JP6163921B2 - 座標検知装置及び電子情報ボードシステム - Google Patents

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Description

本発明は座標検知装置及び電子情報ボードシステムに関する。
近年、所謂電子黒板あるいはインタラクティブ・ホワイトボード(Interactive Whiteboard:IWB)と呼ばれている電子情報ボードの開発が進められている。この種の電子情報ボードは、例えば、液晶パネルやプラズマパネルなどのフラットパネルを用いた大画面(例えば、対角方向の寸法が40〜60インチの画面)を有する画像表示装置と、当該画像表示装置の表示面に接触した位置の座標を検知するタッチパネル(座標検知装置)と、座標検知装置から出力された座標データに基づいて当該画像表示装置の表示面に書き込まれた各種画像(文字や数字、図形を含む画像)を表示させる制御装置とを組み合わせた構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
また、電子情報ボードとパーソナルコンピュータとを接続することにより、パーソナルコンピュータ上のディスプレイに表示された画像を電子情報ボードに拡大して表示することが可能であり、会議におけるプレゼンテーションなどにも用いられる。
また、この電子情報ボードのシステムでは、ペン形入力装置(被検知対象)をタッチパネルに接触させることで、ペン形入力装置で書き込まれた手書き文字のグラフィックを表示面の画像に重畳させて表示させたり、パーソナルコンピュータの画面を取り込んでその上にペン形入力装置で書き込まれたグラフィックを重畳させて描く機能などを有している。
さらに、電子情報ボードシステムに設けられた座標検知装置としては、ディスプレイ部の四辺を囲むように形成されたフレームの一辺の両端角部に設けられた一対の光センサユニットと、フレームの残る三辺の表示面と直角な側壁に設けられた三つの光反射部材とを有する構成のものがある。この座標検知装置では、一対の光センサユニットから出射された光(赤外線)が夫々三辺に設けられ光反射部材のうち所定角度で対向する二つの光反射部材に照射され、各光反射部材からの反射光を一対の光センサユニットで受光するように各光センサユニットの取付位置及び取付角度が決められている。そして、表示面にペン形入力装置が接触されると、その接触位置を通過する光が遮断されて光センサユニットで受光できなくなり、そのときの光の角度から座標位置を三角測量方式で演算している。
ところが、電子情報ボードシステムを運搬する過程で振動が加えられると、各光センサユニットの取付位置及び取付角度がわずかにずれることがある。例えば、55インチのディスプレイ部の場合、各光センサユニットと光反射部材との距離は、対角線上で約1400mmある。そのため、光センサユニットの取付角度が1°ずれると、対角線上の光反射部材に対して光の到達距離が24mmずれることになり、光センサユニットからの光の一部が光反射部材からはみだしてしまい、その領域での座標検知ができなくなる。このような、問題を解消するには、例えば、光反射部材の高さ寸法(垂直な表示面に対する前後方向の幅寸法)や光センサユニットを大型化することが考えられるが、ディスプレイ部の周りを囲むベゼル(カバー部材)も大きくなってしまう。
また、上記座標検知装置では、光センサユニットの取付精度が厳しいため、各部品の寸法精度が厳しくなると共に、輸送中に取付位置がずれないように別加工を施さなければならず、その分生産効率の低下や生産コストの増加に繋がるという問題が生じる。
さらには、ディスプレイ部の表示面に対してペン形入力装置を強い力で接触させると、表示面に対する接触圧が瞬間的に上昇し、衝撃力としてディスプレイ部に伝播する。このとき、光センサユニットにも衝撃が伝わるため、光反射部材からの反射光が光センサユニットの受光面から外れた位置にずれてしまう。その結果、ペン形入力装置が表示面に接触したその瞬間の座標位置が検出できなくなり、ペン形入力装置を表示面に接触させて入力操作しているのに、当該入力操作を認識できなくなるという問題があった。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した座標検知装置及び電子情報ボードシステムの提供を目的とする。
一つの案では、被検知対象が接触される表示面を有するディスプレイ部と、前記ディスプレイ部の一辺に配置された一対の光センサユニットと、前記ディスプレイ部に配置された光反射部材と、を備え、前記光センサユニットは、前記光反射部材に対して光を照射し、前記光反射部材からの反射光を受光する受発光センサと、前記受発光センサが実装されたプリント基板と、前記プリント基板の基端側に固定され、前記プリント基板を前記ディスプレイ部のフレームに締結する第1のブラケットと、前記プリント基板の背面側に固定された第2のブラケットと、を有し、前記受発光センサの位置を調整する調整手段と、前記光センサユニットに伝達される衝撃を吸収する衝撃吸収手段と、をさらに備える座標検知装置が提供される。
一態様によれば、例えばディスプレイ部の表示面に対してペン形入力装置を強い力で接触させた際に光センサユニットの位置がずれた場合でも、調整手段により光センサユニットが前記反射光を受光する受発光面を調整し、光センサユニットが光反射部材からの反射光を正しく受光できるように調整することが可能になる。さらに、光センサユニットに衝撃が伝達される場合でも、衝撃吸収手段が衝撃を吸収することで光センサユニットの位置ずれを防止し、光反射部材からの反射光を正確に受光できる。
本発明による座標検知装置の実施形態1が適用された電子情報ボードシステムを示す斜視図である。 実施形態1の座標検知装置の構成を模式的に示す図である。 実施形態1の電子情報ボードシステムの主要部を模式的に示す図である。 実施形態1の電子情報ボードのコントローラの構成を示すブロック図である。 実施形態1のディスプレイ部の角部に設けられたセンサ位置調整機構を示す図である。 実施形態1のセンサ位置調整機構を下方からみた図である。 実施形態1のセンサ位置調整機構を背面からみた斜視図である。 実施形態1の光センサユニットの構成を示す斜視図である。 実施形態1の光センサユニットの支持構造を示す斜視図である。 実施形態1のセンサ位置調整機構を背面からみた図である。 実施形態1のセンサ位置調整機構の調整ねじ回動角と検出されたセンサのZ方向の傾きとの関係を示すグラフである。 実施形態1のセンサ位置調整機構を側方からみた縦断面図である。 実施形態1のセンサ位置調整前とセンサ位置調整後の検出された照射パターンと制御窓との相対位置を示す図である。 実施形態2のセンサ位置調整機構を示す図である。 実施形態2のセンサ位置調整機構を下方からみた図である。 実施形態2のセンサ位置調整機構を背面からみた斜視図である。 実施形態2の光センサユニットの構成を示す斜視図である。 実施形態2のセンサ位置調整機構を背面からみた図である。 実施形態2のセンサ位置調整機構を側方からみた縦断面図である。 実施形態2のセンサ位置調整前とセンサ位置調整後の検出された照射パターンと制御窓との相対位置を示す図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
〔実施形態1〕
図1は本発明によるペン形入力装置の実施形態1が適用される電子情報ボードシステムを示す斜視図である。図1に示されるように、電子情報ボードシステム10は、ディスプレイ部20と、スタンド40と、機器収納部50とを有する。ディスプレイ部20は、液晶パネル又はプラズマパネルなどのフラットパネルからなり、ディスプレイ部20の筐体前面には画像を表示する表示面22及び座標検知装置(タッチパネル)24が形成されている。
さらに、電子情報ボードシステム10は、専用のペン形入力装置(被検知対象)100のペン先を接触させることにより表示面22に文字や図形などを書き込むことができる。
ペン形入力装置100は、ペン先が表示面22に接触されると、筆記の検知信号を無線信号として送信する。そして、ディスプレイ部20は、ペン形入力装置100から送信された筆記検知信号を受信すると、座標検知装置24により検知された座標位置に書き込まれた文字や図形等をグラフィックとして表示する。
また、ペン形入力装置100は、ペン尻を表示面22に接触させると、消去の検知信号を無線信号として送信する。そして、ディスプレイ部20は、ペン形入力装置100から送信された消去検知信号を受信すると、座標検知装置24により検知された座標位置に書き込まれた文字や図形等を表示面22から消去した画像を表示する。
機器収納部50は、例えば、後述するコントローラ、プリンタ、ビデオディスク装置等の各種機器が収納されている。また、機器収納部50の上面には、入力操作を行うキーボード30が搭載されている。
〔座標検知装置24の座標検知方法〕
図2は実施形態1の座標位置を検知する座標検知装置24の構成を示す図である。図2に示されるように、座標検知装置24は、フレーム510(図2中、一点鎖線で示す)の上側の一辺の側壁に設けられた第1、第2光センサユニット360、370と、フレーム510の残る三辺の側壁に設けられた反射板320、330、340とを有する。フレーム510は、ディスプレイ部20の表示面22の4辺を囲むように四角形状に形成されている。
第1、第2光センサユニット360、370は、表示面22の一辺(上側)より前側の左右角部に配され、第1、第2受発光センサ300、310を有する。尚、光センサユニット360、370は、後述するセンサ位置調整機構400(図5参照)により受発光センサ300、310の光照射方向が調整可能に設けられている。
反射板(光反射部材)320、330、340は、表示面22の残る三辺(左右側方及び下方)に配置されている。また、反射板320、330、340は、夫々表示面22の左右側方、下方の各縁部から前側に突出するように設けられており、表示面22より前側に突出する幅寸法が7〜10mmで夫々X、Y方向に直線状に形成されている。そのため、受発光センサ300、310と反射板320、330、340との間の平面内(表示面22上)にペン形入力装置100などの被検知対象が存在すると、その座標位置の反射光が受光できなくなる。
ディスプレイ部20の左上角部に配置された第1受発光センサ300は、表示面22を平行な垂直面に対して赤外線を座標検知光として照射しており、赤外線の照射方向は右側方の反射板330及び下方の反射板340の全域である。また、ディスプレイ部20の右上角部に配置された第2受発光センサ310は、表示面22を平行な垂直面に対して赤外線を照射しており、赤外線の照射方向は左側方の反射板320及び下方の反射板340の全域である。
表示面22に何も接触していない場合、受発光センサ300、310から照射された赤外線は、反射板320、330、340で全て反射され、その反射光が全て受発光センサ300、310で受光される。
ここで、ペン形入力装置10(被検知対象)のペン先100A又はペン尻100Bが表示面22に接触された場合、受発光センサ300、310から照射された赤外線が接触箇所で赤外線が遮断される。そのため、受発光センサ回路(演算手段)350は、受発光センサ300、310からの検知信号に基づいて赤外線を遮断された箇所の水平方向に対する傾斜角度を検知し、三角測量方式で座標位置を演算し、XY座標に変換する。そして、受発光センサ回路350で得られた座標位置の信号は、後述するコントローラ60に伝送される。
図3は実施形態1の電子情報ボードの制御系を示すブロック図である。図3に示されるように、ディスプレイ部20は、コントローラ60により制御されており、パーソナルコンピュータ90から取り込まれた画像を表示面22に表示する。
また、コントローラ60は、USB(Universal Serial Bus)ケーブル70が接続されるUSBソケット72、ビデオソケットケーブル80(例えば、VGA(Video Graphics Array)ポート、HDMI(登録商標)(High−Definition Multimedia Interface)ポート、ディスプレイ(Display)ポートのケーブル)が接続されるビデオ入力ソケット82を有する。
ユーザPC(Personal Computer)90は、USBソケット72及びビデオ入力ソケット82を介してコントローラ60と接続される。また、ユーザPC90は、磁気ディスク装置などからなるストレージ94を有する。ストレージ94には、各種コンテンツ及びコンテンツ表示用アプリケーションソフトウエアなどのプログラムが格納されている。そして、操作者は、ストレージ94に格納されたコンテンツの中から所望のコンテンツを選択することで、PCモニタに当該コンテンツを表示させる。
そのため、コントローラ60は、ユーザPC90のモニタに表示された画像データがUSBケーブル70及びビデオソケットケーブル80を介して転送されると、ディスプレイ部20の表示面22にPCモニタに表示された画像データと同じ画像を表示する。
また、コントローラ60は、光ファイバなどの通信回線200が接続されるネットワークソケット202を有しており、ネットワークソケット202を介してインターネット又はLAN(Local Area Network)等のネットワーク204にも接続される。
さらに、電子情報ボードシステム10は、ペン形入力装置100から送信された検知信号を受信するペン信号受信部210を有する。このペン信号受信部210は、ペン形入力装置100から送信された検知信号を受信すると、当該検知信号を座標検知装置24に入力する。これにより、座標検知装置24は、ペン形入力装置100からの検知信号によりペン形入力装置100による入力操作が行われていることを認識し、コントローラ60に検知信号の受信を知らせる信号を出力する。
〔電子情報ボードの制御系〕
図4は実施形態1の電子情報ボードのコントローラ60の構成を示すブロック図である。図4に示されるように、電子情報ボードシステム10のコントローラ60は、ペン信号受信部210と、コントローラオペレーションシステム部220と、アプリケーション部230と、映像入力デバイス部240と、座標検知装置24のドライバ部250とを有する。また、アプリケーション部230は、イベント信号判断部231と、映像入力処理部232と、画像描画処理部234と、画面消去処理部236と、画面操作処理部238とを有する。
コントローラオペレーションシステム部220は、コントローラ60で行う制御処理を管理、実行するメイン制御部である。
アプリケーション部230は、ディスプレイ部20の表示面22に表示される画像全体を生成する制御処理、ユーザPC90から出力された画像を表示面22に表示する制御処理、ペン形入力装置100をディスプレイ部20の表示面22に接触させて筆記検知信号が検知された場合に当該接触位置に筆記された図形や文字などを表示する制御処理を行う。
イベント信号判断部231は、コントローラオペレーションシステム部220から入力されるイベント信号を監視しており、入力されたイベント信号に応じた制御処理を行う。
映像入力処理部232は、ユーザPC90から入力された画像を表示面22に表示するための制御処理を行う。
画像描画処理部234は、イベント信号判断部231を介して座標検知装置24から入力される座標位置のデータに基づいて手書きのグラフィックを生成し、既に表示された画像に手書きのグラフィックを重畳してディスプレイ部20の表示面22に表示する。
画面消去処理部236は、イベント信号判断部231を介して座標検知装置24から入力される座標位置の情報に基づいて現在表示されている画像の背景色でグラフィックを生成し、既に表示された画像に背景色のグラフィックを重畳してディスプレイ部20の表示面22に表示する。これにより、ディスプレイ部20に表示された手書きグラフィックに背景色のグラフィックが重畳されて見かけ上は、手書きのグラフィックが表示面22から消去される。
画面操作処理部238は、イベント信号判断部231を介して座標検知装置24から入力される座標位置の情報(信号)をマウスイベントなどのポインティングディバイス信号に変換し、ディスプレイ部20の表示面22に表示される画面操作部のオン・オフ操作による処理を行う。また、座標検知装置24の受発光センサ300、310により検知されたペン形入力装置10が接触した座標位置の情報をマウスダウンイベントとして座標値と共にコントローラオペレーションシステム部220に伝送する。また、ペン形入力装置10が座標検知装置24の表示面22に接触したまま移動させられた場合、マウスアップイベントとして座標値と共にコントローラオペレーションシステム部220に伝送する。
ドライバ部250は、ペン形入力装置10及び座標検知装置24から入力された座標位置信号及び筆記検知信号又は消去検知信号を所定のイベント信号に変換してコントローラオペレーションシステム部220に伝送する。また、ドライバ部250は、ペン信号受信部210でペン形入力装置10からの筆記検知信号又は消去検知信号が受信されると、座標位置信号と共に筆記検知信号又は消去検知信号をコントローラオペレーションシステム部220に伝送する。
〔センサ位置調整機構の構成〕
図5は実施形態1のディスプレイ部20の角部に設けられたセンサ位置調整機構を示す図である。図6は実施形態1のセンサ位置調整機構を下方からみた図である。図7は実施形態1のセンサ位置調整機構を背面からみた斜視図である。第1、第2光センサユニット360、370がディスプレイ部20の背面角部に左右対称に配置されているため、以下では、第1光センサユニット360のセンサ位置調整機構400について説明する。
図5〜図7に示されるように、ディスプレイ部20の背面左側角部に配置された座標検知装置24の第1光センサユニット360には、受発光センサ300の赤外線の照射方向及び受光方向を調整するためのセンサ位置調整機構400が設けられている。尚、センサ位置調整機構400は、ディスプレイ部20のハウジング500の内側に配置されている。図5〜図7においては、説明の便宜上、ハウジング500の角部に設けられる外装カバー(図12参照)を外してセンサ位置調整機構400を露出した状態で示している。
第1光センサユニット360は、組み付け段階で反射板330、340に対して受発光センサ300の受発光面302の向き、受発光面302から照射される赤外線の照射方向が予め決められた角度となるように取り付けられている。センサ位置調整機構400は、例えば、ディスプレイ部20の表示面22に対してペン形入力装置100を強い力で接触させた際の振動等により受発光センサ300の取付位置がずれた場合に受発光面302の高さ方向(Z方向)の向きを微調整するための調整手段である。
センサ位置調整機構400は、位置調整用ブラケット410と、ねじ挿通部420と、調整ねじ部材520(第1の調整手段)とを有する。位置調整用ブラケット410は、第1光センサユニット360のプリント基板362の先端側(Xa方向の端部)の背面に固定される。ねじ挿通部420は、位置調整用ブラケット410の中間部からディスプレイ部20の対角方向に突出する。調整ねじ部材520は、ねじ挿通部420に挿通される調整手段である。
位置調整用ブラケット410のねじ挿通部420は、側方からみるとクランク形状に曲げ加工されており、Z方向の位置が受発光センサ300のZ方向中心と一致(図6参照)するように形成されている。さらに、位置調整用ブラケット410は、第1光センサユニット360のプリント基板362の背面の2箇所で固定用ねじ部材364に螺合されたナット365により締結され、プリント基板362と一体化されている。
また、プリント基板362の基端側(Xb方向の端部)は、固定用ブラケット540に締結されており、固定用ブラケット540を介してディスプレイ部20のフレーム510に固定される。従って、プリント基板362は、基端側(Xb方向の端部)が固定用ブラケット540に締結され、位置調整用ブラケット410が固定された先端側(Xa方向の端部)が前後方向(Za、Zb方向)に変位可能な片持ち梁のように取り付けられている。
また、固定用ブラケット540は、先端側(Xa方向の端部)が基板362より微小隙間を形成するための逃げ部542を有する。そして、プリント基板362は、位置調整用ブラケット410と固定用ブラケット540の逃げ部542との間には、金属製の位置調整用ブラケット410及び固定用ブラケット540に拘束されていない弾性変形領域S(図6参照)を有する。この弾性変形領域Sは、調整ねじ部材520の回動操作によりZa、Zb方向に撓むため、センサ位置調整を行う際のヒンジとして機能する。
図6に示されるように、調整ねじ部材520は、垂直方向に延在形成されたフレーム510に対して直交する水平方向(Za方向)から螺入される。また、調整ねじ部材520は、ディスプレイ部20の背面側に頭部522を有し、ねじ挿通部420の前側(Za方向)に位置しているフレーム510のねじ孔512に螺入されるねじ部524を有する。ねじ回し等の工具により調整ねじ部材520の頭部522が締付け方向(時計方向)に回動操作されると、位置調整用ブラケット410のねじ挿通部420が前側(Za方向)に変位してフレーム510との間隔Lc(図6参照)が小さくなる方向に調整される。
また、ねじ挿通部420とフレーム510との間には、衝撃吸収手段としてのコイルバネ(弾性部材)530が介在している。このコイルバネ530は、ねじ挿通部420をフレーム510から離間するZb方向に押圧している。そのため、ディスプレイ部20の表示面22に対してペン形入力装置100を強い力で接触させた際に光センサユニット360に衝撃が伝達される場合でも、コイルバネ530(衝撃吸収手段)が衝撃を吸収する。これにより、光センサユニット360の位置ずれが防止され、反射板(光反射部材)320、330、340からの反射光を正確に受光できる。
尚、上記コイルバネ530の代わりに、トーションバネあるいは板バネなどの弾性部材を用いて良いし、あるいはゴム、空気バネなどダンパを用いても良い。
また、ねじ回し等の工具により調整ねじ部材520の頭部522を緩める方向(反時計方向)に回動操作されると、ねじ挿通部420をフレーム510側に押圧する力が緩和される。そのため、ねじ挿通部420は、コイルバネ530の押圧力(ばね力)により後側(Zb方向)に変位してフレーム510との間隔Lc(図6参照)が大きくなる方向に調整される。
このように調整ねじ部材520の頭部522を回動させることで、位置調整用ブラケット410のねじ挿通部420がZa、Zb方向に変位し、位置調整用ブラケット410が固定された第1光センサユニット360のプリント基板362の端部もZa、Zb方向に変位する。このとき、第1光センサユニット360の受発光センサ300は、光の出射面及び入射面となる受発光面302が45°の傾斜角で斜め下方に向いている。そして、図5において、受発光センサ300の左斜め上方(対角方向)にねじ挿通部420及び調整ねじ部材520が配置され、受発光センサ300の右斜め上方に位置調整用ブラケット410の右側端部が配置されている。そのため、図6に示されるように、位置調整用ブラケット410のねじ挿通部420がZa、Zb方向に変位すると、第1光センサユニット360の受発光センサ300の受発光面302の向き、つまり赤外線の出射方向の角度θが調整されることになる。
この角度θの調整方向は、前述した座標検知装置24の反射板320、330、340(図2参照)の延在方向と直交する幅方向(Za、Zb方向)である。そのため、角度θによって受発光センサ300からの赤外線が反射板320、330、340の内側(Za方向)に照射されたり、受発光センサ300からの赤外線が反射板320、330、340から外れた外側(Zb方向)に照射されることになる。
〔光センサユニット360の構成〕
図8は実施形態1の光センサユニット360の構成を示す斜視図である。図8(A)(B)に示されるように、光センサユニット360は、プリント基板362と、プリント基板362の先端側の下面362bに実装された受発光センサ300とから構成されている。プリント基板362には、その表面に各配線パターンや受発光センサ300に対し赤外線の出射するための制御信号の生成及び反射光を受光したときの検知信号の処理などを行う複数の各種電子部品も実装されている。
また、プリント基板362は、例えば、エポキシ樹脂などの絶縁材により形成されている。そのため、調整ねじ部材520の頭部522が工具により回動されてZa、Zb方向の押圧力が作用した場合、金属製の位置調整用ブラケット410及び固定用ブラケット540に拘束されていない弾性変形領域S(図6参照)が弾性変位する。
プリント基板362の上面362aには、先端側に3本のブラケット用ボルト364が起立し、基端側に2本のブラケット用ボルト366が起立している。また、プリント基板362の下面362bには、2本のセンサ用ボルト368が起立している。
また、受発光センサ300は、両側の固定部304がプリント基板362のセンサ用ボルト368に螺合されたナット306の締付けにより締結され、且つ接着剤によりナット306が緩まないように固定されている。すなわち、受発光センサ300は、プリント基板362と一体化されており、且つプリント基板362に対する光の照射方向も規定の方向になるように位置決めされている。
図9は実施形態1の光センサユニット360の支持構造を示す斜視図である。図9(A)(B)に示されるように、光センサユニット360は、プリント基板362の上面362aの先端側に起立する2箇所のブラケット用ボルト364に、位置調整用ブラケット410を締結するナット365が螺入される。そのため、位置調整用ブラケット410は、下面全体がプリント基板362の上面に当接した状態に固定されるため、プリント基板362の先端部を補強するサポート部材としても機能する。
ねじ挿通部420は、位置調整用ブラケット410の先端より対角方向(Xa方向とYb方向の中間(45°の方向))に突出し、調整ねじ部材520が挿通されるU字状溝422が形成されている。調整ねじ部材520は、U字状溝422より大径な頭部522がねじ挿通部420に当接され、ねじ部524がU字状溝422を貫通されてフレーム510のねじ孔512に螺入される。ねじ挿通部420の下側には、コイルバネ530が当接する。
そのため、調整ねじ部材520の頭部522を軸回りに回動操作すると、ねじ挿通部420がZa、Zb方向に変位して受発光センサ300の受発光面302のZ方向の向きが調整される。
また、センサ位置調整時に弾性変形する弾性変形領域Sは、プリント基板362に締結された金属製の位置調整用ブラケット410と、固定用ブラケット540との間に位置し、調整ねじ部材520の調整位置から離間している。そのため、位置調整時は、弾性変形領域Sが緩やかな変形となり、負荷が比較的小さくなるように構成されている。また、弾性変形領域Sは、背面側からは隠れてみえないように固定用ブラケット540の逃げ部542と対向しており、逃げ部542により外力が作用しないように保護されている。
〔センサ位置調整方法の原理〕
図10は実施形態1のセンサ位置調整機構400を背面からみた図である。図10に示されるように、受発光センサ300の中心線Dと直交する受発光センサ300の受発光面302は、光センサユニット360の弾性変形領域Sに想定される支点Cとを結ぶ直線Eに沿うように取り付けられている。尚、光センサユニット360の支点Cは、前述したプリント基板362の弾性変形領域Sに位置している。
調整ねじ部材520の調整位置Gは、光センサユニット360の弾性変形領域Sに想定される支点Cと、受発光センサ300の中心線Dとが交差する受発光センサ300の受発光面302の中心Fよりも対角方向(斜め左上方向)に離れた位置にある。そのため、調整位置Gの調整ねじ部材520の回動角度に対する変位量よりも受発光センサ300の受発光面302の中心Fの変位量が小さくなるため、受発光センサ300の対角方向における直線Eの軸回りの角度θ(図6参照)の微調整がやりやすい。
また、弾性変形領域Sに想定される支点Cと受発光面302の中心Fとの距離は、調整ねじ部材520の調整位置Gから受発光面302の中心Fまでの距離よりも大きい。そのため、受発光センサ300の角度θを微調整する際、支点Cにおけるプリント基板362の変形量(歪み)が軽減され、プリント基板362の弾性変形領域Sの疲労が抑制される。
センサ位置調整機構400において、調整ねじ部材520の頭部522を軸回りに回動操作すると、調整位置Gであるねじ挿通部420がZa、Zb方向に変位すると共に、位置調整用ブラケット410が支点Cを中心に傾く。そのため、調整位置Gと支点Cとを結ぶ直線E上に位置する受発光センサ300の受発光面302は、支点Cを中心とするZa、Zb方向に変位する。そして、受発光センサ300は、直線E上に位置する受発光面302がZa、Zb方向に変位する際、受発光センサ300の中心線Dに対して直交するZa、Zb方向に変位する。これにより、受発光センサ300は、対角方向の中心線Dの延長線上にある調整位置Gを力点とするように受発光面302の向きが変更されることになり、対角方向における直線Eの軸回りの角度θ(図6参照)が調整される。
センサ位置調整機構400により受発光センサ300の角度θの位置調整を行う場合、以下の条件1〜3が重要になる。
(条件1)座標検知装置24の座標検知範囲全体において、受発光センサ300が赤外線を受発光できるように受発光面302の向き(角度θ)を調整する。本実施形態1では、受発光センサ300からの赤外線が反射板330、340の輪郭より内側の範囲の中間位置に照射できるようにする(受発光センサ310の場合は、反射板320、340の輪郭より内側の中間位置に赤外線を照射する)。
(条件2)受発光センサ300の受発光面302がZa、Zb方向に変位すると、あるいは受発光面302の向き(角度θ)によって赤外線の照射範囲が反射板330、340から外側に外れてしまうおそれがある。そのため、調整ねじ部材520により受発光面302の角度θの向きを微調整することが望ましい。
(条件3)受発光面302の角度θの向きを微調整する場合の調整方法の条件について
(3・1)受発光センサ300のZ方向中心と、位置調整用ブラケット410のねじ挿通部420のZ方向の位置が一致することが望ましい。
(3・2)図10において、力点となるセンサ位置調整を行う調整ねじ部材520の調整位置Gと光センサユニット360の弾性変形領域Sに想定される支点Cとを結ぶ直線Eが受発光センサ300の中心線Dと直交することが望ましい。
(3・3)光センサユニット360の弾性変形領域Sに想定される支点Cと、受発光センサ300のZ方向中心との離間距離が小さいことが望ましい。
図11はセンサ位置調整機構400の調整ねじ回動角と検出されたセンサのZ方向の傾きとの関係を示すグラフである。図11に示されるように、このグラフは、調整ねじ部材520の回動角を90°毎に変化させたときの受発光センサ300のZ方向の傾きを示している。尚、図11において、調整ねじ部材520の回動角が360°〜540°までの範囲は、調整ねじ部材520の頭部522と位置調整用ブラケット410のねじ挿通部420とが接触していなかったからである。
また、調整ねじ部材520の頭部522と位置調整用ブラケット410のねじ挿通部420とが接触し始めた540°以降は、調整ねじ部材520の回動角を90°毎に受発光センサ300のZ方向の傾きが0.25°ずつ変化することがわかる。尚、図11に示すグラフは、一例を示しており、調整ねじ部材520のねじのリード角を変更することで調整ねじ部材520の回動角に対する受発光センサ300のZ方向の傾きを所望の値に調整することが可能である。
また、調整ねじ部材520の回動角を90°以下に小さくすれば、受発光センサ300の傾きの分解能をさらに上げることが可能になる。
図12はセンサ位置調整機構400を側方からみた縦断面図である。図12に示されるように、センサ位置調整機構400は、ディスプレイ部20のハウジング500を構成する前側ハウジング550と、後側ハウジングの外装カバー560との間に形成された空間570に収納されている。調整ねじ部材520によるZ方向の調整範囲は、空間570を形成する前側ハウジング550の内壁552と、外装カバー560の内壁562によって規制される。つまり、前側ハウジング550の内壁552及び、外装カバー560の内壁562は、センサ位置調整機構400の調整範囲を規定するストッパとして機能する。
調整ねじ部材520は、ねじ部524がフレーム510のねじ孔512に螺入されており、フレーム510を貫通したねじ部524の端部と前側ハウジング550の内壁552との間に形成される隙間LaがZa方向の調整範囲である。また、調整ねじ部材520の頭部522が当接するねじ挿通部420は、位置調整用ブラケット410の背面と外装カバー560の内壁562との隙間LbがZb方向の調整範囲である。
従って、調整ねじ部材520を工具で回動させる際の調整範囲は、上記隙間La,Lbによって制限される。また、上記隙間La,Lbは、光センサユニット360の弾性変形領域Sの弾性変形可能量に応じて設定されているため、調整ねじ部材520の回動角度が最大となる位置までセンサ位置調整操作を行ってもプリント基板362の弾性変形領域S2に何ら支障はない。
また、外装カバー560は、調整ねじ部材520の頭部522と対向する位置に工具挿入孔564が設けられている。そのため、センサ位置調整操作を行う際は、外装カバー560を装着したまま外側(背面側)から工具を工具挿入孔564に挿入して調整ねじ部材520の頭部522を時計方向または反時計方向に回動させることができる。すなわち、センサ位置調整機構400の調整作業は、外装カバー560を外すことなく行える。
ここで、調整ねじ部材520の回動操作によるセンサ位置調整方法について説明する。センサ位置調整操作を行う場合、コントローラ60またはコントローラ60に接続されるパーソナルコンピュータにインストールされているセンサ位置調整用のソフトウエアを起動させる。このセンサ位置調整用のソフトウエアは、反射板330、340からの反射光を受光したときに出力される受発光センサ300の検知信号を監視しており、検知信号から得られる照射パターンの像が規定の制御窓に入るか否かを判定する判定手段を有する。
図13はセンサ位置調整前とセンサ位置調整後の検出された照射パターンの像と制御窓との相対位置を示す図である。図13(A)に示されるように、受光検知信号から得られる照射パターンJの像は、反射板330の照射パターンJ1と、反射板340の照射パターンJ2とを組み合わせたものである。また、照射パターンJは、受発光センサ300からみた傾きを有するため、照射パターンJ1の傾きαと、照射パターンJ2の傾きβとが異なる。
例えば、照射パターンJ1、J2は、横長長方形状に形成された制御窓Kに対して照射パターンJ1、J2の端部がはみ出していることが検知された場合は、エラーと判定される。制御窓Kは、ソフトウエアにより形成された反射板340の検知可能領域を表す仮想スケールである。また、制御窓Kは、調整可能範囲を示す調整枠Hの縦軸方向の中間高さ位置に設定されている。すなわち、調整枠Hは、反射板320、330、340のZ方向の幅寸法に応じて縦軸方向の幅が設定されている。そのため、制御窓Kが縦軸方向の中間位置にあれば、照射パターンは制御窓Kの内側に入ることで、反射板320、330、340のZ方向の中間位置に自動的に調整される。
本実施形態1では、受発光センサ300の照射パターンJ1から、座標検知装置24の左下角部付近における赤外線の照射位置が制御窓Kから外れていることが検知される。また、受発光センサ300の照射パターンJ2から、座標検知装置24の右下角部付近における赤外線の照射位置が制御窓Kから外れていることが検知される。照射パターンJ1、J2は、それぞれ個別の傾きを有するが、照射パターンJ1、J2の縦軸方向の幅M1は、制御窓Kの幅より小さい。そのため、照射パターンJ1、J2の傾きは問題がなく、制御窓Kに対する縦軸方向の位置を調整すれば良い。
そこで、センサ位置調整機構400の調整ねじ部材520を軸回りに回動させて受発光センサ300の対角方向における直線Eの軸回りの角度θ(図6参照)を微調整する。この調整方法としては、受発光センサ300が実装されたプリント基板362及び、プリント基板362に締結された位置調整用ブラケット410のねじ挿通部420をZa、Zb方向に変位させて受発光センサ300からの赤外線の受発光方向の角度θを微調整する。
図13(B)に示されるように、上記センサ位置調整操作により、照射パターンJ1、J2は、縦軸方向に変位する。そのため、照射パターンJ1、J2が相対的に制御窓Kの内側に入るまで調整ねじ部材520の調整操作を行う。従って、操作者は、パーソナルコンピュータのモニタ又はディスプレイ部に表示された照射パターンJ1、J2の縦軸方向の位置が制御窓Kの内側に入るように調整ねじ部材520の回動方向及び回動角を微調整する。
このように、照射パターンJ1、J2は、調整枠Hの縦軸方向の中間位置に設定された制御窓Kの内側に入るように調整されている。そのため、例えば、光センサユニット360に衝撃が伝達される場合でも、照射パターンJ1、J2の何れかが制御窓Kの外側に大きく外れることが抑制され、ペン形入力装置(被検知対象)100のペン先の接触位置(座標位置)を正確に検知できる。
コントローラ60は、照射パターンJ1、J2の位置が縦軸方向に移動するように調整されている場合、照射パターンJ1、J2の像全体が制御窓Kの内側に入るか否かを判定する制御プログラム(判定手段)を実行する。
〔実施形態2〕
図14は実施形態2のセンサ位置調整機構を示す図である。図15は実施形態2のセンサ位置調整機構を下方からみた図である。図16は実施形態2のセンサ位置調整機構を背面からみた斜視図である。図17は実施形態2の光センサユニットの構成を示す斜視図である。
図14〜図17に示されるように、実施形態2の座標検知装置では、第1センサ位置調整機構400と、第2センサ位置調整機構400Aとを有する。第1センサ位置調整機構400は、前述したセンサ位置調整機構400と同一構成であるので、説明を省略する。
第2センサ位置調整機構400Aは、上記位置調整用ブラケット410と、の先端からディスプレイ部20の側方(Ya方向)に突出するねじ挿通部420Aと、ねじ挿通部420Aに挿通される調整ねじ部材520A(第2の調整手段)とを有する。
ねじ回し等の工具により調整ねじ部材520Aの頭部522Aが締付け方向(時計方向)に回動操作されると、位置調整用ブラケット410のねじ挿通部420が前側(Za方向)に変位してフレーム510との間隔Ld(図15参照)が小さくなる方向に調整される。
また、ねじ回し等の工具により調整ねじ部材520Aの頭部522Aを緩める方向(反時計方向)に回動操作されると、ねじ挿通部420Aをフレーム510側に押圧する力が緩和される。そのため、ねじ挿通部420Aは、コイルバネ530Aの押圧力(ばね力)により後側(Zb方向)に変位してフレーム510との間隔Ld(図6参照)が大きくなる方向に調整される。
また、ねじ挿通部420Aとフレーム510との間には、コイルバネ(弾性部材)530Aが介在している。このコイルバネ530Aは、ねじ挿通部420Aをフレーム510から離間するZb方向に押圧している。そのため、運搬時あるいはディスプレイ部20の表示面22に対してペン形入力装置100を強い力で接触させた際に光センサユニット360に衝撃が伝達される場合でも、コイルバネ530(衝撃吸収手段)が衝撃を吸収する。これにより、光センサユニット360の位置ずれが防止され、反射板(光反射部材)320、330、340からの反射光を正確に受光できる。
また、実施形態2では、第1センサ位置調整機構400及び、第2センサ位置調整機構400Aのコイルバネ530、530Aが衝撃を吸収する構成であるので、実施形態1よりも大きな衝撃を吸収することができる。そのため、実施形態1より耐衝撃性が向上している。
尚、上記コイルバネ530Aの代わりに、トーションバネあるいは板バネなどの弾性部材を用いて良いし、あるいはゴム、空気バネなどのダンパを用いても良い。
また、ねじ回し等の工具により調整ねじ部材520Aの頭部522Aを緩める方向(反時計方向)に回動操作されると、ねじ挿通部420Aをフレーム510側に押圧する力が緩和される。このように調整ねじ部材520Aの頭部522Aを回動させることで、位置調整用ブラケット410のねじ挿通部420AがZa、Zb方向に変位し、位置調整用ブラケット410が固定された第1光センサユニット360のプリント基板362の端部もZa、Zb方向に変位する。
〔センサ位置調整方法の原理〕
図18は実施形態2のセンサ位置調整機構を背面からみた図である。尚、実施形態2では、第1センサ位置調整機構400と、第2センサ位置調整機構400Aとを有するが、第1センサ位置調整機構400による位置調整は、実施形態1と同様であるので、第2センサ位置調整機構400Aの位置調整について説明する。
図18に示されるように、受発光センサ300の受発光面302は、側方(Ya方向)からセンサ位置調整を行う調整ねじ部材520Aの調整位置Bと光センサユニット360の弾性変形領域Sに想定される支点Cとを結ぶ直線Eに沿うように取り付けられている。尚、光センサユニット360の支点Cは、前述したプリント基板362の弾性変形領域Sに位置している。また、実施形態2の構成では、光センサユニット360の弾性変形領域Sに想定される支点Cと、受発光センサ300の中心線Dとの離間距離よりも離れた位置に調整ねじ部材520Aが位置する。そのため、調整ねじ部材520Aの回動角度に対する変位量よりも受発光センサ300の変位量が小さくなるため、受発光センサ300の中心線Dの軸回りの角度θa(図15参照)の微調整がやりやすい。
調整ねじ部材520Aの頭部522Aを軸回りに回動操作すると、調整位置Bであるねじ挿通部A420がZa、Zb方向に変位すると共に、位置調整用ブラケット410が支点Cを中心に傾く。そのため、側方の調整位置Bと支点Cとを結ぶ直線E上に位置する受発光センサ300の受発光面302は、支点Cを中心とするZa、Zb方向に変位する。そして、受発光センサ300は、直線E上に位置する受発光面302がZa、Zb方向に変位する際、受発光センサ300の中心線Dに対して直交するZa、Zb方向に変位する。これにより、受発光センサ300は、中心線D上を支点とするように受発光面302の向きが変更されることになり、中心線Dの軸回りの角度θa(図15参照)が調整される。
第2センサ位置調整機構400Aにより受発光センサ300の位置調整を行う場合、以下の条件1A〜3Aが重要になる。
(条件1A)座標検知装置24の座標検知範囲全体において、受発光センサ300が赤外線を受発光できるように受発光面302の向き(角度θa)を調整する。この場合、受発光センサ300からの赤外線が反射板330、340の輪郭より内側の範囲に照射できるようにする(受発光センサ310の場合は、反射板320、340の輪郭より内側の範囲に赤外線を照射する)。
(条件2A)受発光センサ300の受発光面302がZa、Zb方向に変位すると、赤外線の照射範囲が反射板330、340から外側に外れてしまうおそれがあるため、受発光面302の角度θの向きを微調整することが望ましい。
(条件3A)受発光面302の角度θの向きを微調整する場合の調整方法の条件について
(3A・1)受発光センサ300のZ方向中心と、位置調整用ブラケット410のねじ挿通部420AのZ方向の位置が一致することが望ましい。
(3A・2)図18において、力点となるセンサ位置調整を行う調整ねじ部材520Aの調整位置Bと光センサユニット360の弾性変形領域Sに想定される支点Cとを結ぶ直線Eが受発光センサ300の中心線Dと直交することが望ましい。
(3A・3)光センサユニット360の弾性変形領域Sに想定される支点Cと、受発光センサ300のZ方向中心との離間距離が小さいことが望ましい。
図19は実施形態2のセンサ位置調整機構を側方からみた縦断面図である。図19に示されるように、第2センサ位置調整機構400Aは、ディスプレイ部20のハウジング500を構成する前側ハウジング550と、後側ハウジングの外装カバー560との間に形成された空間570Aに収納されている。調整ねじ部材520AによるZ方向の調整範囲は、空間570Aを形成する前側ハウジング550の内壁552Aと、外装カバー560の内壁562Aによって規制される。つまり、前側ハウジング550の内壁552A及び、外装カバー560の内壁562Aは、第2センサ位置調整機構400Aの調整範囲を規定するストッパとして機能する。
調整ねじ部材520Aは、ねじ部524Aがフレーム510のねじ孔512Aに螺入されており、フレーム510を貫通したねじ部524Aの端部と前側ハウジング550の内壁552Aとの間に形成される隙間LaがZa方向の調整範囲である。また、調整ねじ部材520Aの頭部522Aが当接するねじ挿通部420Aは、位置調整用ブラケット410の背面と外装カバー560の内壁562Aとの隙間LbがZb方向の調整範囲である。
従って、調整ねじ部材520Aを工具で回動させる際の調整範囲は、上記隙間La,Lbによって制限される。また、上記隙間La,Lbは、光センサユニット360の弾性変形領域Sの弾性変形可能量に応じて設定されているため、調整ねじ部材520Aの回動角度が最大となる位置までセンサ位置調整操作を行ってもプリント基板362の弾性変形領域Sに何ら支障はない。
また、外装カバー560は、調整ねじ部材520Aの頭部522Aと対向する位置に工具挿入孔564Aが設けられている。そのため、センサ位置調整操作を行う際は、外装カバー560を装着したまま外側(背面側)から工具を工具挿入孔564Aに挿入して調整ねじ部材520Aの頭部522Aを時計方向または反時計方向に回動させることができる。
ここで、調整ねじ部材520Aの回動操作によるセンサ位置調整方法について説明する。センサ位置調整操作を行う場合、コントローラ60またはコントローラ60に接続されるパーソナルコンピュータにインストールされているセンサ位置調整用のソフトウエアを起動させる。このセンサ位置調整用のソフトウエアは、制御窓の位置を調整枠の中間位置に設定する制御窓設定手段を有する。さらに、センサ位置調整用のソフトウエアは、反射板330、340からの反射光を受光したときに出力される受発光センサ300の検知信号を監視しており、検知信号から得られる照射パターンの像が規定の制御窓に入るか否かを判定する判定手段を有する。
図20は実施形態2のセンサ位置調整前とセンサ位置調整後の検出された照射パターンと制御窓との相対位置を示す図である。図20(A)に示されるように、受光検知信号から得られる照射パターンJの像は、反射板330の照射パターンJ1と、反射板340の照射パターンJ2とを組み合わせたものである。また、照射パターンJは、受発光センサ300からみた傾きを有するため、照射パターンJ1の傾きαと、照射パターンJ2の傾きβとが異なる。この場合、照射パターンJ1の縦軸方向の幅Mは、制御窓Kの縦軸方向の幅より大きい。
そのため、照射パターンJ1は、横長長方形状に形成された制御窓Kに対して照射パターンJ1の左端部分がはみ出していることが検知され、エラーと判定される。制御窓Kは、ソフトウエアにより形成された反射板340の検知可能領域を表す仮想スケールである。この場合、受発光センサ300の照射パターンJ1から、座標検知装置24の左下角部付近における赤外線の照射位置が制御窓Kから外れていることが検知される。
そこで、第2センサ位置調整機構400Aの調整ねじ部材520Aを軸回りに回動させて受発光センサ300の中心線Dの軸回りの角度θa(図15参照)を微調整する。すなわち、受発光センサ300が実装されたプリント基板362及び、プリント基板362に締結された位置調整用ブラケット410のねじ挿通部420AをZa、Zb方向に変位させて受発光センサ300の中心線Dの軸回りの角度θaを微調整する。
図20(B)に示されるように、第2センサ位置調整機構400Aの調整ねじ部材520Aによるセンサ位置調整操作により、照射パターンJ1は横軸に対する傾きαがα1(α>α1)に小さくなり、その分縦軸方向の幅M1(M>M1)が小さくなるため、制御窓Kの内側に入ることが可能になる。尚、調整ねじ部材520Aを逆方向に回動させた場合は、照射パターンJ1の横軸に対する傾きα、βが大きくなり、制御窓Kから大きくはみ出すことになる。従って、操作者は、パーソナルコンピュータのモニタ又はディスプレイ部に表示された照射パターンJ1の傾きの変化を確認しながら調整ねじ部材520Aの回動方向及び回動角を微調整する。
また、制御窓Kが図20(B)中、一点鎖線で示すように、調整枠Hの縦軸方向の中間位置にシフトされると、受発光センサ300の照射パターンJ1から、座標検知装置24の左下角部付近における赤外線の照射位置が制御窓Kから外れていることが検知される。また、受発光センサ300の照射パターンJ2から、座標検知装置24の右下角部付近における赤外線の照射位置が制御窓Kから外れていることが検知される。照射パターンJ1、J2は、それぞれ個別の傾きを有するが、照射パターンJ1、J2の縦軸方向の幅M1は、制御窓Kの幅より小さい。そのため、照射パターンJ1、J2の傾きは問題がなく、制御窓Kに対する縦軸方向の位置を調整すれば良い。
そこで、第1センサ位置調整機構400の調整ねじ部材520を軸回りに回動させて受発光センサ300の対角方向における直線Eの軸回りの角度θ(図6参照)を微調整する。すなわち、受発光センサ300が実装されたプリント基板362及び、プリント基板362に締結された位置調整用ブラケット410のねじ挿通部420をZa、Zb方向に変位させて受発光センサ300の受発光方向の角度θを微調整する。
図20(C)に示されるように、制御窓Kは、調整可能範囲を示す調整枠Hの縦軸方向の中間高さ位置に設定されている。調整枠Hは、反射板320、330、340のZ方向の幅寸法に応じて縦軸方向の幅が設定されているため、制御窓Kが縦軸方向の中間位置にあれば、照射パターンは制御窓Kの内側に入ることで、反射板320、330、340のZ方向の中間位置に調整される。
このように、照射パターンJ1、J2が調整枠Hの縦軸方向の中間位置に設定された制御窓Kの内側に入るように調整されている。そのため、例えば、光センサユニット360に衝撃が伝達される場合でも、照射パターンJ1、J2の何れかが制御窓Kの外側に大きく外れることが抑制され、ペン形入力装置(被検知対象)100のペン先の接触位置(座標位置)を正確に検知できる。
コントローラ60は、照射パターンJ1の位置が縦軸方向に移動している場合、制御窓Kを縦軸方向に移動させて、照射パターンJ1の像全体が制御窓Kの内側に入るか否かを判定する制御プログラム(判定手段)を実行する。
尚、上記実施形態では、ペン形入力装置が表示面に接触した場合の座標を検知する電子情報ボードシステム10を例に挙げて説明したが、これに限らず、本発明はペン形入力装置が使用しない方式の座標検知装置を有するディスプレイ装置や端末装置にも適用できる。
10 電子情報ボードシステム
20 ディスプレイ部
22 表示面
24 座標検知装置
60 コントローラ
90 ユーザPC
100 ペン形入力装置
210 ペン信号受信部
220 コントローラオペレーションシステム部
230 アプリケーション部
231 イベント信号判断部
232 映像入力処理部
234 画像描画処理部
236 画面消去処理部
238 画面操作処理部
240 映像入力デバイス部
250 ドライバ部
300、310 受発光センサ
302 受発光面
320、330、340 反射板
350 受発光センサ回路
360 第1光センサユニット
362 プリント基板
370 第2光センサユニット
400、400A センサ位置調整機構
410 位置調整用ブラケット
420、420A ねじ挿通部
510 フレーム
520、520A 調整ねじ部材
530、530A コイルバネ
540 固定用ブラケット
542 逃げ部
550 前側ハウジング
560 外装カバー
564、64A 工具挿入孔
570 空間
S 弾性変形領域
J 照射パターン
K 制御窓
特許第4340302号公報

Claims (9)

  1. 被検知対象が接触される表示面を有するディスプレイ部と、
    前記ディスプレイ部の一辺に配置された一対の光センサユニットと、
    前記ディスプレイ部に配置された光反射部材と、
    を備え、
    前記光センサユニットは、
    前記光反射部材に対して光を照射し、前記光反射部材からの反射光を受光する受発光センサと、
    前記受発光センサが実装されたプリント基板と、
    前記プリント基板の基端側に固定され、前記プリント基板を前記ディスプレイ部のフレームに締結する第1のブラケットと、
    前記プリント基板の背面側に固定された第2のブラケットと、
    を有し、
    前記受発光センサの位置を調整する調整手段と、
    前記光センサユニットに伝達される衝撃を吸収する衝撃吸収手段と、
    をさらに備えることを特徴とする座標検知装置。
  2. 前記第1のブラケットは、前記ディスプレイ部の前記フレームに固定され、当該第1のブラケットと前記第2のブラケットとの間に位置する先端側に、前記プリント基板との隙間を形成する逃げ部を有することを特徴とする請求項1に記載の座標検知装置。
  3. 前記衝撃吸収手段は、
    前記光センサユニットに伝達される衝撃が緩和されるように弾性変形する弾性部材を有することを特徴とする請求項1または2に記載の座標検知装置。
  4. 前記調整手段は、前記光センサユニットと前記ディスプレイ部の対角方向における前記フレームと前記第2のブラケットとの間の離間距離を調整する第1の調整ねじ部材を有しており、
    前記受発光センサは、前記第1の調整ねじ部材のねじ込み量に応じて位置が調整されることを特徴とする請求項3に記載の座標検知装置。
  5. 前記調整手段は、
    前記光センサユニットと前記ディスプレイ部の対角方向における前記フレームと前記第2のブラケットとの間の離間距離を調整する第1の調整ねじ部材と、
    前記光センサユニットと前記ディスプレイ部の水平方向における前記フレームと前記第2のブラケットとの間の離間距離を調整する第2の調整ねじ部材とを有しており、
    前記受発光センサは、前記第1の調整ねじ部材のねじ込み量に応じて前記反射光が受光される受光パターンの高さ位置が調整され、且つ前記第2の調整ねじ部材のねじ込み量に応じて前記反射光の照射パターンの傾きが調整されることを特徴とする請求項3または4に記載の座標検知装置。
  6. 前記弾性部材は、前記第2のブラケットのねじ挿通部と前記フレームとの間に設けられ、前記第1の調整ねじ部材または前記第2の調整ねじ部材を緩めた場合に前記光センサユニットを前記フレームから離間する方向に変位させることを特徴とする請求項5に記載の座標検知装置。
  7. 前記第1、第2の調整ねじ部材は、前記ディスプレイ部の背面側を覆う外装カバーに設けられた工具挿入孔から工具を挿入されてねじ込み量を調整されることを特徴とする請求項5または6に記載の座標検知装置。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載の座標検知装置と、
    被検知対象が接触される表示面を有するディスプレイ部と、
    前記ディスプレイ部の表示面の4辺を側方から囲むように形成されたフレームと、
    前記フレームの一辺の側壁の両端に配置された一対の光センサユニットが前記被検知対象の存在により前記フレームの残る三辺の側壁に設けられた光反射部材からの反射光を受光できなかった座標位置を三角測量方式により演算する演算手段と、
    を備えた電子情報ボードシステム。
  9. 前記座標検知装置により前記光センサユニットから照射された光の像が前記光反射部材の制御窓に入っているか否かを判定する判定手段を有することを特徴とする請求項8に記載の電子情報ボードシステム。
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