JP6162574B2 - 油圧装置 - Google Patents

油圧装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6162574B2
JP6162574B2 JP2013225298A JP2013225298A JP6162574B2 JP 6162574 B2 JP6162574 B2 JP 6162574B2 JP 2013225298 A JP2013225298 A JP 2013225298A JP 2013225298 A JP2013225298 A JP 2013225298A JP 6162574 B2 JP6162574 B2 JP 6162574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
hydraulic
engine
electric motor
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013225298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015086771A (ja
Inventor
隆之 徳原
隆之 徳原
小松 正和
正和 小松
高橋 努
努 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
Priority to JP2013225298A priority Critical patent/JP6162574B2/ja
Publication of JP2015086771A publication Critical patent/JP2015086771A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6162574B2 publication Critical patent/JP6162574B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、作業車両の油圧機器に作動油を送油する油圧ポンプのロス馬力を低減する油圧装置の技術に関する。
従来、作業車両に搭載される油圧アクチュエータと、該油圧アクチュエータに圧油を送油する油圧ポンプとの間の油路長を短くしたり、油圧系を小型化したりするために、油圧ポンプを電動モータにより駆動する技術が公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−210840号公報
前記従来の技術では、第1ポンプからの作動油は、前輪のステアリング作動を行うステアリングユニットと、油圧変速ユニットやPTOクラッチに供給され、第2ポンプからの作動油は、昇降シリンダやローリングシリンダに供給され、第1ポンプ及び第2ポンプはそれぞれ電動モータからなる第1ポンプモータと第2ポンプモータとにより駆動される構成としていた。前記第1ポンプモータと第2ポンプモータは、油圧アクチュエータを作動させるときのみ駆動するように制御することにより電力の無駄な消費をなくすことを可能としている。しかし、エンジン始動前では、油圧ポンプが作動していないために、油圧クラッチや油圧モータやトランスミッションには潤滑油が十分届いていないために始動時の負荷が大きくなっていた。
本発明は、以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、低圧の作動油で十分な油圧機器や潤滑には、電動モータにより駆動される油圧ポンプを用いて作動油を供給し、始動時の負荷を軽減し、ロス馬力を低減できる作業車両の油圧装置を提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、油圧シリンダや油圧クラッチ等の油圧アクチュエータに作動油を圧送する高圧型の油圧ポンプと、動力伝達系の歯合部や摺動部へ潤滑油を送油する低圧型の油圧ポンプとを備える作業車両の油圧装置であって、高圧型の油圧ポンプのポンプ軸はエンジンに接続して駆動されるとともに、低圧型の油圧ポンプのポンプ軸は電動モータに接続されて駆動され、前記低圧型の油圧ポンプは潤滑油ポンプとオイルクーラポンプからなり、前記潤滑油ポンプとオイルクーラポンプは並列に配置して、それぞれ電磁クラッチを介して電動モータと接続され、前記潤滑油ポンプの他側のポンプ軸はワンウェイクラッチを介してエンジンの出力軸と連結されるものである。
請求項2においては、前記低圧型の油圧ポンプからなる潤滑油ポンプのポンプ軸は、キースイッチをオンとすると、前記電磁クラッチを「接」として電動モータにより駆動され、前記エンジンが始動されてエンジンの回転数が電動モータの出力回転数以上になると、前記ワンウェイクラッチを介してエンジンにより駆動され、前記電磁クラッチは「断」とされるものである。
以上のような手段を用いることにより、無駄に油圧ポンプを駆動することなく、ロス馬力を低減できる。
トラクタの概略側面図。 駆動系の概略を示す図。 油圧回路図。 低圧油圧ポンプの制御ブロック図。 他の実施形態の制御ブロック図。 他の実施形態の駆動系の概略を示す図。
まず、図1より電動モータにより駆動される低圧の油圧ポンプを具備した作業車両の一例としてトラクタ1の全体構成について説明する。ボンネット2内にエンジン3が内設され、該ボンネット2の後部にステアリングハンドル4が設けられ、該ステアリングハンドル4の後方に運転席5が配設されている。
前記エンジン3の後部にはクラッチハウジング19を介してミッションケース6と連設され、該ミッションケース6の両側にリアアクスルケース8・8が連設される。該リアアクスルケース8・8には車軸を介して後輪10・10が支承され、前記エンジン3を支持するフロントフレームにはフロントアクスルケース7が支持され、該フロントアクスルケース7の両側に前輪9・9が支承される。
前記フロントアクスルケース7近傍にパワーステアリングシリンダ21が配置され、前輪9・9が旋回回動される。図3に示すように、ステアリングハンドル4の旋回操作はパワーステアリング装置20によってアシストされる。パワーステアリング装置20は、パワーステアリングシリンダ21、方向切換バルブ22、メータリングポンプ23、チェックバルブ24等を備える。
パワーステアリングシリンダ21は、シリンダチューブがフロントアクスルケース7に固定され、ピストンロッド先端が図示しないナックルアームに枢結される。但し、パワーステアリングシリンダ21は本実施形態では両ロッド型としているが片ロッド型とすることも可能である。方向切換バルブ22とメータリングポンプ23は一つのユニットに構成されてステアリングハンドル4のハンドル軸基部に配設され、方向切換バルブ22の二次側にパワーステアリングシリンダ21とメータリングポンプ23が油圧配管を介して接続される。方向切換バルブ22の一次側は作動油タンク32と油圧ポンプ30と油圧配管を介して接続されている。
方向切換バルブ22のスプールはバネによって中立位置側に付勢されとともに、ステアリングハンドル4のハンドル軸と連動連結され、かつ、前記メータリングポンプ23のフィードバック系となる出力軸とも連結されている。
こうして、旋回時にステアリングハンドル4を回転操作すると、方向切換バルブ22が中立位置から旋回位置に切り換えられ、油圧ポンプ30からの圧油が方向切換バルブ22を介してメータリングポンプ23を駆動してフィードバックし、更に、パワーステアリングシリンダ21の一方の油室に圧油が送油されてピストンロッドが左右一側に移動してナックルアームを介して前輪9・9を旋回回動する。
また、トラクタ1の後部には、作業機装着装置15が配置され、該作業機装着装置15に作業機11を装着して作業を可能としている。
図1、図3に示すように、前記ミッションケース6の上面には油圧ケース12が載置固定され、油圧ケース12内に油圧シリンダ13を収納している。油圧ケース12の両側から油圧シリンダ13の伸縮により回動されるリフトアーム14・14が後方に突出されている。このような構成において、運転席5の側部に設けた昇降操作手段を操作することで油圧シリンダが伸縮され、リフトアーム14・14が昇降回動され、作業機11を昇降することができる。
図3に示すように、前記油圧シリンダ13の昇降動作を制御するポジションバルブ16が分流弁31を介して油圧ポンプ30の吐出側に接続されている。前記油圧ポンプ30は、作動油タンク32に貯留した作動油をフィルタ33を介して汲み上げ、汲み上げられた作動油は、油圧ポンプ30から吐出されて、分流弁31を介してポジションバルブ16と傾斜用切換バルブ35へと圧送されるように構成している。
ポジションバルブ16へ圧送された作動油は、上昇用電磁バルブ25及び下降用電磁バルブ26の開閉操作によって制御され、これによりリフトアーム14の昇降回動動作が行われる。即ち、リフトアーム14を上昇回動させる場合には、上昇用電磁バルブ25を閉じ、且つ、下降用電磁バルブ26を閉じる。このとき、上昇用ポペット弁27が閉じた状態、且つ、下降用ポペット弁28が閉じた状態となって、該ポジションバルブ20へ圧送された作動油が、油圧シリンダ13に送油されて伸長させるとともに、リフトアーム14を上昇回動させる。
一方、リフトアーム14を下降回動させる場合には、上昇用電磁バルブ25を開き、且つ、下降用電磁バルブ26を開く。このとき、上昇用ポペット弁27が開いた状態、且つ、下降用ポペット弁28が開いた状態となって、油圧シリンダ13内の作動油が、下降用ポペット弁28を通じて作動油タンク32内に流れ、油圧シリンダ13は縮小し、リフトアーム13が下降回動することとなる。
また、上昇用電磁バルブ25及び下降用電磁バルブ26を切り換え操作しない状態では、リフトアーム14は昇降動作が停止される。つまり、上昇用電磁バルブ25は開き、下降用電磁バルブ26は閉じられているため、上昇用ポペット弁27は開き、下降用ポペット弁28は閉じた状態となり、油圧ポンプ30からの作動油は上昇用ポペット弁27から作動油タンク32へドレンされ、油圧シリンダ13内の作動油は下降用ポペット弁28とチェック弁29で止められて作動油タンク32へドレンされず、リフトアーム14は昇降せずに停止状態となる。
また、前記分流弁31には切換バルブ35、チェック弁36・37を介して傾斜シリンダ38と接続されている。傾斜シリンダ38は作業機装着装置15におけるロワアームとリフトアーム14との間に介装され、切換バルブ35は電磁弁で構成され、対地角度を検知して切換バルブ35を切り換え制御することにより傾斜シリンダ38を伸縮させて、作業機11を水平に制御したり、所望の傾斜角度に維持したりすることを可能としている。
次に、前記ミッションケース6内に収納される変速装置について説明する。変速装置は、図2に示すように、主変速装置41や副変速装置42や前輪増速装置43等からなり、エンジン3の出力軸(クランク軸)からダンパー40を介して入力軸44に伝達された動力を変速してリヤデフ装置45を介して後輪10を駆動可能とし、また、変速後の動力をフロントデフ装置46を介して前輪9を駆動可能としている。また、入力軸44の後端からPTOクラッチ47を介してPTO変速装置48に動力を伝達して変速し、ミッションケース6の後面より後方に突出したPTO軸49に動力を伝達可能としている。
前記主変速装置41は、HST51と遊星歯車機構52と高速クラッチ53と低速クラッチ54と後進クラッチ55からなる。HST51は可変容量型の油圧ポンプ56と固定容量型の油圧モータ57からなり、入力軸44に伝えられた動力により油圧ポンプ56を駆動し、油圧ポンプ56からの圧油により油圧モータ57が作動され、油圧ポンプ56の斜板角を変更することにより吐出量及び吐出方向を変更して、油圧モータ57の回転数および回転方向を変更可能としている。
前記遊星歯車機構52は、サンギヤ、インターナルギヤ、プラネタリギヤを備え、サンギヤにはエンジン3からの動力が伝達され、インターナルギヤにはHST51で変速した後の動力が伝達されて、合成した動力がプラネタリギヤより出力される。プラネタリギヤからは高速クラッチ53または低速クラッチ54または後進クラッチ55を介して副変速装置42に動力が伝達され、変速後にリヤデフ装置45から後輪10、及び、前輪増速装置43を介してフロントデフ装置46から前輪9に動力が伝達される。
そして、前記入力軸44からは歯車59を介して前記油圧ポンプ30に動力が伝達されて駆動され、図3に示すように、油圧ポンプ30からパワーステアリング装置20、油圧シリンダ13、傾斜シリンダ38に圧油を送油して駆動可能とし、HST51の閉回路にも圧油を送油してチャージ油圧を供給している。
但し、主変速装置41の構成は前記油圧・機械式変速装置(HMT)に限定するものではなく、図6に示すような、油圧ポンプと油圧モータを直列に配置した油圧・機械式変速装置(I−HMT)としたり、有段変速を油圧クラッチ(パワークラッチ)で切り換える方式であってもよく限定するものではない。また、前後進切換装置を設ける構成とすることもできる。
そして、図3、図4に示すように、本実施形態では、前記高速クラッチ53、低速クラッチ54、後進クラッチ55、PTOクラッチ47、前輪増速クラッチ43a・43bの湿式クラッチの摺動部や、後輪を制動する湿式ブレーキ75の摺動部や、動力伝達系の副変速装置42や遊星歯車機構52等の歯合部に潤滑油を送油するための潤滑油ポンプ61がミッションケース6に取り付けられている。潤滑油ポンプ61のポンプ軸61aは電動モータ62の出力軸に連結されて駆動され、電動モータ62は制御装置65と接続されて制御される。また、作動油タンク32内の作動油をオイルクーラ58に送油するクーラポンプ63はクーラ用電動モータ64により駆動される。潤滑やオイルクーラ58への送油は低圧の油圧ポンプで足りるため、電動モータで駆動する構成としている。この電動モータ62・64は小型で構成できるため安価に得られる。また、電動モータ62及び潤滑油ポンプ61はエンジン3近傍に配置する必要がないため潤滑位置に近い位置に配置することが可能であり配管を短くでき、設置位置が限定されない。クーラポンプ63も作動油タンク32近傍に配置することができ配管を短くでき、放熱性の高い位置に配置することができる。なお、作動油タンク32はミッションケース6と兼用することができ、別構成とすることもできる。
前記潤滑用電動モータ62及びクーラ用電動モータ64は制御装置65と接続され、該制御装置65にはキースイッチ66、回転センサ67、油温センサ68、電磁クラッチ69と接続されている。回転センサ67はクランク軸(入力軸44)の回転数を検知する。油温センサ68は作動油タンク32内の作動油の温度を検知する。電磁クラッチ69はエンジン3の出力軸3aと潤滑油ポンプ61のポンプ軸61aとの間に配置され、動力の断接を可能としている。
前記潤滑用電動モータ62及びクーラ用電動モータ64の駆動制御について説明する。制御装置65は、キースイッチ66がオンに操作されると、電動モータ62が駆動されて、高速クラッチ53、低速クラッチ54、後進クラッチ55、PTOクラッチ47、前輪増速クラッチ43a・43bや湿式ブレーキ75や副変速装置の歯車等の摺動部や歯合部に潤滑油が送油される。そして、キースイッチ66が始動位置に操作されるとスタータが作動されクランク軸(出力軸3a)が回転される。このクランク軸の回転初期は、従来では十分潤滑されていない状態で回転されるため負荷が大きくなっていた。しかし本実施形態では、キースイッチ66をオンすると、電動モータ62が駆動されて潤滑が開始されるため、エンジン始動時の負荷を軽減することができる。
そして、制御装置65は、エンジン3が始動され、回転センサ67で検知した値が設定回転数以上となると、電磁クラッチ69を「接」として、潤滑油ポンプ61をエンジン3により駆動すると同時に、電動モータ62の作動を停止する。なお、前記設定回転はエンジン3の回転が安定するアイドリング回転数以上とする。
こうして、設定回転数以上になると、潤滑油ポンプ61はエンジン3により駆動され、電動モータ62は停止されるため、始動後は無駄に電力を消費することなく、回転数に応じた潤滑油量を供給することが可能となる。なお、エンジン3が低回転の場合において、潤滑油が不足していると考えられる場合には、手動で潤滑するように構成することもできる。つまり、スイッチを制御装置65と接続して、手動操作すると潤滑用電動モータ62を駆動させ、電磁クラッチ69を「断」とし、潤滑油を確保するのである。また、不足と感じる場合には、潤滑用電動モータ62の回転数を任意に変更する構成とすることもできる。つまり、ボリューム等を制御装置65と接続して調節可能に構成し、潤滑用電動モータ62の回転数を増加させて潤滑油量を更に増加させるようする。
また、制御装置65は、作動油の油温を油温センサ68により検知して、設定温度未満(低温)であると前記電動モータ64を作動させず、設定温度以上となると電動モータ64を作動する。電動モータ64の駆動により作動油がオイルクーラ58に送油されて冷却され、設定温度未満になると電動モータ64は停止される。こうして、クーラポンプ63は低温時に駆動されないため、作動油が冷えすぎることを防止している。
また、電動モータ62のみにより、潤滑とオイルの冷却をすることができる。図5に示すように、電動モータ62の出力軸71には電磁クラッチ73を介して、潤滑油ポンプ61のポンプ軸61aが連結されて駆動可能とされる。ポンプ軸61aの他端にはワンウェイクラッチ77を介してエンジン3の出力軸3aと連結される。前記出力軸71と平行に第二駆動軸72が設けられ、該第二駆動軸72は歯車よりなる伝動機構74を介して駆動される。第二駆動軸72には電磁クラッチ76を介してクーラポンプ63のポンプ軸63aと接続されて駆動可能とされ、潤滑油ポンプ61とクーラポンプ63はそれぞれ電動モータ62により駆動可能としている。電動モータ62、回転センサ67、油温センサ68、電磁クラッチ73・76は制御装置65と接続されている。
このような構成において、キースイッチ66をオフとした状態では、電動モータ62は停止され電磁クラッチ73・76は「断」とされている。キースイッチ66をオンとすると、制御装置65は電磁クラッチ73を「接」とし、潤滑油ポンプ61を駆動する。このとき、エンジン3は停止しているため、ワンウェイクラッチ77は空回りしている。エンジン3が始動されエンジン3の回転数が、電動モータ62の出力回転数以上となると、ワンウェイクラッチ77を介して潤滑油ポンプ61はエンジン3により駆動され、制御装置65は、電磁クラッチ73を「断」とする。
また、制御装置65は、作動油の温度が設定温度以上となると、電磁クラッチ76が「接」とされ、電動モータ62が作動され、クーラポンプ63が駆動される。こうして、必要に応じて電動モータ62が駆動され、電磁クラッチ73・76が断接される。
以上のように、油圧シリンダ13・38や油圧クラッチ47・53・54・55等の油圧アクチュエータに作動油を圧送する高圧型の油圧ポンプ30と、動力伝達系の歯合部や摺動部へ潤滑油を送油する低圧型の油圧ポンプとを備える作業車両であって、高圧型の油圧ポンプ30のポンプ軸30aはエンジン3に接続して駆動されるとともに、低圧型の油圧ポンプのポンプ軸は電動モータ62に接続されて駆動されるので、低圧型の油圧ポンプはエンジン3からの駆動系に縛られることなく、潤滑部分に近い場所に配置することが可能となり、配管距離を短くすることができて、安価な配管構成とすることができ、油路抵抗も低減でき、小さなモータで駆動することができ、ロス馬力を低減できる。また、電動モータで油圧ポンプを駆動するため、簡単に駆動制御ができ、必要に応じて作動させることができ、無駄な電力消費を抑えることができる。また、高圧型の油圧ポンプ30から分流させる必要がないため、分流弁や絞り弁等をなくすことができる。
また、前記低圧型の油圧ポンプは潤滑油ポンプ61からなり、潤滑油ポンプ61のポンプ軸61aはクラッチ69を介してエンジン3と接続され、前記電動モータ62はエンジン3が設定回転未満で作動され、エンジン3が設定回転以上になると、クラッチ69を「接」としてエンジンにより駆動し、電動モータ62をオフとするので、エンジン始動前に潤滑部に潤滑でき、エンジン始動時の負荷を低減でき、エンジン始動性を向上できる。また、エンジン始動後は電動モータ62を停止するで、無駄に電力を消費することがない。
また、前記低圧型の油圧ポンプは潤滑油ポンプ61とオイルクーラポンプ63からなり、該潤滑油ポンプ61とオイルクーラポンプ63は並列に配置して、それぞれ電磁クラッチ73・76を介して電動モータ62と接続され、潤滑油ポンプ61の他側のポンプ軸61aはワンウェイクラッチ77を介してエンジン3の出力軸3aと連結されるので、一つの電動モータ62により潤滑油ポンプ61とオイルクーラポンプ63を駆動することが可能となり、安価に低圧ポンプを駆動することができる。
3 エンジン
3a 出力軸
13・38 油圧シリンダ
30 油圧ポンプ
30a ポンプ軸
47・53・54・55 油圧クラッチ
61 潤滑油ポンプ
61a ポンプ軸
62 電動モータ
63 オイルクーラポンプ
69 クラッチ
73・76 電磁クラッチ
77 ワンウェイクラッチ

Claims (2)

  1. 油圧シリンダや油圧クラッチ等の油圧アクチュエータに作動油を圧送する高圧型の油圧ポンプと、動力伝達系の歯合部や摺動部へ潤滑油を送油する低圧型の油圧ポンプとを備える作業車両の油圧装置であって、
    高圧型の油圧ポンプのポンプ軸はエンジンに接続して駆動されるとともに、
    低圧型の油圧ポンプのポンプ軸は電動モータに接続されて駆動され
    前記低圧型の油圧ポンプは潤滑油ポンプとオイルクーラポンプからなり、
    前記潤滑油ポンプとオイルクーラポンプは並列に配置して、それぞれ電磁クラッチを介して電動モータと接続され、
    前記潤滑油ポンプの他側のポンプ軸はワンウェイクラッチを介してエンジンの出力軸と連結される
    ことを特徴とする油圧装置。
  2. 前記低圧型の油圧ポンプからなる潤滑油ポンプのポンプ軸は、キースイッチをオンとすると、前記電磁クラッチを「接」として電動モータにより駆動され、
    前記エンジンが始動されてエンジンの回転数が電動モータの出力回転数以上になると、前記ワンウェイクラッチを介してエンジンにより駆動され、前記電磁クラッチは「断」とされる
    ことを特徴とする請求項1に記載の油圧装置。
JP2013225298A 2013-10-30 2013-10-30 油圧装置 Expired - Fee Related JP6162574B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013225298A JP6162574B2 (ja) 2013-10-30 2013-10-30 油圧装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013225298A JP6162574B2 (ja) 2013-10-30 2013-10-30 油圧装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015086771A JP2015086771A (ja) 2015-05-07
JP6162574B2 true JP6162574B2 (ja) 2017-07-12

Family

ID=53049823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013225298A Expired - Fee Related JP6162574B2 (ja) 2013-10-30 2013-10-30 油圧装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6162574B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6361105B2 (ja) * 2013-10-02 2018-07-25 Dic株式会社 液晶組成物及びそれを使用した液晶表示素子
JP2015180730A (ja) * 2015-04-21 2015-10-15 Dic株式会社 液晶組成物及びそれを使用した液晶表示素子
JP2015180732A (ja) * 2015-04-21 2015-10-15 Dic株式会社 液晶組成物及びそれを使用した液晶表示素子
JP2015199961A (ja) * 2015-04-21 2015-11-12 Dic株式会社 液晶組成物及びそれを使用した液晶表示素子
KR20180009975A (ko) 2016-07-20 2018-01-30 현대자동차주식회사 차량용 듀얼 클러치 변속기의 유압공급시스템
KR102417342B1 (ko) 2017-10-19 2022-07-05 현대자동차 주식회사 차량용 자동변속기의 유압공급시스템
KR102451903B1 (ko) 2017-12-28 2022-10-06 현대자동차 주식회사 차량용 자동변속기의 유압공급시스템
CN110284854A (zh) * 2019-06-12 2019-09-27 烟台杰瑞石油装备技术有限公司 一种液压系统互为备用的固井设备

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000045955A (ja) * 1998-07-31 2000-02-15 Kubota Corp 油圧装置
JP4732281B2 (ja) * 2006-09-04 2011-07-27 本田技研工業株式会社 車両のオイル供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015086771A (ja) 2015-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6162574B2 (ja) 油圧装置
JP4814598B2 (ja) 油圧式無段変速装置
JP5659223B2 (ja) 動力伝達装置
JP6049758B2 (ja) 単一入力を用いた最大域の持ち上げ速度達成方法
JP5809544B2 (ja) 暖機システム
US9174521B2 (en) Drive train of a mobile machine
EP2501950B1 (en) Hydrostatic torque converter and torque amplifier
US8997914B2 (en) Work vehicle
JP2011149292A (ja) トラクタのエンジン制御装置
US9664168B2 (en) Hydrostatic power unit
JP2005096518A (ja) 船舶のプロペラ軸駆動装置
US20130036728A1 (en) Pump suction charging system
KR20070018939A (ko) 차량용 유압 구동부
DE102011104921A1 (de) Antriebsstrang einer mobilen Arbeitsmaschine
JP6050303B2 (ja) 特に自走式建設機械、特に土壌圧縮機のための駆動システム
JP5989476B2 (ja) 油圧ポンプ装置
JP5253559B2 (ja) 作業車両
JP4966250B2 (ja) 作業車の油圧制御装置
JP6435284B2 (ja) 作業車両
JP6142167B2 (ja) 油圧機械式無段変速機
JP4332039B2 (ja) 走行車の油圧装置
JP2002205561A (ja) 走行用静油圧式無段変速装置
JP6535871B2 (ja) 産業用車両
CN107614307B (zh) 布置有用于驱动和控制液压泵的装置的工程机械
DE102012109376A1 (de) Schmierölsystem zur Versorgung von motorinternen Schmierstellen eines eine Hydraulikanlage, insbesondere eine Arbeitshydraulik, antreibenden Verbrennungsmotors mit Schmieröl

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170615

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6162574

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees