JP3955827B2 - Id、パスワード等の自動入力プログラム及び記録媒体 - Google Patents

Id、パスワード等の自動入力プログラム及び記録媒体 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ID、パスワード等の入力が必要な入力画面において、特にインターネットのウェブサイト上の入力画面において、入力を求められるIDやパスワード等の自動入力をコンピュータに実行させるプログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータシステム全体を管理するソフトウェアとして、各種のOS(オペレーティングシステム)が提供されている。そのうちの代表的なものとして、例えばマイクロソフト社の「ウィンドウズ」(登録商標)シリーズや、アップル社の「MacOS」(登録商標)等がある。また、インターネットのウェブサイトを閲覧するためのソフトウェアとして、各種のウェブブラウザが提供されている。そのうちの代表的なものとして、例えばマイクロソフト社の「インターネットエクスプローラ」(登録商標)や、ネットスケープ社の「ネットスケープナビゲータ」(登録商標)等がある。
【0003】
インターネットのウェブサイトには、ウェブサイトを閲覧したりウェブサイト上のサービスを受けたりするために、ユーザの認証を必要とするウェブサイトもある。そのようなウェブサイトは、ユーザにID及びパスワードの入力を求めるログイン画面(入力画面)を備えている。かかるウェブサイトにおいては、ユーザはログイン画面において自己のID及びパスワードを入力する必要があるため、ユーザは自己のID及びパスワードを記憶したり、メモ等に控えて持ち歩いたりしている。この場合、記憶しやすくするためにパスワードを簡単なものにしたり、コンピュータの近くにメモを貼りつけるなどして、IDやパスワードの入力ミスや失念を防いでいた。ログイン画面では、入力したIDやパスワードをウェブブラウザに保存させておくことが出来る。
【0004】
上記のように、認証情報の入力を求める入力画面は、インターネットに限らず、他のアプリケーションにおいても頻繁に現れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ユーザ自身が様々なIDやパスワード等の入力情報を記憶しておくのは困難である。また、入力情報の入力を毎回行うのは面倒な上に入力ミスをし易くなり、作業性を低下させる等の不都合もある。逆に入力情報を簡単なものにすると、入力情報が他人に知られて、第三者に不正使用されてしまうこともある。また、入力情報を手帳にメモして持ち歩いたり、コンピュータの近くにそのメモを貼り付けたりしていた場合、その手帳やメモを無くしてしまうと、認証が出来なくなってしまうし、手帳やメモを拾った人は、それを見れば誰でも認証が出来てしまい、ユーザ認証が無意味になってしまうという問題がある。特にインターネットでは、ログイン画面に入力したパスワードをブラウザに保存しておく場合、保存されたままのパスワードを他人に使用されて勝手にログインされたり、外出先ではパスワードを覚えていない限りログイン出来ないという不都合がある。そもそもブラウザに個人情報を覚えさせること自体が大変危険であり、外部からの侵入によって情報を盗まれるおそれもある。さらに、一度決定したパスワードを変更や削除等する場合、当該ウェブページ内の指示に従って行う必要が有り、簡単にパスワードを変更する事は難しく、情報の安全上課題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、上記の各種課題を解消出来るID、パスワード等の自動入力プログラム、及び記録媒体を提供することにある。
【0007】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムの一つは、次の(1)〜(5)を特徴とするものである。
(1)一又は二以上のアプリケーションについて機能するプログラムであり、
(2)プログラムが起動される起動ステップと、ID、パスワード等の入力情報の入力を求める入力画面上で入力された入力情報がデータベースに記録される記録ステップと、データベースに保存された入力情報が自動的に入力される自動入力ステップをコンピュータに実行させるプログラムであって、
(3)前記起動ステップは、コンピュータの入力装置からのプログラムの起動指示を検出すると起動画面が表示されてパスワードの入力を求め、パスワードが入力されると、入力されたパスワードが正しいかどうかを判定し、正しければプログラムが起動して、画面上に、コンピュータの入力装置の操作によって入力情報をデータベースに保存するための記録指示を発信可能な保存ボタンが表示され、前記記録ステップ、自動入力ステップの実行が可能となるステップであり、
(4)前記記録ステップは、前記保存ボタンが操作されることで発信された記録指示を検出すると、表示中の画面が、ID、パスワード等の入力情報の入力を求める入力画面であるか否かを自動的に判定し、入力画面である場合は、その入力画面中の夫々の入力欄に入力情報が入力されているか否かを自動的に判定し、入力情報が入力されていると判定されると、その入力画面に関して、入力情報が、画面中の入力欄の数、位置、入力を求める情報の種類等の入力欄情報と組にされてデータベース内に保存されているか否かを自動的 に判定し、保存されていない場合には、画面上に表示中の前記入力画面についての入力欄情報と、夫々の入力欄に表示中の入力情報とを組にして暗号化して自動的にデータベースに新規保存し、一組以上保存されている場合には、画面上に表示中の前記入力画面についての入力欄情報と、夫々の入力欄に表示中の入力情報とを別の組として暗号化して自動的にデータベースに追加保存するステップであり、
(5)前記自動入力ステップは、前記保存後にプログラムが起動され、前記入力画面が画面上に表示される度に、その入力画面に関してデータベース内に保存されている入力欄情報と入力情報が一組だけの場合には該入力情報を前記入力欄情報と照合させた上で入力画面中の入力欄内に自動的に入力し、二組以上の場合には二組以上の入力情報のうちのいずれを入力画面中の入力欄に入力するかの選択を求め、選択された入力情報を、入力欄情報と照合させた上で前記入力画面中の入力欄内に自動的に入力するステップである。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
本発明のパスワード等の自動入力プログラムの他の一つは、データベースに保存されているID、パスワード等の入力情報のうち入力画面で読解不能な記号の入力情報は読解可能な記号に変換して設定画面に表示させ、入力画面で読解可能な記号の入力情報はそのまま設定画面に表示する参照ステップをコンピュータに実行させることができるものである。
【0012】
本発明のパスワード等の自動入力プログラムの他の一つは、データベースに保存されているID、パスワード等の入力情報を、それらを入力する入力画面を開くことなく、データベースに保存されている入力情報を表示する設定画面から変更、一部訂正、削除等の編集を行うことが出来、その後は編集後の入力情報をその後に開かれる入力画面に入力させる編集ステップと、編集後の入力情報を、前記入力画面を表示させる認証先に登録させる登録ステップをコンピュータに実行させることができるものである。
【0013】
本発明のパスワード等の自動入力プログラムの他の一つは、インポートステップとエクスポートステップとをコンピュータに実行させることができるものである。
【0014】
本発明のパスワード等の自動入力プログラムの他の一つは、データベースに入力情報が保存されてからの期間をカウント機能によって計測し、所定期間経過後の入力情報を乱数表を用いて自動的に新しい入力情報に変更する自動変更ステップをコンピュータに実行させることができるものである。
【0015】
本発明のパスワード等の自動入力プログラムの他の一つは、所定時間の入力不操作によって自動的に、プログラムの起動ステップ以外の機能を休止する自動休止ステップをコンピュータに実行させることができるものである。
【0016】
本発明のパスワード等の自動入力プログラムの他の一つは、パスワード等の入力情報を入力する入力画面が、インターネットのウェブサイト上の入力画面であるものである。
【0017】
本発明のパスワード等の自動入力プログラムの他の一つは、インターネットのウェブサイトのID、パスワード等の入力画面において、該入力画面のURLの情報をも保存する記録ステップと、保存したURLを指定することで該入力画面を直接開くことができ、前記データベースに保存されているID、パスワード等の入力情報を、入力画面に自動的に入力する自動入力ステップとをコンピュータに実行させることができるものである。
【0018】
本発明のパスワード等の自動入力プログラムの他の一つは、前記の各プログラムをデータベースに保存されているID、パスワード等の入力情報とともにリムーバブルディスクに記録する外部記録ステップをコンピュータに実行させることができるものである。
【0019】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記の各プログラムを記録媒体に記録したものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムは、図1に示すようなハードウェア構成のコンピュータ1によって実行される。図1のコンピュータ1は汎用のものであり、バスを通じて接続されたCPU2、ROM3、RAM4、インターフェイス回路(I/F:例えばグラフィックボード)5、I/F6、I/F7、通信I/F(通信制御装置)8を備えている。
【0021】
I/F5には、モニタ(ディスプレイ装置)9が接続されている。I/F6には入力装置10が接続されている。入力装置10にはキーボード、マウス、ジョイスティック、トラックボール、フラットスペース等が使用される。I/F7にはハードディスク(ハードディスクドライブ含む)11が接続され、通信I/F8は通信線を通じてインターネット12に接続されている。
【0022】
ROM3は起動プログラムを記憶している。起動用プログラムはコンピュータ1の電源投入時にCPU2によって実行される。これによって、ハードディスク11に記憶されているオペレーティングシステム(OS)、及び表示処理又は通信処理のための単数又は複数のドライバがRAM4にロードされ、各種の処理や制御が実行可能となる。
【0023】
RAM4にはコンピュータ1を制御するプログラムが展開される。RAM4はプログラムの処理結果、処理のための一時データ、モニタ9の画面上に処理結果等を表示するための表示用データ等を保持する。RAM4上に展開された表示用データはI/F5を通じてモニタ9に伝達される。
【0024】
ハードディスク11は本発明によるID、パスワードの自動入力プログラムを含む各種のプログラム、制御用データ、テキストデータ、イメージデータ等を記憶した記録媒体である。ハードディスク11へのデータの書込又はデータの読み出しは、図示されていないハードディスクドライブによって実行される。
【0025】
通信I/F8はCPU2の指示に従って、コンピュータ1に接続された通信線(通信回線)を用い、他の装置(例えば、サーバ)とのデータの送受信、或いはプログラムやデータのアップロード又はダウンロードを実行する。
【0026】
入力装置10は、コンピュータ1のユーザ(オペレータ)がコンピュータ1にデータや命令を入力するために使用される。
【0027】
CPU2は、ハードディスク11に記録された各種のプログラムを実行する。本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムも、CPU2によって実行される。
【0028】
インターネット(或いはイントラネット等)12は、ウェブサイトを提供するための複数のサーバと接続されており、コンピュータからURLの指定を受け取ると、そのURLに対応するサーバとコンピュータとを接続され、サーバからURLに対応するウェブサイトの情報がコンピュータに提供される。
【0029】
本発明のID、パスワード等の自動入力は、OS全体について機能するプログラムであるが、この実施形態ではインターネット上のウェブブラウザ(以下「ブラウザ」という)を支援するプログラムとして説明する。
【0030】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムは、次の機能をウエブブラウザ(以下「ブラウザ」という)上でコンピュータに実行させるものである。入力画面上で入力された入力データのデータベースへの記録機能、データベースに保存された入力データの入力画面への自動入力機能、データベースに保存された入力データの閲覧(参照)機能、データベースに保存された入力データの変更、一部訂正、削除等を行なう編集機能、変更後のデータのサーバへの登録機能、データベースのデータを他のアプリケーションが解釈できる形式で出力するエクスポート機能、他のアプリケーションが解釈できる形式のファイルをデータベースに取り込むインポート機能、入力データが入力されてから所定時間経過後に入力データを自動的に変更する自動変更機能、コンピュータの入力装置からの入力が所定時間継続して行なわれない場合に前記諸機能を自動的に休止させる自動休止機能、データベースのデータ及び本発明のプログラムを外部記録素子(リムーバブルディスク)へ保存する外部記録機能等々。
【0031】
ブラウザには、例えば、マイクロソフト社の「インターネットエクスプローラ」(登録商標)等を用いることができる。このブラウザはコンピュータ1の入力装置10から入力されたユーザからの指示、例えば、URLの入力欄へのURLの入力、確定キーの操作、ハイパーリンクの操作等にしたがってコンピュータ1をインターネット12と接続させ、指定されたウェブサイトのURLにアクセスし、ウェブサイトにアップロードされている情報をダウンロードしてモニタ9に表示する。
【0032】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムの前記各機能をコンピュータに実行させるには、その自動入力プログラムを起動させる必要がある。そのためには図1のコンピュータ1の入力装置10からの指示により、図2に示すような起動画面13を開いてユーザがアカウント名及びパスワードの入力をする。図2のアカウント名の指定欄14において、登録されているアカウント名を選択し、パスワード欄15にパスワードを入力し、OKボタン16を押すと認証を開始する。
【0033】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムにおける前記記録機能は、前記ブラウザによってダウンロードされてモニタに表示された画面がログイン画面や検索条件入力画面のような入力画面であるとき、ユーザからの保存の指示を検出して、入力画面のURL、入力欄情報、入力情報をデータベースに保存することである。例えば、図3に示すID・パスワードの入力が求められるインターネット上のログイン画面18において、URL19、ID・パスワードを入力する入力欄20の数、位置等の入力欄情報、ID・パスワード等の入力欄20に実際に入力された入力情報21を保存するには、ユーザが一旦ID・パスワードをそれぞれの入力欄20に入力し、OKボタンを押して認証する前に、ユーザが保存ボタン22を選択して「ID・パスワード保存」を指示することによって実行される。図3に示す保存ボタン22は、CPU2が本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムを実行すると、ブラウザ画面内に現れるものであり、保存を簡易に実行することが出来るようにするためのものである。
【0034】
前記入力欄情報とは、図3のようなログイン画面におけるID入力欄20やパスワード入力欄20だけでなく、検索ページの検索条件設定画面における検索キーワード入力欄、ショッピング等のページにおける金額入力欄等の情報を入力する入力欄といったあらゆる入力欄であり、入力情報とはそれら入力欄に入力されるID、パスワード等の各種情報である。
【0035】
前記データベースは、前記記録機能の実行により、入力画面のURLと、入力欄情報と入力情報を、ユーザのアカウントごとに記憶するものである。複数のアカウントを切り換えることによって複数個のデータベースを用いることが可能である。アカウントは、図4に示すアカウントの新規作成画面23のアカウント名入力欄24、パスワード入力欄25、パスワード確認入力欄26に必要事項を入力し、OKボタン27を押す事によって新しく作ることができる。この画面は、図2の起動画面13において、アカウントの新規作成ボタン17を押すことによって開くこともできる。このデータベースに保存されている情報は、前記参照機能によって、モニタ9(図1)上で参照することが出来る。コンピュータの入力装置10(図1)からのユーザの指示によりデータベースのデータをモニタ9に表示させると、図5に示すような設定画面28が現れる。その画面の左側のサイト窓29内にID、パスワード等の入力画面にサイト名31がついてURLが保存され、右側のデータ窓30に入力欄情報32及び夫々の入力欄に該当するID、パスワード等の入力情報33が組になって保存されている。この設定画面28では、通常の入力画面では、「*」等の記号で潰されて読解不可能な記号で表示されるパスワード等の入力情報(図3)が、英数字の状態で見られるように保存されている(図5)。なお、入力欄情報32及び入力情報33は、別々に保存することも可能である。
【0036】
また、この記録機能は、上記のURL、入力欄情報、入力情報等の各種情報を暗号化して保存する。従って、データベース内に保存されている情報は、他のアプリケーション(例えば、マイクロソフト社のOS「ウィンドウズ」(登録商標)の「メモ帳」等)や、データベース・ソフト(例えば、マイクロソフト社の「アクセス」(登録商標))等によって見ることができないようにしてある。尚、暗号化には、公開鍵暗号(例えばRSA、ElGamal暗号、楕円曲線暗号等)、秘密鍵暗号(例えばDESや、IDEA、FEAL、MISTY等)、その他の鍵暗号を用いることができる。
【0037】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムにおける前記自動入力機能は、CPU2がプログラムを実行することによって実現される機能である。この自動入力機能は、指定された又は入力されたURLが、データベース内に保存されている入力画面のURLと適合するかどうかを照合し、適合すれば、指定された又は入力されたURLの画面の入力欄と、データベース内の入力欄情報と照合し、合致すれば当該入力欄と組になって保存されている入力情報を入力画面に入力する機能である。
【0038】
この自動入力機能は、図5に示す設定画面28のサイト窓29中のサイト名31を選択して確定すると、そのサイトの入力画面のURLにアクセスし、URLとともにデータベース内に組になって保存してある入力情報を、入力欄情報と照合したうえで自動入力するようにしてある。ブラウザが起動していない場合であっても、自動入力機能はブラウザを起動させ、コンピュータ1をインターネット12と接続させて前記サイトの入力画面のURLにアクセスし、データベース内のURLとともに組になって保存されている入力情報を、入力欄情報と照合したうえで自動入力する。
【0039】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムにおける前記編集機能は、CPU2がプログラムを実行することによって実現する機能である。この編集機能は、保存してあるURLの削除や名称の変更、一部変更、保存してある入力情報の削除や変更等を、入力装置10からの指示に従って行う。この編集機能は、保存してあるURLを削除した場合、そのURLと組になって保存してある入力欄情報及び入力情報も削除する。また、入力情報についての変更がユーザによって行われた場合、その変更データはインターネット12を通じてその入力画面を備えるウェブサイトのサーバに登録され、次回以降は変更されたパスワードで認証が可能となる。なお、本実施例においては、ユーザによる変更の指示時にブラウザが起動しているか否かを問わず、登録機能がサーバへの変更登録作業を行うようにしてある。
【0040】
上記編集機能は図5に示す設定画面28によって行うことができる。設定画面28のサイト窓29中の任意のサイト名31を選択すると、その画面の下部に位置するサイト名の変更ボタン34及びサイトの削除ボタン35が選択可能となる。サイト名を変更する場合は、サイト名の変更ボタン34を押し、所望の名称を入力し、確定すれば変更は完了する。サイトの削除を希望する場合は、サイトの削除ボタン35を押せば、選択中のサイト及びそのサイトのURLと組になって保存されている入力欄情報及び入力情報の削除が完了する。
【0041】
前記設定画面28のデータ窓30中の入力情報のいずれかを選択すると、その画面下部の削除ボタン36及び変更ボタン37が選択可能となる。前記入力情報の削除を希望する場合は、前記削除ボタン36を押せばその入力欄情報32及び入力情報33の削除が完了する。該入力情報33を変更する場合は、変更ボタン37を押すと図6に示すような入力情報の変更画面38が表示される。変更画面38中の値欄の入力情報を変更した後、変更画面38のOKボタン39を押すとデータが変更され、変更は完了する。
【0042】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムにおける前記エクスポート機能及びインポート機能は、CPU2がプログラムを実行することによって実現する機能である。このエクスポート機能は、入力装置からの指示によって、データベース内のURLや入力情報等の各データの全てを、本実施形態においてはCSV形式のファイルにして保存する。前記インポート機能は、入力装置からの指示によって、前記エクスポート機能によって保存されたCSV形式のファイルを読み込み、データベース内で利用出来るようにする。なお、本実施形態においては、エクスポート及びインポートは、CSV形式のファイルによってのみ可能であったが、これには限られず、他のアプリケーションソフトが解釈出来る形式のファイルでのエクスポート及びインポートをすることもできる。
【0043】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムにおける前記自動変更機能は、CPU2がプログラムを実行することによって実現する機能である。前記自動変更機能は、データベースにURL、入力欄情報、入力情報の一組のデータが保存されてからの期間を内部時計(カウント機能)によって計算し、所定の期間を経過したデータを検出して、検出したデータ内の入力情報を、乱数表を用いて新しい入力情報に変更する機能である。また、入力情報についての変更が行われた場合、その変更データはインターネットを通じてその入力画面を備えるウェブサイトのサーバに登録され、次回以降は変更されたパスワードでログインが可能となる。なお、本実施例においては、ユーザによる変更の指示時にブラウザが起動しているか否かを問わず、登録機能がサーバへの変更登録作業を行うようにしてある。従って、例えば企業等のイントラネットのように、定期的にパスワードの変更を要求され、且つ変更後のパスワードが変更前のものと類似しないことを要求されるような場合であっても、有効にパスワードを変更できる。
【0044】
上記変更までの期間や変更の要否、変更後の入力情報の構成内容等の、入力情報の自動変更条件は、保存されているURLごとにあるいは入力情報ごとにユーザが設定することができる。図7は、入力装置からの指示によってモニタに表示可能な、設定画面の一例である。該設定画面40には、変更までの期間の入力欄41と、変更後のパスワードの構成内容の入力欄42等が設けられている。変更期間の入力欄41には、「日、週、月」等の変更単位の入力欄と、変更までの期間を数字で入力する欄とがある。なお、自動変更機能を用いない場合は、変更までの期間の欄に「0」と入力すればよい。変更後のパスワードの構成内容の入力欄42には、変更後のパスワードの桁数の入力欄や、「英字のみ、数字のみ、英数混合」等の、使用する文字の種類の選択欄等が設けられている。全ての欄について所望の入力を終えた後に、OKボタン43を押すことで、設定は完了する。なお、本例及び図6では、変更までの期間の入力欄41と、変更後のパスワードの構成内容の入力欄42についてのみ表示しているが、表示内容はこれには限られず、URLの選択欄や所定の変更までの期間の入力欄についても設定画面40に表示するようにしてもよい。また、図7に示す設定画面40は一例であって、他の設定条件についても設定可能とすることができる。
【0045】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムにおける前記自動休止機能は、CPU2がプログラムを実行することによって実現する機能である。この自動休止機能は、内部時計(カウント機能)を備え、所定時間、キーボード、マウス等の入力装置10の操作が一切行われなかった場合、前記諸機能を自動的に休止状態にする。休止中は、前記の記録機能、自動入力機能、参照機能、編集機能、登録機能、自動変更機能、エクスポート/インポート機能等のいずれも使用することが出来なくなり、プログラムの再起動以外の機能実行ができなくなる。従って前記各機能を再度使用するためには、通常の起動時同様、プログラム起動のためのパスワードを入力して、プログラムを起動させる必要がある。
【0046】
上記自動休止までの所定時間は、ユーザが設定することができる。入力装置10を介するユーザの指示によってモニタ9に表示可能な図8に示す設定画面44には、マウスやキーボード等の操作がない場合の自動休止までの時間を分単位で選択できる選択欄45が設けられている。また、自動休止機能を使用しない場合は、選択欄内に「0」を入力することで自動休止機能を使用しないようにすることもできる。所望の時間を選択し終えたら、画面右下の、OKボタン46を押すことで、設定は完了する。
【0047】
上記のようなプログラムの休止は、自動休止以外にも、入力装置10を介してのユーザの指示によって休止させることもできる。
【0048】
各設定画面28、40、44の画面構成は、前記の設定画面28、40、44等のものには限られず、いずれの設定画面にどのような内容の事項が表示されることとしてもよい。
【0049】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムにおける前記外部記録機能は、CPU2がプログラムを実行することによって実現する機能である。この外部記録機能は、本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムを、データベース内に保存されているID、パスワード等の入力情報とともにリムーバブルディスクに記録するものである。リムーバブルディスクには、例えば、USB接続フラッシュメモリー、コンパクトフラッシュ(登録商標)、マイクロドライブ、スマートメディア、SDメモリーカード、メモリースティック、ハードディスクカード等を用いる事が好ましいが、特にこれらに限られるものではない。リムーバブルディスクに記録した本発明のプログラム及びデータベース内に保存されていたURL及び入力情報は、そのリムーバブルディスクからコンピュータによって起動させ、実行させることができる。
【0050】
(ID、パスワード等の自動入力プログラムの実行例)
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムをコンピュータによって実行させた場合の前記各機能の実行例について、図9〜図17のフローチャートを用いて説明する。
【0051】
(プログラムのアカウント新規作成機能の実行例)
図9は本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムを起動させるプログラムのアカウント新規作成機能の実行例を示すフローチャートである。このアカウント新規作成機能の実行例は、ブラウザが未起動であるか起動中であるかを問わない。また、本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムのアカウント新規作成機能の実行の開始条件として、コンピュータの入力装置からのアカウントの新規作成指示があったことが必要である。
【0052】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムのアカウントの新規作成機能の実行にあたっては、図9のように、入力装置からのアカウントの新規作成指示(S01)があると、図4に示す画面を表示して、ユーザにアカウント名入力欄24へのアカウント名の入力及びパスワード入力欄25へのパスワードの入力及びパスワード確認入力欄26への同じパスワードの入力(パスワードの確認入力)を求める(S02〜S04)。ユーザがパスワードを確認入力して、OKボタン27を押すと、パスワード入力欄25に入力されたパスワードと、パスワード確認入力欄26に入力されたパスワードとが同一か否か判定する(S05)。二つのパスワードが同一であれば(S05;Y)、該アカウントのデータベースを作成し(S06)、プログラムを起動させる(S07)。二つのパスワードが同一でなければ(S05;N)、動作をS03へ再度移し、パスワードの再設定をユーザに求める。なお、S02〜S04の各入力動作は、別々の画面内で行うことも可能である。
【0053】
(プログラムの起動機能の実行例)
図10は、本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムを起動させるプログラムの起動機能の実行を示すフローチャートである。この起動機能の実行例は、ブラウザが未起動であるか起動中であるかを問わない。また、この起動機能の実行の開始条件として、入力装置からのプログラムの起動指示(本プログラムのアイコンのマウスクリック等)があったことが必要である。
【0054】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムの起動に当たっては、入力装置からのプログラムの起動指示(S11)があると、図2に示す画面を表示して、先に登録されているアカウントの選択及びパスワードの入力を求める(S12、S13)。入力装置からの指示によってアカウントの選択と起動パスワードの入力が行われ(S13)、OKボタン16が押されると、入力されたパスワードが正しいかどうかを判定する(S14)。このとき、パスワードが正しければ(S14;Y)、該アカウントのデータベースの起動を経て(S15)、プログラムの起動が完了し(S16)、プログラムの起動機能の実行が終了する。パスワードが正しくなければ(S14;N)、動作は前記S13に戻り、再度正しいパスワードの入力を求める。起動が完了すると、ブラウザを起動させた場合に、前記記録機能、自動入力機能等の各機能を使用することができるようになる。
【0055】
(アカウント切替機能の実行例)
既にプログラムが起動している場合のアカウントの切替機能の実行についても、上記のプログラムの起動機能の実行とは、開始条件がアカウント切替指示検出となる点が異なるのみで(図10中C01)、図2に示す起動画面が示されて、S12以降は共通する動作を行うこととなる。
【0056】
(記録機能の実行例)
図11は、本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムの記録機能の実行例を示すフローチャートである。この記録機能の実行例は、ブラウザが起動し、かつコンピュータとインターネットとが接続されていることを前提とする。また、記録機能の実行の開始条件として、入力装置からの記録指示(ブラウザ中の保存ボタンのマウスクリック等)があったことを必要とする。
【0057】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムの記録機能の実行にあたっては、図11のように、最初に、ユーザからの記録指示があると(S21)、現在モニタが表示している画面のURLを認識する(S22)。次に、表示中の画面が入力画面か否かを入力欄や認証ボタンが存在するかによって判定し(S23)、表示中の画面が入力画面であった場合(S23;Y)、表示中の画面中の入力欄の情報を認識する(S24)。表示中の画面が入力画面ではなかった場合(S23;N)、保存は完了されず(S29)、記録機能の実行が終了する。表示中の画面中の入力欄情報を認識すると、記録機能は、画面中の入力欄中に、ID、パスワード等の入力情報が、ユーザによって入力されているか検出する動作(S25)へ進む。入力情報が入力されている場合には(S25;Y)、データベース内に現在表示中の画面のURLと同じURLについてデータが保存されているかを判定する動作(S26)に進む。入力情報が入力されていない場合には(S25;N)、保存は完了されず(S29)、記録機能の実行が終了する。データベース内に同じURLについて保存されていない場合(S26の「無い」場合)は、当該URLと、入力欄情報及び入力情報を組にして新規保存して(S27)、記録機能の実行が終了する。データベース内に同じURLについて既に保存されている場合(S26の「有る」場合)は、当該保存されているURLについて、別の組として入力欄情報及び入力情報を追加保存して(S28)、記録機能の実行が終了する。
【0058】
保存が完了すると、データベースに保存された一組の入力画面のURL、入力画面中の入力欄情報、入力情報は、前記設定画面28(図5)で閲覧(参照)、編集等の諸操作をすることができる。
【0059】
(自動入力機能の実行例)
図12は、本発明のID、パスワード等を自動入力プログラムの自動入力機能の実行例を示すフローチャートである。この自動入力機能の実行例においては、ブラウザが起動し、かつコンピュータとインターネットとが接続されていることが前提となる。なお、当該前提条件には、前記図5に示す設定画面28のサイト窓29中のサイト名のマウスクリックによってブラウザが起動し、コンピュータとインターネットとが接続された場合も含む。また、開始条件として、入力装置から入力されたURL接続指示(URLの入力・確定、ハイパーリンクが設定されたURLのマウスクリック、前記設定画面28のサイト窓29中のサイト名31のマウスクリック等)があったことが必要となる。
【0060】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムの自動入力機能の実行にあたっては、図12のように、最初に、ユーザによるURL接続指示があると(S31)、指定されたURLが、データベース内に保存するURLと同一のURLがあるか否かを判定する(S32)。同一のURLがある場合(S32;Y)には、動作は後述する図中S33に進み、同一のURLがない場合(S32;N)には、自動入力は行われず(S38)、自動入力機能の実行は終了する。
【0061】
S33では、入力の指示のあった画面と同一のURLについて当該URLと組にして保存されている入力欄情報と、表示中の画面の入力欄情報とを比較し、一致するかどうかを判定する。入力欄情報が一致した場合(S33;Y)、動作はS34へ進む。入力欄情報が一致しない場合(S33;N)には、自動入力は行われず(S38)、自動入力機能の実行は終了する。
【0062】
S34では、当該URLと組にして保存されている入力情報(ID、パスワード等)が、複数組あるか否かを判定する。当該URLと組にして保存されている入力情報が、一組しかない場合(S34;N)には、該入力情報を、入力指示のあった画面の入力欄に入力して(S36)、入力指示のあった画面を、サーバに接続してモニタに表示して(S37)、自動入力機能の実行は終了する。当該URLと組にして保存されている入力情報が複数ある場合(S34;Y)、どの組の入力情報を入力するかをユーザに選択させ(S35)、選択した入力情報を、入力指示のあった画面の入力欄に入力して(S36)、入力指示のあった画面を、サーバに接続してモニタに表示して(S37)、自動入力機能の実行は終了する。
【0063】
自動入力機能の実行例によると、前記記録機能によってデータベースにデータが保存してある限り、データベースに保存してあるURLへアクセスすると、毎回自動的に入力情報が入力されるようになる。
【0064】
(編集機能の実行例)
図13は、本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムの編集機能の実行例を示すフローチャートである。この編集機能の実行例においては、前記図5に示す設定画面が表示されていることが前提となる。ただし、ブラウザが起動していること、及びコンピュータとインターネットとが接続されていることは前提とならない。
【0065】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムの編集機能の実行にあたっては、図12のように、設定画面28が表示されているとき(S41)、ユーザは、編集の対象を前記図5に示す設定画面28中のサイト窓29に表示されたサイト31とするか、同じく前記図5に示す設定画面28中のデータ窓30に表示された入力情報33とするか選択する(S42)。サイト31について編集をする場合は動作はS50に進み、入力情報33について編集をする場合は動作はS43に進む。
【0066】
S43では、最初にユーザが編集を希望する入力情報33を選択する。編集を希望する入力情報33の選択をすると、選択した入力情報33を変更するか削除するかを選択する(S44)。変更を選択すると動作がS45に進む。削除を選択すると選択した入力情報33が削除され(S46)、削除がデータベースに保存されて(S49)、編集機能の実行が終了する。
【0067】
S45では、所望の変更を入力装置から入力する。入力すると、編集機能は、この変更を確定させるか否かをユーザに選択させる(S47)。変更の確定を選択すると(S47;Y)、動作がS48に進む。変更の確定をしない場合(S47;N)は、編集機能はユーザに変更の入力のやり直しを求める(S45)。
【0068】
S48では、登録機能が、変更した入力情報を、インターネットを通じてその入力画面を備えるウェブサイトのサーバに連絡して、次回以降は、変更された入力情報で認証が可能となるように登録し(S48)、その登録がデータベースに保存され(S49)、編集機能の実行が終了する。
【0069】
S50では、最初にユーザが編集を希望するサイト名31を選択する。編集を希望するサイト名31の選択をすると、選択したサイトの名称を変更するかサイト自体を削除するかを選択する(S51)。サイトの名称変更を選択すると動作がS52に進み、サイト自体の削除を選択すると選択したサイトのURL及び、当該URLと組にして保存されている入力欄情報32と入力情報33とが削除され(S46)、削除がデータベースに保存されて(S49)、編集機能の実行が終了する。
【0070】
S52では、ユーザが所望の変更後のサイト名を入力装置から入力する。入力されると、編集機能は、この変更を確定させるか否かをユーザに選択させる(S53)。変更の確定を選択すると(S53;Y)、変更がデータベースに保存されて(S49)、編集機能の実行が終了する。
【0071】
(自動変更機能の実行例)
図14は、本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムの自動変更機能の実行例を示すフローチャートである。この実行例においては、開始条件として、オペレーティングシステム(OS)が起動したとき、OSの起動中に日付が変わったとき、またはOSの起動中に変更期限条件が設定変更されたことを条件とする。ただし、ブラウザが起動していること、及びコンピュータとインターネットとが接続されていることは前提とならない。
【0072】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムの自動変更機能の実行にあたっては、図14のように、最初に、自動変更機能は、データベースにURL及び入力欄情報と組にして保存されている入力情報の全てについて、その保存日時を参照する(S61)。次に、前記内部時計(カウント機能)でのカウントデータと、データベース内の全データの保存日時とを比較し(S62)、データベース内から、変更期限を迎えているURL及び当該URLと組になって保存されている入力情報を検出する(S63)。変更期限を迎えている入力情報がなければ、自動変更機能の実行は終了する(S63;N)。変更期限を迎えている入力情報を検出すると(S63;N)、自動変更部28は、設定が自動変更になっているか否か確認する(S64)。設定が自動変更であれば動作はS65に、設定が自動変更でなければ動作はS68に、それぞれ進む。
【0073】
S65では、自動変更機能が、設定されている条件に従って、乱数表を用いて、自動的に入力情報を変更する。変更が完了すると登録機能が、自動変更した入力情報を、インターネットを通じてその入力画面を備えるウェブサイトのサーバに登録して、次回以降は、変更された入力情報で認証が可能となるようにし(S66)、変更をデータベースに保存して(S67)、自動変更機能の実行が終了する。
【0074】
S68では、最初にユーザが編集を希望する入力情報を選択する。なお、S68は手動変更であって、前記編集機能が機能することとなる。入力情報を選択すると、ユーザが所望の変更を入力装置から入力する(S69)。入力されると、編集機能は、この変更を確定させるか否かをユーザに選択させる(S70)。変更の確定を選択すると(S70;Y)、動作が前記S66に進み、登録機能が、自動変更した入力情報を、インターネットを通じてその入力画面を備えるウェブサイトのサーバに登録して、次回以降は、変更された入力情報で認証が可能となるようにし(S66)、変更をデータベースに保存して(S67)、自動変更機能の実行が終了する。変更の確定をしない場合(S70;N)、ユーザは変更の入力をやり直すこととなる(S69)。
【0075】
これによって、例えば企業等のイントラネットのように、定期的にパスワードの変更を要求され、且つ変更後のパスワードが変更前のものと類似しないことを要求されるような場合であっても、有効にパスワードを変更できる。
【0076】
(エクスポート機能の実行例)
図15は、本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムのエクスポート機能の実行例を示すフローチャートである。この実行例においては、ブラウザが起動し、かつコンピュータとインターネットとが接続されていることは前提とはならない。開始条件として、入力装置からのエクスポート開始の指示があることを条件とする。
【0077】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムのエクスポート機能の実行にあたっては、図15のように、最初に、入力装置からのエクスポート開始の指示があると(S71)、ユーザにファイル名の入力を求める(S72)。ファイル名を入力すると、次に、ファイルの種類の選択を求める(S73)。ファイルの種類を選択すると、次に、ファイルの保存場所の選択を求める(S74)。ファイルの保存場所を選択すると、ユーザに当該設定でのエクスポートを行うか否かの決定を求める(S75)。ユーザがエクスポートを行う決定をした場合(S75;Y)、エクスポートが完了(S76)し、エクスポート機能の実行は終了する。ユーザがエクスポートを行わない決定をした場合(S75;N)、エクスポートが完了せず、エクスポート機能の実行は終了する。なお、S72〜S75の一連の動さは、一画面中で行うことも可能で有り、その場合は、S72〜S74の動作については順不同に行うことが可能である。
【0078】
本エクスポート機能の実行によって、データベース内のデータのバックアップを取ることが可能となる。
【0079】
(インポート機能の実行例)
図16は、本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムのインポート機能の実行例を示すフローチャートである。本インポート機能の実行例においては、ブラウザが起動し、かつコンピュータとインターネットとが接続されていることは前提とはならない。開始条件として、入力装置からのインポート開始の指示があることを条件とする。
【0080】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムのインポート機能の実行にあたっては、図16に示すように、最初に、入力装置からのインポート開始の指示があると(S81)、ユーザにインポートするファイルが保存してある場所の選択を求める(S82)。ファイルの保存場所を選択すると、ファイルの選択を求める(S83)。ファイルの選択をすると、ユーザに当該設定でのインポートを行うか否かの決定を求める(S84)。ユーザがインポートを行う決定をした場合(S84;Y)、データベースへのインポートが完了(S85)し、インポート機能の実行は終了する。ユーザがインポートを行わない決定をした場合(S84;N)、インポートが完了せず、インポート機能の実行は終了する。
【0081】
本インポート機能の実行例によって、バックアップ済みのデータをデータベースに復活させることが可能となる。
【0082】
(自動休止機能の実行例)
図17は、本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムの自動休止機能の実行例を示すフローチャートである。本自動入力機能の実行例においては、ブラウザが起動し、かつコンピュータとインターネットとが接続されていることが前提とはならない。本機能の実行例においては、マウスや、キーボード等の入力装置による入力操作がないことが開始条件となる。
【0083】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムの自動休止機能の実行にあたっては、図17のように、マウスや、キーボード等の入力装置による入力操作がない場合、その無操作を検出した(S91)自動休止機能の内部時計(カウント機能)は、入力操作がなくなってからの時間を空き時間としてカウントして(S92)、空き時間が設定時間に達したか否かを監視する(S93)。空き時間が設定時間に達した場合(S93;Y)、自動休止機能は、プログラムの再起動以外の全機能を休止させ、本自動休止機能の実行は終了する。空き時間が設定時間に達する前にマウスや、キーボード等の入力装置による入力操作が行われた場合(S93;N)は、自動休止機能は、再び無操作になるのを待つ。なお、再起動させるためには、前記プログラム起動機能の実行と同様の操作を行う必要がある。
【0084】
自動休止機能の実行によって、長時間ユーザがコンピュータの前から離れた場合等であっても、他人がデータベースを悪用することをできなくすることができる。
【0085】
なお、自分でプログラムの休止をすることも可能である。その時は入力装置からのプログラム休止の指示により、プログラムの全機能を即時休止させることができる。
【0086】
(外部記録機能の実行例)
図18は、本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムの外部記録機能の実行例は、以下の通りである。本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムのアカウントの新規作成機能の実行にあたっては、図18のように、外部記録機能は、ユーザの入力装置からの指示により、本プログラムの、リムーバブルディスクへの記録の指示を検出すると(S101)、ユーザに保存する場所を選択させた後(S102)、リムーバブルディスクがドライブにセットされているか否か(S103)、リムーバブルディスクの空き容量が十分か否かを判断し(S104)、リムーバブルディスクがセットされており(S103;Y)、その空き容量が十分ある場合には(S104;Y)、該リムーバブルディスクに、本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムと、データベース内に保存されているURLや入力情報とを記録して(S105)、外部記録機能の実行は完了する。リムーバブルディスクがセットされていない場合や(S103;N)、リムーバブルディスクの空き容量が十分にない場合には(S104;N)、いずれも記録はできず(S106)、本機能の実行は終了する。
【0087】
(実施形態2)
前記実施形態1においては、本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムは、ブラウザを支援するプログラムとして機能したが、本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムは、前記実施形態1に記載の各機能を、ブラウザの機能として取りこむこともできる。
【0088】
本実施形態に示すID、パスワード等の自動入力プログラムも、前記実施形態1と同様のハードウェア構成のコンピュータ1によって実現可能であり、前記実施形態1の各機能の実行例と同様の実行例を実施することができる。従って、前記実施形態1の場合は、各機能を実現するプログラムのみを記録媒体に記録し、ブラウザ支援ソフトウェアとして提供することができるのに対し、本実施形態のID、パスワード等の自動入力プログラムは、ID、パスワード等の自動入力機能等を備えたブラウザソフトとして提供する必要がある点において両者は異なる。
【0089】
(その他の実施形態)
前記実施形態1、2においては、本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムは、ウェブサイトのURL、ウェブサイト内の入力画面中の入力情報等、インターネットについてのみ機能するものとしたが、これには限られず、他のアプリケーションについても機能可能な、OS全体について機能するプログラムとしてもよい。その場合、例えば、ワープロソフトにパスワードを備えた場合等に、そのパスワードを保存したり、パスワードを自動入力したり、パスワードを編集したり自動変更したり等することが可能となる。
【0090】
なお、本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムにおいて、保存、編集等が可能なのは、インターネットのウェブサイト上で使用される言語形式であれば、HTML形式に限らず、XML形式やXHTML形式などどのような言語形式であっても対応可能なものとすることができる。
【0091】
【発明の効果】
本発明のID,パスワード等の自動入力プログラムには次のような効果がある。
(1)ID、パスワード等の入力情報を入力する入力画面に入力したID、パスワード等の入力情報を、データベースに保存することができるので、長いIDやパスワード等を記憶しておく必要がなくなり、面倒がなくなる。
(2)データベース内に保存されている入力情報を、入力画面を開く度に自動的に入力することができるため、キーボードでパスワード等の入力情報を入力する際の面倒がなくなり、入力ミスも解消することができる。
【0092】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムには、上記の効果の他に次のような効果がある。
(1)起動画面にパスワードを入力すれば、先に入力した入力情報を入力画面を開く度に、その画面に、データベースに保存されている入力情報を自動的に入力するため、プログラムの起動のパスワードさえ覚えており、他人に分からないようにしていれば、各入力画面ごとにパスワードを覚えたりメモしたりする必要がなくなり、パスワードを忘れてしまったり、メモを他人に見られて悪用されたりする不都合が軽減され、情報の安全を確保することができる。また、入力ミスも解消することができる。
【0093】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムには、上記の効果の他に次のような効果がある。
(1)一つの入力画面に入力された異なる二以上のID、パスワード等の入力情報をデータベースに保存することができるため、一つの入力画面について複数種のパスワード等を有する場合であっても、データベースに保存することができるので、複数のIDやパスワード等を記憶しておく必要がなくなり、面倒がなくなる。また、入力情報の整理も容易になる。
(2)データベースに保存されている二以上の入力情報のうち、のいずれかの一つ入力情報をユーザの選択した入力情報を入力画面に自動的に入力することができるので、入力ミスや、一方若しくは他方を忘れてしまうことによる不都合を解消することができ、便利となる。
【0094】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムには、上記の効果の他に次のような効果がある。
(1)ID、パスワード等の入力情報を暗号化してデータベースに保存するため、データ内容を他人に見られたり悪用されたりするおそれがなくなり、より情報の安全性を高めることができる。
【0095】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムには、上記の効果の他に次のような効果がある。
(1)データベースに保存されているID、パスワード等の入力情報のうち入力画面で読解不能な記号の入力情報は読解可能な記号に変換して設定画面に表示させることができるので、データベース内では、従来であれば記号で塗りつぶされる等して読解不能であったパスワード等の情報であっても、設定画面を開けば文字で参照することができ、忘れたパスワード等も容易に思い出すことができる。
【0096】
本発明のID,パスワード等の自動入力プログラムには上記の効果の他に次のような効果がある。
(1)データベースに保存されているID、パスワード等の入力情報を、それらを入力する入力画面を開くことなく変更、一部訂正、削除等の編集を行うことが出来るので、いちいち当該入力画面用の入力情報変更画面を開いたりする面倒がなくなり、より簡易、迅速な入力情報の管理が可能となる。
(2)編集後の入力情報を外部に登録させることができるので、その入力画面を開かずにデータの変更を行った場合であっても、その後その入力画面を開いた時に、自動入力されるデータによって認証可能であるため、外部に入力情報の変更をいちいち登録する面倒がなくなり、入力情報の管理を簡易且つ迅速に行うことができる。
【0097】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムには上記の効果の他に次のような効果がある。
(1)エクスポートが可能となるので、データベースに保存されている入力情報のバックアップを容易に取ることができ、パスワード等の重要データがトラブルによって失われる不都合が減少し、情報の安全性が確保される。
(2)インポートが可能となるので、外部からデータベースに入力情報を読みこむことができ、データベース内に外部から入力情報を追加したり、万が一データベース内のパスワード等の入力情報がトラブルによって失われた場合であっても、入力情報を復活させることができる。
【0098】
本発明のID,パスワード等の自動入力プログラムには上記の効果の他に次のような効果がある。
(1)所定期間経過後の入力情報を自動的に新しい入力情報に変更するので、例えば企業等のイントラネットのように、定期的にパスワードの変更を要求されるような場合に、いちいち自分で変更操作をする面倒がなくなり、便利である。
(2)入力情報を乱数表を用いて自動的に新しい入力情報に変更するので、例えば企業等のイントラネットのように、変更後のパスワードが変更前のものと類似しないことを要求されるような場合であっても、簡易にシステムの要求に沿ったパスワードに変更でき、結果的に情報の安全性が向上する。
【0099】
本発明のID,パスワード等の自動入力プログラムには上記の効果の他に次のような効果がある。
(1)所定時間の入力不操作によって自動的に、プログラムの起動ステップ以外の機能を休止する各機能を休止させるので、例えば長時間ユーザがコンピュータの前から離れた場合等であっても、他人がパスワード等を悪用することがなくなり、より高い情報の安全性を実現できる。
【0100】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムには上記の効果の他に次のような効果がある。
(1)パスワード等の入力情報を入力する入力画面が、インターネットのウェブサイト上のものであるので、ブラウザとは別のデータベース内に入力情報を保存することができ、長いIDやパスワード等を記憶しておく必要がなくなり、面倒がなくなるばかりでなく、ブラウザ内に保存されたパスワードを第3者に悪用される危険性も減少し、情報の安全性を確保することができる。
(2)データベース内に保存されている入力情報を、ウェブサイトを開く度に自動的に入力することができるため、キーボードでパスワード等の入力情報を入力する際の面倒がなくなり、入力ミスも解消することができる。インターネット上では、入力画面が特に多いため、快適にインターネットを行うことができる。
【0101】
本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムには上記の効果の他に次のような効果がある。
(1)URLの情報をも保存でき、保存したURLを指定することで該入力画面を直接開くことができ、前記データベースに保存されているID、パスワード等の入力情報を、入力画面に自動的に入力することができるので、入力画面が分らなくなった場合でも当該サイトにアクセスすることが可能であり、より簡易に入力画面にアクセスして入力情報を自動入力することができる。
【0102】
本発明のID,パスワード等の自動入力プログラムには上記の効果の他に次のような効果がある。
(1)ID、パスワード等の自動入力プログラムをデータベースに保存されているID、パスワード等の入力情報とともにリムーバブルディスクに記録することができるため、ソフトウェアとして頒布、持ち運びが可能となり、利用の便に資する。
(2)データベースごとリムーバブルディスクに記録することができるので、外出先等でも、プログラムを起動させるパスワードさえ知っていれば自分のパスワード等の入力情報を使うことができる。
【0103】
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記の効果の他に次のような効果を有する。
(1)本発明のプログラムを記録したものであるので、持ち運び可能であって、頒布の便がよく、流通し易くなり、利用の便に資する。
(2)外出先等でも、プログラムを起動させるパスワードさえ知っていれば自分のパスワード等の入力情報を使うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムを実現するID、パスワード等の自動入力プログラムのハードウェア構成を示す説明図。
【図2】 本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムの起動画面を示す説明図。
【図3】 ID、パスワード等の入力画面を示す説明図。
【図4】 本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムのアカウント新規作成画面を示す説明図。
【図5】 図1に示すID、パスワード等の自動入力プログラムの設定画面の一例を示す説明図。
【図6】 パスワード等の入力情報を変更する変更画面の説明図。
【図7】 図1に示すID、パスワード等の自動入力プログラムの設定画面の他の一例を示す説明図。
【図8】 図1に示すID、パスワード等の自動入力プログラムの設定画面のその他の一例を示す説明図。
【図9】 図5に示す設定画面からデータを変更する場合のデータ変更画面を示す説明図。
【図10】 本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムの起動機能実行例を示すフローチャート。
【図11】 本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムの記録機能実行例を示すフローチャート。
【図12】 本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムの自動入力機能実行例を示すフローチャート。
【図13】 本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムの編集機能実行例を示すフローチャート。
【図14】 本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムのパスワード自動変更機能実行例を示すフローチャート。
【図15】 本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムのエクスポート機能実行例を示すフローチャート。
【図16】 本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムのインポート機能実行例を示すフローチャート。
【図17】 本発明のID、パスワード等の自動入力プログラムの自動休止機能実行例を示すフローチャート。
【図18】 ID、パスワード等の自動入力プログラムの外部記録機能実行例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 コンピュータ
2 CPU
3 ROM
4 RAM
9 モニタ
10 入力装置
11 ハードディスク
12 インターネット
13 起動画面
28 設定画面

Claims (10)

  1. 次の(1)〜(5)を特徴とするID、パスワード等の自動入力プログラム。
    (1)一又は二以上のアプリケーションについて機能するプログラムであり、
    (2)プログラムが起動される起動ステップと、ID、パスワード等の入力情報の入力を求める入力画面上で入力された入力情報がデータベースに記録される記録ステップと、データベースに保存された入力情報が自動的に入力される自動入力ステップをコンピュータに実行させるプログラムであって、
    (3)前記起動ステップは、コンピュータの入力装置からのプログラムの起動指示を検出すると起動画面が表示されてパスワードの入力を求め、パスワードが入力されると、入力されたパスワードが正しいかどうかを判定し、正しければプログラムが起動して、画面上に、コンピュータの入力装置の操作によって入力情報をデータベースに保存するための記録指示を発信可能な保存ボタンが表示され、前記記録ステップ、自動入力ステップの実行が可能となるステップであり、
    (4)前記記録ステップは、前記保存ボタンが操作されることで発信された記録指示を検出すると、表示中の画面が、ID、パスワード等の入力情報の入力を求める入力画面であるか否かを自動的に判定し、入力画面である場合は、その入力画面中の夫々の入力欄に入力情報が入力されているか否かを自動的に判定し、入力情報が入力されていると判定されると、その入力画面に関して、入力情報が、画面中の入力欄の数、位置、入力を求める情報の種類等の入力欄情報と組にされてデータベース内に保存されているか否かを自動的に判定し、保存されていない場合には、画面上に表示中の前記入力画面についての入力欄情報と、夫々の入力欄に表示中の入力情報とを組にして暗号化して自動的にデータベースに新規保存し、一組以上保存されている場合には、画面上に表示中の前記入力画面についての入力欄情報と、夫々の入力欄に表示中の入力情報とを別の組として暗号化して自動的にデータベースに追加保存するステップであり、
    (5)前記自動入力ステップは、前記保存後にプログラムが起動され、前記入力画面が画面上に表示される度に、その入力画面に関してデータベース内に保存されている入力欄情報と入力情報が一組だけの場合には該入力情報を前記入力欄情報と照合させた上で入力画面中の入力欄内に自動的に入力し、二組以上の場合には二組以上の入力情報のうちのいずれを入力画面中の入力欄に入力するかの選択を求め、選択された入力情報を、入力欄情報と照合させた上で前記入力画面中の入力欄内に自動的に入力するステップである。
  2. 請求項1記載のID、パスワード等の自動入力プログラムにおいて、データベースに保存されているID、パスワード等の入力情報のうち入力画面で読解不能な記号の入力情報は読解可能な記号に変換して設定画面に表示させ、入力画面で読解可能な記号の入力情報はそのまま設定画面に表示する参照ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするID、パスワード等の自動入力プログラム。
  3. 請求項1又は請求項2記載のID、パスワード等の自動入力プログラムにおいて、データベースに保存されているID、パスワード等の入力情報を、それらを入力する入力画面を開くことなく、データベースに保存されている入力情報を表示する設定画面から変更、一部訂正、削除等の編集を行うことが出来、その後は編集後の入力情報をその後に開かれる入力画面に入力させる編集ステップと、編集後の入力情報を、前記入力画面を表示させる認証先に登録させる登録ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするID、パスワード等の自動入力プログラム。
  4. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載のID、パスワード等の自動入力プログラムにおいて、インポートステップとエクスポートステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするID、パスワード等の自動入力プログラム。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載のID、パスワード等の自動入力プログラムにおいて、データベースに入力情報が保存されてからの期間をカウント機能によって計測し、所定期間経過後の入力情報を乱数表を用いて自動的に新しい入力情報に変更する自動変更ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするID、パスワード等の自動入力プログラム。
  6. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載のID、パスワード等の自動入力プログラムにおいて、所定時間の入力不操作によって自動的に、プログラムの起動ステップ以外の機能を休止する自動休止ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするID、パスワード等の自動入力プログラム。
  7. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載のID、パスワード等の自動入力プログラムにおいて、パスワード等の入力情報を入力する入力画面が、インターネットのウェブサイト上のものであることを特徴とするID、パスワード等の自動入力プログラム。
  8. 請求項に記載のID、パスワード等の自動入力プログラムにおいて、インターネットのウェブサイトのID、パスワード等の入力画面において、該入力画面のURLの情報をも保存する記録ステップと、保存したURLを指定することで該入力画面を直接開くことができ、前記データベースに保存されているID、パスワード等の入力情報を、入力画面に自動的に入力することができる自動入力ステップとをコンピュータに実行させるものであることを特徴とするID、パスワード等の自動入力プログラム。
  9. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載のID、パスワード等の自動入力プログラムをデータベースに保存されているID、パスワード等の入力情報とともにリムーバブルディスクに記録する外部記録ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするID、パスワード等の自動入力プログラム。
  10. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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