JP6161933B2 - ゴルフクラブ - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフクラブに関する。詳細には、本発明は、ヘッドとシャフトとの着脱が可能なゴルフクラブに関する。
ヘッドとシャフトとの着脱が可能なゴルフクラブが提案されている。ヘッドとシャフトとの着脱が可能なことは、いくつかの理由で、有益である。着脱が可能であれば、ゴルファー自身が容易にヘッドやシャフトを付け替えることができる。例えば、購入したゴルフクラブの性能に満足できないゴルファーが、自分でヘッドやシャフトを付け替えることが容易となる。また、好みのヘッドと好みのシャフトとを組み合わせたオリジナルのゴルフクラブを、ゴルファー自身が容易に組み立てることが可能となる。ゴルファーは、好みのヘッドと好みのシャフトとを購入し、これらを自分で組み立てることができる。また、ゴルフクラブの販売店が、ゴルファーの適正に対応したヘッドとシャフトとの組み合わせを選択して販売することができる。着脱可能なヘッド及びシャフトは、ゴルフクラブのカスタムメイドを容易とする。
米国特許出願US2009/0286618及び米国特許出願US2009/0286611は、ヘッドとシャフトとの着脱が可能なゴルフクラブを開示する。これらの米国公報では、スリーブのシャフト孔の軸をホーゼル軸に対して傾斜させた構成が開示されている。この構成は、ロフト角等の調整を可能とする。
米国特許出願US2009/0286618の図2及び図60には、ホーゼルインサート200を用いた構造が開示されている。ホーゼルインサート200は、ホーゼル孔の内部に固定されている。ホーゼルインサート200は、スリーブの回転を防止しうる。
特開2012−86010号公報は、係合部材を有するゴルフクラブを開示する。このゴルフクラブは、ヘッド、シャフト、スリーブ及びネジを備えており、上記スリーブが上記シャフトの先端部に固定されている。上記ヘッドが、ヘッド本体と係合部材とを有している。上記係合部材が上記ヘッド本体に固定されている。上記スリーブと上記係合部材との係合に基づき、上記スリーブの上記ヘッドに対する回転が規制されている。上記スリーブと上記ネジとの結合に基づき、上記スリーブの上記ヘッドに対する抜けが規制されている。このゴルフクラブでは、上記ネジと上記スリーブとを結合させた結合状態と、上記スリーブから上記ネジが外された分離状態との相互移行が可能である。上記ヘッド本体が上記係合部材を結合させるためのネジ部を有しており、上記係合部材がネジ部を有している。ヘッド本体のネジ部と係合部材のネジ部とが結合している。
米国特許出願US2009/0286618 米国特許出願US2009/0286611 特開2012−86010号公報
シャフト(スリーブ)の固定が不十分である場合、ゴルフクラブとしての機能を果たすことができない。シャフトとヘッドとの間の固定が確実になされることは、クラブの信頼性につながる。一方、利便性の観点から、着脱作業は容易であるのが好ましい。
本発明の目的は、シャフトが取り外し可能にヘッドに取り付けられており、信頼性及び利便性に優れたゴルフクラブの提供にある。
本発明のゴルフクラブは、ヘッド、シャフト、スリーブ及びネジを備えている。上記スリーブは、上記シャフトの先端部に固定されている。上記ヘッドは、ヘッド本体と係合部材とを有している。上記係合部材は上記ヘッド本体に固定されている。上記スリーブと上記係合部材との係合に基づき、上記スリーブの上記ヘッドに対する回転が規制されている。上記スリーブがスリーブネジ部を有している。上記スリーブネジ部と上記ネジとの結合に基づき、上記スリーブの上記ヘッドに対する抜けが規制されている。上記ネジと上記スリーブとを結合させた結合状態と、上記スリーブから上記ネジが外された分離状態との相互移行が可能である。上記ネジは多条ネジである。
好ましくは、上記多条ネジが二条ネジである。
好ましくは、上記ヘッド本体が、上記係合部材を結合させるためのネジ部Aを有している。好ましくは、上記係合部材がネジ部Bを有している。好ましくは、上記ネジ部Aと上記ネジ部Bとが結合している。
好ましくは、上記ゴルフクラブは、中間部材を更に備えている。好ましくは、この中間部材が、上記ネジに結合しうるネジ部を有している。好ましくは、この中間部材のネジ部が多条ネジである。
好ましくは、上記ネジが、第一ネジ部と、この第一ネジ部よりも外径が大きい第二ネジ部とを有している。好ましくは、上記ヘッド本体が、本体ネジ部を有している。好ましくは、上記結合状態において、上記第一ネジ部が上記スリーブネジ部に結合している。好ましくは、上記結合状態において、上記第二ネジ部が上記本体ネジ部に結合している。好ましくは、上記第一ネジ部及び上記第二ネジ部が多条ネジである。好ましくは、上記スリーブネジ部及び上記本体ネジ部が多条ネジである。
好ましくは、上記ネジの軸力により、上記第二ネジ部と結合している上記ヘッド本体が弾性変形している。
上記ヘッド本体は、上記係合部材を結合させるためのネジ部を有していてもよい。上記係合部材がネジ部を有していてもよい。上記ヘッド本体の上記ネジ部と上記係合部材の上記ネジ部とが結合していてもよい。
上記結合状態において、上記係合部材が、上記ネジの軸力を受け止めていてもよい。
上記分離状態において、上記ネジが上記中間部材にネジ結合していることが許容されていてもよい。
上記結合状態において、上記ネジが上記中間部材にネジ結合できないように構成されていてもよい。上記結合状態において、上記ネジが上記中間部材にネジ結合できるように構成されていてもよい。
上記結合状態から上記分離状態に移行する過程において、上記ネジが上記中間部材にネジ結合するように構成されていてもよい。
上記中間部材は非固定状態であってもよい。この非固定状態の中間部材が重力によって脱落しないように構成されていてもよい。上記中間部材は固定状態であってもよい。
上記中間部材が軸方向に移動することを許容しうる空間が存在していてもよい。
好ましくは、上記結合状態において、上記中間部材が上記ネジからの軸力を受けていてもよい。
信頼性及び利便性に優れたゴルフクラブが得られうる。
図1は、本発明の第一実施形態に係るゴルフクラブを示す図である。 図2は、図1の分解図である。 図3は、図1の断面図である。図3は、ホーゼル近傍における断面図である。図3は、結合状態を示す。 図4は、図3の分解図である。図4は、分離状態を示す。 図5は、スリーブの側面図及び底面図である。 図6は、図5のスリーブの斜視図である。 図7は、図5のF7−F7線に沿った断面図である。 図8は、図5のF8−F8線に沿った断面図である。 図9は、係合部材の側面図及び底面図である。 図10は、ワッシャーの側面図及び底面図である。 図11は、中間部材の側面図、底面図及び断面図である。 図12は、第一実施形態に係るネジの側面図及び平面図である。 図13は、図3のF13−F13線に沿った断面図である。 図14は、ヘッドの一部切り欠き斜視図である。 図15は、第二実施形態に係るゴルフクラブの断面図である。 図16は、二条ネジの一例を示す側面図である。 図17は、一条ネジの一例を示す側面図である。 図18は、第三実施形態に係るゴルフクラブの断面図である。 図19は、第三実施形態に係るネジの側面図及び平面図である。 図20は、第四実施形態に係るゴルフクラブの断面図である 図21は、第五実施形態に係るゴルフクラブの断面図である 図22は、第六実施形態に係るゴルフクラブの断面図である
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
なお、特に説明しない限り、本願において「軸方向」とは、ホーゼル孔の軸方向を意味し、「半径方向」とは、ホーゼル孔の半径方向を意味する。
図1は、本発明の一実施形態であるゴルフクラブ2を示す。図1は、ゴルフクラブ2のヘッド近傍のみを示している。図2は、ゴルフクラブ2の分解図である。図3は、ゴルフクラブ2の断面図である。図3は、スリーブ8の中心軸線に沿った断面図である。
ゴルフクラブ2は、ヘッド4、シャフト6、スリーブ8及びネジ10を有する。シャフト6の先端に、スリーブ8が固定されている。シャフト6の後端には、図示されないグリップが取り付けられている。互いに固定されたシャフト6とスリーブ8とにより、シャフト−スリーブ組み立て体12が形成されている。
ゴルフクラブ2は更に、中間部材14と、ワッシャー16とを有する。後述されるように、中間部材14は、ヘッド本体18に固定されていない。
ヘッド4は、ヘッド本体18と、係合部材20とを有する。ヘッド本体18は、スリーブ8を挿入するためのホーゼル孔22と、ネジ10を挿通するための通孔24とを有する。通孔24は、ホーゼル孔22の底部を貫通し、ソールに至る。ヘッド本体18は、中空部を有している。
図3が示すように、ヘッド本体18は、フランジ25を有する。結合状態において、フランジ25は、スリーブ8の下側(ソール側)に位置する。フランジ25の内径は、ワッシャー16の外径d2よりも大きい。
なお、ヘッド4のタイプは限定されない。本実施形態のヘッド4は、ウッド型ゴルフクラブである。ヘッド4は、ユーティリティ型ヘッド、ハイブリッド型ヘッド、アイアン型ヘッド、パターヘッド等であってもよい。また、シャフト6は限定されず、汎用のカーボンシャフトやスチールシャフトなどが用いられうる。
ネジ10は、シャフト6(組み立て体12)を固定するためのネジである。ネジ10は、シャフト固定用ネジである。ネジ10を締めることにより、シャフト−スリーブ組み立て体12がヘッド4に固定される。この固定された状態が、本願において、結合状態とも称される。結合状態は、ゴルフクラブとして使用可能な状態である。ネジ10を緩めることにより、シャフト−スリーブ組み立て体12がヘッド4から外れる。このように、ヘッド2では、ヘッド4とシャフト6とが互いに着脱可能である。換言すれば、シャフト6は、取り外し可能に、ヘッド4に取り付けられている。図4は、シャフト−スリーブ組み立て体12がヘッド4から分離された状態を示す断面図である。シャフト−スリーブ組み立て体12がヘッド4から外された状態が、本願において、分離状態とも称される。
図5は、スリーブ8の側面図及び底面図である。図5の上側が側面図であり、図5の下側が底面図である。図6は、スリーブ8の斜視図である。図7は、図5のF7−F7線に沿った断面図である。図8は、図5のF8−F8線に沿った断面図である。
スリーブ8は、上部26と、中間部28と、下部30とを有する。上部26と中間部28との境界には、段差面29が存在する。またスリーブ8は、シャフト孔32とネジ孔34とを有する。シャフト孔32は、上部26及び中間部28の内側に位置する。シャフト孔32は、一方側(上側)に開口している。ネジ孔34は、他方側(下側)に開口している。ネジ孔34は、下部30の内側に位置する。ネジ孔34は、スリーブネジ部である。ネジ孔34は、二条ネジである。
上記結合状態において、上部26は露出する。上記結合状態では、段差面29が、ヘッド4のホーゼル端面36に当接している。上部26の下端の外径は、図1が示すように、ホーゼル端面36の外径に略等しい。上記結合状態において、上部26は、フェラルのような外観を呈する。上記結合状態において、中間部28及び下部30は、ホーゼル孔22の内側に位置する。
スリーブ8の中間部28の外面は、円周面40と、凹み面42とを有する。凹み面42は、溝である。凹み面42は、スリーブ8の軸方向に沿って延在している。凹み面42は、中間部28の長手方向の全体に亘って延在している。
上記結合状態では、円周面40が、ホーゼル孔22に接触している。円周面40の全体がホーゼル孔22に接触している。この接触は、ホーゼル孔22によるスリーブ8の保持を担保している。一方、上記結合状態において、凹み面42は、ホーゼル孔22に接触していない。凹み面42は、スリーブ8の軽量化に寄与する。
スリーブ8の下部30の外面は、回転防止部44を形成している。回転防止部44の断面形状は、非円形である。回転防止部44は、複数の凸部t1を有する。凸部t1は、半径方向外側に向かって突出している。凸部t1は、周方向において等間隔で配置されている。本実施形態において、凸部t1は、周方向において30°おきに配置されている。
図8が示すように、シャフト孔32の軸線h1は、スリーブ8の円周面40の軸線z1に対して傾斜している。この傾斜角度θ1は、軸線h1と軸線z1との成す角度の最大値である。上記結合状態において、軸線z1は、ホーゼル孔22の軸線e1に等しい。シャフト孔32の軸線h1は、シャフト6の軸線s1に等しい。
図9は、係合部材20の側面図及び底面図である。係合部材20は、全体として、チューブ状である。係合部材20の外面は、ネジ部48と非ネジ部50とを有する。ネジ部48は雄ネジである。非ネジ部50は円周面である。係合部材20の外面の全体がネジ部であってもよい。ネジ部48は、多条ネジであってもよい。ネジ部48は、二条ネジであってもよい。このネジ部48は、ネジ部Bの一例である。
係合部材20の内面の断面形状は、非円形である。係合部材20の内面の断面形状は、スリーブ8の回転防止部44の外面の断面形状に対応している。係合部材20の内面には、複数の凹部r1が設けられている。凹部r1の形状は、前述した凸部t1の形状に対応している。凹部r1は、周方向において等間隔で設けられている。凹部r1は周方向において30°おきに設けられている。
係合部材20の内面は、回転防止部51を形成している。回転防止部51は、スリーブ8の回転防止部44と係合し、スリーブ8の回転を防止する。
図10は、ワッシャー16の側面図及び底面図である。ワッシャー16は、周方向の1箇所が途切れた円環状の部材である。ワッシャー16は、第一の端部16aと第二の端部16bとを有する。第一の端部16aと第二の端部16bとで、軸方向位置が相違している。ワッシャー16は、スプリングワッシャー(バネ座金)である。
図11は、中間部材14の側面図、底面図及び断面図である。図11の上側が側面図であり、図11の中央が底面図であり、図11の下側が断面図である。中間部材14は、環状の部材である。中間部材14の外周面54は、円周面である。中間部材14の内周面56は、ネジ部である。内周面56は、雌ネジである。この雌ネジは、多条ネジである。即ち、中間部材14の内周面56は、多条ネジである。この多条ネジは、二条ネジである。
図12は、ネジ10の側面図及び平面図である。ネジ10は、頭部58と軸部60とを有する。軸部60は、ネジ部62と、非ネジ部64とを有する。非ネジ部64は、ネジ部62よりも、頭部58側に位置する。ネジ部62は、多条ネジである。ネジ部62は、二条ネジである。このネジ部62は、ネジ孔34に対応した二条ネジである。
頭部58は、レンチ用の凹部66を有する。凹部66に適合したレンチ(専用レンチ等)を用いることにより、ネジ10が軸回転されうる。この軸回転により、スリーブ8の着脱が可能である。
スリーブ8の抜け止めは、ネジ結合により達成される。図3が示すように、スリーブ8のネジ孔34は、ネジ10のネジ部62とネジ結合している。このネジ結合により、スリーブ8の抜けが防止される。このネジ結合に起因する軸力が、ホーゼル端面36と段差面29との間の圧力と釣り合っている。この軸力を担保するため、上記結合状態において、ネジ10の先端とネジ孔34の底面との間には、隙間K1が存在している(図3参照)。
図13は、図3のF13−F13線に沿った断面図である。図13が示すように、スリーブ8の回転防止部44と、係合部材20の回転防止部51とが係合している。この係合により、係合部材20に対するスリーブ8の回転が防止されている。
係合部材20は、ヘッド本体18に固定されている。
係合部材20の固定方法は限定されず、溶接、接着、嵌め込み、ネジ結合及びそれらの組み合わせが例示される。本実施形態では、係合部材20の固定方法として、ネジ結合が採用されている。図4が示すように、ホーゼル孔22には、ネジ部70が設けられている。このネジ部70は、雌ネジである。このネジ部70と、係合部材20のネジ部48とが、ネジ結合している。ネジ部70は、多条ネジであってもよい。ネジ部70は、二条ネジであってもよい。このネジ部70は、ネジ部Aの一例である。
係合部材20とスリーブ8との係合では、わずかな不具合も許されない。僅かなガタ付きであっても、クラブとしての商品価値は失われる。係合部材20の位置決めには、高い精度が要求される。ホーゼル孔22にネジ部70を設け、このネジ部70に係合部材20のネジ部48をネジ結合することにより、係合部材20の位置決めの精度が向上する。即ち、係合部材20の軸方向位置の誤差は少なく、且つ、係合部材20の軸線の向きの誤差も少ない。
好ましくは、ホーゼル孔22のネジ部70と係合部材20のネジ部48とのネジ結合は、打球時にボールからヘッドに付与される力によって、締まるように構成されている。この構成により、打球に起因する上記ネジ結合の緩みは生じない。
係合部材20の固定では、上記ネジ結合に加えて、溶接が採用されている。即ち、ネジ結合と溶接とが併用されている。図3及び図4の断面図では示されていないが、係合部材20とヘッド本体18との境界面の少なくとも一部は、溶接されている。この溶接は、上記ネジ結合の部分を含んでいてもよいし、含んでいなくても良い。ネジ結合と溶接との併用は、係合部材20の固定を確実とする。ネジ結合と溶接との併用は、ネジ結合の緩みを防止する。ネジ結合と溶接との併用は、ヘッド本体18に対する係合部材20の固着強度を高める。
溶接が採用される場合、溶接の種類は限定されない。溶接の種類として、レーザー溶接、アーク溶接、ガス溶接及びテルミット溶接が例示される。
本実施形態では、ホーゼル外面72からの加熱により、係合部材20とヘッド本体18とが溶接されている。この方法は、ホーゼル孔22の奥に位置する係合部材20を溶接するのに適している。本実施形態では、レーザー溶接が採用されている。本実施形態では、ホーゼル外面72にレーザーを照射して、係合部材20とヘッド本体18とが溶接されている。また、レーザー溶接は、加熱範囲が局所的であるため、係合部材20及びホーゼル孔22の変形を抑制しうる。よって、係合部材20及びホーゼル孔22の高い寸法精度が維持されやすく、係合部材20の位置の精度も維持されやすい。
ヘッド内部に位置するホーゼル外面72に加熱跡が残ったとしても、完成後のヘッドにおいて、この加熱跡は見えない。よって、ヘッドの外観を良くする目的でこの加熱跡を修復する必要はない。修復が不要であることは、ヘッドの生産性を向上させうる。
図14は、フェースの一部を切り欠いたヘッド4の斜視図である。図14に示すように、ヘッド内部に位置するホーゼル外面72にレーザーが照射されて、係合部材20とヘッド本体18とが溶接されている。ヘッド本体18は複数の部材よりなるが、これらの複数の部材の全てが接合される前に、係合部材20とヘッド本体18との溶接がなされる。
係合部材20とスリーブ8との係合では、わずかな不具合も許されない。係合部材20がヘッド本体18とは別体とされることにより、係合部材20の加工方法の自由度が高まる。このため、係合部材20は、高い寸法精度で加工されうる。よって、係合部材20とスリーブ8との係合の精度が向上する。
前述のように、係合部材20がヘッド本体18とは別体であることにより、係合部材20の寸法精度は高い。したがって、係合部材20の下面74(図4参照)は、軸方向に対して、高い精度で、垂直となりやすい。下面74の配向精度の高さに起因して、上記結合状態における軸力は、係合部材20の周方向において均等に分散しやすい。この均等な分散は、係合部材20の固着強度を高めうる。
上記結合状態において、係合部材20は、ネジ10からの軸力を受けている。図3が示すように、ネジ10に起因する軸力は、中間部材14を介して、係合部材20に伝達されている。係合部材20が、ネジ10からの軸力を受け止めている。確実に固定された係合部材20は、ネジ10からの軸力に耐えうる。
中間部材14がヘッド本体18とは別体であることにより、中間部材14の加工方法の自由度が高まる。このため、中間部材14は、高い寸法精度で加工されうる。精度の高い係合部材20と、精度の高い中間部材14との組み合わせにより、上記結合状態における中間部材14の位置及び姿勢は、高い精度で安定する。よって、上記結合状態において、中間部材14の下面80(図3参照)は、軸方向に対して、高い精度で、垂直となりやすい。下面80の配向精度の高さに起因して、上記結合状態における軸力は、係合部材20の周方向において均等に分散しやすい。この均等な分散は、係合部材20の固着強度を高めうる。
前述のように、中間部材14がヘッド本体18とは別体であることにより、中間部材14の加工方法の自由度が高まる。よって、中間部材14の内周面56に設けられたネジ部が、精度良く加工形成される。精度のよいネジ孔56は、ネジ10との噛み合いを容易とする。
前述したように、図4は、ヘッド4とシャフト−スリーブ組み立て体12とを分離した状態(以下、分離状態ともいう)を示す。この分離状態において、ネジ10はヘッド4から脱落しない。この脱落防止は、中間部材14によって達成されている。
図3が示すように、上記結合状態では、中間部材14とネジ10とはネジ結合していない。上記結合状態において、中間部材14の内側に位置しているのは、ネジ10の非ネジ部64である。非ネジ部64の外径は、中間部材14の内周面56の内径d7(図11参照)よりも小さい。内径d7は、ネジ山の先端を基準にして測定される。上記結合状態において、中間部材14は、ネジ10とスリーブ8とのネジ結合に影響しない。中間部材14は、ネジ10とスリーブ8とのネジ結合を邪魔することがない。
一方、図4が示すように、上記分離状態では、中間部材14とネジ10とがネジ結合している。即ち、上記分離状態において、上記ネジ10が上記中間部材14にネジ結合していることが許容されている。
なお、後述されるゴルフクラブ400では、上記結合状態において、中間部材14とネジ206とがネジ結合している。中間部材14の機能は多様である。
スリーブ8とネジ10とのネジ結合を緩める過程において、中間部材14のネジ部とネジ10のネジ部62とがネジ結合しうる。スリーブ8とネジ10とのネジ結合を緩める過程において、中間部材14のネジ部とネジ部62とのネジ結合は自然に(自動的に)起こる。そして、スリーブ8からネジ10が完全に外れた状態においても、中間部材14とネジ10とのネジ結合が維持されうる(図4参照)。したがって、ネジ10の脱落が防止される。
このように、ゴルフクラブ2は、上記結合状態において上記ネジ10が上記中間部材14にネジ結合できないように構成されている。更にゴルフクラブ2は、上記結合状態から上記分離状態に移行する過程において、上記ネジ10が上記中間部材14にネジ結合するように構成されている。
図4が示すように、中間部材14の外径d1は、フランジ25の内径よりも大きい。即ち中間部材14は、フランジ25の内側を通過することができない外形寸法を有している。したがって、中間部材14とネジ結合しているネジ10は、脱落しない。
中間部材14の外径d1は、係合部材20の凹部r1の底面によって画定される内径d4(図9参照)よりも大きい。
図4において符号Dで示されるのは、係合部材20の下端面とフランジ25の上端面との間の軸方向長さである。この長さDは、中間部材14の厚みCよりも大きい。よって、係合部材20の下端面とフランジ25の上端面との間には隙間が存在する。この隙間の軸方向幅K2は、差(D−C)である。
上記結合状態においては、ネジ10に起因する軸力が、中間部材14を、係合部材20の下端面に押しつけている(図3参照)。一方、上記分離状態では、重力に起因して、中間部材14は、フランジ25の上端面に当接しうる(図4参照)。
中間部材14は、ヘッド本体18に固定されていない。中間部材14は、非固定状態にある。中間部材14は、係合部材20とフランジ25との間を軸方向に移動しうる。
非固定状態(フリー)の中間部材14は、寸法誤差を吸収しやすい。 非固定状態の中間部材14は、上記結合状態から上記分離状態に移行する際におけるネジ同士の噛み合いを容易とする。非固定状態の中間部材14は、ネジ10と中間部材14とのネジ結合を容易とする。中間部材14の移動の自由度の観点から、上記差(D−C)は、0.2mm以上が好ましく、0.3mm以上がより好ましく、0.5mm以上が更に好ましい。ホーゼル孔22を短くしてホーゼル部を軽量とする観点から、上記差(D−C)は、1.0mm以下が好ましく、0.8mm以下がより好ましい。
中間部材14が半径方向に移動しうる場合、寸法誤差の吸収性が向上し、ネジ同士の噛み合いが容易とされうる。この観点から、中間部材14が半径方向に移動することを許容しうる空間が存在していてもよい。即ち、中間部材14が半径方向に移動しうるとの観点から、中間部材14の外径d1が、その中間部材14が存在しうる位置におけるホーゼル孔22の内径d5(図4参照)よりも小さくされてもよい。中間部材14の移動の自由度を高める観点から、差(d5−d1)は、0.1mm以上が好ましく、0.2mm以上がより好ましく、0.3mm以上が更に好ましい。差(d5−d1)が過大である場合、中間部材14が過剰に動き、かえってネジ同士の噛み合いが悪くなることがある。この観点から、差(d5−d1)は、1.5mm以下が好ましく、1.0mm以下がより好ましい。なお図3及び図4は、内径d5と外径d1とが同一であるように描かれている。
上記結合状態において、フランジ25には、軸力が作用していない。フランジ25は、脱落防止用突出部として機能している。すなわち、ヘッド本体は、中間部材14の落下を防止する落下防止用突出部を有している。この脱落防止用突出部の形状は限定されない。この脱落防止用突出部は、中間部材14の下側(ソール側)に配置される。
図9において符号Aで示されるのは、係合部材20に設けられたネジ部48の軸方向長さである。係合部材20の位置決め効果及び係合部材20の固着強度の観点から、長さAは、1.5mm以上が好ましく、2mm以上がより好ましく、3mm以上が更に好ましい。ネジ部48を加工する工程のコストを抑制する観点から、長さAは、5mm以下が好ましく、4.5mm以下がより好ましく、4mm以下が更に好ましい。
図9において符号Bで示されるのは、係合部材20の軸方向長さである。係合部材20とスリーブ8との接触面積を広げて、回転防止効果を高める観点から、長さBは、5mm以上が好ましく、6mm以上がより好ましく、7mm以上が更に好ましい。係合部材20を軽くして、ヘッド4の重心位置の設計自由度を高める観点から、長さBは、12mm以下が好ましく、11mm以下がより好ましく、10mm以下が更に好ましい。
図11において符号Cで示されるのは、中間部材14の厚みである。軸力に起因する変形を抑制する観点から、厚みCは、0.8mm以上が好ましく、1mm以上がより好ましく、1.2mm以上が更に好ましい。中間部材14を軽くして、ヘッド4の重心位置の設計自由度を高める観点から、厚みCは、1.8mm以下が好ましく、1.6mm以下がより好ましく、1.4mm以下が更に好ましい。
図12において符号d6で示されるのは、ネジ頭部58の最大径である。係合部材20への軸力の伝達を確実とする観点から、最大径d6は、フランジ25の内径よりも小さいのが好ましい。換言すれば、ネジ10は、フランジ25の内側を通過しうるのが好ましい。
中間部材14の変形を防ぐ観点から、係合部材20の内径d4(図9参照)とワッシャー16の外径d2(図10参照)との差(d4−d2)は、0.5mm以下が好ましく、0.3mm以下がより好ましく、0.1mm以下が更に好ましい。差(d4−d2)は、0mm又はマイナスの値であってもよい。
ヘッド本体の材質は限定されない。好ましい材質として、金属、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)及びそれらの組み合わせが例示され、より好ましくは、金属である。この金属として、チタン合金、ステンレス鋼、アルミニウム合金、マグネシウム合金及びそれらの組み合わせが例示される。ヘッド本体を構成する各部材の製造方法は限定されず、鍛造、鋳造、プレス、NC加工及びこれらの組み合わせが例示される。
シャフトの材質は、限定されない。シャフトの材質として、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)や金属が例示される。いわゆるカーボンシャフトやスチールシャフトが好適に用いられうる。また、シャフトの構造は、限定されない。
スリーブの材質は限定されない。好ましい材質として、チタン合金、ステンレス鋼、アルミニウム合金、マグネシウム合金及び樹脂が例示される。強度及び軽量性の観点から、例えばアルミニウム合金及びチタン合金がより好適である。樹脂としては、機械的強度に優れたものが好ましく、例えば、エンジニアリングプラスチック又はスーパーエンジニアリングプラスチックと称されている樹脂が好ましい。
係合部材の材質は限定されない。好ましい材質として、チタン合金、ステンレス鋼、アルミニウム合金、マグネシウム合金及び樹脂が例示される。樹脂としては、機械的強度に優れたものが好ましく、例えば、エンジニアリングプラスチック又はスーパーエンジニアリングプラスチックと称されている樹脂が好ましい。
ネジの材質は限定されない。好ましい材質として、チタン合金、ステンレス鋼、アルミニウム合金、マグネシウム合金、エンジニアリングプラスチック及びスーパーエンジニアリングプラスチックが例示される。
図15は、第二実施形態に係るゴルフクラブ100の断面図である。このゴルフクラブ100は、ヘッド104、シャフト6、スリーブ8、ネジ10及びワッシャー16を有する。シャフト6の先端に、スリーブ8が固定されている。シャフト6の後端には、図示されないグリップが取り付けられている。互いに固定されたシャフト6とスリーブ8とにより、シャフト−スリーブ組み立て体12が形成されている。
前述したゴルフクラブ2とは異なり、このゴルフクラブ100は、中間部材を有さない。図15が示すように、このヘッド104のヘッド本体106は、中間部材の代わりに、フランジ108を有する。このフランジ108の内周面には、ネジ孔110が設けられている。このネジ孔110は、雌ネジである。ネジ孔110は、本体ネジ部である。ネジ孔110は、多条ネジである。ネジ孔110は、二条ネジである。このネジ孔110の仕様は、上記中間部材14の内周面56のネジ部の仕様と同じである。ネジ孔110のピッチPtは、ネジ孔56のピッチPtと同じである。ネジ孔110のリードLdは、ネジ孔56のリードLdと同じである。中間部材14がヘッド本体に一体化された点を除き、ゴルフクラブ100は、ゴルフクラブ2と同じである。
スリーブ8がネジ止めされる工程では、ネジ部62がネジ孔110にネジ結合される。更にネジ10が結合状態に向かって進行すると、ネジ部62がネジ孔110及びネジ孔34にネジ結合される。更にネジ10が結合状態に向かって進行すると、ネジ孔110とネジ部62とのネジ結合が解除されると共に、ネジ孔34とネジ部62とのネジ結合部分が増加する。最終的に、結合状態では、ネジ孔110とネジ部62とのネジ結合は解除されており、ネジ孔34とネジ部62とがネジ結合している(図15参照)。ネジ孔110の仕様は、ネジ孔34の仕様と同じである。ネジ孔110のピッチPtは、ネジ孔34のピッチPtと同じである。ネジ孔110のリードLdは、ネジ孔34のリードLdと同じである。
図16は、二条ネジの一例を示す側面図である。図17は、一条ネジの一例を示す側面図である。通常のネジは、一条ネジである。図17が示すように、一条ネジでは、ピッチPtがリードLdに等しい。これに対して、図16が示すように、二条ネジでは、リードLdがピッチPtの2倍に等しい。なお多条ネジは、リードLdがピッチPtの2以上の整数倍に等しい。一条ネジ、二条ネジ及び多条ネジは、JIS B 0101:1994に規定されている。
多条ネジとして、三条ネジ及び四条ネジが例示される。三条ネジは、リードLdがピッチPtの3倍に等しい。四条ネジは、リードLdがピッチPtの4倍に等しい。
締め付けの迅速性と緩みにくさとのバランスを考慮すると、二条ネジ及び三条ネジが好ましく、二条ネジがより好ましい。
ピッチPtは、互いに隣り合うネジ山同士の距離である。ピッチPtは、ネジの軸線方向において測定される。このピッチPtは、JIS B 0101:1994に規定されている。
リードLdは、ネジが1回転したときに進む距離である。この距離は、ネジの軸線方向において測定される。このリードLdは、JIS B 0101:1994に規定されている。
多条ネジは、一条ネジに比べて、ネジ一回転当たりのネジの進行距離が大きい。よって多条ネジは、ネジ結合の締結に要する時間を短縮しうる。同様に、多条ネジは、ネジ結合の解除に要する時間を短縮しうる。
多条ネジは、シャフトの装着及び取り外しに要する時間を短縮しうる。上記実施形態では、シャフト−スリーブ組み立て体12がヘッド4に取り付けられるとき、ネジ10のネジ部62がスリーブ8のネジ孔34に締結される。ネジ部62及びネジ孔34は二条ねじであるから、このネジ結合に要する時間が短縮されうる。よって、シャフト6の装着及び取り外しに要する時間が短縮されうる。
更に、上記第一実施形態では、中間部材14の内周面56(雌ネジ)が二条ねじとされている。よって、シャフト6の装着及び取り外しに要する時間がより一層短縮されうる。
図18は、第三実施形態に係るゴルフクラブ200の断面図である。このゴルフクラブ200は、ヘッド204、シャフト6、スリーブ8、ネジ206及びワッシャー208を有する。ワッシャー208は、スプリングワッシャーである。シャフト6の先端に、スリーブ8が固定されている。シャフト6の後端には、図示されないグリップが取り付けられている。互いに固定されたシャフト6とスリーブ8とにより、シャフト−スリーブ組み立て体12が形成されている。
前述したゴルフクラブ2とは異なり、このゴルフクラブ100は、中間部材を有さない。図18が示すように、このヘッド204のヘッド本体210は、中間部材の代わりに、フランジ212を有する。このフランジ212の内周面には、ネジ孔214が設けられている。このネジ孔214は、雌ネジである。ネジ孔214は、本体ネジ部である。ネジ孔214は、多条ネジである。ネジ孔214は、二条ネジである。このネジ孔214の仕様は、上記中間部材14の内周面56のネジ部の仕様と同じである。ヘッド本体210は、上記第二実施形態のヘッド本体106と同じである。
図19は、ネジ206の側面図及び平面図である。ネジ206は、頭部220と軸部222とを有する。軸部222は、第一ネジ部224と、第二ネジ部226と、第一非ネジ部228と、第二非ネジ部230とを有する。第一ネジ部224は雄ネジである。第二ネジ部226は雄ネジである。第一非ネジ部228は、第一ネジ部224と第二ネジ部226との間に位置する。第二ネジ部226は、第一ネジ部224よりも頭部220側に位置する。第二非ネジ部230は、頭部220と第二ネジ部226との間に位置する。
第二非ネジ部230は、ネジ206の締結及び取り外しに要する時間を短縮するのに役立つ。第二非ネジ部230は、ネジ206の軽量化に寄与している。
第一ネジ部224は、多条ネジである。第一ネジ部224は、二条ネジである。この第一ネジ部224は、スリーブ8のネジ孔34に対応した二条ネジである。
第二ネジ部226は、多条ネジである。第二ネジ部226は、二条ネジである。この第二ネジ部226は、フランジ212のネジ孔214に対応した二条ネジである。
第二ネジ部226の外径は、第一ネジ部224の外径よりも大きい。なお、雄ネジの外径とは、雄ネジの山の頂に接する仮想的な円筒の直径である。
第二ネジ部226の谷の径は、第一ネジ部224の谷の径よりも大きい。なお、雄ネジの谷の径とは、雄ネジの谷底に接する仮想的な円筒の直径である。
第二ネジ部226のピッチPtは、第一ネジ部224のピッチPtと同じである。第二ネジ部226のリードLdは、第一ネジ部224のリードLdと同じである。
頭部220は、レンチ用の凹部66を有する。凹部66に適合したレンチ(専用レンチ等)を用いることにより、ネジ206が軸回転されうる。この軸回転により、スリーブ8の取り付け及び取り外しが可能である。
スリーブ8の抜け止めは、2つのネジ結合により達成されている。図18が示すように、スリーブ8のネジ孔34は、ネジ206の第一ネジ部224とネジ結合している。このネジ結合により、スリーブ8の抜けが防止される。更に、ヘッド本体210のネジ孔214は、ネジ206の第二ネジ部226とネジ結合している。このネジ結合により、スリーブ8の抜けが防止される。
ネジ孔214の内径は、ネジ孔34の内径よりも大きい。なお、雌ネジの内径とは、雌ネジの山の頂に接する仮想的な円筒の直径である。
ネジ孔214の谷の径は、ネジ孔34の谷の径よりも大きい。なお、雌ネジの谷の径とは、雌ネジの谷底に接する仮想的な円筒の直径である。
ゴルフクラブ200における組み立て体12の取り付けでは、ネジ206の第一ネジ部224が、ネジ孔214を通過して、ネジ孔34にねじ込まれる。更にネジ206が結合状態に向かって進行すると、ネジ孔214と第二ネジ部226とのネジ結合が開始される。更にネジ206が結合状態に向かって進行すると、第一ネジ部224とネジ孔34とのネジ結合部分が増加すると同時に、ネジ孔214と第二ネジ部226とのネジ結合部分も増加する。最終的に、結合状態では、第一ネジ部224とネジ孔34とのネジ結合が達成され、且つ、第二ネジ部226とネジ孔214とのネジ結合が達成されている(図18参照)。
図20は、第四実施形態に係るゴルフクラブ300の断面図である。このゴルフクラブ300は、ヘッド304、シャフト6、スリーブ8、ネジ206及びワッシャー208を有する。ヘッド304は、ヘッド本体306を有している。ワッシャー208は、スプリングワッシャーである。シャフト6の先端に、スリーブ8が固定されている。シャフト6の後端には、図示されないグリップが取り付けられている。互いに固定されたシャフト6とスリーブ8とにより、シャフト−スリーブ組み立て体12が形成されている。
このゴルフクラブ300に用いられているネジは、前述のゴルフクラブ200と同じく、ネジ206である。
前述したゴルフクラブ200では、係合部材20が、ヘッド本体210とは別体であった。これに対して、このゴルフクラブ300では、係合部材20に相当する部分が、ヘッド本体306に設けられている。すなわち、このゴルフクラブ300では、係合部材20に相当する部分がヘッド本体306に一体化されている。この点を除き、ゴルフクラブ300は、前述したゴルフクラブ200と同じである。
図21は、第五実施形態に係るゴルフクラブ400の断面図である。このゴルフクラブ400は、ヘッド404、シャフト6、スリーブ8、中間部材14、ネジ206及びワッシャー208を有する。ワッシャー208は、スプリングワッシャーである。シャフト6の先端に、スリーブ8が固定されている。シャフト6の後端には、図示されないグリップが取り付けられている。互いに固定されたシャフト6とスリーブ8とにより、シャフト−スリーブ組み立て体12が形成されている。ヘッド404は、ヘッド本体406と係合部材20とを有する。
このゴルフクラブ400に用いられているネジは、前述のゴルフクラブ200及びゴルフクラブ300と同じく、ネジ206である。
このゴルフクラブ400に用いられている中間部材は、前述のゴルフクラブ2と同じく、中間部材14である。
このゴルフクラブ400に用いられている係合部材は、前述のゴルフクラブ2と同じく、係合部材20である。
このゴルフクラブ400と、前述したゴルフクラブ2との間には、2つの相違点がある。第一の相違点は、中間部材14が固定されているか否かである。第二の相違点は、ネジの相違である。
上記第一の相違点に関し、ゴルフクラブ2では、中間部材14が固定されていない。これに対して、ゴルフクラブ400では、中間部材14が固定されている。中間部材14は、ヘッド本体406と係合部材20とで挟まれることによって固定されている。ゴルフクラブ400では、前述の軸方向幅K2(図4参照)がゼロである。なお、係合部材20の固定方法は、前述したゴルフクラブ2と同じである。
上記第二の相違点に関し、ゴルフクラブ2に用いられているネジがネジ10であるのに対して、ゴルフクラブ400に用いられているネジは、ネジ206である。図21が示すように、結合状態において、第一ネジ部224とネジ孔34とのネジ結合が達成されており、且つ、第二ネジ部226とネジ孔56とのネジ結合が達成されている。
図22は、第六実施形態に係るゴルフクラブ500の断面図である。このゴルフクラブ500は、ヘッド504、シャフト6、スリーブ8、中間部材14、ネジ506及びワッシャー508を有する。ワッシャー508は、スプリングワッシャーである。シャフト6の先端に、スリーブ8が固定されている。シャフト6の後端には、図示されないグリップが取り付けられている。互いに固定されたシャフト6とスリーブ8とにより、シャフト−スリーブ組み立て体12が形成されている。ヘッド504は、ヘッド本体509と係合部材20とを有する。
このゴルフクラブ500に用いられている中間部材は、前述のゴルフクラブ2と同じく、中間部材14である。
前述したゴルフクラブ2と同様に、中間部材14は固定されていない。ゴルフクラブ2と同様に、中間部材14は、所定の軸方向範囲を移動し且つ落下しない。
このゴルフクラブ500に用いられている係合部材は、前述のゴルフクラブ2と同じく、係合部材20である。
このゴルフクラブ500に用いられているネジ506は、前述のネジ206と似ている。このネジ506も、頭部と軸部とを有している。このネジ506の軸部は、第一ネジ部510と、第二ネジ部512と、第一非ネジ部514と、第二非ネジ部516とを有する。第一ネジ部510は雄ネジである。第二ネジ部512は雄ネジである。第一非ネジ部514は、第一ネジ部510と第二ネジ部512との間に位置する。第二ネジ部512は、第一ネジ部510よりも頭部側に位置する。第二非ネジ部516は、頭部と第二ネジ部512との間に位置する。
ヘッド本体509は、ネジ孔520を有している。このネジ孔520は、フランジ522の内周面に設けられている。ネジ孔520は、本体ネジ部である。
第一ネジ部510は、多条ネジである。第一ネジ部510は、二条ネジである。この第一ネジ部510は、スリーブ8のネジ孔34に対応した二条ネジである。
第二ネジ部512は、多条ネジである。第二ネジ部512は、二条ネジである。この第二ネジ部512は、ネジ孔520に対応した二条ネジである。
第二ネジ部512のピッチPtは、第一ネジ部510のピッチPtと同じである。第二ネジ部512のリードLdは、第一ネジ部510のリードLdと同じである。
第二ネジ部512の外径は、第一ネジ部510の外径よりも大きい。第二ネジ部512の谷の径は、第一ネジ部510の谷の径よりも大きい。
図22が示すように、結合状態において、第一ネジ部510とネジ孔34とのネジ結合が達成され、且つ、第二ネジ部512とネジ孔520とのネジ結合が達成されている。結合状態では、中間部材14のネジ孔56の軸方向位置は第一非ネジ部514に対応している。結合状態では、ネジ孔56はネジ結合していない。この点は、前述したゴルフクラブ2と同様である(図3参照)。
以上の各実施形態は、例えば、次のような作用効果を有する。
[第一実施形態のゴルフクラブ2(図3参照)]
(効果a)多条ネジにより、ネジ結合の締結に要する時間が短縮される。よって、シャフト6の取り付け及び取り外しが迅速になされ、利便性が向上する。
(効果b)中間部材14により、分離状態におけるネジ10の脱落が防止されうる。
(効果c)固定されていない中間部材14により、ネジ孔56とネジ部62との噛み合いが容易である。
(効果d)中間部材14がヘッド本体18とは別体であることにより、中間部材14の加工方法の自由度が高まる。このため、中間部材14は、高い寸法精度で加工されうる。
(効果e)係合部材20がヘッド本体18とは別体であることにより、係合部材20の加工方法の自由度が高まる。このため、係合部材20は、高い寸法精度で加工されうる。
(効果f)精度の高い係合部材20と、精度の高い中間部材14との組み合わせにより、上記結合状態における中間部材14の位置及び姿勢は、高い精度で安定する。
(効果g)スプリングワッシャー16により、ネジ10の緩みが生じにくい。
[第二実施形態のゴルフクラブ100(図15参照)]
(効果a)多条ネジにより、ネジ結合の締結に要する時間が短縮される。よって、シャフト6の取り付け及び取り外しの迅速性が高まり、利便性が向上する。
(効果b)ネジ孔110により、分離状態におけるネジ10の脱落が防止されうる。
(効果e)係合部材20がヘッド本体18とは別体であることにより、係合部材20の加工方法の自由度が高まる。このため、係合部材20は、高い寸法精度で加工されうる。
(効果g)スプリングワッシャー16により、ネジ10の緩みが生じにくい。
(効果h)図15では図示されていないが、結合状態において、ネジに作用する軸力により、フランジ108が変形している。すなわち、この軸力により、フランジ108(ネジ孔110の近傍)は上側に引っ張られ、僅かに変形している。この変形は弾性変形である。この弾性変形の復元力により、ネジ10の緩みが生じにくい。
(効果i)上記効果gと効果hとの相乗により、ネジ10の緩みが効果的に抑制されている。
(効果J)2つのネジ部(ネジ孔34及びネジ孔110)がいずれも多条ネジとされているため、上記効果aが一層向上する。
[第三実施形態のゴルフクラブ200(図18参照)]
(効果a)多条ネジにより、ネジ結合の締結に要する時間が短縮される。よって、シャフト6の取り付け及び取り外しが迅速になされ、利便性が向上する。
(効果b)ネジ孔214により、分離状態におけるネジ206の脱落が防止されうる。
(効果e)係合部材20がヘッド本体18とは別体であることにより、係合部材20の加工方法の自由度が高まる。このため、係合部材20は、高い寸法精度で加工されうる。
(効果g)スプリングワッシャー208により、ネジ206の緩みが生じにくい。
(効果h)図18では図示されていないが、結合状態において、ネジに作用する軸力により、フランジ212が変形している。すなわち、この軸力により、フランジ212(ネジ孔214の近傍)は上側に引っ張られ、僅かに変形している。この変形は弾性変形である。この弾性変形の復元力により、ネジ206の緩みが生じにくい。
(効果i)上記効果gと効果hとの相乗により、ネジ206の緩みが効果的に抑制されている。
(効果J)2つのネジ部(ネジ孔34及びネネジ孔214)がいずれも多条ネジとされているため、上記効果aが一層向上する。
[第四実施形態のゴルフクラブ300(図20参照)]
(効果a)多条ネジにより、ネジ結合の締結に要する時間が短縮される。よって、シャフト6の取り付け及び取り外しが迅速になされ、利便性が向上する。
(効果b)ネジ孔214により、分離状態におけるネジ206の脱落が防止されうる。
(効果g)スプリングワッシャー208により、ネジ206の緩みが生じにくい。
(効果h)図20では図示されていないが、結合状態において、ネジに作用する軸力により、フランジ212が変形している。すなわち、この軸力により、フランジ212(ネジ孔214の近傍)は上側に引っ張られ、僅かに変形している。この変形は弾性変形である。この弾性変形の復元力により、ネジ206の緩みが生じにくい。
(効果i)上記効果gと効果hとの相乗により、ネジ206の緩みが効果的に抑制されている。
(効果J)2つのネジ部(ネジ孔34及びネジ孔214)がいずれも多条ネジとされているため、上記効果aが一層向上する。
[第五実施形態のゴルフクラブ400(図21参照)]
(効果a)多条ネジにより、ネジ結合の締結に要する時間が短縮される。よって、シャフト6の取り付け及び取り外しが迅速になされ、利便性が向上する。
(効果b)中間部材14により、分離状態におけるネジ506の脱落が防止されうる。
(効果d)中間部材14がヘッド本体509とは別体であることにより、中間部材14の加工方法の自由度が高まる。このため、中間部材14は、高い寸法精度で加工されうる。
(効果e)係合部材20がヘッド本体509とは別体であることにより、係合部材20の加工方法の自由度が高まる。このため、係合部材20は、高い寸法精度で加工されうる。
(効果f)精度の高い係合部材20と、精度の高い中間部材14との組み合わせにより、上記結合状態における中間部材14の位置及び姿勢は、高い精度で安定する。
(効果g)スプリングワッシャー208により、ネジ206の緩みが生じにくい。
(効果J)2つのネジ部(ネジ孔34及びネジ孔56)がいずれも多条ネジとされているため、上記効果aが一層向上する。
[第六実施形態のゴルフクラブ500(図22参照)]
(効果a)多条ネジにより、ネジ結合の締結に要する時間が短縮される。よって、シャフト6の取り付け及び取り外しが迅速になされ、利便性が向上する。
(効果b)中間部材14により、分離状態におけるネジ506の脱落が防止されうる。
(効果c)固定されていない中間部材14により、ネジ孔56と第一ネジ部510との噛み合いが容易である。
(効果d)中間部材14がヘッド本体509とは別体であることにより、中間部材14の加工方法の自由度が高まる。このため、中間部材14は、高い寸法精度で加工されうる。
(効果e)係合部材20がヘッド本体509とは別体であることにより、係合部材20の加工方法の自由度が高まる。このため、係合部材20は、高い寸法精度で加工されうる。
(効果f)精度の高い係合部材20と、精度の高い中間部材14との組み合わせにより、上記結合状態における中間部材14の位置及び姿勢は、高い精度で安定する。
(効果g)スプリングワッシャー508により、ネジ506の緩みが生じにくい。
(効果h)図22では図示されていないが、結合状態において、ネジに作用する軸力により、フランジ522が変形している。すなわち、この軸力により、フランジ522(ネジ孔520の近傍)は上側に引っ張られ、僅かに変形している。この変形は弾性変形である。この弾性変形の復元力により、ネジ506の緩みが生じにくい。
(効果i)上記効果gと効果hとの相乗により、ネジ506の緩みが効果的に抑制されている。
(効果J)3つのネジ部(ネジ孔34、ネジ孔56及びネジ孔520)がいずれも多条ネジとされているため、上記効果aが一層向上する。
多条ネジは、一条ネジに比較して緩みやすい。上記効果g、効果h及び効果iは、この多条ネジの緩みやすさを効果的に抑制させる。
上記効果hにおいて、上記軸力に基づくヘッド本体(又は中間部材)の変形量は、0.01mm以上が好ましく、0.03mm以上がより好ましい。この変形量は、最も変位が大きい位置で測定される。この変形量がある程度大きくされることで、上記復元力が大きくなり、ネジの緩みが効果的に抑制されうる。この変形量が過大である場合、ヘッド本体にクラックが生じる恐れがある。この観点から、上記変形量は、0.08mm以下が好ましい。この変形量の調整は、例えば、上記フランジの厚み及び幅を調整することによって達成される。また、この変形量の調整は、上記フランジの材質を変更することによってなされうる。
中間部材14の材質を、ヘッド本体406と相違させることが可能である。よって例えば、上記ゴルフクラブ400において、中間部材14を、適度な弾性変形性を有する材質とすることもできる。この場合、例えば、中間部材14のヤング率が、ヘッド本体406のヤング率よりも低くされうる。この場合、適度な復元力が得られ、多条ネジの緩みが効果的に抑制されうる。強度の観点から、中間部材14の材質として、金属及び樹脂が好ましく、金属がより好ましい。
ゴルフクラブ200、ゴルフクラブ300、ゴルフクラブ400及びゴルフクラブ500では、第一のネジ結合と第二のネジ結合とにより、軸方向において組み立て体12が固定されている。例えば、第三実施形態のゴルフクラブ200(図18参照)では、第一のネジ結合はネジ孔34と第一ネジ部224との結合であり、第二のネジ結合はネジ孔214と第二ネジ部226との結合である。第二のネジ結合の径は、第一のネジ結合の径よりも大きい。大きな径は、回転モーメントを増大させる。よって、径の大きな第二のネジ結合は、ネジ206の緩みを効果的に抑制する。
以上説明された発明は、あらゆるゴルフクラブヘッドに適用されうる。
2、100、200、300、400、500・・・ゴルフクラブ
4、104、204、304、404、504・・・ヘッド
6・・・シャフト
8・・・スリーブ
10、206、506・・・ネジ(シャフト固定用ネジ)
12・・・シャフト−スリーブ組み立て体
14・・・中間部材
16、208、508・・・ワッシャー
18、106、210、306、406、509・・・ヘッド本体
20・・・係合部材
22・・・ホーゼル孔
32・・・シャフト孔
34・・・ネジ孔(スリーブネジ部)
44・・・スリーブの回転防止部
48・・・係合部材のネジ部(ネジ部B)
51・・・係合部材の回転防止部
56・・・中間部材の内周面(ネジ部)
70・・・ヘッド本体のネジ部(ネジ部A)
72・・・ヘッド内部に位置するホーゼル外面
110、214、520・・・本体ネジ部(シャフト固定用ネジと結合しうるネジ部)

Claims (5)

  1. ヘッド、シャフト、スリーブ及びネジを備えており、
    上記スリーブが上記シャフトの先端部に固定されており、
    上記ヘッドが、ヘッド本体と係合部材とを有しており、
    上記係合部材が上記ヘッド本体に固定されており、
    上記スリーブと上記係合部材との係合に基づき、上記スリーブの上記ヘッドに対する回転が規制されており、
    上記スリーブがスリーブネジ部を有しており、
    上記スリーブネジ部と上記ネジとの結合に基づき、上記スリーブの上記ヘッドに対する抜けが規制されており、
    上記ネジと上記スリーブとを結合させた結合状態と、上記スリーブから上記ネジが外された分離状態との相互移行が可能であり、
    上記ネジが多条ネジであり、
    上記ネジが、第一ネジ部と、この第一ネジ部よりも外径が大きい第二ネジ部とを有しており、
    上記ヘッド本体が、本体ネジ部を有しており、
    上記結合状態において、上記第一ネジ部が上記スリーブネジ部に結合しており、且つ、上記第二ネジ部が上記本体ネジ部に結合しており、
    上記第一ネジ部及び上記第二ネジ部が多条ネジであり、
    上記スリーブネジ部及び上記本体ネジ部が多条ネジであるゴルフクラブ。
  2. 上記多条ネジが二条ネジである請求項1に記載のゴルフクラブ。
  3. 上記ヘッド本体が、上記係合部材を結合させるためのネジ部Aを有しており、
    上記係合部材がネジ部Bを有しており、
    上記ネジ部Aと上記ネジ部Bとが結合している請求項1又は2に記載のゴルフクラブ。
  4. 中間部材を更に備え、
    この中間部材が、上記ネジに結合しうるネジ部を有しており、
    この中間部材のネジ部が多条ネジである請求項1から3のいずれかに記載のゴルフクラブ。
  5. 上記ネジの軸力により、上記第二ネジ部と結合している上記ヘッド本体が弾性変形している請求項1から4のいずれかに記載のゴルフクラブ。
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