JP2018045530A - 光学式タッチパネルシステム、表示方法及び表示プログラム - Google Patents

光学式タッチパネルシステム、表示方法及び表示プログラム Download PDF

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裕昭 花田
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Abstract

【課題】画像の任意の箇所に対し、拡大又は縮小のいずれかをユーザが選択して表示させる。【解決手段】電子ペン又は遮蔽物を介した光信号に基づいて画像を表示する光学式のタッチパネルシステムであって、電子ペン又は遮蔽物を介した光信号を検知する信号検知部と、信号検知部が検知した光信号が電子ペン又は遮蔽物のいずれを介した光信号であるかを判定する判定部と、電子ペンの筆圧を検知する筆圧検知部と、電子ペン又は遮蔽物の位置を検知する位置検知部と、判定部が電子ペン又は遮蔽物のいずれを介した光信号であるかを判定した順序、及び筆圧検知部が検知した筆圧に基づいて、位置検知部が検知した電子ペン又は遮蔽物の位置に基づく所定の位置に、拡大画像又は縮小画像を表示させるように制御する表示制御部と、を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、光学式タッチパネルシステム、表示方法及び表示プログラムに関する。
従来、企業や教育機関、行政機関等における会議等において、大型ディスプレイに背景画像を表示させ、この背景画像の上にユーザが文字や数字、図形等のストローク画像を描画可能な電子黒板が利用されている。このような例えばインタラクティブホワイトボードシステムでは、ディスプレイ上に表示しているものやユーザが描画したものを拡大・縮小して表示させることが可能となっていることが知られている。
また、特許文献1には、ダブルノック式のノック部を備えたスタイラスペンを画面に接触させたとき拡大表示領域を元画像に重畳して表示する入力装置が開示されている。
しかしながら、従来は、拡大縮小機能により特定の箇所を拡大させるためには、拡大ボタンを押し、倍率ボタンを押して、拡大表示されている箇所を任意の場所まで移動させるといった複数の動作が必要であった。また、電子ペンにノック機構が設けられ、ノック機構動作をシステムが検知すれば拡大モードに移行し、ノック機構と共に搭載してある筆圧検知機能を利用してシステムが検出した筆圧に応じて電子ペンを中心とした領域の拡大率を変更する拡大方法も知られている。しかし、この方法では電子ペンにノック機構が設けられる必要があり、かつ拡大することはできても、縮小させることはできないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像の任意の箇所に対し、拡大又は縮小のいずれかをユーザが選択して表示させることができる光学式タッチパネルシステム、表示方法及び表示プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、電子ペン又は遮蔽物を介した光信号に基づいて画像を表示する光学式のタッチパネルシステムであって、電子ペン又は遮蔽物を介した光信号を検知する信号検知部と、前記信号検知部が検知した光信号が電子ペン又は遮蔽物のいずれを介した光信号であるかを判定する判定部と、電子ペンの筆圧を検知する筆圧検知部と、電子ペン又は遮蔽物の位置を検知する位置検知部と、前記判定部が電子ペン又は遮蔽物のいずれを介した光信号であるかを判定した順序、及び前記筆圧検知部が検知した筆圧に基づいて、前記位置検知部が検知した電子ペン又は遮蔽物の位置に基づく所定の位置に、拡大画像又は縮小画像を表示させるように制御する表示制御部と、を有する。
本発明によれば、画像の任意の箇所に対し、拡大又は縮小のいずれかをユーザが選択して表示させることができるという効果を奏する。
図1は、電子情報ボードシステムの概要を示す斜視図である。 図2は、電子情報ボードシステムを用いた光学式タッチパネルシステムの概要を模式的に示す図である。 図3は、光学式タッチパネルシステムの制御系を示すブロック図である。 図4は、電子情報ボードシステムのコントローラの構成及びその周辺を示すブロック図である。 図5は、電子情報ボードシステムに設けられた受光センサの構成を示す図である。 図6は、コントローラが電子ペン(及び遮断物)の動きに応じて画像を表示面22に表示させるために備える機能の概要を示すブロック図である。 図7は、電子ペン及び遮断物の座標位置を検出するタッチパネル、並びに電子ペンの構成を例示する図である。 図8は、電子情報ボードシステムが遮断検知モードにより遮断物の座標検知を行う方法を示す図である。 図9は、遮断物が表示面に接触した時の、受光センサの受光量Iを示す図である。 図10は、遮断検知モードで電子ペンが存在する場合の電子情報ボードシステムの動作例を示す図である。 図11は、電子情報ボードシステムが発光ペン検知モードにより電子ペンの座標検知を行う方法を示す図である。 図12は、電子ペンが表示面に接触した時の、受光センサの受光量Iを示す図である。 図13は、電子情報ボードシステムの通常時の表示画面を示す図である。 図14は、拡大動作移行時の電子情報ボードシステムを示す図である。 図15は、電子情報ボードシステムが画像を拡大させた状態(表示物拡大)を示す図である。 図16は、電子情報ボードシステムが画像を縮小させた状態(表示物縮小)を示す図である。 図17は、電子情報ボードシステムが画像を移動させた状態(表示物移動)を示す図である。 図18は、電子情報ボードシステムに任意の画像を拡大又は縮小させる場合の手順を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる光学式タッチパネルシステムについて説明する。まず、光学式タッチパネルシステムに用いられる電子情報ボードシステム10について説明する。図1は、電子情報ボードシステム10の概要を示す斜視図である。図1に示すように、電子情報ボードシステム10は、ディスプレイ部20と、スタンド40と、機器収納部50とを有する。
ディスプレイ部20は、液晶パネル又はプラズマパネルなどのフラットパネルからなり、ディスプレイ部20の筐体前面には画像を表示する表示面22及びタッチパネル(座標検知手段)24が形成されている。さらに、電子情報ボードシステム10は、ペン形入力装置である電子ペン(発光ペン)200又は後述する遮断物15の一端が表示面22に接触されると、タッチパネル24により検知された座標位置に書き込まれた文字や図形等を表示する。遮断物15は、例えば人の指などである。
図2は、電子情報ボードシステム10を用いた光学式タッチパネルシステムの概要を模式的に示す図である。図3は、光学式タッチパネルシステムの制御系を示すブロック図である。図4は、電子情報ボードシステム10のコントローラ60の構成及びその周辺を示すブロック図である。図2及び図3に示したように、ディスプレイ部20は、コントローラ60により制御されており、入力操作される各種画面操作部26やユーザPC90から取り込まれた画像を表示面22に表示する。
また、コントローラ60は、USB(Universal Serial Bus)ケーブル70が接続されるUSBソケット72、VGA(Video Graphics Array)ケーブル80が接続されるVGA入力ソケット82を有する。
ユーザPC(Personal Computer)90は、USBソケット72及びVGA入力ソケット82を介してコントローラ60と接続される。また、ユーザPC90は、磁気ディスク装置などからなるストレージ94を有する。ストレージ94には、各種コンテンツ及びコンテンツ表示用アプリケーションソフトウエアなどのプログラムが格納されている。
そして、操作者は、ストレージ94に格納されたコンテンツの中から所望のコンテンツを選択することで、モニタ92に当該コンテンツを表示させる。そのため、コントローラ60は、ユーザPC90のモニタ92に表示された画像データがUSBケーブル70及びVGAケーブル80を介して転送されると、ディスプレイ部20のユーザPC画面28にモニタ92に表示された画像データと同じ画像を表示する。また、コントローラ60は、光ファイバなどの通信回線250及びネットワークソケット252を介してインターネット又はLAN(Local Area Network)等のネットワーク254にも接続される。
また、図4に示したように、電子情報ボードシステム10のコントローラ60は、ペン信号受信部210と、コントローラオペレーションシステム部220と、アプリケーション部230と、映像入力デバイス部240と、タッチパネルドライバ部250を有する。また、アプリケーション部230は、イベント信号判断部231と、映像入力処理部232と、画像描画処理部234と、画面消去処理部236と、画面操作処理部238とを有する。
コントローラオペレーションシステム部220は、コントローラ60で行う制御処理を管理、実行するメイン制御部である。アプリケーション部230は、ディスプレイ部20の表示面22に表示される画像全体を生成する制御処理、ユーザPC画面28に表示する制御処理、電子ペン200の発光信号及び指の接触情報が検知された場合に筆記された図形や文字などを表示や、指タッチの動作の制御処理を行う。
イベント信号判断部231は、コントローラオペレーションシステム部220から入力されるイベント信号を監視しており、入力されたイベント信号に応じた制御処理を行う。映像入力処理部232は、ユーザPC90から入力された画像を表示面22のユーザPC画面28に表示するための制御処理を行う。
画像描画処理部234は、イベント信号判断部231を介してタッチパネル24から入力される座標位置のデータに基づいて手書きのグラフィックを生成し、既に表示された画像に手書きのグラフィックを重畳してディスプレイ部20の表示面22に表示する。画面消去処理部236は、イベント信号判断部231を介してタッチパネル24から入力される座標位置の情報に基づいて現在表示されている画像の背景色でグラフィックを生成し、既に表示された画像に背景色のグラフィックを重畳してディスプレイ部20の表示面22に表示する。これにより、ディスプレイ部20に表示された手書きグラフィックに背景色のグラフィックが重畳されて見かけ上は、表示面22から消去される。
画面操作処理部238は、タッチパネル24から入力される座標位置の情報(信号)をマウスイベントなどのポインティングディバイス信号に変換し、ディスプレイ部20の表示面22に表示される画面操作部26のオン・オフ操作による処理を行う。また、タッチパネル24の受発光センサ300、310により検知された電子ペン200が接触した座標位置の情報をマウスダウンイベントとして座標値と共にコントローラオペレーションシステム部220に伝送する。また、電子ペン200がタッチパネル24の表示面22に接触したまま移動させられた場合、マウスアップイベントとして座標値と共にコントローラオペレーションシステム部220に伝送する。
タッチパネルドライバ部250は、電子ペン200及びタッチパネル24から入力された座標位置信号及び筆記検知信号又は消去検知信号を所定のイベント信号に変換してコントローラオペレーションシステム部220に伝送する。また、タッチパネルドライバ部250は、ペン信号受信部210で電子ペン200より筆記検知信号又は消去検知信号が受信されると、座標位置信号と共に筆記検知信号又は消去検知信号をコントローラオペレーションシステム部220に伝送する。
図5は、電子情報ボードシステム10に設けられた受光センサ300(受光センサ310)の構成を示す図である。受光センサ300は、赤外線の受光レンズ350と、イメージセンサ基板352から構成されており、後述する照明光源410が照射する光信号を受光する。また、受光センサ310も受光センサ300と同様に構成されている。
図6は、コントローラ60が電子ペン200(及び遮断物15)の動きに応じて画像を表示面22に表示させるために備える機能の概要を示すブロック図である。図6に示すように、コントローラ60は、電子ペン200(及び遮断物15)の動きに応じて画像を表示面22に表示させるために、信号検知部600、筆圧検知部602、位置検知部604、判定部606、及び表示制御部608を有する。
信号検知部600は、電子ペン200又は遮断物15を介した光信号を、受光センサ300を介して検知する。筆圧検知部602は、電子ペン200のタッチパネル24に対する筆圧を検知する。位置検知部604は、電子ペン200又は遮断物15のタッチパネル24上の位置を検知する。
判定部606は、信号検知部600が検知した光信号が電子ペン200又は遮断物15のいずれを介した光信号であるかを判定する。表示制御部608は、判定部606が電子ペン200又は遮断物15のいずれを介した光信号であるかを判定した順序、及び筆圧検知部602が検知した筆圧に基づいて、位置検知部604が検知した電子ペン200又は遮断物15の位置に基づく所定の位置に、拡大画像又は縮小画像を表示させるように制御する。
図7は、電子ペン200及び遮断物15の座標位置を検出するタッチパネル24、並びに電子ペン200の構成を例示する図である。図7に示したように、タッチパネル24は、表示面22の上側の左右角部に一対の受光センサ300、310が配置されている。受光センサ300,310にはそれぞれ、照明光源410,420が設けられている。また、表示面22の側面方及び下方には、再帰反射部430が配置されている。
照明光源410からは光線が表示面22上に照射される。光線の一部を光線440として示す。照明光源410から照射された光線は、再帰反射部430にて反射され、受光センサ300に達する。再帰反射部からの反射光の光線の一部を光線450として示す。
同様に、照明光源420からは光線が表示面22上に照射される。光線の一部を光線460として示す。照明光源420から照射された光線は、再帰反射部430にて反射され、受光センサ310に達する。再帰反射部430からの反射光の光線の一部を光線470として示す。
電子ペン200は、ペン先201が透明になっており照明光源410,420及び再帰反射部430からの光線を透過させる。発光部202は、ペン先に設置されており、制御回路62の遮断物示に従って発光する。照射される光線は、受光センサ300,310が波長、強度などを検出する。通信制御部203は、制御回路62が備える通信部と通信する。なお、制御回路62は、上述したコントローラ60に含まれることとする。
次に、遮断物(非発光体)15の位置座標を電子情報ボードシステム10が検出する原理について説明する。図8は、電子情報ボードシステム10が遮断検知モードにより遮断物15の座標検知を行う方法を示す図である。電子情報ボードシステム10は、制御回路62の遮断物示により、照明光源410,420を点灯させる。
遮断物15の先端が表示面22に接触した場合、光線440,460は遮断される。そのため、図7に示した光線450,470は、受光センサ300,310で検出されない。そこで、制御回路62は、受光センサ300、310からの検出信号に基づいて赤外光を検知しなかった箇所の水平方向に対する傾斜角度を検知し、三角測量の数式で座標位置を演算し、XY座標に変換する。そして、電子情報ボードシステム10は、制御回路62で得られた座標位置を元に書き込まれた文字や図形等をディスプレイ20に表示する。
図8に示された方法において、遮断物15が表示面22に接触した時の、受光センサ300、310の受光量Iが図9に示されている。
図10は、遮断検知モードで電子ペン200が存在する場合の電子情報ボードシステム10の動作例を示す図である。この場合は、制御回路62より通信制御部203を介してペン発光部202は消灯しておく。また、ペン先201が透明なので照明光源410,420の光線は透過するため、電子ペン200は受光センサ300,310では感知されず、遮断物15の座標位置の検知に影響を与えない。以上より、遮断検知モードでは遮断物15のみの表示面22への接触を検知することが可能となる。
次に、電子ペン200の位置座標を電子情報ボードシステム10が検出する原理について説明する。図11は、電子情報ボードシステム10が発光ペン検知モードにより電子ペン200の座標検知を行う方法を示す図である。発光ペン検知モードでは、制御回路62の遮断物示により照明光源410,420は消灯しておき、かつペン先201が表示面22に接触した場合のみ電子ペン200の発光部202を点灯させる。そのため、発光部202が照射する光線480,490のみが受光センサ300,310に入射し検出される。
そこで、制御回路62は、受光センサ300、310からの検出信号に基づいて赤外光を検知した箇所の水平方向に対する傾斜角度を検知し、三角測量の数式で座標位置を演算し、XY座標に変換する。そして、電子情報ボードシステム10は、制御回路62で得られた座標位置を元に書き込まれた文字や図形等をディスプレイ20に表示する。
図11に示された方法において、電子ペン200が表示面22に接触した時の、受光センサ300、310の受光量Iが図12に示されている。発光ペン検知モードで遮断物15が存在する場合は、照明光源410,420は消灯されており光線が照射されていないため、受光センサ300、310には検知されない(光源が存在しないため、受光センサに”明るい箇所”は観測されない:下表1参照)。以上より、発光ペン検知モードでは、電子ペン200のみの表示面22への接触を検知することが可能となる。
Figure 2018045530
次に、電子情報ボードシステム10が画像を拡大又は縮小させて表示する方法について説明する。図13は、電子情報ボードシステム10の通常時の表示画面である。ここで、電子情報ボードシステム10が任意の箇所の画像502の拡大動作へ移行する方法を示す。電子ペン200及び遮断物15の位置座標が拡大ボタン501の有効領域内であるとき、電子情報ボードシステム10は、拡大動作に移行する。
図14は、拡大動作移行時の電子情報ボードシステム10を示す図である。電子情報ボードシステム10は、拡大動作移行後にユーザが電子ペン200で拡大したい任意の箇所の画像502を○で囲むと、拡大領域503を表示する。電子情報ボードシステム10は、ユーザが任意で囲んだ領域から囲み始めた点を基準点とし、基準点から最も遠い3点を抽出する。そして、電子情報ボードシステム10は、抽出した3点と基準点1点の合計4点をそれぞれ1辺とする拡大可能領域504を表示する。それと同時に、電子情報ボードシステム10は、ディスプレイ20の中心に最も近い四角形の頂点の近傍に拡大ボタン505を表示する。
図15は、電子情報ボードシステム10が画像502を拡大させた状態(表示物拡大)を示す図である。電子情報ボードシステム10は、電子ペン200の位置座標を検出し、かつ、検出した位置座標が拡大ボタン505の有効領域内であった場合、拡大領域504において検出した筆圧に応じて画像502を拡大させて表示する。このとき、電子情報ボードシステム10は、電子ペン200の位置座標が検出できなくなった場合、又は遮断物15が検出された場合に拡大をとめる。この動作により拡大率の微調整が可能になる。
図16は、電子情報ボードシステム10が画像502を縮小させた状態(表示物縮小)を示す図である。図16において、拡大するときとの差異は、電子情報ボードシステム10が検知するのが電子ペン200と遮断物15のどちらが先かということである。電子情報ボードシステム10は、電子ペン200を先に検知し、かつ位置情報が拡大ボタン505の有効領域内であった場合は画像502の拡大を行なうが、遮断物15を先に検知し、かつ電子ペン200の位置情報が拡大ボタン505の有効領域内であった場合は画像502の縮小を行なう。
図17は、電子情報ボードシステム10が画像502を移動させた状態(表示物移動)を示す図である。図17においては、電子情報ボードシステム10が拡大動作に移行しており、電子ペン200の位置情報を検知したが、位置座標が拡大ボタン505の有効領域内ではなかったときの動作が示されている。図17に示した動作の場合、電子情報ボードシステム10は、拡大領域を取得した位置座標を中心とした位置に画像502を遷移させる。
次に、電子情報ボードシステム10に任意の画像を拡大又は縮小させる場合の手順をフローチャートを用いて説明する。図18は、電子情報ボードシステム10に任意の画像を拡大又は縮小させる場合の手順を示すフローチャートである。電子情報ボードシステム10は、1本の電子ペン200と、1つの遮断物15との動きの組み合わせによって、表示している任意の位置の画像の拡大、縮小を行なう。
まず、ユーザの操作によって電子情報ボードシステム10の電源を入れる(S102)。その後、コントローラ60は、電子ペン200又は遮断物15の位置情報を取得する(S104)。
コントローラ60が取得した位置情報がディスプレイ20に表示されている拡大ボタン501の有効領域内であった場合、ユーザがディスプレイ20上で拡大したい領域の指定ができるようになる。拡大ボタン501が有効領域外にある場合、拡大領域動作には移行せず、コントローラ60が検知している位置座標が拡大ボタン501の有効領域に入っているかを電源がオフになるまで判定し続ける(S106、S140)。
次に、電子情報ボードシステム10が拡大領域を指定されたと認識した場合(S108)、コントローラ60は、取得した拡大領域の位置座標の中で最初に取得した座標を基点として、基準点より最も遠い3点を抽出する。コントローラ60は、抽出した3点と基準点の合計4点をそれぞれ一辺とする四角形をディスプレイ20上に表示させる(S110)。
更に、コントローラ60は、タッチパネル24の中心に最も近い四角形の頂点の近傍に拡大ボタン505を表示させる(S112)。次に、電子情報ボードシステム10が検出した信号が電子ペン200の発光なのか、遮断物15によるものであるか判定する(S114、S124)。
コントローラ60は、電子ペン200の発光を検知している場合は、位置座標を取得する(S116)。更に、コントローラ60は、取得した位置座標がS112の処理で表示している拡大ボタン505の有効領域内であった場合は、遮断物15による遮断が検知されているかを判定する(S118、S120)。
コントローラ60は、拡大ボタン505の有効領域内、かつ遮断物15による遮断が検出されていない場合は、取得した筆圧情報に基づき表示物の拡大を行う(S122)。この操作により、電子情報ボードシステム10は、手(指:遮断物15)などの遮蔽物が検出されるまで表示物の拡大を行なうが、遮蔽物が検知されると表示物の拡大をとめる。よって、ユーザが表示物の拡大を微調整することが可能になる。
更に、コントローラ60は、S116の処理で取得した位置座標が拡大ボタン505の有効領域内でないが、S108の処理で指定した拡大領域内であった場合は、S108の処理で指定した拡大領域の中心から、S116の処理で取得した位置座標へと拡大領域の中心をシフトさせる(S138)。この操作により、ユーザが指定する場所へと拡大領域の遷移が可能になる。
S114、S124の処理により、コントローラ60は、電子ペン200の発光を検出せずに、遮断物15による遮断を検出した場合、縮小動作に移行する。ただし、コントローラ60は、電子ペン200の発光を検知しない限り表示物の縮小を行わない。コントローラ60は、先に遮断物15による遮断を検出し、電子ペン200の発光も検出した場合で、電子ペンの位置座標がS112の処理で表示した拡大ボタン505の有効領域内の場合のみ縮小を行う(S126〜S134)。
以上のように、電子ペン200と手等の遮断物15の組み合わせと、電子ペン200の筆圧により、電子ペン200にノック機構等を持たせる必要がないので、電子ペン200の構造を複雑にする必要がない。更に、ユーザが任意に画像を拡大・縮小できる領域を決定でき、かつ画像をディスプレイ20上で移動させることが可能となる。
なお、上述した電子情報ボードシステム10で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよいし、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。また、各種プログラムを、ROM等の不揮発性の記録媒体に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
10 電子情報ボードシステム
15 遮断物
20 ディスプレイ
22 表示面
24 タッチパネル
26 画面操作部
60 コントローラ
62 制御回路
90 ユーザPC
200 電子ペン
201 ペン先
202 発光部
203 通信制御部
210 ペン信号受信部
230 アプリケーション部
231 イベント信号判断部
232 映像入力処理部
234 画像描画処理部
236 画面消去処理部
238 画面操作処理部
300、301 受光センサ
410、420 照明光源
430 再帰反射部
501 拡大ボタン
502 画像
503 拡大領域
504 拡大可能領域
505 拡大ボタン
600 信号検知部
602 筆圧検知部
604 位置検知部
606 判定部
608 表示制御部
特開2011−165023号公報

Claims (3)

  1. 電子ペン又は遮蔽物を介した光信号に基づいて画像を表示する光学式のタッチパネルシステムであって、
    電子ペン又は遮蔽物を介した光信号を検知する信号検知部と、
    前記信号検知部が検知した光信号が電子ペン又は遮蔽物のいずれを介した光信号であるかを判定する判定部と、
    電子ペンの筆圧を検知する筆圧検知部と、
    電子ペン又は遮蔽物の位置を検知する位置検知部と、
    前記判定部が電子ペン又は遮蔽物のいずれを介した光信号であるかを判定した順序、及び前記筆圧検知部が検知した筆圧に基づいて、前記位置検知部が検知した電子ペン又は遮蔽物の位置に基づく所定の位置に、拡大画像又は縮小画像を表示させるように制御する表示制御部と、
    を有することを特徴とする光学式タッチパネルシステム。
  2. 電子ペン又は遮蔽物を介した光信号に基づいて画像を光学式のタッチパネルシステムに表示させる表示方法であって、
    電子ペン又は遮蔽物を介した光信号を検知する工程と、
    検知した光信号が電子ペン又は遮蔽物のいずれを介した光信号であるかを判定する工程と、
    電子ペンの筆圧を検知する工程と、
    電子ペン又は遮蔽物の位置を検知する工程と、
    電子ペン又は遮蔽物のいずれを介した光信号であるかを判定した順序、及び検知した筆圧に基づいて、検知した電子ペン又は遮蔽物の位置に基づく所定の位置に、拡大画像又は縮小画像を表示させるように制御する工程と、
    を含む表示方法。
  3. 電子ペン又は遮蔽物を介した光信号に基づいて画像を光学式のタッチパネルシステムに表示させる表示プログラムであって、
    電子ペン又は遮蔽物を介した光信号を検知するステップと、
    検知した光信号が電子ペン又は遮蔽物のいずれを介した光信号であるかを判定するステップと、
    電子ペンの筆圧を検知するステップと、
    電子ペン又は遮蔽物の位置を検知するステップと、
    電子ペン又は遮蔽物のいずれを介した光信号であるかを判定した順序、及び検知した筆圧に基づいて、検知した電子ペン又は遮蔽物の位置に基づく所定の位置に、拡大画像又は縮小画像を表示させるように制御するステップと、
    をコンピュータに実行させるための表示プログラム。
JP2016180920A 2016-09-15 2016-09-15 光学式タッチパネルシステム、表示方法及び表示プログラム Pending JP2018045530A (ja)

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