JP6160525B2 - 部品の接合方法 - Google Patents

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Description

本発明は、部品同士をろう付けにより好適に接合方法することができる部品の接合方法に関する。
従来から、部品同士を接合する際には、ろう付けにより接合することがある。例えば、特許文献1には、リング状の第1部品と、これに接合されるリング状の第2部品とを、ろう付けにより接合する接合方法が提案されている。
この接合方法では、まず、第1部品と第2部品との何れか一方の部品の接合面を含む端面に突起を形成すると共に、他方の部品の接合面を含む端面に突起と嵌合する凹溝を設ける。接合の際には、突起と凹溝とが嵌合するように第1および第2の部品を配置するとともに、第1および第2部品との何れか一方の部品の接合面の周縁に形成された溜め込み溝にろう材を配置する。次に、第1および第2の部品を加熱することにより、ろう材を溶融し、溶融したろう材を、第1および第2の部品の接合面間に流し込む。これにより、第1および第2の部品が接合される。
この接合方法によれば、ろう付け前に、接合面に形成された突起を嵌合させることにより、第1および第2の部品を位置決めして配置することができ、この配置状態を維持しながら第1および第2の部品を接合することができる。
特開2003−251458号公報
しかしながら、リング状の第1および第2の部品の熱膨張率が異なる金属からなる場合には、ろう付け時の加熱により、第1部品と第2部品との熱膨張差が生じるが、突起と凹溝との嵌合により第1部品と第2部品とは拘束されているため、第1部品に対して第2部品が相対的に浮き上がったり、第1部品に対して第2部品が位置ずれ(軸心のずれ)を起こしたりすることがあった。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、熱膨張率が異なる金属からなるリング状の第1および第2の部品を接合する際であっても、これらの部品を位置決めしつつ、浮き上がりまたは位置ずれを起こすことなく、ろう付けにより接合することができる部品の接合方法を提供することにある。
前記課題を解決すべく、本発明に係る部品の接合方法は、金属製のリング状の第1部品の第1端面と、該第1部品と熱膨張率が異なる金属からなるリング状の第2部品の第2端面と、の少なくとも一部の面同士をろう付けすることにより、前記第1部品と前記第2部品とを接合する部品の接合方法であって、前記第1端面および前記第2端面のうち一方の端面には、径方向に沿って内周縁から外周縁まで複数の凹溝が形成されており、前記第1端面および前記第2端面のうち他方の端面には、前記各凹溝に係合する凸部が形成されており、前記一方の端面の凹溝と前記他方の端面の凸部とを係合させた状態で、何れか一方の端面にろう材を配置し、前記第1部品と前記第2部品とを加熱することにより、前記ろう材を溶融し、前記第1部品と前記第2部品とを接合することを特徴とする。
本発明によれば、一方の端面には、径方向に沿って内周縁から外周縁まで複数の凹溝が形成されており、他方の端面には、各凹溝に係合する凸部が形成されているので、一方の端面の各凹溝と他方の端面の各凸部とを係合させ、第1部品と第2部品とを位置決めすることができる。
この位置決めされた状態で、第1部品と第2部品とを加熱することにより、前記ろう材を溶融し、リング状の第1部品の第1端面の少なくとも一部の面(ろう付け面)と、リング状の第2部品の第2端面の少なくとも一部の面(ろう付け面)とを、溶融したろう材でろう付けする。これにより、前記第1部品と前記第2部品とを接合することができる。ここで、位置決め用に用いた凹溝は、リング状と端面である他方の端面の内周縁から外周縁に亘って径方向に形成されているので、凹溝に係合した凸部が、第1および第2の部品の径方向の熱膨張を妨げることがない。これにより、第1部品と第2部品の接合位置の精度(同軸精度)を確保することができる。
より好ましくは、前記接合方法は、前記第1部品と前記第2部品とを接合するとともに、前記第1部品の第1端面と、金属製のリング状の第3部品の第3端面と、の少なくとも一部の面同士をろう付けすることにより、前記第1部品と前記第3部品とをさらに接合するものであり、前記第1部品に、前記第2および第3の部品を接合する際に、前記第2端面のうち、前記第1端面にろう付けされるろう付け面と同一平面上に、前記第3部品の第3端面のうち、前記第1端面にろう付けされるろう付け面を配置し、前記ろう材を溶融することにより、前記第1部品に、前記第2および第3の部品を接合する。
本発明によれば、第2端面のろう付け面と、第3端面のろう付け面とを、同一平面上に配置することにより、これらにろう付けされる第1部品の第1端面との間に、一度に溶融したろう材を流れ込ませることができる。これにより簡単に、第1部品に対して第2および第3の部品を接合することができる。
より好ましくは、前記第3部品は、前記第1部品と同じ金属からなり、前記第3部品の端面には、前記第1端面に形成された前記凹溝または前記凸部と係合する係合部が形成されている。
この態様によれば、第1部品の第1端面に形成された凹溝または凸部は、第2部品に対する位置決め用の凹溝または凸部であったが、凹溝または凸部を利用して、第1部品に対し第3部品を係合部により位置決めすることができ、より単純な構造で第1部品に対して、第2および第3の部品を接合することができる。
より好ましくは、前記第1端面または前記第2端面には、前記ろう材を収容する収容孔が形成されている。この態様によれば、第1端面または第2端面に形成された収容孔にろう材を収容した状態で、第1および第2の部品を加熱すれば、第1および第2端面の間に、溶融したろう材を流れ込ませることができる。
さらに好ましくは、前記第1部品は圧粉成形体であり、前記第1部品と前記第2部品の接合時の加熱に合わせて、第1部品を焼結する。この態様によれば、ろう材の溶融を含む接合時の加熱と、第1部品(圧粉成形体)の焼結を同時に行うことができる。
本発明によれば、熱膨張率が異なる金属からなるリング状の第1および第2の部品を接合する際であっても、これらの部品を位置決めしつつ、浮き上がりまたは位置ずれを起こすことなく、ろう付けにより接合することができる。
本発明に係る接合方法に用いる第1〜第3の部品の配置関係を説明するための模式的模式図である。 第1部品の模式的斜視図である。 図1に示す第2部品を下方から見た模式的斜視図である。 図1に示す第3部品を下方から見た模式的斜視図である。 図1に示す第1〜第3の部品を配置した状態の模式的斜視図である。 図5の正面図である。 図6のA−A線矢印端面図であり、接合方法を説明するための図である。
以下の本発明の実施形態に係る部品の接合方法を図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本発明に係る接合方法に用いる第1〜第3の部品の配置関係を説明するための模式的模式図である。図2は、第1部品の模式的斜視図であり、図3は、図1に示す第2部品を下方から見た模式的斜視図であり、図4は、図1に示す第3部品を下方から見た模式的斜視図である。
図5は、図1に示す第1〜第3の部品を配置した状態の模式的斜視図であり、図6は、図5の正面図であり、図7は、図6のA−A線矢印端面図であり、接合方法を説明するための図である。
本実施形態に係る接合方法は、複数の部品を接合する方法であり、具体的には、図1に示す、第1部品10、第2部品20、および第3部品30を接合する方法である。これらの部品はリング形状であり、第1部品10に対して第2部品20および第3部品30がろう材により、軸線Lが一致する(すなわち同じ軸心上となる)ように接合される。本実施形態では、第1部品10および第3部品30は圧粉成形体であり、後述する接合時の熱を利用して焼結されるものである。第2部品20は溶製材である。
〔第1部品10について〕
第1部品10と第3部品30とは、同じ金属粉末から成形された圧粉成形体であり、この圧粉成形体を構成する金属と、第2部品20を構成する金属とは、熱膨張率が異なるものである。第1部品10および第3部品30を構成する金属は、たとえば鉄,銅,ニッケルなどの金属からなる粉末成形体、第2部品20を構成する金属は、たとえば、炭素鋼,ステンレス鋼,合金鋼などの溶鋼からなる。なお、後述するろう材としては、たとえば、銅ろう,ニッケルろうなどを挙げることができる。異なる金属である場合には、両者の線膨張係数は異なるが、粉末成形体と溶鋼とは、密度が異なることから見かけ上の線膨張係数も異なり、ろう付け後の線膨張収縮率も異なる。
図1および図2に示すように、第1部品10は、リング状の部品であり、中空円板状の平板部11と、平板部11から第2部品20側に向かって突出した4つの突出部12とを備えている。また、第1部品10の外周面にはギア歯が形成されている。平板部11の周方向に沿って等間隔に4つの小径貫通孔14と、これらの間に等間隔に4つの大径貫通孔15とが形成されている。
さらに、突出部12の頂面12a、すなわち、後述する第2部品20と対向する第1部品10の端面13(以下「第1端面13」という)の少なくとも一部の面(ろう付け面)において、熱処理時に第2部品20および第3部品30がろう材により接合される。
各突出部12の頂面12aには、径方向Rに沿って外縁部から内側に向かって、第2部品20側に突出した凸部16が形成されており、換言すると、第1端面13には、周方向に等間隔の凸部16が形成されることになる。凸部16は、後述する第2部品20の第2端面23の凹溝26と係合するような断面形状となっている。
〔第2部品20について〕
図1および図3に示すように、第2部品20は、リング状の部品であり、筒状本体部21と、第1部品10と対向する側に、筒状本体部21の周縁から内側に向かって延在した内鍔部22とを備えている。筒状本体部21の周面には、給油口となる貫通孔21aが形成されている。
また、図3に示すように、内鍔部22の表面のうち第1部品10に対向する表面、すなわち、第2部品20の端面23(以下「第2端面23」という)には、径方向Rに沿って内周縁24から外周縁25までに亘り4つ(複数)の凹溝26が形成されている。このようにして、溝部26のそれぞれの端部が、内周縁24と外周縁25に形成される。
さらに、各凹溝26を挟むように、後述するろう材7を収容する収容孔27が形成される。収容孔27は、内鍔部22を貫通して形成されており、第2端面23に形成されている。接合時には、収容孔27に収容されたろう材7が溶融し、第2端面23の一部に流れ込み、第2端面23の少なくとも一部の面(ろう付け面23a)と、第1端面13の少なくとも一部の面(ろう付け面13a)とがろう付けされる(後述する図7参照)。なお、本実施形態では、第2端面23に後述するろう材7を収容する収容孔27を設けたが、例えば、ろう材7を収容する収容孔を第1部品10の第1端面13に設けてもよい。
各凹溝26の溝幅方向の断面は台形状であり、第1部品10の第1端面13の凸部16に係合するような形状となっている。第1部品10の各凸部16を、第2部品20の凹溝26に係合することにより、第1部品10の軸心L1と第2部品20の軸心L2とが一致する(これらの軸心が同一の軸線L上に配置される)。このようにして、第1部品10と第2部品20とを位置決めすることができる。
特に、本実施形態では、凸部16と凹溝26とを係合した状態で、凸部16の頂面16aと凹溝26の底面26aとの間には間隙が形成され、凸部側面16bと凹溝側面26b同士が当接するように、凸部16と凹溝26とが形成されている。このような当接により、凸部16と凹溝26を係合させることにより、第1部品10と第2部品20との周方向における相対的な位置ずれがより確実に防止される。
〔第3部品30について〕
図1および図4に示すように、第3部品30は、第2部品20の筒状本体部21内に収容されるリング状の部品である。第3部品30は、中空円板状の平板部31と、平板部31から第2部品20側に向かって突出した4つの突出部32とを備えている。
第3部品30には、平板部31と各突出部32とを貫通する小径貫通孔34が形成されており、各突出部同士32,32の間に位置する平板部31には、これを貫通する大径貫通孔35が形成されている。このようにして、第3部品30には、周方向に沿って等間隔に4つの小径貫通孔34と、これらの間に等間隔に4つの大径貫通孔35とが形成されることになる。第3部品30の小径貫通孔34の径は、第1部品10の小径貫通孔14の径と略同じ大きさであり、さらに第3部品30の大径貫通孔35の径は、第1部品10の大径貫通孔15の径と略同じ大きさである。
さらに、突出部32の頂面32a、すなわち、後述する第2部品20と対向する第3部品30の端面33(以下「第3端面33」という)の少なくとも一部の面(ろう付け面)において、熱処理時に第1部品10がろう材で接合される。
各突出部32の頂面32aには、径方向Rに沿って第3部品30の外周縁から内側に向かって係合凹部(係合部)36が形成されている。換言すると、第3端面33には、周方向に等間隔の係合凹部36が形成されている。係合凹部36は、上述した第1部品10の第1端面13の凸部16と係合するような断面形状となっている。
第1部品10の各凸部16を、第2部品20の凹溝26に係合するとともに、さらに、第1部品10の各凸部16を、第3部品30の係合凹部36に係合することにより、第1部品10の軸心L1および第2部品20の軸心L2に加え第3部品30の軸心L3も一致する(これらの軸心が同一の軸線Lに配置される)。このようにして、第2部品20が位置決めされた第1部品10に、さらに第3部品30を位置決めすることができる。
また、凸部16と係合凹部36とを係合した状態で、凸部16の頂面16aと係合凹部36の底面36aとの間には間隙が形成されており、凸部側面16bと係合凹部36の側面36b同士は当接する。これにより、凸部16と凹部36を係合させることにより、第1部品10と第3部品30との周方向における相対的な位置ずれは防止される。
さらに、本実施形態では、第2端面23のうち、第1端面13にろう付けされるろう付け面23aと同一平面上に、第3部品30の第3端面33のうち、第1端面13にろう付けされるろう付け面33aが配置される(例えば図7参照)。
〔組立体1および部品の接合方法について〕
上述した第1部品10、第2部品20、第3部品30を図1に示す状態から、図5に示す状態に配置した組み立体1を制作する。具体的には、第1部品10の第1端面13の各凸部16と、第2部品20の各第2端面23とを係合させる。さらに、第1部品10の第1端面13の各凸部16と、第3部品の各第3端面33の係合凹部36とを係合させる。さらに、第2部品20の各収容孔27にろう材7を収容する。
これにより、第1部品10に対して、第2部品20および第3部品30が位置決めされ、図6に示すように、第1部品10の各小径貫通孔14と、第3部品の各小径貫通孔34とからなる通し孔44が形成され、後述する熱処理後、これらの孔径と略同じ径のシャフトをこの通し孔に通すことができる。同様に、第1部品10の各大径貫通孔15と、第3部品の各大径貫通孔35とからなる通し孔45も形成され、後述する熱処理後、これらの孔径と略同じ径を有したシャフトをこの通し孔45に通すことができる。
この位置決めされた状態で、第1部品10、第2部品20および第3部品30とからなる組立体1を加熱することにより、図7に示すように、収容孔27内のろう材7を溶融し、第1部品10の第1端面13のろう付け面13aと、第2部品20の第2端面23のろう付け面23aとの間に、溶融したろう材が流れ込む。
位置決め用に用いた第2部品20の各凹溝26は、図6に示すように、リング状と端面である第2端面23の内周縁24から外周縁25に亘って径方向Rに形成されているので、凹溝26に係合した第1部品の凸部16が、第1部品10および第2部品20の径方向Rの熱膨張を妨げることがない。すなわち、第1部品10に対して、第2部品20は浮き上がりまたは位置ずれを起こすことなく、第1部品10と第2部品20とをろう付けにより接合することができる。これにより、第1部品10と第2部品20の接合位置の精度(同軸精度)を確保することができる。
さらに、図7に示すように、第2部品20の第2端面23のろう付け面23aと、第3端面33のろう付け面33aとを、同一平面上に配置することにより、これらにろう付けされる第1部品10の第1端面13との間に、一度に収容孔27内の溶融したろう材7を流れ込ませることができる。これにより簡単に、第1部品10に対して第2部品20および第3部品30を接合することができる。
さらに、第1部品10の第1端面13に形成された凸部16を、第2部品20の凹溝26に係合させ、第1部品10に対して第2部品20を位置決めし、これらを接合することができる。さらに、第1部品10の凸部16を利用して、第1部品10の凸部16に第3部品30の係合凹部36を係合させ、第1部品10に対して第3部品30をも位置決めし、これらを接合することができる。このようにして、より単純な構造で第1部品10に対して、第2部品20および第3部品30を位置決めし接合することができる。
そして、上述した第1部品10、第2部品20および第3部品30とからなる組立体5を加熱する際に、圧粉成形体からなる第1部品10および第3部品30を焼結し、これらの焼結体とすることができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
本実施形態では、第1部品の第1端面に凸部を形成し、第2部品の第2端面に凹溝を形成したが、第1部品の第1端面に凹溝を形成し、第2部品の第2端面に凸部を形成し、第1部品と第2部品との位置決めを行ってもよい。この場合、第3部品の第3端面には、第1部品の凹溝に係合する係合凸部を形成することになる。さらに、本実施形態では、第2部品の第2端面の一部をろう付け面としたが、第2端面の全てをろう付け面としてもよい。
また、本実施形態では、位置決め用となる4つの凹溝を、第2部品の第2端面に半径方向に沿って形成したが、凹溝の個数は限定されるものではなく、少なくとも2つ以上の凹溝が、異なる線上に形成されていればよく、これにより第1および第2の部品の位置決めが可能となる。
1:組立体,7:ろう材,10:第1部品,11:平板部,12:突出部,12a:頂面,13:第1端面,13a:ろう付け面,14:小径貫通孔,15:大径貫通孔,16:凸部,20:第2部品,21:筒状本体部,21a:貫通孔,22:内鍔部,23:第2端面,23a:ろう付け面,24:内周縁,25:外周縁,26:凹溝,27:収容孔,30:第3部品,31:平板部,32:突出部,33:第3端面,33a:ろう付け面,34:小径貫通孔,35:大径貫通孔,36:係合凹部,44,45:通し孔,L:軸線,L1,L2,L3:軸心,R:径方向

Claims (4)

  1. 金属製のリング状の第1部品の第1端面と、該第1部品と熱膨張率が異なる金属からなるリング状の第2部品の第2端面と、の少なくとも一部の面同士をろう付けすることにより、前記第1部品と前記第2部品とを接合する部品の接合方法であって、
    前記第1端面および前記第2端面のうち一方の端面には、径方向に沿って内周縁から外周縁まで複数の凹溝が形成されており、
    前記第1端面および前記第2端面のうち他方の端面には、前記各凹溝に係合する凸部が形成されており、
    前記接合方法は、前記一方の端面の凹溝と前記他方の端面の凸部とを係合させた状態で、何れか一方の端面にろう材を配置し、
    前記第1部品と前記第2部品とを加熱することにより、前記ろう材を溶融し、前記第1部品と前記第2部品とを接合するものであり、
    前記接合方法は、前記第1部品と前記第2部品とを接合するとともに、前記第1部品の第1端面と、金属製のリング状の第3部品の第3端面と、の少なくとも一部の面同士をろう付けすることにより、前記第1部品と前記第3部品とをさらに接合するものであり、
    前記第1部品に、前記第2および第3部品を接合する際に、前記第2端面のうち、前記第1端面にろう付けされるろう付け面と同一平面上に、前記第3部品の第3端面のうち、前記第1端面にろう付けされるろう付け面を配置し、
    前記ろう材を溶融することにより、前記第1部品に、前記第2および第3部品を接合することを特徴とする部品の接合方法。
  2. 前記第3部品は、前記第1部品と同じ金属からなり、
    前記第3部品の端面には、前記第1端面に形成された前記凹溝または前記凸部と係合する係合部が形成されていることを特徴とする請求項に記載の部品の接合方法。
  3. 前記第1端面または前記第2端面には、前記ろう材を収容する収容孔が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の部品の接合方法。
  4. 前記第1部品は圧粉成形体であり、前記第1部品と前記第2部品の接合時の加熱に合わせて、第1部品を焼結することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の部品の接合方法。
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