制御部205が入力情報を入力情報退避ファイル2fに記憶した時点の状態における情報登録ページ2pのHTML文書に復元する機能部である。復元部206は、通信部201がウェブサーバ30から情報登録ページ2pに対応する画面情報(HTML文書を含む)を再び受信した場合、入力情報退避ファイル2fから暗号化されたHTML文書及び画面IDを読み出し、読み出したHTML文書及び画面IDを復号化する。復元部206は、復号化したHTML文書と、再び受信したHTML文書とを比較する。
図5は、入力情報退避ファイル2fに記憶したHTML文書と、再び受信したHTML文書とを対比して示す説明図である。図5の左側は、入力情報退避ファイル2fに記憶されたHTML文書の一部を示している。図5の右側は、再び受信したHTML文書の一部を示している。入力情報退避ファイル2fに記憶されたHTML文書において、個人情報の入力欄に対応する部分は、実線で示されている。また、再び受信したHTML文書において、個人情報の入力欄に対応する部分は、破線で示されている。
復元部206は、記憶したHTML文書と、再び受信したHTML文書とを夫々先頭行から最終行へ向かって1行ずつ比較し、差分を抽出する。その結果、復元部206は、例えば図5の左側の入力情報退避ファイル2fに記憶されたHTML文書において、実線で囲まれた部分を差分として抽出する。復元部206は、再び受信したHTML文書に、抽出した差分を埋め込み、情報登録ページ2pのHTML文書の復元を完了する。
表示制御部203は、復元部206が復元したHTML文書に係る情報登録ページ2pを表示部26に表示する。これにより、ユーザは情報登録ページ2pへの入力を最初からやり直すのではなく、前回のセッションがタイムアウトになった時点での入力状態から入力作業を再開することができる。
ユーザが情報登録ページ2pへ入力情報を入力し終わり、新たなセッションの有効期限が経過する前に送信ボタン2btnを押下した場合、通信部201はウェブサーバ30へ入力情報、情報登録ページ2pの画面ID及び新たなセッションIDを送信する。このセッションの有効期限内における送信が完了した場合、記憶制御部205は、ハードディスク24から入力情報退避ファイル2fを削除する。
入力情報退避ファイル2fは、クッキーとは独立しているため、記憶制御部205により削除されない限り、ブラウザが閉じられた場合又は端末装置20がシャットダウンされた場合であっても、ハードディスク24に残る。これにより、復元部206は、不足の事態が生じた場合でも、情報登録ページ2pを確実に復元することができる。
次に、端末装置20の動作について説明する。
図6及び図7は、復元処理の手順の一例を示すフローチャートである。復元処理は、ユーザがウェブサーバ30に新たにアクセスする都度、端末装置20及びウェブサーバ30により実行される処理である。
CPU21は、操作部27からウェブサーバ30へのアクセスを受け付ける(ステップS101)。CPU21は、ウェブサーバ30へ情報登録ページ2pに対応する画面情報の要求を送信する(ステップS102)。
ウェブサーバ30は、端末装置20から情報登録ページ2pに対応する画面情報の要求を受信する(ステップS103)。ウェブサーバ30は、端末装置20へ情報登録ページ2pのHTML文書、画面ID、セッションID及びセッションの有効期限を送信する(ステップS104)。ステップS104において、情報登録ページ2pのHTML文書に画像ファイル等が関連付けられている場合、ウェブサーバ30は画像ファイル等も端末装置20へ送信する。以下、画像情報はHTML文書のみであるとする。
端末装置20は、ウェブサーバ30から情報登録ページ2pのHTML文書、画面ID、セッションID及びセッションの有効期限を受信する(ステップS105)。CPU21は、受信したセッションIDと、セッションの有効期限とをハードディスク24のクッキーファイル2cに書き込む(ステップS106)。CPU21は、タイマ28が計時する結果に基づいて、セッションが終了する時点へ向かってカウントダウンを開始する(ステップS107)。
CPU21は、ハードディスク24に入力情報退避ファイル2fが記憶されているか否かを判定する(ステップS108)。なお、入力情報退避ファイル2fは、図8に示す退避処理で作成される。CPU21は、ハードディスク24に入力情報退避ファイル2fが記憶されていないと判定した場合(ステップS108:NO)、受信したHTML文書の情報登録ページ2pを表示部26に表示する(ステップS109)。CPU21は、図8に示す退避処理を実行し(ステップ110)、処理を終了する。
CPU21は、ハードディスク24に入力情報退避ファイル2fが記憶されていると判定した場合(ステップS108:YES)、入力情報退避ファイル2fの内容をRAM23に読み出す(ステップS111)。CPU21は、RAM23に読み出した入力情報退避ファイル2fの内容を復号化する(ステップS112)。CPU21は、受信した情報登録ページ2pのHTML文書をRAM23に読み出す(ステップS113)。
CPU21は、復号化した入力情報退避ファイル2fに書き込まれたHTML文書(入力情報を含む)と、受信した情報登録ページ2pのHTML文書とを比較し、差分を抽出する(ステップS114)。CPU21は、抽出した差分を受信したHTML文書に埋め込む(ステップS115)。すなわち、CPU21は、受信した情報登録ページ2pのHTML文書を、入力情報退避ファイル2fに入力情報を書き込んだ時点の状態に復元する。CPU21は、差分を埋め込んだHTML文書に基づいて、復元した情報登録ページ2pを表示部26に表示し(ステップS116)、ステップS110へ処理を移す。
図8は、退避処理の手順の一例を示すフローチャートである。退避処理は、端末装置20が情報登録ページ2pの各入力欄に入力された入力情報を入力情報退避ファイル2fに書き込む処理を含む。また、退避処理は、端末装置20がセッションの有効期限内に入力情報をウェブサーバ30へ送信した場合、端末装置20が入力情報退避ファイル2fを削除する処理を含む。更に、退避処理は、ウェブサーバ30が端末装置20から受信した情報登録ページ2pの入力情報を登録する処理を含む。
CPU21は、ステップS107で開始したカウントダウンが終了したか否かを判定する(ステップS201)。CPU21は、ステップS107で開始したカウントダウンが終了したと判定した場合(ステップS201:YES)、ハードディスク24に入力情報退避ファイル2fが記憶されているか否かを判定する(ステップS202)。CPU21は、ハードディスク24に入力情報退避ファイル2fが記憶されていると判定した場合(ステップS202:YES)、ステップS205へ処理を進める。
CPU21は、ハードディスク24に入力情報退避ファイル2fが記憶されていないと判定した場合(ステップS202:NO)、内容が空の入力情報退避ファイル2fを作成する(ステップS203)。CPU21は、作成した入力情報退避ファイル2fをハードディスク24に記憶する(ステップS204)。CPU21は、入力情報が含まれた情報登録ページ2pのHTML文書及び情報登録ページ2pの画面IDを暗号化する(ステップS205)。CPU21は、暗号化したHTML文書及び画面IDを対応付けて入力情報退避ファイル2fに書き込み(ステップS206)、処理を終了する。なお、ステップS206において、CPU21は、入力情報退避ファイル2fを書き込みモードで開き、書き込み後、入力情報退避ファイル2fを閉じる。
CPU21は、ステップS107で開始したカウントダウンが終了していないと判定した場合(ステップS201:NO)、情報登録ページ2pの送信ボタン2btnが押下されたか否かを判定する(ステップS207)。CPU21は、情報登録ページ2pの送信ボタン2btnが押下されていないと判定した場合(ステップS207:NO)、ステップS207に処理を戻す。CPU21は、情報登録ページ2pの送信ボタン2btnが押下されたと判定した場合(ステップS207:YES)、情報登録ページ2pに入力された入力情報、情報登録ページ2pの画面ID及びセッションIDをウェブサーバ30へ送信する(ステップS208)。CPU21は、ハードディスク24から入力情報退避ファイル2fを削除する(ステップS209)。
ウェブサーバ30は、端末装置20から情報登録ページ2pに入力された入力情報、情報登録ページ2pの画面ID及びセッションIDを受信する(ステップS210)。ウェブサーバ30は、受信した入力情報を登録する登録処理を実行する(ステップS211)。ウェブサーバ30は、登録処理が終了したことを通知する通知画面のHTML文書、画面ID及びセッションIDを端末装置20へ送信する(ステップS212)。
CPU21は、ウェブサーバ30から登録処理が終了したことを通知する通知画面のHTML文書、画面ID及びセッションIDを受信する(ステップS213)。CPU21は、ウェブサーバ30から受信したHTML文書の通知画面を表示部26に表示し(ステップS214)、処理を終了する。
上述の例では、オンラインシステム10は、端末装置20からウェブサーバ30へ情報を新規に登録する場合を扱った。しかし、オンラインシステム10は、端末装置20からウェブサーバ30へ情報を更新登録する場合を扱ってもよいことは勿論である。例えば、ユーザが情報登録ページ2pに入力した内容を変更するために、端末装置20からウェブサーバ30へ変更内容を含む入力情報を送信する場合にも、復元処理及び退避処理はそのまま適用可能である。
上述の例では、情報登録ページ2pへの入力情報を入力情報退避ファイル2fに書き込むタイミングは、セッションの有効期限が経過した後であった。しかし、情報登録ページ2pへの入力情報を入力情報退避ファイル2fに書き込むタイミングは、セッションの有効期限が経過した時、あるいはセッションの有効期限が経過する時点よりも一定時間前の時点でもよい。ここでの一定時間は、セッションの有効期間が例えば1時間である場合、例えば〜数分である。また、ここでの一定時間は、セッションの有効期間が例えば10分である場合、例えば〜数十秒である。すなわち、有効期限が経過する時点よりも一定時間前の時点は、カウントダウンを開始してから有効期限が経過するまでの期間に対して一定の割合の時間に対応する時点である。入力情報を入力情報退避ファイル2fに書き込むタイミングを設定又は変更するためには、カウントダウンの終了を判定する処理(ステップS201)において、カウントダウン終了の時点を適宜変更すればよい。
セッションがタイムアウトになる前に入力情報を入力情報退避ファイル2fに書き込んでおくことで、セッションの有効期限内に不測の事態(例えば、ウェブサーバ30又は端末装置20のシャットダウン)が生じた場合でも入力画面を復元することができる。
上述の例では、端末装置20は、入力情報退避ファイル2fに保存した入力情報の全てを用いて、情報登録ページ2pを復元した。しかし、端末装置20は、入力情報退避ファイル2fに保存した入力情報の一部を用いて、情報登録ページ2pを復元してもよい。例えば、ユーザが情報登録ページ2pの上段から基本情報領域21arへ入力を開始し、経歴領域22arへ入力している途中に、セッションの有効期限が経過したとする。かかる場合、端末装置20は、基本情報領域21ar及び経歴領域22arにユーザが入力した入力情報を入力情報退避ファイル2fに保存する。復元時、端末装置20は、入力情報退避ファイル2fに保存した入力情報のうち、基本情報領域21arに入力された入力情報のみを用いて情報登録ページ2pを復元してもよい。あるいは、ユーザが自己PR領域23arへ入力し始めた時にセッションの有効期限が経過したとする。かかる場合、端末装置20は、基本情報領域21ar、経歴領域22ar及び自己PR領域23arにユーザが入力した入力情報を入力情報退避ファイル2fに保存する。復元時、端末装置20は、入力情報退避ファイル2fに保存した入力情報のうち、基本情報領域21ar及び経歴領域22arに入力された入力情報のみを用いて情報登録ページ2pを復元してもよい。
上述の例では、入力情報退避ファイル2fを削除するタイミングは、セッションの有効期限内に入力情報がウェブサーバ30へ送信された後であった。しかし、入力情報退避ファイル2fを削除するタイミングは、再びユーザがウェブサーバ30にアクセスすることにより表示部26に新たに表示される情報登録ページ2pを、入力情報退避ファイル2fの内容を用いて復元した後でもよい。
情報登録ページ2pが復元された後であれば、入力情報退避ファイル2fを削除しても、ユーザは入力情報の喪失を免れることができる。また、入力情報の送信時点よりも早期に入力情報退避ファイル2fを削除することにより、ハードディスク24の残記憶容量をより早期に増大させることができる。
端末装置20よれば、ウェブサーバとのセッションの有効期限が経過しても、入力画面を復元することができる。
セッションがタイムアウトになった後に、端末装置20からウェブサーバ30へ入力画面の入力情報を送信した場合、ブラウザの画面に表示されるウェブページは有効期限のエラー画面に遷移する。ユーザが再びウェブサーバ30にアクセスして、初期状態の入力画面をブラウザの画面に再表示させた場合、既に入力済みであった入力情報は失われる。しかし、端末装置20は、入力情報退避ファイル2fに入力情報を退避させることで、セッションの有効期限経過後も入力情報を保持する。端末装置20は、ユーザが再びウェブサーバ30にアクセスした場合、初期状態の入力画面を有効期限が経過する時点の入力状態に復元してブラウザの画面に表示することができる。
なお、ユーザはブラウザの戻るボタンを押下することにより、ブラウザがキャッシュした入力途中又は入力完了の状態にある情報登録ページ2pを表示させることができる。しかし、タイムアウトになったセッションを再び確立するためには、ユーザは再びウェブサーバ30にアクセスしなければならない。ユーザが再びウェブサーバ30にアクセスした場合、ウェブサーバ30は、新たなセッションIDと共に初期状態の情報登録ページ2pに対応する画面情報を端末装置20へ送信する。そのため、入力途中又は入力完了の状態にある情報登録ページ2pは、初期状態の情報登録ページ2pに遷移するため、ブラウザの戻るボタンでは入力情報の喪失を回避することはできない。
ユーザが入力画面に入力した入力情報は、例えばウェブサーバが保持することも可能である。しかし、特定のウェブサーバに入力情報の保持機能を備えさせたとしても、他のウェブサーバでは、相変わらず入力情報の喪失が生じる。
端末装置20は、あらゆるウェブサーバとのセッションに係る入力情報を自身のハードディスク24に保存する。そのため、端末装置20は、任意のウェブサーバとのセッションの有効期限が経過しても、入力画面を有効期限が経過する時点の入力状態に復元することができる。
ウェブサーバ側が入力情報を保持するよりも、端末装置20が入力情報を保持した方が有利な点は、他にもある。
全てのウェブサーバのウェブページ毎に、入力情報の保持機能と、入力画面の復元機能を備えさせるためには、多額の費用が必要である。
しかし、端末装置20における退避処理及び復元処理を実行するプログラム2Pは、既存のブラウザのアドオンソフトとして提供が可能であり、プログラム2Pの実装及び配布は、安価な費用で可能である。
ウェブサーバが入力情報を保持する場合、端末装置からウェブサーバへ入力情報を逐次送信しなければならず、この通信の都度端末装置、ウェブサーバ及びネットワークに通信負荷がかかる。
しかし、端末装置20は、自身の内部に入力情報を保持するため、ウェブサーバ30及びネットワーク1Nに対して、入力情報の通信処理に係る負荷を一切かけない。また、端末装置20自身も、ウェブサーバ30に入力情報を送信するための通信負荷から解放される。
一般に、1台のウェブサーバがセッションを確立する端末装置の数は、1台の端末装置がセッションを確立するウェブサーバの数よりも遥かに多い。
ウェブサーバは、100個のセッションが確立している場合、セッションに係る100個のファイル又はインスタンスを生成し、10万個のセッションが確立している場合、セッションに係る10万個のファイル又はインスタンスを生成する。ウェブサーバは、生成したセッションに係るファイル又はインスタンスを通して、入力情報を保持し、管理する。そのため、ウェブサーバが入力情報を保持する場合、セッションの数だけウェブサーバのリソース資源が使用されると共に、ウェブサーバにかかる負荷が増大する。
しかし、端末装置20は、自身の内部に入力情報を保持するため、ウェブサーバ30に対して、入力情報の保持及び管理に関する負荷をかけない。また、入力情報の保持のために端末装置20にかかる負荷の大きさは、ウェブサーバが入力情報を保持する場合に比較して、たいへん小さい。
実施の形態2
実施の形態2は、情報登録ページ2pを復元するための入力情報をユーザに選択させる形態に関する。
なお、実施の形態2において、実施の形態1と同様である構成要素には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
CPU21は、セッションの有効期限内に情報登録ページ2pの送信ボタン2btnが押下された場合、入力情報退避ファイル2fを削除する。しかし、ユーザがセッションの有効期限内に送信ボタン2btnを押下しない場合、入力情報退避ファイル2fはハードディスク24に残り続ける。この状態で、ユーザが何度もウェブサーバ30に再アクセスして情報登録ページ2pから入力情報を入力し、その都度セッションの有効期限が経過した場合、複数のHTML文書が入力情報退避ファイル2fに蓄積されることになる。
そこで、実施の形態2において、CPU21は、入力情報が含まれたHTML文書を画面IDと対応付けて、保存日時と共に入力情報退避ファイル2fに書き込む。CPU21は、情報登録ページ2pの復元時に復元に用いる入力情報をユーザに選択させるための選択画面を表示部26に表示する。CPU21は、ユーザが選択画面から選択した入力情報を用いて、情報登録ページ2pを復元する。
図9は、選択画面2sの画面レイアウトの一例を示す説明図である。選択画面2sは、情報登録ページ2pの前面に例えばポップアップ画面として表示される。選択画面2sの左上には、ウェブページの画面IDと、ウェブページの名称とが表示されている。図9では、情報登録ページ2pの自己PRに関する入力情報を3件例示している。自己PR以外の入力欄の内容は、3件の入力情報についていずれも同一であったものとして、選択画面2sには表示されていない。例えば、3件の入力情報のいずれについても、全ての入力欄の内容が異なっている場合、全ての入力欄に係る入力情報が選択画面2sに表示される。
選択画面2sは、入力情報ラベル21l、22l、23lと、選択ボタン21btn、22btn、23btnとを含む。入力情報ラベル21l、22l、23lには、入力情報が表示される。また、入力情報ラベル21l、22l、23lの先頭には、入力情報の保存時間が例えばyyyy/MM/dd HH:mm:ss形式で表示される。入力情報ラベル21l、22l、23lの大きさが入力情報の情報量に対して小さい場合、スクロールバーが右端に表示される。各入力情報ラベル21l、22l、23lの右方には、夫々の入力情報に対応する選択ボタン21btn、22btn、23btnが表示されている。選択ボタン21btn、22btn、23btnは、情報登録ページ2pを復元するために用いる入力情報を、ユーザが選択するためのボタンである。CPU21は、押下された選択ボタン21btn、22btn、23btnから入力情報を特定し、特定した入力情報で情報登録ページ2pを復元する。
図10及び図11は、復元処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、実施の形態2に係る復元処理は、図6及び図7の復元処理におけるステップS101〜ステップS107を含んでいる。そこで、図10及び図11は、図7のステップS108に対応する処理(ステップS301)から後の処理を示している。
CPU21は、ハードディスク24に入力情報退避ファイル2fが記憶されているか否かを判定する(ステップS301)。CPU21は、ハードディスク24に入力情報退避ファイル2fが記憶されていないと判定した場合(ステップS301:NO)、受信したHTML文書の情報登録ページ2pを表示部26に表示する(ステップS302)。CPU21は、図11に示す退避処理を実行し(ステップ303)、処理を終了する。
CPU21は、ハードディスク24に入力情報退避ファイル2fが記憶されていると判定した場合(ステップS301:YES)、入力情報退避ファイル2fの内容をRAM23に読み出す(ステップS304)。CPU21は、RAM23に読み出した入力情報退避ファイル2fの内容を復号化する(ステップS305)。CPU21は、復号化した入力情報退避ファイル2fの内容に、受信した画面IDに対応するHTML文書(入力情報を含む)が含まれているか否かを判定する(ステップS306)。CPU21は、復号化した入力情報退避ファイル2fの内容に、受信した画面IDに対応するHTML文書(入力情報を含む)が含まれていないと判定した場合(ステップS306:NO)、情報登録ページ2pを表示部26に表示する(ステップS302)。図11に示す退避処理を実行し(ステップ303)、処理を終了する。
CPU21は、復号化した入力情報退避ファイル2fの内容に、受信した画面IDに対応するHTML文書が含まれていると判定した場合(ステップS306:YES)、受信した情報登録ページ2pのHTML文書をRAM23に読み出す(ステップS307)。CPU21は、復号化した入力情報退避ファイル2fの内容から、受信した画面IDに対応するHTML文書(入力情報を含む)及び保存時間の組合せを一又は複数抽出する(ステップS308)。CPU21は、抽出したHTML文書(入力情報を含む)及び保存時間の組合せに基づいて、選択画面2sを生成する(ステップS309)。
CPU21は、受信したHTML文書の情報登録ページ2p及び生成した選択画面2sを、選択画面2sが情報登録ページ2pの前面に配置された状態で、表示部26に表示する(ステップS310)。CPU21は、選択ボタン21btn、22btn、23btnのうち、いずれかが押下されたか否かを判定する(ステップS311)。CPU21は、選択ボタン21btn、22btn、23btnのうち、いずれも押下されていないと判定した場合(ステップS311:NO)、ステップS311に処理を戻す。
CPU21は、選択ボタン21btn、22btn、23btnのうち、いずれかが押下されたと判定した場合(ステップS311:YES)、押下された選択ボタン21btn、22btn、23btnに対応する入力情報が含まれたHTML文書を特定する(ステップS312)。CPU21は、特定したHTML文書と、受信した情報登録ページ2pのHTML文書とを比較し、差分を抽出する(ステップS313)。CPU21は、抽出した差分を受信したHTML文書に埋め込む(ステップS314)。CPU21は、差分を埋め込んだHTML文書に基づいて、復元した情報登録ページ2pを表示部26に表示し(ステップS315)、ステップS303へ処理を移す。
図12は、退避処理の手順の一例を示すフローチャートである。
CPU21は、ステップS107で開始したカウントダウンが終了したか否かを判定する(ステップS401)。CPU21は、ステップS107で開始したカウントダウンが終了したと判定した場合(ステップS401:YES)、ハードディスク24に入力情報退避ファイル2fが記憶されているか否かを判定する(ステップS402)。CPU21は、ハードディスク24に入力情報退避ファイル2fが記憶されていると判定した場合(ステップS402:YES)、ステップS405へ処理を進める。
CPU21は、ハードディスク24に入力情報退避ファイル2fが記憶されていないと判定した場合(ステップS402:NO)、内容が空の入力情報退避ファイル2fを作成する(ステップS403)。CPU21は、作成した入力情報退避ファイル2fをハードディスク24に記憶する(ステップS404)。なお、ステップS403とステップS404とは、退避処理が最初に実行された時のみに行われる。
CPU21は、入力情報が含まれた情報登録ページ2pのHTML文書及び情報登録ページ2pの画面IDを暗号化する(ステップS405)。CPU21は、暗号化したHTML文書及び画面IDと、タイマ28が計時する現在日時とを対応付けて入力情報退避ファイル2fに追加して書き込み(ステップS406)、処理を終了する。ステップS406での現在日時は、入力情報を入力情報退避ファイル2fに保存した保存日時である。なお、ステップS406において、CPU21は、入力情報退避ファイル2fを追加モードで開き、追加書き込み後、入力情報退避ファイル2fを閉じる。
CPU21は、ステップS107で開始したカウントダウンが終了していないと判定した場合(ステップS401:NO)、情報登録ページ2pの送信ボタン2btnが押下されたか否かを判定する(ステップS407)。CPU21は、情報登録ページ2pの送信ボタン2btnが押下されていないと判定した場合(ステップS407:NO)、ステップS407に処理を戻す。CPU21は、情報登録ページ2pの送信ボタン2btnが押下されたと判定した場合(ステップS407:YES)、情報登録ページ2pに入力された入力情報、情報登録ページ2pの画面ID及びセッションIDをウェブサーバ30へ送信する(ステップS408)。
CPU21は、送信した画面IDと対応する入力情報が含まれたHTML文書及び画面ID(これらは暗号化されている)並びに保存日時を、入力情報退避ファイル2fから削除する(ステップS409)。ステップS409では、送信した画面IDに対応する入力情報が含まれたHTML文書、画面ID及び保存時間が入力情報退避ファイル2fに一又は複数記憶されている場合、それら全てを削除する。すなわち、ステップS409では、選択画面2sの生成に使用した全ての情報を入力情報退避ファイル2fから削除する。このように実施の形態2では、入力情報退避ファイル2fは削除されない。入力情報の選択に使用された情報が入力情報退避ファイル2fから削除される。入力情報退避ファイル2fには、異なる複数の入力画面に入力した入力情報を含むHTML文書が複数書き込まれている可能性がある。そのため、復元に使用されていない入力画面のHTML文書を入力情報退避ファイル2fから削除してしまわないように、HTML文書、画面ID及び保存時間を、送信が終了した入力情報に対応する画面ID単位で削除する。
ウェブサーバ30は、端末装置20から情報登録ページ2pに入力された入力情報、情報登録ページ2pの画面ID及びセッションIDを受信する(ステップS410)。ウェブサーバ30は、受信した入力情報を登録する登録処理を実行する(ステップS411)。ウェブサーバ30は、登録処理が終了したことを通知する通知画面のHTML文書、画面ID及びセッションIDを端末装置20へ送信する(ステップS412)。
CPU21は、ウェブサーバ30から登録処理が終了したことを通知する通知画面のHTML文書、画面ID及びセッションIDを受信する(ステップS413)。CPU21は、ウェブサーバ30から受信したHTML文書の通知画面を表示部26に表示し(ステップS414)、処理を終了する。
端末装置20よれば、ユーザが選択した入力情報を用いて、入力画面を復元することができる。
同一の入力画面に対して、ユーザが複数回入力情報の入力を繰り返し、その都度セッションの有効期限が経過した場合、入力情報退避ファイル2fには、同一の画面IDに対応する入力情報が複数保存される。同一の画面IDに対応する入力情報が複数保存されている場合、入力画面の復元に際し、端末装置20が例えば直近に保存された入力情報で入力画面を復元するのも一途である。しかし、予め決定された仕様に従って復元された入力画面がユーザにとって最適とは限らない。
端末装置20はユーザが選択した入力情報を用いて入力画面を復元するため、復元される入力画面はユーザにとって最も望ましい入力情報が再現されている。
実施の形態3
実施の形態3は、端末装置20におけるイベントの都度、情報登録ページ2pに入力された入力情報を入力情報退避ファイル2fに保存する形態に関する。
なお、実施の形態3において、実施の形態1、2と同様である構成要素には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
端末装置20を用いて、ワードプロセッサ、表計算ソフト等のソフトウェアを起動して長時間の入力作業をする場合、ユーザは小まめに入力情報をハードディスク24に保存することが普通である。それは、入力作業の途中に端末装置20、ソフトウェア、作業環境等に発生する不具合に備えて、入力情報の喪失を回避するためである。
他方、オンランインシステム10の場合、入力情報量又は入力項目数が多いときであっても、ユーザがウェブページに入力した情報をハードディスク24に保存することはない。ウェブページに入力した情報をハードディスク24に何らかのファイル形式で保存したとしても、保存した情報をウェブページに復元する場合、ユーザはコピー&ペーストを繰り返さなければならず、煩雑である。
そこで、実施の形態3において、CPU21は、情報登録ページ2pを表示部26に表示している間、一定時間間隔で入力情報が含まれたHTML文書を画面IDと対応付けて入力情報退避ファイル2fに上書き保存する。CPU21は、セッションの有効期限が経過した後にユーザがウェブサーバ30に再アクセスした場合、入力情報退避ファイル2fの内容で情報登録ページ2pを復元する。CPU21は、セッションの有効期限内に入力情報及び画面IDをウェブサーバ30へ送信した場合、送信した入力情報及び画面IDに対応する情報を入力情報退避ファイル2fから削除する。
図13は、端末装置20の機能例を示す機能ブロック図である。端末装置20の各機能部は、ハードディスク24に記憶されたプログラム2Pと、CPU21、RAM23、ハードディスク24等のハードウェア資源とが協働して動作することにより実現される。
端末装置20は、計時イベント発生部207及び更新記憶制御部208を含む。
計時イベント発生部207は、タイマ28が計時する日時を検出し、一定時間間隔でタイマイベントを発生させる。
更新記憶制御部208は、表示制御部203が情報登録ページ2pを表示部26に表示している間、情報登録ページ2pにユーザが入力した入力情報を入力情報退避ファイル2fに一定時間間隔で更新記憶する機能部である。更新記憶制御部208は、計時イベント発生部207が発生させたタイマイベントに基づいて一定時間間隔で、入力情報が含まれた情報登録ページ2pのHTML文書及び情報登録ページ2pの画面IDを暗号化する。更新記憶制御部208は、計時イベント発生部207が発生させたタイマイベントに基づいて一定時間間隔で、暗号化したHTML文書及び画面IDをハードディスク24に記憶された入力情報退避ファイル2fに更新記憶する。
ユーザが情報登録ページ2pへ入力情報を入力し終わり、新たなセッションの有効期限が経過する前に送信ボタン2btnを押下した場合、通信部201はウェブサーバ30へ入力情報、情報登録ページ2pの画面ID及び新たなセッションIDを送信する。このセッションの有効期限内における送信が完了した場合、更新記憶制御部208は、入力情報退避ファイル2fから、送信した入力情報が含まれたHTML文書及び画面ID(暗号化されている)を削除する。
図14及び図15は、復元処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、実施の形態3に係る復元処理は、図6及び図7の復元処理におけるステップS101〜ステップS107を含んでいる。そこで、図14及び図15は、図7のステップS108に対応する処理(ステップS501)から後の処理を示している。
CPU21は、ハードディスク24に入力情報退避ファイル2fが記憶されているか否かを判定する(ステップS501)。CPU21は、ハードディスク24に入力情報退避ファイル2fが記憶されていないと判定した場合(ステップS501:NO)、受信したHTML文書の情報登録ページ2pを表示部26に表示する(ステップS502)。CPU21は、図16及び図17に示す退避処理を実行し(ステップ503)、処理を終了する。
CPU21は、ハードディスク24に入力情報退避ファイル2fが記憶されていると判定した場合(ステップS501:YES)、入力情報退避ファイル2fの内容をRAM23に読み出す(ステップS504)。CPU21は、RAM23に読み出した入力情報退避ファイル2fの内容を復号化する(ステップS505)。
CPU21は、復号化した入力情報退避ファイル2fの内容に、受信した画面IDに対応するHTML文書(入力情報を含む)が含まれているか否かを判定する(ステップS506)。CPU21は、復号化した入力情報退避ファイル2fの内容に、受信した画面IDに対応するHTML文書が含まれていないと判定した場合(ステップS506:NO)、情報登録ページ2pを表示部26に表示する(ステップS502)。図16及び図17に示す退避処理を実行し(ステップ503)、処理を終了する。
CPU21は、復号化した入力情報退避ファイル2fの内容に、受信した画面IDに対応するHTML文書が含まれていると判定した場合(ステップS506:YES)、受信した情報登録ページ2pのHTML文書をRAM23に読み出す(ステップS507)。CPU21は、復号化した入力情報退避ファイル2fの内容から、受信した画面IDに対応するHTML文書(入力情報を含む)を抽出する(ステップS508)。
CPU21は、抽出したHTML文書と、受信した情報登録ページ2pのHTML文書とを比較し、差分を抽出する(ステップS509)。CPU21は、抽出した差分を受信したHTML文書に埋め込む(ステップS510)。CPU21は、差分を埋め込んだHTML文書に基づいて、情報登録ページ2pを表示部26に表示し(ステップS511)、ステップS503へ処理を移す。
図16及び図17は、退避処理の手順の一例を示すフローチャートである。
CPU21は、ハードディスク24に入力情報退避ファイル2fが記憶されているか否かを判定する(ステップS601)。CPU21は、ハードディスク24に入力情報退避ファイル2fが記憶されていると判定した場合(ステップS601:YES)、ステップS608へ処理を進める。
CPU21は、ハードディスク24に入力情報退避ファイル2fが記憶されていないと判定した場合(ステップS601:NO)、内容が空の入力情報退避ファイル2fを作成する(ステップS602)。CPU21は、作成した入力情報退避ファイル2fをハードディスク24に記憶する(ステップS603)。なお、ステップS603とステップS604とは、退避処理が最初に実行された時のみに行われる。
CPU21は、入力情報が含まれた情報登録ページ2pのHTML文書及び情報登録ページ2pの画面IDを暗号化する(ステップS604)。CPU21は、更新モードで入力情報退避ファイル2fを開く(ステップS605)。CPU21は、暗号化した情報登録ページ2pのHTML文書及び画面IDを対応付けて更新する(ステップS606)。CPU21は、入力情報退避ファイル2fを閉じる(ステップS607)。
CPU21は、タイマ28が計時した結果に基づいて、一定時間が経過したか否かを判定する(ステップS608)。ステップS608は、図13における計時イベント発生部207の機能に対応する。CPU21は、一定時間が経過したと判定した場合(ステップS608:YES)、ステップS604に処理を戻す。CPU21は、情報登録ページ2pを表示部26に表示している間、一定時間間隔でステップS604〜ステップS607を繰り返す。
なお、タイマ28が計時した結果に基づいて、一定時間が経過した場合、CPU21に一定の信号を出力するイベントプログラムを作成し、ステップS608の処理を実行してもよい。かかる場合、ステップS608において、CPU21は、新たに作成したプログラムから一定の信号を入力したか否かを判定する。
ステップS606において、CPU21は、既に暗号化された情報が入力情報退避ファイル2fに書き込まれている場合、当該暗号化情報を復号化して同一の画面IDに係る入力情報が入力情報退避ファイル2fに書き込まれているか否かを判定する。CPU21は、同一の画面IDに係る入力情報が入力情報退避ファイル2fに書き込まれていると判定した場合、上書きモードで、暗号化したHTML文書及び画面IDを入力情報退避ファイル2fに書き込む。CPU21は、同一の画面IDに係る入力情報が入力情報退避ファイル2fに書き込まれていないと判定した場合、挿入モードで、暗号化したHTML文書及び画面IDを入力情報退避ファイル2fに書き込む。
なお、ステップS606は一定時間間隔で繰り返されるので、暗号化情報の復号化は負荷が大きい場合がある。かかる場合、CPU21は、ステップS604においてHTML文書のみを暗号化し、ステップS605において暗号化した情報登録ページ2pのHTML文書及び暗号化していない画面IDを対応付けて入力情報退避ファイル2fに書き込む。CPU21は、画面IDをキーにして、同一の画面IDに係る入力情報が入力情報退避ファイル2fに書き込まれている場合には上書きモードで、同一の画面IDに係る入力情報が入力情報退避ファイル2fに書き込まれていない場合には挿入モードで、暗号化したHTML文書及び暗号化していない画面IDを入力情報退避ファイル2fに書き込む。
CPU21は、一定時間が経過していないと判定した場合(ステップS608:NO)、ステップS107で開始したカウントダウンが終了したか否かを判定する(ステップS609)。CPU21は、ステップS107で開始したカウントダウンが終了したと判定した場合(ステップS609:YES)、ステップS608に処理を戻す。CPU21は、ステップS107で開始したカウントダウンが終了していないと判定した場合(ステップS609:NO)、情報登録ページ2pの送信ボタン2btnが押下されたか否かを判定する(ステップS610)。
CPU21は、情報登録ページ2pの送信ボタン2btnが押下されていないと判定した場合(ステップS610:NO)、ステップS608に処理を戻す。CPU21は、情報登録ページ2pの送信ボタン2btnが押下されたと判定した場合(ステップS610:YES)、情報登録ページ2pに入力された入力情報、情報登録ページ2pの画面ID及びセッションIDをウェブサーバ30へ送信する(ステップS611)。CPU21は、送信した入力情報及び画面IDに対応する情報を入力情報退避ファイル2fから削除する(ステップS612)。
ウェブサーバ30は、端末装置20から情報登録ページ2pに入力された入力情報、情報登録ページ2pの画面ID及びセッションIDを受信する(ステップS613)。ウェブサーバ30は、受信した入力情報を登録する登録処理を実行する(ステップS614)。ウェブサーバ30は、登録処理の結果に応じた情報を通知する通知画面のHTML文書及び画面IDを端末装置20へ送信する(ステップS615)。なお、ステップS615において、セッションがタイムアウトになっていない場合、通知画面は正常に登録処理が終了した旨を通知する画面であり、ウェブサーバ30はセッションIDも送信する。他方、ステップS615において、セッションがタイムアウトになっている場合、通知画面はセッションのタイムアウトエラーを通知する画面である。
CPU21は、ウェブサーバ30から登録処理の結果に応じた情報を通知する通知画面のHTML文書及び画面IDを受信する(ステップS616)。ステップS616において、セッションがタイムアウトになっていない場合、CPU21はセッションIDも受信する。CPU21は、ウェブサーバ30から受信したHTML文書の通知画面を表示部26に表示し(ステップS617)、処理を終了する。
上述の例では、端末装置20は、一定時間間隔で発生するタイマイベントに基づいて、情報登録ページ2pに入力された入力情報を入力情報退避ファイル2fに更新保存した。しかし、端末装置20は、タイマイベント以外のイベントに応じて、情報登録ページ2pに入力された入力情報を入力情報退避ファイル2fに更新保存してもよい。タイマイベント以外のイベントは、例えば操作部27に含まれるキーボードのキーが押されたとき、マウスのボタンがクリックされたとき、タッチパネル上でタップされたとき等に発生するイベントである。あるいは、タイマイベント以外のイベントは、例えば情報登録ページ2pにおけるアクティブな入力欄が他の入力欄へ移動したとき、情報登録ページ2pにおける入力欄の内容が変更されたとき等に発生するイベントである。
上述の例では、端末装置20は、情報登録ページ2pが表示部26に表示されている間、一定時間間隔で発生するタイマイベントに基づいて、情報登録ページ2pに入力された入力情報を入力情報退避ファイル2fに更新保存した。そのため、ユーザがブラウザを閉じた場合、退避処理は実行されない。しかし、ブラウザが起動されている状態であっても、ユーザはウェブサーバ30のウェブサイト以外の他のウェブサイトへアクセスして、当該他のウェブサイトのウェブページの閲覧を開始するかもしれない。あるいは、ユーザは情報登録ページ2pへの入力作業を中断し、ブラウザ以外の他のソフトウェアを起動して、他の作業を開始することが考えられる。かかる場合、退避処理における入力情報の更新記憶を繰り返すことは、端末装置20に過剰な負荷がかかる可能性がある。
そこで、CPU21は、アクティブなウェブページが情報登録ページ2pから他のウェブページへ移動した場合、退避処理を一時中止し、アクティブなウェブページが他のウェブページから情報登録ページ2pに移動した場合、退避処理を再開してもよい。一方、CPU21は、アクティブな画面がブラウザの情報登録ページ2pから他のソフトウェアの画面へ移動した場合、退避処理を一時中止し、アクティブな画面が他のソフトウェアの画面からブラウザの情報登録ページ2pへ移動した場合、退避処理を再開してもよい。後者の場合、CPU21は、ブラウザと他のソフトウェアとの間におけるアクティブな画面の変化を、OS(Operating System)が発生するイベントに基づいて判定する。
端末装置20によれば、セッションのタイムアウトと無関係に、入力画面を復元することができる。
端末装置20は、セッションの有効期限に依存することなく、一定時間間隔で情報登録ページ2pに入力された入力情報を入力情報退避ファイル2fに更新保存する。これにより、セッションの有効期限と無関係に端末装置20、ウェブサーバ30、ネットワーク1N又はブラウザに不具合が生じた場合であっても、入力情報はハードディスク24に残される。また、ユーザが自身の都合によりブラウザを閉じた場合であっても、入力情報はハードディスク24に残される。端末装置20は、ユーザがウェブサーバ30に再アクセスした場合、入力情報退避ファイル2fに更新保存した内容で情報登録ページ2pを復元することができる。これにより、端末装置20は、情報登録ページ2pへの再入力作業を軽減することができる。
端末装置20は、一定時間間隔で入力情報等を入力情報退避ファイル2fに上書き保存しているので、実施の形態2のように同一のウェブページに対する複数の入力情報が入力情報退避ファイル2fに保存されることはない。そのため、端末装置20は、復元に使用する入力情報をユーザに選択させる必要がない。
ウェブサーバはセッションの有効期限内でなければ端末装置を特定できない。そのため、ウェブサーバが入力情報を記憶する場合、その記憶時のタイミングはセッションが切れる前に限定される。従って、ウェブサーバが入力情報を記憶する場合、ウェブサーバはセッションが切れた後にユーザが入力した入力情報を保持することはなく、セッションが切れた時点以降の状態に入力画面を復元することはできない。
しかし、端末装置20は、セッションのタイムアウトと無関係に入力情報をハードディスク24に保存する。そのため、端末装置20は、入力画面を、ウェブサーバが復元することのできない時点の状態に復元することができる。
開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
各実施の形態で記載されている技術的特徴(構成要件)はお互いに組合せ可能であり、組み合わせすることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
セッションを確立したウェブサーバへ送信する情報が入力される画面を表示する処理を、表示部及び記憶部を有するコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
前記ウェブサーバから入力画面情報及びセッションの有効期限を受信し、
受信した前記入力画面情報に対応する入力画面を前記表示部に表示し、
前記セッションの有効期限から定まる所定の期限を経過した場合、前記入力画面に入力された入力情報を前記記憶部に記憶し、
前記ウェブサーバから前記入力画面情報を再び受信した場合、該入力画面情報に対応する入力画面を、前記記憶部に記憶した入力情報を用いて、復元して前記表示部に表示する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
(付記2)
受信した前記有効期限が経過したか否かを判定し、
経過したと判定した場合、前記入力画面に入力された入力情報を前記記憶部に記憶し、
前記ウェブサーバから前記入力画面情報を再び受信した場合、該入力画面情報に対応する入力画面を、前記記憶部に記憶した入力情報を用いて、該入力情報を記憶した時点の状態に復元して前記表示部に表示する
付記1に記載のプログラム。
(付記3)
前記記憶部が前記入力情報を複数記憶している場合、前記ウェブサーバから前記入力画面情報を再び受信したとき、該記憶部が記憶する複数の入力情報から一の入力情報を選択するための選択画面を前記表示部に表示し、
前記表示部に表示した選択画面にて選択された一の入力情報を用いて、再び受信した前記入力画面情報に対応する入力画面を復元して表示する
付記2に記載のプログラム。
(付記4)
前記ウェブサーバから入力画面情報、セッションの有効期限及び該入力画面情報に対応する入力画面の識別情報を受信し、
受信した前記有効期限が経過したと判定した場合、前記入力画面に入力された入力情報及び受信した前記識別情報を対応付けて前記記憶部に記憶し、
前記ウェブサーバから前記入力画面情報及び識別情報を再び受信した場合、該識別情報に基づいて、該入力画面情報に対応する入力画面を前記記憶部に記憶した入力情報を用いて復元して表示する
付記3に記載のプログラム。
(付記5)
前記記憶部が前記入力情報及び識別情報を対応付けて複数組記憶している場合、前記ウェブサーバから前記入力画面情報及び識別情報を再び受信したとき、該識別情報に基づいて、前記選択画面を前記表示部に表示し、
前記表示部に表示した選択画面にて選択された一の入力情報を用いて、再び受信した前記入力画面情報に対応する入力画面を復元して表示する
付記4に記載のプログラム。
(付記6)
前記入力画面における入力情報を前記有効期限内に前記ウェブサーバへ送信した場合、前記記憶部に記憶した入力情報を該記憶部から削除する
付記1から付記5までのいずれか一つに記載のプログラム。
(付記7)
前記入力画面を復元して表示した場合、前記記憶部に記憶した入力情報を該記憶部から削除する
付記1又は付記2に記載のプログラム。
(付記8)
前記入力画面に入力された入力情報を前記記憶部に記憶する場合、該入力情報を暗号化して記憶する
付記1から付記7までのいずれか一つに記載のプログラム。
(付記9)
前記ウェブサーバへ前記入力画面における入力情報及び該入力画面の識別情報を送信する
付記4、付記5又は付記8に記載のプログラム。
(付記10)
セッションを確立したウェブサーバへ送信する情報が入力される画面を表示する処理を、表示部及び記憶部を有するコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
前記ウェブサーバから入力画面情報及びセッションの有効期限を受信し、
受信した前記入力画面情報に対応する入力画面を前記表示部に表示し、
前記コンピュータにイベントが発生する都度、前記入力画面に入力された入力情報を前記記憶部に更新記憶し、
前記ウェブサーバから前記入力画面情報を再び受信した場合、該入力画面情報に対応する入力画面を、前記記憶部に更新記憶した入力情報を用いて、復元して前記表示部に表示する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
(付記11)
前記コンピュータは、
日時を計時する計時部と、
入力操作を受け付ける操作部と
を備え、
前記計時部が計時した結果に基づいて、所定時間間隔で時間経過に係るイベントを発生する都度又は前記操作部若しくは入力画面が入力操作に係るイベントを発生する都度、前記入力情報を更新記憶する
付記10に記載のプログラム。
(付記12)
前記ウェブサーバから入力画面情報、セッションの有効期限及び該入力画面情報に対応する入力画面の識別情報を受信し、
前記イベントの都度、前記入力画面に入力された入力情報及び受信した前記識別情報を対応付けて前記記憶部に更新記憶し、
前記ウェブサーバから前記入力画面情報及び識別情報を再び受信した場合、該識別情報に基づいて、該入力画面情報に対応する入力画面を前記記憶部に更新記憶した入力情報を用いて、該入力情報を更新記憶した時点の状態に復元して前記表示部に表示する
付記10又は付記11に記載のプログラム。
(付記13)
前記入力画面における入力情報を前記有効期限内に前記ウェブサーバへ送信した場合、前記記憶部に更新記憶した入力情報を該記憶部から削除する
付記10から付記12までのいずれか一つに記載のプログラム。
(付記14)
セッションを確立したウェブサーバへ送信する情報が入力される画面を表示部及び記憶部を有する情報処理装置の該表示部に表示する入力画面表示方法において、
前記ウェブサーバから入力画面情報及びセッションの有効期限を受信し、
受信した前記入力画面情報に対応する入力画面を前記表示部に表示し、
前記セッションの有効期限から定まる所定の期限を経過した場合、前記入力画面に入力された入力情報を前記記憶部に記憶し、
前記ウェブサーバから前記入力画面情報を再び受信した場合、該入力画面情報に対応する入力画面を、前記記憶部に記憶した入力情報を用いて、復元して前記表示部に表示する
入力画面表示方法。
(付記15)
セッションを確立したウェブサーバへ送信する情報が入力される画面を表示部及び記憶部を有する情報処理装置の該表示部に表示する入力画面表示方法において、
前記ウェブサーバから入力画面情報及びセッションの有効期限を受信し、
受信した前記入力画面情報に対応する入力画面を前記表示部に表示し、
前記情報処理装置にイベントが発生する都度、該入力画面に入力された入力情報を前記記憶部に更新記憶し、
前記ウェブサーバから前記入力画面情報を再び受信した場合、該入力画面情報に対応する入力画面を、前記記憶部に更新記憶した入力情報を用いて、復元して前記表示部に表示する
入力画面表示方法。
(付記16)
画像を表示する表示部を備え、セッションを確立したウェブサーバへ送信する情報が入力される画面を該表示部に表示する情報処理装置において、
情報を記憶する記憶部と、
前記ウェブサーバから入力画面情報及びセッションの有効期限を受信する受信部と、
該受信部が受信した前記入力画面情報に対応する入力画面を前記表示部に表示する表示制御部と、
前記受信部が受信したセッションの有効期限から定まる所定の期限を経過した場合、前記表示制御部が表示した前記入力画面に入力された入力情報を前記記憶部に記憶する記憶制御部と
を備え、
前記表示制御部は前記受信部が前記ウェブサーバから前記入力画面情報を再び受信した場合、該入力画面情報に対応する入力画面を、前記記憶制御部が前記記憶部に記憶した入力情報を用いて、復元して前記表示部に表示する
情報処理装置。
(付記17)
前記受信部が受信した前記有効期限が経過したか否かを判定する判定部を備え、
前記記憶制御部は前記判定部が経過したと判定した場合、前記入力画面に入力された入力情報を前記記憶部に記憶し、
前記表示制御部は前記受信部が前記ウェブサーバから前記入力画面情報を再び受信した場合、該入力画面情報に対応する入力画面を、前記記憶制御部が前記記憶部に記憶した入力情報を用いて、該入力情報を記憶した時点の状態に復元して前記表示部に表示する
付記16に記載の情報処理装置。
(付記18)
前記受信部は前記ウェブサーバから入力画面情報、セッションの有効期限及び該入力画面情報に対応する入力画面の識別情報を受信し、
前記記憶制御部は前記判定部が経過したと判定した場合、前記入力画面に入力された入力情報及び前記受信部が受信した前記識別情報を対応付けて前記記憶部に記憶し、
前記表示制御部は前記受信部が前記ウェブサーバから前記入力画面情報及び識別情報を再び受信した場合、該識別情報に基づいて、該入力画面情報に対応する入力画面を、前記記憶部に記憶した入力情報を用いて復元して表示する
付記17に記載の情報処理装置。
(付記19)
前記入力画面における入力情報を前記ウェブサーバへ送信する送信部を備え、
前記記憶制御部は前記送信部が前記入力画面における入力情報を前記有効期限内に前記ウェブサーバへ送信した場合、前記記憶部に記憶した入力情報を該記憶部から削除する
付記16から付記18までのいずれか一つに記載の情報処理装置。
(付記20)
画像を表示する表示部を備え、セッションを確立したウェブサーバへ送信する情報が入力される画面を該表示部に表示する情報処理装置において、
情報を記憶する記憶部と、
前記ウェブサーバから入力画面情報及びセッションの有効期限を受信する受信部と、
該受信部(が受信した前記入力画面情報に対応する入力画面を前記表示部に表示する表示制御部と、
自身にイベントが発生する都度、該入力画面に入力された入力情報を前記記憶部に更新記憶する更新記憶制御部と
を備え、
前記表示制御部は前記受信部が前記ウェブサーバから前記入力画面情報を再び受信した場合、該入力画面情報に対応する入力画面を、前記更新記憶制御部が前記記憶部に更新記憶した入力情報を用いて、復元して前記表示部に表示する
情報処理装置。
(付記21)
日時を計時する計時部と、
該計時部が計時した結果に基づいて、所定時間間隔で時間経過に係るイベントを発生する計時イベント発生部と、
入力操作を受け付ける操作部と
を備え、
前記更新記憶制御部は前記計時イベント発生部がイベントを発生する都度又は前記操作部若しくは入力画面が入力操作に係るイベントを発生する都度、前記入力情報を更新記憶する
付記20に記載の情報処理装置。
10 オンラインシステム
20 端末装置(コンピュータ、情報処理装置)
21 CPU(表示制御部、記憶制御部、判定部、更新記憶制御部)
23 RAM
24 ハードディスク(記憶部)
26 表示部
27 操作部
28 タイマ(計時部)
29 通信部(受信部、送信部)
30 ウェブサーバ
1N ネットワーク
2P プログラム
2c クッキーファイル
2f 入力情報退避ファイル
2p 情報登録ページ(入力画面)
2s 選択画面

Claims (12)

  1. セッションを確立したウェブサーバへ送信する情報が入力される画面を表示する処理を、表示部及び記憶部を有するコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記ウェブサーバから入力画面情報及びセッションの有効期限を受信し、
    受信した前記入力画面情報に対応する入力画面を前記表示部に表示し、
    前記セッションの有効期限から定まる所定の期限を経過した場合、前記入力画面に入力された入力情報を含む入力画面情報を前記記憶部に記憶し、
    前記ウェブサーバから前記入力画面情報を再び受信した場合、再び受信した前記入力画面情報と、前記記憶部に記憶した入力画面情報とを比較して差分を抽出し、前記再び受信した入力画面情報に前記差分を追加し、前記再び受信した入力画面情報に対応する入力画面、前記記憶部に記憶した入力情報を復元して前記表示部に表示する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  2. 受信した前記有効期限が経過したか否かを判定し、
    経過したと判定した場合、前記入力画面に入力された入力情報を含む入力画面情報を前記記憶部に記憶し、
    前記ウェブサーバから前記入力画面情報を再び受信した場合、再び受信した前記入力画面情報に対応する入力画面を、前記記憶部に記憶した入力情報を用いて、該入力情報を記憶した時点の状態に復元して前記表示部に表示する
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記記憶部が前記入力情報を含む入力画面情報を複数記憶している場合、前記ウェブサーバから前記入力画面情報を再び受信したとき、該記憶部が記憶する複数の入力画面情報から一の入力画面情報を選択するための選択画面を前記表示部に表示し、
    前記表示部に表示した選択画面にて選択された一の入力画面情報を用いて、再び受信した前記入力画面情報に対応する入力画面を復元して表示する
    請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記ウェブサーバから入力画面情報、セッションの有効期限及び該入力画面情報に対応する入力画面の識別情報を受信し、
    受信した前記有効期限が経過したと判定した場合、前記入力画面に入力された入力情報を含む入力画面情報及び受信した前記識別情報を対応付けて前記記憶部に記憶し、
    前記ウェブサーバから前記入力画面情報及び識別情報を再び受信した場合、該識別情報に基づいて、再び受信した前記入力画面情報に対応する入力画面を前記記憶部に記憶した入力画面情報を用いて復元して表示する
    請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記入力画面における入力情報を前記有効期限内に前記ウェブサーバへ送信した場合、前記記憶部に記憶した入力情報を含む入力画面情報を該記憶部から削除する
    請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のプログラム。
  6. 前記入力画面を復元して表示した場合、前記記憶部に記憶した入力情報を含む入力画面情報を該記憶部から削除する
    請求項1又は請求項2に記載のプログラム。
  7. セッションを確立したウェブサーバへ送信する情報が入力される画面を表示する処理を、表示部及び記憶部を有するコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記ウェブサーバから入力画面情報及びセッションの有効期限を受信し、
    受信した前記入力画面情報に対応する入力画面を前記表示部に表示し、
    前記コンピュータにイベントが発生する都度、前記入力画面に入力された入力情報を含む入力画面情報を前記記憶部に更新記憶し、
    前記ウェブサーバから前記入力画面情報を再び受信した場合、再び受信した前記入力画面情報と、前記記憶部に更新記憶した入力画面情報とを比較して差分を抽出し、前記再び受信した入力画面情報に前記差分を追加し、前記再び受信した入力画面情報に対応する入力画面、前記記憶部に更新記憶した入力情報を復元して前記表示部に表示する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  8. 前記コンピュータは、
    日時を計時する計時部と、
    入力操作を受け付ける操作部と
    を備え、
    前記計時部が計時した結果に基づいて、所定時間間隔で時間経過に係るイベントを発生する都度又は前記操作部若しくは入力画面が入力操作に係るイベントを発生する都度、前記入力情報を含む入力画面情報を更新記憶する
    請求項7に記載のプログラム。
  9. セッションを確立したウェブサーバへ送信する情報が入力される画面を表示部及び記憶部を有する情報処理装置の該表示部に表示する入力画面表示方法において、
    前記ウェブサーバから入力画面情報及びセッションの有効期限を受信し、
    受信した前記入力画面情報に対応する入力画面を前記表示部に表示し、
    前記セッションの有効期限から定まる所定の期限を経過した場合、前記入力画面に入力された入力情報を含む入力画面情報を前記記憶部に記憶し、
    前記ウェブサーバから前記入力画面情報を再び受信した場合、再び受信した前記入力画面情報と、前記記憶部に記憶した入力画面情報とを比較して差分を抽出し、前記再び受信した入力画面情報に前記差分を追加し、前記再び受信した入力画面情報に対応する入力画面、前記記憶部に記憶した入力情報を復元して前記表示部に表示する
    入力画面表示方法。
  10. セッションを確立したウェブサーバへ送信する情報が入力される画面を表示部及び記憶部を有する情報処理装置の該表示部に表示する入力画面表示方法において、
    前記ウェブサーバから入力画面情報及びセッションの有効期限を受信し、
    受信した前記入力画面情報に対応する入力画面を前記表示部に表示し、
    前記情報処理装置にイベントが発生する都度、該入力画面に入力された入力情報を含む入力画面情報を前記記憶部に更新記憶し、
    前記ウェブサーバから前記入力画面情報を再び受信した場合、再び受信した前記入力画面情報と、前記記憶部に更新記憶した入力画面情報とを比較して差分を抽出し、前記再び受信した入力画面情報に前記差分を追加し、前記再び受信した入力画面情報に対応する入力画面、前記記憶部に更新記憶した入力情報を復元して前記表示部に表示する
    入力画面表示方法。
  11. 画像を表示する表示部を備え、セッションを確立したウェブサーバへ送信する情報が入力される画面を該表示部に表示する情報処理装置において、
    情報を記憶する記憶部と、
    前記ウェブサーバから入力画面情報及びセッションの有効期限を受信する受信部と、
    該受信部が受信した前記入力画面情報に対応する入力画面を前記表示部に表示する表示制御部と、
    前記受信部が受信したセッションの有効期限から定まる所定の期限を経過した場合、前記表示制御部が表示した前記入力画面に入力された入力情報を含む入力画面情報を前記記憶部に記憶する記憶制御部と
    を備え、
    前記表示制御部は前記受信部が前記ウェブサーバから前記入力画面情報を再び受信した場合、再び受信した前記入力画面情報と、前記記憶部に記憶した入力画面情報とを比較して差分を抽出し、前記再び受信した入力画面情報に前記差分を追加し、前記再び受信した入力画面情報に対応する入力画面、前記記憶制御部が前記記憶部に記憶した入力情報を復元して前記表示部に表示する
    情報処理装置。
  12. 画像を表示する表示部を備え、セッションを確立したウェブサーバへ送信する情報が入力される画面を該表示部に表示する情報処理装置において、
    情報を記憶する記憶部と、
    前記ウェブサーバから入力画面情報及びセッションの有効期限を受信する受信部と、
    該受信部が受信した前記入力画面情報に対応する入力画面を前記表示部に表示する表示制御部と、
    自身にイベントが発生する都度、該入力画面に入力された入力情報を含む入力画面情報を前記記憶部に更新記憶する更新記憶制御部と
    を備え、
    前記表示制御部は前記受信部が前記ウェブサーバから前記入力画面情報を再び受信した場合、再び受信した前記入力画面情報と、前記更新記憶制御部が前記記憶部に更新記憶した入力画面情報とを比較して差分を抽出し、前記再び受信した入力画面情報に前記差分を追加し、前記再び受信した入力画面情報に対応する入力画面、前記更新記憶制御部が前記記憶部に更新記憶した入力情報を復元して前記表示部に表示する
    情報処理装置。
JP2013212256A 2013-10-09 2013-10-09 プログラム、入力画面表示方法及び情報処理装置 Active JP6164032B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013212256A JP6164032B2 (ja) 2013-10-09 2013-10-09 プログラム、入力画面表示方法及び情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013212256A JP6164032B2 (ja) 2013-10-09 2013-10-09 プログラム、入力画面表示方法及び情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015075959A JP2015075959A (ja) 2015-04-20
JP6164032B2 true JP6164032B2 (ja) 2017-07-19

Family

ID=53000756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013212256A Active JP6164032B2 (ja) 2013-10-09 2013-10-09 プログラム、入力画面表示方法及び情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6164032B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6279175B2 (ja) 2015-11-26 2018-02-14 三菱電機株式会社 中継装置および通信ネットワーク
KR102526588B1 (ko) 2017-11-24 2023-04-28 삼성전자주식회사 입력 필드에 입력된 데이터를 관리하는 전자 장치 및 방법

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003058501A (ja) * 2001-08-14 2003-02-28 Fujitsu Ltd データ入力装置、データ入力プログラムおよび記録媒体
JP3955827B2 (ja) * 2003-02-27 2007-08-08 イニシア株式会社 Id、パスワード等の自動入力プログラム及び記録媒体
JP4698481B2 (ja) * 2006-05-26 2011-06-08 Necフィールディング株式会社 作業者管理方法、これに用いる情報処理装置及び作業者端末、プログラム
JP2008191926A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Hitachi Systems & Services Ltd ブラウザの処理時間管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015075959A (ja) 2015-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3132566B1 (en) Method, device and software for securing web application data through tokenization
JP6315909B2 (ja) サーバ装置、その制御方法、およびプログラム
JP5484645B1 (ja) サーバ、端末、サービス方法、ならびに、プログラム
JP5238851B2 (ja) 画面生成システム、画面生成方法、および画面生成プログラム
JP6164032B2 (ja) プログラム、入力画面表示方法及び情報処理装置
JP6216187B2 (ja) 情報処理システム、参照サーバ装置、情報処理方法、及びプログラム
JP5482614B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置、サーバ装置、情報処理方法、及び、コンピュータプログラム
JPWO2015019398A1 (ja) 画面表示プログラム
US10282527B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, program, storage medium, and password entry apparatus
JP6565894B2 (ja) サーバ、情報処理装置、処理方法およびプログラム
JP2015046818A (ja) アプリケーションシステム、携帯端末、サーバコンピュータおよびコンピュータプログラム
JP2014099011A (ja) 来店認証システム
JP2017010591A (ja) 来店認証システム
JP6815922B2 (ja) 業務連携システムおよび業務連携方法
JP2013033398A (ja) 情報処理装置、資料表示プログラム及び会議システム
JP2017228233A (ja) データ分析システム、データ分析方法、端末装置およびコンピュータプログラム
WO2016084262A1 (ja) 情報処理装置、方法、およびプログラム
JP5770354B1 (ja) サーバシステム及びリクエスト実行制御方法
JP5881756B2 (ja) 情報提供装置、情報提供システム、情報提供プログラムおよび情報提供方法
JP5708842B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置、その制御方法、及びプログラム
JP5565486B2 (ja) データ管理装置及びプログラム
JP2007257159A (ja) 会員カード発行システム、会員カード発行サーバ、及び会員カード発行方法
JP2016122441A (ja) 情報処理装置、処理方法、およびプログラム
JP2022052181A (ja) 情報処理プログラム、情報処理装置、及び情報処理方法
JP2023036201A (ja) アカウント管理システムおよびアカウント管理の方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160606

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170605

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6164032

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150