JP2017228233A - データ分析システム、データ分析方法、端末装置およびコンピュータプログラム - Google Patents

データ分析システム、データ分析方法、端末装置およびコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017228233A
JP2017228233A JP2016125803A JP2016125803A JP2017228233A JP 2017228233 A JP2017228233 A JP 2017228233A JP 2016125803 A JP2016125803 A JP 2016125803A JP 2016125803 A JP2016125803 A JP 2016125803A JP 2017228233 A JP2017228233 A JP 2017228233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
analysis
analysis result
web application
server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016125803A
Other languages
English (en)
Inventor
平 怜 史 池
Satoshi Ikedaira
平 怜 史 池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Corp
Original Assignee
Mitsubishi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Corp filed Critical Mitsubishi Corp
Priority to JP2016125803A priority Critical patent/JP2017228233A/ja
Publication of JP2017228233A publication Critical patent/JP2017228233A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】複雑な統計処理を用いたデータ分析が可能な実行環境をユーザーに提供する。【解決手段】本発明のデータ分析システムは、第1サーバーと第2サーバーとを備える。第1サーバーは、端末装置からデータ分析の実行指示情報を受信した場合に、データベースを用いて前記データ分析を実行して、分析結果データを取得し、前記分析結果データの書き込み要求をストレージ装置に送信し、前記データ分析の実行が完了した後、前記データ分析の完了通知を前記端末装置に送信する。前記第2サーバーは、前記端末装置から前記分析結果データの取得要求を受信した場合に、前記ストレージ装置に前記分析結果データの送信要求を送信して、前記分析結果データを取得し、取得した分析結果データを前記端末装置に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、データ分析システム、データ分析方法、端末装置およびコンピュータプログラムに関する。
データ分析は、データの特徴を分析する手法として広く一般に行われている。データ分析の方法として、所定の検索条件に従ってデータベースに格納されているデータを集計し、その結果をレポートとして表示するWebプリケーションを用いるものがある。例えば、ID−POS(ID(Identifier)付きPOS(Point of Sales))のデータを様々な切り口から集計して集計結果を表示するWebアプリケーションがある。しかしながら、このようなWebアプリケーションは、その仕様上、SQLなどの言語で実現可能な、四則演算等の簡易なデータ分析に限定されている。行列演算等が必要となる複雑な統計処理を用いたデータ分析を行うことは困難であった。このため専用ツールが必要であり、統計知識を有する専任担当者等がデータ分析を行うことが一般的であった。
特開2015−103170号公報
本発明が解決しようとする課題は、複雑な統計処理を用いたデータ分析を実行可能な環境をユーザーに提供するデータ分析システム、データ分析方法、端末装置およびコンピュータプログラムを実現することである。
本発明のデータ分析システムは、第1サーバーと第2サーバーとを備える。第1サーバーは、端末装置からデータ分析の実行指示情報を受信した場合に、データベースを用いて前記データ分析を実行して分析結果データを取得し、前記分析結果データの書き込み要求をストレージ装置に送信し、前記データ分析の実行が完了した後、前記データ分析の完了通知を前記端末装置に送信する。前記第2サーバーは、前記端末装置から前記分析結果データの取得要求を受信した場合に、前記ストレージ装置に前記分析結果データの読み出し要求を送信して、前記分析結果データを取得し、取得した分析結果データを前記端末装置に送信する。
本発明のデータ分析方法は、端末装置からデータ分析の実行指示情報を受信した場合に、データベースを用いて前記データ分析を実行して、分析結果データを取得するステップと、前記分析結果データの書き込み要求をストレージ装置に送信するステップと、前記データ分析が完了した後、前記データ分析の完了通知を前記端末装置に送信するステップと、前記端末装置から前記分析結果データの取得要求を受信した場合に、前記ストレージ装置に前記分析結果データの読み出し要求を送信して、前記分析結果データを取得するステップと、取得した分析結果データを前記端末装置に送信するステップとを備える。
本発明の端末装置は、第1処理部と第2処理部とを備える。前記第1処理部は、アプリケーション画面を介して、データ分析の条件を受け付け、前記アプリケーション画面を介して、前記データ分析の実行指示を受け付け、前記実行指示を検出した場合に、前記データ分析の条件を含む、前記データ分析の実行指示情報を第1サーバーに送信し、前記第1サーバーから前記データ分析の完了通知を受信した場合に、前記アプリケーション画面に、前記データ分析の完了を示すメッセージを表示する。前記第2処理部は、前記アプリケーション画面を介して、前記データ分析の分析結果データの取得指示を受け付け、前記分析結果データの取得指示が検出された場合に、前記分析結果データの取得要求を第2サーバーに送信し、前記第2サーバーから前記分析結果データを受信した場合に、前記分析結果データを、前記アプリケーション画面に表示する。
本発明のコンピュータプログラムは、アプリケーション画面を介して、データ分析の条件を受け付けるステップと、前記アプリケーション画面を介して、前記データ分析の実行指示を受け付けるステップと、前記実行指示を検出した場合に、前記データ分析の条件を含む、前記データ分析の実行指示情報を第1サーバーに送信するステップと、前記第1サーバーから前記データ分析の完了通知を受信した場合に、前記アプリケーション画面に、前記データ分析の完了を示すメッセージを表示するステップと、前記アプリケーション画面を介して、前記データ分析の分析結果データの取得指示を受け付けるステップと、前記分析結果データの取得指示が検出された場合に、前記分析結果データの取得要求を第2サーバーに送信するステップと、前記第2サーバーから前記分析結果データを受信した場合に、前記分析結果データを、前記アプリケーション画面に表示するステップとをコンピューターに実行させる。
本発明によれば、複雑な統計処理を用いたデータの分析を実行可能な環境をユーザーに提供できる。
実施形態に係るデータ分析システムの一例を示す図。 実施形態に係るWebアプリケーション画面の表示例を示す図。 実施形態に係るWebアプリケーション画面の他の表示例を示す図。 実施形態に係るWebアプリケーション画面の他の表示例を示す図。 実施形態に係るWebアプリケーション画面の他の表示例を示す図。 実施形態に係るWebアプリケーション画面の他の表示例を示す図。 実施形態に係るデータ分析システムの他の例を示す図。 実施形態に係るデータ分析方法のフローチャート。 実施形態に係る端末装置の動作例のフローチャート。 実施形態に係るWebアプリケーション画面の他の表示例を示す図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るデータ分析システムの構成の一例を示すブロック図である。
データ分析システム1は、端末装置10と、主Webアプリケーションサーバー(以下、主Webアプリサーバー)22と、副Webアプリケーションサーバー(以下、副Webアプリサーバー)24と、ストレージ装置26とを備える。
端末装置10は、通信ネットワーク51を介して、主Webアプリサーバー22および副Webアプリサーバー24と接続されている。主Webアプリサーバー22および副Webアプリサーバー24は、通信ネットワーク52を介して、ストレージ装置26と接続されている。通信ネットワーク51と通信ネットワーク52は同一のネットワークでもよいし、異なるネットワークでもよい。一例として、通信ネットワーク51は、インターネット等の広域ネットワークであり、通信ネットワーク52は、イーサーネット等のローカルネットワークである。ただし、これは一例であり、通信ネットワーク51および通信ネットワーク52は、有線ネットワーク、無線ネットワーク、これらの混合ネットワーク等、どのようなネットワークでもかまわない。通信ネットワーク52がインターネットであってもかまわない。通信ネットワーク51、52では、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)をベースとした通信が行われることを想定する。
端末装置10は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ、メモリ、ハードウェア記憶装置、入力手段、表示手段、通信手段等を備えた一般的なコンピューターである。端末装置10は、パーソナルコンピュータ、ノート型パソコン、スマートフォン、タブレット装置といった汎用装置でもよいし、POS(Point of Sales)システムのハンディ端末のように特定用途用の装置でもよい。
メモリは、DRAM(Dynamic RAM(Random Access Memory))、SRAM(Static RAM)等の揮発性メモリでもよいし、MRAM(Magnetoresistive RAM)、NAND(inverted AND)型フラッシュメモリ等の不揮発性メモリでもよいし、これらの両方でもよい。ハードウェア記憶装置は、ハードディスク装置、SSD(Solid State Drive)等、データを永続的に記憶可能な装置である。入力手段は、指示またはデータを入力する手段であり、タッチパネル、マウス、キーボード等である。表示手段は、液晶表示装置、有機EL表示装置等の表示装置である。通信手段は、有線または無線で通信を行う通信回路または通信インターフェースである。使用する通信方式は、LTE(Long Term Evolution)/3G等の携帯電話方式、無線LAN(Local Area Network)、イーサーネット(登録商標)など、通信ネットワーク51の構成に応じて、種々可能である。
メモリまたはハードウェア記憶装置には、OS(Operating System)、およびWebブラウザ等のアプリケーション(プログラム)が格納されている。プロセッサが、これらOSおよびアプリケーションを読み出して、揮発性メモリ上に展開して実行する。Webブラウザは、OS上で実行される。OS上では、Webブラウザ以外のアプリケーションが実行されてもかまわない。
端末装置10は、主処理部12と副処理部14とを備える。主処理部12と副処理部14の機能は、WebブラウザまたはOSによって実現される。Webブラウザによる実現は、スクリプトの実行により実現される場合を含む。本実施形態では、端末装置10は、主Webアプリサーバー22および副Webアプリサーバー24と、HTTP(HyperText Markup Language)またはHTTPS(HTTP Secure)等のプロトコルに従って通信する場合を想定するが、これに限定されるものではない。副処理部14は、第1処理部に相当し、主処理部12は第2処理部に相当する。
主処理部12は、主Webアプリサーバー22により提供される主Webアプリケーションに関わる処理を行い、副処理部14は、副Webアプリサーバー24により提供される副Webアプリケーションに関わる処理を行う。例えば主処理部12は、主Webアプリサーバー22から受信するHTML(HyperText Markup Language)データに基づき、Webブラウザ上にWebアプリケーション本体の表示インターフェースである主Webアプリケーション画面(以下、主Webアプリ画面)30を表示する。なお、HTMLデータは一例であり、XML等の他のマークアップ言語を用いたデータでもよいし、その他の言語に基づくデータでもよい(以下、同様)。一例として、副Webアプリサーバー24は、第1サーバーに対応し、主Webアプリサーバー22は、第2サーバーに対応する。
図2に、主Webアプリ画面30を含むWebブラウザ画面の表示例を示す。Webブラウザ画面上に、主Webアプリ画面30が表示されている。主Webアプリ画面30内の右側には、分析結果データを表示するための分析結果表示領域32が配置されている。後述するように、主処理部12は、主Webアプリサーバー22から分析結果データを取得して、分析結果表示領域32に表示する(図2の例では分析結果データはまだ表示されていない)。
主Webアプリ画面30内の左側に、副Webアプリケーション用画面である副Webアプリケーション画面(以下、副Webアプリ画面)40を表示するための領域が配置されている。副処理部14は、副Webアプリサーバー24から受信するHTMLデータに基づき、副Webアプリ画面40を生成して、当該領域に表示する。副Webアプリ画面40は、ユーザーによりデータ分析の条件を設定するための入力インターフェースを有する。副処理部14は、副Webアプリ画面40を介してデータ分析の条件を取得し、データ分析の実行指示情報を生成する。生成した実行指示情報を、副Webアプリサーバー24へ送信する。
以下、主処理部12および主処理部14について、さらに詳細に説明する。
主処理部12は、主画面描画部120と更新部122を備える。
主画面描画部120は、主Webアプリサーバー22から受信するHTMLデータに基づき、Webブラウザ画面上に、主Webアプリ画面30を描画する。図2に示すように、主Webアプリ画面30内の右側には、分析結果表示領域32が配置され、右上には更新ボタン34が配置されている。Webブラウザが、主Webアプリサーバー22のURL(Uniform Resource Locator)にアクセスすることで、主Webアプリサーバー22から主Webアプリ画面30の初期表示用のHTMLデータが送られる。主画面描画部120が、このデータに基づき描画を行う。主Webアプリサーバー22のURLは、本装置のユーザーによって指定されてもよいし、または予め指定されていてもよい。主Webアプリサーバー22から受信するHTMLデータにはスクリプトが含まれていてもよい。このスクリプトの実行によって、主処理部12の一部および副処理部14の一部または全部の機能が達成されてもよい。分析結果表示領域32には分析結果データはまだ表示されていない。「分析結果はここに表示されます」等の文字列を表示して、ここに分析結果データが表示されることをユーザーに示してもよい。
更新部122は、更新ボタン34がユーザーにより押下されたことを検出して、分析結果データの取得要求を、主Webアプリサーバー22に送信する。ユーザーによる押下とは、入力手段がマウスの場合、クリックに相当し、液晶パネル等の場合、タップに相当する。主処理部12は、主Webアプリサーバー22から、分析結果データとその表示を指示する指示情報とを含むHTMLデータを受信し、当該データに基づき、分析結果データを分析結果表示領域32に表示する。分析結果表示領域32に前回の分析結果データまたはその他のデータが表示されている場合は、これらは上書きされる。
副処理部14は、副画面描画部140と、分析条件設定部142と、実行指令部144を備える。
副画面描画部140は、主Webアプリ画面30内の左側の領域に副Webアプリ画面40を描画する。Webブラウザが、副Webアプリサーバー24のURLにアクセスすることで、副Webアプリサーバー24から副Webアプリ画面40の初期表示用のHTMLデータが送られる。副画面描画部140が、このデータに基づき描画を行う。副Webアプリサーバー24のURLは、主処理部12が主Webアプリサーバー22から受信したHTMLデータに含まれていても良いし、ユーザーが指定してもよいし、予め指定されていてもよい。副画面描画部140は、主Webアプリサーバー22から受信したHTMLデータに含まれるスクリプトによって自動的に起動されてもよいし、ユーザーの指示によって起動してもよい。
図2に示すように、副Webアプリ画面40には、各種ボタン、メニュー、入力フィールド等が配置されている。ユーザーは、これらを用いて、データ分析の条件を指定できるようになっている。具体的に、データ分析で分析したい項目、および分析対象データの検索条件を、ラジオボタン、プルダウンメニューまたは直接入力で、指定できるようになっている。この副Webアプリ画面40の表示内容は、データ分析の内容や、使用する統計手法に応じて適宜変更してよい。図2の副Webアプリ画面40の表示例は、コレスポンデンス分析を行う場合に対応している。データ分析で分析したい項目として、軸とするパラメータを選択する。
ユーザーは、データ分析の条件の指定を終えたら、実行ボタン42を押下することで、データ分析の実行を指示する。分析条件設定部142は、ユーザーにより実行ボタン42が押下されたことを検出したら、副Webアプリ画面40に設定されている内容を、データ分析条件として確定する。実行指令部144は、分析条件設定部142により確定されたデータ分析条件を含むデータ分析の実行指示情報を、副Webアプリサーバー24に送信する。なお、分析条件設定部142および実行指令部144間の情報の受け渡しは、メモリを介して行われる。
図1では分析条件設定部142と実行指令部144を、別々の要素として描いているが、実行指令部144と分析条件設定部142を1つの処理部としてまとめてもよい。この場合、当該処理部は、ユーザーにより実行ボタン42が押下されると、データ分析条件を確定して、データ分析条件を含む実行指示情報を副Webアプリサーバー24へ送信する。なお、確定したデータ分析条件を、テンプレートとしてメモリ等に保存してもよい。この場合、ユーザーは、テンプレートの指定により、副Webアプリ画面40にデータ分析条件を設定してもよい。
次に、主Webアプリサーバー22、副Webアプリサーバー24、およびストレージ装置26について説明する。
主Webアプリサーバー22、副Webアプリサーバー24、およびストレージ装置26は、一例として、所謂ASP(Application Service Provider)により提供されるクラウドサービス上のサーバーおよびストレージ装置に相当する。端末装置10は、当該サービスを、Webブラウザ上を介して、Webアプリとして受ける。ただし、本実施形態はクラウドサービスに限定されず、例えばユーザーが所属する会社内に閉じて、本サービスを使用するようなイントラネットでのサービス提供でもよいし、その他の形態でもよい。
ストレージ装置26は、SSDまたはハードディスク等の記憶装置であり、CPU等のプロセッサおよび通信インターフェースを備える。分析対象データベース260、主Webアプリ用データ261、副Webアプリ用データ262を格納している。また、ストレージ装置26は、データ分析により生成される分析結果データ(図1では分析結果データ263として示される)を格納する。
分析対象データベース260には、分析対象となるデータが記録されている。例えば、POS等により収集されたデータ(ID−POS)が記録されている。具体的に、購買者の性別や年齢とともに、購買した商品の名称・識別子等やその商品の属するカテゴリーといった商品データや、購買店舗、購買日付、購買時刻といった地理的ないし時刻のデータが、テーブル形式で記録されている。各店舗に配置されたPOS端末からデータを自動的に収集して、分析対象データベース260に格納する仕組みを搭載してもよい。本実施形態では、各店舗のPOS端末から収集したデータを事前に分析対象データベース260に蓄積してあるものとする。
主Webアプリ用データ261は、主Webアプリサーバー22が主Webアプリ画面表示用に、端末装置10に送信するHTMLデータの生成元となるデータである。例えば、主Webアプリ用データ261は、主Webアプリ画面30の描画に必要なデータを含む。
副Webアプリ用データ262は、副Webアプリサーバー24が副Webアプリ画面表示用に、端末装置10に送信するHTMLデータの生成元となるデータである。例えば、副Webアプリ用データ262は、副Webアプリ画面40を描画するために必要なデータ(プルダウンやラジオボタンの配置等も含む)や、これらで選択可能な値を含む。
主Webアプリサーバー22は、CPU等のプロセッサ、メモリ、ハードウェア記憶装置、通信手段を備えたコンピューターであり、さらに表示手段および入力手段の少なくとも一方を備えてもよい。これらの構成要素の具体例は、端末装置の場合と同様、種々のバリエーションが可能である。主Webアプリ用のプログラムをプロセッサが実行することで、主Webアプリサーバー22の機能が実現される。主Webアプリサーバー22は、所定のURLで端末装置10からアクセスを受けると、ストレージ装置26内の主Webアプリ用データ261に基づいて、主Webアプリ画面30用のHTMLデータを生成して、端末装置10に送信する。端末装置10のWebブラウザは、当該HTMLデータを解釈および実行して、主Webアプリ画面30を表示する。主Webアプリサーバー22のその他の機能は後述する。主Webアプリサーバー22は、主Webアプリ用データ261に加え、分析対象データベース260を用いて、上記HTMLデータを生成してもよい。
副Webアプリサーバー24は、CPU等のプロセッサ、メモリ、ハードウェア記憶装置、通信手段を備えたコンピューターであり、さらに表示手段および入力手段の少なくとも一方を備えてもよい。これらの構成要素の具体例は、端末装置の場合と同様、種々のバリエーションが可能である。副Webアプリ用のプログラムをプロセッサが実行することで、副Webアプリサーバー24の機能が実現される。副Webアプリサーバー24は、所定のURLで端末装置10からアクセスを受けると、ストレージ装置26内の副Webアプリ用データ262に基づいて、副Webアプリ画面40用のHTMLデータを生成して、端末装置10に送信する。端末装置10のWebブラウザは、当該HTMLデータを解釈および実行して、副Webアプリ画面40を表示する。副Webアプリサーバー24は、副Webアプリ用データ262に加え、分析対象データベース260を用いて、上記HTMLデータを生成してもよい。
図1に示すように、副Webアプリサーバー24は、データ分析部240を備える。データ分析部240は、端末装置10の副処理部14から受信したデータ分析の実行指示情報に基づいて、ストレージ装置26内の分析対象データベース260を用いてデータ分析を行う。具体的に、実行指示情報には、データ分析条件として、検索条件とパラメータが含まれている。検索条件に基づき分析対象データベース260からデータを絞り込んで、テーブルデータを作成する。テーブルデータに基づき、パラメータを軸として、コレスポンデンス分析を行う。本実施形態においては、コレスポンデンス分析を行ったが、分析手法はこれに限られず、主成分分析や、正準相関分析、質的因子分析、共分散分析等、他の分析手法でもよい。
副Webアプリサーバー24は、データ分析に基づき得られた分析結果データを、ストレージ装置26に格納する。より詳細には、分析結果データの書き込み要求をストレージ装置26に送信し、ストレージ装置26が、書き込み要求に基づき、分析結果データを内部に書き込む。
分析結果データの形式は任意でよい。一例として、当該分析結果データは、テーブル形式のデータ(例えば検索条件にマッチするデータ)と、当該データからコレスポンデンス分析で生成されるグラフ(散布図等)を含んでもよい。グラフは、JPEGやPNG等の画像ファイルによって構成してもよい。グラフを端末装置側で描画させる場合は、グラフの代わりに、グラフの描画命令を分析結果データに含めてもよい。この場合、当該描画命令を端末装置10側で実行することで、グラフが描画される。
分析結果データの書込先は、フォルダ位置またはURL等の識別子(書込先の識別子)によって、予め指定されていてもよい。この場合、当該書込先の位置を、主Webアプリサーバー22は事前に把握していてもよい。これにより、主Webアプリサーバー22は、当該書込先の識別子に基づきストレージ装置26に読み出し要求を行って、ストレージ装置26から分析結果データを取得できる。
あるいは、当該分析結果データの識別子(例えばファイル名)を所定値に設定し、主Webアプリサーバー22は、ストレージ装置26に当該分析結果データの識別子を指定することによって、分析結果データを取得してもよい。
あるいは、副Webアプリサーバー24が、当該書込先の識別子または当該分析結果データの識別子を決定して主Webアプリサーバー22に通知し、これによって主Webアプリサーバー22がストレージ装置26から、分析結果データを取得可能にしてもよい。
なお、図1では、分析結果データと、主Webアプリ用データとは別々に描かれているが、分析結果データが、主Webアプリ用データの一部として定義されてもかまわない。
主Webアプリサーバー22は、結果表示生成部220を備える。結果表示生成部220は、端末装置10から分析結果データの取得要求を受けた場合に、ストレージ装置26にアクセスして、分析結果データを取得する。より詳細には、ストレージ装置26に分析結果データの読み出し要求を送信して、分析結果データを受信する。受信した分析結果データを、Webブラウザで解釈および表示可能な形式のHTMLデータへ変換し、Webブラウザに送信する。なお、結果表示生成部220が、副Webアプリサーバー24で行う処理の一部、例えば、データ分析で得られるテーブルデータからグラフを作成する場合に、当該グラフを作成する処理を、副Webアプリサーバー24に代わって行ってもよい。この場合、結果表示生成部220が、ストレージ装置26から取得したテーブルデータに基づきグラフを生成し、当該グラフとテーブルデータとを含む分析結果データをWebブラウザに送信してもよい。
以上が、本実施形態に係るデータ分析システムの構成である。次に、本実施形態に係るデータ分析システムの動作について説明する。
端末装置10のWebブラウザは、所定のURLに基づき主Webアプリサーバー22にアクセスすると、主Webアプリ画面30の初期表示用のHTMLデータを受信する。主画面描画部120は、HTMLデータに基づき、図2に示すように、Webブラウザ画面上に、主Webアプリ画面30を描画する。主Webアプリ画面30内の右側の領域には、分析結果表示領域32が配置されている。図2の状態では、分析結果表示領域32にはまだ分析結果データは表示されていない。
一方、Webブラウザは、所定のURLに基づき副Webアプリサーバー24にアクセスすると、副Webアプリ画面40の初期表示用のHTMLデータを受信する。副画面描画部140が、当該HTMLデータに基づき、主Webアプリ画面30内の左側の領域に、副Webアプリ画面40を描画する。なお、副Webアプリ画面40および分析結果表示領域32の位置は、図2に限定されず、任意の位置でよい。ユーザーによりこれらの位置を調整可能にしてもよい。
この副Webアプリ画面40に対して、ユーザーは、テーブルの軸とする複数のパラメータと、分析対象データの検索条件を指定する。図2の例においては、性別・年代と、カテゴリー1に属する商品とをそれぞれ軸としている。分析対象データの検索条件としては、期間、店舗、顧客、商品について、それぞれ条件を指定可能にしている。図2の入力例では、ユーザーは店舗の入力フィールドに何も記載しておらず、この場合、全店舗が対象であることを意味する。なお、検索条件は、図2の例に限定されない。例えば、天気、気温または湿度等の気象状態でもよいし、店舗へ来るための移動手段(徒歩、自転車、自動車など)でもよいし、その他の項目でもよい。また、軸の項目も、性別・年代およびカテゴリー1に属する商品に限定されない。分析の目的に応じて、任意に軸の項目を選択することが可能である。
この状態において、ユーザーが実行ボタン42を押下することにより、分析条件設定部142が、副Webアプリ画面40に入力されている内容によって、データ分析条件を確定する。実行指令部144が、当該データ分析条件を含む実行指示情報を生成して、副Webアプリサーバー24へ送信する。送信先は、URLによって指定しても良いし、その他の方法で行ってもよい。
副Webアプリサーバー24のデータ分析部240は、Webブラウザから受信した実行指示情報に基づき、ストレージ装置26内の分析対象データベース260を用いて、データ分析(ここではコレスポンデンス分析)を行う。データ分析部240は、データ分析により得られるテーブルデータ(検索条件にマッチするデータ)および当該テーブルデータから作成されるグラフ(コレスポンデンス分析で得られる散布図等)を含む分析結果データを、ストレージ装置26に格納する。すなわち、ストレージ装置26に分析結果データを登録する。
一方、副Webアプリサーバー24は、端末装置10のWebブラウザにデータ分析が完了した旨の通知を送信する。この通知は、ストレージ装置26に分析結果データが登録された後で行う。端末装置10の副画面描画部140は、当該通知を受けると、図3に示すように、副Webアプリケーション画面40の通知欄44に、分析結果データがストレージ装置26へ登録された旨(すなわちデータ分析が完了した旨)のメッセージを表示する。図3の例では、「分析結果を登録しました」のメッセージ(通知欄44の左側のメッセージ)を表示している。このように副Webアプリサーバー24は、副Webアプリケーション画面40の通知欄44にデータ分析完了のメッセージを表示するように制御する。
ユーザーは、このメッセージを確認することで、データ分析が完了したことを把握できる。さらに、通知欄44には、上記のメッセージとともに、分析結果データの描画を促すメッセージを表示してもよい。図3の例では、「グラフを再描画してください」とのメッセージも併せて表示している(通知欄44の右側のメッセージ)。ユーザーが更新ボタン34を押下するまで、分析結果表示領域32には今回の分析結果データが反映されないため、描画を促すメッセージを表示することで、更新ボタンの押下が必要であることを、ユーザーに認識させることができる。また、仮に分析結果表示領域32に前回の分析結果データが表示されている場合には、描画を促すメッセージを表示することにより、ユーザーが現在の表示内容を今回の分析結果データであると誤認することを防止することもできる。
ユーザーが、通知欄44のメッセージにより、データ分析が完了したことを把握し、続いて、主Webアプリ画面30内の更新ボタン34を押下したとする。更新部122は、これを検知すると、分析結果データの取得要求を、主Webアプリサーバー22へ送信する。取得要求の送信先は、URLによって指定しても良いし、その他の方法で行ってもよい。取得要求を受信した主Webアプリサーバー22の結果表示生成部220は、ストレージ装置26に、分析結果データの読み出し要求を送信して、分析結果データを取得する。結果表示生成部220は、この分析結果データを、HTMLデータ等、ブラウザで表示できる形式のデータに変換する。そして、変換後のデータを、端末装置10のWebブラウザに送信する。
Webブラウザの主画面描画部120は、受信した分析結果データを、分析結果表示領域32内に描画する。この結果、図4に示されるように、分析結果表示領域32に分析結果データ(コレスポンデンス分析結果のグラフ(散布図))が表示される。このグラフでは各点の大きさは同じになっているが、購入点数が多いほど、点のサイズを大きくしてもよい。このように主Webアプリサーバー22は、主Webアプリケーション画面40の分析結果表示領域32に、分析結果データを表示するように制御する。
副画面描画部140または主画面描画部120は、通知欄44に、今回の分析結果データが分析結果表示領域32に表示された旨を示すメッセージを表示してもよい。図4の例では、「グラフが描画されました」のメッセージを表示している。以前のメッセージ(「分析結果を登録しました。グラフを再描画してください」)は消去(上書き)されている。別の方法として、以前のメッセージをそのまま表示しておいてもよいし、通知欄44にメッセージを何も表示しないようにしてもよい。なお、通知欄を複数箇所に設け、メッセージの種類に応じて、表示する箇所が異なってもよい。
次に、データの分析条件を変更する例を示す。図5は、分析条件の変更を行う場合の副Webアプリ画面40の入力例を示す。上述した図2の例では、すべての店舗を対象としたが、図5の例では、店舗コード00234の店舗のみを対象としている。このため、検索条件の店舗の入力フィールドに、「00234」と記載し、「コード」のラジオボタンを選択する。それ以外の条件は図2と同じである。ユーザーは、分析条件の入力を完了したら、実行ボタン42を押下する。
上述と同様の動作によって、副Webアプリサーバー24によってデータ分析が実行され、ストレージ装置26に分析結果データが格納され、データ分析完了の通知がWebブラウザに送信される。そして、通知欄44に、図5に示すように、分析結果データの登録を通知するメッセージと、グラフの再描画を促すメッセージが表示される。この時点では、分析結果表示領域32には、前回の分析結果データが表示されたままである。この状態で、ユーザーが実行ボタン42を押下すると、主Webアプリサーバー22から今回の分析結果データが取得されて、分析結果表示領域32に表示される(前回の分析結果データは消去される)。
図6に、店舗コード00234の一店舗に限定したコレスポンデンス分析の結果を、分析結果表示領域32に表示した例を示す。通知欄44には、今回行った分析結果データが表示された旨のメッセージ「グラフが描画されました」が表示されている。このように、分析条件を変更して、データ分析を実行することで、分析結果表示領域32が更新されることとなる。
図1の構成では、主Webアプリサーバー22と副Webアプリサーバー24が別々のサーバーとして描かれているが、主Webアプリサーバー22と副Webアプリサーバー24が物理的に同一の筐体のサーバーであってもよい。この場合、ストレージ装置26も当該同一の筐体内に配置された装置であってもよい。また主Webアプリサーバー22と副Webアプリサーバー24は、仮想サーバーであってもよい。ストレージ装置26のデータ転送方式は、SCSI、SerialATA、PCI−EXPRESS、iSCSI、ファイバー・チャネルなど、サーバーとの接続形態に応じて、任意の方式を用いればよい。
図1の構成では、副Webアプリサーバー24がデータ分析処理を行ったが、データ分析を行う分析サーバーを通信ネットワーク52に接続し、副Webアプリサーバーの代わりに、分析サーバーがデータ分析を行ってもよい。この場合のシステム構成の例を図7に示す。
図7において、副Webアプリサーバー24は、端末装置10から受信した実行指示情報に含まれるデータ分析条件の情報を当該分析サーバー27に送信する。分析サーバー27は、ストレージ装置26にアクセスして、分析対象データベース260とデータ分析条件に基づき、データ分析を行う。分析サーバー27は、分析結果データの書き込み要求をストレージ装置26に送り、ストレージ装置26は分析結果データを内部に書き込む。すなわち、分析結果データをストレージ装置26に登録する。分析サーバー27は、副Webアプリサーバー24にデータ分析が完了した旨の通知を送信する。副Webアプリサーバー24は、当該通知の受信に応じて、端末装置10にデータ分析が完了した旨の通知を送信する。端末装置10は、副Webアプリ画面40の通知欄44に、データ分析完了のメッセージ(図2の「分析結果を登録しました」参照)を表示する。なお、分析サーバー27は、主Webアプリサーバー22、副Webアプリサーバー24またはこれらの両方と物理的に同一のサーバーでもよい。分析サーバー27が仮想サーバーであってもよい。副Webアプリサーバー24と分析サーバー27の組は、一例として第1サーバーに対応する。
本実施形態に関わる端末装置10の機能は、Webブラウザ上で実現されるものとしたが、これに限定されず、当該機能を搭載したコンピュータプログラムであるアプリケーション(ネイティブアプリケーション)を端末装置10にインストールすることで、同様の機能を実現してもよい。この場合、端末装置10が当該アプリケーションをOS上で実行することで、当該アプリケーションの画面を表示する。この画面は、前述した主Webアプリ画面および副Webアプリ画面に相当する画面を含む。また、当該アプリケーションには、図1の主処理部12および副処理部14の機能も搭載されている。
本実施形態では、ユーザーの入力は、ボタンの押下・選択、入力フィールドへの直接入力等であったが、フリックやジェスチャーなど、他の手段により情報の入力・選択を行うようにしてもよい。
本実施形態では、コレスポンデンス分析を行うことを想定し、副Webアプリ画面の表示項目もそれに応じた内容になっていたが、複数種類のデータ分析を選択可能にし、選択したデータ分析に応じて、副Webアプリ画面の表示項目を変更可能にしてもよい。この場合、端末装置10で実行ボタン42が押下されると、副Webサーバー24には、選択されたデータ分析の種類を示す情報も送信する。副Webサーバー24は、指定された種類のデータ分析を行う。
本実施形態では、端末装置は主Webアプリサーバー22から受信した分析結果データに含まれているグラフを端末の画面に表示したが、グラフを生成する元となったテーブルデータなど、他のデータも画面に表示してよい。
本実施形態では、ユーザーはデータ分析の完了を通知欄44のメッセージで確認した後で、更新ボタン34を押下したが、データ分析の完了前(当該メッセージが表示される前)に更新ボタン34を押下してしまう場合もあり得る。そのような場合、まだデータ分析が完了していないことを示すエラーメッセージを通知欄44に表示してもよい。または、データ分析の実行ボタン42を押下した後、データ分析の完了通知を受信する前の間は、「現在、データ分析中」などのメッセージを、通知欄44に表示してもよい。または、その間は、更新ボタン34を押下できないように制御してもよい。
図8は、本実施形態に係るデータ分析方法のフローチャートを示す。
副Webアプリサーバー24が、通信ネットワーク51を介して、データ分析の実行指示情報を受信する(S101)。実行指示情報は、ユーザーが指定した、データ分析の条件を含む。副Webアプリサーバー24は、受信した実行指示情報に基づき、分析対象データベース260を用いてデータ分析を実行して、分析結果データを取得する(S102)。副Webアプリサーバー24が、通信ネットワーク52を介して、分析結果データの書き込み要求をストレージ装置26に送信する(S103)。ストレージ装置26は、分析結果データを内部に書き込む(S104)。ストレージ装置26は書き込み(登録)を完了したら、その旨の通知を副Webアプリサーバー24に送信する。
なお、図7に示したように分析サーバー27が存在する場合は、分析サーバー27が、副Webアプリサーバー24からの要求を受けてデータ分析を行って、分析結果データを取得する。そして、データ分析サーバー27が、通信ネットワーク52を介して、分析結果データの書き込み要求を、ストレージ装置26に送信する。ストレージ装置26は、書き込みを完了した旨の通知を、分析サーバー27を介して、または直接、副Webアプリサーバー24に送信する。
副Webアプリサーバー24が、通信ネットワーク51を介して、データ分析の完了通知を端末装置10に送信する(S105)。完了通知の送信は、例えば分析結果データの書き込み完了の通知をストレージ装置から受けた後で行う。
主Webアプリサーバー22が、通信ネットワーク51を介して、端末装置10から分析結果データの取得要求を受信する(S106)。主Webアプリサーバー22が、通信ネットワーク52を介して、ストレージ装置26に、分析結果データの読み出し要求を送信して、ストレージ装置26から分析結果データを受信する(S107)。主Webアプリサーバー22は、分析結果データとその表示の指示情報とを含むHTMLデータを送信する(S108)。
図9は、本実施形態に係る端末装置10の動作の一例のフローチャートである。本動作は、一例として、端末装置に搭載されたCPU等のプロセッサに、コンピュータプログラムを実行させることにより行われてもよい。
端末装置10は、アプリケーション画面(例えばWebアプリケーション画面、または前述したネイティブアプリケーション画面等)を介して、データ分析の条件を受け付ける(S201)。また、端末装置10は、アプリケーション画面内の実行ボタンの押下により、データ分析の実行指示を受け付ける(S202)。
端末装置10は、実行指示を検出した場合に、入力された分析条件を含む、データ分析の実行指示情報を、副Webアプリサーバー24に送信する(S203)。端末装置10は、副Webアプリサーバー24からデータ分析の完了通知を受信すると(S204)、アプリケーション画面に、データ分析(分析結果の登録)の完了を示すメッセージを表示する(S205)。
端末装置10は、アプリケーション画面の更新ボタンの押下により、分析結果データの取得指示を受け付ける(S206)。端末装置10は、分析結果データの取得指示を検出した場合に、分析結果データの取得要求を、主Webアプリサーバー22に送信する(S207)。端末装置10は、主Webアプリサーバー22から分析結果データを受信すると(S208)、分析結果データを、アプリケーション画面内の分析結果表示領域に表示する(S209)。
以上のように、本実施形態によれば、SQL言語等で記述可能な簡易なデータ分析を行うことが可能な既存のWebアプリの枠組みを利用して、複雑な統計処理の動作も容易に実現できる。例えば主Webアプリサーバー22が、SQL等の言語による処理を受け付ける機能を、Webアプリとして、ユーザーに提供しているとする。この場合、主処理部12は、ユーザーからデータ分析指示を受け、Webアプリサーバー22が、当該データ分析指示に基づきSQL等の言語のクエリーを生成して、当該クエリーをストレージ装置26に送信する。ストレージ装置26は分析対象データベースを検索して、検索結果をWebアプリサーバー22に返す。Webアプリサーバー22は、検索結果に基づくデータ分析(四則演算等を利用した簡易なもの)を行い、分析結果をWebブラウザで表示可能な形式に変換して、送信する。Webブラウザは、分析結果を受信して、画面に表示する。
この仕組みでは、Webアプリサーバー22は、SQL等で記述可能な簡易なデータ分析の依頼しか受け付けることができなかった。このため、統計処理を用いた高度なデータ分析を実施するには、統計知識や専用ツールが必要であったり、専任の担当者が必要であったりした。
本実施形態では、このようなSQL等で記述可能な簡易なデータ分析が可能な環境に対して、前述した仕組み(コレスポンデンス分析等の高度なデータ分析が可能な副Webアプリサーバー、副Webアプリサーバーと連携して動作する副処理部、更新ボタン、更新部等)を導入することで、複雑なデータ分析を実行可能な環境を、既存のWebアプリに追加する形で、ユーザーに提供できる。
図1のデータ分析システムに対して、SQL等を利用する簡易なデータ分析のメニューをWebアプリとして提供する仕組みを追加してもよい。このメニューを起動する場合は、複雑なデータ分析を行う副Webアプリサーバーと副処理部を介さずに、主処理部と主Webアプリサーバーとストレージ装置26間の連携のみで、データ分析に係る処理を行えばよい。このメニューを実行する場合は、主Webアプリサーバーに直接、データ分析の実行を指示するため、更新ボタンを用いる必要はない。
本実施形態は、上述した形態に限らず様々な変形をすることが可能である。例えば、図10は、本実施形態の変形例に係るWebブラウザ画面の例を示す図である。主Webアプリ画面のインターフェースとして、戻ボタン36と進ボタン38とが実装されている。
端末装置10は、ユーザーが指定した分析条件と、当該分析条件に基づくデータ分析で得られた分析結果データを関連づけて、メモリまたはストレージ装置に記憶しておく。ある時点で分析結果表示領域32には、複数回目(例えば5回目)に行ったデータ分析の分析結果データが表示されているとする。この状態で、ユーザーにより戻ボタン36が押下されると、主処理部12はこれを検知して、1つ前(4回目)の分析結果データを読み出して、分析結果表示領域32に表示する。この際、当該1つ前(4回目)のデータ分析条件も読み出して、副Webアプリ画面40の各項目にその値を表示してもよい。さらに戻ボタン36が押下されると、さらに一つ前(3回目)の分析結果データとデータ分析条件を読み出して、分析結果表示領域32および副Webアプリ画面40にそれぞれ表示する。逆に、進ボタン38を押下することにより、その時点より1つ後(4回目)の分析結果データとデータ分析条件を、分析結果表示領域32および副Webアプリ画面40にそれぞれ表示する。
このようにすることにより、実行済みの分析結果データの比較を高速かつ容易に行うことができる。
上述した実施形態では、通信ネットワーク51に接続されている端末装置は1台であったが、複数台の端末装置が接続されている場合にも、対応可能である。その場合、ストレージ装置26に保存する分析結果データを、端末装置またはユーザーごとに識別する必要がある。そのため、ストレージ装置26に、分析結果データを、端末装置またはユーザーを特定可能な識別情報と関連づけて記憶する。
識別情報は、端末装置のIPアドレス、端末装置のIPアドレスとポート番号との組、またはMACアドレスでもよいし、その他の方法で生成した値でもよい。また、主Webアプリサーバー22または副Webアプリサーバー24が、接続した端末装置または利用中のユーザーに一時的にID(識別子)を割り当てるようにし、当該IDを識別情報として用いてもよい。主Webアプリサーバー22および副Webアプリサーバー24は、端末装置と送受信するパケットのヘッダ等から、端末装置のIPアドレスおよびポート番号等を把握してもよい。主Webアプリサーバー22がストレージ装置26から分析結果データを取得する際は、ストレージ装置26に端末装置の識別情報を指定してもよい。
識別情報が端末装置側で生成される場合は、端末装置が、主Webアプリサーバー22および副Webアプリサーバー24に、任意のタイミングで識別情報を通知してもよい。例えば、主Webアプリサーバー22に、分析結果データの取得要求を送信する際、当該取得要求に識別情報を含めてもよい。また、端末装置が副Webアプリサーバー24に実行指示情報を送信する際に、当該実行指示情報に識別情報を含めてもよい。
また識別情報は、ユーザーIDでもよい。ユーザーIDは、Webアプリを利用しているユーザーを識別するIDである。主Webアプリサーバー22は、主Webアプリの提供前に、ユーザーIDとパスワードに基づきユーザー認証を行い、認証が成功したユーザーにのみ主Webアプリを提供するようにしてもよい。端末装置は、主Webアプリサーバー22に、分析結果データの取得要求を送信する際、当該取得要求にユーザーIDを含めてもよい。また、副Webアプリサーバー24に実行指示情報を送信する際に、ユーザーIDを当該実行指示情報に含めてもよい。また端末装置は、主Webアプリサーバー22または副Webアプリサーバー24に送信するその他の情報に、ユーザーIDを含めてもよい。
上述した端末装置、主Webアプリサーバー、副Webアプリサーバーおよび分析サーバーの機能は、それぞれの機能を記述した命令コードを含むプログラムをCPU等のプロセッサに実行させることによって実現してもよい。当該プログラムをそれぞれインストールすることによって、端末装置および各サーバーを構成してもよい。端末装置および各サーバーを構成する手段の一部または全部が、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の回路により実現されてもよい。プロセッサは単一のプロセッサに限らず、複数のプロセッサからなるプロセッサシステムでもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の構成要素を種々に具体化できる。また、上記実施形態における各構成要素を適宜、拡張し、変更し、削除し、または組み合わせて、本発明を形成することも可能である。また、別の構成要素を新たに追加して、本発明を形成することも可能である。
10:端末装置、12:主処理部、14:副処理部、22:主Webアプリサーバー、24:副Webアプリサーバー、26:ストレージ装置、30:主Webアプリ画面、32:分析結果表示領域、40:副Webアプリ画面

Claims (8)

  1. 端末装置からデータ分析の実行指示情報を受信した場合に、データベースを用いて前記データ分析を実行して、分析結果データを取得し、前記分析結果データの書き込み要求をストレージ装置に送信し、前記データ分析の実行が完了した後、前記データ分析の完了通知を前記端末装置に送信する第1サーバーと、
    前記端末装置から前記分析結果データの取得要求を受信した場合に、前記ストレージ装置に前記分析結果データの読み出し要求を送信して、前記分析結果データを取得し、取得した分析結果データを前記端末装置に送信する第2サーバーと
    を備えたデータ分析システム。
  2. 前記第1サーバーは、前記ストレージ装置から前記分析結果データの書き込みが完了したことの通知を受信し、前記通知を受信した後で、前記データ分析の完了通知を送信する
    請求項1に記載のデータ分析システム。
  3. 前記第1サーバーは、前記データ分析の完了通知を送信するとともに、前記データ分析の完了を示すメッセージを前記端末装置の画面に表示するよう制御する
    請求項1または2に記載のデータ分析システム。
  4. 前記第2サーバーは、前記分析結果データを前記端末装置の画面に表示するよう制御する
    請求項1ないし3のいずれか一項に記載のデータ分析システム。
  5. 前記第1サーバーおよび前記第2サーバーは、前記端末装置で動作するWebブラウザと通信する
    請求項1ないし4のいずれか一項に記載のデータ分析システム。
  6. 端末装置からデータ分析の実行指示情報を受信した場合に、データベースを用いて前記データ分析を実行して、分析結果データを取得するステップと、
    前記分析結果データの書き込み要求をストレージ装置に送信するステップと、
    前記データ分析が完了した後、前記データ分析の完了通知を前記端末装置に送信するステップと、
    前記端末装置から前記分析結果データの取得要求を受信した場合に、前記ストレージ装置に前記分析結果データの読み出し要求を送信して、前記分析結果データを取得するステップと、
    取得した分析結果データを前記端末装置に送信するステップと
    を備えたデータ分析方法。
  7. アプリケーション画面を介して、データ分析の条件を受け付け、前記アプリケーション画面を介して、前記データ分析の実行指示を受け付け、前記実行指示を検出した場合に、前記データ分析の条件を含む、前記データ分析の実行指示情報を第1サーバーに送信し、 前記第1サーバーから前記データ分析の完了通知を受信した場合に、前記アプリケーション画面に、前記データ分析の完了を示すメッセージを表示する第1処理部と、
    前記アプリケーション画面を介して、前記データ分析の分析結果データの取得指示を受け付け、前記分析結果データの取得指示が検出された場合に、前記分析結果データの取得要求を第2サーバーに送信し、前記第2サーバーから前記分析結果データを受信した場合に、前記分析結果データを、前記アプリケーション画面に表示する第2処理部と
    を備えた端末装置。
  8. アプリケーション画面を介して、データ分析の条件を受け付けるステップと、
    前記アプリケーション画面を介して、前記データ分析の実行指示を受け付けるステップと、
    前記実行指示を検出した場合に、前記データ分析の条件を含む、前記データ分析の実行指示情報を第1サーバーに送信するステップと、
    前記第1サーバーから前記データ分析の完了通知を受信した場合に、前記アプリケーション画面に、前記データ分析の完了を示すメッセージを表示するステップと、
    前記アプリケーション画面を介して、前記データ分析の分析結果データの取得指示を受け付けるステップと、
    前記分析結果データの取得指示が検出された場合に、前記分析結果データの取得要求を第2サーバーに送信するステップと、
    前記第2サーバーから前記分析結果データを受信した場合に、前記分析結果データを、前記アプリケーション画面に表示するステップと
    をコンピューターに実行させるためのコンピュータプログラム。
JP2016125803A 2016-06-24 2016-06-24 データ分析システム、データ分析方法、端末装置およびコンピュータプログラム Pending JP2017228233A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016125803A JP2017228233A (ja) 2016-06-24 2016-06-24 データ分析システム、データ分析方法、端末装置およびコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016125803A JP2017228233A (ja) 2016-06-24 2016-06-24 データ分析システム、データ分析方法、端末装置およびコンピュータプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017228233A true JP2017228233A (ja) 2017-12-28

Family

ID=60891802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016125803A Pending JP2017228233A (ja) 2016-06-24 2016-06-24 データ分析システム、データ分析方法、端末装置およびコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017228233A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110287471A (zh) * 2019-06-28 2019-09-27 重庆回形针信息技术有限公司 一种图表分析系统
CN113190361A (zh) * 2021-04-21 2021-07-30 上海东普信息科技有限公司 数据传输策略的调整方法、装置、设备及存储介质

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110287471A (zh) * 2019-06-28 2019-09-27 重庆回形针信息技术有限公司 一种图表分析系统
CN113190361A (zh) * 2021-04-21 2021-07-30 上海东普信息科技有限公司 数据传输策略的调整方法、装置、设备及存储介质
CN113190361B (zh) * 2021-04-21 2024-03-26 上海东普信息科技有限公司 数据传输策略的调整方法、装置、设备及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108345543B (zh) 一种数据处理方法、装置、设备及存储介质
KR101374385B1 (ko) 단축 아이콘 제공 기능을 갖는 휴대용 디바이스 및 단축 아이콘 제공방법
US9749322B2 (en) Information sharing system and information sharing method
JP6085897B2 (ja) ウェブアプリケーションにデータベースの変更内容を取得させるための方法及びシステム
US11216173B2 (en) Dynamic execution environment in network communications
US20180095807A1 (en) Method and Apparatus for Automatic Processing of Service Requests on an Electronic Device
WO2017041632A1 (zh) 显示页面中数据的转移方法及装置
JP6539432B2 (ja) 解析サーバ装置、解析プログラム、ヒートマップ解析システム
JP2017228233A (ja) データ分析システム、データ分析方法、端末装置およびコンピュータプログラム
US20170249604A1 (en) Electronic receipt system
JP2016071849A (ja) メッセンジャの対話内容に基づいて推薦検索語を提供する方法とシステム、および記録媒体
KR102044614B1 (ko) 입력방법 기반의 웹사이트 정보 제공방법 및 장치
RU2634221C2 (ru) Способ и устройство для отрисовки представления электронного документа на экране
CN112000875B (zh) 一种信息显示的方法、终端、服务器
JP2013045413A (ja) 入力候補表示方法およびプログラム
WO2016084262A1 (ja) 情報処理装置、方法、およびプログラム
JP5331166B2 (ja) 検索サーバ及び方法
US8898135B2 (en) Information processing device, information processing method, information processing method, information processing program and recording medium
US20210042465A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and storage medium
JP5215947B2 (ja) 情報検索管理装置
US20200314099A1 (en) Information processing apparatus and non-transitory computer readable medium storing program
JP2006302240A (ja) 文書管理プログラム及び文書管理装置
CN117008768A (zh) 基于在线文档的交互方法、装置、计算机设备和存储介质
JP2013077150A (ja) ファイル管理プログラム、情報処理装置およびファイル管理方法
IE20190191A1 (en) Digital user consent preferences and control